FIA、「ハロー・システム導入はドライバーのため」
Redbull Halo (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は、今シーズンからの導入が決まったF1の『ハロー(頭部保護装置)』について、ドライバーから異論が聞かれていることについて不快感を示した。
ハロー・システムはオープン・ホィールであるF1において、万一のアクシデントの際にドライバーの頭部を守ろうというものだが、これまでルックスや重量増加、コクピット出入りの問題や最近ではスパのオー・ルージュなどでの視界の問題など異論続きとなっている。
これについてFIAのジャン・トッド会長は、「いいかい、F1のコクピットに安全装備が必要だと要求したのはそもそもドライバーのほうだったんだからね。
2015年、私は当時のGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)幹部だったバトンやベッテル、そしてブルツらの署名入りの要望書を受け取ったんだ。
われわれはそれを受けてこうして開発を進めてきたのに、今になってドライバーのほうから不平を聞かされるのは納得できないことだ。
ハローを導入しなかったら、それはわれわれの怠慢。
こっちはきちんと約束を果たしたのに、要望したほうはもうそれを忘れてしまっている。
それがいまの実情だよ」と、この間の背景を説明した。
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