「年間3基制限のエンジン」方針に、チャンピオンも懐疑的
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン、年間4基までとされた一人当たりのエンジン基数だが、これに収まらないチームが激増、関連コンポーネンツも含め数十グリッド降格という非現実的なペナルティが相次いだ。
しかしこのほどFIA(国際自動車連盟)が明らかにした2018年のルールではこれをさらに縮小し、ドライバーひとり当たり3基までとする方針が明らかになっている。
これについて今季王者に輝いたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(32歳:イギリス)は、次のように懐疑的な見解を示した。
「コスト削減が目的というけれど、ひとシーズンに使えるエンジン基数をさらに少なくするというアイデアは納得できないな。
それじゃみんなエンジンを労わって大事にすべく、全力で戦うことができなくなる。
そんなのはほんとうのモーターレーシングじゃないよね。
F1の魅力というのは、みんなが全力で走って世界最速を決めるというものだ。
ましてや毎レース、誰かがペナルティを喰らって後方からスタートするなんていうのは、見ていて面白いとしても正常じゃない。
僕はエンジン基数を制限するというのはF1の魅力をスポイルするだけで、誤った方向だと思うよ」
これは今シーズン、最もエンジンの信頼性が高かったメルセデスAMGチームのドライバーの言葉だということを忘れてはならない。
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