D.ツェッチェ会長(ダイムラー)、「メルセデスの圧勝は望まず」
Dieter Zetsche (C)Mercedes Motorsport
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2014年シーズンのレギュレーション変更以来、実に4年連続でF1コンストラクターズ・タイトルとドライバーズ・タイトルを独占し続けるメルセデスAMGチームだが、同チームの母体であるダイムラー社のディーター・ツェッチェ会長は、こうした現況に慎重な姿勢をみせている。
「懸命にF1に取り組んできたわれわれが、成功という報酬を受け取っていることには満足している。
しかしF1がスポーツであることを考えた場合、一つのチームが圧勝し続けるというのは決して望ましい姿ではない。
F1がほんとうに魅力あるスポーツであるためには、僅差で勝利者が産まれるというのが望ましいというものだ。
最終戦に1ポイントの差で勝者が決まるのなら、まさに理想的だろう。
そのためには全チームがまったく新しいマシンを導入するようなレギュレーションの導入と、強力なライバルの出現を期待したいものだ」と、余裕の発言。
そんなメルセデスに泣き言を言わせるようなチームが今後も現れなければ、また参加チーム数の減少によるF1の衰退を招きかねないだろう。
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