エクレストン氏、リバティ・メディアのF1運営に落胆
Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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F1株式をリバティ・メディアの売却した後、当初の約束では少なくとも3年間はF1のCEO(最高経営責任者)として礼遇されると伝えられた前FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表のバーニー・エクレストン氏だが、現実には1年も経たずにすっかり蚊帳の外に置かれているということだ。
こうした状況に、当のエクレストン氏はブラジルのメディアに対し次のように憤懣やるかたない心境を披露した。
「F1というのは単にモーターレーシングのいちカテゴリーなんかではない。
長い歴史と伝統を持ち、そのステータスがあるからこそ現在こうして敬意を払われる存在を維持してきたのだ。
いわばこれがワールドワイドな標準規格。
彼ら(リバティ・メディア)が持ち込んだのは彼らの基準かも知れないが、それは単なるアメリカン・スタンダード。
こんなことになるなら、われわれはF1株式を安易に売却することなど決してしなかったことだろう」
こうF1の格式を尊ぶエクレストン氏だが、これまでのところリバティ・メディアによる改革のほうが受け入れられているのが現状のようだ。
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