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2017年5月

2017/05/31

フェラーリのセバスチャン・ベッテル、 ウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ 1 ストップ戦略で優勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2017 モナコグランプリ決勝
・幅広い 1 ストップのタイミングが見られた中、 レッドブルのフェルスタッペン、 セーフティーカー導入周回中に 2 回目のストップを実行
・50℃に迫る高い路面温度が、モナコ史上屈指の高速レースへ試練を課す

2017年5月28日、モナコ
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、予測通りのウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ 1 ストップ戦略でモ ナコグランプリを制しました。ベッテルは、ポールポジションを獲得したチームメイトのキミ・ライコネンよりも 長い第 1 スティントを走行し、ライコネンを抜くことに成功しました。ライコネンは 2 位を獲得しました。

レッドブルのダニエル・リカルドも同様の「オーバーカット」戦略で、スタート時のグリッドポジションを2つ上げて 3 位を獲得しました。一方、マクラーレンのジェンソン・バトンとザウバーのパスカル・ウェーレインは、ト ラックポジションゲインを狙った早めのピットストップを実行しました。

1 ストップ戦略が主流となった中、いくつかの異なるアプローチも見られました。残り 15 周時点のセーフティ ーカー導入周回中、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのバルテリ・ボッタスを抜くことを 狙って自身の最終セットとなるウルトラソフトへ交換しました。

13番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンは、ウルトラソフトで長いオープニングスティン
トを走行し、ポイント圏内の 7 位を獲得しました。レースの終盤、路面の問題によってターン 1 出口付近で 複数のパンクが発生しました。

セーフティーカー導入周回を除けば、モナコグランプリ史上屈指の高速レースが展開されました。フォース・ インディアのセルジオ・ペレスによるファステストラップは、2016 年のファステストラップ(このタイムは 2 周目 で早くも更新されました)より 3 秒以上速いものでした。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「1 ストップ戦略が最速であることは明白でしたが、 レースを通して見られた通り、ピットストップタイミングに関して幅広い選択肢が存在していました。予測通り、 摩耗とデグラデーションが低かったことで、路面温度が非常に高いコンディション下においても、ウルトラソ フトでも長い走行が可能となりました。モナコという特別な場所でワンツーフィニッシュを達成したフェラーリ を祝福します」

ピレリジャパン・プレスリリース

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インディ500挑戦のアロンソ『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』に輝く

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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F1モナコGPを蹴ってまで参戦したインディ500レースでは一時首位を走るなど好走したものの、結果はエンジントラブルによりリタイヤ。
しかし健闘したマクラーレン・ホンダ・アンドレッティのフェルナンド・アロンソに対し、メディアによる選出により第101回インディ500レースの『ルーキー・オブ・ザ・イヤー賞』が与えられた。

インディカー・シリーズ初挑戦のアロンソは、これにより賞金5千ドル(約55万円)を加え、総額30万5805ドル(約3,370万円)の賞金を手にした。
ただし今年のルーキードライバーで最上位だったのは3位でゴールしたエド・ジョーンズだった。

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レッドブル・レーシングでも内部で小さな波紋

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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戦略の違いにより同じチーム内で一方が優勝したことでフェラーリ・チーム内で不穏な噂の発生が噂されたが、レッドブル・レーシング内でも同じくが小さな波紋が生じたことが伝えられた。

こちらは一方(リカルド)が3位表彰台をゲットしたのに対し、マックス・フェルスタッペンのほうは5位に留まったが、原因はこちらもチームのピットストップ戦略にあったというものだ。

順位を落としたフェルスタッペンはコクピットから無線で放送禁止用語を口にしていらだちをみせたが、これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は次のように説明している。

「一時彼がエキサイトしていたというのは事実だ。
自分のチームメイトが表彰台に上がってしまったんだから感じるところはあったろう。
ただレースを戦っていれば誰だった気持ちが異常に高まるものだから、こちらもレース中の無線はそれなりに受け止めているよ。
実際、今回もレース後には冷静になり落ち着いてチームの判断を受け入れていたからね、問題ない」

それでも5位フィニッシュのフェルスタッペン。
予選21位、レースはリタイヤに終わった昨シーズン年に比べれば上出来な結末となった。

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ベッテル(フェラーリ)、「モナコGP順位操作説」浮上に当惑

Monaco GP Podium (C)Ferrari S.p.A
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予選2番手からスタートしたモナコGP決勝レースで、みごとピットストップ戦略が功を奏し首位に浮上、そのまま優勝を果たしたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルだが、その後関係者の間で囁かれる「順位操作説」の浮上に当惑している模様だ。

「そもそもフェラーリにチームオーダーなんてないし、なんでこんな噂が広まっているのかわからないよ。
たまたま僕はオーバーカット(ライバルよりピットストップのタイミングを遅らせる)で成功したけれど、今回はあのコンディションでスーパーソフトとウルトラソフトどちらのタイヤが有利なのか分からなかったし、ライコネン(フェラーリ)とタイミングが異る作戦になったのも手探りの結果だったんだ。
それにピットストップは基本的に先行しているドライバーのほうに優先権があって今回それはライコネンのほうだったからね。
僕自身、2位をキープするためハードにプッシュした訳で、結果的に1位になってしまったことに驚いたくらいだもの」

一般的にはライバルより早めにピットインし、フレッシュな新品タイヤでタイムを稼ぐほうが有利とみられていた。

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2017/05/30

バトン(マクラーレン)、「ビリなんて納得できなかった」

Jenson Button (C)McLaren Group
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アロンソのインディ500挑戦のため、モナコGPで一戦限りのF1復帰を果たしたバトンだったが、結果は無理なオーバーテイクによるアクシデントでペナルティを喫するという不名誉なものとなった。

「とても残念な結果。
とりわけ頑張ってくれたチームスタッフには申し訳ないことをしたと思っている。
でも、このモナコGPで最後までビリを走り続けるなんて耐えられなかったんだ。
確かに今のF1マシンは廻りが見えづらいし、ウェーレイン(ザウバー)が僕の進入に気づいていなかったことがわかった。
すぐさま引こうとしたんだけど、時すでに遅くぶつかってしまったんだ。
マシンにダメージを与えるなんて僕のポリシーじゃないから、今日の結末はとても残念だよ」

また僚友アロンソに向け、「次戦、またF1に戻ったら再び活躍して欲しい」とエールを贈った。

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フェラーリ首脳、「二人の順位入れ替えにチーム関与せず」

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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元々1-2体制でスタートしたモナコGP決勝レースはチェッカー時にも1-2。
ただ結果的にはタイトル争いの筆頭で、ライバル(ハミルトン)不振の中、少しでも多くのポイント獲得が必要だったセバスチャン・ベッテルのほうが優勝と同じ1-2フィニッシュでもフェラーリ・チームにとっては理想的なリザルトとなった。

これについてフェラーリのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、「チームとして意図的な展開をしたものではなかった」と、計画的な順位入れ替えではなかったことを強調した。

「レースはどこのチームもワンストップ作戦が予想されたが、決勝レースでスーパーソフトタイヤがどの程度の速さをみせるかは不確実だった。
結果的にタイヤ交換を遅らせたベッテルのほうがギリギリの周回を続けてアドバンテージを得ることとなったが、あの時点ではどちらのタイヤが適していたか、誰にもわかりはしなかったんだ。
チームが特定の目的を持ってタイヤ戦略を謀ったなんてあり得ないことだ」

ただ、2位でフィニッシュしたキミ・ライコネンのレース後の表情は、この結果に全然納得していないことを如実に語っていた。

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ポイント差拡大のハミルトン(メルセデス)、「まだ14レースある」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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とりわけ予選グリッドが重要とされるモナコGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)はまさかの予選Q2敗退、
決勝レースでは健闘良く7位まで挽回したものの、モンテカルロのコースではこれが精一杯だった。

一方2番手スタートだったベッテルはみごと最初のチェッカーフラッグを受け、両者のポイント差は前戦までの6点から一気に25点まで拡大する結果に。

これについてハミルトンは、「そんなに深刻になる必要はない。
まだシーズンが終わった訳じゃないからね。
あんなグリッド位置からだったから、せいぜい10位に入れればいいと思っていたので7位6ポイント獲得なんて上出来さ。
とても素晴らしいリカバリーだったと思っているよ。
まだコクピットにいるうちから無線で『戦いは諦めていない』とチームには伝えたんだ。
まだあと14戦。全然問題ないよ」と、前向きな姿勢であることを強調した。

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2017/05/29

インディ500レース制覇の佐藤琢磨(ホンダ)、「勝ちました!

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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世界三大レースの『インディ500レース』を日本人として初めて制覇した元ジョーダンやB.A.R・ホンダ・チームのF1ドライバーである佐藤琢磨は、次のように喜びを表した。

「勝ちました!
世界最高のレースで勝ちました! 信じられないほどの感激です。
チームには感謝してもしきれないほどです。
ファンタスティックです。厳しいレースでした。
そして、エリオ(カストロネベス)は本当にフェアに戦ってくれました。
だからアウトサイドからパスを仕掛けることができました。
素晴らしいバトルになっていました。
ファンの皆さんも楽しんでくれたと思います。

12歳のころから、こういった大きなレースで勝つことを夢見てきました。
これまで私をサポートしてきてくれた方々には感謝しても感謝しきれません。
最後の3ラップを迎えるまで、誰が勝つか全く分からないレースになっていました。
私とエリオとはサイドバイサイドで残り3ラップに突入しました。
そこからはもうアタックするしかなかったです。
完全にアクセルを全開に保ったままの戦いです。
それを成功させ、彼を突き放すことができました。
最高のレースになりました」

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ペレス(フォース・インディア)にはクビアトとの事故でペナルティ

 FIA
モナコGPのレーススチュワード(競技委員)は、28日(日)行われた決勝レース終盤に1コーナーで起きたクビアト(トロ・ロッソ)とのアクシデントについて審議した結果、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)に非があるとして10秒のタイムペナルティを科したことを明らかにした。

また同時にペナルティ・ポイント2点を科した。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、ペレスはこれでトータル5ポイントになった。

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佐藤琢磨(ホンダ)、インディ500日本人初優勝遂げる

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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世界三大レース(ルマン24時間、F1モナコGP、インディ500)のうち二つが行われた29日(日)、佐藤琢磨(ホンダ)がみごとインディ500レースで日本人初優勝を飾った。

名門アンドレッティ・オートスポーツからエントリーの佐藤琢磨は4番グリッドからスタート。
終始上位争いを演じた結果、残り5周というところで首位に浮上、長丁場を走りきってみごと最初のチェッカーフラッグを受けた。

