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2017年11月

2017/11/30

ロバート・クビサ、好タイム記録もウィリアムズ・チームは沈黙

 Robert Kubica
今回のアブダビ合同テストで最も注目を集めたのは、間違いなくF1復帰が噂されるロバート・クビサ(32歳:ポーランド)だったろう。

テスト初日はまだアタックしていないということでレースドライバーであるランス・ストロールの後塵を拝したクビサだったが、チームの説明通りテスト2日目には大幅にタイムアップ、同じくテスト参加のセルゲイ・シロトキンばかりか前日ストロールが記録したタイムをも上回ってみせた。
これはこの日の14台中、7番手になるもの。

しかしこれについてウィリアムズ・チームのテストを指揮したパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターはその評価や来季ドライバーの選定については沈黙。
「すべての情報が整った上で結論は出される」と、慎重な姿勢を崩さなかった。

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『アルファロメオ』、来季からザウバーの冠スポンサーに

 Alfa Romeo F1

フェラーリ製パワーユニットを搭載し、年々同チームとの関係を深めているザウバー・チームは、2018年からフィアット/クライスラー・グループの一員である『アルファロメオ』との間でタイトル・スポンサーとして新たな商業的パートナーシップを結んだことを明らかにした。

これにより型遅れだったフェラーリ・エンジンも最新仕様のものに更新、さらに同チームの2018年マシン『C37』(仮称)はアルファロメオのロゴを付けて戦うことになる。

これについて同グループのセルジオ・マルキオンネ会長は「ザウバーとのこの契約は、30年以上ぶりにF1に復帰を果たす『アルファロメオ・ブランド』を再構築する重要な一歩となる。
モーターレーシングの歴史を支えてきた著名なブランドはパートナーであるザウバーの豊富な経験と共に技術的・戦略的なノーハウを共有することで恩恵を受けるだろう」と述べた。

名門ブランドのアルファロメオは近代F1の黎明期である1950年にコンストラクターとしてF1に参戦したが、オゼーラに搭載されて戦った1987年を最後にF1からは遠ざかっていた。

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アブダビ合同テストタイム(11/29)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ベッテル GER Ferrari 1'37.551 118
2 V.ボタス FIN Mercedes 1'38.490 141
3 M.フェルスタッペン HOL Redbull TAG Heuer 1'38.736 132
4 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'38.818 52
5 E.オコン FRA Force India Mercedes 1'39.148 72
6 C.サインツ ESP Toro Rosso Renault 1'39.444 109
7 R.クビサ POL Williams Mercedes 1'39.485 28
8 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'39.782 105
9 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'39.810 124
10 S.シロトキン RUS Williams Mercedes 1'39.947 86
11 C.ルクレール MON Sauber Ferrari 1'40.666 149
12 L.ノリス GBR McLaren Honda 1'41.714 118
13 B.ハートリー NZL Toro Rosso Renault 1'43.345 61
14 P.ガスリー FRA Toro Rosso Renault 1'44.827 63

   * 2017 PP-Time:1'36.231 V.ボタス Mercedes
   * 2017 Test-Time:1'37.768 K.ライコネン Ferrari
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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福住仁嶺、F1参戦に向け来季『F2シリーズ』に挑戦へ

福住 仁嶺 (C)GP3 Media
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今季『GP3シリーズ』にフル参戦した福住仁嶺(20歳)が、2018年シーズンはF1傘下の『F2シリーズ』(旧GP2)にステップアップすることになりそうだ。
これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じたもので、チームは『アーデン・インターナショナル』になると報じられている。

ホンダのジュニア育成ドライバーの一員である福住は今季のF2全16戦中、第1戦のバルセロナと第11戦のモンツァで優勝、すでにフォース・インディアからF1フリー走行に参加しているジョージ・ラッセル、そしてジャック・エイトケンに続くランキング3位でシリーズを終えた。

また福住はF1参戦に向け必要なスーパーライセンスのためのポイント40点中21ポイントをすでに獲得していることから、来季参戦予定の『F2シリーズ』をランキング5位以上で終えればF1参戦に向け大きく前進することになる。

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2017/11/29

ハミルトン(メルセデス)、ピレリの新タイヤに好印象

Pirelli 2018 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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アブダビGP終了後のヤス・マリーナ・サーキットで行われたタイヤテストに参加した今季のチャンピオン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、ピレリが新しく開発した『ハイパーソフトタイヤ』(仮称)に好印象を持ったことを明らかにした。

「ピレリが用意した2018年仕様のタイヤはまだ全体に固いような気がする。
でも今回初めて試したハイパーソフトはいいね。
僕の印象ではこれまでのピレリの中で最もお気に入りだよ」と、高評価。

これまではパープルのウルトラソフトが最も柔らかいタイヤだったが、ピンクのハイパーソフトはこれよりさらに柔らかいものとなる。

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クビサ(ウィリアムズ)、パフォーマンス評価はテスト2日目に

Williams Motorhome (C)Williams F1
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28日(火)、アブダビGP終了後のヤス・マリーナ・サーキットで行われた合同テストでは、本来のタイヤ評価という目的とは別に大きな注目を集めたものがあった。
それはウィリアムズ・チームで起用されたロバート・クビサ(32歳:ポーランド)の走り。
F1復帰が濃厚と伝えらるクビサにとって、今回のウィリアムズ・テストはその夢が実現できるかどうかの大きな試金石になるものとみられるからだ。

ただ結果だけからみればこの日のクビサはトータル100ラップを周回してベストタイムが12台中10番手となる1'41.296。
もちろん条件はまったく異なるものの、このタイムはアブダビGP公式予選に当てはめると最下位のハートリー(トロ・ロッソ)をも下回るものだった。

しかしこれについてウィリアムズ・チームでは、初日のテストはプログラムに則ったものでクビサには2日目の午後にもテスト参加が予定されていて、タイムアタックはその時に行われるということだ。

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アブダビ合同テストタイム(11/28)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Ferrari 1'37.768 99
2 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'38.066 109
3 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'38.551 136
4 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'39.270 137
5 L.ストロール CAN Williams Mercedes 1'39.580 28
6 F.アロンソ ESP McLaren Honda 1'39.762 115
7 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'39.803 85
8 N.マゼピン RUS Force India Mercedes 1'39.959 90
9 R.クビサ POL Williams Mercedes 1'41.296 100
10 S.ゲラエル IDN Toro Rosso Renault 1'41.428 117
11 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'41.681 97
12 O.ターベイ GBR McLaren Honda 1'41.941 105

   * 2017 PP-Time:1'36.231 V.ボタス Mercedes
   * 2015 Test-Time:1'44.103 S.バンドーン McLaren Honda
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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ドラマが起きなかったヤス・マリーナ・サーキットに不評の声

Abu Dhabi GP Scene C)Ferrari S.p.A
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シーズンを締め括る一戦として期待されたアブダビGPだったが、結果的に表彰台の顔ぶれは予選結果と同じ。
つまりレース中オーバーテイクや大きな波乱が起きない展開で終わったことになる。

これについて予選4-6位から上位を喰うべくチャレンジしたレッドブルのヘルムート・マルコ博士は、「自分が知る限り最もつまらないサーキットの一つ」と、見せ場の少なかったアブダビGPを酷評した。

「レースではおそらくハミルトンのほうがボタスより速かったし、またフェルスタッペンもライコネンよりも速かった。
しかし彼らはこのコースでは前車に近づくのが精一杯で、オーバーテイクなど実現しなかった訳だ。
もしまたここでグランプリをやるというのなら、間違いなくコースレイアウトを再考する必要がある。
ここはつまらないよ」と、レッドブル・グループのアドバイザー。

しかしこのサーキットをデザインしたヘルマン・ティルケ氏はこうした指摘に、「改善にはいつでも話に乗るが、今回オーバーテイクがなかったのはコースのせいでなくマシンのせい」と涼しい顔だ。

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2017/11/28

『ペトロブラス』、来季マクラーレンとスポンサー契約か

Petrobras (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームへのスポンサー契約を結んで支援を続けて来た大手石油企業である『ペトロブラス』社が、今季限りで同チームとの契約を終了、2018年からはマクラーレン・チームと契約するのでは、との報道がブラジルの通信社『UOL』によって伝えられた。

本来ブラジルの国営企業である同社は、フェリッペ・マッサとの関係もあってウィリアムズ・チームへの支援を続けて来たとされるが、マッサの今季限りでのF1撤退に伴い、契約を終了させるものとみられる。
ただ同チームが供給を受けるメルセデス製パワーユニットは、実際には本家メルセデスAMGチームと同様『ペトロナス』の燃料や潤滑油を使用していて『ペトロブラス』はバッジだけだったと理解されている。
一方マクラーレンは長く『エクソンモービル』と関係が深かったが、同社は今年初めにルノー・チームへと変更、マクラーレンは入れ替わる形で『BP』を使用している。

現代のF1エンジンはその出力や冷却等の面で燃料メーカーとは密接な関係が要求されている。

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メルセデスのバリテリ・ボッタス、予測通りのウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略で2017シーズン最終戦を制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2017 アブダビグランプリ決勝
・摩耗とデグラデーションは非常に低く、ウィリアムズのランス・ストロール以外は1ストップ戦略を採用
・グランプリ後の火曜と水曜に実施される2日間テストにて、各チームはピレリの2018年型タイヤを初めて試す

2017年11月26日、ヤス・マリーナ
2017シーズンは、メルセデスのバルテリ・ボッタスによるポールトゥーウィンで幕を閉じました。ボッタスは、予測通りのウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略を使用しました。
滑らかな路面のヤス・マリーナ・サーキットで行われた、路面温度が徐々に低下するナイトレースでは、摩耗とデグラデーションの低さがあらためて確認され、大半のドライバーがボッタスと同じ戦略を採用しました。
スタート時にスーパーソフトを装着したドライバーは3名のみでした。また、ウィリアムズのランス・ストロールのみが1ストップ以外の戦略(3ストップ)を使用しました。
ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「ボッタスが1ストップ戦略でポールトゥーウィンを飾った今シーズン最終戦は、波乱無く終了しました。我々が予測した通り、ピットストップのウィンドウは幅広くなりました。アンダーカットによってポジションアップを試みるチームも見られましたが、結局、その戦略は功を奏しませんでした。これから我々は2018年シーズンへと目を向けます。ドライバーたちはアブダビに残り、火曜日に初めて新型のタイヤレンジでテストを行う予定です。このトラックには、より軟らかいコンパウンドが合うと思いますので、新型ハイパーソフトでの走行結果が楽しみです。また、今回のテスト結果は、ハイパーソフトを選択する来シーズンのレースについての、最初の参考資料となります」
ピレリジャパン・プレスリリース

20171128
Truthometer:
バルテリ・ボッタスは、1ストップ戦略を採り、21周目にウルトラソフトからスーパーソフトへ交換するピットストップを行いました。上位13名のドライバーが同様の戦略を採用しました。

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ハミルトン(メルセデス)、王者決定後のモチベーション低下認める

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今シーズンの第18戦メキシコGPで自身通算4度目となるタイトル獲得を決めたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、その後の2戦はマシンの事情もあったとはいえ、ポールポジションも優勝もなくそれまでの勢いと比較すると調子を落とした感は否めなかった。
これについてアブダビGP終了後に聞かれたハミルトンは、次のようにその背景を説明している。

「僕自身はもちろん手を抜いたりすることなく最後まで全力で戦ったつもりだけど、結果的にはそうしたことを言われるのも仕方ないかな、とは思う。
でもメンタルの面から言うと、こうした状況でそれまでと変わらず、というのはなかなか難しいことなんだよ。
チャンピオンを決めた途端、いろいろ周囲の状況も変わってしまうからね。
たとえばチームや関係者だけでなく、サポートしてくれた企業なんかの祝賀パーティなんていったいくつ続いたと思う。
こういうのは明らかにそれまでのレース終了後とは異なるものだからね」

ちなみにその前にタイトル獲得を果たした2015年は、あと3レースを残していたが、やはりこの時も一度のポールポジションも優勝もなくシーズンを終えていた。

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F1新ロゴ、ドライバーから思わぬ不評

F1 Newlogo Sample (C)Liberty Media Group

F1 Oldlogo Sample (C)FIA

FIA(国際自動車連盟)はF1の新オーナーがリバティ・メディアに代わったことを機に、2018年シーズンから使用する新しいF1ロゴを発表したが、ドライバーからは思わぬ不評の声が聞かれている。

今シーズン、F1タイトルを争ったライバルどうしのハミルトン(メルセデス)とベッテル(フェラーリ)らは、いずれも「これまでのロゴのほうがいいい」と声を揃えここでは『共闘』の構えをみせた。

ただこうした動きについて当のリバティ・メディアでは、「新しいものはいつでも始めに反発がある。やがて馴染むもの」と、楽観的だ。

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2017/11/27

『危険なリリース』でルノー・チームに罰金

Carlos Sainz (C)Renault Sport F1
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アブダビGPのレーススチュワード(競技委員)は26日(日)行われた決勝レース中、ピットアウトしたルノー・チームのカルロス・サインツのマシンが左フロントタイヤの締め付け不良でストップしたことを受け、同チームに対し『危険なリリース』として罰金5千ユーロ(約66万5千円)を科したことを明らかにした。

幸いサインツは安全なランオフエリアにマシンを移動させて停めたため、大事に至ることはなかったが、ピットレーンの特性上もし狭いトンネル部分に止まった場合にはレース結果にまで影響を及ばしかねないケースだった。

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ヒュルケンバーグ(ルノー)にペナルティ・ポイント

FIA
アブダビGPのレーススチュワード(競技委員)は26日(日)行われた決勝レースで、12コーナーにおいてコースオフしたニコ・ヒュルケンバーグ(ルノー)がコースに復帰した際、ペレス(フォース・インディア)を結果的にオーバーテイクして利益を得たとしてペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。

ドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティポイントは12か月有効。
ヒュルケンバーグはこれにより通算5点ということになった。
累積で12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため、次のレースに出場できないことになる。

ヒュルケンバーグにはレース中すでに5秒のタイムペナルティが科せられている。
なおヒュルケンバーグとペレスとは昨シーズンまで同じチームメイトだった。

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FIA(国際自動車連盟)、F1新ロゴを表彰台で発表

F1 Newlogo Sample (C)Liberty Media Group

FIA(国際自動車連盟)は、かねて検討してきたF1の新ロゴについて、今季最終戦アブダビGPの表彰台で発表した。

新ロゴは事前に噂になっていた通りのものだったが、これまでの白黒のものから鮮やかな赤い文字となっている。

新オーナーであるリバティ・メディアは、これを機に来シーズンからF1新時代に向けてて改革を進めていくという。

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2017/11/26

アブダビGPはボタス(メルセデス)が2度目のポールTOウィン

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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26日(日)現地時間午後5時(日本時間:午後10時)から、ヤス・マリーナ・サーキットを舞台に55ラップに渡るアブダビGP決勝レースが行われた。
レース開始時の天候は晴れ、気温25度、路面温度32度、湿度は48%で路面はドライコンディション、レース終了まで雨の心配はないと報告されている。
今回のレースにピレリはイエローのソフト、レッドのスーパーソフト、そしてパープルのウルトラソフト3種類のタイヤを投入している。

