ポールリカール(フランスGP)、シケイン新設に異論も
Paul Ricard HTTT (C)Ex.Panasonic Toyota Racing
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来シーズン、実に10年ぶりに復活するフランスGPは、その開催地であるポールリカール・サーキットについてミストラル・ストレートにシケインを新設することを明らかにしたが、これが各方面で話題を呼んでいるようだ。
フランスGPは長くマニクールを舞台に行われていて、ポールリカールで開催されるのは1990年以来ということになるが、コースは一変していて当時の面影はない。
ミストラルは1.8キロの距離を誇る名物ストレートだが、主催者はこのシケイン設置でよりオーバーテイクのチャンスが拡大されると、その目的を説明している。
ただいたずらにシケインを儲ける近年の手法はF1の魅力をスポイルすると不満をみせるドライバーも多いという。
なおコース距離はこれにより5.842キロに伸びる。
ポールリカールのコースはHTTT(ハイテクノロジー・テスト・トラック)と呼ばれるごとく人工降雨など多彩な要求に対応できるようになっているが、テストはともかくグランドスタンドの不足などグランプリ開催には首を傾げる向きも多い。
それでも開催権を勝ち取ったのは前F1代表でサーキット・オーナーでもあるバーニー・エクレストン氏の存在が大きかったとみられている。
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