なお一時は首位争いを演じた注目のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)はエンジントラブルに見舞われ、ほろ苦い24位という結果に終わった。

インディ500レースの結果はこちら

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ウェーレインとの事故でバトン(マクラーレン)にペナルティ

 FIA
モナコGPのレーススチュワード(競技委員)は、28日(日)行われた決勝レース中ポルティエ・コーナーで起きたウェーレイン(ザウバー)とのアクシデントについて審議した結果、インに飛び込んだジェンソン・バトン(マクラーレン)に非があるとして今シーズンの次のレースで予選グリッド3番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

また同時にペナルティ・ポイント2点を科した。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、バトンはもちろんこれが初。

またいまのところバトンのF1参戦も今回限りのものとなっていることから実質的にペナルティの影響はないことになる。

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2017/05/28

モナコGPはベッテル優勝、フェラーリが1-2フィニッシュ

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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28日(日)午後、モナコGPの決勝レースが行われた。
セッション直前の天候は晴れ、気温25度、路面温度49度、湿度57%でコースはドライコンディションと報告されている。
ペナルティで最後尾スタートのバトン(マクラーレン)は一部作業の追加もありピットスタートを選択した。
またザウバーの2台がスーパーソフトで、他はすべてウルトラソフトタイヤでのスタート。

レース序盤、同じ作戦でピットインしたウェーレイン(ザウバー)とバトン(マクラーレン)だったがあわや接触の危機、ウェーレイン(ザウバー)は「アンセーフ・リリース」により5秒加算のペナルティが言い渡された。
16周目、10位辺りを走っていたヒュルケンバーグ(ルノー)が白煙を吐いてストップ、イエローコーションに。

1ストップのピットインタイミングでライコネンとベッテルが順位を入れ替えリーダーはベッテルに代わる。
61周目、ウェーレイン(ザウバー)がトンネル手前でバトン(マクラーレン)と接触、タイヤが乗り上げてウェーレインは横転、セーフティカーが入った。
隊列を整える際にセーフティカーの前に出ようとしたエリクソン(ザウバー)がガードレールにクラッシュ、ザウバーは一気に2台とも戦列を去った。
67周目にレース再開。
ポイント圏内の10位を走っていたバンドーン(マクラーレン)がエリクソン同様にコースオフ、これでマクラーレン・ホンダも全滅に。
さらにペレス(フォース・インディア)と接触したクビアト(トロ・ロッソ)がマシンを損傷してリタイヤ、さらにストロール(ウィリアムズ)もストップ。

78周のレースを制したのは2番手からスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル。
今季第3戦バーレーンGP以来の3勝目で自身通算45回目。
フェラーリがここモナコで勝利したのは2001年のミハエル・シューマッハ以来。
2位はポールスタートのライコネン。
フェラーリ・チームの1-2フィニッシュは2010年のドイツGP以来になる。
3位リカルド(レッドブル)、4位ボタス(メルセデス)、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位サインツ(トロ・ロッソ)、7位ハミルトン(メルセデス)、8位グロージャン(ハース)、9位マッサ(ウィリアムズ)、10位マグヌッセン(ハース)までがポイント獲得。
以下、11位パーマー(ルノー)、12位オコン(フォース・インディア)、13位ペレス(フォース・インディア)、14位ストロール(ウィリアムズ)、15位クビアト(トロ・ロッソ)までが完走扱い。
リタイヤはバンドーン(マクラーレン)、エリクソン(ザウバー)、バトン(マクラーレン)、ウェーレイン(ザウバー)ヒュルケンバーグ(ルノー)。

モナコGP決勝レースの結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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ピットレーン走路違反でベッテル(フェラーリ)に戒告

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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モナコGPのレーススチュワード(競技委員)はビデオ判定の結果、27日(土)行われた公式予選セッション中にフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルがピットレーン出口の規制ラインを越えて走行したとして戒告処分を科したことを明らかにした。

戒告処分は累計3回に達するとペナルティ・ポイントに加算されることになっているが、ベッテルへの戒告ペナルティはこれが初になる。

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モナコGP修正スターティンググリッド

モナコGPのレーススチュワード(競技委員)はバンドーン(マクラーレン)に対して前戦スペインGPでのアクシデントによるグリッド3番降格のペナルティ、またバトン(マクラーレン)にはパワーユニット交換による15番降格のペナルティを科したことから、次のように決勝レースのスターティンググリッドを修正した。

1. ライコネン(フェラーリ)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. ボタス(メルセデス)
4. フェルスタッペン(レッドブル)
5. リカルド(レッドブル)
6. サインツ(トロ・ロッソ)
7. ペレス(フォース・インディア)
8. グロージャン(ハース)*
9. クビアト(トロ・ロッソ) *
10. ヒュルケンバーグ(ルノー) *
11. マグヌッセン(ハース) *
12. バンドーン(マクラーレン) *
13. ハミルトン(メルセデス) *
14. マッサ(ウィリアムズ) *
15. オコン(フォース・インディア) *
16. パーマー(ルノー) *
17. ストロール(ウィリアムズ) *
18. ウェーレイン(ザウバー) *
19. エリクソン(ザウバー) *
20. バトン(マクラーレン) *

* 印は変更のあったドライバー

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健闘バトン(マクラーレン)、しかしペナルティのとばっちり

Jenson Button (C)McLaren Group
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かつてブラウン・グランプリ時代にここモナコで優勝経験もあるマクラーレン・チームのジェンソン・バトンだったが、せっかく勝ち得た9番グリッドにもかかわらず、明日の決勝レースではペナルティにより最後尾の20番グリッドからのスタートということになる。

しかしこれはバトン自身に責があるものではなく、こうしたペナルティがドライバーに対してではなくマシンに対して与えられるからだ。
つまりバトンはこれが今季初レースであるもののアロンソがすでに規定の数のパワーユニットを消化してしていたため木曜日にいきなりこのペナルティに該当する交換を強いられたもの。

これについてバトンは、「せっかく予選で頑張ったのに、このペナルティは痛い。
レース前から戦意を喪失させるよね。
バンドーンも同じくペナルティを科されるけれど、それがなければ二人ともトップ10圏内からのスタート。
このモナコでは十分にW入賞のチャンスだったのに、ほんとうに残念だよ」

このコースで最後尾からのスタートはとてつもないハンディキャップとなりそうだ。

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予選Q2敗退のハミルトン(メルセデス)、「話す気にならない」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ポールポジションどころかのさかの予選Q2敗退で14番グリッドと、昨年のベルギーGP(21位)以来となる後位になったが、ベルギーの時はすでにペナルティが決まっていたという事情があった。

今回は1回目、2回目のアタック共にベストタイムを出すのに失敗、セッション最後のアタックではバンドーン(マクラーレン)のクラッシュで出たイエローフラッグに邪魔されることとなったもの。

「ガッカリなんていうものじゃないよ。
ショックが大きすぎて、こうして話しているのも辛いくらいさ。
イエローがなければ?
今さらそんなことを考えても仕方ない、現実にそういうことになってしまったんだから。
明日の決勝レースでは頑張るよって言いたいところだけれど、ここはモナコだからね。
明日はせいぜいポイントが取れるところ(10位以内)を目指すしかない。
悲しいけれど、もう週末が終わった気分だよ」

チームでは、「どこかに原因がある筈なので、これからマシンを詳細にチェックしたい」とした。

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2017/05/27

モナコGP予選、ライコネン(フェラーリ)が9年ぶりポール獲得

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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27日(土)午後、モナコGPの公式予選が引き続きドライコンディションのもと行われた。

ここまで好調のフェラーリ勢、とりわけキミ・ライコネンのポールポジション獲得がなるか注目されたが、みごと期待に応え2009年のフランスGP以来の実に129戦ぶりという快挙を成し遂げた。
ライコネンのポールは自身通算17回目、しかもモナコGPということに価値がありそうだ。

2番手はポールこそ逸したものの0.043秒差でチームメイトのセバスチャン・ベッテルが入り、フェラーリ勢のフロントロウ独占となった。
3番手ボタス(メルセデス)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手サインツ(トロ・ロッソ)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手グロージャン(ハース)、9番手に半年ぶりF1復帰のバトン(マクラーレン)、10番手がQ2でのクラッシュで走れなかったバンドーン(マクラーレン)というトップ10になった。

ただ既報のように残念ながらマクラーレン・チームの二人はバンドーンがスペインGPでのマッサとのクラッシュにより3グリッド降格、またバトンもパワーユニット交換によりグリッド15番降格のペナルティが言い渡されている。

明日は現地時間:14時(日本時間:21時)から78周による決勝レースがスタートする。

モナコGP公式予選の結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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予選Q2、バンドーンがクラッシュ、ハミルトン脱落

引き続きモナコGPは15分間の予選Q2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

7番手と公式予選タイムをマークしていたバンドーン(マクラーレン)がプールサイドでクラッシュ。
この段階でまだベストタイムを出せていなかったハミルトン(メルセデス)がこのあおりを食ってQ2敗退するハプニングとなった。

トップはライコネン(フェラーリ)で1'12.231がベスト。
2番手ベッテル(フェラーリ)で0.218秒差。
3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手グロージャン(ハース)、7番手バンドーン(マクラーレン)、8番手サインツ(トロ・ロッソ)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手がバトン(マクラーレン)でここまでがQ3進出となった。

ここで敗退となったのはクビアト(トロ・ロッソ)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、マグヌッセン(ハース)、ハミルトン(メルセデス)、そしてマッサ(ウィリアムズ)の5台になった。

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予選Q1、バンドーン(マクラーレン)が初のQ2進出果たす

27日(土)午後、モナコGPの公式予選Q1がスタートした。
セッション直前の天候は晴れ、気温25度、路面温度は51度まで上昇、湿度40%、コースはドライコンディションと報告されている。
ここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。

なお期待のマクラーレン・チームだが、残念ながらバンドーンはスペインGPでのマッサとのクラッシュにより3グリッド降格、またバトンはパワーユニット交換によりグリッド15番降格のペナルティが言い渡されている。

午前のセッションでクラッシュしたオコン(フォース・インディア)は修復が続けられていたが、10分ほど遅れてコースイン。
ミラボーでグロージャン(ハース)がスピン、危うくサインツ(トロ・ロッソ)とあわやのアクシデントに。

