ベッテル問題へのメディア論調、国により分かれる
ハミルトン(メルセデス)への意図的な接触行為によりペナルティを喫したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、概ね批判する論調が多い中で、これをむしろ擁護する記事がフェラーリの母国イタリアで目立った。
メルセデスAMGチームの地元ドイツの『ビルト』紙は、「スロー走行したハミルトンの行為は先頭ドライバーに許された権利」として容認、これに実力でやり返したベッテルは「スポーツマンシップにもとる」と、断じた。
しかしその一方でフェラーリ・チームの地元であるイタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、「ベッテルの行為はサッカーのジダンのようなもの」としてこれを擁護している。
これはフランスがイタリアとの代表戦の際、あるイタリア選手がジタンの母親に対する差別用語を浴びせ、これに怒ったジダンが相手選手に頭突きを喰らわしたもの。
ジダンはこれにより即刻退場処分を受けた。
ちなみにジダンはこの試合のMVP(最優秀選手)に選出されている。
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