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2017年9月

2017/09/30

マレーシアGP予選、ハミルトン(メルセデス)が70回目PP獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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30日(土)午後、マレーシアGPの公式予選がドライのセパン・サーキットを舞台にして行われた。
既報のように予選Q1で本命ベッテル(フェラーリ)がマシントラブルでノータイムというハプニング、跳ね馬ファンのため息を誘った。
またマクラーレン勢は揃ってQ3進出を果たしている。

注目の予選Q3、2回のアタック共にハミルトン(メルセデス)が最速タイム。
ポールタイム1'30.076のベストタイムでポールポジションを獲得した。
イタリアGP以来のポールで今季9回目、自身通算70回目、ここマレーシアでは4年連続の快挙となった。

2番手は2度目のアタックでわずか0.045秒及ばなかったフェラーリのライコネン。
3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手オコン(フォース・インディア)、7番手バンドーン(マクラーレン)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手にアロンソ(マクラーレン)というトップ10グリッドとなった。

注目の決勝レースは1日(日)午後3時(日本時間:午後4時)スタート予定となっているが、雨になる可能性が高くそのコンディションが心配される。

マレーシアGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ボタス(メルセデス)最速、マクラーレン勢Q3進出へ

引き続きマレーシアGP予選は15分間のQ2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

トツプはボタス(メルセデス)で1'30.803のベストタイム。
2番手0.123秒差でライコネン(フェラーリ)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手ペレス(フォース・インディア)、7番手オコン(フォース・インディア)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手バンドーン(マクラーレン)、10番手アロンソ(マクラーレン)でここまでがQ3進出。

ここで敗退となったのはマッサ(ウィリアムズ)、パーマー(ルノー)、ストロール(ウィリアムズ)、サインツ(トロ・ロッソ)、そして新人ガスリー(トロ・ロッソ)の5台となった。

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予選Q1、ベッテル(フェラーリ)がトラブルでノータイム

30日(土)午後5時(日本時間:午後6時)からセパン・サーキットを舞台にマレーシアGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は曇り、気温31度、路面温度47度、湿度は59%で路面はドライコンディションと報告されている。

フリー走行最後でマシントラブルとみられたベッテルは4基目のICE(エンジン本体)に交換したがすでに使ったものでこれによるペナルティはない模様。
上位チームは予想されたスーパーソフトではなくソフトタイヤでスタートした。
しかしベッテルは最初のアタックでブーストの不調を訴え有効なタイムを出さないままピットガレージに戻り作業に。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)、2番手フェルスタッペン(レッドブル)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)でここまではソフトタイヤ、5番手マッサ(ウィリアムズ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手オコン(フォース・インディア)、8番手ガスリー(トロ・ロッソ)、9番手パーマー(ルノー)、10番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、11番手サインツ(トロ・ロッソ)、12番手ペレス(フォース・インディア)、13番手バンドーン(マクラーレン)、14番手ストロール(ウィリアムズ)、15番手アロンソ(マクラーレン)。
ベッテルは結局再スタートできずなんとノータイム。

ここで敗退となったのはグロージャン(ハース)、マグヌッセン(ハース)、ウェーレイン(ザウバー)、エリクソン(ザウバー)、そしてベッテルの5台となった。

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マレーシアGPフリー3回目、ライコネン(フェラーリ)が最速

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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30日(土)午後、公式予選を前にセパン・サーキットを舞台にしてマレーシアGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温31度、路面温度43度まで上昇、湿度は70%まで低下、コースはドライコンディションと報告されている。

前日クラッシュしたグロージャン(ハース)のマシンは完全修復しているが、今度はチームメイトであるマグヌッセンがマシントラブルに見舞われた模様。
セッション終了間際、最終コーナーでパーマー(ルノー)とフェルスタッペン(レッドブル)が接触するシーンがみられたが幸い大事には至らなかった。

トップタイムはフェラーリのライコネンでただ一人ベストタイムを31秒台に入れる1'31.880をマーク。
2番手も僚友のベッテルで、0.162秒の差。
ただベッテルは最後スローダウンしてガレージに戻っている。
3番手リカルド(レッドブル)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手オコン(フォース・インディア)、10番手バンドーン(マクラーレン)。
アロンソ(マクラーレン)は11番手だった。

マレーシアGPフリー走行3回目の結果はこちら
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「みんなに申し訳ない」と、クラッシュのグロージャン(ハース)

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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自分の責任ではないとはいえ、マレーシアGPフリー走行初日でマシンを大破させたハースF1チームのロマン・グロージャンは「チームのみんなに申し訳ない」と徹夜作業になるであろうスタッフへの気配りをみせた。

「全体としてはウェットでもドライでもいろいろ確認できたので良い一日だったと思う。
でも最後があれじゃあね。
事故った瞬間は何が起きたのかわからなかった。
これからマシンを修復しなければならないことを考えると申し訳ない気持ちで一杯だ。
でもきっと素晴らしい作業をしてくれると思うので、明日はまた存分に走れることと思う」

アクシデントの原因はコースサイドに設置された排水口の蓋ということで、サーキット側も広い範囲で修復作業を強いられそうだ。

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グロージャン(ハース)のマシン修復作業に特例認める

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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マレーシアGPのレーススチュワード(審査委員)は、29日(金)に行われたフリー走行セッション終盤にアクシデントに見舞われたハースF1チームのロマン・グロージャンのマシンについて、通常の制限時間を越えて修復作業を行うことを認めたと通知した。

ただこれはアクシデントの原因がドライバーやチームにとって不可抗力となるコースサイドの排水口の蓋にあることが確認されたためで、あくまでも今回が特例であると付け加えた。

作業が許可されたとはいえ、マシンの損傷状況は深刻で、チームが受けたダメージは金銭的にも時間的にも計り知れないものとなった。

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中国GP、2020年までの開催契約延長で合意

Shanghai Circuit (C)Ferrari S.p.A
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2004年に初開催、今年で開催契約が満了する中国GPは新たに2020年まで3年間契約を延長することで合意したことを明らかにした。

同グランプリの主催者である『上海久事スポーツ開発』のラン・チアン会長は、「F1グランプリの中で最も有名で認知度の高い中国GPの開催延長はモータースポーツ界において重要なことだ。
中国では今後さらにF1人気が高まることが予想され、われわれはその期待に応えていきたい」との自負を明らかにした。

これにより暫定扱いだった2018年のカレンダーでも中国GPは開催が確定したことになる。

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「良い一日だった」と、3-5番手アロンソ(マクラーレン)

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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29日(金)行われたフリー走行1日目、ウェットの1回目は3番手、ドライになつた2回目も5番手といつになく好調な滑り出しをみせたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは「良い一日だった」と、初日を振り返った。

「今日はいい一日だった。
午前のセッションではマシンでいくつかの確認を行った。
ベストタイムはコースがそれほどウエットコンディションではない時のものだけど、3番手というのは良かったと思っている。

午後のセッションはドライになったけど、マシンの感触は引き続きいいものだった。
これなら明日に向けて大きな変更をする必要はないと考えている。

今回さまざまなセットアップを試し、すべてでポジティブな結果が得られた。
最後は赤旗によって走行時間を失ってしまったけれど、これはみんな同じことる
FP3で残りのプログラムを消化する予定なので、雨が降らないことを願っているよ」

また長谷川祐介氏(ホンダ)も、「FP1は激しい雨によりセッション開始が遅れたため、周回数は通常よりも少なくなってしまった。
ただ、降雨を想定して二種類のタイヤを試せたので、明日以降に向けて貴重なデータを収集できたと思っている。

午後のセッションはドライコンディションとなったが、いずれのドライバー共に安定した走りを見せてくれた。
特にアロンソが記録したラップタイムは、まだ金曜とはいえ、チームにとって明日に向けた励みになるものだ。

中団のタイムを見ると非常に拮抗していて、明日の予選は少しのセッティング差で結果が変わってくると思う。
ベストなセッティングを見つけるべく、マクラーレンと一緒に今日収集したデータの分析を進めたい」と、語った。

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2017/09/29

マレーシアGPフリー2回目はアクシデントで赤旗打ち切り

Tyre Set (C)Sauber Motorsport
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29日(金)午後、セパン・サーキットを舞台にマレーシアGPフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温29度、路面温度40度まで上昇、一方湿度は70%まで低下、コースはドライコンディションと報告されている。
なおこのセッションからザウバーのエリクソン、ルノーのヒュルケンバーグ、トロ・ロッソのサインツ、そしてハースのマグヌッセンらはそれぞれ本来のコクピットに戻っている。

セッション序盤、ハミルトン(メルセデス)が8コーナーでスピンしコースオフ、グラベルベッドでの走行を余儀なくされた。
さらに残り約20分になった頃、グロージャン(ハース)が13コーナー先でコースアウトし激しくガードレールにクラッシュして大破、セッションは赤旗中断となった。
ドライバーは無事、スロービデオでは浮き上がった排水口の蓋に右リヤタイヤがヒットし突然バーストしてコントロールを失った模様だ。
結局残り時間のうちにトラブル原因を解消することはできず、セッションはそのまま打ち切りとなった。

トツプはベッテル(フェラーリ)で1'31.261。
2番手に僚友ライコネン(フェラーリ)が付けたが0.604秒もの差が付いた。
3番手リカルド(レッドブル)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手アロンソ(マクラーレン)、6番手ハミルトン(メルセデス)、7番手ボタス(メルセデス)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手オコン(フォース・インディア)。
バンドーン(マクラーレン)は13番手、新人のガスリー(トロ・ロッソ)は15番手で先輩サインツを一つ上回った。

マレーシアGPフリー走行2回目の結果はこちら
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ウェットのマレーシアGPフリー1回目はレッドブル勢が制す

Pitlane (C)Sauber Motorsport
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29日(金)、クアラルムプールのセパン・サーキットを舞台に今年が最後となるマレーシアGPフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は雨、気温24度、路面温度28度、湿度91%、コースは当然ウェットコンディションと報告されている。

このセッションではザウバーでエリクソンに代えてシャルル・ルクレールが、ルノーではヒュルケンバーグに代えてセルゲイ・シロトキン、トロ・ロッソでサインツに代えショーン・ゲラエル、そしてハースではマグヌッセンに代えアントニオ・ジョビナッツィが出走とされている。
なお既報のようにトロ・ロッソは今回ダニール・クビアトに代えて新人のピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)をレースドライバーに起用している。

セッションは雨のためディレーとされたが、セーフティカーによる確認の結果30分遅れでスタートとなった。
タイヤは各車すべてウェットタイヤ。
やがて路面状況は多少改善され、インターミディエイトタイヤでの走行になったものの、最後までドライにはならなかった。

トップタイムはフェルスタッペン(レッドブル)、2番手にチームメイトのリカルド、以下アロンソ(マクラーレン)、ライコネン(フェラーリ)、ベッテル(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、ボタス(メルセデス)、ストロール(ウィリアムズ)、初登場のガスリー(トロ・ロッソ)、そしてシロトキン(ルノー)の順。
バンドーン(マクラーレン)は12番手、なおマッサ(ウィリアムズ)はインストレーションラップだけはこなしたもののトラブルかその後はノータイムに終わった。

マレーシアGPフリー走行1回目の結果はこちら
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マレーシアGPフリー走行は雨でディレー

29日(金)、マレーシアGPの週末が始まったが、フリー走行1回目セッションは予報通り強い雨のため、開始がディレーとなっている。
開始時刻は未定。

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ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)、「クビアトの分まで」

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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今日からスタートするマレーシアGPでトロ・ロッソから突然の起用が発表されたピエール・ガスリー(21歳:フランス)だが、その喜びと共にシートを譲った形のダニール・クビアトへの思いを口にした。

「僕にこうしたチャンスが巡ってきたことは喜びたいけれど、その分誰かがシートを失うということでそれを考えると申し訳ない気持ちだ。
F1のレースで僕がどれだけできるかわからないけれど、クビアトの分まで頑張らなくてはね」と、レッドブルのジュニア・ドライバー。

ガスリーは続く来週の日本GPでも出走するとみられ、自身のモーターレーシング人生をも左右する2週間ということになりそうだ。

続くアメリカGPは現在参戦する日本のスーパー・フォーミュラ最終戦と日程が重なるためこちらを優先させる筈だ。

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ハロー(頭部保護装置)一基320万円也

Redbull Halo (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)はかねて導入を検討してきたハロー・システム(頭部保護装置)について、2018年シーズンからの実施を決めたが、その費用がコスト削減を目指すF1にとってさらなる負担になることが指摘されている。

ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じるところによれば、ハロー一基の予想価格が最大2万4千ロ(約320万円)にもなるということだ。
納入を予定しているメーカーにはすでに3社が名乗りを挙げているとのことだ。

ただチーム関係者によればこれはあくまでも単体の価格で、装着に伴う改修費用やテストに要する費用など負担増は相当なものになると嘆いている。

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FIA(国際自動車連盟)の技術部門責任者が辞任

FIA
FIA(国際自動車連盟)で技術部門の責任者だったマルチン・ブコウスキー氏が辞任したことが明らかとなった。

ポーランド出身のブコウスキー氏はエアロダイナミックス部門のエキスパートで、2001年に当時のプロスト・チームでキャリアをスタート。
その後フェラーリやマクラーレン・チームでプロジェクト・リーダー等として経験を積んだあと、2014年からFIAの技術部門で働いていた。

辞任理由は明らかにされていないが、FIAで重要な情報を入手できるポジションにあったため、いわゆるガーデニング休暇を3か月の間取ることになるという。
その後はいずれかのチームに加入するものとみられる。

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2017/09/28

トロ・ロッソ、ダニール・クビアトのシート喪失は否定

Daniil Kvyat (C)Redbull Racing
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トロ・ロッソが今週のマレーシアGPで新人のピエール・ガスリー(21歳:フランス)ほ起用したことで、F1シート喪失の危機が囁かれるダニール・クビアト(23歳:ロシア)だが、チーム関係者はレースを離れるのは一時的なものとしている。

同チームのフランツ・トスト代表は、「クビアトがサインツに比べ劣ってみられるのは、自身のミスによるリタイヤがあるからだ。
多くはマシントラブルによるものではあるが、ドライバーに責任があるのは評価を下げる。
そのため新人のガスリーにチャンスが回ってきたということ。
ただこれはあくまでも新人のテストであり、レースドライバーの交代を意味するものではない」と、説明した。

シーズン残りのレースについてはまだ未定とされているが、少なくとも現在参戦する日本のスーパー・フォーミュラ最終戦と日程がバッティングするアメリカGPはガスリーは欠場の見込みだ。

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マレーシアGPの週末、3日間いずれも一時雨の可能性

今週末F1第15戦マレーシアGPが行われる首都クアラルムプール地方の天気について、地元気象台はフリー走行が行われる金曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースの日曜日いずれも雨が降る可能性があるとした。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
9月29日(金) フリー走行 24- 32度 80%
9月30日(土) 公式予選 曇り一時雨 24- 31度 80%
10月01日(日) 決勝レース 24- 31度 90%

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マレーシアGPのスチュワードにダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるマレーシアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(67歳:アメリカ)を指名した。
同氏の委員就任は今年のイギリスGP以来となるもので今季早くも4回目、自身通算17回目のスチュワードということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。

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エリック・ブイユ代表(マクラーレン)、「2018年はランキング3位必須」

Eric Boullier (C)McLaren Group
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3年間に渡るホンダとのパートナーシップを解消、来シーズンからはルノー製パワーユニットを搭載することが決まっているマクラーレン・チームでは、「2018年はコンストラクターズ・ランキング3位が必須」と、檄を飛ばした。
これは同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターがスペインのスポーツ紙『マルカ』に語ったもの。

「来シーズンのわれわれの目標はコンストラクターズ・ランキングで3位になることだ。
困難ではあるが不可能ではない。
それだけでなく、少なくとも1回は優勝したい。
すでにレッドブルで実際に勝利経験のあるルノー・エンジンを積むのだから、これも可能性はある」

その上でブイユ氏はさらに、「周囲に過度な期待をもたせるつもりはない。
リップサービスなどではなく、十分に実現できると確信しているから言っているんだ」と、自信をみせた。