スタートで大きなポジションの変更はなし。
オープニングラップでマグヌッセン(ハース))が単独でコースオフ。
またヒュルケンバーグ(ルノー)がコーナーをカットして順位を得たとして5秒のタイム・ペナルティが科せられた。
21周目、4位を走行していたリカルド(レッドブル)がハイドロリック系のトラブルでコースサイドにストップ、リタイヤ第1号となった。
32周目、今度はピットアウト直後のサインツ(ルノー)が左フロントタイヤの緩みで痛恨のストップ。

終盤ハミルトン(メルセデス)から猛烈な追い上げを受けたものの、最後はファステストラップタイムを連発して逃げ切り、バルテリ・ボタス(メルセデス)が自身通算3勝目、そしてハンガリーGP以来のポールTOウィンを飾った。
2位ハミルトン、3位ベッテル(フェラーリ)、4位ライコネン(フェラーリ)、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位ヒュルケンバーグ(ルノー)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位オコン(フォース・インディア)、9位アロンソ(マクラーレン)、そし10位マッサ(ウィリアムズ)までが入賞。

以下11位グロージャン(ハース)、12位バンドーン(マクラーレン)、13位マグヌッセン(ハース)、14位ウェーレイン(ザウバー)、15位ハートリー(トロ・ロッソ)、16位ガスリー(トロ・ロッソ)、17位エリクソン(ザウバー)、18位ストロール(ウィリアムズ)。
リタイヤはサインツ(ルノー)とリカルド(レッドブル)の2台だった。

アブダビGP決勝レースの結果はこちら
アブダビGPの画像はこちら

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PP獲得ボタス(メルセデス)、「肝心なのは明日」

Mrcedes Duo (C)Mercedes Motorsport
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前戦ブラジルGPに続くポールポジション獲得により、今シーズンだけで自身通算4回となる快挙を遂げたメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタス(28歳:フィンランド)は、次のようにこの予選を振り返った。

「会心の予選だったよ、素晴らしかった。
でもこれは僕のキャリア全体でやっと4回目のポールだから、まだまだだよ。
僕より経験ある予選の巧者たちをたくさん倒さなければならなかったからね。
変更したセットアップがうまくいったので、フリー走行の時よりずっと挙動が安定していて走りやすかったんだ。
でもやっと予選が終わっただけ、グランプリはこれで終わりじゃないからね。
ほんとうに喜ぶのは明日真っ先にチェッカーフラッグを潜ってからだ」

すでに来季残留が決まってはいるものの、この最終戦でしっかり結果を出して気持ちよくオフに臨みたいところだ。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、最後の予選結果に「タフな一日になった」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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このところQ3進出を重ねるなど調子を上げていたマクラーレン・ホンダだったが、両者の3年間に渡るパートナーシップ最後の予選となった昨日はアロンソ&バンドーン、いずれもQ2で敗退というほろ苦いものとなった。

これについてホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は次のように語っている。

「正直言って、今日の予選はチームにとってタフな一日になった。
午前のセッションでは、昨日からさらにマシンのセットアップを進め、両ドライバーともに良い感触を得ながら予選に臨んだが、予選では僅差の戦いの中で11番手と13番手となり2台揃ってQ3進出を逃すという厳しい結果になってしまった。

明日はいよいよマクラーレン・ホンダにとって最後のレース。
Q2で敗退となった今日の予選結果は残念なものだったが、レースはニュータイヤを装着した上でポイント獲得が十分に可能なポジションからのスタートになる
パワーユニットとしてはここ数戦安定したパフォーマンスをみせられているので、明日もこの状態を維持し、最後にポイント獲得を果たせればと期待している。
チームとしていま出せるすべての力を出しきった上で、いいフィナーレを迎えたいと思っている」

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アブダビGPのスターティンググリッドは変更なし

アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は26日(日)行われる決勝レースのスターティンググリッドについて、スクーデリア・トロ・ロッソのブレンドン・ハートリーのみ9基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)投入によりグリッド10番降格のペナルティとなることを明らかにした。

ただしハートリーはこれを見越して公式予選では自ら20番手に甘んじていて、結果的に今回のスターティンググリッドは珍しく予選結果と合致することとなった。

1. ボタス(メルセデス)
2. ハミルトン(メルセデス)
3. ベッテル(フェラーリ)
4. リカルド(レッドブル)
5. ライコネン(フェラーリ)
6. フェルスタッペン(レッドブル)
7. ヒュルケンバーグ(ルノー)
8. ペレス(フォース・インディア)
9. オコン(フォース・インディア)
10. マッサ(ウィリアムズ)
11. アロンソ(マクラーレン)
12. サインツ(ルノー)
13. バンドーン(マクラーレン)
14.マグヌッセン(ハース)
15. ストロール(ウィリアムズ)
16. グロージャン(ハース)
17. ガスリー(トロ・ロッソ)
18. ウェーレイン(ザウバー)
19. エリクソン(ザウバー)
20. ハートリー(トロ・ロッソ) *

* 印はペナルティを受けたドライバー

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アロンソ(マクラーレン)、ルマン以外へのレース参戦にも意欲

Fernando Alonso (C)Toyota Motorsports
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来年のルマン24時間レース参戦を念頭に、すでに最新仕様の『トヨタTS050』でのテストを済ませたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だが、噂される通りF1とバッティングしない範囲でのWEC(世界耐久選手権)レース参戦に自身が意欲をみせていることがわかった。

これは英『BBCスポーツ』が報じたもので、すでにスパフランコルシャン、シルバーストーン、そして上海の各レース参戦が俎上に上がっているとのことだ。

トヨタのライバルだったアウディ・チームはすでに撤退、今季激しく争ったポルシェ・チームも今季限りとみられることから、来年のルマン24時間レースに参戦が見込まれるLMP1マシンはトヨタだけと目される。
そのため世界三大レース三大レース制覇を目指すアロンソにとって、トヨタ・チームからの参戦は最大のチャンスということになりそうだ。

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2017/11/25

アブダビGP予選、ボタス(メルセデス)が2戦連続のポール獲得

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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25日(土)、ヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今シーズン最後となるアブダビGP予選最終ピリオドが行われた。
引き続き路面はドライコンディション、Q3セッション開始時の気温は24度、路面温度29度、湿度50%と報告された。

ポールポジションは最初のアタックでのベストタイム1'36.231を守り切ったメルセデスAMGのバルテリ・ボタス。
ボタスのポールは前戦ブラジルに続くもので自身通算4回目となるもの。
2番手は0.172秒差のハミルトン(メルセデス)でここ3戦ポールを逃がすことなった。
3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手大健闘ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手オコン(フォース・インディア)、そして10番手マッサ(ウィリアムズ)というトップ10になった。

今年最後のレースは明日26日(日)午後5時(日本時間:午後10時)から55周で行われる。

アブダビGP公式予選の結果はこちら
アブダビGPの画像はこちら

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アブダビGP予選Q2、マクラーレン・ホンダ勢力尽く

引き続きアブダビGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

今度はハミルトン(メルセデス)が最速タイムを奪い返し、最上位に。
ベストタイムは1'36.742、これに0.080秒差で2番手ボタス(メルセデス)、以下3番手ベッテル(フェラーリ)でこちは0.292秒差、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手オコン(フォース・インディア)、10番手マッサ(ウィリアムズ)でここまでがQ3進出を果たした。

ここで敗退となったのはアロンソ(マクラーレン)、サインツ(ルノー)、バンドーン(マクラーレン)、マグヌッセン(ハース)、そしてストロール(ウィリアムズ)の5台となった。

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アブダビGP予選Q1、ボタス(メルセデス)がトップタイム

25日(土)、ヤス・マリーナ・サーキットを舞台にアブダビGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
なおセッション開始時の天候は晴れ、路面はドライで気温24度、路面温度31度、湿度48%、引き続き雨の心配はないと報告されている。

タイヤは全車最初からウルトラソフトでのアタックに。
同じタイヤで複数回のアタックが行われている。
ここでトップとなったのはボタス(メルセデス)で1'387.356のベストタイム。
2番手はハミルトン(メルセデス)で0.035秒差、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手バンドーン(マクラーレン)、10番手ヒュルケンバーグ(ルノー)の順。

アロンソ(マクラーレン)は12番手。
ここで敗退となったのはグロージャン(ハース)、ガスリー(トロ・ロッソ)、ウェーレイン(ザウバー)、エリクソン(ザウバー)、そしてハートリー(トロ・ロッソ)の5台となった。
なおハートリーはすでに予選グリッド10番降格のペナルティが決まっている。

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アブダビGPフリー3回目、ここでもハミルトン(メルセデス)最速

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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25日(土)、公式予選を前にヤス・マリーナ・サーキットを舞台にF1最終戦アブダビGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
開始時の天候は晴れ、路面はドライ、気温25度、路面温度43度、湿度45%で、このセッション中の雨の心配はないとしている。

大きな出来事はなく予選前最後のフリー走行は終了。
ここでもトップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'37.627をマーク。
2番手は0.273秒差で僚友ボタス(メルセデス)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手アロンソ(マクラーレン)、8番手バンドーン(マクラーレン)、9番手サインツ(ルノー)、そして10番手がペレス(フォース・インディア)。
上位8番手までみごとに4チーム8人がグリッドを並べた形となった。

この後注目の公式予選が行われる。

アブダビGPフリー走行3回目の結果はこちら
アブダビGPの画像はこちら

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ハートリー(トロ・ロッソ)、ピットレーン速度違反で罰金

FIA

アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのブレンドン・ハートリーにフリー走行1回目セッションでピットレーン速度違反があったとしてチームに300ユーロ(約4万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによればハートリーは制限速度80キロのところ82.7キロで走行したとのこと。
コンポーネンツ交換でグリッド5番降格のペナルティも受けているハートリー(トロ・ロッソ)としては散々な初日となった。

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ハートリー(トロ・ロッソ)再び10番グリッド降格ペナルティ

FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのブレンドン・ハートリーがフリー走行1回目セッションでシーズン9基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)を投入したとして、規定により予選グリッド10番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

ハートリーは前戦ブラジルGPでも8基目のMGU-H投入で今回と同じく10グリッド降格のペナルティを受けている。

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マッサ(ウィリアムズ)、F1ラストレースに特製ヘルメット

Felipe Massa (C)Williams F1
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このアブダビGPが2002年から続けて来たF1最後のレースとなるウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)は、これに合わせスペシャルなカラーリングを施した特製ヘルメットを装着して臨むこと明らかにした。

ペイントを担当した『ジェンズ・ムンサー・デザインズ』によれば、全体をブラジル国旗のイメージでデザインし、塗料は映える高級メタリックを使用、また後部には『Thank you! love you all! 2002-2017 F1』とのマッサによるファンへのメッセージが描かれているとのこと。

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FIA、『F1新ロゴ』をアブダビGP終了後に発表へ

F1 Newlogo Sample (C)Liberty Media Group

FIA(国際自動車連盟)は、かねて検討してきたF1の新ロゴについて、今季最終戦である今週のアブダビGP終了後に正式発表する予定であることを明らかにした。

現在のロゴはバーニー・エクレストン氏がFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)を率いてきた時代の物であることから、F1の新オーナーとなったリバティ・メディアはここれを一新したい考え。

すでに3種類のロゴ・デザインが商標登録された上で候補とされているが、パドックでは上記のものが最有力と目されているようだ。

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アブダビGPフリー2回目はハミルトン(メルセデス)が巻き返す

Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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24日(金)、引き続きヤス・マリーナ・サーキットを舞台にF1最終戦アブダビGPフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の路面はドライ、気温25度、路面温度32度、湿度63%で、引き続き雨の心配はないとしている。

マシンの準備に時間が掛かったマッサ(ウィリアムズ)を除いて一通りコースイン。
最初の走行で早くも本命ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録、これに午前出遅れたリカルド(レッドブル)が続いた。
その後、各車決勝レースを見据えたロングランに挑んだが、グロージャン(ハース)が電気系のトラブルに見舞われるシーンがみられた。

結局このセッションではハミルトン(メルセデス)が1'37.877のタイムでトップに。
これに0.149秒差でベッテル(フェラーリ)が続いた。
以下、3番手にリカルド(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手オコン(フォース・インディア)、9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手アロンソ(マクラーレン)となった。
なおバンドーン(マクラーレン)は12番手だった。

アブダビGPフリー走行2回目の結果はこちら
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2017/11/24

アブダビGPフリー1回目、ベッテル(フェラーリ)が最速タイム

Yas Marina Circuit (C)Pirelli Motorsport
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24日(金)、ヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今季F1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の路面はドライ、気温27度、路面温度42度、湿度46%と報告されている。
今回ピレリはイエローのソフト、レッドのスーパーソフト、そしてパープルのウルトラソフト3種類のタイヤを投入している。
このセッションではフォース・インディアがオコンに代えてジョージ・ラッセル(19歳:イギリス)が、ハースF1チームではマグヌッセンに代えてアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)を起用している。

トワイライト・レースとして本番レースが午後5時(日本時間:午後10時)からスタートすることを考慮すると、条件が異なる午後1時(日本時間:午後6時)開始というこのフリー走行1回目のタイムはあまり参考にならないとしても、興味を引くラインナップとなった。
それは、これがラストレースとなるマクラーレン・ホンダ勢が揃って意地の7-8番手と健闘したことだ。

今回トップタイムを記録したのはフェラーリのベッテルで1'39.006のベストタイム。
これに0.120秒の差でハミルトン(メルセデス)が続いた。
3番手はフェルスタッペン(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手ペレス(フォース・インディア)、7番手アロンソ(マクラーレン)、8番手バンドーン(マクラーレン)、9番手これまた今回がラストレースのマッサ(ウィリアムズ)、そして10番手がリカルド(レッドブル)。
なおラッセル(フォース・インディア)は11番手、ジョビナッツィ(ハース)は18番手だった。
このあとフリー走行2回目セッションは午後5時(日本時間:午後10時)から行われる。

アブダビGPフリー走行1回目の結果はこちら
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アブダビGPの週末は3日間とも雨の心配なし

今週末行われるF1今季最終戦アブダビGPの開催地ヤス・マリーナ・サーキット地方の天気について、地元気象台はフリー走行が行われる金曜日・公式予選の土曜日、さらに決勝レースが行われる日曜日の3日間、いずれも雨の心配はないとしている。
今年も完全なドライコンディションでシーズンが締め括られそうだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
11月24日(金) フリー走行 晴れ時々曇り 20- 29度 54%
11月25日(土) 公式予選 晴れ 18- 27度 49%
11月26日(日) 決勝レース 晴れ 17- 28度 53%

