Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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12日(日)現地時間午後2時(日本時間:翌1時)から、インテルラゴス・サーキットを舞台に71ラップに渡るブラジルGP決勝レースが行われた。
レース開始時の天候は晴れ、気温28度ながら路面温度は60度まで上昇、湿度は22%で路面はドライコンディション、レース終了まで雨の心配はないと報告されている。
今回ピレリはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフト3種類のタイヤを投入している。
なお最後尾グリッドのハミルトン(メルセデス)はパワーユニットやギヤボックスを交換、ピットレーンスタートを選択して追い上げを図る戦略を採っている。
スタートでベッテル(フェラーリ)が先頭に。
しかしオープニングラップでまずリカルド(レッドブル)らが接触・後退、さらにオコン(フォース・インディア)とグロージャン(ハース)が接触、バンドーン(マクラーレン)もストップ、早くもセーフティカーが導入された。
オコンとマグヌッセン、バンドーンがリタイヤ、オコンの連続完走記録がここで途絶えた。
他車のピットインもありハミルトンはこの時点で一気に20位から14位まで挽回。
6周目にレース再開。
ハミルトンが着実に順位を上げ早くもポイント圏内に入る。
23周目、オープニングラップでの事故についてグロージャン(ハース)に対し10秒のタイム・ペナルティが通告された。
30周目に掛けて上位陣がタイヤ交換に入ると新品のソフトタイヤでスタートしているハミルトンが見かけ上トップに立つことに。
42周目、ハートリー(トロ・ロッソ)がマシントラブルでピットガレージに戻ってリタイヤ。
69勝目、ストロール(ウィリアムズ)の左前タイヤを損傷させてピットイン。
ハミルトンは3位のライコネンに肉薄したがオーバーテイクはならず、表彰台までは届かなかった。
優勝はベッテル(フェラーリ)でハンガリーGP以来となる今季5勝目、自身通算47回目の優勝、フィニッシュ後はひさしぶりのドーナツターンで勝利の余韻を楽しんだ。
2位2.762秒差でボタス(メルセデス)、3位終盤ハミルトンの猛追を退けたライコネン(フェラーリ)、4位ピットスタートから追い上げたハミルトン(メルセデス)でライコネンとは0.868秒差、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位リカルド(レッドブル)、7位これが最後のホームグランプリとなったマッサ(ウィリアムズ)、8位は連続入賞となったアロンソ(マクラーレン)、9位にペレス(フォース・インディア)、10位がヒュルケンバーグ(ルノー)でここまでがポイント獲得。
マッサとアロンソとの差は0.481秒、アロンソとペレスとは実に0.137秒という僅差のゴールだった。
以下、11位サインツ(ルノー)、12位ガスリー(トロ・ロッソ)、13位エリクソン(ザウバー)、14位ウェーレイン(ザウバー)、15位グロージャン(ハース)、16位ストロール(ウィリアムズ)。
アゼルバイジャンGPでの3位入賞でチームメイトのマッサを凌駕していたストロールだったが、今回のレースで逆転の憂き目に。
リタイヤはハートリー(トロ・ロッソ)、オコン(フォース・インディア)、マグヌッセン(ハース)、そしてバンドーン(マクラーレン)の4台だった。
ブラジルGP決勝レースの結果はこちら。
ブラジルGPの画像はこちら。
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