マクラーレン・チームにとってランキング3位は2012年以来、また最後に優勝したのも2012年のブラジルGP(ジェンソン・バトン)まで遡ることになる。

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2017/09/27

トロ・ロッソ、レッドブル・ジュニアの立ち位置鮮明に

Franz Tost (C)Scuderia Toro Rosso
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元々レッドブル・グループ傘下にあるトロ・ロッソだが、今回のピエール・ガスリー起用はその性格をあらためて鮮明にした。

同チームのフランツ・トスト代表は、「レッドブルの若手にチャンスを与えるというのはわれわれの責務だ。
ガスリーは昨年のGP2でシリーズ・チャンピオンに、今年参戦している日本のスーパー・フォーミュラでも目下ランキング2位とその実力には定評がある。
クビアトには残念なことだと思うが、今回は自分を見つめ直す機会にして欲しい」と、語った。

また当のガスリーは、「今回この素晴らしいチャンスを与えてくれたトロ・ロッソやレッドブル、そしてヘルムート・マルコらには感謝している。
F1で戦うだけの準備は出来ているので必ずや良いパフォーマンスを発揮して期待に応えたい」と、意欲を語った。

スーパー・フォーミュラで、ガスリーは首位の石浦宏明にわずか0.5ポイント差。
最終戦の鈴鹿はF1アメリカGPとカレンダーがバッテイングしている。

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サインツ、「2019年に戻るならレッドブル・レーシング」

Carlos Sainz (C)Scuderia Toro Rosso
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かねて移籍を口にしていたトロ・ロッソのカルロス・サインツは、希望通り来季ルノー・チームへの移籍が発表されたが、契約は1年で保有権はレッドブルにあるままのレンタル移籍であることがわかっている。
そのため、もし実際にルノーでの参戦が2018年限りということになった場合、古巣に戻るとみられるがその場合はレッドブル・レーシングになると主張している。

これはサインツ自身が地元スペインのラジオ局『オンダ・セロ』に語ったもの。

「僕は現在のトロ・ロッソからより戦闘力のあるチームに貸し出されることになっている。
だからもしルノー・チームに期待通りのパフォーマンスがなかった場合、戻るのは元のトロ・ロッソではなくレッドブル・レーシングのほうになるのが当然だよ」

ただ2019年のドライバー・ラインナップについて、レッドブル・レーシングはフェルスタッペンとは有効な契約があり、サインツが加入するとすれば2018年末で契約が満了するリカルドのシートしかないということになる。

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2018年、ザウバー・チームはドライバー一新の可能性

Frederic Vasseur (C)Sauber Motorsport
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いったん結んだホンダとのエンジン供給契約を解消、これまでより深い結び付きでフェラーリ製パワーユニット搭載が決まったザウバー・チームでは、これに伴いドライバーが一新される可能性が囁かれている。
これは新たに同チームの代表となったフレデリック・バッサー氏が明らかにしたもの。

「ザウバー・チームはこれまでの低迷から抜け、大変革する必要がある。
そのためにもドライバーが果たす役割は大きい。
しかし通常ドライバーというものは次のレースでの結果を求めたがるものだ。
残念ながらそれではわれわれの目的と合致しない」と、ドライバー交代を示唆するバッサー氏。

その場合、本来メルセデス系のドライバーであるパスカル・ウェーレインは古巣に。
またマーカス・エリクソンはウィリアムズ・チームのシートを狙っているようだ。

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トロ・ロッソ、マレーシアGPでピエール・ガスリー起用

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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スクーデリア・トロ・ロッソは、今週行われるマレーシアGPでダニール・クビアトに代えて新人のピエール・ガスリーを起用することを明らかにした。
これにより同チームはカルロス・サインツとのドライバー・ラインナップになる。

ピエール・ガスリーはフランス生まれの21歳でレッドブル・グループのジュニア育成ドライバーの一人。
昨年はF1傘下の『GP2シリーズ』でタイトルを獲得したあと、今季は日本の最高峰『スーパー・フォーミュラ』に参戦、すでに2勝を挙げランキングも2位という活躍をみせている期待の若手ドライバー。

同チームではすでに来季ルノー・チームへの移籍が決まっているカルロス・サインツに代わるという噂があったが、意外な発表となった。
日本GP以降については未定。
なおクビアトはレッドブル・グループの一員として陣営に残る。

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2017/09/26

マクラーレン首脳、「アロンソとの契約更新間近」

McLaren Duo (C)McLaren Group
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来季ルノー製パワーユニット搭載を正式発表したマクラーレン・チームだが、同チームのエースドライバーであるフェルナンド・アロンソ(36歳:スペイン)との契約についてはいまだに不明確なままだ。
これについて同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターが言及、「契約更新は間近である」と、主張した。

「アロンソの関心は、彼自身が常々言っているようにマシンの戦闘力だ。
F1で勝利が狙えるような競争力のあるマシンが欲しい、それだけだ。
われわれはそれに応えるだけのマシンを持っていることはここ数戦で確認出来ている。
ルノー・エンジンを搭載することで、さらに戦力はアップできると確信している。
近いうちに良いニュースが届けられるだろう」と、ブイユ氏。

ストッフェル・バンドーンのほうはすでに残留契約が結ばれているが、まだ経験が浅いことを考えるとマクラーレン・チームにとってアロンソは手放せないとろだ。

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ハミルトン(メルセデス)、歌手デビューを目論む

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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F1で歴史に残る戦績を重ねるメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(32歳:イギリス)だが、モーターレーシングだけでなく音楽界へのデビューも窺っていることがわかった。

ハミルトンの自宅にはプロ施設並の豪華音楽スタジオがあり、ハミルトンは普段ここで時間を過ごすことが多いとのこと。
「まだティーンエイジャーの頃から音楽には関心があったんだ。
ギターも子どもの頃から弾き始めていて自信がある。
歌も他人様に聴かせるだけのレベルにあると自負しているよ」と、自信ありげ。

確かにその実力についてはプロの音楽家も一目置いているとされるが、自慢のスタジオはかつて恋人だったニコール・シャージンガーさんのために作ったもの、というのは皮肉か。

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『アストンマーティン・レッドブル・レーシング』誕生

Astonmartin Redbull Racing (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングは、2018年シーズンからチーム名を『アストンマーティン・レッドブル・レーシング』として参戦することを正式発表した。

アストンマーティンはイギリスの名門自動車メーカーで、1959年から1960年に掛けて自身がF1に参戦(最高位6位)した経緯を持つ。

今回はとりあえずタイトル・スポンサーという形の参画だが、将来的にはレッドブル・レーシングへのエンジンサプライヤーとしてF1に参入することにも関心を持っていると説明された。

現行エンジン規則のF1は2020年末までとされていることからアストンマーティンは2021年以降のエンジン・サプライヤーを窺っているものとみられる。

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2017/09/25

スタート判定厳格化はベッテル(フェラーリ)がきっかけ

Start Scene (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)はジャンピングスタートなどスタート時の不公正な行為について、その判定を厳格化する方向を示しているが、そのきっかけはフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルにあったということだ。

複数のF1関係者によれば、今季第2戦の中国GP決勝レースで、予選2位を獲得したベッテルはポールポジションのライバル、ハミルトン(メルセデス)を牽制するよう左寄りに整列。
この際、正規のグリッド位置から横にずれていたため、FIAのスタート自動判定装置に反応していなかったのだという。

この際ベッテルはコース上に残った水溜まりを避けるためでレースを優位に運ぶ意思はなかったと釈明した。

結局この件でベッテルがペナルティに問われることなどなかったが、より明確で公正なスタートを図るべきとして、来シーズンに向けルールの改訂が検討されているとのことだ。

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ゲルハルト・ベルガー氏、トロ・ロッソとホンダの提携に期待感

Gerhard Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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元マクラーレン・ホンダ黄金時代のドライバーで、一時トロ・ロッソのチーム代表も務めたゲルハルト・ベルガー氏(58歳:オーストリア)が、今回明らかにされたトロ・ロッソとホンダの提携に期待感を示した。

「ホンダがここ数年苦労しているのは見ているけれど、ホンダにはこれを解決するだけのリソースや人材があるし、何よりレーシング・スピリットを持っているのを知っているので心配していないよ」と、持ち前の明るさで説明するベルガー氏。

同氏はまたレッドブル・グループ総帥であるディートリッヒ・マテシス/オーナーがF1に飽きているとの噂について、「そんなことはない。
ただこのところタイトル争いから遠ざかっているので少々フラストレーションが溜まっているだけ」と、擁護した。

マクラーレン・チームがルノーを選択したのとは逆に、2019年からはトロ・ロッソに続きレッドブルもルノーと別れ、レッドブル・ホンダが実現するとの噂も根強い。

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ショーン・ブラッチズ/F1ディレクター、F1サウンド改善に妙案

Image (C)Ferrari S.p.A
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F1改革に意欲を示すF1新オーナーのリバティ・メディアでは、魅力アップの案として迫力あるF1サウンドの復活を挙げているが、そのアイデアの一つとしてミュージックのように音声を増幅するという妙案が検討されていることがわかった。
これはF1で新たにマネージング・ディレクターを務めているショーン・ブラッチズ氏が提起したもの。

それによればF1マシンのエクゾースト部に新開発のマイクを装着、ここで拾ったエクゾーストノートを迫力あるものに変換してテレビ放送に乗せようというものだ。
F1パワーユニットが現在のようにターボに、またERS(エネルギー回生システム)が採用されたこと等によりかつての大迫力サウンドはすっかり鳴りを潜めているのが実情。
このアイデアはその迫力を再び取り戻そうというものだ。

ブラッチズ氏によればすでに耐熱性能を向上させたセラミック製の超小型マイクの開発に成功しているという。

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2017/09/24

2018年から反則スタートの判定も厳しいものに

Valterri Bottas Win (C)Mercedes Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は2018年シーズンに向け、数々のレギュレーション改定を提起しているが、スタート時の反則についてもより厳格化の方向をみせている。

現在、ジャンピングスタート(日本で言うフライングスタート)の判定はグリッドに設けられた機器とマシンに内蔵されたFIA供給のトランスポンダー(発信器)により行われているが、厳密にはある程度の許容範囲が設定されていて、これが重要なレーススタートに大きな影響を及ぼしていると疑われているものだ。

実際、今年のオーストリアGPのスタートで、ポールポジションのボタス(メルセデス)が抜群のスタートからポールTOウィンを飾ったが、ライバルチームからはこの判定に多くの疑義が示されていた経緯がある。

関係者によれば、スタート時にマシンを止める位置により微妙な違いがあるのではないか、とみられていて、FIAが調査に乗り出しているという。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「残り6戦はアップデートより信頼性」

McLaren Honda (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームとのパートナーシップが今季限りとなることが決まったホンダでは、これにより残り6戦に臨む姿勢に変化が生じたことを窺わせた。

これはホンダのF1プロジェクト責任者である長谷川祐介氏が明らかにしたもので、それによれば残り6戦はこれまでのようなアップデート優先よりも信頼性の確保に重点を置くことになるという。

「マクラーレン、そしてアロンソやバンドーンと一緒に仕事をするのは今季限りということになったので、限られた残りシーズンで確実に結果を残したいと思っている。
これまでは少しでも戦闘力を上げるため、アップデートを優先してきたが、これが来年に繋がることはないとなれば当然のことながら今季の戦いが優先される。
少しでもポイントを稼いで、このチームに貢献したいと思っている」と、長谷川氏。

関係者によればホンダは今シーズン中にスペック4と呼ばれるバージョンアップの投入が噂されていたが、ペナルティとの兼ね合いもありいまのところ不透明のようだ。

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P/U交換によるグリッド降格ペナルティさらに厳格化

Monza Image (C)Ferrari S.p.A
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現在行われているパワーユニット本体をはじめ関連コンポーネンツの交換によるグリッド降格ペナルティについて、FIA(国際自動車連盟)にはこれを緩和するつもりはないようだ。

とりわけ後発のため不利なハンディを負ったホンダ陣営では、わずか20台によるレースであるにも関わらず55グリッド降格や50グリッド降格という非現実的なペナルティ、また今年のモンツァではポールのハミルトン以外はすべてグリッドが変更になるという有り様でファンのため息を誘った。

本来はコスト削減のための規則だったが、実際にはペナルティが繰り返されるだけで本来の目的もこなせていないのが現実。
そのためこれを緩和するよう要望する動きが出ていたものだ。

しかしこのほど開いたWMSC(世界モータースポーツ評議会)の会議で、来季は6エレメントのうち3エレメントを3基に、残りの3エレメントは2基に制限、これを超えるとグリッド降格ペナルティが科されるという、さらに重いペナルティになる方向になっている。

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2017/09/23

アルゼンチンGP、2019年復活開催に加速の動き

J-M.Fangio & Enzo Ferrari (C)Ferrari S.p.A
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かねて復活開催に向けて動きをみせていた南米アルゼンチンGPが、その動きにさらなる加速がついているようだ。
これは地元アルゼンチンの有力紙『カナル・ラテン・アメリカ』が伝えたもの。
早ければ2019年にF1アルゼンチンGPが復活するかもしれないと報じられている。

ファン・マニュエル・ファンジオやカルロス・ロイテマンらの活躍で知られるアルゼンチンではかつて1950年代から90年代に掛けてブエノスアイレスを舞台に計20回グランプリが開催されたが、1998年(ミハエル・シューマッハ/フェラーリ優勝)を最後に遠ざかっている。

先月にはFIA(国際自動車連盟)のF1レースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏が自ら候補地を視察したというニュースが伝えられ、一気に復活開催に弾みが付いているもの。
同氏は、「もちろん現代のF1を開催するにはそれなりの課題はあるが、それがクリアできれば2019年の開催は夢物語ではない」と、語っている。

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アラン・プロスト氏(ルノー)、「ほんとうの勝負は再来年(2019年)」

Alain Prost (C)Williams F1
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2016年シーズンからルノー陣営のワークスとして復帰を果たしたルノー・チームだが、ランキングは去年が9位今季も現在7位と、依然としてかつてタイトルを獲得した時ほどのパフォーマンスは発揮できていないのが実情だ。

これについて同チームでスペシャル・アドバイザーを務めるアラン・プロスト氏(62歳:フランス)は、「ほんとうの勝負は2019年」との見解を示している。
「モーターレーシングにおいてはドライバーの存在が重要になる。
2018年末には多くのドライバーが契約を終えるので大きな変化が起きることだろう。
われわれはそれに備えて期待に応えられるクルマを準備しなければならないよ」と、元4回のチャンピオン。

来シーズンはトロ・ロッソからカルロス・サインツを獲得することになっているが、まだ保有権はレッドブルにあるということで2019年のドライバーについては流動的だ。
また既報のようにマクラーレン・チームにも最新のルノー・エンジンが供給されることになっている。

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パーマー(ルノー)、「残りレースを全うする」

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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今季限りでの離脱が決まったルノー・チームのジョリオン・パーマー(26歳:イギリス)だが、あと6戦となった残りのシーズンを全力で戦うことを表明した。

パーマーの離脱は先に行われたシンガポールGPの週末に、サインツ(トロ・ロッソ)の加入という形で明らかになったが、皮肉にも今季ここまで一度も入賞がなかったのにここで自己最高位となる6位入賞という快挙。
パーマーは今季限りで袂を分かつ仲間たちとその入賞を喜んだ。

パーマーの父ジョナサン氏は来季ウィリアムズ・チームのシートを窺っているとされるが、本人は「自分の将来のためにもここからの残された数戦で着実に結果を出すことが重要」と、すこぶる前向きだ。

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2017/09/22

FIA、スーパーライセンスの発給基準ポイントを変更

FIA(国際自動車連盟)は21日(木)パリで開いたWMSC(世界モータースポーツ評議会)で、F1スーパーライセンス獲得のためのポイント・システムを下記のように変更することを承認した。
スーパーライセンス獲得には40ポイント以上が必要だが、全体にこれまでより厳しいものとなっている。

【主なドライバーズ・チャンピオンシップ】

シリーズ 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
FIA F2 40 40 40 30 20 10 8 6 4 3
GP2 Series 40 40 30 20 10 8 6 4 3 2
Europe F3 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
WEC LMP1 30 24 20 16 12 10 8 6 4 2
INDY CAR 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
FIA Formula-E 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
GP3 Series 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
Foumula V8 3.5 20 10 8 6 4 3 2 1 0 0
Japan Super Formula 20 10 8 6 4 3 2 1 0 0
Japan Super GT 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
National F3 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
F-Renault Euro-Cup 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0

