ハロー・システムの来シーズン義務化でチームに負担
Force India Halo (C)Sahara Force India F1
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FIA(国際自動車連盟)は来年から、ドライバーの頭部を守るいわゆるハロー(頭部保護装置)の導入を義務付けたが、これが波紋を呼んでいるようだ。
これには多くのチームから反対ないの声があったにもかかわらず、FIAは自身の強力なリーダーシップにより2018年シーズンからの導入を決めたものの、チーム側からは依然として時期尚早の声も上がっているもの。
例えばフォース・インディアでチーフ・オペレーティング・オフィサーを務めるオットマー・サフナウ氏は次のように不満を露わにしている。
「F1カーの開発にはものすごい時間と労力が掛かる。
だからどこのチームもすでに来年のマシンのデザインに取り掛かっている筈だ。
ところがそこに突然FIAはハローという余分なものを押しつけた。
まだテストで確立すらさせていないものなのにだ。
とにかくハローに必要なだけの強度を持たせるにはモノコックの設計から変更しなければならないんだからね。
チームは大いに迷惑しているよ」と、元HRD(ホンダ・レーシング・デベロプメント)副社長。
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