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2017年6月

2017/06/30

メルセデスAMGチーム、ヘッドレストの設計を変更

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは、先のアゼルバイジャンGP決勝レースでハミルトンのマシンを襲ったヘッドレストの不具合について調査。
このパーツ固有の問題ではないとして、ヘッドレスト自体の設計を変更し、次戦オーストリアGPに備えることを明らかにした。

赤旗中断からレースが再開された当時、ハミルトンは首位を走っていたものの走行中にヘッドレストが緩み、何度かドライバーが修復しようとしたもののならずピットインしたため結果的に大きく順位を落とすこととなったもの。

伝えられるところではヘッドレスト後方を固定するロックピンの長さが十分ではなかったのが原因ということだ。

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バーニー・エクレストン氏、「今のままでいい」

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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F1の新たなオーナーに『リバティ・メディア』がなって以来、一応は名誉会長というポジションに就いたバーニー・エクレストン氏だが、実際は何の権限もないということでかつてのような輝きを失った形だ、
しかし本人はもう現場に復帰する意志のないことを明らかにした。

これはイギリス国内のテレビに出演した際に語ったもの。
その中でかつてのF1総帥は次のように語った。

「私にいまやるべき仕事は与えられていない。
なぜなら私はF1の世界から放逐されたんだから。
名誉会長なんて、実は何も実権もないさ。
とはいえ、リバティ・メディアは私が考えていたよりもいい仕事をしていると思うよ。
もしも私が残っていたとしても、彼らより優れたことはできなかっただろう。
それなら戻る必要なんてないじゃないか。
このままがいいんだ」

エクレストン氏はすでに86歳の高齢だが、いまだ意気軒昂ではある。

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ベッテル(フェラーリ)の反則行為にさらなる処分の可能性も

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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アゼルバイジャンGP決勝レース中に起きたハミルトン(メルセデス)への意図的な接触行為について、すでにペナルティを喫したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、さらなる処分の可能性が囁かれている。

この件でベッテルについてはすでにレース中に10秒のドライブスルー・ペナルティー、レース後には3点のペナルティ・ポイントという処分が科せられているが、その後各国でメディアがこの騒動を大きく採り上げるなど世界的な関心事になってしまっている。

これについてFIA(国際自動車連盟)は、スポーツマンシップにもとる行為として国際裁判所において調査を開始する意向のようだ。
皮肉にも、ベッテルが現在のポイントリーダーであることが災いしてしまった可能性もありそうだ。

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2017/06/29

チーム名変更に向け動き始めたフォース・インディア

Motorhome (C)Sahara Force India F1
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プライベートチームながら健闘を続けるフォース・インディアだが、ご多分に漏れず資金面では苦しい状況にあるとされる。
そのためは同チームのオーナーであるヴィジャイ・マルヤ氏はチーム名変更の可能性を伊一部メディアに示唆しているとされた。

そして今回報じられたのは、いよいよいくつかのネーミング候補について実際に商標登録を行ったというものだ。
具体的には「フォースワン」という名称に関連した5-6個の候補が登録されたという。

なお規定により、実際にシーズン途中にチーム名を変更するためにはFIA(国際自動車連盟)の承認だけでなく、他の全チームの同意が必要とされている。

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フォース・インディア、オーストリアGPフリーでセリス起用

>Alfonso Celis (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは、7月7日(金)に行われる次戦オーストリアGPのフリー走行1回目セッションに、同チームのテストドライバーであるアルフォンソ・セリス(20歳:メキシコ)を起用することを明らかにした。

セリスがドライブするのはペレスのマシンになるという。
セリスは昨季すでに6戦でフリー走行を担当、また冬の合同テストにも参加しているが、今季になってからはこれが初。
すでにハンガリーGPでもオコンに代わってステアリングを握ることも決まっている。

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初入賞ストロールの父、プライベート・テストの恩恵否定

Lance Stroll (C)Williams F1
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アゼルバイジャンGP決勝レースでみごと最年少入賞を果たしたウィリアムズ・チームの新人ランス・ストロール(18歳:カナダ)に対し、直前に行われたプライベート・テストの効果が指摘されていることについて、父親のローレンス・ストロール氏がこれを強く打ち消した。

「息子の今回の好成績が、まるで直前に行われたテストのお陰のように言われるのは納得できない。
ランスは以前からそれだけのポテンシャルを持っていたが、これまでいろいろな不運があって発揮できなかっただけ。
それにF1ではほんとうのテストは許されていないので、経験は実戦を重ねることだけしか得られない」

噂では、多額の資金を持ちこんでいるにも関わらずここまで結果が出ないことに業を煮やした父親が、チームにプライベート・テストを強いたと伝えられていたもの。
ただF1は規則で本格的なテストは禁じられている。

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2017/06/28

マクラーレン・ホンダ、「離婚」ではなく「別居」という選択肢も

Eric Boullier (C)McLaren Group
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2015年のパートナーシップ結成以来続く不振に、関係打ち切りの噂が絶えないマクラーレンとホンダだが、ここに来て「離婚」ではなく「別居」という新たな選択肢が伝えられ、その行方が注目を集めている。

これはイギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』がマクラーレン・チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターの言葉として紹介したもの。

その中でこのフランス人は「それはなかなか良い考えなんじゃないか。
ホンダがわれわれの期待するような戦力まで達するのにはある程度の時間が必要だ。
しかしわれわれはそれまでこの状況で待ち続けることはできない。
それならその間の限定として他のパワーユニットを搭載する可能性もない訳じゃないだろう」と、語っている。

具体的にマクラーレンが希望するのはメルセデスかルノーになるとみられるが、しかしF1の現実はそれほど簡単なものではない筈だ。

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ベッテル問題へのメディア論調、国により分かれる

ハミルトン(メルセデス)への意図的な接触行為によりペナルティを喫したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、概ね批判する論調が多い中で、これをむしろ擁護する記事がフェラーリの母国イタリアで目立った。

メルセデスAMGチームの地元ドイツの『ビルト』紙は、「スロー走行したハミルトンの行為は先頭ドライバーに許された権利」として容認、これに実力でやり返したベッテルは「スポーツマンシップにもとる」と、断じた。

しかしその一方でフェラーリ・チームの地元であるイタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、「ベッテルの行為はサッカーのジダンのようなもの」としてこれを擁護している。
これはフランスがイタリアとの代表戦の際、あるイタリア選手がジタンの母親に対する差別用語を浴びせ、これに怒ったジダンが相手選手に頭突きを喰らわしたもの。
ジダンはこれにより即刻退場処分を受けた。
ちなみにジダンはこの試合のMVP(最優秀選手)に選出されている。

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ペナルティ・ポイント、ベッテル(フェラーリ)に重い負担

FIA
アゼルバイジャンGP決勝レース中のハミルトン(メルセデス)に対する不法行為により10秒のドライブスルーと3点のペナルティ・ポイントという処分を受けたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルだが、今後のレース展開においてこれが負担になりそうだ。

というのもすでに累計6点だったベッテルは今回の処分で9点に。
あと3点が加わるとスーパーライセンスが停止となりグランプリ出場が1戦禁止されてしまうからだ。
現在ハミルトンとの間で熾烈なタイトル争いを繰り広げているベッテルにとって、これは命取りになりかねないもの。

ベッテルへの最も古いペナルティ・ポイント処分は昨年7月のオーストリアGPの2点だが、これが明けても次は10月のマレーシアGP(2点)で、ここまでは絶対に気が抜けない状況にある。

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2017/06/27

アロンソ(マクラーレン)、来季ルノー復帰も候補のひとつ

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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2006年以来となるタイトル奪還を求め2015年に現在のマクラーレン・チームに移籍したものの、3シーズン目となる今年も思うような結果が得られていないフェルナンド・アロンソは、表面上はこのチームで頑張る姿勢をみせているが、その実水面下では他チームへ移籍の道を探っているようだ。

これはアロンソの母国であるスペインのテレフォニカ系通信会社である『モビスター』が伝えたもの。
それによればアロンソは、その候補として現在最強のメルセデスAMGチーム、そしてワークス体制に復帰して勢力挽回が期待されるルノー・チームらがその有力候補であるという。

言うまでもなく、ルノー・チームはかつてアロンソが2度に渡ってタイトル獲得を果たした古巣で、いまもチーム内には知己が多いということだ。

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ハミルトン、「こんな行為が許されるなんて侮辱だ」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ポールポジションからスタート、レースの大部分で首位を走りながらも5位フィニッシュ、とりわけライバルのベッテル(フェラーリ)にも先を越されてポイント差が拡大してしまったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは憤懣やるかたない様子だ。

「こんなことが許されるなんて、F1レースに対する侮辱だよ。
あんな行為をして、それでいてほぼ無罪放免。
何の落ち度もない僕よりもぶつけたほうが上位でフィニッシュだなんて、到底受け入れられないよ。
こんな結果になってしまいスタッフには申し訳ないと思っている。
でも、マシンのパフォーマンス自体は向上しているので、これから着実に好成績を重ねて目標のタイトル奪還に向けて頑張りたい」

ただハミルトンが後退したのはベッテルのせいばかりでなく、ヘッドレストの緩みというチーム内の思わぬミスがあったせいもある。

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メルセデス首脳、ベッテル(フェラーリ)の主張を否定

Safetycar Image (C)Mercedes Motorsport
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25日(日)行われたフアゼルバイジャンGP決勝レース中の接触事故に関連してペナルティ処分を受けたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルが、原因はハミルトン(メルセデス)が『ブレーキテスト』を行ったためと説明した。

しかしこれについてメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは次のように語っている。

「ハミルトンはあの時ブレーキなど踏んでいないよ。
それはデータをみれば明白なこと。
残念ながらベッテルの指摘は当たらないね。
そもそもセーフティカーラン時には、先頭のドライバーにペースをコントロールする権利があるんだ。
あの時のセーフティカーとの距離等を考えれば、ハミルトンがそんなブレーキングをする筈もない」と、ベッテルの主張を完全否定。

実際にレーススチュワード(審査委員)はデータを確認して処分を決めているのでこの件に関してベッテルの立場は弱いようだ。
しかし関係者の関心はそれよりもこれが新たな遺恨を生まないか、ということにあるようだ。

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2017/06/26

スーパーソフトを使用したファステストラップは、昨年の記録を 3 秒以上短縮 ダニエル・リカルド、事故と中断による波乱のレースを制す (ピレリ)

ダニエル・リカルド (C)Pirelli Motorsport
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2017 アゼルバイジャングランプリ決勝
2017年6月25日、バクー

今年のアゼルバイジャングランプリは、セーフティーカーが複数回導入され、赤旗中断も発生した劇的な展 開となりました。
このため、上位勢が採用するであろうとされた    1   ストップ戦略は選択肢から消え、各チームは、変化する状
況への対応を余儀なくされました。セーフティーカー導入中の 13 周目、大半のドライバーがこのレースで唯 一になると見られたピットストップを実行しました。しかし、22 周目に赤旗中断が発生し、各チームにタイヤ 交換の機会が訪れました。残り 29 周のスプリントレースになることから、全ドライバーがスーパーソフトタイ ヤへ交換しました。 レッドブルのダニエル・リカルドが波乱のレースを制した一方、バルテリ・ボッタスは、レースの大半をスーパ ーソフトで走行し、一時は最下位まで転落しながら 2 位を獲得するという注目に値するパフォーマンスを披 露しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「波乱に満ちた劇的なレースとなり、ベストな戦略 は、事前に決めていたものではなく、変化する状況に対応するものでした。ファステストラップが昨年よりも 3 秒以上速かったことからも分かるように、スーパーソフトは、性能と耐久性の両面で実力を発揮していました」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ベッテル(フェラーリ)にペナルティ・ポイント

FIA
アゼルバイジャンGPのレーススチュワード(審査委員)は、25日(日)行われたフ決勝レース中のセーフティカー導入時に、ハミルトン(メルセデス)のマシンにサイドから意図的に接触したとして、フェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルに対しペナルティ・ポイント3点を科したことを明らかにした。

本人はハミルトンが故意にいわゆる『ブレーキテスト』を行ったためと説明したが、そうした主張は認められなかった模様だ。
なお、この件ではすでにレース中ベッテルには10秒のドライブスルー・ペナルティーが科せられている。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、ベッテルはこれでトータル9点となる。

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プライベート・テストしていたストロール(ウィリアムズ)

Lance Stroll (C)Williams F1
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今回のアゼルバイジャンGPを前に、ウィリアムズ・チームのランス・ストロール(18歳:カナダ)がプライベート・テストを行っていたことがわかった。

今シーズンのルーキーであるストロールは、チームメイトであるマッサが4回の入賞を果たしているのに対しここまで一度もポイント圏内でフィニッシュしたことがない。
そこでセットアップの違いを理解するために行われたという。
フィルミングデーということでマシンは旧型の2014年型仕様『FW36』が用いられたということだ。

アゼルバイジャンGPではその成果がさっそく現れた形で、チェッカーフラッグ直前まで2位を走るなど大健闘、最後に抜かれはしたものの結局3位でゴール。
これはルーキードライバーとして歴史に残る素晴らしいものとなった。