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ジャン・トッド氏、無投票でFIA会長再選へ

Jean Todt (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)の会長選挙は来月8日の総会で行われるが、このほど締め切られた立候補受け付けに現会長であるジャン・トッド氏(71歳:フランス)以外に届け出がなかったことがわかった。
これによりトッド氏が無投票で再選されることが確実になった。

元F1フェラーリ・チームの監督だったトッド氏は2009年にそれまでバーニー・エクレストン氏と共に長くF1を支配してきたマックス・モズレー会長の後を受けて就任。
すでに2期8年を務めているが、FIAの規約では最長3期12年までとされているため、規約変更がない限りこれが最後のお役目ということになる。

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ランド・ノリス(マクラーレン)、F2アブダビ戦に出走

Land Noris (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは同チームの若手育成プログラムの一員であるランド・ノリス(18歳:イギリス)を今季F2シリーズ(旧GP2)最終戦のアブダビ戦に参加させることを明らかにした。

ノリスはすでにマクラーレン・チームの2018年テスト&リザーブドライバーに指名されているが、今回F1アブダビGPと同じヤス・マリーナ・サーキットで行われるF2を経験させることが目的とみられる。
チームはカンポス・レーシングが予定されている。

なお同選手の来季についてはこのF2シリーズにフル参戦するか、あるいは先輩のストッフェル・バンドーンと同じく日本のスーパー・フォーミュラに挑戦の可能性もあると言われている。

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フェルスタッペン(レッドブル)、「ハロー(頭部保護装置)はイヤ」

Redbull Halo (C)RedBull Racing
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今シーズン、パワー不足と言われた上にトラブルが多発したルノー製パワーユニットに悩まされながらもマレーシアとメキシコで2勝を記録。
先輩であるダニエル・リカルドを上廻る活躍をみせたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(20歳:オランダ)だが、来シーズンに向けての不安な要素を次のように語った。

「心配な点は二つあるね。
一つはもちろんルノー・エンジンだ。
パワーをもっと上げるのはもちろんのことだけど、何と言っても重要なのは関連コンポーネンツも含めたその信頼性だ。
せっかくドライバーが頑張っても、突然ストップするというのではレースにならないよ。
そしてもう一つはハロー(頭部保護装置)だね。
いくら安全性のためとはいえ、あんなものを目の前に付けてレースをするのは耐えられないな。
あれはF1には不釣り合いだし、僕は嫌いだよ」と、この若者はハローをこき下ろした。

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2017/11/23

アブダビGPのレーススチュワードにエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる最終戦アブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、今季シンガポールGP以来となる元ベネトン等のF1ドライバー、エマニュエル・ピロ氏(55歳:イタリア)を指名したことを明らかにした。

同氏のスチュワード就任はこれで通算22回目となり、全体の最多を誇る。

1989年のフランスGPで当時のベネトン・チームからアレッサンドロ・ナニーニのチームメイトとしてF1デビューしたピロ氏は、翌年1990年と1991年シーズンをスクーデリア・イタリア(ダラーラ・ジャッド)から参戦、最高位は1989年オーストラリアGPの5位というものだった。
またアウディによりルマン24時間レース通算5回の優勝経験を持つ。

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ロバート・クビサのウィリアムズ・テスト参加が決定に

Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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依然として混迷が続くウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ後任選びだが、噂通り元BMW等のF1ドライバーであるロバート・クビサ(32歳:ポーランド)がアブダビGP後に行われるタイヤテストへの参加が正式決定した。

クビサがこれまで行ったテストはいずれも旧仕様のマシンとされていて、今回のテストが実現すれば初の最新仕様F1マシンということになり、8年ぶりのF1復帰に向けていよいよその可能性が一歩前進するものになりそうだ。

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2018年のザウバーにアルファロメオのバッジ説が浮上

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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一旦は2018年の契約が成立したホンダとのエンジン供給契約を解除して引き続きフェラーリ製パワーユニット搭載を決めたザウバー・チームだが、そこへ新たに『アルファロメオ』の名前が浮上して関心を呼んでいる。

これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じたもので、それによればフィアット/クライスラー・グループの一員である『アルファロメオ』のバッジをザウバー・チームに搭載するフェラーリ・エンジンに付けようとするもので、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長の強い意向によるものとみられている。

スポーツ性の高いイメージで売るアルファロメオは近代F1の黎明期である1950年にコンストラクターとしてF1に参戦、オゼーラに搭載されて戦った1987年を最後にF1からは遠ざかっていた。

来年以降のザウバー・チームはこれまでのハースF1に代わってフェラーリのジュニア・チームの様相を強くする可能性が高まっている。

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B.ハートリー(トロ・ロッソ)、来季ポルシェとの契約も継続

Brendon Hartley (C)RedBull Racing
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ピエール・ガスリーと共に来季スクーデリア・トロ・ロッソのレースドライバーに確定したブレンドン・ハートリー(27歳:ニュージーランド)だが、同時に現在所属するポルシェ・チームとの契約も継続されることがわかった。

これはハートリー自身が明らかにしたものだが、日程のバッティングもあり来季両シリーズ共にフル参戦はないとのこと。
その場合、実際にポルシェからWEC(世界耐久選手権)レースに出ることはなく、チームのプロモーションやアドバイザーとしての役割に留まる可能性が高いとみられる。

10年も前にすでにトロ・ロッソでF1テストドライバーを果たしたハートリーだが、F1本戦への参加は、結局今年2017年のアメリカGPまで先送りとなっていた。
この間、主にスポーツカーレースに専念、その集大成となった今年は世界三大レースの一つである『ルマン24時間レース』を制覇すると共にWEC(世界耐久選手権)のドライバーズ・チャンピオンにもみごと輝いている。

未来のチャンピオンと讃えられた逸材もそれほど若くはなくなった今、F1を最優先させる可能性が高い。
そのトロ・ロッソは来季ホンダ製パワーユニットを搭載して戦うことがすでに決まっている。

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2017/11/22

ウィリアムズ、ロバート・クビサと来季契約締結の報

Robert Kubica (C)Renault F1 UK
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フェリッペ・マッサのF1引退を受け、注目が集まるウィリアムズ・チームの来季レースシートについて、かねて名前が囁かれていた元BMW・チーム等のF1ドライバーであるロバート・クビサ(32歳:ポーランド)に決定したとの報道が流れた。

それによれば契約は2018年からの2年間で、今週末行われるアブダビGPの会場で正式発表が行われるという具体的なもの。
しかし、これについて同チームのスポークスマンは事実無根と完全に否定した。

同チームではランス・ストロールの残留は確実とみられているが、そのチームメイトにはこれまでクビサの他にもパスカル・ウェーレインやポール・ディ・レスタ、そしてダニール・クビアトらの名前が挙げられている。

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FIA、旧マノー・レーシングにエントリー料返還

Manor Racing logo (C)Manor Racing
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2016年シーズンにF1参戦したマノー・レーシング(MRT)に対し、FIA(国際自動車連盟)が2017年シーズンに向けて同チームが支払ったエントリー料などを返金したことがわかった。

それによれば当時同チームのレースドライバーだったパスカル・ウェーレインが第9戦オーストリアGPで10位入賞した際の1ポイント分の賞金を含む52万ドルあまり(約5,900万円)を同チームの再建管理人に支払ったというもの。

新シーズンに参戦できなかったこうしたケースの場合、本来エントリー料は返還すべきものではないとされるが、FIAは今回特例措置として処理したとのことだ。

マノーは2010年に初参戦したヴァージン・レーシング、そしてマルシア等の系譜を経てプライベートチームとして健闘したが、2016年を最後に消滅している。

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ホンダ、いよいよマクラーレンとのラストレース

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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3年間に渡ったパートナーシップを今シーズン限りで解消、いよいよ今週のアブダビGPが最後のレースとなるマクラーレン・ホンダ・チーム。
そのラストレースを迎えるにあたり、ホンダでF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介氏は次のようにその感慨を語った。

「いよいよこれがマクラーレン・ホンダとしての最後になるかと思うとさすがに胸に来るものがある。
このところの数レースで間違いなくわれわれのパワーユニットはその戦闘力をアップさせている。
アブダビGPの舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは、伝統的なトラックと市街地コース風の路面とが組み合わされた独特のサーキットで、低速から高速まで広い範囲のパフォーマンスが必要だ。
マシンのパーフェクトなセットアップはもちろんのこと、エンジン面においてもパワーと燃料管理の両面が要求される。
われわれはこのレースを3年間の集大成として全力で戦い、満足のいくリザルトを残すつもりだ」と、強い意欲をみせた。

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2017/11/21

エクレストン氏、リバティ・メディアのF1運営に落胆

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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F1株式をリバティ・メディアの売却した後、当初の約束では少なくとも3年間はF1のCEO(最高経営責任者)として礼遇されると伝えられた前FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表のバーニー・エクレストン氏だが、現実には1年も経たずにすっかり蚊帳の外に置かれているということだ。

こうした状況に、当のエクレストン氏はブラジルのメディアに対し次のように憤懣やるかたない心境を披露した。

「F1というのは単にモーターレーシングのいちカテゴリーなんかではない。
長い歴史と伝統を持ち、そのステータスがあるからこそ現在こうして敬意を払われる存在を維持してきたのだ。
いわばこれがワールドワイドな標準規格。
彼ら(リバティ・メディア)が持ち込んだのは彼らの基準かも知れないが、それは単なるアメリカン・スタンダード。
こんなことになるなら、われわれはF1株式を安易に売却することなど決してしなかったことだろう」

こうF1の格式を尊ぶエクレストン氏だが、これまでのところリバティ・メディアによる改革のほうが受け入れられているのが現状のようだ。

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フェリッペ・マッサ、WMSC(世界モータースポーツ評議会)入りが有力

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン限りでF1引退を表明をしたフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)の今後について、噂になっているFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)入りが有力になっているようだ。

WMSCは1993年にFIAの下部組織としてモータースポーツの統括を目的に設立された機関。
国際モータースポーツの関連事項を検討・決定する、この分野の最高決定機関。
ジャン・トッドFIA会長自らが議長を務め、各国のACN(各国のモータースポーツ権能団体)の代表27名で構成されているが、このブラジルが保有するポジションにマッサを就けようというのが『CBA』(ブラジル自動車連盟:Confederacao Brasileira de Automobilismo)のワルドネル・ベルナルド会長の意向。
実現すればドライバーの立場から現場を熟知した貴重なメンバーになることが期待される。

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王者ハミルトン(メルセデス)、「来季もカーナンバー1付けない」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ベッテル(フェラーリ)との死闘を制し、自身通算4度目のタイトルを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)だが、チャンピオンながら来シーズンも現在同様カーナンバー44を踏襲する意向を示している。

「カーナンバー1がとても価値あるものであることは良く理解しているつもり。
F1ではこれまでこの1番を巡って様々な歴史があったこともね。
チーム全員で頑張って獲得したチャンピオンだから、カーナンバー1はそれだけ意義のあるものだとも思うよ。
実際に、エンジニアのもみんながカーナンバー1を欲しがっているしね。
でも僕は来年もまたカーナンバー44を付けて走るつもりでいるんだ。
人は誰しも人生のどこかでラッキーナンバーに巡り会うことがあると思うけれど、僕の場合、まさにそれがこの44番。
僕のモーターレーシング人生はずつとこの44番と共にあったから、今さらこれを変更するつもりはないんだよ」

歴史的にもF1でカーナンバー44を付けたのはハミルトンだけと理解されている。

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2017/11/20

アロンソ(マクラーレン)、トヨタWECテストを完了

Fernando Alonso (C)Toyota Motorsports
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19日(水)、WEC(世界耐久選手権)最終戦の地ヤス・マリーナ・サーキットで行われた同シリーズのルーキー・テストで、F1マクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソがトヨタのLMP1マシン『TS050』を初ドライブした。

この日同チームではセバスチャン・ブエミ、マイク・コンウェイ、トーマス・ローランらも参加、アロンソはブエミとマシンをシェアしながらこの日トータル113周を周回したもの。
マシンを降りた後には「LMP1マシンがこんなにハイテクでパフォーマンスが高いことに驚いた。
こういうマシンをドライブする機会が与えられたことに感謝する」と印象を語った。

幸い来年のカレンダーではアロンソが熱望するルマン24時間レースとF1との日程バッティングはないが、実現すれば実に最大5週連続のレースということになりそうだ。

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『ヒューゴ・ボス』、スポンサー対象をF1からフォーミュラEに

HUGO BOSS (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームなど、これまで長きに渡ってF1チームのスポンサーを続けて来たドイツの著名ファッション・ブランド『ボス』(ヒューゴ・ボス社)だが、その対象をF1からフォーミュラEへとスイッチする方針であることを明らかにした。

同社がマクラーレン・チームとのパートナーシップをスタートさせたのは1981年、その後2015年からはメルセデスAMGチームへと変更していた。
フォーミュラEの公式アパレルパートナーということで、これにより次のシーズンから同社ロゴがコース脇の看板はじめ、デモンストレーションカーやオフィシャル・ウエア等に掲出されるということだ。

モータースポーツの世界でもこれまでの化石燃料仕様車から電気自動車へのシフトの動きが進んでいるが大手スポンサーの異動はこれをさらに加速化しかねないものとしてF1関係者は懸念しているという。

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ボタス(メルセデス)、ランキング2位に向け「死力尽くして戦う」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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2017年シーズンのドライバーズ・チャンピオンシップはすでにハミルトン(メルセデス)の獲得で決まっているが、ランキング2位の座は最終戦を残してまだ確定していない。

現在の2位はハミルトンとタイトルを争ったベッテル(フェラーリ)でそのポイントは目下302点。
一方、今季ハミルトンのチームメイトとなったボタス(メルセデス)のほうは3位280点でその差22点。
ボタスが逆転でランキング2位となるためには今週の最終戦アブダビGPで自身が優勝し、なおかつベッテルが9位以下になるという、かなり難しい条件となっている。

これについてボタスの上司であるトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクター(メルセデス)は、「ボタスはハミルトン・タイトル獲得の立役者でもある。
彼の貢献はチームに多くのものをもたらせた。
だから最終戦ではわれわれが全力で彼をサポートし、なんとかランキング2位の座を獲得して欲しいと思っている。
そして彼には『死に物狂いでやれ』と、発破を掛けているよ」と、檄を飛ばしてことを明かした。