*GP2は2015-2016年

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ザウバー、シャルル・ルクレールをフリー4戦に起用へ

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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ザウバー・チームは、シーズン後半残り6戦のうちマレーシア、アメリカ、メキシコ、そしてブラジルの4戦について、フリー走行1回目セッションてシャルル・ルクレール(19歳:モナコ)を起用することを明らかにした。

本来フェラーリ・チームのジュニア育成ドライバーであるルクレールは同じくフェラーリ製パワーユニットを搭載するハースF1チームでも昨年走ったことがあるが現在は将来のF1デビューも見据えてザウバー・チームで関係を深めている。

なお今季F2シリーズ(旧GP2)に参戦し、目下ランキング首位を走るルクレールは、来たる日本GPではカレンダーがバッティングして来日することができない。

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大震災に見舞われたメキシコ、予定通りグランプリ開催

Mexico GP Image (C)Redbull Racing
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今週、マグニュード7.1という大震災に見舞われたメキシコ中央部だが、被害が首都メキシコシティにも及んでメキシコGPの開催が心配されている。
しかしこれについて同グランプリの主催者は、開催場所であるロドリゲス・サーキットに被害はなく、来月のメキシコGPは予定通り開催されることを強調した。

それによれば日本と同じく地震大国であるメキシコではこうした大規模建造物の建設にあたっては十分な耐震策が講じられているため、今回の震災にも耐えられたとのこと。

2017年のメキシコGPは10月29日に決勝レースが行われる。

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ザク・ブロウン氏(マクラーレン)、「ルノーで損失を取り戻す」

Zak Brown (C)McLaren Group
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マクラーレンとホンダとの3年間にわたるパートナーシップは、あと6戦を残すのみとなったが依然として優勝ばかりかまだ一度の表彰台経験もない。
こうした状況は、マクラーレン・グループが繰り広げるグローバルなコマーシャル活動にも大きな影響を及ぼしているとされる。

これについてマクラーレン・チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは、「チームが活動するには資金が必要。
そして活動を継続されていくには成績が必要なんだ。
好成績がなければスポンサーは離れていく。
この3年間、われわれが逸した利益は想像がつかないほどのものだ。
ルノーという新たなパートナーを得たいま、われわれはこの3年間の損失を取り戻していかなければならない。
少なくとも来年は表彰台の常連に、そして再来年にはチャンピオンシップを争う立場に戻りたいね」と語るが、同時にプロジェクトのスタートが遅れたことも気に掛けていた。

また同チームのエースドライバーであるアロンソも「ルノーというパワーを得ればマクラーレンのほんとうの実力がわかる」としているが、その意気込みが果たして吉と出るか凶と出るのかはまだ誰にもわからない。

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2017/09/21

フォース・インディア、あらためてE.オコン残留を正式発表

Esteban Ocon (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームはあらためて同チームのエステバン・オコン(21歳:フランス)が2018年も残留することを正式発表した。

昨季途中、マノー・レーシングからF1デビューしたオコンは実質今季がF1初年度。
開幕からここまで14戦連続で完走のうえ、このうち13戦でポイント獲得でランキング7位と超堅実な走りでチームの信頼を勝ち得ていた。
すでに残留は既定の事実とされていたが、今回あらためて確認されたもの。

なお、いまや『犬猿の仲』とされるセルジオ・ペレスのほうも残留が発表されていて、今後のチーム内バトルが注目される。

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M.アリバベーネ代表(フェラーリ)、「誰もタイトル諦めてない」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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一時はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がリードしていたドライバーズ・チャンピオンシップだったが、シンガポールGPでの痛恨のリタイヤにより一気にルイス・ハミルトン(メルセデス)との差は28ポイントまで拡大した。
しかしこれについてフェラーリ・チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、「まだタイトル獲得を諦めたものなど一人もいない」と、強弁した。

「シンガポールの結果はわれわれにとって残念なものになったが、だからといってチーム内には誰一人として希望を失ったものはいない。
戦いは終わったのではなく、少しだけ困難なものになっただけ。
世界のファンには申し訳ないレースになってしまったが、われわれには逆転できる戦闘力を持ったクルマと優れたドライバーがいる。
ほんとうの戦いはこれからだ」

とはいえ跳ね馬チームの2台がいずれも戦線離脱となったのは、2015年メキシコGP以来という不名誉なもの。

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ホンダ首脳、「現行ルールの2020年までに結果出す」

山本 雅史 (C)Honda Racing
ホンダ陣営で、今回トロ・ロッソとの新たな契約交渉に当たったとされる山本雅史モータースポーツ担当部長は、現行のエンジン・レギュレーションが継続される2020年末までに結果を出す、と強い意気込みをみせている。

「われわれにとってもベストだったのはマクラーレン・チームとのパートナーシップを継続させることだったと思う。
しかし両者の間にはこの3年間で埋めることができない溝が生まれてしまった。
結果、マクラーレンとの契約解消は残念なことだったが、その分新たなパートナーであるトロ・ロッソには期待をしている。
幸いトロ・ロッソのフランツ・トスト代表は、日本の文化の良き理解者であることがわかった。
マクラーレンとは仕事に対する姿勢も異なり、きっとわれわれと良い作業ができることだろう。
現行のエンジン・ルールは2020年まであと3年間あるので、この間に必ずやホンダとしても結果を出したい」

ベッテルを見い出すなど若手ドライバーの発掘にも定評があるトロ・ロッソでは、巨大企業となったマクラーレンより柔軟な運営ができるとホンダは期待しているようだ。

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2017/09/20

ジョリオン・パーマー、ウィリアムズ移籍の可能性探る

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)の加入が正式発表され、来季ルノー・チームのシートを失うことが確実とみられるジョリオン・パーマー(26歳:イギリス)が、ウィリアムズ・チームに移籍の可能性を探っていることがわかった。
これはジョリオンの父で、自身も元F1ドライバーだったジョナサン氏が認めたもの。
ちなみに父ジョナサンが1983年にF1デビューしたのがウィリアムズ・チームだった。

サインツの加入はシンガポールGPに週末に行われたが、これに奮起したのかジョリオンはこのレースで自己最高位となる6位入賞を果たしている。

ウィリアムズ・チームではランス・ストロールが残留、フェリッペ・マッサが今季限りとされているが、すでにその後任にロバート・クビサの名前も挙がっている。

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ライコネン(フェラーリ)、「自分にやれることは何もなかった」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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シンガポールGPオープニングラップで多重事故に巻き込まれたフェラーリ・チームのキミ・ライコネンは、責任問題が大きな騒動になる中、「自分にやれることは何もなかった」と、静かに振り返っている。

このアクシデントを巡っては、審議したレーススチュワード(審査委員)が『通常のレーシング・インシデント(出来事)』だったとしてベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、そしてライコネンの3人についていずれもお咎めなしとしている。
しかしレッドブルはベッテルを、またフェラーリはフェルスタッペンをそれぞれ非難の応酬を繰り返しているもの。

ライコネンは、「スタートは良かったけれど、進むべきスペースがなくなった。
僕にとって今回の事故は避けることができないもので、やれることは何もなかったよ」とした上で、『アイスマン』らしく「事故の原因が何であれ、結果は変わらないからね」と相変わらずクールだった。

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マクラーレン、「2019年にはルノー陣営のナンバーワン」

McLaren Honda (C)McLaren Group
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3年間に渡るホンダとのパートナーシップを解消したマクラーレン・チームは、2018年から新たにルノー・エンジンを搭載することが決まったが、同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは「2019年にはわれわれがルノー陣営のナンバーワンになる」と、豪語した。

現在ルノー製パワーユニットを搭載しているのはルノー・チーム、レッドブル・レーシング、そしてトロ・ロッソの3チームだが形の上では本家ルノー・チームがワークスチーム。
ただ実力の上ではレッドブル・レーシングが事実上のワークス待遇となっている。

ブイユ氏のコメントはそのルノーやレッドブルをわずか1年で凌駕することを意味するが、その裏には2019年にレッドブルがルノーからホンダにスイッチするという噂を前提としたように思えるものだ。
これを実現させるためにも、来シーズンの『トロ・ロッソ・ホンダ』の活躍に注目が集まるところだ。

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2017/09/19

5 番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン、 インターミディエイト – ウルトラソフトと繋ぐ 1 ストップ戦略で 雨とセーフティーカーの影響を受けたレースを制す (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2017 シンガポールグランプリ決勝
・スタート時はウェットとインターミディエイトが混在 使用可能な全5種類のコンパウンドが様々な戦略の中で用いられた
・レース後半、路面が急速に改善し、 マリーナベイでのファステストラップが更新された

2017年9月17日、シンガポール
シンガポールグランプリ史上初めてのウェットレースとなった決勝では、スターティンググリッドのトップ 6 が インターミディエイトタイヤを装着し、7 番手以降のグリッドではフルウェットとインターミディエイトが混在して いました。
路面がウェット状態だったレース前半、セーフティーカー導入が 2 回発生し、数名のドライバーがフルウェッ トからインターミディエイトへ交換した中、レッドブルのダニエル・リカルドは、インターミディエイトからインタ ーミディエイトへ交換しました。リカルドは、優勝したルイス・ハミルトンに続く 2 位でフィニッシュしました。 リスタート後、路面が徐々にドライになり、24 周目、ハースのケビン・マグヌッセンとウィリアムズのフェリペ・ マッサがスリックタイヤへ交換した最初のドライバーとなりました。ウェットタイヤとスリックタイヤのクロスオ ーバーポイントが訪れると、スーパーソフトへ交換したトロ・ロッソのカルロス・サインツ以外の全ての上位勢 がウルトラソフトへ交換しました。サインツは、キャリアベストの 4 位でフィニッシュしました。ルノーのジョリオ ン・パーマーとマクラーレンのストッフェル・ヴァンドーンも Formula 1 でのキャリアベストを更新しました。ハミ ルトンがウルトラソフトで計測した 1 分 45 秒 008 のファステストラップは、昨年のタイムを 2 秒以上短縮す るものでした。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「このレース週末で初めて雨に見舞われたことから、 スタート時点の状況は誰にとっても未知の領域でした。さらに、スタート直後のセーフティーカーによって戦 略の不確実性は高まり、トラックの状況変化に如何に対応するかという点が戦略上の重要課題となりまし た。レース前半は、インターミディエイトが最適の選択だったと思いますが、路面の乾きが遅いトラック上でフ ルウェットも強力に性能を発揮していました。ドライになると路面の改善が急速に進み、見事な走りを見せた カルロス・サインツ以外のドライバーはウルトラソフトでフィニッシュしました」

ピレリジャパン・プレスリリース

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トラブルでリタイヤの危機だった、2位リカルド(レッドブル)

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングは、シンガポールGPで2位入賞を果たしたダニエル・リカルドのマシンが、実はトラブルによりリタイヤの危機にあったことを明らかにした。

それによればリカルドのマシンはレース序盤からギヤボックスに油圧の下がるトラブルが発生。
早々にリタイヤしてもおかしくない状況だったというが、チームは無線でトラブルの対処方法を指示、リカルドはその後1時間半にわたってマシンを労り、なんとかチェッカーフラッグまで持ち込んだのだという。

リカルドは、「トラブルが無ければハミルトン(メルセデス)とのバトルに持ち込めたかも知れないけれど、今日のような難しいコンディションでは彼を負かすのは簡単なことではなかったろうね」と、レースの結果には満足の表情をみせていた。

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C.ホーナー代表(レッドブル)、事故原因の「転嫁」に猛反論

C.Horner/S.Vettel/D.Ricciardo (C)RedBull Racing
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シンガポールGPオープニングラップで起きた多重クラッシュについて、同グランプリのレーススチュワード(審査委員)はベッテル(フェラーリ)、ライコネン(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)ら3人の当事者について、いずれにも明確な責任はないとしたが、フェラーリ側にフェルスタッペンの責任を問う声があることに対し、レッドブル側は猛反発している。

その急先鋒はフェルスタッペンの上司であるクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)。
同氏は英『スカイ・スポーツ』に次のように主張している。

「フェルスタッペンがライコネンを押し出した、なんて言ってるらしいがトンでもないこと。
あのアクシデントは明らかにフェラーリが不要な幅寄せをしたからじゃないか。
左側にはライコネンがいて、右から寄せられたフェルスタッペンは行き場をなくしてしまったんだ。
ビデオを見ても、フェルスタッペンはステアリングを切っていない。
進路を変えて事故原因を作ったのは先頭にいた紅いクルマだよ」

そのベッテルとホーナー氏とがレッドブル黄金時代に師弟コンビであったのは皮肉なことだ。

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C.サインツ(トロ・ロッソ)、帰国便をキャンセル

Carlos Sainz (C)Scuderia Toro Rosso
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シンガポールGPを前に、今季限りで3年間在籍したトロ・ロッソを去ることが発表されたカルロス・サインツ(23歳:スペイン)、移籍先であるルノー・チームよりも好成績を挙げ、まさに名刺代わりの一戦とした。
これはサインツ自身にとって、2015年のデビュー以来自己最高位となるものだ。

「素晴らしいリザルトだね。
F1でこれまで僕が戦ってきた中でも最高のレースだったと思うよ。
(移籍先である)ルノーのヒュルケンバーグとバトルを繰り広げたのも楽しかったよ。
今回はタイヤ戦略もうまくいったし、チームに感謝している」と、サインツ。

サインツはその日のスペイン帰国のフライトを予約していたというが、スタッフとの祝賀会のためこれをキャンセルしたことも明かした。
これまでチームへの不平を繰り返していたサインツにとって、移籍が決まった途端の好成績は皮肉なものになった。

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2017/09/18

フェルスタッペン、ベッテルのドライビングを非難

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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今季最高位となる予選2番グリッドからスタートしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンだったが、スタート直後のアクシデントにより1周もすることなく戦線離脱を余儀なくされた。
フェルスタッペン(レッドブル)のリタイヤは今季これで14戦中、7回という際立つ多さ。

「世界チャンピオンを争っているというなら、あんな(乱暴な)ドライビングはすべきじゃないね。
何もないところであんなに幅寄せするなんてあり得ないよ。
ベッテルが寄せて来るのがわかったので避けようとしたんだけれど左手にはライコネン(フェラーリ)のマシンがあって僕は真ん中に挟まれた状態。
避けるスペースなんかなかったんだから。
結局3台共が傷を負うことになったけれど、こんなの納得がいかないよ」と、憤懣やるかたない若者。

ただこのグランプリのレーススチュワード(審査委員)はこれがレーシング・インシデント(出来事)だとして、3人のいずれにもペナルティは科さなかった。

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ロバート・クビサ、今度はウィリアムズ・チームでテストか

Robert Kubica (C)Renault Sport F1
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これまでルノー・チームのマシンでテストするなどしてきた元BMW当のF1ドライバー、ロバート・クビサ(32歳:ポーランド)だが、今度はウィリアムズ・チームでテストをすると伝えられた。

これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じたもの。
それによればクビサは、来月行われる日本GPまでにも、ウィリアムズのマシンでヨーロッパ域内のサーキットにおいてプライベートテストを敢行するというもの。
メディアの取材を避けるため、マレーシアGP(10月1日決勝)か、日本GP(10月8日決勝)の週末に合わせて行われるとも報じられている。

クビサはルノーでは公式テストで最新仕様のマシンも走らせているが、今回は再びプライベートテストとなるため旧型のマシンになる見込み。
(クビサはルノー・チームとの短期契約をすでに解消したとも伝えられている)

なおクビサは新たに2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグ氏とマネージメント契約を結んだことがわかっているが、ウィリアムズ・チームはそのロズベルグ氏のかつての所属チームでもある。

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セルジオ・ペレス、来季もフォース・インディアに残留

S.Perez & V.Mallya (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは、同チームのセルジオ・ペレス(27歳:メキシコ)が2018年も残留することを正式発表した。
契約は1年間とされる。