トップはフェルスタッペン(レッドブル)で1'13.078のベストタイム。
2番手ベッテル(フェラーリ)で0.012秒差、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手バンドーン(マクラーレン)。
バンドーンのQ2進出は今季初の快挙になる。
7番手サインツ(トロ・ロッソ)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手マグヌッセン(ハース)、10番手ハミルトン(メルセデス)、11番手バトン(マクラーレン)、12番手グロージャン(ハース)、13番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、14番手マッサ(ウィリアムズ)、15番手クビアト(トロ・ロッソ)までがQ2進出。

ここで敗退となったのはオコン(フォース・インディア)、パーマー(ルノー)、ストロール(ウィリアムズ)、ウェーレイン(ザウバー)、パンクしたエリクソン(ザウバー)の5台。

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モナコGPフリー3回目はベッテル(フェラーリ)が最速タイム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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27日(土)、公式予選を前にモナコGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温24度、路面温度36度、湿度は40%でコースはドライコンディションと報告されている。

セッションがあと8分ほどというところでオコン(フォース・インディア)がプール出口のシケインでガードレールにクラッシュしてバーチャル・セーフティカーに。
再開された残り時間はわずか4分だけとなった
60分のセッション終了直後、リカルド(レッドブル)が1コーナーでコースオフ。
無線ではブレーキトラブルと訴えた。

トップタイムはベッテル(フェラーリ)で1'12.395、これにチームメイトのライコネンが0.345秒差で続き、公式予選を前に跳ね馬の1-2となった。
3番手ボタス(メルセデス)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手リカルド(レッドブル)、7-8番手サインツ&クビアトトロ・ロッソ勢、9番手マグヌッセン(ハース)、10番手にバンドーン(マクラーレン)が飛び込んだ。
なおバトン(マクラーレン)はチームメイトに続く11番手。

このあと現地時間:14時(日本時間:21時)から注目の公式予選が行われる。

モナコGPフリー走行3回目の結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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思わぬ不評、ハースF1『VF-17』の新カラーリング

Haas 『VF-17』(C)Haas F1 Team
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ハースF1チームはモナコGPを前にして『VF-17』の新カラーリング採用を明らかにしたが、実物が披露されたフリー走行初日ではあまり評判が良くなかったようだ。

今回『VF-17』は全体のグレーの基調は変わらないが、レッドの部分がホワイトに変更されるなど全体に地味になった印象。

これについて同チームのギュンター・シュタイナー代表は、「今回の変更はFIAから指示があったカーナンバーとドライバー略称の大型化をきっかけにして行われたもの。
全体に、テレビに映ったときハースのロゴを際立たせたかった」と説明したが、思わぬ『逆風』については「ジーン・ハース(オーナー)が複数の案から採用したもの」と、釈明した。

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F4での事故を受け、F1マシンのジャッキアップポイントを修正

Haas 『VF-17』(C)Haas F1 Team
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今週のモナコGPを前に、FIA(国際自動車連盟)はF1マシンのジャッキアップポイントの修正を各チームに命じていたことを明らかにした。

それによればイギリスのF4レースで起きた事故では追突したマシンのノーズが先行マシンに突き刺さった形になったためドライバーの救出に想定外の時間が掛かったという。
若手ドライバーのビリー・モンガーはこのため両足切断という深刻な結果になったため、F1でもこれを繰り返すことがないよう緊急指示が行われたもの。

すべてのチームがこれに該当する訳ではないというが、ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表は、「われわれのマシンはこの必要性を感じたので緊急に対処する作業を強いられた。
しかしこの件でのFIAの対応はモーターレーシングにおいて正しいものだ」として、前向きに受け入れたことを明らかにした。

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マルキオンネ会長(フェラーリ)、「ベッテルとの来季契約は白紙」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームに2015年以来の勝利をもたらせただけでなく、目下ドライバーズ部門ではチャンピオンシップをリーズするという活躍をみせているセバスチャン・ベッテルだが、現在の契約は今シーズン末までとされる。

これについて問われたフェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、「来季もベッテルが残留するかどうかは本人次第」との見方を示した。

「去年行った彼との契約交渉は難しいものだった。
なぜならわれわれには戦闘力が不足し、彼の期待に応えるレベルにはなかったからだ。
しかし今シーズンは十分ライバルと戦えるだけのパフォーマンスがあるし、実際に勝利も重ねてきている。
われわれは十分戦闘力があるマシンを用意できたので、後は彼のほうにその後の選択権はある」

一見、突き放したような口ぶりだが、その裏には契約延長への自信があるようだ。

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2017/05/26

バトン(マクラーレン)、「インストレーションラップで笑みが出た」

Jenson Button (C)McLaren Group
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ほぼ半年ぶりとなるF1復帰を果たしたマクラーレン・チームのジェンソン・バトンは、注目のモナコGPフリー走行初日で1回目が14番手、2回目は12番手とまずは順調な滑り出しをみせた。

「午前のセッションでマシンに乗り込みコースに出たとき、インストレーションラップで思わず笑みが出てしまったよ。
別にF1に乗れなくて淋しかった訳じゃないけれど、なんかこうして復帰してみると久しぶりのドライビングがとても楽しかったんだ。
コクピットからライバルのマシンを見ると、去年よりずっと大きいのに驚かされたね。
去年よりスピードが高いし、バリアに近づくには度胸が要るけれど、次第に感覚は取り戻せると思っているよ。
これからエンジニアとデータを分析して、土曜日にはもっと改善できることだろう」

午前12番手、午後11番手だったチームメイト(ストッフェル・バンドーン)にはまだ後れを取っている。

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ライコネン(フェラーリ)、ピットレーン速度違反で2度罰金

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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モナコGPのレーススチュワード(競技委員)は、25日(木)に行われたフリー走行セッションでキミ・ライコネンに2度に渡るピットレーン速度違反があったとして、フェラーリ・チームに対し罰金200ユーロ(約2万5千円)と罰金400ユーロ(約5万円)をそれぞれ科したことを明らかにした。

それによればライコネンは今回制限60キロのところを午前の1回目セッションでは61.7キロで、また午後の2回目セッションでは63.4キロで走行したとのことだ。

他に一人も違反者がいなかったため、余計にライコネンのあせりが目立つこととなった。

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初日最速のベッテル(フェラーリ)、メルセデスAMGを警戒

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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フリー走行初日にして昨年のポールポジション・タイムを軽々と破ってみせたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルだが、逆にフリー走行2回目で8-10番手と1回目の1-4番手から大きく後退したライバル・メルセデスAMG勢のペースに疑問を投げ掛けた。

「フリー走行ではそれぞれのチームで異なったプログラムをするから、一概にタイムを比べても意味がない。
トト・ウォルフ(メルセデス)はセッティングがうまくいかなかったとか言ってるらしいけれど、どうせ三味線を弾いているんだろう。
明日の公式予選になればまた突然ペースを上げる筈さ。
そんなスタンドプレーに惑わされず、僕らは僕らの仕事を淡々と進めるだけ」と、ベッテル。

それでも初日のベッテルのタイムはこの1分12秒台という短いコースで2番手のリカルド(レッドブル)に0.487秒という大差を付ける圧倒的なもの。
8番手だったハミルトン(メルセデス)とは丸1秒以上の差があり、通常であれば簡単に追いつけるタイム差ではないのだが。

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2017/05/25

モナコGPフリー2回目、ベッテル(フェラーリ)最速、バトン12番手

Jenson Button (C)McLaren Group
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25日(木)、引き続きF1第6戦モナコGPのフリー走行2回目セッションが現地時間14時(日本時間:21時)から行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温22度、路面温度39度、湿度は68%、コースはドライコンディションと報告されている。

セッション開始、真っ先にコースインしたのは午前の1回目にマシントラブルで走れなかったヒュルケンバーグ(ルノー)とエリクソン(ザウバー)だった。
早々とオコン(フォース・インディア)がミラボーでガードレールにヒット、パーマー(ルノー)がトンネル手前でストップ、さらにカジノでエリクソン(ザウバー)がヒットするなど各車アグレッシブに攻めるようになった。

そんな中、残り36分ほどのところでここモナコ初体験のストロール(ウィリアムズ)が3コーナーでガードレールに激しくクラッシュ、いったんバーチャル・セーフティカーとされた後セッションは赤旗中断、残り30分でセッションは再開された。

ここで最速となったのはベッテル(フェラーリ)でついにベストタイムをただ一人12秒台の1'12.720をマーク。
2番手のリカルド(レッドブル)は0.487秒の大差を付けられた。
以下3番手ライコネン(フェラーリ)、4-5番手に急浮上したトロ・ロッソのクビアト&サインツ、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手多くの時間をロングランに費やしたハミルトン(メルセデス)、9番手マグヌッセン(ハース)、10番手がボタス(メルセデス)だった。
マクラーレンはバンドーン11番手、バトン12番手。
またパーマーとストロールはガレージで多くの時間を過ごした。

モナコGPフリー走行2回目の結果はこちら
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モナコGPフリー1回目、ハミルトン(メルセデス)が僅差でトップ

Monaco Image (C)Ferrari S.p.A
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25日(木)、2017年F1第6戦モナコGPのフリー走行1回目セッションが現地時間10時(日本時間:17時)から行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温21度、路面温度30度、湿度69%、コースはドライコンディションと報告されている。
このセッショでのドライバー交代はないが、既報のようにマクラーレン・チームでは今回フェルナンド・アロンソに代え、ジェンソン・バトンが1戦限りの復帰を果たしている。
なお今回から一部のシケイン内側に黄色くペイントされたさらに一段高い段差が設けられていて、これをまともに乗り越えるとサスペンションにダメージがありそうだ。

昨年よりスピードは上がったもののクラッシュ等はなく無事90分間のセッションが終了。
最後は恒例のスタート練習が行われた。
トップタイムをマークしたのは昨年のウィナーでもあるハミルトン(メルセデス)で1'13.425のベストタイム。
これにベッテル(フェラーリ)が0.196秒差で続き、3番手にはフェルスタッペン(レッドブル)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手昨年のポールシッターのリカルド(レッドブル)、6番手クビアト(トロ・ロッソ)、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、そして10番手がオコン(フォース・インディア)の順。

マクラーレンはバンドーンが12番手、慎重に周回を重ねたバトンは14番手だった。
なおルノーのヒュルケンバーグとザウバーのエリクソンは共にマシントラブルでノータイムに終わっている。

モナコGPフリー走行1回目の結果はこちら
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アラン・プロスト氏、「アロンソのルノー・チーム復帰は非現実的」

Alain Prost (C)Williams F1
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マクラーレン・チームでの不振を受け、かつてタイトル獲得を果たした古巣のルノー・チームに復帰するのではないか、と噂が流れるフェルナンド・アロンソについて、そのルノーでスペシャル・アドバイザーを務めるアラン・プロスト氏(61歳:フランス)が、疑問を投げ掛けている。

これはイギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』に語ったもの。
その中でこの元4回のF1チャンピオンは、次のように語った。

「アロンソがF1で走るモチベーションは、もちろんのこと優勝でありタイトル獲得にある。
しかし今のルノーのレベルで、彼の夢を果たすことは無理だろう。
再びアロンソをルノーの黄色いマシンに迎えるというのはロマンチックなことではあるが、われわれは現実的にならなくてはいけないよ」

ルノー・チームが最後に優勝したのは2008年の日本GP(富士スピードウェイ)まで遡るが、その時のドライバーがアロンソだった。

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バトン(マクラーレン)、モナコ一戦限りの復帰に意欲

Jenson Button (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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事前のテストもまったくなしでモナコGPで復帰をすることについて一部に批判の声も聞かれるマクラーレン・チームのジェンソン・バトンだが、本人は何の問題もないことをあらためて強調した。

「パワーで劣るとされるマクラーレン・ホンダだから、マシンの性能差か表れにくいモナコGPというのは最もポイント獲得の可能性が高いんじゃないか。
確かに難しいコースだけれど、僕はここで20回近くもレースしているし、何よりこの街に住んでいるんだ。知り尽くした所だよ、何も問題ない。
それに一戦限りのカムバックなんて、実に面白いことじゃないか。
いったんコクピットに収まったら、自分のベストを尽くす。
それがレーシングドライバーというものさ」

言うまでもなく、バトンは2009年のモナコGPウィナーである。

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モナコGPの週末はいずれも雨の心配はなし

今週末第6戦モナコGPが行われるモンテカルロ地方の天気について、地元気象台は3日間いずれもおおむね晴れで雨の心配はないとしている。
なお衆知のようにモナコGPだけは木・土・日という変則スケジュールで行われる。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
5月25日(木) フリー走行 晴れ時々曇り 18- 22度 66%
5月27日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 17- 22度 59%
5月28日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 18- 22度 61%

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2017/05/24

モナコGPのスチュワード(競技委員)にデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるモナコGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(62歳:イギリス)をあてたことを明らかにした。

元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏のスチュワード就任は今季開幕戦オーストラリアGPに続くもので通算16回目となる。

F1では1981年サンマリノGPで当時のトールマンからデビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利した。
またシルバーストーン・サーキットの保有者でもある英国BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表を務めていることでも知られる。

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ロングホイールベースのメルセデス『W08』モナコGPで正念場

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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今季ここまでの5戦で4回のポールポジションと、今年もスピードをみせつけるメルセデスAMGチームだが、その一因に『W08』の特徴である長いホイールベースがあるとされている。

しかしこれは前戦スペインGPのバルセロナ・サーキットのようなコースでは安定した走りで有利に働くものの、今週行われるモナコGPのようなタイトな市街地コーナーが続くコースでは逆に不利になるのでは、と懸念されているもの。

これについて同陣営の首脳は「残念ながらモナコでは(ライバルである)フェラーリのマシンのほうにアドバンテージがあるのではないか。
もしここで後れを取るようだと、他の市街地コースであるシンガポールあたりでも苦戦を強いられかねない」と、警戒感を示した。

注目のモナコGP公式予選は27日(土)に行われる。

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ルノー・チーム、ジョリオン・パーマーの不調を懸念

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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再びワークス体制となって2年目、ルノー・チームはここまでの5戦で3回の入賞を果たし、すでに昨季21戦の結果に並ぶパフォーマンスをみせている。

しかし3回はいずれも今季フォース・インディアから迎え入れたニコ・ヒュルケンバーグによるもので、残留したジョリオン・パーマーのほうはまだ1度もポイント圏内でのフィニッシュがない。

これについて同チームのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは次のような懸念をみせている。

「パーマーが苦戦している理由はわからない。
全体に金曜日の段階では調子が良くても、土曜日になるとうまくいかない気がする。
マシンは何も変わっていないにも関わらずだ。
土曜日がうまくいかないと、それを日曜日まで引きずってしまうケースが多い。
ただ昨年も彼はスロースターターで、シーズン後半のほうが成績は良かった。
だからシーズンが進むに従って彼は調子を取り戻してくれるだろう。
そう期待しているよ」

そうした中、注目される次戦モナコGPだが、昨年は予選18位、決勝もスタート直後にクラッシュとほろ苦いものだった。

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2017/05/23

インディ500予選アタックの佐藤琢磨、「ウォールに接触した」

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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インディアナポリス・モータースピードウェイで行われた2017年インディ500レースの公式予選で、ンドレッティ・オートスポーツの佐藤琢磨(ホンダ)は自身最高位、また日本人選手としてもこれまでで最高となる4番グリッドを獲得した。

4ラップ平均で行われたアタックで、佐藤琢磨は1ラップ目が232.171、2ラップ目231.599、3ラップ目230.929、4ラップ目230.768で、アベレージ231.365マイルを記録した。

「最大限プッシュしたけれど、3ラップ目と4ラップ目はウォールに軽く接触したくらいギリギリだった。
昨日の予選では2番手だったから、もちろんフロントロウに入りたいとは考えていたけれど、でもセカンドロウなら上々さ。
ここからスタートできるなんて、ほんとうにうれしいよ。
決勝レースは長いし、予選とはまた全くの別物だけど、僕らのマシンは戦闘力があるので日曜日には実際にそれを証明したいね」と、今やインディカーでもベテランとなった佐藤琢磨。

なお、隣(予選5番手)には話題のフェルナンド・アロンソが並ぶ。

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2018年マクラーレンへのメルセデス・エンジン供給話は立ち消え

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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3年間に渡る苦闘を経て、2018年シーズンから再びマクラーレン・チームはメルセデス・エンジンの供給を受けるのではないか、という噂が流れていたが、FIA(国際自動車連盟)への届け出期限である5月15日(月)を過ぎても何の発表もなく、立ち消えになった模様だ。

これについて、当初から否定的な見解を示していたメルセデス・モータースポーツでCEO(最高経営責任者)を務めるニキ・ラウダ氏は次のようにドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』に語っている。

「いろいろな噂が流されていたようだが、はっきり言って2018年マクラーレン・チームにわれわれが再びエンジン供給するなんていうことはないよ。
数年前ならともかく、いまわれわれはライバル(フェラーリ)との間で熾烈なチャンピオンシップを戦っている。
それをわざわざさらにライバルを増やす必要などないからね。
われわれはいま自分自身の戦いに100%集中しなくてはならないんだ」と、F1レジェンド。

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ボタス(メルセデス)、スペインGPのトラブルはターボに原因

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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先のスペインGP決勝レース、3位を走りながらも39周目に突然白煙を上げてストップしたバルテリ・ボタス(メルセデス)だが、トラブルの原因がパワーユニットのターボチャージャーだったとチームが明らかにした。

ロシアGPで移籍後初勝利を飾ったばかりのボタスだったが、スペインではそのまま3位フィニッシュすれば得られる筈だった貴重な15ポイントを逃がす結果となった。
スペインGPでは搭載していたパワーユニットに水漏れが見つかり、今季序盤の4レースで使用したものに戻して臨んだが、これが裏目に出たことになる。

昨季までとは異なり今シーズンのメルセデスAMGチームはライバルチームとも熾烈な戦いを演じていて、メカニカルな部分でも厳しく凌ぎを削るレースが続いている。

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2017/05/22

インディ500予選、佐藤琢磨4番、アロンソ5番グリッドに

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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21日(日)(日本時間:22日)、インディアナポリス・モータースピードウェイで行われた2017年インディ500レースのトップ9グリッドを決める公式予選2日目で、日本の佐藤琢磨(ホンダ)がみごと4番グリッド、またスポット参戦で注目のフェルナンド・アロンソ(ホンダ)も5番グリッドを獲得した。
これにより28日(日)行われる決勝レースでは、共にセカンドロウに並んでスタートすることになる。
今年8回目の参戦となる佐藤琢磨にとってこれは最高位。

グリッド最前列はスコット・ディクソン(ホンダ)、エド・カーペンター(シボレー)、そしてアレクサンダー・ロッシ(ホンダ)の3人が並んだ。

インディ500予選2日目の結果はこちら

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ロス・ブラウン氏、F1ルール改正に向けプロジェクトチーム

Image (C)Renault F1
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F1改革に向け積極的な姿勢をみせる新オーナーのリバティ・メディアは、ロス・ブラウン/モータースポーツ担当取締役のサポート役としてテクニカル・ディレクター・クラスのトップ・エンジニア二人を指名し、プロジェクトチームを結成することを明らかにした。

指名されたのは元ロータス・チームのジェイソン・サマービル氏、そして元ウィリアムズ・チーム等のグレイグ・ウィルソン氏の二人。
サマービル氏がエアロダイナミックスのエキスパートであるのに対し、ウィルソン氏はシャシー面の専門家だ。

ロス・ブラウン氏はこれらの手助けとアドバイスを受けながら、難事業であるF1の具体的な改革に取り組むことになる。

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シルバーストーン(イギリスGP)、なおも厳しい財政事情

Silverstone Circuit (C)Mercedes Motorsports
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イギリスGPの開催地であるシルバーストーン・サーキットは、モンツァ(イタリアGP)と並ぶ由緒あるコースだが、依然として財政難に悩んでいるようだ。

そのためイギリスGPの開催を2019年を最後に返上するのではないか、と一部に伝えられていて、シルバーストーンの保有者であるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のジョン・グラント/CEO(最高経営責任者)は、あらためてF1の新オーナーである『リバティ・メディア』による救済に期待を示している。

「現在の情勢が続けば2019年以降のイギリスGP開催は困難。
しかしこうした状態に追い込んだ原因が不当に高い開催権料であることをリバティ・メディアは理解しているのでこれを追い風にしたい」と、訴えた。

現代F1がスタートした1950年以来、イギリスGPが行われなかったシーズンはこれまで一度もない。

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2017/05/21

佐藤琢磨(ホンダ)、インディ500予選1日目2番手に

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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19日(土)(日本時間:20日)、インディアナポリス・モータースピードウェイで行われた2017年インディ500レース公式予選1日目で、日本の佐藤琢磨(ホンダ)がみごとフロントロウに相当する2番手スピード(230.382マイル)を記録した。

ポールポジションはシボレー・エンジンのエド・カーペンターで230.468マイル。
また注目のフェルナンド・アロンソも初のインディカー挑戦で堂々7番手(230.034マイル)を記録、上位9台による2日目のポール決定戦への出場権を獲得した。