前戦ブラジルGPではせっかくのポールの座を活かすことができずにレースを終え期待を裏切っただけに、本人も最終戦に向けひときわ気合いが入っているようだ。

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2017/11/19

トヨタWECチーム、アロンソのルーキー・テスト参加を発表

Toyota『TS050 HYBRID』 (C)Toyota Motorsports
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トヨタWECチームは、すでに噂になっていた通り、現マクラーレン・ホンダ・チームのレースドライバーであるフェルナンド・アロンソ(36歳:スペイン)がWEC(世界耐久選手権)最終戦『バーレーン6時間レース』後に当地ヤス・マリーナ・サーキットで行われるルーキー・テストに参加することを正式発表した。

マシンは最新仕様の『トヨタTS050』で、アロンソはすでに現地に到着、準備を整えているということだ。

F1以外のカテゴリーにも関心を示すアロンソは、昨年インディカーによる『インディ500レース』に参戦、来年早々には『デイトナ24時間レース』への参戦も決まっていて、今回のテストにより『ルマン24時間レース』への参加がさらに現実のものになる。

ただカテゴリーが異なるとはいえ、現在ホンダに属するドライバーがライバル・メーカーであるトヨタのテストに参加するというのは日本では考えにくいことと受け止められているようだ。

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G.シュタイナー代表(ハースF1)、「もっと既存チームの充実を」

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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2016年にF1新加入、今年で2年目のシーズンを終えるハースF1チームだが、同チームのギュンター・シュタイナー代表はFIA(国際自動車連盟)がさらなる新規参戦チームの募集の動きをみせていることに反発の姿勢をみせた。

「F1はいま岐路に立っていると思う。
F1レースに掛かる費用は増大する一方で、現実問題F1は大規模なチームとそれとは対照的な小規模チームとの二つのグループに分かれつつある。
居間必要なことは小規模チームのかさ上げにより全体のバランスを図ること。
それをしないうちに新規参戦チームを迎え入れたら、また新たに異なるレベルのグループを造り出してしまうことになる。
われわれは実際にそれを体験してきたのだから良くわかるんだ」

近年、参入しては消滅を繰り返した急造チームが多い中で、ハースF1は間違いなくハイレベルな活動を続けていると言えるだろう。

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マクラーレン首脳、アロンソのルマン24時間レース挑戦を容認

Zak Brown (C)McLaren Group
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かねてF1以外のカテゴリーへの挑戦に意欲をみせるフェルナンド・アロンソ(36歳:スペイン)だが、その一つとされる『ルマン24時間レース』への参戦をマクラーレン・チームは容認する構えだ。

これは同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターがバルセロナのスポーツ紙『エル・ムンド・デポルティボ』に語ったもの。
その中でこのアメリカ人は次のように語っている。

「彼がF1以外のレースに関心を持っているのはよくわかっているし、世界三大レースのルマン24時間レースがその一つであることも理解している。
できればわれわれがアロンソと共にその『三冠』を達成したいと思っているんだ。
(アロンソはマクラーレン・チームのドライバーだった20017年にモナコGPで優勝している)」

ちなみに来年のルマン24時間レースはF1の日程とバッティングしていない。
ただしマクラーレンでは現在まだルマンで総合優勝できるような自身のLMP1マシンを保有していないため、アロンソはトヨタWECチームとコンタクトを取っていると伝えられている。

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2017/11/18

シューマッハのフェラーリ、オークションで8億4千万円の高値

Sotheby's
ミハエル・シューマッハがモナコGPで勝利を飾った『F2001』がニューヨークで世界最古の国際競売会社『サザビーズ』のオークションに掛けられ、750万ドル(約7億4千万円)の高値で落札されたことがわかった。

この『F2001』は2001年のモナコGPでミハエル・シューマッハが予選2位から優勝した時のもの。
モナコでは通算5勝を記録しているシューマッハだが、これがモナコでの最後の勝利となっている。

当初の落札予定価格は400万ドル(約4億5千万円)とされていたが、これを大きく上廻る落札価格になった。
これは近代F1マシンとして最高価格とみられる。
なお出品者の意向で落札金額の一部が『シューマッハ・キープ・ファイティング基金』に寄付されるという。

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小林可夢偉、アンドレッティ・チームからフォーミュラE参戦

小林 可夢偉
元ザウバー・チーム等のF1ドライバーである小林可夢偉(31歳)が、いま人気上昇中の電気自動車レース『フォーミュラE』にスポット参戦することが明らかにされた。

参戦するのは2017/18年シーズンの第1・2戦『香港ePrix』で、来たる12月2・3日に掛けて香港市街地特設コースで行われる。
マシンはアンドレッティ・オートスポーツのものでレギュラードライバーであるトム・ブロンクビストの代役としての出場になるという。

まだフォーミュラE未体験でいきなりぶっつけ本番となる小林可夢偉は、「まずはじめに今回フォーミュラE香港大会に参戦する機会を作ってくれた、チームオーナーのマイケルとアンドレッティ・フォーミュラEチーム、そしてMS&ADをはじめ、スポンサーとパートナーのみなさまに感謝します。
アンドレッティは世界的に著名なレーシングファミリーでもあり、その一員としてフォーミュラEのデビューレースを戦えることを大変光栄に思います。
正直なところ事前にきちんとしたテスト走行をせずにレースに挑むのは簡単なことではありませんが、チームも最大限のサポートをしてくれているので不安はありません。
香港ではいいレースをしたいと思います。
応援よろしくお願いいたします」と、意欲をみせた。

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FIA(国際自動車連盟)、イベントの安全性確保に踏み出す

Interlagos Circuit (C)Ferrari S.p.A
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チームスタッフのマイクロバスが強盗団に相次いで襲われるなど治安面の問題が露呈したブラジルGPについて、FIA(国際自動車連盟)はこれを重視、WMSC(世界モータースポーツ評議会)でイベントのセキュリティ対策を至急に検討するよう指示したことがわかった。

伝えられるところでは、メルセデスAMGチームやフォース・インディアらのスタッフを乗せたマイクロバスが襲撃を受けて金品を強奪された他、等のFIAの職員も危険な目に遭ったと報じられている。
このためレース翌週に予定されていたピレリのタイヤテストがキャンセルされるなど具体的な悪影響もすでに出ているとのこと。

ハミルトン(メルセデス)にドライバーからも対応が求められているなど事態は深刻で、場合によってはブラジルGP開催地の変更もあり得るなどFIAの足元が揺らぐまでになっている。

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2017/11/17

トロ・ロッソ、来季ガスリー&ハートリーの起用を正式発表

Toro Rosso Duo (C)Scuderia Toro Rosso
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16日(木)、スクーデリア・トロ・ロッソは2018年シーズンのレースドライバーとして、今季すでに数戦で起用しているピエール・ガスリー(21歳:フランス)とブレンドン・ハートリー(27歳:ニュージーランド)のドライバー・ラインナップになることを正式発表した。

同チームでは今シーズン当初、カルロス・サインツとダニール・クビアトのコンビネーションでスタートしたが、サインツはルノー・チームにレンタル移籍、またクビアトのほうはシーズン終盤に契約解除されている。

なお既報のように来シーズンのトロ・ロッソはホンダ製パワーユニットを搭載して戦うことがすでに決まっている。

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フェリッペ・マッサ、引退後はFIA(国際自動車連盟)の役職も

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、2度目の引退表明をしたウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)の今後について、本人は他のカテゴリーでの競技生活継続を示唆していると伝えられているが、ここに来てFIA(国際自動車連盟)の役職に就く可能性が示され、話題を呼んでいる。

これはマッサも所属するブラジルのACN(各国のモータースポーツ権能団体)である『CBA』(ブラジル自動車連盟:Confederacao Brasileira de Automobilismo)のワルドネル・ベルナルド会長が、地元ブラジルの『グローボ・ニュース』に語ったもの。

それによれば同会長は、「マッサのこれまでの経験を活かすべく、WMSC(世界モータースポーツ評議会)の評議員に推薦したい」と説明したが、マッサ本人は「周囲とも相談し前向きに検討している」と語るものの、まだ結論は出してないという。

なおドライバーではないが、やはり同じフェラーリで一時代を過ごしたジャン・トッド氏は現在FIA会長を務めているのは知られている。

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2018年のシャークフィン、マクラーレンの反対で頓挫

Mercedes AMG 『W08』 (C)Mercedes Motorsports
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今年のF1マシンのトレンドとなったいわゆる『シャークフィン』について、先週行われた『F1トラテジーグループ』の会合で一部チームから反対意見が出され、頓挫していることがわかった。

スポンサー広告のパレードであるF1マシンにおいて、突如現れた大きなスペースは空力面のメリットを除いてもまさに広告スペースの贈り物。
とりわけ小チームはこれを歓迎していたが、マクラーレン・チームだけは「エアロダイナミックスの観点からよりコンパクトなカウルが望ましい」として継続に難を示したという。

ただ廃止された場合、この時期での変更はすでに開発がスタートしているという来季マシンのデザインにも少なからず影響を及ぼしそうだ。

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フォース・インディア、リザーブ候補にジョージ・ラッセル

George Russell (C)Mercedes Motorsport
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フォース・インディア・チームは、2018年の同チーム・リザーブドライバーとしてジョージ・ラッセル(19歳:イギリス)と契約すべく動いているとの報道がイギリスの専門誌『オートスポーツ』により伝えられている。

ラッセルは本来同チームへのエンジン・サプライヤーであるメルセデスのジュニア・ドライバーで、今シーズン参加した『GP3シリーズ』ではシリーズ・チャンピオンを獲得、そしてすでにブラジルGPフリー走行1回目セッションでグランプリ・デビュー、20人中12番手という好タイムを記録してみせた。

同チームのボブ・ベル(チーフ・テクニカル・オフィサー)は、「ラッセルは間違いなく将来のF1を背負う逸材。
われわれは来年のリザーブドライバーという短期のものではなく、さらなる長期的な視野で彼の将来を考えている」と、契約に意欲をみせた。

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2017/11/16

『カシオ』、トロ・ロッソとのパートナーシップ契約を更新

EDIFICE (C)CASIO
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『カシオ』ブランドで知られるカシオ計算機(株)は、2016年から行われてきたスクーデリア・トロ・ロッソとのオフィシャル・パートナーシップ契約をさらに更新したことを明らかにした。
なお新契約は2018年1月からの2年間。

「当社ではスクーデリア・トロ・ロッソの持つ若く勢いのある躍動感、マシンに注ぎ込められた革新的な技術、そしてスピードを追い求める情熱が、メタルスポーティクロノグラフ“EDIFICE”の世界感と相通ずることから、2016年からオフィシャルパートナーとしてスポンサードしています。
“EDIFICE”は、「Speed and Intelligence」をコンセプトに、モータースポーツの持つスピード感を表現したダイナミックなデザインや、最先端のエレクトロニクス技術を駆使して進化させ続けてきたストップウオッチ機能やワールドタイム機能が特長のブランドです。
近年では、スマートフォンを介してタイムサーバーに接続し、世界中どこでも正確な時刻を取得、更にサマータイムやタイムゾーンの情報を自動更新して時計の時刻情報を常に最新の状態に保つ「Connectedエンジン」搭載のモデルを発売。大胆なデザインと先進的で多彩な機能を兼ね備えた高性能クロノグラフとして、モータースポーツファンを中心に人気を博しております。
今回のオフィシャルパートナー契約により、2018年・2019年のシーズン期間中、ドライバーのレーシングスーツとマシンのノーズ部分には“CASIO”と“EDIFICE”のロゴが入ります。
このパートナーシップにより、“EDIFICE”の積極的なプロモーション活動を全世界で展開してまいります」

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「年間3基制限のエンジン」方針に、チャンピオンも懐疑的

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン、年間4基までとされた一人当たりのエンジン基数だが、これに収まらないチームが激増、関連コンポーネンツも含め数十グリッド降格という非現実的なペナルティが相次いだ。
しかしこのほどFIA(国際自動車連盟)が明らかにした2018年のルールではこれをさらに縮小し、ドライバーひとり当たり3基までとする方針が明らかになっている。

これについて今季王者に輝いたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(32歳:イギリス)は、次のように懐疑的な見解を示した。

「コスト削減が目的というけれど、ひとシーズンに使えるエンジン基数をさらに少なくするというアイデアは納得できないな。
それじゃみんなエンジンを労わって大事にすべく、全力で戦うことができなくなる。
そんなのはほんとうのモーターレーシングじゃないよね。
F1の魅力というのは、みんなが全力で走って世界最速を決めるというものだ。
ましてや毎レース、誰かがペナルティを喰らって後方からスタートするなんていうのは、見ていて面白いとしても正常じゃない。
僕はエンジン基数を制限するというのはF1の魅力をスポイルするだけで、誤った方向だと思うよ」

これは今シーズン、最もエンジンの信頼性が高かったメルセデスAMGチームのドライバーの言葉だということを忘れてはならない。

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ブラジルGP、治安問題解決なければ開催打ち切りも

Interlagos Circuit (C)Ferrari S.p.A
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熱心なファンも多く毎年盛り上がるブラジルGPだが、治安面に不安が多いのが難点、今年もチームのマイクロバスが襲撃されるなど問題点が露呈した。

今回襲われたのは、メルセデスAMGやウィリアムズ・チームで、スタッフを乗せたマイクロバスが武装集団に襲われ、金品を奪われる事件が続発したとのこと。
さらにレース後に予定されてたピレリのタイヤテストもキャンセルされるという異例の事態に。

こした状況に、ブラジルGPの開催を現在の治安が悪化したインテルラゴス(サンパウロ)から再び以前のリオデジャネイロ等への変更を模索しているとの噂が広がっている。
1973年のインテルラゴスで始められたブラジルGPだが、1978年から1989年に掛けてはリオデジャネイロで開催されていた時期がある。

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ルノー・エンジンのトラブル多発はパーツ不足が原因の報

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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共にルノー・スポールからエンジン供給を受けるレッドブル・レーシングとトロ・ロッソは、このところ多発する同パワーユニット関連のパーツトラブルに辟易している様相だ。

前戦メキシコGPで自身3勝目を記録したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も、今回のブラジルGPではレース中に不調を訴えながらもなす術なく順位を落とし、連勝どころか5位でフィニッシュするのがやっとだった。

これについてフェルスタッペンは、「ルノーはすでに2018年仕様の開発に力点を移していると聞いた。
それは仕方ないこととしても、そのために現行エンジンのパーツが不足しているのは困る。
ウチだって、あちこち寄せ集めてやっと走っている状態だよ。
大局的にはチームが判断することだけど、僕たちドライバーにとってはこの状況はたまらないね」と、嘆いた。

今回のブラジルGPでは僚友リカルド(レッドブル)に加え、ハートリー(トロ・ロッソ)もガスリー(トロ・ロッソ)も同じくルノー製パワーユニット関連のコンポーネンツ交換によるペナルティが相次いだ。
そして予選4位を得たフェルスタッペン自身もレース中にトラブルに見舞われることとなった。

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2017/11/15

G.シュタイナー氏(ハースF1)、「一貫しないスチュワード裁定」に不満

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表が、FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(審査委員)の裁定が不公平であると異議を唱えた。