2011年にザウバー・チームからF1デビューを果たしたペレスはその後マクラーレン・チームを経て2014年から現在のフォース・インディア・チームで走っていて、2018年はここで5年目のシーズンということになる。

発表を受けペレスは「フォース・インディア残留が僕のファースト・プライオリティだった」と語っているが、来年は上位チームに変化がなく移籍しようにも動きが取れなかったというのが実情のようだ。

ちなみに『犬猿の仲』とされるエステバン・オコンはすでに複数年の契約を結んでいて来季も同じチームメイトということになる。

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トロ・ロッソ、ホンダ・エンジン用ギヤボックスは自社開発へ

Gearbox Image (C)Ferrari S.p.A
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現代のF1ではギヤボックスは昔のように汎用のものではなく専用設計。
しかもエアロダイナミックスやサスペンションとも関係するためそれぞれのマシンに合わせたチーム独自の設計になっているもの。
マクラーレン・チームが使っているホンダ・エンジン用のギヤボックスはマクラーレン側が開発したものだった。

ところがこれがホンダとザウバー・チームやトロ・ロッソとの契約交渉で大きな問題の一つになっていたとみられる。
小さなプライベートチームが短期間でギヤボックスを開発するのは容易なことではないからだ。

そのためトロ・ロッソが使うギヤボックスはマクラーレンが提供することで合意したとみられていたが、トロ・ロッソのフランツ・トスト代表はこれを否定、自社開発するとのニュースが伝えられた。
ただ実際にはレッドブル・グループの本家であるレッドブル・レーシングがその技術力により開発するものとみられている。
同チームにとっても、噂のように2019年に自身もホンダ・エンジンを搭載することになればギヤボックス開発はあながち無駄足にはならないことになる。

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2017/09/17

大波乱のシンガポールGPはハミルトン(メルセデス)が勝利

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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17(日)20時(日本時間:21時)からマリーナ・ベイ・サーキットを舞台にF1第14戦シンガポールGP決勝レースが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温28度、路面温度34度、湿度34%、コースはドライコンディションとされているが一部に夕方降った雨によるウェットパッチが残されているとのこと。さらになおこの決勝レース中に雨が降る確率が100%と報告されているる。

予想通りスタート前に雨が降り出し、路面もかなりの部分がウェットに。
タイヤはウェットタイヤとインターミディエイトが拮抗している。
スタートでベッテルの幅寄せから、ライコネンやェルスタッペン、アロンソらを含む多重クラッシュ、さらにトップ走行のベッテルは単独クラッシュ。
この間になんとトップは5番手スタートのハミルトン。
セーフティカー導入、この時点でベッテル、ライコネン、フェルスタッペンの3台は早くもリタイヤに追い込まれた。

5周目にレース再開。
9周目にアロンソ(マクラーレン)がピットガレージに戻ってリタイヤ。
11周目にはクビアト(トロ・ロッソ)がクラッシュし、マシン回収のため再びセーフティカー導入。
15周目にレース再開。
やがて路面は乾き、各車ドライタイヤのウルトラソフトないしスーパーソフトに履き替えてバトルが継続された。
38周目、エリクソン(ザウバー)がスピンしてコース上に逆向きにストッブ、またもセーフティカーが導入された。
また初の表彰台目前、4位を走行中だったヒュルケンバーグ(ルノー)がピットインして遅れた。
作業を終え44周目にレースは再開されるが、すでにレースタイム2時間は必須の状況。
50周目、12位を走っていたマグヌッセン(ハース)がマシントラブルによりピットに戻るよう無線で指示された。

結局、レースは2時間を経過して61周のところ58周で終了。
オープニングラップから首位に立ったハミルトン(メルセデス)がそのままレースをコントロールして優勝。
ベルギーGPから3戦連続で今季7勝目、自身通算60勝目となった。

2位リカルド(レッドブル)、3位ボタス(メルセデス)、4位サインツ(トロ・ロッソ)、5位ペレス(フォース・インディア)、6位パーマー(ルノー)、7位バンドーン(マクラーレン)、8位ストロール(ウィリアムズ)、9位グロージャン(ハース)、10位オコン(フォース・インディア)、11位マッサ(ウィリアムズ)、12位ウェーレイン(ザウバー)でここまでが完走。
サインツ、パーマー、バンドーンはいずれも自己ベスト。

リタイヤはマグヌッセン(ハース)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、クビアト(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラーレン)、ベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、そしてライコネン(フェラーリ)だった。

シンガポールGPの画像はこちら

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シンガポールGPのスターティンググリッドは変更なし

シンガポールGPのレーススチュワード(審査委員)は、ザウバー・チームのマーカス・エリクソンに対しギヤボックス交換による5グリッド番降格のペナルティを科したことを明らかにした。
ただエリクソンは予選が最後尾の20番手だったため、実質的にスターティンググリッドは予選結果通りで変更は今回ない。

シンガポールGPの予選結果はこちら

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グリッド3列目のボタス(メルセデス)、「これが限界」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン、複数回のポールポジションやフロントロウ独占を果たすなど公式予選でのスピードを誇ってきたメルセデスAMGチームだが、今回のような2台共にグリッド3列目というのは同チームにとって『最悪の結果』に。
ハミルトンの5位と並んで6番手の予選結果に終わったバルテリ・ボタスは、次のようにこの日のパフォーマンスを振り返った。

「ここまで、僕らにとって難しい週末になっているね。
前から予想されたこととはいえ、このサーキットでの僕らの速さは(フェラーリやレッドブルに続き)3番手であることは明らかだ。
そしてそれは僕らにとって満足できることじゃない。
いろいろセッティングを変更するなど対処はしたつもりだけど、今日はこれが限界。
このままでは表彰台も難しいので、今夜はデータを分析して明日のレースに対応したい」

加えてボタスは「あと少しの運も欲しい」と、正直な心境も吐露した。

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マクラーレン、まだアロンソとの残留契約発表はなく

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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かねてフェルナンド・アロンソが主張していたとされるエンジン・サプライヤーの変更が正式に決まったものの、まだマクラーレン・チームは同選手の来季契約について発表がないままだ。

アロンソとマクラーレン・チームとの契約は今年末までとされているがこれまでの3年間、両者が期待した結果は得られずにいる。
チームはさらなる残留を希望しているが、エンジン問題が解決されたいまなおネックになっているのはその巨額な契約金とされているようだ。
アロンソが4千万ドル(約44億円)とも言われる現在のF1ドライバーの中でも最高クラスの高給を得ているのは衆知のことだが、これには相当額(半分?)ホンダが負担していた部分があるとみられている。
ただこれについてチームもアロンソも「契約金が問題ではない」と否定するが、まだ残留合意の報道はないまま。

なおストッフェル・バンドーンのほうはすでに来季残留契約が発表されている。

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エリクソン(ザウバー)、ギヤボックス交換でペナルティ

FIA
シンガポールGPのレーススチュワード(審査委員)は、ザウバー・チームのマーカス・エリクソンに対し、5グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。

同選手は16日(土)の公式予選を前にギヤボックスを交換したため5グリッドが科せられたもの。
今シーズンのレギュレーションではギヤボックスは6戦連続して同一のものを使うことが義務付けられている。

ただ予めペナルティが予想されたエリクソンは20番手の予選結果だったため、実質なペナルティはないことになる。

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ストロール(ウィリアムズ)、鈴鹿でプライベートテスト敢行

Williams Mercedes FW36 (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームの新人ランス・ストロール(18歳:カナダ)が、初体験となる日本GP(10月8日決勝)に備えプライベートテストを敢行していたことが確認され、シンガポールGPのパドックで大きな話題になっている。
マシンはもちろん現行のものは使えないため、2014年仕様のウィリアムズ・メルセデス『FW36』が持ちこまれたとされる。

日本GPの舞台鈴鹿サーキットは世界屈指の難コースとの定評があるように、その攻略にはかなりの経験が必要とされるためプライベートテストを行ったとみられるが、ランスの父親ローレンス氏はカナダの大富豪でF1チームの買収にも名前が上がるほどの財力があることで知られることからこのテストの巨費にも動じることはないようだ。

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2017/09/16

シンガポールGP予選、ベッテルが壮絶アタックでポール獲得

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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引き続きシンガポールGPの予選Q3が10分間で行われた。

1回目のアタックはベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、リカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、ボタス(メルセデス)、アロンソ(マクラーレン)、バンドーン(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、サインツ(トロ・ロッソ)の順。
このままならメルセデスAMG勢はなんと3列目ということになる。

最終アタックの結果、ベッテルがさらにタイムを短縮して今季ロシア、ハンガリーに続く3回目のポールポジション獲得、自身通算49回目の快挙となった。
ベッテルはウォールにタイヤをヒットさせながらの猛烈アタックだった。

2番手はここまで全セッションを制していたレッドブル・レーシングのフェルスタッペン。
ベッテルには0.323秒届かず、史上最年少となる10代でのポール獲得はならなかった。
3番手リカルド、4番手ライコネン、5番手ハミルトン、6番手ボタスでメルセデスAMG屈辱の3列目が現実のものとなった。
7番手ヒュルケンバーグ、8番手アロンソ、9番手バンドーン、10番手がサインツだった。

シンガポールGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、フェルスタッペン最速、マクラーレン勢共に突破

引き続きシンガポールGP予選は15分間のQ2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

最初のアタックではフェルスタッペン(レッドブル)が最速。
これに0.150秒差でベッテル(フェラーリ)が続いてレッドブル勢に割って入った。

結局フェルスタッペンがそのままトップで2番手はリカルド(レッドブル)が並びタイムは0.053秒差。
3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手バンドーン(マクラーレン)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手ボタス(メルセデス)、9番手アロンソ(マクラーレン)、10番手サインツ(トロ・ロッソ)でここまでがQ3進出。

ここで敗退となったのはパーマー(ルノー)、ペレス(フォース・インディア)、クビアト(トロ・ロッソ)、オコン(フォース・インディア)、そしてグロージャン(ハース)の5台となった。

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予選Q1、アロンソ3番手、バンドーン5番手タイム

16日(土)午後9時(日本時間:午後10時)からマリーナ・ベイ・サーキットを舞台にシンガポールGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は曇り、気温28度、路面温度33度、湿度は71%で路面はドライコンディションと報告されている。

全車ウルトラソフトタイヤで出走。
最初のアタックでマッサ(ウィリアムズ)が右リヤタイヤをウォールにヒット、かなりダメージを負った模様。
まだ有効なタイムを出していないのでこのままでは予選Q1敗退は必至だ。

トップ2台はやはりレッドブル勢で、フェルスタッペンが最速の1'42.010。
これに0.053秒差で僚友リカルド。
3番手にアロンソ(マクラーレン)! 4番手サインツ(トロ・ロッソ)、5番手バンドーン(マクラーレン)、6番手ハミルトン(メルセデス)、7番手パーマー(ルノー)、8番手クビアト(トロ・ロッソ)、9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手ボタス(メルセデス)。

ここで敗退となったのはマグヌッセン(ハース)、再走なったマッサ(ウィリアムズ)、ストロール(ウィリアムズ)、ストロール(ウィリアムズ)、ウェーレイン(ザウバー)、そしてエリクソン(ザウバー)の5台となった。
エリクソンはギヤボックス交換でペナルティが決まっているので今回無理なアタックはしなかった模様。

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フリー3回目、フェルスタッペン(レッドブル)が最速タイム

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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16日(土)午後、シンガポールGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温29度、路面温度38度、湿度は58%で路面はドライコンディションと報告されている。

約30分過ぎ、エリクソン(ザウバー)が18コーナーで体制を崩しガードレールにマシン後部を損傷させ、スローダウン。
デブリ(破片)の回収のためセッションは一時赤旗中断とされた。

60分のセッションを終え、トップタイムはまたしてもレッドブル。
ただ今回はフェルスタッペンが最速で1'41.829のベストタイムをマークした。
2番手はベッテル(フェラーリ)で0.072秒の僅差。
3番手ハミルトン(メルセデス)でこちらは0.142秒差。
4-5番手は驚いたことにアロンソ&バンドーンのマクラーレン勢、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手ボタス(メルセデス)、9番手ライコネン(フェラーリ)、10番手がペレス(フォース・インディア)だった。

いつにない混戦でフリー走行が終了、この後行われる公式予選(現地時間:21時、日本時間:22時スタート)に注目が集まる。

シンガポールGPフリー走行3回目の結果はこちら
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期待のフェラーリ勢、初日は『不発』

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン残りのグランプリの中では、ライバルであるメルセデスAMGチームに比べ最も優位にあるとみられたフェラーリ勢だが、金曜日に行われたフリー走行初日はライコネンが9番手、ベッテルに至っては11番手と精彩を欠いた。

これについてライコネンは「予想していたよりもずっと難しく、期待したようなタイムでは走れなかった。
でもやるべき作業は見えているので明日の予選ではペースを取り戻したい」と、語った。

またタイムアタックの度に他車に引っ掛かったり自身がガードレールに接触するなどまともなタイムをまとめることができなかったベッテルも、「いくつかの変更を施したけれどなかなか良いバランスが得られなかった。
そのせいで接触したりもしたが、幸い大きなクラッシュにならなくて良かった。
走れなくなったら元も子もなかったからね」と、マシンのコントロールが難しいところを訴えた。

初日の結果は伏兵レッドブル勢が圧倒。
土曜日の予選結果でライバルに対するほんとうの勢力図が見えて来ることだろう。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「残されたレースで全力尽くす」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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ついに訣別のニュースが流れた15日(金)のフリー走行、皮肉にもマクラーレン・ホンダ・チームはバンドーンが6番手、アロンソが7番手と今シーズン最高クラスのパフォーマンスを演じてみせた。

しかもバンドーンはこの困難な市街地特設コースを走るのはこれが初めて。
「明日の予選は厳しいと思うが、もう一度これを再現したい」と、このベルギー人は意欲をみせた。

またホンダ陣営の現場責任者である長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト総責任者)は、「今日は残念なことながら、来季の体制について大きな発表があった。
とても残念に思うが、われわれの責務は残されたレースでこれまでの総決算となる良い結果が得られるよう全力を挙げるだけ」と、あらためてその決意を表した。

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ザク・ブロウンE/D(マクラーレン)、「ホンダとは良きライバルに」

Zak Brown (C)McLaren Group
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3年間に渡るパートナーシップを解消することとなったマクラーレン・チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは、次のようにホンダにエールを贈った。

「この3年間、われわれが共に全力で戦ってきたことに疑いはない。
お互いが望むような結果は出せなかったが、(一部で言われたような)ホンダが全力でなかったなどということは決してない。
成果が得られなかった裏にはいろいろな理由があっただろうが、われわれはお互いが最後までパートナーを信頼してきた。
ただ、いま両者はそれぞれの道を歩む時が来たということだ。
来シーズンからはお互いにライバルということになるが、ホンダがF1にチャレンジし続け、いつの日かこの世界で頂点に絶つことを信じている」

かつてマクラーレン・ホンダはF1史上最強のコンビとして16戦15勝を記録するなどF1を席巻したが、今回の提携ではここまで一度の表彰台すら獲得できなかった。

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2017/09/15

シンガポールGPフリー2回目、マクラーレン勢が6-7番手タイム

Marina Bay Circuit (C)Redbull Racing
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15日(金)午後、引き続きマリーナ・ベイ・サーキットを舞台にシンガポールGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、陽は落ちたがまだ気温29度、路面温度31度、湿度72%でコースはドライコンディションと報告されている。

なお別掲のように、このセッションを前にかねて噂になっていた通り来季マクラーレン・チームがホンダからルノー・エンジンに、トロ・ロッソがルノーからホンダ・エンジンにそれぞれ変更されることが正式発表された。
またこれに伴いトロ・ロッソのカルロス・サインツがルノー・チームに移籍することも合わせて発表されている。

タイムが上がるにつれウォールにヒットするマシンが増えたが、45分過ぎベッテル(フェラーリ)かなりの勢いで接触、ウォールカバーを壊してバーチャル・セーフティカーとなった。
トップタイムはリカルド(レッドブル)の1'40.852。
0.556秒差でチームメイトのフェルスタッペンが続き、以下ハミルトン&ボタスのメルセデスAMG勢、ヒュルケンバーグ(ルノー)、バンドーン(マクラーレン)、アロンソ(マクラーレン)、ペレス(フォース・インディア)、ライコネン(フェラーリ)、そしてオコン(フォース・インディア)の順。
ベッテル(フェラーリ)は11番手だった。