インディ500予選1日目の結果はこちら

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インディ500予選は波乱の幕開け

マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソが参戦したことでF1ファンの間でも注目を集めているインディ500レース公式予選だが、開始前に雨に見舞われたこと、またセッション開始後、元トロ・ロッソのF1ドライバーであるセバスチャン・ボーデが激しいクラッシュ劇を演じたことらによりスケジュールは大幅に遅れている。

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ピレリタイヤ、イギリスGPからハードタイヤを除外へ

Pirelli 2017 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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今年のイギリスGPでは、ハードタイヤが準備されたタイヤの1種として設定されていたが、ピレリタイヤはこれを外す方針を明らかにした。

これは、今年のハードタイヤが初めて投入されたスペインGPで、「硬すぎてレースでの使用は現実的でない」とドライバーらから不満の声が出ていたことを受けて判断されたもの。
実際、スペインGPでは使用されなかった。

ピレリタイヤのマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、「スペインGP後にミラノの本社で検討会議を行った結果、計画の変更が必要であるとの結論に達した。
これによりイギリスGPでは当初の組み合わせを見直し、ミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトという3種類のタイヤを持ち込むことになるだろう」とした。

この結果、今シーズン、ハードタイヤが投入される可能性があるとみられるのは鈴鹿サーキットくらいとみられるが、これについて同氏は「鈴鹿はシーズンの後半であり、まだ情勢が変化する可能性がある。
もうしばらく様子を見ないと何とも言えない」と、慎重な姿勢を崩さないでいる。

専用サーキットとして歴史のある鈴鹿は路面のグリップ力が高く、タイヤに高い耐摩耗性を要求するとされている。

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マクラーレン首脳、復帰バトンの本気度を強調

Monaco GP Image (C)Sahara Force India F1
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アロンソのインディ500レース挑戦に伴いその代役としてモナコGPに1戦限りのF1復帰を果たすジェンソン・バトン(マクラーレン)だが、その本気度に疑問を投げ掛ける向きも多い。
というのも、バトンは復帰が決まったあと行われたバーレーン合同テストにも参加することがなかったからだ。

しかしこうした指摘についてマクラーレンでCOO(チーフ・オペレーション・オフィサー)を務めるジョナサン・ニール氏は、次のように反論した。

「そうした批判があるのは知っている。
面白いジョークだとは思うが、だがそんな見解にわれわれは同意できないね。
テストにこそ参加しなかったが、バトンは独自にシミュレーターでトレーニングを重ね、またクルマやタイヤ、ブレーキなど個別の項目についても理解を深めている。
何より、モンテカルロはドライバーのテクニックが物を言う特殊なコース。
大好きなトライアスロンで体力も問題ないし、そして彼はここで優勝したこともあるんだ。
彼より適当なピンチヒッターを私は思い浮かばないね」

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2017/05/20

ロス・ブラウン氏、「ベッテル(フェラーリ)活躍がF1に好影響」

Ros Brawn (C)Ferrari S.p.A
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メルセデスAMGチームの活躍だけが目立った数年に比べ、今シーズンここまでフェラーリ・チーム、とりわけセバスチャン・ベッテルが堂々と渡り合い、F1の人気も再び盛り上がりつつあるとされる。

こうした状況について今季リバティ・メディアの買収からF1モータースポーツ担当取締役に就任したロス・ブラウン氏は次のようにこれを歓迎する見解をドイツの『スポルト・ビルト』誌に示した。

「ベッテルの今シーズンの活躍は間違いなくF1にとって素晴らしい効果を及ぼしている。
彼がフェラーリのマシンをドライブしていることもそれに輪を掛けているね。
良きにつけ悪しきにつけ、F1といえば紅い跳ね馬マシンと共にあったのが事実だからね。
お陰で多くのファンがまたF1に関心を持ってくれているようだ。
なんとかこのバトルがシーズンの最後まで続いて欲しいと願っているよ」

稀代の王者であるミハエル・シューマッハのフェラーリ黄金時代を支えたのがこのブラウン氏だった。

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インディ500プラクティスで佐藤琢磨3番手、アロンソ4番手

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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19日(金)、インディ500レースのプラクティス5日目・ファストフライデーが行われ、アンドレッティ・オートスポーツの佐藤琢磨が3番手(231.969マイル)、同じくアンドレッティ・オートスポーツのフェルナンド・アロンソが続く4番手(231.827マイル)につけた。

トップはデイル・コイン・レーシングのセバスチャン・ボーデ(233.116マイル)、2位は佐藤琢磨と同じアンドレッティ・オートスポーツのライアン・ハンタレイ(232.132マイル)で、上位4台をすべてホンダ・パワーが占めた。
(5位はシボレー陣営チーム・ペンスキーの元F1ドライバー、ファン・モントーヤの231.682マイル)

このあと20日(土)にトップ9台が、続く21日(日)のポールデーで33位までのグリッドが決定する。

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ハースF1チーム、『VF-17』のカラーリング修正

Haas 『VF-17』(C)Haas F1 Team
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ハースF1チームは来週の第5戦モナコGPを前に、『VF-17』のカラーリングを一部変更することを明らかにした。

それによればこれまで赤が目立ったフロントノーズやリヤウィング、そしてサイドポンツーンのHAASのロゴも目立たないホワイトなものに変更されている。

同チームのギュンター・シュタイナー代表は「FIA(国際自動車連盟)から指示されたカーナンバー&ドライバー表記の大型化を機会に一新した」と説明するが、基本的にシーズン途中のカラーリング変更は珍しい。

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フォース・インディア、カーナンバー表記修正も不満吐露

Image (C)Sahara Force India F1
F1改革の一環としてFIA(国際自動車連盟)が主導したカーナンバー表記の大型化について、初めて導入したスペインGPでは不十分であるとして、執行猶予付きの罰金を科せられたフォース・インディア・チームは、改善したことを明らかにした。

ただ、対応したとはいうものの、同チームでは「F1活動をするためにはスポンサー資金の確保が不可欠でそのたるのスペースが必要。
われわれとしてはあくまでもスポンサーを大切にすることが優先事項」として、不満の一端を垣間見せている。

シーズン途中に変更を強いた今回の指導には問題もありそうだ。

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2017/05/19

アロンソ、インディ500プラクティスで4番手タイム

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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精力的にインディ500レース公式プラクティスに臨んでいるマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、3日目こそ雨で周回が制限されたもののコンディションが回復した4日目の18日(木)も順調に周回を重ねた。

全33人が参加したこの日、トップスピードをマークしたのはシュミット・ペテルソン・モータースポーツ(ホンダ・エンジン)のジェイ・ハワードで1周226.744マイルを記録。

注目のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)は全体の4番手にあたる225.619マイルをマークして関係者を唸らせた。
またアンドレッティ・オートスポーツの佐藤琢磨も全体の9番手と引き続き好調さをみせている。

インディ500プラクティス4日目の結果はこちら

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レッドブル、「オーストリアGPでのアップデートは必須」

Redbull Ring (C)Redbull Racing
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今シーズン、メルセデスAMGやフェラーリらと攻防を展開するとみられたレッドブル・レーシングだが、ここまでは一歩遅れた様相であることは否めない。
これについてレッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士はいらだちを隠せない様子だ。

「もちろんわれわれはレース毎にマシンに改善を加えている。
他チームと同じくスペインGPではかなりのアップデートを施したが、まだ十分ではない。
何より、(ルノー製)パワーユニットはその出力でライバルよりも劣っているのは明白なことだ。
われわれはルノーに対し何度も改善を要望しているが、信頼性に不安な部分があったということで今回もアップデートは先延ばしになっている。
できれば(パワー・サーキットである)カナダGPまでには修正版を供給して欲しい。
どんなに遅れても、われわれのホームグランプリである7月のオーストリアGPに間に合わせてもらうのは必須のことだ」

2014年に復活したレッドブルの本拠オーストリアGPだが、以降3年間いずれもメルセデスAMGチームに勝利を奪われているのが実情だ。

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ルノー・チーム、来季アロンソ復帰の噂に「聞いてない」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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F1伝統のモナコGPを欠場してまで参戦を明らかにしたインディ500レースだが、いまプラクティスに臨んでいるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の表情は生き生きしているようにみえる。

こうした状況を受け、以前から移籍の噂話が伝えられているルノー・サイドでの反応もいささか変化しつつあるようだ。
同陣営のシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターはアロンソについて次のように語っている。ように語っている。

「われわれのチームとアロンソについて、みんなが知りたがっているのは承知している。
彼がタイトルを獲得したのはいずれもルノー時代のことだったし、間違いなく関係は深い。
しかし大事なことは彼がいま何をしようとしているか、だ。
ほんとうに彼はまだF1で成功したいと望んでいるのかい。
ただ、チャンピオンだったというだけではこの世界は制覇できるものではないからね」

逆に、もしアロンソが今回のインディ500挑戦で成功すれば、新たなフィールドが拓けて来ることになるかも知れない。

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2017/05/18

F1、2輪モトGPとのカレンダー衝突回避で会談

MotoGP Image (C)Honda Racing
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スペインGPが行われた先週末、今年からF1でモータースポーツ担当取締役の要職を務めるロス・ブラウン氏が、2輪モトGPの幹部と会談、双方のレース・カレンダーがバッテイングすることの回避を目的に話し合ったことがわかった。

これまで両者はそれぞれ相手の分野に立ち入ることはなく、完全に別個のイベントとして行われてきたが、今年からF1の新オーナーとなったリバティ・メディアが繰り広げる改革の一環として検討材料に挙げられたもの。

双方ともグランプリの開催数が多いことから完全なカレンダーの分離は難しいとみられるが、こうしたことにも改革のメスを入れる、その姿勢には高い評価が与えられそうだ。

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アロンソ、インディ500プラクティス2日目も順調に周回重ねる

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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インディ500レース公式プラクティスに臨んでいるマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、走行2日目となる16日(火)も順調に周回を重ねた。

初日と同じくトータル32人のドライバーが参加したこの日、トップスピード(インディ500では1周の平均速度で比較)をマークしたのはチーム・ペンスキー(シボレー・エンジン)のウィル・パワーで1周224.656マイルを記録。

注目のアロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)はこの日最多となるトータル117ラップを周回、初入賞のトラフィックを経験しながら全体で24番手のスピードを記録した。
またアンドレッティ・オートスポーツの佐藤琢磨は全体の6番手と引き続き好調さをみせている。