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大波乱のアゼルバイジャンGPはリカルド(レッドブル)優勝

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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25日(日)午後、F1第8戦アゼルバイジャンGPの決勝レースがバクー市街地特設コースを舞台に行われた。
セッション直前の天候は晴れ、気温27度、路面温度51度、湿度53%でコースはドライコンディションと報告されている。
なおグロージャン(ハース)、エリクソン(ザウバー)、バンドーン(マクラーレン)の3台だけがソフトタイヤ、他はすべてスーパーソフトでのスタートになっている。

スタートでボタス(メルセデス)とライコネン(フェラーリ)が接触、ボタスはピットインで最後尾まで交代、ポールのハミルトン(メルセデス)を一気に楽にさせた。
10周目、クビアト(トロ・ロッソ)がウォールにヒットしてストップ、イエローコーションに。
続いて今度はフェルスタッペン(レッドブル)がエンジンの不調を訴えてスローダウン、その後ガレージに戻った。
12周目、クビアトのマシン撤去のためセーフティカーが導入され、この間にトップのハミルトン(メルセデス)はじめほとんどがピットストップしてソフトへとタイヤ交換に掛かる。

16周目にレース再開。
しかし直後にデブリ(破片)回収のためか再びセーフティカー導入。
19周目にレース再開。
再開直前にハミルトンの後部にベッテルが追突。
そしてペレス&オコンのフォース・インディア勢がチームメイトどうしで接触するなど接触多発。
ライコネン(フェラーリ)が右リヤタイヤのパンクに加えマシンを損傷させガレージに。
そしてまたしてもセーフティカーが入る羽目に。
この時点でハミルトン、ベッテルに続いてウィリアムズのマッサ&ストロールが3-4番手に躍進している。
結局、荒れたレースは赤旗中断になった。

現地時間18時15分にレース再開。
驚いたことにペレス(フォース・インディア)もライコネン(フェラーリ)も戦線に復帰した。
また前車タイヤはスーパーソフトに戻された。
再開時に大きく順位変動。
またヒュルケンバーグ(ルノー)が7コーナーでインのウォールに右フロントを損傷させてコースオフ。
マッサもトラブルかガレージに戻ってマシンを止めた。
トップを走るハミルトンのマシンのヘッドレストが浮いているためピットインを余儀なくされる。
この自邸でトップになったベッテルに、アクシデントの責任を問われて10秒のストップ&ゴーのペナルティが通告された。
またペレスとライコネンには規定外のエリアで作業したとしてドライブスルー・ペナルティーが科せられた。

荒れたレースは結局10位からスタートしたリカルド(レッドブル)が優勝。
リカルドの優勝は2015年のマレーシアGP以来で自身通算5回目の快挙。

2位は最後の直線で際どく前車を抜いたボタス(メルセデス)。
3位はルーキーながら大健闘をみせた新人のストロール(ウィリアムズ)。
もちろん初の表彰台だ。
4位ベッテル、5位ハミルトン、6位オコン(フォース・インディア)、7位マグヌッセン(ハース)、8位サインツ(トロ・ロッソ)、9位アロンソ(マクラーレン)、10位ウェーレイン(ザウバー)。
マクラーレンはこれが今季初のポイント獲得ということになる。

11位エリクソン(ザウバー)、12位バンドーン(マクラーレン)、13位グロージャン(ハース)、14位ライコネン(フェラーリ)までが完走。
リタイヤはペレス(フォース・インディア)、マッサ(ウィリアムズ)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、フェルスタッペン(レッドブル)、クビアト(トロ・ロッソ)、そしてパーマー(ルノー)。

アゼルバイジャンGP決勝レースの結果はこちら
アゼルバイジャンGPの画像はこちら

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2017/06/25

アゼルバイジャンGP修正スターティンググリッド

アゼルバイジャンGPのレーススチュワード(審査委員)はサインツ(トロ・ロッソ)に対してカナダGPでのアクシデントの責任により3グリッド降格、アロンソ(マクラーレン)に対してエンジン交換その他で40グリッド降格、同じくバンドーン(マクラーレン)に対して35グリッド降格のペナルティを科したことから、次のように決勝レースのスターティンググリッドを修正した。
なおパーマー(ルノー)は予選に出走していないので最後尾グリッドになる。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ボタス(メルセデス)
3. ライコネン(フェラーリ)
4. ベッテル(フェラーリ)
5. フェルスタッペン(レッドブル)
6. ペレス(フォース・インディア)
7. オコン(フォース・インディア)
8. ストロール(ウィリアムズ)
9. マッサ(ウィリアムズ)
10. リカルド(レッドブル)
11. クビアト(トロ・ロッソ)
12. マグヌッセン(ハース) *
13. ヒュルケンバーグ(ルノー) *
14. ウェーレイン(ザウバー) *
15. サインツ(トロ・ロッソ) *
16. グロージャン(ハース) *
17. エリクソン(ザウバー) *
18. バンドーン(マクラーレン) *
19. アロンソ(マクラーレン) *
20. パーマー(ルノー)

* 印は変更のあったドライバー

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メルセデス、ジョージ・ラッセルをハンガリー・テストに

George Russell (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームは、ハンガリーGP終了後に当地ハンガロリンクで行われるシーズン中テストに、ジュニア育成ドライバーの一人であるジョージ・ラッセル(18歳:イギリス)を起用することを明らかにした。

パスカル・ウェーレインやエステバン・オコンらに続き、今年初めからラッセルはメルセデス・モータースポーツのジュニア育成ドライバーになっていて、今年参戦するGP3シリーズではいまランキング6位。

テストは8月1日(火)・2日(水)の2日間の予定で行われる。

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バンドーン(マクラーレン)も負けずに35グリッド降格ペナルティ

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームでは、エースのアロンソだけでなくストッフェル・バンドーンのほうも多くのペナルティを受けて決勝レースに臨むことが明らかとなっている。

チームメイトと同じくすでにパワーユニットやターボチャージャーの交換により15グリッド降格のペナルティが決まっていたバンドーンだが、こちらはこれにさらに20グリッド降格が追加され、合わせて35グリッド降格となったもの。

バンドーンはアロンソと同じく7基目のターボチャージャー交換で10グリッド降格、7基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)で5グリッド降格、そしてギヤボックス交換により5グリッド降格となっている。
今季の規定ではギヤボックスは6戦連続で使用しなければならないことになっている。

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交換集中でアロンソ(マクラーレン)は合わせて40グリッド降格に

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソのマシンについて、今回すでにパワーユニットやターボチャージャーの交換により15グリッド降格のペナルティが決まっていたが、これにさらに25グリッド降格が追加され、合わせてなんと40グリッド降格となることがわかった。

これはフリー走行3回目セッションを前に、7基目のターボチャージャー交換で10グリッド降格、7基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)で5グリッド降格、5基目のMGU-K(運動エネルギー回生システム)で5グリッド降格、そして5基目のICE(エンジン)でさらに5グリッド降格でトータル25グリッド降格というもの。

アロンソは今回金曜日の走行でICEの最新バージョンである『スペック3』を使用したが、土曜日と日曜日には温存して旧バージョンに戻したため、敢えて1戦で多重のペナルティを甘受したものとされる。

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2017/06/24

アゼルバイジャンGP予選、ハミルトン(メルセデス)がポール決める

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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24日(土)午後、アゼルバイジャンGPの公式予選がドライコンディションのもと行われた。
各車2度目のアタックラップに入ったところ、リカルド(レッドブル)が左リヤタイヤをウォールにヒットさせ6コーナーでストップ、セッションは赤旗中断となった。
この時点でトップはボタス(メルセデス)の1'41.274。
マッサ&ストロールのウィリアムズ勢はまだタイムを記録していない。

セッション再開、残り時間は約3分30秒。
最後のアタックでハミルトン(メルセデス)がボタスを逆転、ただ一人ベストタイムを1分40秒台に入れてここアゼルバイジャンで初となるポールポジションを決めた。
ハミルトンのポールは前戦カナダに続くもので今季5回目、自身通算66回目の快挙になった。

2番手ボタス(メルセデス)でハミルトンからは0.434秒遅れた。
メルセデスAMG勢のフロントロウ独占はバーレーンGP以来の今季2度目。
3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手ペレス(フォース・インディア)、7番手オコン(フォース・インディア)、8番手ストロール(ウィリアムズ)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手がリカルド(レッドブル)という結果になった。
なお新人ストロールにとってこの初体験サーキットでみごとチームメイトを上廻る自己予選ベストを記録したことになる。

明日は現地時間:17時(日本時間:22時)に51周による決勝レースがスタートする。

アゼルバイジャンGP公式予選の結果はこちら
ゼルバイジャンGPの画像はこちら

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予選Q2、ハミルトン(メルセデス)の速さ際立つ

引き続きアゼルバイジャンGPは15分間の予選Q2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

このセッションもメルセデスAMG勢が最速。
トップはハミルトン(メルセデス)が1'41.275と他を圧倒。
2番手ボタス(メルセデス)で0.227秒差。
3番手ベッテル(フェラーリ)てこちらは0.636秒差。
4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ストロール(ウィリアムズ)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手のオコン(フォース・インディア)までがQ3進出。

ここで敗退となったのはクビアト(トロ・ロッソ)、サインツ(トロ・ロッソ)、マグヌッセン(ハース)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、そしてウェーレイン(ザウバー)の5台。

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予選Q1、ハミルトン最速、マクラーレン勢は共に敗退

24日(土)午後、アゼルバイジャンGPの公式予選Q1が行われた。
セッション直前の天候は晴れ、気温26度、路面温度は49度、湿度60%、コースはドライコンディションと報告されている。
ここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなるが、フリー走行で燃料漏れから小火災に見舞われたパーマー(ルノー)は修復作業のためこの予選を欠場となった。

ここでトップタイムを記録したのはハミルトン(メルセデス)で1'41.983のベストタイム。
2番手フェルスタッペン(レッドブル)で0.561秒差。
以下ね3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手クビアト(トロ・ロッソ)、6番手ベッテル(フェラーリ)、7番手ボタス(メルセデス)、8番手オコン(フォース・インディア)、10番手がマッサ(ウィリアムズ)の順。

ここで敗退となったのはアロンソ(マクラーレン)、グロージャン(ハース)、エリクソン(ザウバー)、バンドーン(マクラーレン)、そして走れなかったパーマー(ルノー)の5台。

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アゼルバイジャンGPフリー3回目はボタス(メルセデス)がトップタイム

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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24日(土)、公式予選を前にアゼルバイジャンGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温26度、路面温度なんと57度、湿度は60%ながらコースはドライコンディションと報告されている。

各車インストレーションラップを終えたあと、最初のアタックラップに出たパーマー(ルノー)が2コーナーでストップ、排気管からは炎が確認された。
残り約10分というところでこの時点で4番手タイムのフェルスタッペン(レッドブル)が電気系トラブルか16コーナーでストップ、Wイエローコーションに。
ウィリアムズの新人ストロールが2コーナーでコースオフしたが、セッションはそのままチェッカーフラッグとなって終えた。

トップタイムはボタス(メルセデス)でベストタイム1'42.742。0.095秒遅れる2番手はライコネン(フェラーリ)。
以下、3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手オコン(フォース・インディア)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手クビアト(トロ・ロッソ)、9番手ストロール(ウィリアムズ)、10番手ペレス(フォース・インディア)、

トラブルが気になるベッテル(フェラーリ)はわずか7ラップの周回に留まり12番手。
マクラーレンは再びパワーユニットを温存のため旧仕様のものに戻したとされるアロンソが14番手、バンドーンのほうは16番手だった。

アゼルバイジャンGPフリー走行3回目の結果はこちら
アゼルバイジャンGPの画像はこちら

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ボタス(メルセデス)、ピットレーン速度違反で罰金

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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アゼルバイジャンGPのレーススチュワード(審査委員)は、23日(金)行われたフリー走行1回目セッションでバルテリ・ボタスにピットレーン速度違反があったとして、メルセデスAMGチームに対し罰金1,000ユーロ(約12万5千円)を科したことを明らかにした。

それによればボタスは、制限80キロのところを90.4キロで走行したとのこと。
なおボタスはウィリアムズ・チーム時代の昨年アブダビGPでもピットレーン速度違反で罰金を科せられている。

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アロンソ(マクラーレン)のトラブルはギヤボックス

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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パワーユニットやターボチャージャーまで交換して臨んだ筈のアゼルバイジャンGP初日にいきなりマシントラブルに見舞われたマクラーレン・チーム。
この日午後行われた2回目のフリー走行セッションで、アロンソは白煙を上げてコースサイドにストップ、直後ドライバーは「エンジン!」と、無線で伝えたもの。

これにより多くの関係者は再びホンダに疑惑の目を向けたが、同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターはこれを否定した。
ブイユ氏は、「トラブルはエンジンではなく、ギヤボックスだった」と明言。

ホンダの名誉は守られたものの、ただ相変わらずこのチームの信頼性レベルが低いことを立証した形となってしまった。

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フリー2回目、フェルスタッペン(レッドブル)最速もクラッシュ

Baku Image (C)Redbull Racing
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23日(金)午後、引き続きアゼルバイジャンGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温28度、路面温度44度、湿度38%、コースはドライコンディションと報告されている。