ドライバーやチームに対するペナルティ等の判定は、各グランプリ毎にFIAから選出された3人の関係者によって行われる。
各国のACN(モータースポーツ権能団体)代表等モータースポーツ活動のベテランに加え、各回必ず一人はドライバー出身者を選出することが慣例となっていて、今回は元F1やルマン24時間レース等で活躍したデレック・ワーウィック氏が参画していた。

しかしシュタイナー代表は、ブラジルGPで同チームのロマン・グロージャンが受けたペナルティを引き合いに、「レーススチュワードの裁定が一関していない」として、レーススチュワードの固定化を主張した。

「実質的なダメージはなかったとはいえ、われわれに下されたペナルティは決して納得のいくものではない。
例えばまったく同じようなケースであるにもかかわらず、アメリカGPの時グロージャンの走行を阻害したストロール(ウィリアムズ)についてはずっと軽かった。
今回だって他にも接触事故は起きていたのにそっちはお咎めなしだという。
われわれはペナルティに不満を言ってるのではなく、その基準を明確にして欲しいと言ってるんだ」と、持論を展開した。

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クビサ、マッサ(ウィリアムズ)の後任選びで一歩先行か

Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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フェリッペ・マッサが最後のホームレースを得たことでいよいよ現実味が増してきたウィリアムズ・チームでの後任選びだが、同チームのパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターは「選考は急いでない」として、時間を掛けて選考に当たる方針を明らかにした。
これまでロバート・クビサやパスカル・ウェーレイン、ポール・ディ・レスタ、さらにダニール・クビアトらの多くの名前が挙げられている。

そうした中、アブダビGP後に予定されるタイヤテストで、同チームはロバート・クビサを2017年型のマシンに起用する方針を固めていることが伝えられた。
これまでプロモーションとして2014年仕様の旧型マシンでのテストはあるが、2017年の最新仕様でのテストとなればその重要性は比較にならないものとなる。

これを受け、選考レースでクビサが一歩前進したのではないか、との見方が出てきている。
復帰が実現すれば2010年以来(ルノー)ということになり、実に8シーズン振りのF1ということになる。

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ピレリタイヤ、新スペック・タイヤのネーミング公募

Pirelli 2018 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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現在F1にタイヤを独占供給するイタリアのピレリタイヤは、2018年シーズンに向け投入する予定の『6番目のタイヤ』について、そのネーミングを一般公募することを明らかにした。

現在F1のドライタイヤには硬い方から順にハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフト、そしてウルトラソフトの5種類が用意されているが、2018年シーズンは全体に一段階ずつ柔らかい方向に変更すると共に、ウルトラソフトよりさらに柔らかいタイヤを投入するもの。

そのネーミング候補にはピレリの公式ツイッターに『メガソフト』『エキストリームソフト』そして『ハイパーソフト』の3案が用意されていて、この中から一つを選んで投票するぶシステムになっているという。

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2017/11/14

ピレリタイヤ、インテルラゴス・タイヤテストをキャンセル

Interlagos Circuit (C)Williams F1
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ピレリタイヤは、今日14日(火)と明日15日(水)の2日間に渡って予定されていた2018年シーズンに向けてのタイヤテストをキゃンセルしたことを明らかにした。

それによれば盛況だったブラジルGPの週末、メルセデスAMGチームやウィリアムズ・チームなどのスタッフを乗せたマイクロバスが武装集団に襲われ、金品を奪われる事件が続発したとのこと。
さらにピレリ自身のスタッフも標的にされたとの報道もあり、FIA(国際自動車連盟)とも協議の結果、安全性を考慮して今回のタイヤテストをキャンセルせざるを得ない状況と説明されている。

個人的にセキュリティ・スタッフを付けているというハミルトン(メルセデス)は、「ブラジルは好きだけど、こんな状況は正当なものではない」と、コメントした。

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ラスト・ホームレースのマッサ、「言えるのはありがとうだけ」

Felipe Massa (C)Williams F1
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2度目の引退表明によりついにラストのホームレースとなったブラジルGPで、主催者の計らいにより表彰台に息子であるフェリピーニョ君と共に上がったフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)は、次のようにブラジルの先輩ルーベンス・バリチェッロ氏のインタビューに答えた。

「僕にとってこの最後のブラジルは最高のレースになったと思う。
観客の声援はとても力になったし、レースは最初から最後まで強力なバトルの連続で素晴らしいものだった。
(世界チャンピオンの)アロンソを抜いたのは今日のレースでとても重要なポイントになるとわかっていたからだ。
レース終盤はタイヤが機能しなくなってしまったけれど、最後まで彼を抑えることができた。
このレースはブラジル人の僕にとってとても価値あるものだし、今日の結果には十分に満足しているよ。
みんな、ほんとうにありがとう」と、感涙をみせた。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「素晴らしいポイント獲得だった」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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熱心なF1ファンが詰め掛けたブラジルGP決勝レースで、マクラーレン・ホンダ・チームは残念ながらバンドーンが他車の巻き添えでリタイヤを余儀なくされたものの、アロンソのほうはみごと連続入賞を果たしてみせた。

これについて長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト総責任者)は次のように語った。
「今日はアロンソが力の拮抗するライバルと素晴らしいバトルを繰り広げ、メキシコに続いてポイントを獲得してくれた。
6番グリッドからスタートしたアロンソは高い気温の中でもうまくタイヤをマネジメントし、いいペースで走行を続け、8位という結果を獲得した。
終始ペースはよかっただけに、前を走るマッサ(ウィリアムズ)を最後までオーバーテイクできなかったことは残念だったが、背後に迫ったペレス(フォース・インディア)からポジションを守りきった走りは素晴らしいものだった。
一方バンドーンについてはスタート直後の混乱に巻き込まれてしまい、早々にリタイアをせざるを得なかったことは非常に残念に思う。

ただ全体としてはグランプリを通して、パッケージとしての速さを見せられていた週末だったと思う。
ブラジルGPを終え、いよいよ今シーズンも残すところあと1戦。
次のアブダビGPでは今の我々の力を最大限に出しきり、いいかたちでマクラーレン・ホンダとしての最終戦を飾りたいと思っている」

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2017/11/13

フェラーリのセバスチャン・ベッテル、1 ストップ戦略で路面温度が 50℃を超えたレースを制す (ピレリ)

セバスチャン・ベッテル (C)Pirelli Motorsport
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2017 ブラジルグランプリ決勝
・ピットレーンからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトン、 ソフト – スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略で4位を獲得
・レッドブルのダニエル・リカルド、2ストップ戦略を使用して、14番グリッドのスタートから6位でフィニッシュ

2017年11月12日、インテルラゴス
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、スーパーソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略でブラジルグランプリを制しました。アクション満載のオープニングラップでトップに立ったベッテルは、その後もアドバンテージを維持し、唯一のピットストップを無難にマネージしてフィニッシュしました。
ベッテルとは異なる 2 つの戦略が注目されました。ピットレーンからのスタートを余儀なくされたメルセデスのルイス・ハミルトンは、耐久性の高いソフトタイヤを使用してポジションを上げました。スタート時にソフトタイヤを装着したドライバーは5名でした。ハミルトンは、43周目にトップでピットストップを行い、スーパーソフトへ交換しました。5位でコースに戻ったハミルトンは、スーパーソフトのスピードを活かして4位を獲得しました。
グリッド降格ペナルティーにより14番グリッドからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドもソフトタイヤでスタートしました。しかし、オープニングラップの波乱に巻き込まれたリカルドは、フレッシュなソフトタイヤへの交換を余儀なくされ、さらに順位を下げました。リカルドは、レース後半にスーパーソフトへ交換し、6位まで浮上しました。チームメイトのマックス・フェルスタッペンも2ストップ戦略を採り、終盤にスーパーソフトへ交換して5位を獲得しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「スタート時の路面温度が50℃を超え、このレース週末で最も高い路面温度を経験しました。しかし、序盤のセーフティーカー導入に助けられたこともあり、上位勢の大半が予測通りの1ストップ戦略でフィニッシュしました。メルセデスのルイス・ハミルトンは、フレッシュなスーパーソフト勢に囲まれながら、古いソフトタイヤでファステストラップを刻むなど、圧巻の走りを見せました。レッドブルも効果的な代替戦略を実証しました。オープニングラップでピットストップを余儀なくされたダニエル・リカルドを含め、両ドライバーともに順位を上げてフィニッシュしました。我々は、引き続きインテルラゴスで 2018年向けの最終タイヤテストに臨みます。火曜日にマクラーレンが、水曜日にメルセデスがテストに参加します。アブダビでの最終戦終了後、全チームが初めて来シーズン用のタイヤを装着する機 会を得る予定です」

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "フェラーリのセバスチャン・ベッテル、1 ストップ戦略で路面温度が 50℃を超えたレースを制す (ピレリ)"

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オコン(フォース・インディア)、痛恨の連続完走記録ストップ

Esteban Ocon (C)Sahara Force India F1
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ブラジルGP決勝レースのオープニングラップで起きた多重事故は、エステバン・オコン(フォース・インディア)が続けていた貴重な連続完走記録をストップさせるものとなった。

ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)によれば、この事故はロマン・グロージャン(ハース)が無理な走行を行ったことからオコンに接触してリタイヤに追い込んだというもの。
スピンしてストップしたオコンのマシンは残念ながらサスペンションにも大きなダメージを負っていて再びレースに戻ることは叶わなかった。

オコンは当時のマノー・レーシングから2016年第13戦ベルギーGPでデビューして以来、今年現在のフォース・インディアに移ってからも完走続き。
また今年はモナコで12位になった以外、全戦でポイント獲得という活躍をみせていた。

「リタイヤを強いられたことは残念だけど、これもレースだから仕方ない」とするオコンだが、不可抗力とはいえ逃がした魚は大きかった。

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マグヌッセン(ハース)のほうはお咎めなし

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(競技委員)は12日(日)行われた決勝レースのオープニングラップで、2コーナーにおいて起きたケビン・マグヌッセン(ハース)とバンドーン(マクラーレン)との接触事故について審議した結果、処分すべき事由はないとして不問に付したことを明らかにした。

それによれば当時同コーナーには両車の他、リカルド(レッドブル)のマシンがサイド・バイ・サイドの状態で進入、マグヌッセンが左に進路を取ったことから玉突きの状態で接触したことがビデオ等の検証で判明したが、故意によるものではなく通常のレーシング・インシデント(出来事)であると判定したもの。

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グロージャン(ハース)にペナルティ・ポイント

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(競技委員)は12日(日)行われた決勝レースのオープニングラップで、6コーナーにおいてロマン・グロージャン(ハース)はマシン後部のコントロールを失いエステバン・オコン(フォース・インディア)のクルマにヒット、リタイヤに追い込んだとして、ペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

ドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティポイントは12か月有効。
グロージャンはこれにより通算6点ということになった。
累積で12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため、次のレースに出場できないことになる。

なおグロージャンにはレース中すでに10秒のタイムペナルティが科せられている。

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ブラジルGPはベッテル(フェラーリ)が今季5勝目飾る

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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12日(日)現地時間午後2時(日本時間:翌1時)から、インテルラゴス・サーキットを舞台に71ラップに渡るブラジルGP決勝レースが行われた。
レース開始時の天候は晴れ、気温28度ながら路面温度は60度まで上昇、湿度は22%で路面はドライコンディション、レース終了まで雨の心配はないと報告されている。
今回ピレリはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフト3種類のタイヤを投入している。
なお最後尾グリッドのハミルトン(メルセデス)はパワーユニットやギヤボックスを交換、ピットレーンスタートを選択して追い上げを図る戦略を採っている。

スタートでベッテル(フェラーリ)が先頭に。
しかしオープニングラップでまずリカルド(レッドブル)らが接触・後退、さらにオコン(フォース・インディア)とグロージャン(ハース)が接触、バンドーン(マクラーレン)もストップ、早くもセーフティカーが導入された。
オコンとマグヌッセン、バンドーンがリタイヤ、オコンの連続完走記録がここで途絶えた。
他車のピットインもありハミルトンはこの時点で一気に20位から14位まで挽回。

6周目にレース再開。
ハミルトンが着実に順位を上げ早くもポイント圏内に入る。
23周目、オープニングラップでの事故についてグロージャン(ハース)に対し10秒のタイム・ペナルティが通告された。
30周目に掛けて上位陣がタイヤ交換に入ると新品のソフトタイヤでスタートしているハミルトンが見かけ上トップに立つことに。
42周目、ハートリー(トロ・ロッソ)がマシントラブルでピットガレージに戻ってリタイヤ。
69勝目、ストロール(ウィリアムズ)の左前タイヤを損傷させてピットイン。
ハミルトンは3位のライコネンに肉薄したがオーバーテイクはならず、表彰台までは届かなかった。

優勝はベッテル(フェラーリ)でハンガリーGP以来となる今季5勝目、自身通算47回目の優勝、フィニッシュ後はひさしぶりのドーナツターンで勝利の余韻を楽しんだ。
2位2.762秒差でボタス(メルセデス)、3位終盤ハミルトンの猛追を退けたライコネン(フェラーリ)、4位ピットスタートから追い上げたハミルトン(メルセデス)でライコネンとは0.868秒差、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位リカルド(レッドブル)、7位これが最後のホームグランプリとなったマッサ(ウィリアムズ)、8位は連続入賞となったアロンソ(マクラーレン)、9位にペレス(フォース・インディア)、10位がヒュルケンバーグ(ルノー)でここまでがポイント獲得。
マッサとアロンソとの差は0.481秒、アロンソとペレスとは実に0.137秒という僅差のゴールだった。

以下、11位サインツ(ルノー)、12位ガスリー(トロ・ロッソ)、13位エリクソン(ザウバー)、14位ウェーレイン(ザウバー)、15位グロージャン(ハース)、16位ストロール(ウィリアムズ)。
アゼルバイジャンGPでの3位入賞でチームメイトのマッサを凌駕していたストロールだったが、今回のレースで逆転の憂き目に。
リタイヤはハートリー(トロ・ロッソ)、オコン(フォース・インディア)、マグヌッセン(ハース)、そしてバンドーン(マクラーレン)の4台だった。

ブラジルGP決勝レースの結果はこちら
ブラジルGPの画像はこちら

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2017/11/12

7番グリッド獲得アロンソ(マクラーレン)、「晴れでも雨でもOK」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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11日(土)行われたブラジルGPの公式予選で、Q2は6番手、Q3では7番手と今季の予選最高位タイ(スペインGP)となるグリッドを獲得したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、次のように決勝レースに意欲をみせた。