インディ500プラクティス2日目の結果はこちら

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モニシャ・カルテンボーン(ザウバー/CEO)、『最高の母の日』

SauberTeam (C)Sauber Motorsport AG
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これまで4戦を終えノーポイントと苦しんだザウバー・チームだが、スペインGPでのパスカル・ウェーレインの初入賞により4ポイント獲得と、一気に昨年の倍にもなる戦績を残した。
レース後、同チームのモーターホームでは表彰台ではない、もう一つのシャンパン・ファイトが繰り広げられたという。

これを受け同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「素晴らしい母の日のプレゼントをもらった」と、その感激を表した。

「この結果はポイントの数字以上のものをわれわれにもたらせました。
今年はレギュレーションが変更となり、小さなプライベートチームであるザウバーにとってはとても厳しい環境になっていたからです。
もちろんまだライバルたちに追い付いたとは考えていませんが、これをいい契機にしたいと考えています」

折りしもスペインGP決勝レースが行われた5月の第2日曜日は『母の日』。
もちろん二人は親子ではないが、レース前にウェーレインからカルテンボーンさんに赤いバラがプレゼントされたという。

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2017/05/17

ベッテル(フェラーリ)、来季メルセデス移籍の可能性低下か

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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これまでまことしやかにささやかれてきたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の来季メルセデスAMGチーム移籍の密約だが、フェラーリ・チームの「思わぬ」活躍もあり、その可能性が低下したと言われている。

これについてベッテルの母国ドイツの元F1ドライバーであるマルク・スレール氏は、次のように語っている。

「もちろんF1最強のメルセデスAMGだったら、どんなドライバーだって契約できることだろう。
勝ちたくないなんて思っているドライバーは一人もいないんだからね。
今年はまだフェラーリとの契約があって出来なかったけれど、来年ならベッテルだって同じさ。
ハミルトンとベッテルの組み合わせなんて世界最強だろう」

とはいえ、そうした噂が広まったのはメルセデス・モータースポーツのニキ・ラウダ/CEOが意図して流したもの、との観測を示した。

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バトン(マクラーレン)、「本格復帰も選択肢の一つ」

Jenson Button (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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僚友アロンソのインディ500レース挑戦を受け、同日に行われるF1モナコGPへの代役参戦が決まっているマクラーレン・チームのジェンソン・バトンだが、場合によってはF1への完全復帰もあると語っている。

「実は今年僕がレギュラードライバーから外れたのを受けて、2チームから移籍の勧誘があったんだ。
でも僕はまだマクラーレン・チームのドライバーだから、それは断ったよ。
いまのところ今年僕が走るのはこのモナコだけだと思っているけれど、チームからの要望次第ではそれもわからない。
来年また僕がフルタイムのF1ドライバーであったとしても、何も驚きはないよ」

以前は復帰を完全否定していたバトン、あるいは心境の変化か。
なおバトンは初タイトルを獲得した2009年、当時のブラウン・グランプリ・チームでこのモナコGP勝利を飾っている。

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ルノー、タイヤテストにニコラス・ラティフィ起用へ

Nicholas Latifi (C)Renault Sport
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ルノー・チームは今週バルセロナ・サーキットで予定されるピレリタイヤのテストに、同チームのテスト&リザーブドライバーであるニコラス・ラティフィ(カナダ)を起用することを明らかにした。

ラティフィは1995年、トロント生まれの21歳。
カートや地元のトヨタ・レーシング・シリーズを経験したあと2012年イタリアF3にステップアップ。
その後F3ユーロシリーズやフォーミュラ・ルノー、GP2シリーズに参戦、2016年からテストドライバーに登録されていた。

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2017/05/16

アロンソ、インディ500プラクティスで順調な滑り出し

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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F1スペインGP直後、そのまま渡米して15日(月)のインディ500レース公式プラクティスに臨んだマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだが、一転したシチュエーションのオーバルコースにも関わらず順調な滑り出しで非凡なところをみせた。

トータル32人のドライバーが参加したこの日、トップスピード(インディ500では1周の平均速度で比較)をマークしたのはアンドレッティ家の3代目マルコ・アンドレッティで1周226.338マイルを記録。

初体験のアロンソは疲れも見せず、数いるルーキードライバーの中でも最上位となる223.025マイルで全体の19位、順応性の高いところを早くもみせつけた。
くた日本の佐藤琢磨も1周223.587マイルで10番手と好調。
(3車はいずれもホンダ・パワー)

今週はプラクティスを重ね、週末の土・日に28日(日)に行われる決勝レースのグリッドを決める公式予選が行われる。

インディ500プラクティス初日の結果はこちら

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メルセデス首脳、ハミルトンの「勝利戦略」を自讃

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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熾烈な優勝争いが繰り広げられている2017年のチャンピオンシップ、第5戦のスペインGPで今季2勝目を記録したルイス・ハミルトンについて、メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「戦略が功を奏した」と自讃した。

レースはフェラーリのセバスチャン・ベッテルとの一騎討ちとなったがその行方を左右したのはタイヤ交換戦略の違い。
最終スティントをミディアムタイヤで走ったベッテルに対しハミルトンはソフトタイヤで長い時間を耐える戦略を採用、結果的にこれによりハミルトンは今季2勝目を飾ることに成功した。

それでもウォルフ氏は「まだわれわれはポイントの上で挑戦者。
次戦以降もアグレッシブにチャレンジしていくしかない」と、陣営を引き締めた。

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アロンソ(マクラーレン)心ここにあらず、すでに渡米

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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スペインGP決勝レースを12位で終えたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、レースが終わると帰宅することなくその足で機上の人となりアメリカ大陸へと渡った。
もちろん、来週末行われるインディカー・シリーズの最高峰『インディ500レース』のプラクティス、そして公式予選走行のためだ。

伝統的に「5月第3週の月曜日」と定められている練習走行初日はスペインGP翌日の15日(月)。
週末にはいよいよ土・日の2日間に渡って公式予選が行われるが、今年のエントリーは33人でその意味では予選落ち(バンプアウト)の緊張感はない。
(グリッドは33台)
ちなみに日本人は今年も元F1ドライバーである佐藤琢磨がエントリーしている。

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ホンダ、大幅アップデート投入時期に遅れも

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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今季開幕から戦闘力不足に悩むホンダだが、当初カナダGPにも投入予定とされた改良型エンジンについて、時期が遅れる見通しを示唆した。

これはホンダF1プロジェクトの責任者である長谷川祐介氏が明らかにしたもので、それによればライバルらと比べ50馬力ほどあるとされるパワー不足を解消するため、エンジン・サーキットの一つとされるジル・ビルニューブ・サーキットで行われるカナダGPに大幅アップデートされた改良型パワーユニットを投入したいとしていたものの、いまのところ確信が持てないと消極的姿勢。

ベンチでは革新的な燃焼技術にトライして手応えを感じているものの、実車とのギャップがあり苦戦していると伝えられている。
なお一部にはメルセデス製パワーユニットにも関係するイルモア・エンジニアリングにアドバイスを求めているという報道もある。

マクラーレン・ホンダは今回のスペインGPでもオイル漏れによりアロンソがいきなりストップするなど苦しい状況をみせた。

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2017/05/15

メルセデスのルイス・ハミルトン、異なるタイヤ戦略で大接戦を制す 2 ストップが主流となった中、ザウバーのパスカル・ウェーレインが 1 ストップ戦略でポイント獲得 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2017 スペイングランプリ決勝
・高い性能を示したミディアムタイヤ、 摩耗とデグラデーションは抑制され、高温下での高速レースの鍵となる

2017 年 5 月 14 日、ムンマロー
メルセデスのルイス・ハミルトンが、最後まで大接戦を繰り広げたフェラーリのセバスチャン・ベッテルを抑え、 スペイングランプリを制しました。両ドライバーはともに 2 ストップ戦略を採りましたが、ハミルトンがソフト – ミディアム – ソフトと繋いだのに対し、ベッテルはソフト – ソフト – ミディアムと繋ぐ戦略を実行しました。

異なる戦略を採った両ドライバーは、トラック上及びピットストップで激しく競り合いましたが、最終的にはス ターティンググリッドの順番通りの結果となりました。温暖なドライコンディションが続き、レース終了時の路 面温度は 43℃でした。

ミディアムタイヤでスタートした 3 名のドライバー中、トロ・ロッソのダニール・クビアトは、最終列からのスタ ートからミディアム – ソフト – ソフトと繋ぐ戦略を使用してポイント圏内でフィニッシュしました。ザウバーのパ スカル・ウェーレインは、ソフトとミディアムをほぼ均等に使用する 1 ストップ戦略で 8 位(5 秒加算ペナルテ ィーを受けた結果)を獲得しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「ハミルトンは、第 2 スティントで使用したミディアム タイヤの低いデグラデーションと高い性能を活かして優勝しました。3 位を獲得したダニエル・リカルドも同じ 戦略を採りました。高い路面温度にもかかわらず、摩耗とデグラデーションは抑制されていました。ハミルト ンがラスト 2 周時点で叩きだしたファステストラップが昨年よりも 3.4 秒以上速かったという事実が、これを 裏付けています」

ピレリジャパン・プレスリリース

続きを読む "メルセデスのルイス・ハミルトン、異なるタイヤ戦略で大接戦を制す 2 ストップが主流となった中、ザウバーのパスカル・ウェーレインが 1 ストップ戦略でポイント獲得 (ピレリ)"

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松下信治、F2カタロニア戦で今季初優勝飾る

松下 信治 (C)McLaren Group
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マクラーレン・ホンダ・チームで開発ドライバーも務める日本の松下信治(23歳)が、今季参戦中のF2(昨年のまでのGP2)でみごと今季初優勝を遂げた。

これはF1スペインGPのサポートレースとして行われたカタロニア戦第2レースでのもの。
12日(金)行われた公式予選で10位だった松下は第1レースを4位フィニッシュ。
続いて行われた第2レースは5番グリッドからスタート、次々と順位を上げ2位まで上がると1位のマシンが単独でコースオフしたため労せずして首位にポジションを上げ、そのままチェッカーフラッグを受けたもの。

このシリーズでの松下の優勝は昨年のモナコ・ラウンド以来だが、来季ザウバー・チームへのホンダ製パワーユニットの供給が決まったいま、同選手の戦績には関係者から大きな注目が集まっている。

F2カタロニア戦の結果はこちら

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カーナンバー表記不十分でフォース・インディアに罰金

Esteban Ocon (C)Sahara Force India F1
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F1は改革の一つとして今回のスペインGPからカーナンバー表記を大型化、具体的なサイズまで指定したが、フォース・インディア・チームがこれに従わなかったとしてレーススチュワード(競技委員)から罰金を科せられた。