午前のセッションでマシンを損傷させたペレス(フォース・インディア)はまもなくコースインしたが、ザウバー・チームの2台は20分近く作業に追われていた。
各車のタイムが出そろうとトップに立ったのは再びフェルスタッペン(レッドブル)だった。

14コーナーでクビアト(トロ・ロッソ)がガードレールにヒットし、一時バーチャル・セーフティカーとなったのに続き、パーマー(ルノー)がやはりガードレールに接触するアクシデントが起き、セッションは約9分間赤旗中断となった。

セッションが終わろうという時に、トップタイムのフェルスタッペン(レッドブル)が1コーナーでクラッシュ、イエローコーションのままセッションは終了した。

結局トップはフェルスタッペン(レッドブル)で1'43.362のベストタイム。
0.100秒差の2番手にボタス(メルセデス)。
以下、3番手リカルド(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ベッテル(フェラーリ)、6番手ストロール(ウィリアムズ)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手クビアト(トロ・ロッソ)、9番手オコン(フォース・インディア)、10番手ハミルトン(メルセデス)。

マクラーレンはこの日再びマシントラブルに見舞われたアロンソが12番手、バンドーンのほうは17番手に留まった。

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2017/06/23

アゼルバイジャンGPフリー1回目、レッドブル勢最速ベッテルが続く

Baku Image (C)Redbull Racing
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23日(金)、2017年F1第8戦アゼルバイジャンGPのフリー走行1回目セッションが現地時間13時(日本時間:18時)から行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温27度、路面温度52度、湿度46%、コースはドライコンディションと報告されている。
なおこのセッショでのドライバー交代はない。

約75分が経過したところ、ペレス(フォース・インディア)が旧市街地の狭い8コーナーでガードレールにヒット、セッションは赤旗中断となった。
モンテカルロなどの市街地特設コースを得意とするペレスには珍しいミスか。
タイミングモニターの最上部に名前を刻んだフェルスタッペンは早めに終了。
トロ・ロッソのクビアトのマシンはマシントラブルなのか長時間ガレージで作業が続いていたが、最後にトップ10に入るタイムを記録してみせた。

トップはフェルスタッペン(レッドブル)でこれに0.470秒差で僚友リカルドが続いた。
3番手にベッテル(フェラーリ)、4番手ペレス(フォース・インディア)、5-6番手にメルセデスのハミルトン&ボタス、7番手オコン(フォース・インディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手マシンの不調を訴えたライコネン(フェラーリ)、10番手が上記クビアトとなった。
マクラーレンはバンドーンが15番手、アロンソ17番手。
チーム代表不在のザウバー・チームは共に最下位だった。

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マクラーレン・ホンダ、2台共に予選グリッド15番降格

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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マクラーレン・ホンダ・チームは、今回のアゼルバイジャンGPを前に2台共に新しいパワーユニットに交換したことを明らかにした。

ホンダ・エンジンは今季MGU-H(熱エネルギー回生システム)のトラブルが続いていて、その対策となるもの。
同時にターボチャージャーも交換される。

しかしこれにより同チームのアロンソ&バンドーンはいずれも予選グリッド15番降格のペナルティを受けることが確定。
走らないうちから大きなハンディキャップを背負うこととなった。

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アゼルバイジャンGPのスチュワードにダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるアゼルバイジャンGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(67歳:アメリカ)を指名した。
同氏の委員就任は今年のバーレーンGP以来となるもので、自身通算15回目のスチュワードということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。

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アゼルバイジャンGPの週末は3日間とも雨の心配はなし

今週末第8戦アゼルバイジャンGPが行われる首都バクーの天気について、地元気象台は3日間いずれも晴れで雨になる心配はないと伝えている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
6月23日(金) フリー走行 晴れ 19- 28度 58%
6月24日(土) 公式予選 晴れ 24- 28度 60%
6月25日(日) 決勝レース 晴れ 21- 28度 61%

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ザウバー・チーム、今週は暫定運営体制で

Sauber 『C36』 (C)Sauber Motorsport
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噂通り、モニシャ・カルテンボーン/CEOの辞職を認めたザウバー・チームでは、今週迎えるアゼルバイジャンGPについて、とりあえず暫定の運営体制で進めることを明らかにした。

それによればチームの指揮はビート・ツェンダー/チーム・マネージャーとヨルグ・ザンダー/テクニカル・ディレクターの二人が執るよう、チームオーナーである『ロングボウ・ファイナンス』から指示があったとのこと。

なお噂では、後任には元HRT(ヒスパニア・レーシング)等を率いたコリン・コレス氏(ドイツ)の名前がささやかれている。

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ジャン・トッドFIA会長、新規参戦チームの可能性を示唆

Jean Todt (C)RedBull Racing
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F1に参戦するチーム数について、全12チームまで認めるという合意があるとされるが、昨季限りでマノーが消滅、現在は10チームに留まっている。
こうした現状について、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が近い将来F1参戦に関心を見せている複数のチームがあることを示唆、関係者の注目を集めている。

「個人的には、12チーム24台がグリッドに着くのがベストと考えている。
だからそれだけのポテンシャルがあり、持続可能なチームであれば新規参入を受け入れたい。
実際、私の耳にはすでに複数の有力候補の名前が伝わっている。
今すぐという訳ではないが、ふさわしい時期が来れば新規参入のための入札を行うつもりだよ」と、トッド会長。

しかし2018年から参入の可能性について聞かれると、「それは無理」と、一笑に付した。

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2017/06/22

メルセデス、巻き込まれるマクラーレン騒動に「閉口」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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ホンダとのパートナーシップが思うような成果を出していないマクラーレン・チームでは、これを解消し再びメルセデス・エンジン搭載の噂が流れているが、こうした話題にメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「われわれはそうした騒動に巻き込まれたくない」と、正直な心情を吐露した。

「われわれはかつての盟友であるマクラーレンが苦しんでいるのを正直見たくはない。
しかしそれはいま彼ら自身の問題であって、メルセデスが関与すべき問題ではないよ。
結論が出ないうちに第三者が干渉するのは良くないことだ。
解決するのはマクラーレンとホンダであって、それを尊重しなければならない。
それがわれわれのポリシーだ」

2016年まで4チームに供給したメルセデスだが、マノーが消滅したため今年からは3チーム供給に留まっていてキャパシティに余裕はありそうだ。

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モニシャ・カルテンボーン/CEO(ザウバー)に更迭の噂

Monisha Kaltenborn & 小林可夢偉 (C)Sauber Motorsport
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ここ数年、不振が続いているザウバー・チームだが、今度は代表更迭の噂が報じられ激震が走っている。

現在率いているのはチーム創設者であるペーター・ザウバー氏がオーナーだった時代から指揮を任されているモニシャ・カルテンボーン/CEOで、元々はチームの財務担当者だった。
その後株式が現在の『ロングボウ・ファイナンス』に買収されてからも代表の職を継続してきたものの、成績不振を受け主にドライバーの起用方針で食い違いが表面化しているのだという。
もし更迭された場合、後任には元HRT(ヒスパニア・レーシング)等を率いたコリン・コレス氏(ドイツ)の名前がささやかれている。

同チームはすでに来年からホンダ・エンジンの搭載が決まっているが、一部に期待のあった日本人ドライバー起用の可能性にも影響があるかも知れない。

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ロバート・クビサ(ルノー)、今度はグッドウッド・イベントに

Robert Kubica (C)Renault F1
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今月初め、実に6年ぶりとなるF1ドライブを行った元BMW等のロバート・クビサ(32歳:ポーランド)が、次は来週英国で行われる『グッドウッド・フェスティバル』にも参加することがわかった。

マシンは前回と同じくクビサ専用に改造された2012年仕様のロータス『E20』になる。
バレンシアではトータル115ラップを周回して自信を得たクビサは、「将来またF1に戻りたい」と、冗談ではない口ぶりでこの伝統あるイベントにも強い意欲みせている。

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2017/06/21

長谷川祐介氏(ホンダ)、「いま身を引くことなど考えていない」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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3年目を迎え、依然として苦戦が続くマクラーレン・ホンダ・チームにおいて、ホンダ側のF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏の責任を問う声が一部メディアから聞こえつつあるが、当の長谷川氏はそうした批判を一蹴した。

「もちろんこうした現状に誰も満足などしていないし、改善を図るために努力しているところ。
れわれれ全員がいま全力を挙げて困難に対処しているところで、私に限らず個人の責任を追及している状況ではないと受け止めている。
ただ、もし会社が私を不要と考えるなら、そうした決定に従うことは当然のこと。
適任である後継者が現れるなら、(うれしくはないものの)私がこのポジションを譲るのにいささかもやぶさかではない」

長谷川氏は2016年に前任者である新井康久氏から現在のポジションをを引き継いだが、自身が実際に関わった改革の効果が現れるのにはいささかのタイムラグがあると弁明している。

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マクラーレンのパートナーに『ポルシェ』浮上

Porsche F1 (C)Porsche AG
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不振が続くマクラーレン・チームでは、将来に向けメルセデス・エンジンの供給を打診しているもののまだ承諾が得られていないと伝えられる一方で、新たに今度はスポーツカーの名門『ポルシェ』の名前が浮上して関心を集めている。

これは両社の地元であるドイツの『ビルト』紙が報じたもの。
それによればポルシェは2020年以降のF1エンジン会議に出席する意向をみせているとのこと。
当然のことながらこれはF1エンジン供給に意欲があると目されるもので、しかもその供給先がマクラーレン・チームであるとされている。
折りしもポルシェはWEC(世界耐久選手権)の一戦であるルマン24時間レースでトヨタを抑え実に通算19回目となる総合優勝を果たしたばかりでまさに意気軒昂。

しかし同社にとってスポーツカーレースの次は電気自動車のレースであるフォーミュラEにあるのではないか、との観測が有力のようだ。

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前代未聞の『3週連続F1開催』に戸惑いも

Image (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は19日(月)、2018年のF1暫定カレンダーを発表したが、予想された通り全21戦の多きに。
2016年以来となる史上2回目のF1最大開催数ということになる。

これはマレーシアGPが昨季限りで打ち切られた一方、ポールリカール・サーキットのフランスGP、ホッケンハイムリンクのドイツGPが復活したことにより昨年の20戦より増えたためだ。
しかしその反動で6月24日のフランスGPから7月1日のオーストリアGP、そして7月8日のイギリスGPまで3週連続の開催が明らかに。
これまでF1で例を見ない事態が実現することになった。

これについてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、「徒に開催数が増えるのはチームにとって敵わないことだ。
商業的な都合もあるのだろうが、現場の人間のことも考えて欲しいね。
これじゃ身体が持たないよ」と、困惑の表情をみせた。

・2018年暫定F1カレンダーはこちら

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2017/06/20

2018年暫定F1カレンダー(6/19)

19日(月)、FIA(国際自動車連盟)はスイスのジュネーブでWMSC(世界モータースポーツ評議会)を開催、2018年シーズンのF1カレンダーを次のように組んだことを明らかにした。

【2018年暫定F1カレンダー】(6/19)

No. 日程 グランプリ 開催地
1 03月25日 オーストラリアGP アルバートパーク市街地特設コース
2 04月08日 中国GP 上海サーキット
3 04月15日 バーレーンGP バーレーン・サーキット
4 04月29日 アゼルバイジャンGP バクー市街地特設コース
5 05月13日 スペインGP バルセロナ・サーキット
6 05月27日 モナコGP モンテカルロ市街地特設コース
7 06月10日 カナダGP ジル・ビルニューブ・サーキット
8 06月24日 フランスGP ポールリカール
9 07月01日 オーストリアGP レッドブルリンク
10 07月08日 イギリスGP シルバーストーン・サーキット
11 07月22日 ドイツGP ホッケンハイム
12 07月29日 ハンガリーGP ハンガロリンク
13 08月26日 ベルギーGP スパフランコルシャン・サーキット
14 09月02日 イタリアGP モンツァ・サーキット
15 09月16日 シンガポールGP シンガポール市街地特設コース
16 09月30日 ロシアGP ソチ・サーキット
17 10月07日 日本GP 鈴鹿サーキット
18 10月21日 US-GP オースティン・スピードウェイ
19 10月28日 メキシコGP ロドリゲス・サーキット
20 11月11日 ブラジルGP インテルラゴス・サーキット
21 11月25日 アブダビGP ヤス・マリーナ・サーキット

・サーキットは推定

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「次戦アゼルバイジャンもペナルティ必至」と、アロンソ(マクラーレン)

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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前戦カナダGPではレース終盤までポイント圏内を走りながら、チェッカーフラッグまであと2周というところでエンジントラブルによりリタイヤを喫したマクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソが、「次戦アゼルバイジャンGPでもペナルティを受けるのは必至」と、早くも戦意喪失と受け止められる宣言をした。

一人のドライバーについて、認められたMGU-H(熱エネルギー回生システム)は年間5基までとされているが、アロンソのマシンはすでに規定の数に達していて今回のトラブル原因によってはこれをまた上回ることが予想されているからだ。