「今日はとても難しいコンディションの中での予選だったので、7番手という結果には満足している。
ただバイザーに雨粒が落ちるのが見えるので、たとえ路面が完全にドライであっても不安がよぎり、自信が揺らぐのが実状なんだ。
そんな中でもマシンの挙動を確実に把握し、その性能を信じた上で、勇気を持ってコーナーに進入しなければならないよ。
昨日はマシンのバランスとパフォーマンスに対して十分に満足していなかったけれど、今日はパフォーマンスが向上し、競争力も増したと思う。

6番手というグリッドは、明日ポイント獲得を目指すには素晴らしいスタート位置だね。
明日は晴れてドライコンディションになることが予想されているので、自分のポジションを守るのは容易ではないけれど、できる限りポジションを守りたいと思っている。
ウエットコンディションでは我々のマシンの競争力があがることはわかっているので雨でも大歓迎だよ。
いずれにせよ明日の目標はポイント圏内で完走することだ」

* リカルド(レッドブル)の降格により決勝レースは6番手からスタート

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ブラジルGP修正スターティンググリッド

ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、リカルド(レッドブル)、ハートリー(トロ・ロッソ)、ガスリー(トロ・ロッソ)、そしてストロール(ウィリアムズ)の各戦史湯に予選グリッド降格のペナルティがあったとして次のような修正スターティンググリッドを発表した。

1. ボタス(メルセデス)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. ライコネン(フェラーリ)
4. フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
5. ペレス(フォース・インディア) *
6. アロンソ(マクラーレン) *
7. ヒュルケンバーグ(ルノー) *
8. サインツ(ルノー) *
9. マッサ(ウィリアムズ) *
10. オコン(フォース・インディア) *
11. グロージャン(ハース) *
12. バンドーン(マクラーレン) *
13. マグヌッセン(ハース) *
14. リカルド(レッドブル) *
15. ウェーレイン(ザウバー) *
16. エリクソン(ザウバー) *
17. ストロール(ウィリアムズ) *
18. ハートリー(トロ・ロッソ) *
19. ガスリー(トロ・ロッソ) *
20. ハミルトン(メルセデス)

* 印は変更のあったドライバー

・リカルド(レッドブル) 10グリッド降格
・ハートリー(トロ・ロッソ) 10グリッド降格
・ガスリー(トロ・ロッソ) 25グリッド降格
・ストロール(ウィリアムズ) 5グリッド降格

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ストロール(ウィリアムズ)、ギヤボックス交換でグリッド5番降格

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、ウィリアムズ・チームのランス・ストロールが公式予選セッションでギヤボックスを交換したとして、規定により予選グリッド5番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

F1レギュレーションではギヤボックスは6戦連続して同一のものを使うことが義務付けられている

ストロールのマシンはこの作業が予選開始時刻になっても続けられていたが、ハミルトン(メルセデス)の事故による赤旗中断があって救われた形となった。

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ブラジルGP予選、ボタス(メルセデス)が自身3度目ポール飾る

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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11日(土)、インテルラゴス・サーキットを舞台にF1第19戦ブラジルGP予選最終ピリオドが行われた。
引き続き路面はドライコンディション、Q3セッション開始時の気温は17度、路面温度26度、湿度86%と報告されている。

ひさびさのポールを狙うボタス(メルセデス)がここでも真っ先にタイムアタック。
まずは1'08.442のタイムでトップに立つが、直後にベッテル(フェラーリ)が1'08.360で上廻る。
ライコネン(フェラーリ)は3番手、フェルスタッペン(レッドブル)が4番手。
観客の声援を浴びる地元マッサ(ウィリアムズ)は前車(サインツ)と交錯してタイムを失いアタック中止、ただ1台1回目の挑戦ではノータイムとなった。
そして直後にはいよいよインテルラゴスに雨が降り始めたという報告が。

幸い雨が影響を及ぼさないうちに最後のタイムアタックが行われ、ここでボタス(メルセデス)がベストタイムを1'08.322まで短縮、みごとベッテルを逆転してポールポジションを獲得してみせた。
ボタスのポールは今年のオーストリアGP以来となるもので、自身通算3回目の記録。
なおそのオーストリアではポールTOウィンを飾っている。

2番手に0.038秒差のベッテル(フェラーリ)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手ペレス(フォース・インディア)、7番手アロンソ(マクラーレン)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手サインツ(ルノー)、10番手がマッサ(ウィリアムズ)という結果になった。
今年のマクラーレンにとって予選7番手は最高位タイ(スペインGP)になるものだが、リカルドが降格するため明日のグリッドはさらに6番手というものになる。

ブラジルGP公式予選の結果はこちら
ブラジルGPの画像はこちら

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ブラジルGP予選Q2、アロンソ(マクラーレン)6番手タイム

引き続きブラジルGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
なおまだ雨は降っていない。

俄然、ポールポジションの可能性が高まったボタス(メルセデス)が先頭でタイムアタックに入ったが、無線で一部に雨粒が落ち始めたことを伝えている。
10グリッド降格が決まっているリカルド(レッドブル)は他がスーパーソフトの中、決勝レースを見据えソフトタイヤで挑んでいる。

ドライのままセッションは終了。
トップはベッテル(フェラーリ)で1'08.494のベストタイム。
これに0.144秒の2番手にボタス(メルセデス)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手アロンソ(マクラーレン)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手サインツ(ルノー)でこまでがQ3進出。

ここで敗退となったのはオコン(フォース・インディア)、グロージャン(ハース)、バンドーン(マクラーレン)、マグヌッセン(ハース)、そしてハートリー(トロ・ロッソ)の5台となった。
Q2進出はしたものの10グリッド降格が決まっているハートリーはタイムアタックはせず確認走行を続けていた。

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ブラジルGP予選Q1、本命ハミルトン(メルセデス)がクラッシュ

11日(土)、インテルラゴス・サーキットを舞台にブラジルGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は曇り、気温18度、路面温度29度、湿度は79%あり、現在路面はドライコンディションだが、セッション中に雨が降る可能性も報じられている。
午前のフリー走行でギヤボックス・トラブルに見舞われたストロール(ウィリアムズ)はさらにエンジンも交換作業をまだ行っている。

スーパーソフトを装着したハミルトン(メルセデス)が意欲的にトップでタイムアタックに出たが、なんとその周にコースアウト、左側面から激しくクラッシュ、セッションはいきなり赤旗中断となった。
ドライバーは無事だが、損傷がギヤボックスにまで及ぶのかが心配される。
この赤旗中断で、ストロール(ウィリアムズ)は作業が間に合った模様。

再開後は各車一気にタイムアタック。
1回目のアタツクを終えてトップはライコネン(フェラーリ)の1'09.405。
ボタス(メルセデス)に0.047秒の差を付けた。

結局上位陣は2度目のアタックなしで、トップにライコネン(フェラーリ)、2番手ボタス(メルセデス)、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手に最後地元のマッサ(ウィリアムズ)が飛び込み歓声を浴びた。
5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手グロージャン(ハース)、10番手がオコン(フォース・インディア)となった。
マクラーレンのアロンソは11番手、バンドーンは13番手だった。
ここで敗退となったのはウェーレイン(ザウバー)、ガスリー(トロ・ロッソ)、エリクソン(ザウバー)、ストロール(ウィリアムズ)、そしてハミルトン(メルセデス)の5台。

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ブラジルGPフリー3回目、メルセデス勢最速もフェラーリ肉薄

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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11日(土)、公式予選を前にインテルラゴス・サーキットを舞台にF1第19戦ブラジルGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
現在雨は降っていないが朝がたの降雨で路面は一部ダンプ状態、セッション開始時の気温は19度、路面温度27度、湿度79%と報告されている。

セッション序盤、ウィリアムズのストロールがインストレーションラップでパワーロスを訴えてストップ、バーチャル・セーフティカーが導入された。
ストロールは結局この予選前の貴重な走行機会をノータイムで終えることとなった。
終盤、メルセデスAMGとフェラーリの4台が熾烈なタイム争いを展開、4台のタイム差はわずかに0.058秒という僅差の結果となった。

トップはボタス(メルセデス)で1'09.281、2番手ハミルトン(メルセデス)が1'09.284、3番手ライコネン(フェラーリ)で1'09.326、4番手ベッテル(フェラーリ)で1'09.339、5番手リカルド(レッドブル)、6番手アロンソ(マクラーレン)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手オコン(フォース・インディア)、9番手フェルスタッペン(レッドブル)、10番手にサインツ(ルノー)が飛び込んだ。
なおバンドーン(マクラーレン)は11番手。

この後注目の公式予選が行われる。

ブラジルGPフリー走行3回目の結果はこちら
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2017/11/11

アロンソ(マクラーレン)の挑戦、ルマン24時間だけじゃない?

Toyota『TS040 HYBRID』 (C)Toyota Motorsports
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まだ関係者は肯定していないものの、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がルマン24時間レース参戦を前提にトヨタWECチームとコンタクトを取ったという噂が専らだが、さらに参戦はルマンの1戦だけではない可能性が伝えられている。

来年、両シリーズの日程がバッティングするのは10月21日(日)のアメリカGP(US-GP)と富士6時間レースだけということで、それ以外のレースにもアロンソが参戦するという方向で交渉が進められているというもの。

アロンソは来年すでにデイトナ24時間レースへも参戦するとみられていて、事実であれば最も多忙なF1ドライバーということになりそうだ。
ただ、実現してもお膝元の富士戦に出られないというのはトヨタにとって無念なことだろう。

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ガスリー(トロ・ロッソ)、さらなるグリッド降格ペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのピエール・ガスリーがフリー走行2回目セッションでさらにシーズン9基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)、そして7基目のターボチャージャーを投入したとして、それぞれ10マ゛リッドと5グリッド合わせて予選グリッド15番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

ガスリーにはすでに午前のフリー走行1回目セッションで10グリッド降格が科せられている。

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ハートリー(トロ・ロッソ)にも10番グリッド降格ペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのブレンドン・ハートリーがやはりフリー走行1回目セッションでシーズン8基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)を投入したとして、規定により予選グリッド10番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

スクーデリア・トロ・ロッソはこれで二人のドライバー共に同じマシントラブルにより同様の降格ペナルティを受けることとなった。

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ガスリー(トロ・ロッソ)にも10番グリッド降格ペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのピエール・ガスリーがフリー走行1回目セッションでシーズン8基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)を投入したとして、規定により予選グリッド10番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

初日のフリー走行でガスリーは16番手タイムに留まっていて、このままだと日曜日の決勝レースは最後尾からのスタートになる可能性がある。

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リカルド(レッドブル)に10番グリッド降格ペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドがフリー走行1回目セッションでシーズン8基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)を投入したとして、規定により予選グリッド10番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

これによりリカルドは土曜日の公式予選でポールポジションを獲得したとしても日曜日の決勝レースのグリッドは11番手という苦しいものなる。

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ブラジルGPフリー2回目もハミルトン&ボタスが最速タイム

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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10日(金)、引き続きインテルラゴス・サーキットを舞台にF1第19戦ブラジルGPフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の路面はドライ、気温29度、路面温度50度、湿度40%で、一時雨の予報もあったがまだ雲のままになっている。
なおこのセッションでハースF1はマグヌッセンに代えてアントニオ・ジョビナッツィを起用している。

最初のアタックからトップは終始ハミルトン(メルセデス)で、すっかり王者の貫禄をみせている。
終盤は多くのチームでロングランなどレース本番の準備に入ったため、1回目セッションに引き続きハミルトンの最速は揺るがなかった。
トップはハミルトンの1'09.515、これに0.048秒差で僚友ボタス(メルセデス)、3番手リカルド(レッドブル)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手オコン(フォース・インディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手にアロンソ(マクラーレン)。
バンドーン(マクラーレン)は13番手だった。

ブラジルGPフリー走行2回目の結果はこちら
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ブラジルGPフリー1回目、王者ハミルトン(メルセデス)最速

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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10日(金)、インテルラゴス・サーキットを舞台にF1第19戦ブラジルGPフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の路面はドライ、気温24度、路面温度38度、湿度59%と報告されている。
今回ピレリはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフト3種類のタイヤを投入している。
このセッションではフォース・インディアがペレスに代えてジョージ・ラッセル(19歳:イギリス)が、ザウバー・チームではウェーレインに代えてシャルル・ルクレールが起用されている。

まだ序盤にハートリー(トロ・ロッソ)が白煙と共にコース上にマシンを止め、結局このセッションはノータイムということになった。
原因はオイルラインに関係するものと推測されている。
また続いてチームメイトのガスリー(トロ・ロッソ)もストップ、こちらはMGU-H(熱エネルギー回生システム)のトラブルと報告されている。

結局このセッションでは前戦でタイトルを決めたハミルトン(メルセデス)が貫禄の最速タイム1'09.202を記録して終えた。
2番手もチームメイトのボタス(メルセデス)でこちらは1'09.329だった。
以下、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手ベッテル(フェラーリ)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手バンドーン(マクラーレン)、9番手オコン(フォース・インディア)、10番手アロンソ(マクラーレン)。
後方にはハースF1、ルノー、ザウバー、そしてトロ・ロッソが各2台ずつ続いた。

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2017/11/10

ブラジルGPの週末、金・土ににわか雨の懸念

今週末行われるF1第19戦ブラジルGPの開催地インテルラゴス地方の天気について、地元気象台はフリー走行が行われる金曜日と公式予選の土曜日2日間について一時にわか雨、とりわけ土曜日には雨になる心配があるとした。
なお昨年大雨に見舞われた決勝レースの日曜日は今回晴れの模様。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
11月10日(金) フリー走行 曇り一時雨 18- 27度 70%
11月11日(土) 公式予選 14-19度 82%
11月12日(日) 決勝レース 晴れ 13- 27度 53%

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ブラジルGPのスチュワードにデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるブラジルGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(63歳:イギリス)をあてることを明らかにした。

元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏のスチュワード就任は今季ハンガリーGPに続くもので通算18回目、これは目下最多のエマニュエル・ピロ氏の21回に次ぐものになる。

F1では1981年サンマリノGPで当時のトールマンからデビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利した。
またシルバーストーン・サーキットの保有者でもある英国BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表を務めていることでも知られる。

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フェルスタッペン(レッドブル)、「追い上げ勝利は理想じゃない」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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自身通算3勝目となったメキシコGPではオープニングラップからレースをコントロール、最後まで優位を保ったまま最初のチェッカーフラッグを受けてその存在感をみせたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。
しかし本人は「レースを完全にコントロールして勝利してこそ理想のパターン」と、独自のレース論を披露した。

「もちろんレースでは後方からオーバーテイクをするのはとても楽しいことだよ。
でも、それはレースを完全にコントロールして勝ったということにはならない。
実際、カート時代には僕はそうして圧勝を続けてきたけれど、いまF1ではそんな立場じゃないからね。
目指しているのはハミルトン(メルセデス)のようにポールポジションを獲得し、1周目からずっとリードしてそのまま勝つことなんだ。
そうしてタイトルを獲得できたなら、レーシングドライバーとして最高なことだね」と、まだ20歳の若者。