それによれば同チームはフロントノーズ上部のカーナンバーは大型化したものの、リヤカウルの側面についてはスペースが確保できなかったとして表記できなかったという。
ただ今回は通知が急だったことやそれぞれのチームにスポンサーとの関係で広告スペースが限られているなど事情があったとして、今回の罰金2万5千ユーロ(約310万円)の執行は1年間猶予とされた。

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「泣きっ面に蜂」のバンドーン(マクラーレン)

 FIA
スペインGP決勝レースではスタートから後方に埋もれ、あまり見せ場のなかったマクラーレン・チームのストッフェル・バンドーンだったが、唯一国際映像で大きく採り上げられたのは終盤起きたフェリッペ・マッサ(ウィリアムズ)との接触事故だった。

1コーナーをインからオーバーテイクしようとしたマッサにバンドーンは気が付いていなかった模様でアウトから被せる形で接触。
バンドーン(マクラーレン)はこれにより右フロント・サスペンションを損傷し、リタイヤを余儀なくされた。

しかしこれを審議対象としたスペインGPのレーススチュワード(競技委員)は、バンドーンに非があるとして次戦モナコGPで3グリッド降格のペナルティを科すと共にペナルティ・ポイント2点の処分を通知した。

バンドーンは前戦ロシアGPでもコース復帰の際に規定の手順を踏まなかったとしてペナルティ・ポイント1点を科されていてこれでトータル3点。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され、出場停止となる。

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2017/05/14

スペインGPはハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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14日(日)午後、バルセロナ・サーキットを舞台に2017年F1第5戦スペインGP決勝レースが行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温24度、路面温度45度、湿度41%で引き続き雨の心配はないと報告されている。

スタートでベッテル(フェラーリ)が先頭に出たが、その後ではライコネン(フェラーリ)とフェルスタッペン(レッドブル)が接触、さらにマッサ(ウィリアムズ)やアロンソ(マクラーレン)も接触に巻き込まれた模様。
33周目、マッサ(ウィリアムズ)と接触したバンドーン(マクラーレン)が右フロント部を壊してリタイヤ。
39周目、3位を走っていたボタス(メルセデス)がエンジントラブルかストップ。
43周目、ハミルトン(メルセデス)がベッテル(フェラーリ)を1コーナーで抜いてトップに立つ。
ウェーレイン(ザウバー)に対し、ピットレーン進入の際にボラードの外を通ったとして5秒ストップ・ペナルティ加算のペナルティ。

66周のレース、最初にチェッカーフラッグを受けたのは結果的にポールTOウィンとなったメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。
ハミルトンの優勝は今季中国GP以来の2勝目で、自身通算55回目、ここスペインGPでは2勝目。

2位は序盤レースをコントロールしたベッテル(フェラーリ)で3.490秒の差だった。
3位はリカルド(レッドブル)で、今季初の表彰台ということになる。
4-5位はフォース・インディアのペレス&オコンで、みごとなW入賞。
6位ヒュルケンバーグ(ルノー)、7位1ストップで走りきったウェーレイン(ザウバー)でうれしい初入賞。
8-9位トロ・ロッソのサインツ&クビアト、10位グロージャン(ハース)でここまでが入賞。

以下、11位エリクソン(ザウバー)、12位アロンソ(マクラーレン)、13位マッサ(ウィリアムズ)、14位マグヌッセン(ハース)、15位パーマー(ルノー)、16位ストロール(ウィリアムズ)。
リタイヤはボタス(メルセデス)、バンドーン(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)の4台だった。

スペインGP決勝レースの結果はこちら
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アロンソ(マクラーレン)、「観客が後押ししてくれた」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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初日のフリー走行でいきなりストップするなど前途多難を思わせたマクラーレン・ホンダ・チームのスペインGPだったが、昨日行われた注目の公式予選ではなんとフェルナンド・アロンソが7番グリッドという今季最高位を獲得して世界を驚かせた。

これについてアロンソは「(インディで)オーバルコースを経験したのでストレートが速くなった」と、周囲を笑わせた。

「いまのチームの状態で予選7番手なんていうのはある意味サプライズだね。
まるでプレゼントをもらったような気分だよ。
もちろんこれは『MCL32』にそれだけのポテンシャルがあったということだし、その能力をチームやホンダのスタッフが懸命に引き出してくれたこと。
そして半分は地元ファンの熱い声援が後押ししてくれたんだろう」と、地元のヒーロー。

今季まだ入賞がないアロンソだが、今回は十分にその可能性がありそうだ。

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新F1オーナー進める「F1改革」、観客サービスも好調

2Seater F1 Car
F1の新オーナーになった『リバティ・メディア』はF1改革の一環として観客サービスにも力を入れているが、バルセロナ・サーキットで行われているファン参加型のイベントも好評を博している。

それらは例えばF1シミュレーターを体験したり、ピットストップ・チャレンジへの参加、またF1マシンの迫力が実感できる2シーターF1カーでの走行等を提供するというもの。

これまでバーニー・エクレストン氏が主導してきた「特権階級のもの」から「一般フアンのもの」へとF1は姿を変えつつあるようだ。

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『大型カーナンバー』に歓迎の声

New Caul (C)Mercedes Motorsports
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『リバティ・メディア』がF1の新オーナーになったことを機に各部に改革の動きが始まっているが、カーナンバーの大型化もその一つ。

今回のスペインGPから、マシンに表示されたカーナンバーのサイズを大型で視認しやすいものに変更すると共に、国際映像等で使われているドライバーの3文字表記を新たに表記する試みが始められたもの。

これについては各方面から歓迎の声が聞かれ、このまま定着する方向だ。
あるFIA(国際自動車連盟)の関係者は、「これまでは実車でもテレビ画面でもカーナンバーなんて判別することができなかった。
こんな簡単なことで改善ができたのはまさに目から鱗(うろこ)だ」と、自讃した。

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2017/05/13

スペインGP予選、ハミルトン(メルセデス)が今季3度目のPP獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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13日(土)午後、スペインGPの公式予選が引き続きドライコンディションのもと行われた。
熾烈なポール争いの結果、ハミルトン(メルセデス)が今季3回目、そして自身通算64回目となるポールポジション獲得を果たした。

2番手はわずか0.051秒届かなかったベッテル(フェラーリ)。
3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5-6番手レッドブルのフェルスタッペン&リカルド、7番手にマクラーレンのアロンソ、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手がオコン(フォース・インディア)というトップ10になった。

アロンソの予選7番手はもちろん自身にとってもチームにとっても今季最上位。
地元のファンの声援にみごと応えたが、マシンの実力から考えるとドライバー個人の力量によるところが大きそうだ。

明日は14時(日本時間:21時)から66周による決勝レースがスタートする。

スペインGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、アロンソ(マクラーレン)今シーズン初のQ3進出果たす

スペインGPは15分間の予選Q2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

トップは再びハミルトン(メルセデス)でベストタイム1'20.210。
2番手に0.085秒の僅差でベッテル(フェラーリ)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5-6番手レッドブルのフェルスタッペン&リカルド。
これ以下はいずれも2度目のタイムアタックで、7番手オコン(フォース・インディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手ペレス(フォース・インディア)、そして10番手にアロンソ(マクラーレン)。
マクラーレン・チームのQ3進出は今季初となる。

ここで脱落となったのはマグヌッセン(ハース)、サインツ(トロ・ロッソ)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、グロージャン(ハース)、そしてウェーレイン(ザウバー)の5台。
このあと最終予選Q3でいよいよ日曜日のトップ10グリッドが決まる。

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予選Q1、アロンソ(マクラーレン)突破もバンドーン脱落

15日(土)午後、スペインGPの公式予選Q1がスタートした。
使われるタイヤはウルトラソフト、スーパーソフト、そしてソフトの3種類。
セッション直前の天候は晴れ、気温26度、路面温度44度、湿度27%、コースはドライコンディションと報告されている。
ここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'20.511のベストタイム。
2-3番手にフェラーリのライコネン&ベッテルでトップとは0.231秒差。
4番手ボタス(メルセデス)、5-6番手にレッドブルのフェルスタッペン&リカルド、7番手グロージャン(ハース)、8番手オコン(フォース・インディア)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、10番手マグヌッセン(ハース)。

マクラーレンはアロンソ12番手でQ2進出、しかしバンドーンのほうは19番手で脱落。
ここで敗退となったのはエリクソン(ザウバー)、パーマー(ルノー)、ストロール(ウィリアムズ)、バンドーン(マクラーレン)、そしてクビアト(トロ・ロッソ)の5台。

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スペインGPフリー3回目、今度はフェラーリ勢が巻き返し

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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13日(土)、公式予選を前にスペインGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温22度、路面温度29度、湿度は47%でコースはドライコンディションと報告されている。
ボタス(メルセデス)のマシンは水漏れということでまだピットガレージで作業中。

終盤、フェラーリらソフトタイヤに換えたマシンが一気に2秒以上のタイム短縮をしていて、決勝レースではタイヤ戦略がカギになりそうな予感。

トップタイムを記録したのはライコネン(フェラーリ)で1'20.214をマーク。
2番手もチームメイトのベッテル(フェラーリ)でライコネンとは0.242秒差。
3-4番手にハミルトン&ボタスのメルセデスAMG勢。
作業を終えたボタス(メルセデス)がコースインしたのはセッションも残り約8分というところだった。
5-6番手にレッドブルのフェルスタッペン&リカルド、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、10番手にアロンソ(マクラーレン)が入ってみせた。
バンドーン(マクラーレン)のほうは最後走らず19番手だった。

このあと14時(日本時間:21時)から注目の公式予選が行われる。

スペインGPフリー走行3回目の結果はこちら
スペインGPの画像はこちら

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スターリング・モス氏、退院して自宅に戻る

Stirling Moss (C)McLaren Group
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かねて肺感染症により入院中だったF1レジェンドのサー・スターリング・モス氏が、ほぼ半年ぶりに退院、自宅に戻ったことがわかった。

今年9月に88歳になるモス氏は、1950-60年代に掛けてメルセデスやマセラティ等で活躍、通算16勝を記録したが、シリーズ・ランキングでは2位が4回、3位が3回などついにF1タイトルに届くことがなく『無冠の帝王』との異名を取ったことで知られる

ただ同氏の代理人によれば、同氏は深刻な容態からは脱出したものの、まだ自宅で療養を要する容態であるという。

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スペインGP競技委員、ペレス(フォース・インディア)に注意処分