シンガポールGPフリー走行2回目の結果はこちら
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ホンダ、トロ・ロッソへのパワーユニット供給リリース

Honda Logo(C)Honda Racing
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Hondaは、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)において、Scuderia Toro Rosso (スクーデリア トロ・ロッソ 以下、トロ・ロッソ)と2018年シーズンからのパワーユニット供給について合意いたしました。
これにより来シーズンは、トロ・ロッソをワークスチームとした1チームへの供給体制となります。

本田技研工業株式会社 代表取締役社長 八郷隆弘のコメント

「トロ・ロッソは、才能あるドライバーを数多く輩出してきた若さと勢いのあるチームで、彼らと共にチャレンジできることを、とても嬉しく思います。
また、このパートナーシップの実現に向け、ご協力をいただいたリバティメディアとFIAに対して感謝を申し上げます。
ファンの皆さまの期待に応えられるよう、トロ・ロッソと共にチーム一丸となって戦ってまいりますので、応援をよろしくお願いいたします」

Scuderia Toro Rossoチーム代表 フランツ・トストのコメント

「Hondaと共にレースができることを、チーム全員がとても楽しみにしています。
Hondaの創業者、本田宗一郎さんが二輪車で初めてレースの世界に入って以来、レースは常に彼らの企業文化の中心です。
そのHondaと我々が一丸となってチャレンジすれば、大きな成果につながるのは間違いありません。
HondaのF1活動には、初参戦した1964年から始まる長い歴史があり、エンジンサプライヤーとして5回のドライバーズタイトルと、6回のコンストラクターズタイトルを獲得しました。
このHondaの伝統と実力をもってすれば、我々の未来は実りあるものになると確信しています」

提供:本田技研工業(株)

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カルロス・サインツ(現トロ・ロッソ)、来季ルノー・チームに

Carlos Sainz (C)Redbull Racing
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ルノー・チームはトロ・ロッソへのエンジン供給契約を解消するにあたり、噂の通り同チームのカルロス・サインツを獲得、来季のレースドライバーとして契約することを明らかにした。

現在ルノー・チームのドライバーであるニコ・ヒュルケンバーグはすでに来季も走ることが確定しているため、これによりジョリオン・パーマーがシートを失うことになる。

これについて当のサインツは、「ルノー・チームに加入することになり、とても喜んでいる。
ルノーはF1で偉大な成功体験を持つチームだし、自動車メーカーによるワークスチームというのは僕にとって初めての体験なので、とても名誉に思っている。
僕のレース史の中で、新たな章が始まることになるので興奮している。
またトロ・ロッソでのこれまでの支援に心から感謝したい」と、意欲をみせた。

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トロ・ロッソ、2018年からホンダ・エンジン搭載を正式発表

Honda Logo (C)Honda Racing
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マクラーレン・チームがルノーとの契約に踏み切ったことで、かねて噂の通りレッドブル傘下のトロ・ロッソが2018年からルノー・エンジンからホンダ・エンジンに切り換えて戦うことになった。
トロ・ロッソがホンダとパートナーシップを組むのは初めてだが、これによりホンダは来季もF1に留まることが確定した。
契約は複数年とされているが詳細は不明。

課題とされていたギヤボックスについて、トロ・ロッソがマクラーレン・チームから供給を受けることで合意したとみられる。

トロ・ロッソのフランツ・トスト代表は、「ホンダは2輪レースで世界に飛躍して以来、常にモータースポーツのトップにあった。
そのホンダと共にレースができることをチーム全員がとても楽しみにしている。
われわれのパートナーシップが成功することを願っている」と、語った。

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マクラーレン、2018年ルノー・エンジン搭載契約正式発表

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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15日(金)、シンガポールGPの会場でマクラーレン・チームは2018年からルノー製パワーユニットを搭載することを正式発表した。
3年間続いたホンダとのパートナーシップはこれでここまで一度の表彰台も獲得することなく終了することとなった。

これについてルノー・スポールのジェローム・ストール代表は、「この決定はルノー・スポールにとってまさに戦略的なものになった。
われわれがF1で長い歴史を持つマクラーレン・チームと共に仕事をするのはこれが初めてのことになるが、単に技術的な分野だけで無く広く商業的なものについてもパートナーシップを展開していきたい。
共にチャンピオンシップを獲得するため新たなここでスタートを切る」と語った。

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シンガポールGPフリー1回目、リカルド(レッドブル)が最速

Marina Bay Circuit (C)Redbull Racing
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15日(金)、シンガポール市街地特設コースを舞台にフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温29度、路面温度33度、湿度69%、コースはドライコンディションとされているが、事前に降った雨の影響でダンプ状態と報告されている。
なおこのセッションでのドライバー交代はトロ・ロッソのショーン・ゲラエル(20歳:インドネシア)一人で、サインツのマシンに乗る。

路面がまだ滑りやすく、多くのクルマがスピンをしている。
30分過ぎ、ストロール(ウィリアムズ)がマシントラブルを訴えスロー走行でガレージに戻った。
まだ明るいうちに行われたこのセッションでトップタイムを記録したのはレッドブルのリカルドで1'42.489をマーク。
2番手に0.109秒差でベッテル(フェラーリ)。
以下、フェルスタッペン(レッドブル)、ハミルトン(メルセデス)、ペレス(フォース・インディア)、ボタス(メルセデス)、ライコネン(フェラーリ)、アロンソ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、クビアト(トロ・ロッソ)までがトップ10。
バンドーン(マクラーレン)は11番手、F2ドライバーの新人ショーン・ゲラエルは18番手だった。

シンガポールGPフリー走行1回目の結果はこちら
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シンガポールGP、新たに4年契約結ぶ

Marina Bay Circuit (C)Redbull Racing
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シンガポールGPは、新たに4年契約を結ぶことで合意した。
これにより2021年までの開催が決まったことになる。

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シンガポールGP、開催の契約延長に前向き

Marina Bay Circuit (C)Mercedes Motorsports
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シンガポールGPに合わせ来訪したF1のチェイス・キャリー/CEOは、同グランプリの開催契約の延長に前向きな姿勢をみせた。

現在のシンガポールGPの開催契約は2012年に、当時のFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表だったバーニー・エクレストン氏との間で結ばれた今年までのものとされるが、その内容は厳しいものと言われ来年のカレンダーでは暫定扱いとされている。

しかし主催者側も前向きなことから来年以降も契約は延長される可能性が高いという。
シンガポールは積極的にナイトレース化に取り組むなどF1グランプリの中でもユニークな存在になっている。

なおお隣のマレーシアGPはカレンダーから脱落していて、その分シンガポールGPの存在感が高まっているのも事実だ。

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チェイス・キャリー/CEO、今後もホンダのF1参戦を強調

Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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マクラーレン・チームとの契約如何によっては、F1からの強制退場も予想されるホンダだが、新たにF1の代表となったチェイス・キャリー/CEOは今後ともホンダがF1に留まることを強調した。

「言うまでもなく、ホンダはF1においてのレジェンドであり、その存在は今でも重要なものだ。
エンジン・サプライヤーや供給を受けるチームの間にはそれぞれ複雑な事情があるが、われわれはホンダのF1撤退を回避するため、できる限りの支援をしたいと思っている。
具体的なことを話すつもりはないが、一部のエンジンしか勝てないというのが続いているというのは誰も望んでいることではない」と、キャリー/CEO。

同CEOは常々「いまのF1は高価に過ぎるし、競争力に差がありすぎる」と、見直す方向性があることを示している。

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ルノー・スポール、レッドブルへのエンジン供給は来年限りか

Redbull Motorhome (C)RedBull Racing
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来季マクラーレン・チームがルノー・エンジン搭載の噂の中、レッドブル・グループ傘下のトロ・ロッソが来季ルノーからホンダへのスイッチの可能性が濃厚だが、さらにルノー・スポールがレッドブル・レーシングに対しても供給を来年限りにするとの報道が伝えられた。

これを報じたのはイギリスの『デイリー・メール』で、原因は両者間の信頼関係が破綻しているためとしている。
それによればここ数年限られた勝利しか記録できていないレッドブルは、ルノー側の対応が不十分、金銭に見合った仕事をしていないと強い口調で非難しているとのこと。
ルノー・スポールではこうしたことから互いの信頼関係が失われたとして、本家レッドブル・レーシングに対しても供給契約の解消を決断したという。

これを受け順当であれば2019年はホンダ・エンジン搭載が有力とみられるが、もし2018年のトロ・ロッソでホンダが戦闘力を発揮できなければレッドブル・レーシングは窮地に追い込まれることになるかも知れない。

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シンガポールGPの週末、3日間いずれにも雨の可能性

今週末F1第14戦シンガポールGPが行われる首都シンガポールの天気について、地元気象台はフリー走行が行われる金曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースの日曜日いずれも雨が降る可能性があるとした。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
9月15日(金) フリー走行 26- 30度 87%
9月16日(土) 公式予選 曇り時々雨 26- 31度 85%
9月17日(日) 決勝レース 26- 30度 87%

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2017/09/14

B.エクレストン氏、「アロンソはルノーでも満足できない」

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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マクラーレン・チームがホンダと決別し、今週中にもルノー・エンジン搭載が発表されると見込まれているが、それにより不満を口にしていたフェルナンド・アロンソは来季も同チームに残留が決まるものとみられる。

しかしこの騒動について昨年までF1をリードしてきたバーニー・エクレストン氏は、「ルノー・エンジンになってもアロンソは満足できないだろう」と、イギリスでもっとも古いタブロイド紙『デイリー・メール』に語った。

「ずいぶん騒がせたが、やっと一連の騒動も落ち着いたようだね。
偉大なドライバーであるアロンソが来季も残るというのはF1にとって素晴らしいことだよ。
だがマクラーレンがホンダを捨ててルノーにエンジンに変えたからといって、すぐさま結果が出るとは思えない。
従ってこれでアロンソが満足できることにはならないだろう」と、F1実力者。

今回の件で一番得をしたとすれば、カルロス・サインツを移籍金と共に獲得できたトロ・ロッソ(レッドブル)ということになるのかも知れない。

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メルセデスAMG、バルテリ・ボタスとの契約延長発表

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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シンガポールGPを前にメルセデスAMGチームがリリースを発表、同チームのレースドライバーであるバルテリ・ボタス(28歳:フィンランド)との契約を2018年についても延長したことを明らかにした。

ボッタスは、昨シーズン後に電撃引退を表明したチャンピオン、ニコ・ロズベルグの後任としてチームに加入していた。
契約は今年だけの1年契約とされていたが、ここまでの活躍がチームに評価され、この最強チームでさらに戦うことが決まったもの。
契約は1年とみられる。

なおチームメイトであるルイス・ハミルトンのほうはすでに複数年契約を今年更新しているので、来季も同じドライバー・ラインナップ継続ということになる。
二人はここまで良好な関係を築いていて、その部分も評価されたようだ。

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エマニュエル・ピロ氏、シンガポールGPでもスチュワードに

Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるシンガポールGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、前戦イタリアGPに続いて元ベネトン等のF1ドライバーであるエマニュエル・ピロ氏(55歳:イタリア)を指名したことを明らかにした。

同氏のスチュワード就任はこれで通算21回目となり、全体の最多を誇る。

1989年のフランスGPで当時のベネトン・チームからアレッサンドロ・ナニーニのチームメイトとしてF1デビューしたピロ氏は、翌年1990年と1991年シーズンをスクーデリア・イタリア(ダラーラ・ジャッド)から参戦、最高位は1989年オーストラリアGPの5位というものだった。
またアウディによりルマン24時間レース通算5回の優勝経験を持つ。

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F.バッサー代表(ザウバー)、「本拠地変更も厭わない」

Frederic Vasseur (C)Sauber Motorsport
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スイスの投資会社の支援を得て破綻を免れたザウバー・チームだが、新たにチーム代表の座に就いたフレデリック・バッサー氏(48歳:フランス)は、さらなる改革を図っている。
バッサー氏はルノー・チームの代表を離脱したばかりだが、本人曰わく「内紛により短期間でその座を追われた」ということで依然として意気軒昂。

バッサー氏は「これまでの概念から一新させなければザウバー・チームの再生はない。
まずは戦闘力あるマシンを作らなければならないので、ファクトリーの増強が必須だ。
人員を大幅に増やしたいと思っているし、あるいはファクトリーそのものを変更が必要になるかも知れない」とし、ザウバー・チームの聖地であるスイス・ヒンヴィルからの移転も改革の考慮にあることを示唆した。

同氏によれば、多くのF1ファクトリーがイギリスにあってスタッフの移籍が容易であるのに比べ、ザウバーがスイスにあるのは移籍の障害になっているということだ。

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2017/09/13

ヒルトン、皮肉な『特別仕様スィートルーム』お披露目

Hilton/McLaren (C)McLaren Group
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マクラーレン・ホンダ・チームのスポンサーであるホテル・チェーン大手『ヒルトン』が、今週ヒルトン東京お台場において『マクラーレン・ホンダ特別仕様のスィートルーム』をお披露目した。

『お金で買えない経験』をテーマとして1室限定。
期間は2017年9月16日から10月18日までの約1か月間。
宿泊価格は日々変動制となっていて、1室7万円(1泊2名の場合)からとなっている。

ただパドックではもうマクラーレン&ホンダの訣別が確実視されていて、皮肉にもこの期間内にも発表があるのではと推測されている。

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マクラーレン、アロンソの来季去就なお不透明か

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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まだ正式発表はないものの、英誌らが報じたことで確実視されるマクラーレン・チームのホンダとの訣別、そして来季ルノー・エンジンの搭載だが、その一方でまだフェルナンド・アロンソの去就については不透明という。

2013年、当時在籍したフェラーリで記録して以来、勝利のない元チャンピオンだが、アロンソは現在もF1トップクラスの報酬を得ているとされる。
しかしマクラーレンはホンダから巨額資金を受け取っているとされ、訣別することになればもちろんこの分の収入を失うことになる。
そのためマクラーレン・チームはアロンソに対し残留した場合支払われる来季報酬の減額を申し入れているものの、まだ結論が得られていないということだ。

過去2回のタイトルに輝くアロンソだが、不名誉な要求を受け入れるのか、その去就にいま注目が集まっている。

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メルセデス首脳、「鬼門」のシンガポールGPに緊張感

Marina Bay Circuit (C)Mercedes Motorsports
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F1は今週シンガポールGPを迎えるが、このところタイトルを獲得し続けるメルセデスAMGチームにとっては必ずしも験が良いグランプリとはいえず、むしろ「鬼門」であるとして緊張感が高まっている。

メルセデスAMGチームがF1に復帰した2010年からの7年間で同チームはここでわずか2勝。
他を圧倒した2015年シーズンですらベッテル(フェラーリ)に勝利を奪われている。
またそのライバル・ベッテルはレッドブル・レーシング時代も通じてここでトータル4勝と極めて相性が良いところを示しているからだ。

同チームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「このシンガポール市街地特設コースはタイトな低速コーナーと短くバンピーなストレートが特徴で、われわれのマシンは例年なかなか苦戦を強いられている。
遠征の初戦ということもあり、まさに後半戦の正念場。
ここで出鼻をくじかれることがあってはならない」と、陣営を引き締めている。

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英誌、「マクラーレンとルノーのエンジン供給契約合意」と報じる

McLaren 『MCL32』 (C)McLaren Group
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イギリスの専門誌『オートスポーツ』が、「マクラーレン・チームがホンダとの契約を解消し、2018年シーズンからルノー・スポールからエンジン供給を受けることで合意に達した」と報じた。
それによれば契約は3年間とのこと。
まだ正式発表はない。

またこれに伴い現在トロ・ロッソのカルロス・サインツが2018年はルノー・チームに移籍、さらに早ければ次々戦マレーシアGPからにも出走という話も伝えられているが、こちらもまだ発表はない。