「カナダではポイントが獲れるかと思っていたけれど、結果はいつもと同じ。
バクーでは頑張りたいと思うけれど、それが極めて難しいものになるのは誰でもわかることだろう。
とにかくレースを戦うためには信頼性とパフォーマンスが両方なければならないんだ」と、元2回のF1チャンピオン。

代役としてモナコGP1戦だけを戦ったバトンですらアロンソのマシンに対するペナルティを受け最後尾スタートに追いやられている。

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ウィリアムズ・ホンダの復活を英紙が予測

Nigel Mansell/Williams Honda (C)Honda Racing
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不振が続くマクラーレン・ホンダ・チームでは、すでに訣別に傾いたとの一部報道が駆け巡る中、今度はウィリアムズ・ホンダの復活を予測する報道が現れた。
これはドイツ語圏で人気を博すスイスの大衆紙『ブリック』が報じたもの。

それによればホンダは、現在のマクラーレンと契約を打ち切った場合、かつてパートナーシップを組んだウィリアムズ・チームとワークス契約を結ぶというもの。
ウィリアムズとホンダのコンビはかつて1983年から1987年までの間で活躍、とりわけナイジェル・マンセルとネルソン・ピケという黄金ドライバー・ラインナップの時代には、F1を席巻するこの二人のバトルがセンセーショナルに採り上げられた。

噂の結着には、メルセデス・モータースポーツがマクラーレン・チームからのエンジン供給打診を受け入れるかどうかに掛かりそうだ。

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マレーシアGP、将来のカレンダー復活に前向き

2005 Malaysia GP (C)Panasonic Toyota Racing
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10月に開催予定のマレーシアGPだが、残念ながら既報のように通算19回目となる今年の開催を最後に打ち切りが決まっている。

政府肝煎りのイベントだったが、勧誘当時とは政権も代わり、開催に掛かる経費も増大、経済的メリットが得られなくなったとして判断されたもの。

しかしその一方で、主催者であるセパン・サーキットの管理人は、「商業的な部分の問題点が解決されればグランプリ復活はやぶさかではない。
実際、われわれにはこれだけの国際サーキットがあるのだしね。
F1の運営権がエクレストンの手から移ったことにより、条件の見直しは十分可能になったのではないか。
われわれは門戸を開けて待っているよ」と、復活に意欲をみせている。

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2017/06/19

F.トスト代表(トロ・ロッソ)、「新人育成だけでは好成績残せない」

D.Ricciardo & F.Tost (C)Redbull Racing
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今シーズン、ここまでコンストラクターズ・ランキング5位と健闘するトロ・ロッソ・チームを率いるフランツ・トスト代表は、「新人育成では好成績は残せない」と、断じた。

レッドブル・グループ傘下にあるトロ・ロッソは、本家であるレッドブル・レーシングのジュニア・チームとしてどちらかというジュニア・ドライバーの育成という評価が確立されてはた。
事実、同チームはこれまでベッテルやリカルド、フェルスタッペンら多くの有力ドライバーの新人時代をすごさせたという実績がある。

しかしトスト代表は、「新人の育成に終始していては、戦績が残せない。
結果が出なければチームの存続すら危ういものになりかねないからね。
われわれはコンストラクターズ・ランキング5位を目標にしているので、現在のクビアト&サインツという経験を持ったドライバーで戦うのは当然のことだ」と、説明。

同チームはこれまで2013年(8位)、2014年(7位)、2015年(7位)、2016年(7位)と7位以下が続いていて、今季のランキング5位というのは望外の好成績ではある。

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中国に新規F1チーム設立の動き

Chinese GP Scene (C)Scuderia Toro Rosso
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ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が、中国国内に新規F1チーム設立の動きがあることを報じて注目されている。
それによれば中国の資本家が設立資金を集め、イギリスに本拠を置くチームを設立、2018年シーズンからの参戦を目標に動いているというもの。

しかし現実的には2018年の新規参戦というのは手続き上もあり得ないし、ファクトリーやマシン、スタッフ、さらに肝心の資金集めも今からというのでは間に合う可能性は極めて低い。
したがってFIA(国際自動車連盟)が認めるところでは、少なくとも2020年までは現在の体制が続くとみられている。

ただレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、同チームのスタッフに具体的な勧誘の打診があったことを認めていて、これが単なるまったくの虚報という訳ではないようだ。

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『引退の先輩』マッサ(ウィリアムズ)、アロンソにアドバイス

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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不振が続くマクラーレン・ホンダ・チームにあって、その去就に注目が集まるフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)に対し、『F1引退の先輩』であるウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)がアドバイスを送っている。

これはアロンソの地元スペインの『エル・コンフィデンシアル』紙に語ったもの。
その中でかつてアロンソとフェラーリ時代を共にしたマッサは次のように語っている。

「アロンソのフラストレーションは良く理解できるよ。
かりにもかつて世界チャンピオンになった男が、戦闘力不足のマシンしか手にできないんだから。
とにかくいまのF1はチーム間格差があり過ぎるんだ。
走る前から順位が予想できるようなレースじゃモチベーションの持ちようがないだろう。
もしもやり甲斐が感じられないのなら、昨年の僕みたいにきっぱり引退すべきだね」

なお年令はマッサのほうが上だが、F1経験はアロンソのほうが先輩ということになる。

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2017/06/18

ペレス(フォース・インディア)、チームオーダー無視は否定

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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カナダGP後、急速に大きな話題となっているフォース・インディアのチーム内バトルだが、メディアが指摘するチームオーダーの無視について、セルジオ・ペレスはこれを否定している。

その中でこ今年F1・7年目になる先輩は、「言っておくけど、僕らのチームにチームオーダーなんてない。
もちろんカナダGPの時もね。
あの時は無線でそういう打診があって、それを議論しただけのこと。
僕は自分の考えを伝えたし、彼らはそれを受け入れたんだ。
だから僕がオコンの邪魔をしたというのはまったく当たらないこ「と、主張、

しかし結果的にこのバトルはメルセデスのライバルであるベッテル(フェラーリ)に利をもたらせた。
ちなみにオコンはメルセデス系のドライバーであり、またフォース・インディアはメルセデス・エンジン搭載チームだ。

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パーマー(ルノー)の不振はヒュルケンバーグに負担

Nico Hulkenberg (C)Renault Sport F1
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場合によってはシーズン中のシート喪失もあるのではないか、とまで噂されるジョリオン・パーマー(ルノー)の不振だが、同チーム内ではこれがニコ・ヒュルケンバーグにまで負担を強いていると指摘した。

それによればワークス体制として再スタートを切ったルノー・チームではマシンの熟成が重要事項。
そまためには少しでも多くの距離を上位で走り、多くの実戦データを収集することが肝心とされる。
しかしパーマーが不振で後方に留まり、リタイヤもするとなるとヒュルケンバーグ一人に熟成の負担が掛かっているというものだ。

一方パーマー不振の反動もあり、ヒュルケンバーグへのリーダーとしてのチーム内評価はグランプリを重ねる毎に高まっているという。

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オコン(フォース・インディア)、一気に評価上げる

Esteban Ocon (C)Mercedes Motorsport
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先のカナダGPではチームメイトであるセルジオ・ペレスとの間で壮絶なチーム内バトルを演じた結果、目の前の初表彰台獲得のチャンスを逸したフォース・インディアのエステバン・オコン(20歳:フランス)だったが、一方でその果敢なファイティングスピリットに評価が高まっている。

メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターはオコンについて、「オコンは今回のレースで明らかにそのポテンシャルが只者でないところを示したね。
彼はまだ20歳。
今後どれだけ成長をみせるのか、楽しみでならないよ。
未来のスーパースターかも知れないな。
しかしチームとして考えた場合、今回のリザルトは褒められたものじゃない。
チームメイトと共にもっと多くのポイントをもたらせられた筈だからね。
今後はそうしたところも勉強する必要がある」と、指摘した。

オコンは元々メルセデスAMGのジュニアドライバーで、同チームからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にも参戦。
また昨シーズン途中にデビューした当時のマノー・レーシングも今季のフォース・インディア、いずれもメルセデス・エンジンの供給を受けるチームとなっている。

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2017/06/17

ジャン・トッドFIA会長、「時代は電気、やがてフェラーリも」

Formula E Image (C)Formula E
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F1を始めとするすべての4輪モータースポーツを管理するFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が電気自動車の未来について語った。

これはカナダの『ラ・プレッセ』紙の取材に答えたもの。
その中でこのFIAのリーダーは次のように語っている。

「市販車の趨勢は明らかに化石燃料から電気自動車など環境問題に合致した新しい分野に移りつつある。
これはモータースポーツにおいても同様で、事実電気自動車によるレースであるフォーミュラEか゜年々盛んになっているのがその表れだ。
この流れに世界の自動車メーカーは逆らえず、やがてはあのフェラーリだってこのカテゴリーに参入せざるを得ないと確信しているよ」と、元フェラーリ・チーム監督。

ただF1の未来について聞かれると「さりとてF1が今後進化したとしても、完全な電気自動車になることは考えられない」と、その存在価値を強調した。

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C.キャリーF1/CEOがルマン24時間レースのスターターに

Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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リバティ・メディアがF1のオーナーになったことにより、新しくF1のCEO(最高経営責任者)に就いたチェイス・キャリー氏が、17日(土)-18日(日)に行われるWEC(世界耐久選手権)第3戦の『ルマン24時間レース』のスターターを務めることがわかった。

バーニー・エクレストン氏の時代のF1は独自路線を歩むことが多く、昨年のルマン24時間レースもヨーロッパGPと日程がバッティングするなどしていたが、キャリー氏は他のカテゴリーとも積極的に交流を図っていく姿勢をみせていて、これもその一つの表れ。
ルマン24時間レースを運営するACO(西部自動車クラブ)もこれを歓迎した形だ。

なお、昨年は人気俳優のブラッド・ピット氏がスターターを務めた。

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元HRT首脳、ホンダF1プロジェクトの弱点を指摘

Toni Cuquerella (C)HRT
元HRT(ヒスパニア・レーシング・チーム)でテクニカル・ディレクターを務めたトニ・クケレラ氏が、開発に苦戦するホンダF1プロジェクトの弱点と思しき面を指摘した。

「F1の開発はほんとうに難しいんだ。
聞くところでは、ホンダは現場で実車に起きた現象がベンチで再現できないということだ。
これはベンチでのテストと現場とがうまく連携できておらずシミュレーションが機能していないということだね。
巨額の費用を掛けて開発にあたったと思うけれど、この部分のノーハウが不十分だったのではないか。
いまのF1はテストが厳しく制限されているから、ファクトリーでのシミュレーションがそれだけ重要になっているんだ。
ホンダの苦闘には同情するよ」

しかしホンダに残された時間はあまりない。

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2017/06/16

パーマー(ルノー)、シート喪失危機の噂も浮上

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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昨シーズンからルノー・チームでF1を戦っているジョリオン・パーマー(26歳:イギリス)だが、今シーズン新たにフォース・インディアから移籍したニコ・ヒュルケンバーグに比べ、ここまで明らかに見劣りする戦績。
こうしたことから一部にはシーズン中のシート喪失も噂され始めているようだ。

昨季はかろうじて入賞(マレーシアGP:10位)1回を数えたパーマーだが、今季はここまで11位が最高でいまだノーポイント。
これに対しヒュルケンバーグのほうはすでにスペインGPの6位を筆頭に4回もの入賞を果たしている。

これについてパーマーは、「成績が残せていないのは事実。
悔しいけれど、いまのところ思い当たるような原因はない。
だから僕がもっと良いパフォーマンスを発揮するしかないと思っているよ」と、力なさげ。

二人は予選でもヒュルケンバーグが5回のトップ10グリッドを獲得しているのに比べ、パーマーは1回だけに留まっている。
なおジョリオンの父ジョナサン氏もかつてティレル等で活躍した元F1ドライバーである。
(最高位:4位)

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FIA(国際自動車連盟)、イギリスGPで『シールド』テストへ

Halo system (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は2018年シーズンからの導入を目標に様々なドライバー保護装置の検討を続けているが、来月行われるイギリスGPで新たなデバイスのテストをする予定であることがわかった。

それによればテストされるのはコクピット上部を覆う『シールド』と呼ばれるもの。
テストはフェラーリ・チームにより行われるとのことだ。

当初はT型バーの『ハロー』が各チームでテストされたが、視界に影響を及ぼすということでドライバーからは不評だった。

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レッドブル、ルノー・スポールの方針に渋面

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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ルノー・スポールは同社製のパワーユニットについて、今シーズン中の大幅バージョンアップをもう行わない方針を示したが、これに対して同エンジンの供給を受けているレッドブル・レーシングが不満の様相だ。

同チームのレースドライバーで、昨年のスペインGPでみごと初優勝を遂げたマックス・フェルスタッペンは母国オランダのメディアに次のように主張している。

「僕らは勝つためにF1を戦っているし、実際それだけのポテンシャルもあると思っている。
でもそのためにはシャシーのほうの改善だけでは駄目だ。
エンジンもそれなりにグレードアップしていかなくてはF1で勝つことはできない。
今年のエンジンには大きな期待を持っていたけれど、残念ながら少し足りなかった。
目標は遠い。
もしこのままで来年も同じことが繰り返されるのでは耐えられないよ」