ただクリスチャン・ホーナー代表はメキシコGPでのフェルスタッペンについて「彼はレース中、退屈していたようだね」と、印象を語っている。

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2021年新F1エンジン規格、新規参入組には魅力

FIA
FIA(国際自動車連盟)とリバティ・メディアが先に提示した2021年シーズンからの新F1エンジン規格について、フェラーリやメルセデスら現行のエンジン・サプライヤー側からは否定的な見解が示されているが、一方新たに参入を検討しているグループからは魅力的に捉えられているようだ。

FIAによれば、新しい規格はMGU-H(熱エネルギー回生システム)を廃止するなど現在のものからは一新して簡素化し、不評だったエクゾーストノートを現在のものより際立たせたものになるとのこと。

英国メディアらが伝えるところでは、すでに独立系のコスワース・レーシングやイルモア・エンジニアリングが前向きな姿勢をみせている他、ポルシェやアストンマーティンら自動車メーカーも高い関心を示しているという。

アストンマーティンはすでにレッドブル・レーシングのタイトル・スポンサーを務めることが決まっているが、もし自身が参戦ということになればホンダの将来にも影響を及ぼすかも知れない。

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2017/11/09

引退表明のマッサ(ウィリアムズ)、「来年はゆっくりしたい」

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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昨シーズン末はいったん表明したF1引退の撤回を余儀なくされたウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)だったが、今回の引退発表は間違いないようだ。
しかし当のマッサは意外にも「もう1年やりたかった」と未練をみせている。

「今年のF1マシンはドライブしていてとても面白かったよ。
強力なエアロダイナミックスによる高いダウンフォースに加え、幅広タイヤになったことになる強いグリップはF1マシンの概念を変えたと思う。
チームとは来年について話し合いを続けていて、僕は遅くともブラジルGPまでには決めたかったんだけれど、結局この時期になっても結論が出ることはなかったんだ。
来年の僕の去就についてはまだわからないな。
フォーミュラEへの挑戦も打診されたけれど、もうこれからでは遅いだろう。
おそらく来年はサバティカル休暇(使途に制限がない職務を離れた長期休暇)を取ってゆっくりすることになるのではないか」と、説明した。

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ハミルトン(メルセデス)、脱税疑惑の払拭に躍起

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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いま世界を騒がせているICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)が入手したとされる新たなタックスヘイブン(租税回避地)関連資料である『パラダイス文書』に、F1を代表するドライバーであるルイス・ハミルトン(イギリス)の名前があったため、波紋を呼んでいる。

それによればハミルトンは、自身のプライベートジェット機『ボンバルディア CL605 チャレンジャー』を取得する際にいったんマン島に輸入、ビジネスのための使用であるとして400万ドル(約4億5600万円)以上の税金の払い戻しを受けたことが記載されているとのこと。
ハミルトンは、英国人スポーツマンの資産番付で4年連続の首位として報じられている。

ただしこれについてハミルトンの顧問弁護士は「税制上で合法なもの」と主張している。

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マクラーレン、『サップ』とのパートナーシップ契約を延長

Sap (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは、系列のマクラーレン・テクノロジー・グループが結んでいる『サップ社』とのビジネス・パートナーシップ契約を2020年まで延長することで合意したことを明らかにした。

『サップ社』はビジネス関連のコンピュータ・ソフトウェア開発会社で、マクラーレン・グループにおいては「オフィシャル・クラウド・ソリューション」、および「オフィシャル・データベース・ソリューション」として、市販車だけでなくF1マシンの開発にも大きく貢献しているという。

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2017/11/08

アロンソ(マクラーレン)、トヨタWECカーをテストか

Toyota『TS040 HYBRID』 (C)Toyota Motorsports
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今年モナコGPを欠場してまでインディ500レースに参戦するなどF1以外のカテゴリーのレースにも関心をみせるマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだが、今度はスポーツカーレースであるWEC(世界耐久選手権)仕様のトヨタ『TS040 HYBRID』をテストするというニュースが伝えられた。

それによれば期日はWEC最終戦であるバーレーン6時間(11月19日)の翌日に行われるルーキーテストに参加するというもの。
この週はちょうどF1はブラジルGPとアブダビGPの間でスケジュールの予定がない谷間の週。
アロンソが来季WECにフル参戦することは考えられないが、ルマン24時間レースに関心を持っているのは間違いない。

アロンソはすでにイギリスにあるトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)のファクトリーを訪れてシート合わせを行ったとも伝えられるが、関係者はしかしこれを否定しているという。

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F・インディア、残り2戦のフリー走行にジョージ・ラッセル起用

George Russell (C)Mercedes Motorsport
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フォース・インディア・チームは、ブラジル&アブダビの今シーズン残り2戦のフリー走行1回目セッションに、ジョージ・ラッセル(19歳:イギリス)を起用することを明らかにした。
交代がペレス、オコンいずれのドライバーになるかはまだ明確でない。

ラッセルは本来メルセデスのジュニア・ドライバーで、今シーズン参加した『GP3シリーズ』では4勝を上げ、まだ最終戦を残してすでにシリーズ・チャンピオンを決めた期待の逸材。
なおF1最終戦のアブダビはGP3の最終戦とも重なっていて、ラッセルにとって将来を左右する忙しい週末になるのは必至。

フェラーリ製パワーユニットを搭載するザウバー・チームやハースF1チームらがドライバー起用についても供給元から影響力があるように、メルセデス製パワーユニットを搭載するフォース・インディア・チームやウィリアムズ・チームもその例外ではないようだ。

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行き場が狭まったダニール・クビアト(前トロ・ロッソ)

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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レッドブル・グループから契約解除が通知されたというダニール・クビアト(前トロ・ロッソ)だが、2018年のポジションとして秘かにマクラーレン・チームのリザーブドライバーの座を窺っていたということだ。
ここではバンドーンはともかく、アロンソがまた欠場する機会もあるのではとみられていてリザーブドライバーは魅力的だ。
しかし既報のように同チームは新鋭のランド・ノリス(17歳:イギリス)の起用を発表、これによりクビアトは一つの可能性を失ったとされる。

クビアトが広言しているのはウィリアムズ・チームのレースシートということだが、マッサの後任を狙っているのはロバート・クビサやポール・ディ・レスタ、そしてパスカル・ウェーレインら強敵がひしめいている状況。

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ピレリタイヤ、2018年には『6番目のタイヤ』投入へ

Pirelli 2017 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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現在F1にタイヤを独占供給するイタリアのピレリタイヤでは、2018年シーズンに向け『6番目のタイヤ』を投入する方針を明らかにした。

現在F1のドライタイヤには硬い方から順にハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフト、そしてウルトラソフトの5種類が用意されているが、2018年シーズンは全体に一段階ずつ柔らかい方向に変更されるという。

ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えるところによれば、新たに投入されるのは現行のラインナップで最も柔らかいウルトラソフトよりさらに柔らかいものになるということだ。

ちなみに新しいタイヤのまだ名称は決まっていないとのこと。

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2017/11/07

マクラーレン、ランド・ノリスを来季リザーブドライバーに

Land Noris (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは2018年のテスト&リザーブドライバーに同チームの若手育成プログラムの一員であるランド・ノリス(17歳:イギリス)を抜擢したことを明らかにした。

ノリスは昨年の『マクラーレン・オートスポーツBRDCヤング・ドライバー賞』を受賞、今シーズンはヨーロッパF3選手権に参戦し、みごとシリーズ・チャンピオンに輝いた逸材。
今年8月のハンガリー合同テストに参加し、すでに最新のF1マシンも体験している。
来年はF1傘下のF2シリーズ(旧GP2)、ないしは日本のスーパー・フォーミュラへの参戦が期待されている。

なおこれを受け、現在同チームのリザーブドライバーで実際に今年のモナコGPに出走したジェンソン・バトン(37歳:イギリス)は来年このポジションから外れるものとみられる。

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課題の『F1コスト削減案』がチーム側に提示へ

FIA
常にF1の課題として提起されてきたコスト削減案について、FIA(国際自動車連盟)のF1ストラテジーグループは新たなバジェットキャップ(予算制限)制度の素案を近くチーム側に示すことがわかった。

ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』誌が伝えるところによれば、支出金額の総枠は1億5千万ユーロ(約200億円)から段階的に1億ユーロ(約133億円)まで切り下げるというのが有力とのこと。
その初年度は2019年シーズンということだが、いまのところこの年は試験期間ということで超過してもペナルティは科せられないということだ。

判定のため、FIAからは各チームに対しそれぞれ公認会計士が派遣されるというが、本来明らかにされていないチーム内の金銭事情がどこまでつまびらかになるのか、残念ながら新制度に疑問を呈する向きも多い。

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アロンソ(マクラーレン)、「モータースポーツはF1だけじゃない」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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今年はモナコGPを欠場してまで『インディ500レース』に参戦、さらに来年1月にはスポーツカーによる『デイトナ24時間レース』への参戦を明らかにするなどF1以外のイベントに関心を示すマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(36歳:スペイン)には批判的な見解を示すF1関係者もいるが、本人はまったく意に介していないようだ。

「僕は世界一優れたドライバーになりたいと思っているんだ。
F1は確かにモータースポーツの最高峰だけど、でもF1だけがモータースポーツじゃない。
だから最高のドライバーになるためには、F1だけじゃなく他の様々な分野でレースをしなくてはいけないんだよ。
そしてそのため僕が描いている計画は、おそらくみんなが考えているものよりずっと広いものになる」と、2度のF1チャンピオン。
アロンソのその壮大な計画はすでに9年も前からスタートしたものなのだという。

なお世界三大レースといえばモナコGP、インディ500の他にルマン24時間レースということになるが、すでにアロンソの元には複数のチームから声が掛かっているとのことだ。

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2017/11/06

ウィリアムズ・チーム、「チーム間格差の解消が先決問題」

Paddy Lowe (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)とリバティ・メディアが示した2021年からの新エンジン規格に対し、早くもフェラーリやメルセデス等が異を唱えているが、こうした動きに対しウィリアムズ・チームのパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターが冷ややかな視線を送っている。

それによればロウ氏は、「エンジン・レギュレーションよりも先に解決すべき問題がF1にはある」と、主張した。

「いまF1というスポーツで解決すべき問題は、あーだこーだというエンジンの形態なんかではない。
トップチームとそれ以下のチームとの決定的な格差が問題なのだ。
本来ならパワーユニットは完全に規格を統一するか、あるいはみんな同じエンジンでもいい。
エンジンが戦うのではなく、チームが争うのがF1のコンストラクターズ・チャンピオンシップである筈だからね」と、このイギリス人。

フェラーリ・チームが過去のF1における功績という建前から、常に他チームより多くの分配金を手にしているのは衆知のことだ。

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M.ブランドル氏、「フェルスタッペン(レッドブル)はナンバーワン」

Martin Brundle (C)Ex.Super Aguri F1
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ここ4戦で3度の表彰台、そしてこのうち2度の優勝という快進撃を演じているレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(20歳:オランダ)について、元マクラーレン等のF1ドライバーで、現在は英『スカイ・スポーツ』でF1コメンテーターを務めるマーティン・ブランドル氏(58歳:イギリス)は、「ナンバーワンだ」との太鼓判を押した。

「間違いなくフェルスタッペンは類い稀な才能を持つドライバーだ。
レッドブルは中途であるにもかかわらずこのほどわざわざ彼との契約を延長したというがそれも理解できる。
彼はまだ若く、これから先の将来は限りなく広いのだからね。
おそらく契約にあたって彼のマネージメント・グループはチームからナンバーワン待遇を取り付けたに違いない。
いや仮にそうでなければ、私は彼らの能力を疑うよ」と、讃えてみせた。

フェルスタッペンが記録した17歳と165日という史上最年少デビュー記録は規則変更でもう破られることはなくなった。

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ポルシェ、新レギュレーションでもF1復帰には懐疑的

Porsche F1 (C)Porsche AG
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FIA(国際自動車連盟)とリバティ・メディアが2021年からの新エンジン規格の概要を示したことで新たなエンジン・サプライヤーの参画が期待されている。
これまで複数回に渡って行われた検討会議には、ポルシェを始め、ランボルギーニやアルファロメオらのメーカーに加え、イルモア、コスワースら独立エンジン・メーカーらが出席してきたとされる。

中でもかつて自身がコンストラクターとしてF1に参戦した歴史を持つポルシェには大きな期待が寄せられているが、現在WEC(世界耐久選手権)第8戦・上海6時間レースのため中国に遠征中の同チームは復帰には消極的な見解を示している。

WECポルシェ・チームの首脳は、「われわれにF1復帰の噂があるというのは承知している。
しかし会社の大きな方針としてエコロジーを追求するというのがすでに決まっている。
そこでフォーミュラEに参戦すべく準備を行っていて、いまのところF1に参戦するというのは選択肢にはない」と、述べた。

生産車においても急速にEV(電気自動車)への方向転換が進む中、F1の将来も方向を見出すのは容易ではなくなってきているようだ。

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2017/11/05

アメリカGP主催者、メキシコGPの日程変更要望

Mexico GP Scene (C)Williams F1
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2015年の復活開催以来、隣接するアメリカGP(US-GP)との連続開催が低地訳しているメキシコGPだが、テキサス州オースティンのアメリカGP主催者が、メキシコの日程変更を提案していることがわかった。

それによれば両グランプリは地理的に近すぎるため、イベントの盛り上がりにマイナスの影響が出ているというもの。
そのため現在10月になっているメキシコGPを6月に移してカナダGPとの連続に、またアメリカGPのほうは10月のままブラジルGPとの連続開催にしようというものだ。

ただこれについて一方の当事者であるメキシコGPの主催者は「6月のメキシコは雨期にあたるためレースには不向き」と、反対する姿勢を明らかに。
「メキシコとアメリカが連続することに問題があるならアメリカ側が日程を変更すべき」と、強気なところをみせている。

ちなみに今年もメキシコGPはチケットが完売と成功裡に行われた。

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プレッシャーから外れたハミルトン、「いま最高にF1が楽しい」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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シーズン終了を待たず、自身4度目となるF1王者の座を決めたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「いま最高にF1が楽しい」と、リラックスしたところをみせている。

「タイトルが決まるまでにはプレッシャーがあったかも知れない。
今年は去年のようなチームメイトとのバトルではなく、ライバルチームとの戦いだったから余計だったのかも。
でも数戦前とは違い、今はとてもリラックスしているよ」

それを証明するように、これまで契約についての話には消極的だったハミルトンが、今は「チームとはすでに契約延長について話し合っている。
数週間のうちに何か報告できるんじゃないかな」と、すっかり積極的になった姿勢をみせた。