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2017/09/12

ロバート・クビサ、ルノー・チームとの関係解消か

Robert Kubica (C)Renault Sport F1
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ルノー・チームのマシンで実車テストを繰り返すなどF1復帰に向けて活動中だった元BMW等のF1ドライバーであるロバート・クビサ(32歳:ポーランド)だが、両者の契約を解消すべくクビサから申し出があったとイギリス国内で報じられた。

ルノー・チームではカルロス・サインツ(現トロ・ロッソ)の加入が噂されていて、来季もクビサ起用の可能性が少ないと判断したとみられている。

一歩で、クビサにはウィリアムズ・チームやザウバー・チームも関心を示していると言うことで大きな展開があるかも知れない。

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カルロス・サインツ、すでにルノーでシート合わせの報も

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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マクラーレン・チームのエンジン問題から、今やすっかり『時の人』になったトロ・ロッソのカルロス・サインツ(23歳:スペイン)だが、噂になっているマレーシアGPからのルノー・チーム移籍を裏付けるように、すでにシート合わせが行われたというニュースが伝えられた。

これを報じたのはドイツの専門誌で、それによればサインツの契約を持つレッドブルにはルノー側から800万ユーロ(約10億4千万円)もの契約解除金が支払われたとされる。
ただこれも今後一連のエンジン供給問題に結着がつけば、実はどこから支払われたお金なのか明らかになることだろう。

移籍が実現すればシートを失うのはジョリオン・パーマーということになり、サインツはニコ・ヒュルケンバーグのチームメイトになるとみられる。
ただこれについてルノー・チームもまたサインツ本人も口を閉ざしたままだ。

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ハミルトンにやる気! ピレリ・タイヤテストに積極参加

Pirelli 2017 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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ピレリタイヤは先週メルセデスAMGチーム協力のもと、フランスのポールリカール・サーキットを舞台に2018年に向けたタイヤテストを行われたが、これに珍しくエースのルイス・ハミルトンが参加、話題を呼んでいる。

テストは2日間に渡って行われ、その初日をハミルトンが、2日目をチームメイトのバルテリ・ボタスが担当、昨年までならテストドライバーに任せることが多かったこのチームでは『異例』のことかも。

常々「テストはあまり意味がない」として参加しなかったハミルトン、今季はフェラーリにも追い上げられて意識が変わったのかも知れない。

なお次回のピレリ・タイヤテストはフォース・インディア・チームとザウバー・チームが予定されている。

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R.ブラウン氏、金曜日フリー走行フォーマット改革に意欲

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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現在のF1レギュレーションではコスト削減の面からシーズン中もシーズン前もテストが厳しく制限されていて、若手ドライバーがF1カーを走らせるチャンスが極端に制約されている。
わずかにグランプリウィークの金曜日フリー走行1回目セッションで一部のチームがリザーブドライバーを走らせる程度だ。

これについて今シーズンからF1のモータースポーツ・ディレクターを務めるロス・ブラウン氏は、「若手ドライバーのためにも変更は必要だと考えている。
ただ実際の変更については全チームの同意を得なければならず、新しいフォーマットの導入には時間が掛かると思うが、F1の将来を考えたら変更は絶対に必要だ。
新しいF1ドライバーを育てるためだけでなく、混走したときの危険を減少させるためにも考える必要はある。
なるべく早いうちに検討していきたい」と、意欲をみせた。

言うまでもなく、同氏はベネトンやフェラーリで、また自身のチームでもタイトル獲得を果たすなどF1の世界を知り尽くした男だ。

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2017/09/11

メルセデスAMG、「公道走るF1カー」をお披露目へ

Image (C)Mercedes Motorsport
かねて高性能スポーツカーの開発で定評あるメルセデスAMGが、本格的なF1仕様の公道カーを開発、来週ドイツのフランクフルトで行われる『国際モーターショー』で正式お披露目されることがわかった。

マシン名は『プロジェクトONE』。
それによれば4輪駆動で注目のパワーユニットは現行のF1と同じV型6気筒シングルターボ」、これまたF1同様MGU-H(熱エネルギー回生システム)やMGU-K(運動エネルギー回生システム)等を備え、一部にはレギュレーションに縛られるF1よりも高効率のものになっているという。

ただ市販された場合にその価格は推定240万ポンド(約3億4300万円)とも目されていて、これまでのスーパーカーの比ではないようだ。

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ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)、「チャンス到来」認める?

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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マクラーレン・チームのエンジン問題は、カルロス・サインツ(現トロ・ロッソ)のルノー・チームへの電撃移籍、さらにトロ・ロッソのピエール・ガスリー起用という可能性まで派生して大きな話題となっている。

ピエール・ガスリーはフランス生まれの21歳でレッドブル・グループのジュニア育成ドライバーの一人。
昨年はF1傘下の『GP2シリーズ』でタイトルを獲得したあと、今季は日本の最高峰『スーパー・フォーミュラ』に参戦、すでに2勝を挙げランキングも2位という活躍をみせている期待の若手ドライバー。

そのガスリーはメディアの取材に、「みんなが聞きたいような話は僕も耳にしているけれど、まだ噂だけだよ。
もちろんレーシングドライバーである以上、F1は夢。
ほんとうにそれが叶うなら素晴らしいことだね」と、他人事のように煙に巻いた。

ガスリーが好成績を挙げればそのまま来季のレースシート獲得に繋がるが、そうでない場合には再び日本の松下信治ステップアップの可能性も開けてきそうだ。

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セルジオ・ペレス、結局来季もフォース・インディア残留濃厚に

Force India Duo (C)Sahara Force India F1
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2014年からフォース・インディアで走っているセルジオ・ペレスについて、本人は来季移籍の可能性を探っていると伝えられたが、どうやら来シーズンも残留する説が有力になってきている。

というのも来シーズンは上位チームのドライバー市場にほとんど動きがなく、また数少ない候補に挙げられていたルノー・チームもカルロス・サインツの加入が有力となり、ペレスは行き場をなくした様相。

その一方でフォース・インディアは今年が事実上のデビュー・シーズンとも言えるエステバン・オコンの能力を高く買っていて、すでに来季残留が濃厚とされている。
しかしこの二人は今シーズンしばしば同士討ちの接触事故を起こすなど因縁の関係になっていることからチームはその扱いに頭を悩ませることになりそうだ。

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2017/09/10

サインツ(トロ・ロッソ)、マレーシアGPにもルノーへ移籍か

Carlos Sainz (C)Redbull Racing
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マクラーレン・チームへのルノー・エンジン供給に伴い、トロ・ロッソへのホンダ・エンジン供給、さらにこれに絡んでカルロス・サインツのルノー・チーム移籍という複雑な噂が流れる中、そのサインツのルノー・チーム移籍が来シーズンを待たず、次々戦のマレーシアGP(10月1日決勝)にも行われる可能性が伝えられた。

これはイギリス国内の一部メディアが報じたものだが、これが事実であればルノー・チームでシートを失うのは不振のジョリオン・パーマーになるとみられる。

またトロ・ロッソの空いたシートにはレッドブルのジュニア・ドライバーであるピエール・ガスリー(21歳:フランス)の名前が浮上しているという。

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G.シュタイナー代表(ハース)、「F1はコストだけじゃない」

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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2016年シーズンから新規参入、現在参戦するF1チームの中では最も若いハースF1チームだが、昨季はコンストラクターズ・ランキング全11チーム中の8位、今季も全10チーム中の7位と、新しいプライベートチームとしては十分な戦績を残している。
そのチームを率いるギュンター・シュタイナー代表は、「将来のF1はコスト削減だけでなくF1としての優れた技術レベルが必要」との持論をみせた。

「衆知のように今のF1はエンジン性能によってチーム間に大きな格差が生じている。
公正なスポーツとしては、こうした格差はなくすべきだしまた何よりコストの削減は喫緊の重要課題だろう。
とはいえ一部のチームが主張するような昔のV8エンジンに戻すなんていうのはナンセンスなことでF1の価値が下がる」と、元レッドブル・レーシング・ディレクターは指摘。

またそれとは別に、同氏はまず解決はなければならないこととして同チーム、とりわけグロージャンのブレーキ問題を挙げた。

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業を煮やすマクラーレン、エンジン自社開発も

McLaren ECU (C)McLaren Group
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エンジン問題でこの数年すっかり苦戦を強いられているマクラーレン・チームだが、将来的にはエンジンの自社開発もあり得ると啖呵を切った。
これは同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターが語ったもの。

それによれば2021年に予定されるエンジン規定の改訂内容によってはマクラーレン・グループ自らが総力を挙げての自社開発も厭わないとした。

FIA(国際自動車連盟)はいま各チームと共に2021年からの新しいエンジン規格の検討を進めているが、場合によってはコスト削減のため昔のようなV8エンジンに戻そうていう動きもあるためだ。
現行のようにハイテクノロジーを駆使したハイブリッド車では大手自動車メーカーか専門のレーシングエンジン会社しか手を出せないが、「簡易な」エンジンに戻ればマクラーレンにも製作は可能という。

ただ現実問題わずか数年で戦闘力あるF1エンジンをゼロから開発するというのはマクラーレンといえどもかなりの難事業。
過去の推移に業を煮やした首脳による、エンジン・サプライヤーに対するプレッシャーとも受け取れそうだ。

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ジャン・トッドFIA会長、「近い将来の新規参戦チーム」否定

Jean Todt (C)RedBull Racing
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F1は最大12チームまでの参戦で合意しているが、昨季ハースF1が新規参戦した一方でマノー・レーシングが解散し、現在も10チームの参加に留まったままだ。
しかしこれについてFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は近い将来の新規参戦チームについて否定的な見解を示した。

「新たに参戦するチームがあるというならそれば歓迎するが、無理に拡大するつもりはない。
12チームまで認められているのは事実だが、いつも最大でなければならないというものではないからね。
ただ申請があったとしてもマシンやチーム体制の構築等を考えたらそれは8か月やそこらの準備期間では不可能だろうから、2018年というのは現実的ではないだろう。
したがって早くても実現するのは2019年シーズン以降ということになるのではないか」と、トッド氏。

同会長はアジアやヨーロッパの一部で新規参戦の動きがあることを認めた上で、「現行の10チームでも十分充実したチャンピオンシップが繰り広げられている」と、拡大に前のめりの姿勢ではないことを強調した。

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2017/09/09

ルノー・スポール、「ワークスよりもレッドブル優先させる」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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今シーズン、メルセデス&フェラーリという2強に水を開けられた感じで、ここまでわずか1勝に留まっているレッドブル・レーシングからは、パワーユニットの供給元であるルノー・スポールに厳しい注文が突きつけられているようだ。

とりわけ目立つのがフェルスタッペンを襲っているエンジントラブル。
同選手は今季ここまで6回のリタイヤを喫しているが、そのうち4回はルノー・エンジンに帰するものとされている。

こうしたことからルノー・スポールでは、次戦シンガポールGPからレッドブル・レーシングに専任のエンジン担当スタッフを送り込むなどワークスであるルノー・チームよりも優先させてバックアップ体制を取るとしている。

ここまで僚友リカルドの144ポイントに対しフェルスタッペンはわずかに68ポイント。
このまま不振が続けば史上最年少で偉業を成し遂げてきた逸材を失うことにもなりかねないレッドブル・レーシング&ルノー・スポールは真剣に対処する姿勢のようだ。

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ジョビナッツィ(ハースF1)、シンガポールで仕切り直し

Antonio Giovinazzi (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームは、次戦シンガポールGP(9月17日決勝)のフリー走行1回目セッションで、同チームのテストドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)を起用することを明らかにした。

ジョビナッツィは当初前戦のイタリアGPフリーに起用するとされていたが、天候が変化、1回目セッションがドライコンディションで走れる貴重な機会と予想されたため、急きょ本来のレースドライバーであるケビン・マグヌッセンに差し替えられたもの。
今回はその分として行われるため、再びマグヌッセンと交代することになるもの。

本来フェラーリ・チームのテストドライバーであるジョビナッツィはイタリア期待の星。
パスカル・ウェーレインが負傷欠場した開幕2戦、同じくフェラーリ・エンジン搭載のザウバー・チームで代役を務めたこともある。

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F1チーム、『FIA提供天気予報』の低精度に不満の声

Italia GP Scene (C)Mercedes Motorsports
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ベルギーに続きイタリアGPでも雨に見舞われたF1だが、各チームに提供されている『天気予報システム』の精度が低いとの声が各チームから聞かれている。

これはFIA(国際自動車連盟)から各チームに同一のシステムが提供されているもので、2014年から昨年まではオーストリアに本拠を置く『ユビメ社』のものが使われていたが、今シーズンからは文字通りフランスの『メテオ・フランス社』に変更されている。

チームからは「イタリアGPでは一日中雨と予報された金曜日に雨は降らず、逆にドライと言われた土曜日は大雨で予選すらできない有り様だった」と、不満顔。
場合によっては再度気象情報提供会社の変更を余儀なくされることになるかも知れない。

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2017/09/08

トロ・ロッソ問題は「ルノー優位」で話が進行か

Carlos Sainz (C)Scuderia Toro Rosso
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マクラーレンとホンダを巡る交渉は、レッドブル傘下のトロ・ロッソへホンダがエンジン供給、空いた枠を使ってマクラーレンがルノー・エンジン搭載、という方向で進行中と伝えられている。
そのカギとなっているのはトロ・ロッソがルノーとの契約を解消するにあたっての条件闘争であるのだという。

交渉で優位に立つルノー・スポール側は、金銭面での要求に加え現トロ・ロッソのレースドライバーであるカルロス・サインツの無償移籍を求めていると欧州メディアは伝えている。

サインツは本家レッドブル・レーシングに比べ戦闘力の劣るトロ・ロッソでの戦いに嫌気が差しているとされ、これまで複数回レッドブル・レーシングないし有力な他チームへの移籍希望を口にしていることから、現実味のある展開となっている。

またこうしたことからレッドブルも一定のアドバンテージを得ているとみられ、(交渉で)劣勢に立たされているのはマクラーレン・チームとホンダばかりということになりそうだ。

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ジル・シモン氏(前ホンダ)、FIA(国際自動車連盟)技術部門入り

Gilles Simon (C)Ferrari S.p.A
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元フェラーリ・チームのエンジン部門責任者で、今シーズン始めまでホンダのエンジン・コンサルタントを務めていたジル・シモン氏(59歳:フランス)が、FIA(国際自動車連盟)の技術部門入りしたことがわかった。
同氏はその中でテクニカル・ディレクターとしてシングル・シーターのチャンピオンシップ全てを担当するということだ。

フェラーリではミハエル・シューマッハやキミ・ライコネンらの走りを支えたシモン氏は、ホンダには不振が続いたパワーユニットのテコ入れのキーマンとして期待され加入したが、オフのテストで結果が出せず、解任に近い形でチームを去っていた。

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フレデリック・バッサー代表、「来季のザウバーは生まれ変わる」

Frederic Vasseur (C)Sauber Motorsport
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今シーズン半ば、モニシャ・カルテンボーン氏からチーム代表の座を引き継いだフレデリック・バッサー氏は、「来季のザウバーは完全に生まれ変わる」と、その意気込みを明らかにした。

今シーズン、資金難から1年落ちのフェラーリ製パワーユニットの供給に甘んじたザウバー・チームだが、当然のことながら明らかに戦闘力不足。
さらにマシン開発のペースも遅く、今ではすっかりグリッド最後尾の常連になってしまっている。

しかしこれについてバッサー氏は、「来年のウチのマシンはゼロから造り替えた完全なブランニューのものになる。
開発は順調に進んでいて、すでに風洞実験が行われる段階に入っているよ。
フェラーリ・エンジンも最新のものになるし、実質去年のマシンの焼き直しでお茶を濁していた今シーズンと比べ戦闘力は確実にアップすることだろう」と、自信をみせた。

ザウバー・チームが表彰台に上がったのは2012年の日本GP、小林可夢偉の3位が最後ということになる。

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2017/09/07

エンジンの年間使用数規定の厳格化、賛否両論が沸騰

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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現在F1ではパワーユニット本体についてドライバー1人あたり年間4基までと決められていて、5基目を投入した場合には15グリッド降格のペナルティが科せられている。
加えて2018年シーズンにはさらに厳格化され、年間3基までに制限されることになっている。