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2017/06/15

マクラーレン、ホンダとの訣別決断を英紙報道

Powered by Honda (C)Honda Racing
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2015年以来3シーズン目となるマクラーレン&ホンダのパートナーシップだが、依然として結果が出ない状況に、ついにマクラーレン・チームがホンダとの訣別を決断したと報じられた。
これを伝えたのはイギリスでもっとも古いタブロイド紙『デイリー・メール』で、それによれば早ければ7月中にも正式発表があるという具体的なもの。

マクラーレン・チームのここ3年間の不振で賞金ばかりでなくスポンサーの離脱も招いていて、すでに損失額は累計9千万ユーロ(約110億円)にも達するとしていて、マクラーレン首脳陣はかねて不満を隠せないでいた。

来季からの代替エンジンはこれまでも長期の友好関係があったメルセデス製パワーユニットが確実であるとみられている。
ただかつて同じエンジンを搭載しながら本家を上回れずホンダにスイッチしたことを考えると皮肉な顛末と言えそうだ。

なお2018年、ホンダはすでにザウバー・チームへの供給契約を結んでいて、マクラーレンへの供給が途絶えたとしてもF1撤退とはならない。

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フォース・インディア、チーム名変更の可能性示す

Vijay Mallya (C)Force India F1
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プライベートチームながら今季もコンストラクターズ・ランキング4位と健闘するフォース・インディアはその名の通りインドを母体とするチームだが、より国際色を豊かにするためチーム名の変更を検討していることがわかった。

これは同チームのオーナーであるヴィジャイ・マルヤ氏が『Motorsport-Total.com』に示したもの。
その中でこのインドの富豪は次のようにその背景を明らかにした。

「われわれは控え目な活動資金で懸命に活動しているが、その中でもインドのスポンサーはさして多くはない。
そこで今後より国際色を豊かにしてもっと裾野を広げたいと考えている。
その時、現在のフォース・インディアという名称は必ずしもふさわしいものだとは思えない。
もちろん名称変更は重要な事項で、今後株主らともよく話をして進めていかなければならないが」

元々ジョーダン・チームとしてスタートしたこのチームはその後ミッドランドF1、スパイカーF1を経て2008年から現在のフォース・インディア体制となっている。

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ルノー首脳、アゼルバイジャンでの大幅バージョンアップ否定

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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一部に流れたルノー製パワーユニットの次戦アゼルバイジャンGPでの大幅バージョンアップの噂について、当事者であるルノー・スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターがこれを否定した。
それによれば少なくとも当分、ルノー製パワーユニットの大きなバージョンアップの計画は有していないとのこと。

「ウチのエンジンに限らず、アップデートというのは常に図られている。
そうした意味で言えば次戦アゼルバイジャンGPにおいても多少の改良点はあるだろう。
しかしここで大幅なバージョンアップがあると言ったのはレッドブルのほうであってわれわれではない。
残念ながら近々にそうした計画をわれわれは持ち合わせていない。
というか、大幅という意味でいえば今シーズン中はもうないかも知れない。
2018年の新しいコンセプトのパワーユニットに精力を注いだ方が賢明ということだ」

アビテブール氏は控え目な言い方に留めたが、今回のカナダGPでもレッドブルは大健闘、リカルドが3戦連続となる表彰台獲得をみせている。

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2017/06/14

不振続くホンダF1、本社役員会でも問題か

Eric Boullier (C)McLaren Group
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今季初となる入賞を目前に、再びエンジントラブルが原因でリイタヤを喫したマクラーレン・ホンダ・チーム。
名門チームがいまだまさかのノーポイント。
すでに今回のホンダによるF1参戦は企業として逆効果だったとの酷評が伝えられている。
当事者やファンだけでなく、日本のホンダ本社においても頭痛の種になっているとされる。

これについてマクラーレン陣営のエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは、「ホンダではこの週末も取締役会が行われたと聞いている。
もちろんそれはF1のためではないだろうが、F1が議題に上がらないでは許されない。
なぜならわれわれが契約したのは本田技研工業という会社なのだから。
すでに賞金ばかりでなくスポンサーからも糾弾されており、われわれチームは多大な悪影響を被っている」と、強調。

噂では、最悪の場合2018年両者は訣別。
ホンダはザウバーへの単独供給となるが、これは目下のF1で最弱コンビということになりかねない。

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フォース・インディア代表、「チームオーダーは求めない」

Force India Duo (C)Sahara Force India F1
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カナダGPで起きたとされるフォース・インディア・ドライバー間の遺恨について、同チームのヴィジャイ・マルヤ代表はあらためてチームオーダーがないことを強調した。

「われわれのチームにはドライバー間の序列はない。
いつでも自由なバトルが許されている。
したがって今回のレースでいえばペレスが順位を譲らなかったのも正しいし、オコンが攻め立てたのも正しいことだ。
それは当時の無線を聞いても明らかなことだ。
われわれは今後も『決定的な』チームオーダーを求めたりはしないだろう」

とは言うものの、国際中継で紹介された当時の無線交信はとても穏やかとは言えないもの。
周囲では今後チーム内に遺恨が残るのは確実とみられている。
ちなみにチームオーダーは公式には禁止されているので、どのチームでもこれを公然と認めることはできないでいる。

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クビアト(トロ・ロッソ)、ペナルティの追い打ちに不満爆発

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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トロ・ロッソのダニール・クビアトが、カナダGP決勝レースで受けた『ペナルティの追い打ち』に不満を爆発させている。

この日クビアトはフォーメーションラップ時にトラブルで出遅れ。
すぐさま追って発進し本来のポジションから無事レースをスタートした。
しかしその後、規定のペースカーラインまでに順位を戻していなかったとしてまずドライブスルー・ペナルティーが言い渡された。
驚いたことにさらにその後10秒ストップという異例の追加ペナルティが科されたもの。
ホイール交換作業のトラブルもあり、7位走行だったクビアトは結果的に今回のレースを失った。

これについてクビアトはレーススチュワード(審査委員)の仕事ぶりを批判。
「僕が考えるに彼らの仕事はさほど難しいものじゃない。
それなのにペナルティの追加って何だよ。
おそらく彼らは眠かったんだろう。
こんな簡単な仕事すらできなかったんだからね。
今度はオフィスにコーヒーを用意したほうがいいとアドバイスするよ」と、吐き捨てた。

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2017/06/13

アロンソ(マクラーレン)、;ース後のミーティング出席せず

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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11日(日)行われたカナダGP決勝レースで、終盤までポイント圏内を走りながらあと3周というところでエンジントラブルに見舞われ戦列を去ったマクラーレンのフェルナンド・アロンソは心中穏やかでなかったようだ。

コースサイドにマシンを止めたアロンソは、コクピットから下りる際に外したヘッドレストを荒々しく投げ付けた。
さらに直接スタンドを通るという異例の行動に出た後は観客に脱いだグローブを放り出す有り様。
「応援してくれたファンに何かして上げたかったから」と語るアロンソだが、その表情はすこぶる固いものだった。
レース終了後は恒例のミーティングが開かれたが、そこにアロンソの姿はなかったとのことだ。

エンジントラブルの原因次第では次戦で再び予選グリッド降格となる可能性が高い。

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好調フォース・インディアに新たな『遺恨』勃発か

Force India Duo (C)Sahara Force India F1
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プライベートチームでありながら、目下コンストラクターズ・ランキング4位とその存在感を示すフォース・インディア・チーム。
今回のカナダGPでもみごとW入賞を果たすなど高い戦闘力を披露ししてみせた。
ところがチーム内部ではセルジオ・ペレスとエステバン・オコンとの間に穏やかでない雰囲気が漂っているようだ。

カナダGP決勝レース終盤、リカルド(レッドブル)を前に3位表彰台を争っていた二人だが、この時ペースは明らかに4番手のペレスよりも追い付いた5番手のオコンのほうが速かった。
ポジションを入れ替えないペレスに対し、チームは2ラップ限定でオコンを前に出し、ライバルをオーバーテイクできなかった場合には元に戻すという提案を伝えたという。

しかしペレスはこれを無視。
これによりフォース・インディア勢はリカルドを抜けなかったどころか後方から追い付いたベッテル(フェラーリ)に先を越され共に順位を落とす結果となった。

「ほんとうにオコンのほうが速ければ自力で前に出られた筈」と開き直るペレスに対し、オコンはもちろんチームスタッフからの反応も穏やかでないものになっているようだ。

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グロージャン(ハース)、サインツの謝罪受け入れ

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
カナダGP決勝レースのオープニングラップで起きた多重クラッシュの原因を作ったとしてペナルティを受けたトロ・ロッソのカルロス・サインツが、自身のツイッターで直接の被害者であるハースF1チームのロマン・グロージャンに謝罪を行った。

これを受けグロージャンは、「確かにミラーを確認してもブラインドになってしまうこともある」と、サインツの言い分を受け入れた。

「ミラーだけでは確認できないこともあるけれど、コーナーに入るまでの他車との位置関係が頭に入っていればこんな事故にはならない筈。
その後彼がさらに新たな被害者を出さなくて良かったよ。
もっとも、過去に手痛い想い出のある僕が言うのも何だけどね」と、アクシデントの先輩。

2012年ベルギーGPで同じようなケースによりハミルトンと接触したグロージャンは、レース後1戦の出場停止という今回より格段に思い処分を受けた経験がある。

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2017/06/12

メルセデスのルイス・ハミルトン、 ウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ 1 ストップ戦略で圧勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2017 カナダグランプリ決勝
・多彩な戦略が展開された中、 フェラーリの両ドライバーは 2 ストップのスプリント戦略を実行
・摩耗とデグラデーションは全コンパウンドで低いレベル 序盤のセーフティーカー導入の影響もあり、 長いオープニングスティントが見られた

2017年6月11日、モントリオール
多彩な戦略が展開されたカナダグランプリで、メルセデスのルイス・ハミルトンが、ウルトラソフト – スーパー ソフトと繋ぐ戦略で優勝しました。2 位と 3 位のドライバーも 1 ストップ戦略を採用しましたが、彼らは第 2 スティントをソフトタイヤで走行しました。ハミルトンは、ウルトラソフトで長い第 1 スティントを走行したことによ って、トップを譲ることなくピットストップを完了しました。
ハミルトンと異なるアプローチを採ったフェラーリは、終盤にウルトラソフトを使用してポジションアップを狙う2 ストップ戦略を実行しました。セバスチャン・ベッテルの場合、レース序盤のフロントウィングへのダメージ もあって、1 回目のピットストップを早めに行いました。ハースのケビン・マグヌッセンとザウザーのパスカル・ ウェーレインを除く全ドライバーが、ウルトラソフトでスタートを切りました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「今日は、このレース週末で最も荒れたコンディショ ンとなり、レース序盤にセーフティーカー導入も発生しました。これらの点が戦略に影響を及ぼし、多くのチ ームが、変化するレース状況に対応しつつ、多彩なアプローチを採っていました。ハミルトンは、ウルトラソ フトで長い第 1 スティントを走行したことにより、スーパーソフトでフィニッシュすることができました。フォー ス・インディアも同様の戦略を使用して表彰台争いを演じました。フェラーリは、ベッテルの早めのピットスト ップに対応し、終盤にポジションアップを狙う戦略を採用しました」

ピレリジャパン・プレスリリース

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サインツ(トロ・ロッソ)には次戦グリッド降格とペナルティ・ポイント

FIA
カナダGPのレーススチュワード(審査委員)は、11日(日)行われたフ決勝レースのオープニングラップで、多重事故の原因を作ったとしてトロ・ロッソのカルロス・サインツに対し、次戦アゼルバイジャンGPでの予選グリッド3番降格とペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

本人はミラーを確認したと主張したものの、審査委員はサインツの後続確認が不十分だったためグロージャン(ハース)と接触、さらにマッサ(ウィリアムズ)らを巻き込んだとした。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、サインツはこれでトータル7点となる。

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マグヌッセン(ハース)にもペナルティ・ポイント

FIA
カナダGPのレーススチュワード(競技委員)は、11日(日)行われたフ決勝レース中、バーチャル・セーフティカー時に他車(バンドーン)をオーバーテイクしたとして、ハースF1チームのケビン・マグヌッセンに対しペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

この件についてはすでにレース中5秒のタイムペナルティも科せられている。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、マグヌッセンはこれでトータル5点となる。

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クビアト(トロ・ロッソ)にペナルティ・ポイント

FIA
カナダGPのレーススチュワード(審査委員)は、11日(日)行われたフ決勝レースのフォーメーションラップの際、出遅れた後規定のセーフティカーラインまでに正規のポジションに着かなかったとして、トロ・ロッソのダニール・クビアトに対しペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

この件についてはすでにレース中ドライブスルー・ペナルティーと10秒のタイムペナルティも科せられている。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、クビアトはこれでトータル5点となる。

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カナダGPはハミルトン優勝でメルセデスAMGの1-2フィニッシュ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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11日(日)午後、カナダGPの決勝レースが行われた。
セッション直前の天候は晴れ、気温28度、路面温度40度、湿度44%でコースはドライコンディションと報告されている。