メルセデスとの契約は2018年末までとされているが、さらに複数年延長されるという見方が専ら。
ここ5年間の在籍で3回タイトル獲得を果たしたハミルトン、通算4回は歴代3位タイ。
これからさらに記録を伸ばしそうだ。

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フェラーリ会長、拒否権どころかF1撤退もほのめかす

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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このほどFIA(国際自動車連盟)とF1オーナーであるリバティ・メディアが示した2021年シーズンからの新F1エンジン規定に対し、フェラーリ・チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表から『拒否権行使』の可能性が伝えられたが、今度はフィアット/クライスラー・グループの総帥セルジオ・マルキオンネ会長から、さらに『F1撤退』も辞さずという強い姿勢が明らかとなった。

同社は新規格がコスト削減を前進せていることは評価したものの、パワートレーンの目指す方向性にはエンジン・サプライヤーとしての立場から納得がいかないと不満を示しているもの。

もし実際にフェラーリがF1から撤退した場合、将来の発展が期待されるフォーミュラEへの転身が示唆されているが、ほんとうにフェラーリのF1撤退があると考えている関係者はどこにもいないようだ。

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フェリッペ・マッサ、今季限りのF1引退を発表

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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ウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)は、今シーズン末を以ってF1から引退することを正式発表した。

当初2016年シーズン末に一度引退を表明したマッサだったが、この時はチームメイトだったバルテリ・ボタスが突然メルセデスAMGチームへの移籍を決めたため、翻意を強いられていた。

2002年にザウバー・チームからデビュー、ここまでのF1出走269戦は歴代6位の記録。
3年後フェラーリ・チームに抜擢され、優勝11回はすべてこのフェラーリ時代のものになる。
その後2014年からウィリアムズ・チームに移り、現在まで現役を続けた。

2009年のハンガリーGPでは他車から脱落した部品がヘルメットを直撃、重傷を負い残りのシーズンの欠場を余儀なくされたが、これがハロー(頭部保護装置)導入の一因になったともされる。

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2017/11/04

G.シュタイナー代表(ハース)、レーススチュワードに一貫性求む

Gunther Steiner (C)RedBull Racing
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ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表が、毎回変わるレーススチュワード(審査委員)の判定基準に異を唱えた。

「私は常々レーススチュワードの判定基準が一定していないことに疑問を持っている。
彼らは安易にペナルティを出すが、その裏にどういうことがあるのか我々にはまったく知らされない。
何が正しくて何が悪かったのか、理解できないことが多いんだ。
だから、ほんとうならスチュワードには常任の人物を据え、判定の基準がブレることのないようにすべきだと思っている。
ただこれについてはチャーリー(ホワイティング:FIAレースディレクターと話をして、ある程度理解はしたがね」

さらにシュタイナー氏は「ビッグなチームと弱小チームでは扱いが違う」として「グロージャンはコーナーをカットしたというだけで5秒加算のペナルティを受けたが、アロンソは無理なラインで他車に衝突し、レースを台無しにしたのにノーペナルティなんて理解できない」と、その一例を挙げた。

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フォース・インディア、「オコンの去就はメルセデス次第」

Esteban Ocon (C)Mercedes Motorsport
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2017年シーズン開幕戦からフォース・インディア・チームに加入、以来全戦完走、さらに1戦(モナコ:12位)を除いてはすべて入賞・ポイント獲得と、期待以上の活躍をみせるフランスの新鋭エステバン・オコン(21歳)だが、その去就についてはメルセデスAMGチームの意向が大きく影響しそうだ。

これについて同チームののオットマー・サフナウ/チーフ・オペレーティング・オフィサーは、「オコンの働きに対しては十分評価しているが、彼がいつまでわれわれのところで走るかはメルセデス次第だ。
われわれはメルセデスから技術以外にも多くの支援を受けており、もしも求められればそれに従わざるを得ないだろう」と、メルセデスの影響力を認める。

いまのところ2018年シーズンについてはメルセデスAMGチーム側も現在のドライバー・ラインナップが継続されるとみられるが、2018年末には先方の事情次第でオコンが戻される覚悟もしておく必要がありそうだ。

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レッドブル・レーシング、来シーズンは立場が微妙に

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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2007年からルノー製パワーユニットを搭載、2010年から2013年まではセバスチャン・ベッテルを擁し4年連続のタイトル獲得を果たしたレッドブル・レーシングだが、来季の立場は微妙なものになるかも知れない。
というのも、これまでほぼワークス待遇だったルノーとの関係に、マクラーレン・チームが影響を及ぼしそうだからだ。

これまで本家レッドブル同様ルノー・エンジンだったトロ・ロッソが来季はホンダにスイッチ。
一方、これと入れ替わる形でマクラーレン・チームがルノー陣営に加わることが決まった。
レッドブルはまだ来年もルノーで戦うが、再来年にはいよいよホンダとのパートナーシップがスタートするものと考えられている。
その場合、ルノーとしては今季マクラーレン、さらにもちろん自身のチームを優先させ、レッドブルが陣営第3の扱いになりかねない懸念が持たれている訳だ。

これについてクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)は、「われわれはこれまで同様、ルノーが最大限の扱いをしてくれると確信している」と牽制しているが、3チームの成績次第では一気に変化が起きる可能性がある。

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2017/11/03

フェラーリ、2021年からの新エンジン規定に『拒否権行使』も

Maurizio Arrivabene (C)Ferrari S.p.A
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このほどFIA(国際自動車連盟)とF1オーナーであるリバティ・メディアが示した2021年シーズンからの新F1エンジン規定に対し、現在の中心サプライヤーであるメルセデスやフェラーリ、そしてルノーらが異を唱えているようだ。
とりわけフェラーリは早くも『拒否権行使』も辞さないとの強い姿勢をみせている。

これについて同陣営のマウリツィオ・アリバベーネ代表は、「メルセデスやわれわれは、F1チームである同時にエンジン・サプライヤーでもある。
そこには企業として当然ビジネスという重要な要素が絡んで来る。
正当なF1活動のため、また継続性を維持する意味でもわれわれには不当な改変を拒否する権利を持っている。
ただみんなが正しい方向を向いて進んでいるのなら、もちろんそんな必要性はないがね」と、牽制。

FIAは新しいレギュレーションの元に新たな複数のマニュファクチャラー参戦を誘導しているが、これが現在の主要チームとは必ずしも相容れないもののようだ。

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ウィリアムズ・チーム、『大人』のドライバーが対象

Williams Duo (C)Williams F1
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来季、フェリッペ・マッサの引退が見込まれるウィリアムズ・チームでは、その後任となるドライバーについて検討中とみられ、すでに何人ものレースドライバー候補が挙げられているが、その条件の一つが『大人』であるということがわかった。

これは同チームのパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターが示唆したもの。
それによれば同チームのタイトル・スポンサーがアルコール・メーカーの『マルティーニ』であることから、お酒が飲める年令であることが必須なのだという。
アルコールが飲める年令は国によって異なるが多くは18歳から22歳程度のため、チームでは概ね23歳以上のドライバーを念頭に置いているとみられる。

同チームで来季残留が確実とみられるランス・ストロールはまだ19歳。
一方、現在チームメイトとして名前が挙がっているのはクビサ(32歳)やディ・レスタ(31歳)、クビアト(23歳)、そしてウェーレイン(23歳)というのも納得がいきそうだ。

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リカルド(レッドブル)にサインツ(ルノー)がプレッシャー

Carlos Sainz (C)Renault Sport F1
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シーズン序盤こそマシントラブル等が続いて思うような戦績が残せなかったレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンだったが、ここに来てシーズン2勝目を挙げるなど輝きを取り戻しつつある。
一方でチームメイトのダニエル・リカルドのほうはこの2戦リタイヤが続くなど不振の兆候が目立つようになった。

その背景には、契約が2018年末までとされるリカルドを差し置いて2019年末までだったフェルスタッペンの契約が突然2020年まで延長されるなど現場以外での動きも影響を与えつつあるとみられる。

さらにリカルドにプレッシャーを掛けているのは前トロ・ロッソのドライバーだったカルロス・サインツの動き。
シーズン中にもかかわらずルノー・チームに移籍したが、契約はレンタルで、戦績如何ではレッドブルに戻ることもあると伝えられている。
そのサインツは、これまでライバル(パーマー)に負けることがなかったヒュルケンバーグ(ルノー)を早くも凌ぐスピードをルノーで示し、プレッシャーを掛けている。

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2017/11/02

ケビン・マグヌッセンの走りに評価高まる、ハースF1

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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他車のペナルティによるグリッド順位変更はあったものの、予選では戦闘力を欠きほぼ最後尾だったハースF1チームの二人。
しかし先輩グロージャンが15位だったのを尻目に、新顔マグヌッセンのほうは8位入賞とと同チームに貴重なポイント獲得をもたらせた。

これについて同チームのギュンター・シュタイナー代表は「マグヌッセンは厳しい状況において最高のドライビングをみせた」と、絶賛している。

「メキシコGPでわれわれは苦戦を強いられていて、明らかに必要な戦闘力を欠いていた。
しかしそんな状況においても、マグヌッセンはオープニングラップの混乱を巧みに切り抜けるなど素晴らしい対応力で応じ、着実にポジションを上げてマシンをポイント圏内フィニッシュまでこぎ着けてみせた。
実際、彼はレース中一つのミスもしなかったんだからね。
点数を付けるなら100点満点だよ」と、称賛した。

ホームグランプリとして期待されたアメリカGPをはじめ、このところ輝きを失った感のあるハースF1チームにおいて、今回のマグヌッセンの8位入賞は貴重な働きとなった。

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エクレストン氏、「メルセデスがフェラーリの開発助けた」

B.Ecclestone & J.Todt (C)Ferrari S.p.A
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結局今年もドライバーズ、コンストラクターズ共にF1タイトルを獲得したのはメルセデスAMGチームということになったが、メルセデスの独走だった昨季に比べ、今年はフェラーリとのバトルが観客の関心を誘ったのが事実。

今回のメキシコGPでもベッテルがポールポジション獲得。
その優位を決勝レースに活かすことはできなかったが、昨年の0回とは一変、今シーズンのフェラーリはすでにポールポジション、優勝共にそれぞれ4回を記録して盛り上げている。

ところがこれについて元F1の権力者であるバーニー・エクレストン氏が「メルセデスがフェラーリのエンジン開発に協力した」と発言して大きな話題を呼んでいる。

これはイタリアの『ラ・リパブリカ』紙のインタビューで語ったもので、その中でこのイギリス人は、「メルセデスがフェラーリに技術を提供することでハイブリッドエンジン時代におけるライバル関係を作り上げ、今年のF1を盛り上げた」との爆弾発言。

現役時代から跳ね馬チーム贔屓ではないかとして波紋を呼んでいたエクレストン氏だが、さすがに今回の指摘についてはどちらの関係者も「馬鹿げたこと」と、いずれも強く一蹴している。

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ザウバー・チーム、パスカル・ウェーレインとの契約更新せず

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームは、現在レースドライバーの一人であるパスカル・ウェーレイン(23歳:ドイツ)との契約について2018年は更新しないことを明らかにした。

本来メルセデス系のドライバーであるウェーレインは今季ザウバー・チームへの起用が決まったが、オフに行われた『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でのクラッシュ・負傷により開幕の2戦を欠場。
それでも今シーズンここまでザウバー・チームの全ポイントはウェーレイン一人が記録したもの。

ただ現在同チームはフェラーリからの強い支援を受けていて、後任にはフェラーリ系ドライバーであるシャルル・ルクレール(19歳:モナコ)の起用が有力とみられる。
なお、チームメイトであるマーカス・エリクソンのほうはこのまま残留の可能性が高い。

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2017/11/01

FIA(国際自動車連盟)、2021年の新エンジン規格の概要発表

Ferrari V6 Engine (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は、2021年から予定されるF1の新しいエンジン規格について、その第一歩となる概要を明らかにした。

それによれば新エンジンは現行のものより簡素化し、コスト削減を図ると共にエクゾーストノートの拡大等で迫力を取り戻すことを主眼に置いたという。

具体的には、エンジンは1.6リッターのV6ターボハイブリッド。
MGU-H(熱エネルギー回生システム)の廃止。
エクゾーストノート改善のためエンジン走行スピードを3000rpm高くする。
開発コストを抑え、過酷なデザインや走行条件を阻止するための措置。
ドライバにレースをコントロールすることを可能にするMGU-K(運動エネルギー回生システム)の導入。
燃料の制限を強化、その他となっている。

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F・インディア、今週のタイヤテストにアルフォンソ・セリス起用

>Alfonso Celis (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは、今週行われるピレリタイヤの2018年仕様タイヤテストに、同チームのテスト&リザーブドライバーであるアルフォンソ・セリス(19歳)を起用することを明らかにした。

ピレリタイヤはシーズンを通してそれぞれ異なったチームにより複数回のタイヤテストを行っているが、今回のテストにはフォース・インディア・チームの他、ザウバー・チームの参加も予定されている。

なおセリスは地元メキシコ出身の将来を嘱望される若手ドライバーで、今回の起用にはそうしたチームの計らいも窺われる。

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ホンダ、「シーズン残り2戦も結果重視」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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3年間に渡ったマクラーレン・チームとのパートナーシップもあと残り2戦となつたホンダだが、そのラスト2戦もメキシコGPと同様、結果を求めて攻める姿勢を続けることを明らかにした。

これはホンダでF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介氏自身が次のように語ったもの。
「ホンダは残された2戦でシーズン最良の結果を残すべく最高のパフォーマンスを追求している。
今回のメキシコGPではトラブルが発生したが、これはあくまでも戦闘力を求めた結果であって、実際これだけ良いレースをしたのだから何も後悔はしていない。
あと2戦も信頼性だけにとらわれて守りに就くのではなく、今回と同様に攻めの姿勢を崩さずに行く」と、これまでにない強い意欲をみせた。

依然としてホンダへのバッシングを広言して止まないアロンソに対し、これを覆すのに残されたのは泣いても笑ってもあと2戦だけとなった。

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トロ・ロッソ離脱のダニール・クビアト、ウィリアムズ移籍を視野に

Daniil Kvyat (C)Redbull Racing
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2014年から約4年間在籍したレッドブル・グループから契約解除となったトロ・ロッソのダニール・クビアト(23歳:ロシア)が、新たな移籍先としてウィリアムズ・チームと交渉を行っているようだ。

ウィリアムズ・チームでは現在ベテランのフェリッペ・マッサと新人のランス・ストロールというコンビネーションで戦っているが、いったんは引退を表明したマッサについて来年再度の延長はないとみられているからだ。

ただそのシートを窺う候補は多く、メディアに挙がっているたけでもロバート・クビサやパスカル・ウェーレイン、それにポール・ディ・レスタらが有力候補として伝えられている。
クビアトの場合、ロシア企業からの支援も見込めるため、それが有利な材料になるかも知れない。

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