この規定についてあまりにペナルティが連発されていてレースの魅力をスポイルしているとの声があがり、見直しを図るべきとの動きが加速化している。
2018年のF1暫定カレンダーでは2016年以来となる史上2回目のF1最大開催数となる予定で、余計に不満が高まっているものだ。
これには最大の当事者であるマクラーレンを始め、レッドブルらも同調、さらにモータースポーツ担当取締役であるロス・ブラウン氏も同意見とされる。

しかしその一方、うまくエンジン基数をコントロールしているフォース・インディアやハースF1では、「ルールを守るのは当たり前」との正論でこうした動きに反撃している。
ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、「そもそもこうした規定が設けられたのはF1のコスト削減が目的であり、それはきちんと機能していると言える。
ルールが守れないのは守れない本人に問題がある訳で、逆にルールにケチを付けるのは筋違いなこと」と、主張している。

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マクラーレン、アロンソの後任にノリスの名前も

Land Noris (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームはすでにストッフェル・バンドーンと2018年シーズンの契約を結んでいるが、肝心のフェルナンド・アロンソについてはエンジン問題がまだ結着していないことから離脱の可能性が残されている。
これを受け後任ドライバーについてチームが模索を始めたと伝えられた。

内部関係者が期待するのは同チームのジュニア育成ドライバーであるランド・ノリス(17歳:イギリス)の昇格。
今季FIA・F3ヨーロピアン選手権に参戦中のノリスは堂々ランキング首位で、すでにF1テストも経験しており、来季はF2シリーズ(旧GP2)へステップアップか日本のスーパー・フォーミュラへの参戦も噂される逸材。

ただチームメイトも若手ドライバーのうえノリスのF1昇格は早過ぎるとの見解もあり、現トロ・ロッソのカルロス・サインツ移籍という話も聞こえている。

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F1復帰も囁かれるポルシェ社首脳がイタリアGPを視察

Porsche F1 (C)Porsche AG
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F1は現行のエンジン・レギュレーションを2020年末までとし、翌2021年シーズンからは新しい規格の元で戦うことを決めているが、そのための会議もすでに行われている。
これは非公開であるものの、ランボルギーニやアルファロメオ、イルモア、コスワースら多くのメーカーの名前が参加者として挙げられている。

その一つ、ドイツの名門スポーツカー・メーカーであるポルシェの首脳が、今回行われたイタリアGPに視察に訪れたことが伝えられた。
それによれば来場したのは同社で主に財務を担当するルッツ・メシュケ/執行役員副会長とのことで、本人もこれを認めているという。

一時はマクラーレン・チームのパートナーとしてポルシェの名前が挙げられたこともあるが、同社はすでにFIA(国際自動車連盟)肝煎りであるフォーミュラEへのワークス参戦を決めていて、F1復帰の可能性は少ないものとみられている。

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2017/09/06

マクラーレン、ルノー搭載はトロ・ロッソがカギ

F.Alonso & E.Boullie (C)McLaren Group
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イタリアGPまでには結論が出されるとみられたマクラーレン・チームの来季搭載エンジンだが、結局何の発表もないままグランプリウィークは過ぎ去った。
それでもマシン開発のタイムリミットから、今週中には結着が付けられるとみられる。

ホンダの長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト総責任者)はそれでもマクラーレン・チームとの提携関係の継続を口にしているが、マクラーレン側のエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは、「われわれはすべての目標を達してきたが、ホンダは一つとして達成しなかった」とパートナーを酷評。
到底関係継続する意思があるとは思えない様相だ。

再三伝えられたように、カギとなるのはいったんは破談と伝えられたトロ・ロッソがホンダ・エンジンへの変更に応ずるかとうかとみられていて、その交渉の進捗に再び注目が集まっている。

ブイユ氏同様、ホンダ批判を躊躇わなくなったフェルナンド・アロンソの2018年は、場合によってはF1以外のカテゴリーへの転身となるかも知れない。

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グリッド降格ペナルティ連発に否定的な声も

Image (C)Redbull Racing
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現在のF1レギュレーションではパワーユニット関連のコンポーネンツを年間に決められた数以上交換するとそれぞれグリッド降格のペナルティが科せられる。
シーズン後半となった今では各チームでペナルティが相次いでいて、イタリアGPではポールポジションのハミルトン以外のドライバーはすべて公式予選の結果とは異なる位置からのスタートとなる異例の状況。

このため特定のグランプリでペナルティを消化しようとコンポーネンツの交換を集中させることが流行り、中には全20台であるにも関わらず40グリッド降格などという非現実的な処分すら日常化している有り様だ、

せっかく公式予選で鎬を削っても実際のスターティンググリッドは掛け離れたものになってしまうことから、この規定が公式予選の価値や緊張感を削いでいると、不満の声が高まりつつあるという。

今シーズン中にこれが直ちに変更される可能性は少ないが、来季に向けてはこうした規定が検討課題に挙げられることになりそうだ。

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メルセデスAMGチーム、フェルスタッペン父と接触の噂

Jos Verstappen (C)Redbull Racing
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先に行われたイタリアGPの会場で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父親であるヨス・フェルスタッペン氏がメルセデスAMGチームのモーターホームに入ったところが目撃され、話題を呼んでいる。
というのも、このところ相次ぐマシントラブルでリタイヤが続き、マックス自身が他チームへの移籍希望を口にしたと伝えられているからだ。

実際、今シーズンここまでチームメイトのリカルドがリタイヤ3回なのに対し、フェルスタッペンのほうは6回も起きている。
そこで父親であるヨス氏がメルセデスAMGチームに移籍の件でコンタクトを取ったのではないかというもの。

とはいえメルセデスAMGチームではハミルトンはともかく、ボタスのほうの契約は今年1年とされているが、これまでの健闘ぶりを考えると残留が濃厚。
一方でフェルスタッペン自身のレッドブルとの契約は2019年末までの長期のものとされていて、当面離脱は考えにくい状況にある。

それを裏付けるようにメルセデスのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「ヨス氏はF1の先輩だから世間話をしただけ。
勘ぐられるような来年の契約という意味では、マックスは残念ながらわれわれのリストにない」と、煙に巻いた。

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2017/09/05

マクラーレン&ルノー、今週にも提携を発表か

Mclaren (C)McLaren Group
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一部にはイタリアGPの会場で発表か、とも目されたマクラーレン・チームとルノー・スポールとのエンジン供給契約だが、結局なにも起きないまま終了した。
しかしそれでもまだ海外メディアの多くは両者の提携発表が間近いと報じている。

現在ホンダ以外のエンジン・サプライヤーは、メルセデス、フェラーリ、そしてルノーでいずれも各3チームへの供給体制。
もしマクラーレンへも供給となるとルノーだけが4チームになり、これが難点になっていると伝えられる。

そこで浮上したのが現在ルノー・パワーの一角であるトロ・ロッソへのホンダ・エンジン供給話だが、カルロス・サインツの移籍話も含めてその後交渉に進展は聞かれていないまま。
マクラーレンとルノーが契約し、もしこちらの話がまとまらなければホンダはF1フィールドからの退場を余儀なくされることになりかねない。

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フェラーリ、『マルボロ』とのスポンサー契約を延長

Marlboro (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは、『マルボロ』ブランドで知られる大手タバコメーカー『フィリップモリス社』とのスポンサー契約を延長したことを明らかにした。
これまでの契約は今シーズンまでだった。
新しい期間は複数年ということだけで詳細は非公開。

両者の関係は40年以上の長きに及び、1997年以降は同チームのタイトル・スポンサーを務めるなど赤白のカラーリングでほとんど一体の商業活動を繰り広げてきた。

しかし2007年からはF1でのタバコ広告が禁止されたことによりマルボロのロゴ自体はマシンから取り除かれ、イメージを主体にしたものとなっている。

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ホームで不振のフェラーリ、代表が戦闘力不足嘆く

Maurizio Arrivabene (C)Ferrari S.p.A
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跳ね馬チームにとってシーズンで最も重要だったホームグランプリのモンツァで、ライバルであるメルセデスAMGチームから後れを取る形となったフェラーリ・チームでは、露呈した戦闘力不足に首脳陣が肩を落とした。

レースを終え、地元メディアから取材を受けた同チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、次のように悔やんだ。

「残念ながらまだわれわれとライバルとの間には明確な差があることが表れたレースになった。
ここモンツァは高速コースなのでエアロダイナミックスのセットアップということも関係したとは思うが、ここで大事なのはやはりエンジンパワーで、その点メルセデスはまだわれわれより先を行っているということだ」

ドライバーズ・チャンピオンシップでは今シーズンあと7戦というところで逆転を許したが、残りのサーキットもフェラーリ優位とは言えないようだ。

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2017/09/04

ルイス・ハミルトンがモンツァを制し、メルセデスがワンツーフィニッシュ: トップ 3 が同じ戦略を採用 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2017 イタリアグランプリ決勝
・レッドブルのダニエル・リカルド、トップ  3  とは異なる戦略を採り、16 番グリッドのスタートから 4 位を獲得
・マシンに高い負荷がかかる、カレンダー中最速のサーキットで、 大半のドライバーが 1 ストップ戦略を採用


2017年9月3日、モンツァ
メルセデスのルイス・ハミルトンがイタリアグランプリを制し、3ポイント差でドライバーズチャンピオンシップ のトップに立ちました。予測通り、決勝での戦略は、スーパーソフト – ソフトと繋ぐ1ストップが主流となりま した。
グリッド降格ペナルティーによって16番グリッドからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドは、主流とは異なる1ストップ戦略を採用しました。ソフトでスタートしたリカルドは、レース終盤にスーパーソフトへ交
換する戦略で上位に浮上し、ファステストラップも記録しました。このタイムは、昨年よりも約 2 秒速いもので した。
昨日の豪雨を経て、モンツァでの決勝は、気温28℃、路面温度37℃のドライコンディション下で行われまし た。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「前日まで予測不能なレース週末でしたが、決勝は 我々の予測通り、大半のドライバーが1ストップ戦略を採る展開となりました。ダニエル・リカルドは、独自の1ストップ戦略を見事に活かして12台を抜きました。リカルドが記録したファステストラップは、ストレート が大半を占めるモンツァにおいても、今年のマシンとタイヤのパッケージが如何に速いものであるのかを示 しています」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ハミルトン(メルセデス)、敵地でのブーイングにも動ぜず

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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伝統のイタリアGPをみごとポールTOウィンで飾ったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン。
しかしここはライバルであるフェラーリ・チームの地元モンツァ、表彰台に上がり勝利者インタビューを受ける間にも一部の観客のブーイングを除けば無視するというティフォシの冷たい歓迎を受けた。

これについてハミルトンは、「僕はもう慣れているよ。
ここは彼らの聖地だからね、もうここ10年くらいずっとこんな感じだもの。
フェラーリ・チームの適地である以上、ここで彼らと戦うというならみんな敵役。
彼らにとって、僕とボタスがいなければ(ベッテルが優勝で)満足いくんだろうけど、そうはいかないさ。
レース中、僕の耳にはずっと格好いい曲が流れていたから彼らのブーイングなんて聞こえなかったよ」と、うそぶいた。

今回の結果により、ハミルトンは再びチャンピオンシップのリーダーに返り咲いている。

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レッドブル、ルノーのエンジン供給契約に「拒否権」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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マクラーレン・チームが来季ルノー製パワーユニットの搭載に向け交渉をしているのは衆知のことだが、これについて同エンジンの主要ユーザーであるレッドブル・レーシングが異例の「拒否権」を有していることがわかった。
これは、ルノー・スポールが新たな供給先と契約する場合に、レッドブル側の了解が必要というもの。

しかしこれについてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、その存在は認めたもののこれを行使する考えのないことを示した。
「われわれに拒否権があるのは事実だよ。
しかしそれをわれわれが行使して彼らの契約を邪魔する考えはない。
ルノー・エンジンは別にわれわれの独占物ではないからね。
それにこれはそもそもロン・デニス(元マクラーレン代表)が、われわれにメルセデス・エンジンを使わせないため契約に盛り込み始めた条項なんだ」と、その皮肉な経緯を暴露した。

もしマクラーレン・チームがルノーと契約した場合、トロ・ロッソがホンダからエンジン供給を受ける可能性があるとみられている。

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パーマー(ルノー)にコース外走行でペナルティ・ポイント

FIA
イタリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、3日(日)行われた決勝レース中前車(アロンソ)をオーバーテイクした際にコース外を走行して利益を得たとして、ルノー・チームのジョリオン・パーマーにペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、パーマーの場合これでトータル6点となった。
同選手にはすでにレース中、5秒のタイム・ペナルティが科せられている。

この件についてはアロンソがスチュワードに直訴するなどバトルがエスカレートしていた。

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2017/09/03

イタリアGPはハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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3日(日)14時(日本時間:21時)、モンツァ・サーキットを舞台に伝統のF1第13戦イタリアGP決勝レースが行われた。
セッション開始時の天候は昨日とは打って変わって晴れ、気温22度、路面温度37度、湿度34%でコースはドライコンディション、ゴールまで雨が降る心配はないと報告されている。
なお修正グリッドで8番手とされたバンドーン(マクラーレン)はパワーユニット関連の交換を集中され25グリッド降格、結局18番手からのスタートとなっている。

3周目、順位を上げつつあったフェルスタッペン(レッドブル)がマッサ(ウィリアムズ)と接触してタイヤをバーストさせピットイン。
31周目、パーマー(ルノー)がチームからのトラブル指示によりストップ。
このレースのリタイヤ第1号となった。
34周目には健闘していたバンドーン(マクラーレン)がピットに戻ってリタイヤ。
52勝目にはアロンソ(マクラーレン)のほうもストップ。
ただこれは非完走によりギヤボックスを活かす戦略的な可能性もある。

結局優勝はポールポジションからスタートし終始レースをコントロールしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが前戦ベルギーに続くポールTOウィンを果たした。
今季6勝目で自身通算59回目の快挙。
ここイタリアGPではネルソン・ピケに並ぶ4勝目となり、これはミハエル・シューマッハの5勝に次ぐ歴代2位。

2位はチームメイトのボタス(メルセデス)、3位ベッテル(フェラーリ)でこれでドライバーズ・ランキングは逆転となった。
4位リカルド(レッドブル)、5位ライコネン(フェラーリ)、6位オコン(フォース・インディア)、7位はチームメイトと壮絶なバトルを繰り広げたウィリアムズのストロール、8位マッサ(ウィリアムズ)、9位ペレス(フォース・インディア)、10位フェルスタッペン(レッドブル)でここまでが入賞。

以下、11位マグヌッセン(ハース)、12位クビアト(トロ・ロッソ)、13位ヒュルケンバーグ(ルノー)、14位サインツ(トロ・ロッソ)、15位グロージャン(ハース)、16位ウェーレイン(ザウバー)。
リタイヤはアロンソ(マクラーレン)、エリクソン(ザウバー)、バンドーン(マクラーレン)、パーマー(ルノー)の4台だがアロンソとエリクソンは完走扱いとなっている。

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ポール新記録のハミルトン、「言葉にできない感動」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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偉大なチャンピオン、ミハエル・シューマッハの記録を抜き、単独で史上最多のポールポジション獲得者となったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(32歳:イギリス)は、「言葉にできないほど」と、その感動を明らかにした。

「僕がいま感じているこの感動について、何ていったらいいんだろうう。
とても言葉なんかでは言い表せないよ。
僕がF1の歴史で一番だなんて、そんなに長い時間を過ごしたとも思っていないから信じられない気分だ。
今日の予選はいろいろなことがあったし、最後までコンディションが悪かったからポールを獲りに行くのにはリスクもあった。
でも最後の1ラップを信じて全力で走り抜いた結果がこのタイムになった。
明日の天候はわからないけれど、この位置を活かしたいね。
チームの全員に感謝するよ」