なお最後尾グリッドのウェーレイン(ザウバー)はピットレーンスタートを選択。
ウェーレインは昨日の公式予選でクラッシュ、ギヤボックスとリヤウィング・アッセンブリーを交換している。
グリッド上ではマグヌッセン(ハース)だけがソフトタイヤ、あとはウルトラソフトとスーパーソフト。

スタート直後、サインツ(トロ・ロッソ)やマッサ(ウィリアムズ)らが接触・クラッシュしていきなりセーフティカーに。
再スタート後にはベッテル(フェラーリ)がフロントウィングを損傷させ交換のためピットストップ、最後尾(18番手)に落ちる。
11周目、2位走行のフェルスタッペン(レッドブル)がストップ、バーチャル・セーフティカーに。
フォーメーションラップで出遅れたクビアト(この時点で7番手)がスタート時規定のラインまでに順位を戻せなかったとしてドライブスルー・ペナルティーが科せられた。
マグヌッセン(ハース)にはバーチャル・セーフティカー時に前車をオーバーテイクしたとして5秒ストップ・ペナルティのペナルティ。
残り2周、ポイント圏内を走っていたアロンソ(マクラーレン)がエンジントラブルを訴えてストップ、また今シーズン初ポイント獲得を逃がした。
スタンドを通ったアロンソはグローブを投げて観客席は大混乱。

結局レースはハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン。
スペインGP以来の勝利で今季3勝目、自身通算56勝目を記録した。
2位も僚友のボタスが入りメルセデスAMGチーム今季初の1-2フィニッシュ。
3位リカルド(レッドブル)、4位最後尾から挽回したベッテル(フェラーリ)。
5-6位はペレス&オコンのフォース・インディア勢だが、二人のバトルは禍根を残しそうな雰囲気。
7位、終盤ブレーキトラブルに見舞われたライコネン(フェラーリ)、8位ヒュルケンバーグ(ルノー)、9位ストロール(ウィリアムズ)、10位グロージャン(ハース)までが入賞。
ルーキーのストロールは初入賞で、地元ドライバーとしジャック・ビルニューブ以来の快挙。

以下、パーマー(ルノー)、マグヌッセン(ハース)、エリクソン(ザウバー)、バンドーン(マクラーレン)、ウェーレイン(ザウバー)、アロンソ(マクラーレン)までが完走。
リタイヤはクビアト(トロ・ロッソ)、フェルスタッペン(レッドブル)、マッサ(ウィリアムズ)、サインツ(トロ・ロッソ)だった。

カナダGP決勝レースの結果はこちら
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2017/06/11

アロンソ(マクラーレン)、「予選12番手は最善の結果」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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10日(土)行われたカナダGP公式予選で、Q2には進出したものの惜しくもQ3進出を逃がしたマクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソだったが、本人は「これは最良の予選結果」と、自負した。

「今日の予選結果は、現時点の僕たちにとって最良の結果だったと思うよ。
パワー不足だということを考えればこのサーキットで良いパフォーマンスが発揮できたんじゃないかな。
もちろんもっと上のグリッドならいいけれど、この位置なら十分にポイント獲得が狙えるというものだよ。
タイヤの温度管理は難しいけれど、いまのところグリップは悪くない。
とにかくトラブルフリーで走れたのがいい。
明日のレースではいつものようにパフォーマンスと信頼性がカギになる。
まずは完走、そうすれば自ずとポイントも付いてくるだろう」

ここまでまだノーポイントなのはマクラーレン・ホンダ・チームだけだ。

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ハミルトン(メルセデス)、セナ・ヘルメットに感涙

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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カナダGP公式予選で故アイルトン・セナの記録に並ぶ自身通算65回目となるポールポジションを獲得したメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、予選後セナの家族からレプリカでなく実際にセナがレースで使用した実物のイエロー・ヘルメットを贈呈され、感激に目を潤ませた。

幼少の頃からアイルトン・セナに憧れ、カート時代からF1に至るまでセナと同じくイエローのカラーリングを施して来たハミルトンは、「もう大感激」と相好を崩した。

「僕はこれまでセナの遺品を一つも持っていなかったから、これはもう大変な宝物になるね。
これまでたくさん獲得したどのトロフィーやカップよりも僕の心では輝いている。
それにこれをセナにご家族からプレゼントされるなんてとも光栄なこと。
子どもの頃に学校から帰るとセナのビデオを何回も繰り返し観ていたことを思い出したよ。

なおこの記録は歴代2位。
1位はもちろんミハエル・シューマッハということになる。

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カナダGP予選、ハミルトン(メルセデス)がカナダ3年連続のポール

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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11日(土)午後、カナダGPの公式予選が引き続きドライコンディションのもと行われた。
ここまで好調のハミルトン(メルセデス)がいきなりベストタイムを1分11秒台に上げて周囲を威圧する。
ライバルのベッテル(フェラーリ)はセクタータイムを更新しながらアタックしたがヘアピンでのわずかなタイムロスが響き0.004秒届かず。
ハミルトンはタイヤを履き替えてさらにタイムを短縮、ベッテルの最後のアタックも0.330秒届かずに終えた。

結局ポールポジションはハミルトン(メルセデス)の手に。
ハミルトンのポールは今シーズン4回目、アイルトン・セナと並ぶ自身通算65回目、ここカナダでは2015年から3年連続という快挙になった。
予選終了後にはセナの家族からレプリカではなく故セナが実際のレースで着用したというヘルメットがプレゼントされた。

2番手ベッテル(フェラーリ)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5-6番手にフェルスタッペン&リカルドのレッドブル勢、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8-9番手ペレス&オコンのフォース・インディア勢、10番手がヒュルケンバーグ(ルノー)だった。
明日は現地時間:14時(日本時間:深夜3時)から70周による決勝レースがスタートする。

カナダGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、アロンソ(マクラーレン)ここで力尽く

引き続きカナダGPは15分間の予選Q2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

最初のアタックで早くもハミルトン(メルセデス)がタイミングモニターの最上位に名前を刻む。
続いてライコネン(フェラーリ)、ボタス(メルセデス)が続いた。
アロンソ(マクラーレン)は他車からタイミングを遅らせてアタック。
ベッテルを除いた14台の最終アタックでクビアト(トロ・ロッソ)がマシンをウォールにヒットさせ右リヤタイヤのパンクチャーに見舞われる。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'12.496のベストタイム。
0.067秒差で僚友ボタス(メルセデス)、以下、ライコネン(フェラーリ)、ベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、リカルド(レッドブル)、マッサ(ウィリアムズ)、ペレス(フォース・インディア)、オコン(フォース・インディア)、そしてヒュルケンバーグ(ルノー)までの10台がQ3進出。

ここで敗退となったのはクビアト(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラーレン)、サインツ(トロ・ロッソ)、グロージャン(ハース)、そしてパーマー(ルノー)の5台になった。

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予選Q1、アロンソ(マクラーレン)突破もバンドーン脱落

10日(土)午後、カナダGPの公式予選Q1がスタートした。
セッション直前の天候は晴れ、気温22度、路面温度は44度まで上昇、湿度36%、コースはドライコンディションと報告されている。
ここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。

上位陣は最初のアタックを終えると様子見。
一方終盤のアタックでザウバー・チームのパスカル・ウェーレインが1コーナーでタイヤバリヤにクラッシュするアクシデントでセッションは黄旗になったままQ1終了。

ここでトップタイムを記録したのはウルトラソフトを穿いたメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスで1'12.685をマーク。
これに僚友ハミルトン(メルセデス)が0.007秒という僅差で続いた。
以下、ベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、マッサ(ウィリアムズ)、ペレス(フォース・インディア)、オコン(フォース・インディア)、リカルド(レッドブル)、スーパーソフトに苦しむライコネン(フェラーリ)は9番手、そして10番手がアロンソ(マクラーレン)となった。

ここで敗退となったのはバンドーン(マクラーレン)、ストロール(ウィリアムズ)、マグヌッセン(ハース)、エリクソン(ザウバー)。そしてウェーレイン(ザウバー)の5台。

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カナダGPフリー3回目はベッテル(フェラーリ)が最速タイム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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11日(土)、公式予選を前にカナダGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温19度、路面温度29度、湿度は34%でコースはドライコンディションと報告されている。

真っ先にコースインしたのは今シーズン意気盛んなフェラーリ・チームのライコネン&ベッテル。
最初のアタックを終えた時点でそのベッテルがトップ。
しかしライバル・ハミルトン(メルセデス)がピタリと背走する形。
その後はロングランを始めとしたプログラムに集中するチームも多く大きな変動やアクシデントもなく終了、ベッテルが最速のまま60分間のセッションは終了。

トップタイムはベッテル(フェラーリ)の1'12.572。
2番手もフェラーリのライコネンが0.292秒差で続いた。
以下、ハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ボタス(メルセデス)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、マッサ(ウィリアムズ)、リカルド(レッドブル)、オコン(フォース・インディア)、サインツ(トロ・ロッソ)というトップ10。
マクラーレン勢はアロンソ12番手、バンドーンは16番手となった。

カナダGPフリー走行3回目の結果はこちら
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2017/06/10

アウディ、2021年以降のF1参戦の可能性排除せず

Audi (C) Audi AG
ドイツの有力自動車メーカーの一つ『アウディ』が、現在もなお2021年以降のF1参戦の可能性があることがわかった。
これは同社でモータースポーツ・ディレクターを務めるディーター・ガス氏が明らかにしたもの。
それによればF1の新たなエンジン・レギュレーション次第ではF1参入もあり得るとのこと。

「根本はわれわれ自動車メーカーにとってメリットがあるかどうかだ。
F1にそれを見出せなければ、(電気自動車である)フォーミュラEのほうがいい」

同氏は昨年までDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)部門を担当していたが、今シーズンからはWEC(世界耐久選手権)で責任者を務めている。

なおアウディはこと氏3月に行われたFIA(国際自動車連盟)のエンジン会議にもランボルギーニ、イルモアらと共に参加している。

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サインツ(トロ・ロッソ)に進路妨害で戒告ペナルティ

Carlos Sainz (C)Scuderia Toro Rosso
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カナダGPのレーススチュワード(競技委員)は、9日(金)午後行われたフリー走行2回目セッション中にトロ・ロッソ・チームのカルロス・サインツが13コーナーで不必要な減速走行をし他車を危険に陥れたと認定。
スポーティング・レギュレーションに反したとして戒告処分を科したことを明らかにした。

戒告ペナルティは、累計3回に達するとペナルティ・ポイントに加算されることになっている。
なおサインツが戒告を受けるのはこれが初めて。

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カナダGPフリー2回目はライコネン(フェラーリ)が最速

Gilles Villeneuve Circuit (C)Mercedes Motorsports
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9日(金)午後、カナダGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温23度、路面温度34度、湿度44%でドライコンディションと報告されている。

午前のセッションでマシントラブルに見舞われたサインツ(トロ・ロッソ)は、修復作業を終え遅れを取り戻すべく先頭でコースイン。
一方、午前にハイドロリック系のトラブルでストップしたアロンソ(マクラーレン)はセッション終盤までその修復でピットガレージに留まった。
その後フェルスタッペン(レッドブル)のマシンから白煙が上がり、ストップすると共にセッションは赤旗中断に。

限られた時間でのアタックの結果、トップタイムは前戦ポールポジションのキミ・ライコネン(フェラーリ)。
ベストタイム1'12.935は午前トップだったハミルトン(メルセデス)に0.215秒の差を付けるものだった。
3番手はベッテル(フェラーリ)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手マッサ(ウィリアムズ)、7番手復調のアロンソ(マクラーレン)、8番手オコン(フォース・インディア)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、10番手がペレス(フォース・インディア)。
バンドーン(マクラーレン)は19番手だった。

カナダGPフリー走行2回目の結果はこちら
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カナダGPフリー1回目、ハミルトン(メルセデス)がまずトップ

Gilles Villeneuve Circuit (C)Mercedes Motorsports
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9日(金)午前、北米大陸にその場を移したF1は、モントリオールのジル・ビルニューブ・サーキットを舞台にカナダGPのフリー走行1回目が行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温21度、路面温度28度、湿度46%でドライコンディションと報告されている。

開始後まもなくサインツ(トロ・ロッソ)がマシントラブルにより10コーナーでストップしてイエローコーション、まだ有効なタイム計測すら行われないうちだった。
マクラーレン勢はエアロダイナミックスのテストに終始して頻繁にピットストップを国返したアロンソは終盤までノータイム状態だった。
セッション終盤、やっと本格的に走行を開始したアロンソはしかし、ステアリング系統に違和感を訴えてやはり10コーナーでストップ。
今回もピットガレージから他車の走行を眺める羽目となった。

結局トップタイムをマークしたのはハミルトン(メルセデス)で1'13.809のベストタイム。
これに0.198秒差でベッテル(フェラーリ)が続いた。
以下、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ペレス(フォース・インディア)、6番手オコン(フォース・インディア)、7番手フェルスタッペン(レッドブル)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手リカルド(レッドブル)、10番手クビアト(トロ・ロッソ)の順。
マクラーレンはバンドーンが11番手だったもののトラブルに見舞われたアロンソは16番手に留まった。

カナダGPフリー走行1回目の結果はこちら
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2017/06/09

アラン・ジョーンズ氏、リカルドをフェラーリに推薦

Alan Jones (C)Redbull Racing
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フェラーリ・チームではベッテル&ライコネンいずれも2017年末で契約が満了するが、ベッテルの残留が確実視される一方、ライコネンについては1年契約の繰り返しで、来季についてもいまのところ定かでない。

そこでライコネンの後任について様々な名前が上げられているが、オーストラリア出身のF1チャンピオンであるアラン・ジョーンズ氏(70歳:オーストラリア)は、同じオーストラリアのF1ドライバーであるダニエル・リカルドの起用を強く薦めている。

「2017年、ライコネンの残留を決めたフェラーリの判断は正しかったと思っているよ。
実際、彼はいくつかのレースで好成績を収めていたからね。
でも来年を考えた場合には事情は変わってくると思う。
私はリカルドの起用を期待しているんだ。
今年はマシンの戦闘力を欠いてここまで苦戦しているが、彼に才能があるのは明らかな事実だからね」

オーストラリア出身のF1ドライバーとして、ジョーンズ氏はジャック・ブラバム卿に次ぐ世界チャンピオンに輝いている。

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アロンソ(マクラーレン)、「9月までに勝てれば残る」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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8日(木)行われたカナダGPのFIA公式記者会見で、その去就に関心の集まるマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソが注目の発言をした。

メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン、ルノー・チームのジョリオン・パーマーと共に会見に出席したアロンソは、2018年の契約についての質問に、「9月までに勝てれば残留する」と答えたもの。

「僕らは勝つために全員で戦っている。
しかしチームの現状は、といえばご覧の通り完走するのに汲汲としているレベルで、ポイント獲得すらままならない。
だから9月までのわずかな期間では勝つというのは現実的でないかも知れない。
しかしもし勝てなくても、勝利を争うことができるくらいになれば復活に向けて希望が持てるということなんだ」と、説明。

目標はまたF1タイトルを獲得することとは言うものの、インディ500制覇、さらにルマン24時間レース優勝に心が移っているのではないか、との見方も強い。

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カナダGPのスチュワード(審査委員)はデレック・デイリー氏

Derek Daly (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われるカナダGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、アイルランド出身の元F1ドライバー、デレック・デイリー氏(64歳)を指名したことを明らかにした。

デイリー氏のレーススチュワード就任は2011年のイタリアGP、2014年カナダGP、2015年ロシアGP、そして2016年ヨーロッパGP(バクー)に続くこれが通算5回目ということになる。

1978年のアメリカ西GP(ロングビーチ)で当時のヘスケスから25歳でF1デビューを果たしたデイリー氏は、その後エンサイン、ティレル、マーチ、そしてウィリアムズ等で活躍。
最高位はティレル当時の4位2回というもの(1980年アルゼンチンGP&イギリスGP)。

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マクラーレン首脳、「不振による商業的逸失利益は限界に」

Zak Brown (C)McLaren Group
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表面的には相変わらず強固なパートナーシップを強調するマクラーレン・チームとホンダだが、依然として出口の見えない不振に不満の声が高まっているのも間違いないようだ。

マクラーレンのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは、現在の状況について次のような懸念を示した。

「ホンダが最大限の努力を傾注していることは信じている。
しかしこのモントリオールでもバージョンアップが果たされないとなれば、われわれが再び苦戦するのは必須のことだろう。
われわれが抱える目標にホンダが応えられるのかを見極める必要がある。
いつまでも状況が改善されなければ、いつか重要な決断をしなければならない時期が来るのはさほど遠いことではない。
これまで続いた不振で、チームが逸したFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からの賞金とスポンサー喪失による損害はすでに限界に達している」

そして今週のカナダGPは前戦モナコとは異なり、エンジンパワーが重要な要素になるとされている。

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2017/06/08

カナダGPの週末は3日間とも一時雨の可能性あり

今週末第7戦カナダGPが行われる北米モントリオール地方の天気について、地元気象台は3日間いずれも基本的に晴れであるものの、一時雨が降る可能性を伝えている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
6月09日(金) フリー走行 晴れ一時雨 15- 26度 67%
6月10日(土) 公式予選 晴れ一時雨 15- 26度 66%
6月11日(日) 決勝レース 晴れ一時雨 19- 29度 73%

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エディ・ジョーダン氏、「メルセデスAMG、2018年でF1撤退も」

Eddie Jordan (C)AUTOSPORT
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元F1ジョーダン・チームのオーナーで通算4勝を記録したエディ・アーバイン氏(69歳:イギリス)が、昨季まで3年連続チャンピオンであるメルセデスAMGチームの2019年末でF1から撤退する可能性を示唆して波紋を呼んでいる。

これはドイツの専門誌である『オート・ビルト・モータースポルト』によるインタビュー記事の中で明らかにしたもの。
その中でこの大英勲章受賞者は、次のように語っている。

「ベッテルのメルセデスAMGチーム移籍が囁かれていたが、いまこれだけ活躍していればそんな話は消滅だ。
メルセデス・ファンには残念なことだが、このドイツ人はさらなるタイトル獲得を今のまま跳ね馬チームで狙うことだろう。
そしてタイトル獲得が叶わなくなったこのドイツの巨大メーカーは、再びシュツットガルトで経営会議だ。
そこで目的を果たせなくなったプロジェクトは終了。
つまり2018年末にはF1から撤退を決めることだろうね」

もちろんこれはこの北アイルランド人の個人的見解に過ぎない。

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ピレリタイヤ、2020年以降のF1タイヤ供給にも意欲

Pirelli Tyre (C)McLaren Group
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現在、F1にタイヤを独占供給しているピレリタイヤ(イタリア)だが、現行のサプライヤー契約が終了する2020年以降も供給を続ける意向を示唆した。

2011年シーズンから通算4度目となるF1タイヤ供給復帰を果たしたピレリは、現在まで7年間に渡り独占供給。
2019年末まで有効な契約があるが、同社首脳は今後1年から1年半のうちには2020年以降の入札に応じる方針を正式決定したいとしている。

なお次の契約では再び複数のタイヤメーカーの競合になる可能性があるが、これについても同首脳は、「ピレリは世界中のレースに参戦していて、単独もあれば競合もあるが、競争があれば勝つだけのこと。
それがピレリのポリシーだ」と、豪語した。

なおF1タイヤが最後に競合だったのは2001年から2006年に掛けての6年間、日本のブリヂストンとフランスのミシュランとの間のバトルだった。

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2017/06/07

ロバート・クビサ、復活のF1テストは大成功

Robert Kubica (C)Renault Sport F1
実に6年ぶりとなる元BMW等のF1ドライバー・ロバート・クビサ(32歳:ポーランド)によるF1テストは無事成功裡に終わったことが伝えられた。

6日(火)スペインのバレンシア・サーキットで行われたルノー・チームのこのテストで、クビサは改造された2012年仕様のロータス『E20』のコクピットに乗り込んだ。
テスト内容は本格的なもので、スタート練習から予選シミュレーション、燃料搭載量を変えて挙動を確認するなどまるで近くF1復帰を思わすようなものだったという。

ただこれについてルノー・チームのスタッフは「テスト内容はあくまでもクビサの要望によるもの」とした。

この日トータル115ラップを周回したクビサは、「とても満足のいく一日になった」と、笑みを浮かべたという。

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メルセデスAMGチーム、タイトル獲得には『他力本願』も

L.Hamilton & N.Lauda (C)Mercedes Motorsports
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ここ数年の圧勝から一転、今シーズンここまでライバル・フェラーリにチャンピオンシップで後れを取っているメルセデスAMGチームだが、早くも泣きが入っているようだ。

これはメルセデス・モータースポーツのニキ・ラウダ/CEOが地元オーストリアの『クライネ・ツァイトゥング』紙に語ったもの。
その中でこのF1レジェンドは次のような発言をしているとのこと。

「ここまでの展開は実はかなり深刻だ。
われわれは今年のピレリタイヤを使いこなせておらず、そのため予選で速さをみせたとしても本番のレースでは苦戦を強いられてしまう。
早急にタイヤ戦略についての解決策が見つけられなければタイトル獲得は困難だろう。
すでにベッテル(フェラーリ)とハミルトンとのポイント差は1勝分に値する25点にまで拡大、看過できないまでに広がっている。
これではベッテルに少なくとも1回はリタイヤしてもらわなくてはならなくなる」と、弱気。

先のモナコGP予選ではそのフロントロウを再び逸してしまった。

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マクラーレン・ホンダ、アロンソのモチベーションが気掛かり

Eric Boullier (C)McLaren Group
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モナコGPを欠場してまで参戦したインディ500レースでは、ルーキーながらに一時首位を周回するなどさすがの存在感を示したマクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソだが、関係者は本人のモチベーションに注目している。

インディカーについてアロンソは「今回のインディ500挑戦は僕にとって貴重な体験になった。
F1とは違ったマシン、レイアウトの異なるサーキット、まったく別物のドライビング、これらをあらためて学習するというのは素晴らしいことだったよ」と、熱弁。

ただ『本業』のほうであるF1では決してマクラーレン・ホンダに有利とはされていないカナダGPが待ち受けていて、同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは、「アロンソの復帰はうれしいことでみんなとても楽しみにしているが、再び厳しいレースが予定されていてアロンソのモチベーションが気掛かりだ」と、している。

今回、ホンダはバージョンアップ版エンジンを投入するかどうかまだ明らかにしていない。

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2017/06/06

ロバート・クビサ、再びF1マシンドライブへ

Robert Kubica/DTM (C)Mercedes Motorsport
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元BMW等のF1ドライバーであるロバート・クビサ(32歳:ポーランド)が、久しぶりにF1マシンをドライブすることがわかった。

マシンは古巣のルー・チームが提供するもので2012年仕様の『ロータス・ルノーE20』。
場所は6月6日(火)でスペインのバレンシア・サーキットが予定されているという。
奇しくもクビサが最後にF1マシンを走らせたのもここバレンシアで2011年のテストだった。

事故後は障害のため特別に改造されたラリーカーやDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)マシンに限られていたが、今回は狭いコクピットのF1ということで注目される。

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F・インディア代表、「ハースF1はフェラーリの第2チーム」

Motorhome (C)Sahara Force India F1
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現在のF1賞金配分システムは、基本的には前年の成績を踏襲しながらも、F1で伝統あるチームが優遇されていて、それは成績とは関係なく巨額なものとされる。
実際、メルセデスAMGチームが圧倒したここ数年においても、最大の賞金を受け取っていたのはフェラーリ・チームだったことがわかっている。

そのためプライベートチームでありながらワークスチームをも脅かす存在となっているフォース・インディアは、かねて現行の分配金システムに不満を示してきた。
しかし同じようなプライベートの立場である筈のハースF1チームが現行システムへの賛同を示したことから思わぬ波紋を呼んでいる。

これについてフォース・インディアのヴィジャイ・マルヤ代表は、「残念ながらハースF1はわれわれと立場を同じくしていない。
彼らは公正な賞金を受け取ることよりも、フェラーリのセカンドチームとして技術的な恩恵を得ることを選択した。
当然のことながら、われわれは大いに失望しているよ」と、断罪した。

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クレア・ウィリアムズ副代表、苦戦のストロールを擁護

Williams Duo (C)Williams F1
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開幕から6戦を終え、チームメイト(マッサ)が全レースで完走、4回のポイント獲得を果たしているのに対し、ウィリアムズ・チームの新人ランス・ストロール(18歳:カナダ)は3戦リタイヤ、まだ一度のポイント圏内フィニッシュも成し得ていない。

同チームのクレア・ウィリアムズ副代表は、「新人のストロールにとって、今はまだF1に慣れるための期間です。
しかもここまでの6レースはすべて彼が走ったことのないサーキットでした。
それを考えれば彼はよくやっていると思います」と、擁護。
しかしここまで無得点のストロールに対し、マッサのほうはすでに20ポイントを稼いでいる。

父親が潤沢な資産を誇るカナダの実業家であるため、契約時から父親の強力な後押しによる『ペイ・ドライバー』との指摘が絶えなかったストロールにとって、早い時期に実力を見せつけることは必須だ。

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2017/06/05

今度はバリチェッロがルマン24時間レース参戦へ

Image (C)Toyota Motorsports
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アロンソ(マクラーレン)によるインディ500レース参戦が大きな話題を呼んだばかりだが、今度は元フェラーリ等のF1ドライバーであるルーベンス・バリチェッロ(45歳:ブラジル)がルマン24時間レースへの参戦を明らかにした。
マシンはLMP2クラスのものになる予定。

ルマン24時間レースはF1モナコGP、インディカーのインディ500レースと並ぶ世界三大レースの一つだが、バリチェッロはすでに上記2レースには出場しているので、これで3つすべてに参戦ということになる。

「ルマン24時間レースは以前から高い関心があってよく観ていたよ。
アロンソのニュースを聞いて、僕もまだやり残したことがあることに気づいたんだ」と、バリチェッロ。
ただし家族はあまり積極的ではなかったとされている。