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イタリアGP修正スターティンググリッド

イタリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、サインツ(トロ・ロッソ)に10グリッド、アロンソ(マクラーレン)に35グリッド、リカルド(レッドブル)に25グリッド、フェルスタッペン(レッドブル)に20グリッド、ヒュルケンバーグ(ルノー)に10グリッド、そしてパーマー(ルノー)に15グリッドのそれぞれ降格を歌詞、これに伴い決勝レースのスターティンググリッドを以下のように修正した。
実にポールのハミルトン以外はすべて変更となった。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ストロール(ウィリアムズ) *
3. オコン(フォース・インディア) *
4. ボタス(メルセデス) *
5. ライコネン(フェラーリ) *
6. ベッテル(フェラーリ) *
7. マッサ(ウィリアムズ) *
8. バンドーン(マクラーレン) *
9. ペレス(フォース・インディア) *
10. クビアト(トロ・ロッソ) *
11. マグヌッセン(ハース) *
12. エリクソン(ザウバー) *
13. ウェーレイン(ザウバー) *
14. フェルスタッペン(レッドブル) *
15. ヒュルケンバーグ(ルノー) *
16. サインツ(トロ・ロッソ) *
17. リカルド(レッドブル) *
18. パーマー(ルノー) *
19. アロンソ(マクラーレン) *
20. グロージャン(ハース) *

* 印は変更のあったドライバー

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ヒュルケンバーグ(ルノー)にもMGU-H交換でペナルティ

FIA
イタリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、ルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグに対し、10グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。

それによれば同選手は5基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)を投入したため、10グリッド降格が科せられたもの。

これにより予選12番手だったリカルドは15番グリッドになる。
(他車にもペナルティがあるため)

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リカルド(レッドブル)、ギヤボックス交換でさらにペナルティ

FIA
イタリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドに対し、計25グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。

同選手にはすでにパワーユニット関連の交換でペナルティが決まっていたが、さらにギヤボックスも交換したため5グリッドが追加されたもの。

これにより予選3番手だったリカルドは17番グリッドになる。
(他車にもペナルティがあるため)

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パーマー(ルノー)に15グリッド降格ペナルティ

FIA
イタリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、ルノー・チームのジョリオン・パーマーに対し、計15グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。

これは5基目のターボチャージャー投入で10グリッド降格、また同じく5基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)投入で5グリッドの合わせて15グリッド降格というもの。

これにより予選17番手だったパーマーは18番グリッドになる。
(他車にもペナルティがあるため)

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グロージャン(ハース)、『107%ルール』救済受ける

イタリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、2日(土)行われた公式予選で『107%ルール』をクリアできなかったハースF1チームのロマン・グロージャンについて審議した結果、フリー走行等で十分なタイムを記録していたとして3日(日)行われる決勝レースへの同選手の出走を認めた。
なおグリッドは最後尾(20番手)になる。

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ぼやく、唯一の被害者グロージャン(ハース)

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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実に3時間近くもの延期を繰り返したイタリアGP公式予選だが、その原因となったのは最初のQ1が赤旗中断になったこと。
それはハースF1のグロージャンがクラッシュしたためだった。

クラッシュする前に無線でチームにコンディションの悪さを訴えていたグロージャンだったが、それも虚しく最初の餌食になってしまったもの。
これによりグロージャンは予選最下位となった。

「直線すらまともに走れないなんて、とても予選をやる状況じゃなかった。
ストレートでは300キロも出すF1なのに、真っ直ぐ走れないんだから。
しかも前は水煙でまったく見えないんだ。まるで特攻隊だよ。
あの状況で予選を始めたのは明らかにFIA(国際自動車連盟)の判断ミスだった」と、指摘。

事実、グロージャンのクラッシュを受けチャーリー・ホワイティング/レースディレクターはセッションの再開に極めて慎重になり、F1では例を見ない大幅な遅延という結果になった。

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イタリアGP予選、ハミルトン(メルセデス)がPP新記録樹立

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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イタリアGPの予選Q3はさらに雨脚が強くなった中行われた。
ポールポジションは再三の逆転劇の結果、本命ハミルトン(メルセデス)が獲得。
前戦ベルギーに続く今季8回目、史上最高となる69回目のポールになった。

2-3番手にはフェルスタッペン&リカルドのレッドブル勢が入ったが、この二人はいずれもペナルティでグリッド降格が決まっている。
4番手で、明日の決勝レースでは2番に繰り上がるのが新人のストロール(ウィリアムズ)。
フロントロウからのスタートはもちろん自己最高位になる。
5番手オコン(フォース・インディア)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手ベッテル(フェラーリ)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手がバンドーン(マクラーレン)だった。

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再び雨の予選Q2、バンドーン(マクラーレン)が突破

引き続きイタリアGPは15分間の予選Q2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
路面は再び水が増し、タイヤはウェットとインターミディエイトが混走。
スピンするマシンが多い。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'34.660のベストタイム。
2番手ボタス(メルセデス)で0.736秒の大差がついた。
以下、フェルスタッペン(レッドブル)、ベッテル(フェラーリ)、ストロール(ウィリアムズ)、ライコネン(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、マッサ(ウィリアムズ)、バンドーン(マクラーレン)、そしてオコン(フォース・インディア)の10台。
バンドーンは最後の最後に飛び込んでQ3進出を決めた。

ここで敗退となったのはペレス(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、アロンソ(マクラーレン)、クビアト(トロ・ロッソ)、サインツ(トロ・ロッソ)の5台となった。

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2017/09/02

雨で大幅遅れの予選Q1、ボタス(メルセデス)が最速

2日(土)午後2時(日本時間:午後9時)からモンツァ・サーキットを舞台にイタリアGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
なお今回のイタリアGPに用意されたピレリタイヤはスーパーソフト、ソフト、そしてミディアムタイヤの3種類。
セッション直前の天候は小雨でスタンドには傘の花模様、気温14度、路面温度は17度、湿度81%で路面はダンプ(軽く湿った)状態と報告されている。
セーフティカーによる複数周回のチェックの結果、予定通りに公式予選は始められたが雨は強くなる様相。

最初のアタックでグロージャン(ハース)がクラッシュ、早くもセッションは赤旗中断となった。
この段階でタイムを出しているのは9台で、トップはハミルトン(メルセデス)。
セッションは大幅に遅れ、2時間半以上遅れの午後4時40分にやっと再開。
タイヤはウェットだが路面は急速に乾きつつあり、終盤はインターミディエイトへの交換が目立った。

トップはボタス(メルセデス)で1'35.716、これに0.293秒差でハミルトン(メルセデス)、以下ベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、ストロール(ウィリアムズ)、ライコネン(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、マッサ(ウィリアムズ)、ペレス(フォース・インディア)、バンドーン(マクラーレン)の順。
アロンソ(マクラーレン)は12番手。

ここで敗退となったのはマグヌッセン(ハース)、パーマー(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、ウェーレイン(ザウバー)、そしてクラッシュしたグロージャン(ハース)の5台となった。

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イタリアGP公式予選は大幅ディレー

イタリアGPの公式予選は強い雨のため、いったんスタートしたもののその後はディレーが連続。
予定より2時間以上経過したがまだ再開されていない。

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イタリアGPフリー3回目は雨でディレーに

2日(土)午前、イタリアGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は雨、気温14度、路面温度16度、湿度は86%、強い雨が降っており、路面は完全なウェット。
予定時刻になったがセッションはディレーとなっている。

セーフティカーによる再三のチェック走行の結果、結局セッション(60分間)は44分遅れでスタートに。
もちろん前車ウェットタイヤを装着している。

わずか16分間で行われたフリー走行3回目、全車インストレーションラップはこなしたものの有効なタイムを記録したのはわずか7台、最速はマッサ(ウィリアムズ)で1'40.660のベストタイム。
2番手もウィリアムズのストロールで0.228秒差。
以下、ヒュルケンバーグ(ルノー)、サインツ(トロ・ロッソ)、パーマー(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、そしてクビアト(トロ・ロッソ)と続いた。

この後行われる公式予選でのコンディションが心配される。

イタリアGPフリー走行3回目の結果はこちら
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バンドーン(マクラーレン)、「今日の結果はサプライズ」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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1日(金)行われたイタリアGP初日、フリー走行とはいえなんと7番手タイムを出したマクラーレン・チームのストッフェル・バンドーンはその感触を次のように語った。

「今日の結果は僕らにとってはサプライズだよ。
いくらフリー走行とはいえ、これまでいきなり2台共がトップ10以内でスタートするなんてなかったことだもの。
とりわけここモンツァはエンジン・パワーが物を言うサーキットとみられていたからね。これは土・日に向けてとてもポジティブなことさ。
今日のパフォーマンスが明日の予選に繋がれば最高だね。
(中団の)タイムはとても拮抗しているので、0.01秒、0.001秒の違いで順位が変わってくる。
だからそれを削り取るためにこれから作業を進めなくてはならないよ」

7番手だったバンドーンより前にはメルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルの3強6台のみ。
加えてレッドブルの2台はエンジン交換により大幅グリッド降格が確定しているのだ。

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マクラーレン、来季もホンダ以外に選択肢なし

Honda Logo (C)Honda Racing
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今年パートナーシップを組んで3シーズン目を迎えるマクラーレン・ホンダだが、ここまでの不振から不協和音が聞かれるなどメディアの恰好の材料にされているものの、様々な噂にもかかわらず両者は結局来年も現体制を継続するしかないとみられている。

当初メルセデスやフェラーリともコンタクトを取ったとされるマクラーレン・チームだが、いずれも言わば門前払い。
実現性を持って打診したルノー製パワーユニットについても、レッドブル傘下のトロ・ロッソも巻き込んで交渉と伝えられたがこちらも条件面から破談に。
結局のところ来季もマクラーレン・ホンダ体制が継続されるという見方が有力だ。

『皮肉』にも、ベネギーやイタリアといういずれもマクラーレン・ホンダに不利とされたパワー・サーキットで意外な好調ぶり。
ホンダのモータースポーツ担当部長である山本雅史氏は「何も問題ない」と、明言。
案外このまま自然な形で元の鞘に収まるのかも知れない。

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レッドブル勢もペナルティで後方グリッドスタートに

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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イタリアGPフリー走行初日でも2強に次ぐ速さをみせたレッドブル・レーシング勢だが、すでにシーズン5基目となるICE(エンジン本体)の投入により大幅なグリッド降格が決まっている。

チームによれば、他にMGU-H(熱エネルギー回生システム)も交換したフェルスタッペンが計15グリッド降格、またさらにターボチャージャーも交換したリカルドのほうは計20グリッド降格になる見込み。
また同じルノー製パワーユニットを搭載するトロ・ロッソのサインツも5基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)交換で10グリッド降格となる模様。

ちなみにもし公式予選の結果が初日のフリー走行と同様であれば、マクラーレン・ホンダ・チームのバンドーンはなんと5番グリッド獲得という自身最高位の快挙に繋がる計算。
もちろん捕らぬ狸の皮算用に過ぎないが。

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アロンソ(マクラーレン)、P/U交換で35グリッド降格

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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今回のイタリアGPでもフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は35グリッド降格というハンディを背負ってスタートすることとなった。

これはスペック3.7と呼ばれる仕様のICE(エンジン本体)を投入、さらにターボチャージャーやMGU-K(運動エネルギー回生システム)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)等の関連コンポーネンツを交換することにより計35グリッド降格という派現実的なペナルティを受けるもの。

ただシステムの確認ができればいったん3.5の旧スペックに戻して今回のイタリアGPを戦い、次のシンガポールGPで再び3.7にして備えるという。
これはパワー・サーキットと言われるモンツァでは元々不利だと考えたからだ。
この日アロンソは午前が15番手、午後は8番手タイムをマークしている。

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2017/09/01

イタリアGPフリー2回目、マクラーレン勢が7-8番手タイム

Monza Circuit (C)Redbull Racing
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1日(金)午後、モンツァ・サーキットを舞台にイタリアGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温25度、路面温度36度まで上昇、湿度51%、コースはドライコンディション、このセッション中に雨が降る確率は40%と予想されている。
スタンドは前戦ベルギーGPのオレンジから一転、フェラーリの真紅に染まっている。

60分過ぎ、ルノー・エンジンを搭載したサインツ(トロ・ロッソ)のマシンが白煙を上げてストップ。エンジンブローと思われる。
終了間際にはマグヌッセン(ハース)の゜マシンがサスペンション・トラブルでストップ、一歩間違えれば重大事故にもなりかねないものだった。

今回もメルセデスAMG勢が最速タイム。
ボタスが1'21.406のタイムで1番手、これに0.056秒差でハミルトンが続いた。
3-4番手がフェラーリのベッテル&ライコネン、5-6番手フェルスタッペン&リカルドのレッドブル勢、これになんとマクラーレンのバンドーン&アロンソが7-8番手で続いた。
9番手はオコン(フォース・インディア)、10番手がマッサ(ウィリアムズ)になった。

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イタリアGPフリー1回目、やはりメルセデスAMG勢が最速

Monza Circuit (C)Redbull Racing
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1日(金)午前、モンツァ・サーキットを舞台にイタリアGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温22度、路面温度24度、湿度66%、コースはドライコンディション、このセッション中に雨が降る確率は60%と予想されている。

このセッションでのドライバー交代はなし。
当初ハースF1ではアントニオ・ジョビナッツィが乗ることを示唆したが、実際にはマグヌッセンが収まっている。
なおピレリはこのイタリアGPにスーパーソフト、ソフト、そしてミディアムタイヤの3種類を持ち込んでいる。

予報通り、開始後30分もしないうちに一部コースには雨粒が落ちてきたがまだドライで走行が可能。
残り15分を切ってウェット宣言が出されたが、その後も本格的な雨にはならずに終えた。

トップタイムはやはり速かったメルセデスAMG勢で、ハミルトンが1'21.537で最速。
これに0.435びょうさでボタスが続いた。
3-4番手はフェラーリのベッテル&ライコネン、5-6番手レッドブル・レーシングのリカルド&フェルスタッペン、7-8番手いま話題のフォース・インディアのペレス&オコンでここまではきれいにチーム順。
9番手バンドーン(マクラーレン)、10番手マッサ(ウィリアムズ)。
アロンソ(マクラーレン)は15番手だった。

イタリアGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ハミルトン(メルセデス)、「契約延長についての話はある」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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史上3位となる通算4回目のF1チャンピオンを狙うメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(32歳:イギリス)の現契約は2018年末まであるとされるが、ここに来てさらにこれを延長する動きがみられているようだ。

これまで2019年以降の契約について言及することがなかったハミルトンだが、同チームの関係者が本人と交渉についての話し合いを始めていると明らかにしたもの。

「チームからは契約の延長について接触があるのは知っている。
でも今の契約が終わるまでまだ1年以上あるのだし、僕は別に急いでいないよ。
もちろん他のチームとも話なんかしていないしね」と、ハミルトン。

ただライバルであるフェラーリのベッテルがさらなる3年契約を結ぶなど、ハミルトンにとっても移籍市場が限られてきたのは事実だ。

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イタリアGPの週末、金曜日に雷雨の可能性

今週末F1第14戦イタリアGPが行われるモンツァ地方の天気について、地元気象台はフリー走行が行われる金曜日に一時雷雨の可能性があるものの、公式予選の土曜日、決勝レースの日曜日はいまのところ天気は曇りないし晴れである見込みとのこと。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
9月 1日(金) フリー走行 曇り所により雷雨 15- 26度 62%
9月 2日(土) 公式予選 曇り 13- 23度 43%
9月 3日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 13- 25度 37%

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ルノー・チーム、アロンソ(マクラーレン)の移籍話に及び腰

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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チームの戦闘力のなさから移籍話が浮上しているマクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソだが、移籍先候補に名前の挙げられたルノー・チームでは困惑の表情を隠していない。

というのもアロンソは移籍する場合の条件の一つとして『勝てるチーム』を挙げたとされるからだ。
しかし今シーズン勝利を記録したメルセデスAMG、フェラーリ、そしてレッドブル・レーシングら3つのチームはすべて来季シートが決まっている。

移籍の可能性があるチームを敢えて挙げるならルノーかウィリアムズということになりそうだが、その一つであるルノー・チームではシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターが「われわれのチームはまだレベルアップの途上にあり、とてもアロンソの要望を満たす水準にはない」として、やんわりの表現ながら受け入れを避けているようだ。

ルノーはかつてアロンソがタイトルを獲得した古巣ということになるが、復帰後まだ勝利からは遠く、またアロンソが現在手にしているような巨額の契約金は到底用意するつもりもないとみられている。

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