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F1来季全21戦も、2週連続開催は回避へ

Image (C)Sahara Force India F1
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F1の新しい経営陣でコマーシャルオペレーターを兼任するショーン・ブラッチス/マネージングディレクターは、来シーズンのF1について全21戦になることを認めた。

2018年はすでにマレーシアGPの開催が終了となることが決まっているが、その一方でドイツGPとフランスGPのカレンダー復活が予定されていて2016年以来の史上最多開催が見込まれているもの。

ただ2週連続開催の回避や、WEC(世界耐久選手権)やモトGPなど他の大きなモータースポーツ・イベントとのバッテイングを避けることや地域毎に集約するなど条件は複雑化しており、カレンダーの調整はこれまでになく困難なものになりそうだ。

また来年はイギリスGPの決勝日とテニスの国際大会であるウィンブルドン最終日が重なるとも指摘されている。

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F1チーム、新エンジンには迫力エクゾーストノート期待

GP Image (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は2020年末で満了となる現行エンジン規定終了後の新仕様について、各F1チームからヒアリングを行うなど要望を収集しているが、多くのチームで再び迫力あるエクゾーストノートの復活を望んでいることが明らかとなった。

現行エンジンはターボターボチャージャー付きのV6、そして熱エネルギー回生システムを採用していることもあり、排気音に繋がるエネルギーが減少していることがかねて指摘されている。
またパワーユニット全体が複雑化したこともあり、巨大自動車メーカーだけが参入、以前のような独立系エンジンサプライヤーは撤退したままの状態が続いているのが実情。
そのためにはV8自然吸気への復帰や関連装置の簡略化も指摘されている。

一方で、F1はあくまでも最新テクノロジーを競う場という主張も強く、各チームの意見が収束し今後の方針が定まるにはまだ時間が掛かりそうだ。

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2017/06/04

ミカ・サロ氏、「ライコネンはナンバー2脱出が課題」

Mika Salo (C)Ferrari S.p.A
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同じ北欧フィンランド出身で、跳ね馬チームの先輩でもあるミカ・サロ氏(50歳)が、キミ・ライコネン(フェラーリ)に対しエールを贈っている。

「公式にはチームは否定するけれど、ライコネンがチーム内でナンバー2のポジションにあるのは明らかだ。
実際、モナコでピットストップ戦略の違いにより順位を下げたことについて、彼はレース後まったく納得していなかっただろう。
それは彼自身に責任があったとはと思っていないからだよ。
確かにハミルトンとタイトルを争う上で、ベッテルのほうがチャンスが大きいのは事実。
彼はすでにライコネンよりもずっと多くのポイントを積み重ねているからね。
同郷のドライバーとしては残念なことだけど、残りのシーズンこれからも同じように『強制的に』順位を入れ替えられるようなケースがあるかも知れないな」

現役時代のサロは最高位はフェラーリ時代の2位(199年ドイツGP)、その時のウィナーはチームメイトのエディ・アーバインだった。

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ホンダ、まだMGU-Hのトラブル原因解明できず

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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これまでマクラーレン・チームにとってしばしば障害になってきたホンダ製パワーユニットのトラブルだが、その完全な解決にはまだ時間が掛かるようだ。

ホンダの説明によれば、トラブルが発生したとみられるのはパワーユニットのMGU-H(排気熱エネルギー回生装置)と呼ばれる部分。
しかしファクトリーでのベンチテストでは一度もこれが再現されていないということで、技術陣はその対策に頭を痛めているとのこと。

今週はエンジンへの負荷が高いと言われるジル・ビルニューブ・サーキットを舞台にカナダGPが行われるが、万全の体制で臨む、とは言えないようだ。
注目されるカナダGPは6月9日(金)にスタート。
マクラーレン・チームは再びアロンソ&バンドーンというドライバー・ラインナップに戻る。

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アンドレッティとマクラーレン、双方とも関係継続に前向き

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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今回のフェルナンド・アロンソによるインディ500レース参戦は、アンドレッティ・オートスポーツとマクラーレンとのパートナーシップにより実現したものだが、世界中で大きな話題を呼ぶなど得られた成果は大きかったようだ。
これを受け、双方ともにこの良好な関係の継続に前向き姿勢をみせている。

アンドレッティ・オートスポーツのマイケル・アンドレッティ代表は、「今回のパートナーシップは双方にメリットが得られる、ウィンウィンの成果が得られた。
将来的にまた一緒に仕事ができることを期待している」とコメント。
またマクラーレンのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターも、重要な市場であるアメリカで大きな商業的成功を収めた」と、歓迎している。

ただアロンソの来季去就はまだ明確でない。
なおマイケル・アンドレッティ氏自身、1993年シーズンに当時のマクラーレン・チームからF1参戦の経験を持つ。
最高3位は得たものの、当時のレギュレーションは新人に苛酷なもので、プロジェクトは失敗と評された。

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2017/06/03

ハミルトンのインディカー侮蔑発言が波紋

Tony Kanaan
今年のインディ500レースはフェルナンド・アロンソの挑戦でF1関係者の間でも注目を集めたが、そうした中、同じく現役のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)がインディカー・シリーズを侮蔑するような発言を行ったとして波紋を呼んでいる。

それによればハミルトンは「F1で成功できないドライバーが多くアメリカに渡るが、1年中そこで戦っているドライバーの中で、アロンソがいきなり予選5番手になるのだからそのレベルが知れてる」とコメントしたとのこと。

これに反応したのはブラジル出身で2004年のインディカー(当時IRL)・チャンピオンであるトニー・カナーン(42歳)で、この大ベテランは「そんなコメントをした男はアロンソと違って謙虚さに欠ける。
だいたい、去年2台のクルマでレースをして2位だった男が何を言っているんだか」と、反撃した。

カナーンは2013年のインディ500レース・ウィナーでもある。

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バトン(マクラーレン)、鈴鹿1000kmでスーパーGTデヒューへ

Jenson Button (C)Williams F1
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F1モナコGPで半年ぶりのレース復帰を果たしたマクラーレン・チームのジェンソン・バトンが、今度は日本のスーパーGTに挑戦することがわかった。

これは本田技研工業が明らかにしたもので、今年8月27日(日)に鈴鹿サーキットで行われる伝統の『1000kmレース』に正式エントリーしたとのこと。
マシンはホンダNSX-GTでチーム無限からの参戦になる。
バトンはこれに先駈け、来たる6月6日(火)・7日(水)に鈴鹿サーキットで行われるタイヤメーカーテストに参加し、マシンや日本のレースに慣れる予定。

鈴鹿1000kmは1966年から続く国内屈指の歴史を誇る伝統の自動車レースだが今年が最後の開催、2018年からは新たな耐久レースが開始することになっている。
初代の優勝者はトヨタ・2000GTの福沢幸雄/津々見友彦組。

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ウェーレイン(ザウバー)、次戦カナダGPの出走認められる

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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今年1月に参加した『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』での深刻なアクシデントに続き、先のモナコGPでも再び大きなアクシデントに見舞われその後の容態が心配されていたザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)について、同チームは次戦カナダGPへの出走が許可されたことを明らかにした。

それによればウェーレインは規定によりFIA(国際自動車連盟)のメディカルチェックを受診、身体的に問題がないとしてゴーサインを受けたという。

これを受けウェーレインは、「素晴らしいニュース。
モントリオールで再会しよう」と、自身のSNSで元気なコメントを明らかにした。
開幕2戦を欠場したウェーレインだが、スペインGPでは8位入賞を果たしておりチームに貴重なポイントをもたらせている。

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2017/06/02

エステバン・グティエレス、インディカーのシート射止める

Esteban Gutierrez (C)Sauber Motorsport
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元ザウバー・チーム等のF1ドライバーであるエステバン・グティエレス(25歳:メキシコ)が、インディカー・シリーズに中途参戦を果たすことがわかった。

これは、先に行われたインディ500レース公式予選セッションでターン2でコントロールを失いバリアに激しくクラッシュし本戦の欠場を余儀なくされたセバスチャン・ボーデの代役となるもの。
チームはボーデが所属した『デイル・コイン・レーシング』ということになる。

グティエレスにインディカー・レースの経験はないが、本人は「ダラーラのマシンはこれまでGP2シやGP3で経験しているので馴染みがある。
今からインディカーのコクピットに収まるのが楽しみ」と意欲をみせた。

2013年にザウバー・チームからF1デビューを果たしたグティエレスは2016年のハースF1を最後にシートを失っていた。
なおF1最高位は2013年日本GP(鈴鹿)の7位ということになる。

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ハースF1、残り7戦のフリー走行でジョビナッツィ起用へ

Antonio Giovinazzi (C)Ferrari S.p.A
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ハースF1チームは今シーズン残り14戦のうち半分の7戦で、フリー走行1回目セッションにアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)を起用することを明らかにした。
7戦のうちメキシコGPではケビン・マグヌッセンと交代する他、残りの6戦イギリス、ハンガリー、イタリア、マレーシア、メキシコ、ブラジル、アブダビではロマン・グロージャンのマシンをドライブすることになる。

ジョビナッツィは元々フェラーリ・チームの開発ドライバーで、そうした関係から今季開幕2戦では負傷したウェーレインの代役としてフェラーリ・ユーザーであるザウバー・チームから出走した。
なおハースも同じくフェラーリとは深い関係を持っている。

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ルノー・チーム、ペレス(現F・インディア)の獲得に動き

Sergio Perez (C)Ferrari S.p.A
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ルノー・チームが、来季セルジオ・ペレス(現フォース・インディア)の獲得に向けて動いていることが報じられた。

これを伝えたのはルノーの地元フランスの日刊スポーツ紙『レキップ』で、それによればニコ・ヒュルケンバーグと比べここまでいくいち結果が出せていないジョリオン・パーマーの後任として契約を考えているというもの。

ただ以前FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のメンバーでもあったペレスの夢はフェラーリ・チームのマシンに乗ることであり、今季で契約が満了するキミ・ライコネンの後釜を窺っているとの見方もある。

なお、ヒュルケンバーグは昨季までフォース・インディアでペレスのチームメイトであり、もしルノー移籍が実現すれば再び同じコンビネーションということになる。

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2017/06/01

アロンソのインディ500『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』に不満の声

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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初参戦したインディ500レースで予選5番手、決勝レースでも一時トップを周回するなど存在感を示したマクラーレン・ホンダ・アンドレッティのフェルナンド・アロンソだが、エンジントラブルにより結局リタイヤに終わり、最終順位は24位というものだった。

しかしレース後メディアの投票により今回の『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』に選出され、このことが一部に波紋を呼んでいる。

同じく今年初参戦ながら、みごと3位でゴールしたエド・ジョーンズの所属チームであるデイル・コイン・レーシングのデイル・コイン代表は、「私が聞いた範囲ではどの放送局も今年のルーキー・オブ・ザ・イヤーはエド・ジョーンズたろうと言ってたよ。
メディアの連中がどういう判断をしたのか知らないが、フィニッシュもしていないドライバーが選ばれるのは納得できないな」と、不満の表情。

ちなみに『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』の判断基準は単に結果ではなく、(1)ドライバーのスキル、(2)スポーツマンシップ、(3)レース月間の行動、そして(4)レース結果となっていてこれらを総合的に勘案して選出される。

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ハミルトン(メルセデス)、「タイヤ問題の解決が課題」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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チャンピオンシップ争いの真っ只中にありながら、モナコGPでは予選で大不振、決勝でも期待されたほどペースを上げられずにレースを終えたことについて、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは「僕らの抱えているタイヤ問題は深刻な状態」だと、指摘した。

「モナコはこれまで僕が得意としてきたコースでもあり、ここに来るまではいさささかの自信もあったんだ。
ところが実際に走ってみると、『W08』はタイヤの能力を十分に引き出せていないことに気づいた。
アタックラップの際にはリヤのグリップを欠いていて十分攻められなかったし、レースでもタイヤを良い状態に保つことが難しかった。
ボタスのほうは僕ほど苦しんではいなかったので、マシンの本質的問題ではなくセットアップに原因があるのかも知れない。
とりわけウルトラソフトとの相性について、究明しないといけないな」

前戦6点だったベッテル(フェラーリ)とのポイント差は今回のモナコGPの結果、25点にまで広がっている。

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再び事故のウェーレイン(ザウバー)、「いまのところ体調はOK」

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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今年1月に参加した『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でのアクシデントにより、シーズン前テスト、さらに開幕2戦の欠場を余儀なくされたザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)だが、今回のモナコGPで再びあわやマシン転覆という大きなクラッシュに見舞われ、その後の容態が心配された。

これについて当のウェーレインは、「バリアに強く当たったため、来週もう一度背中の検査をしなければならないと思う。
ただ僕自身の感触では背中に痛みはないので次のレースには出場できると思っている」と、説明した。

一方ザウバー・チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは今回の件について、「あのシチュエーションで無理矢理コーナーに飛び込むなんて信じられない。
バトンはベテランにはあり得ない重大な判断ミスをした」と、糾弾した。

なおレーススチュワード(競技委員)は既報のように事故の原因はバトンの側にあるとして、次のレースでの予選グリッド3番降格と2点のペナルティ・ポイントが科せられたが、元々1戦限りのスポツト参戦であるバトンにとってたいして意味はないことになる。

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