FIA
12日(金)行われたスペインGPフリー走行で、とりわけ2コーナー等でコースオフし、コースに戻る際に他の走行車への妨害になりかねないケースが繰り返されたとして、FIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは「トラックを外れた場合、安全に注意して戻らなければならない」と、異例の勧告をした。

また、同じ理由で審議対象とされていたフォース・インディアのセルジオ・ペレスに対し、スペインGPのレーススチュワード(競技委員)は「今回はお咎めなし」としたものの、あらためて注意処分を行った。

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ジャン・トッド氏、FIA会長3期目に意欲

Jean Todt (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、今年末に予定される次期会長選挙に再び出馬する意向を明らかにした。

元フェラーリ・チーム監督として黄金時代を築いたトッド氏は、引退後の2009年に元ラリー・チャンピオンであるアリ・バタネン氏を抑えてFIA会長に当選、長くFIAに貢献したマックス・モズレー氏の後継となった。
これまでに2期8年の任期を務めていて、今回は2度目の改選時期。
前回同様、いまのところ他の候補はまだ伝えられていない。

トッド氏は「自分の仕事はアルプスの山を登るようなもの。
しかしいまはまだ3,000m辺りであって、これからやるべき仕事は多い」と、常々会長職に意欲をみせている。

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2017/05/12

スペインGPフリー2回目、ハミルトン(メルセデス)が依然最速

Motorhome (C)Sahara Force India F1
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12日(金)、引き続きF1第5戦スペインGPのフリー走行2回目セッションが現地時間14時(日本時間:21時)から行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温25度、路面温度43度まで上昇、湿度は32%、コースはドライコンディションと報告されている。
午前のフリー走行でストップしたアロンソ(マクラーレン)はエンジン本体に問題はないもののパワーユニット毎交換になり作業はまもなく終える見込みとのこと。

セッションが60分ほど過ぎた頃、サインツ(トロ・ロッソ)のマシンから脱落したパーツがコース中央部に残り、いったん赤旗中断としてデブリ(破片)改修の措置が取られた。
結局ここでも最上位がメルセデスAMG勢でフェラーリ、レッドブル、さらにルノー勢がそれぞれ2台ずつ並ぶ結果となった。
トップはハミルトン(メルセデス)で1'20.802、2番手に0.090秒差でボタス(メルセデス)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手パーマー(ルノー)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手がサインツ(トロ・ロッソ)だった。

マクラーレンはバンドーンが13番手、今度は21周を走行できたアロンソだが、それでもタイムは最下位だった。

スペインGPフリー走行2回目の結果はこちら
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スペインGPフリー1回目、再びメルセデスAMG勢が席巻

Barcelona Circuit (C)Ferrari S.p.A
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12日(金)、2017年F1第5戦スペインGPのフリー走行1回目セッションが現地時間10時から行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温18度、路面温度23度、湿度65%、コースはドライコンディションと報告されている。
ドライバー交代はルノー・チームだけで、ジョリオン・パーマーに代わりテスト&リザーブドライバーのセルゲイ・シロトキンが起用されている。
また今回からマシンのカーナンバーが大きく表示されているのが新鮮な印象となっている。

セッション開始後わずか10数分で地元の英雄アロンソ(マクラーレン)が白煙を上げてストップ。
今回も残念なシーンが国際映像で繰り返された。
25分過ぎにはベッテル(フェラーリ)がギヤボックス・トラブルを訴えてストップ。
終了間際にはマグヌッセン(ハース)がコースオフしてそのままマシンを降りた。

90分間のセッションを終え、トップはハミルトンで1'21.521のベストタイム。
2番手はこれに遅れること0.029秒の僚友ボタス(メルセデス)。
3-4番手にフェラーリのライコネン&ベッテルが続いたが、メルセデスAMG勢とは約1秒の大差がついた。
5-6番手はレッドブルのフェルスタッペン&リカルド、7-8番手ハースF1のマグヌッセン&グロージャンと、きれいに2台ずつチームが並んだ。
9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手がサインツ(トロ・ロッソ)だった。

マクラーレンのバンドーンは13番手タイムを記録したが、ノータイムのアロンソはもちろん最下位に終わっている。

スペインGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ハースF1チームはコイントスでアップデートを決定

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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ヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなるスペインGPでは、多くのチームがシーズン最初のアップデートを投入するが、ハースF1チームねその例外ではない。
ただ用意された改良版フロアパネルは1台分で、ロマン・グロージャン&ケビン・マグヌッセンのいずれかは今回アップデートの恩恵を受けられないことになる。

同チームでは相談の結果、コイントスで優先順位を決めることとなった。
その結果、アップデートの権利を獲得したのはマグヌッセンのほうだった。

これについて同チームのギュンター・シュタイナー代表は「最も公平な方法」と自讃したが、残念ながら後回しとなったグロージャンは、「昔からコイントスで勝ったことがない」と、ため息をついた。

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スペインGPの週末はいずれも晴れの予報

今週末第5戦スペインGPが行われるバルセロナ地方の天気について、地元気象台は3日間いずれも晴れで雨の心配はないとしている。
ただ、前戦に比べ湿度が高いのがこの時期の西ヨーロッパの特徴だ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
5月12日(金) フリー走行 晴れ 12- 23度 73%
5月13日(土) 公式予選 晴れ 13- 24度 67%
5月14日(日) 決勝レース 晴れ 13- 25度 67%

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ハミルトンの弟、モーターレーシングに復帰

Nicolas Hamilton
現役F1チャンピオンの兄弟として、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の弟ファビアン・ベッテル(18歳:ドイツ)のデビューが話題になっているが、ライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)の異母弟ニコラス・ハミルトン(25歳:イギリス)が再びレーシング・フィールドに戻って来ることがわかった。

脳性麻痺の症状を持つニコラスは、19歳の時にルノー・クリオ・カップUK(ユナイテッド・キングダム)でレース・デビューを果たしたが、2年間戦ったあといったん現場を離れていた。

今回も同選手専用に改造されたマシンが用意され、5月20日(土)同じルノー・クリオ・カップUKにWDEモータースポーツ・チームから復帰するということだ。

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スペインGPのスチュワードにトム・クリステンセン氏

Tom Kristensen (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるスペインGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元スポーツカー・ドライバーのトム・クリステンセン氏(49歳:デンマーク)を起用することを明らかにした。
クリステンセン氏がスチュワードを務めるのは昨季最終戦のアブダビGP以来で、通算14回目ということになる。

同氏はテストの経験は豊富だがF1レース出場はなし。
1993年には全日本F3選手権でチャンピオン、またスポーツカーレース界ではALMSチャンピオンや、ルマン24時間レースでは史上最多となる通算9回もの総合優勝を遂げ、2013年にはFIA世界耐久選手権タイトルを獲得している。

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2017/05/11

ハミルトン(メルセデス)、古巣マクラーレンの窮状に同情

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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今年も繰り返されているマクラーレン・チームの窮状に、かつてこのチームで育てられ一級のF1ドライバーへと成長したルイス・ハミルトン(現メルセデス)が、憐憫の情を示している。

ハミルトンは少年時代から当時のマクラーレン・グループ総帥ロン・デニス氏によりその才能を見出され、わずか13歳の幼少期に育成ドライバーとして専属契約を結んだ。
その後22歳になったばかりの2012年に同チームから念願のF1デビュー。
2008年には初タイトル獲得を果たしたが、2013年に離れ現在のメルセデスAMGチームに移籍している。

「もちろん古巣であるマクラーレン・チームの不振は気掛かりなことだよ。
僕はほんとうに長い時間あそこにいたし、僕を育ててくれたところだもの。
当時とはマネージメントだけでなく様々なものが変わったけれど、でもマクラーレンの伝統のレーシング・スピリットだけは失って欲しくないね。
彼らの復活をほんとうに願っているよ」

ちなみにマクラーレン・チームの優勝は2012年、そのハミルトンによるものが最後だ。

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日本人F1ドライバーの復活に期待広がる

松下 信治 (C)McLaren Group
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2018年シーズン、ホンダは新たにザウバー・チームに対しエンジン供給を行うことが決まったが、これにより近い将来再び日本人ドライバーの起用があるのではと期待が高まっている。
これについて同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOはその可能性を否定しなかったが、まだ具体的な進展への展望があるわけではないとみられる。

ただザウバー・チームは伝統的に若手ドライバーの発掘・育成に長けたチームで、キミ・ライコネンやフェリッペ・マッサら、現在主要チームでベテランとされるドライバーにもそのキャリア初期をこのチームで過ごした者は多い。
また2010年代には小林可夢偉が所属、2012年の日本GPでは3位表彰台にも上がっている。

現在F1傘下のF2シリーズには松下信治(23歳)が参戦しており、マクラーレン・ホンダ・チームの開発ドライバーも務めていることから、いま日本人で最もF1に近いと言えるかも知れない。

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フェラーリ・チーム、スタート改善に取り組み

Russia GP Scene (C)Mercedes Motorsports
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レーススタートに問題があるとして、フェラーリ・チームがスペインGPを前に先週ムジェロ・サーキットを舞台にプライベート・テストを行ったことがわかった。

シーズン中のテストは制限されているため、これはプロモーション用のフィルミングデーを使用したもの。
フィルミングデーは1シーズンに2日間、走行距離(100キロまで)やタイヤもプロモーション用のものに制限される。

先のロシアGPでは、フェラーリ・チームがフロントロウを独占していたにもかかわらず、レッドブルのボタスに先行され、結局そのまま勝利を奪われていた。

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2017/05/10

ピレリタイヤの「硬さ」にドライバーから不満の声も

Pirelli 2017 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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今シーズン、F1で大きな変化を遂げた一つが独占供給されるタイヤだが、ここまでの序盤戦では全体にコンパウンドの硬いことが発覚、多くのレースで1ストップによる作戦が遂行されている。
(レギュレーションでタイヤ交換最低1回は必須)

さらに今回パーマネントコースであるバルセロナ・サーキットを舞台に行われるスペインGPで、ピレリは最も硬い3種類のタイヤを選択したことが話題を呼んでいる。

これについて2014年のスペインGPで表彰台に上がったレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、「今回のスペインでピレリは最も硬い方向でタイヤ選択をしたが、おそらくこれは間違っている。
3種類のうちのハードなど、おそらくこの週末使われることはない筈だ。
気温が高ければまだいいけれど、もしも寒くなったら持ち込まれたどのタイヤでもその機能を発揮できないかも知れないよ。
そんなことにならないよう願うばかりさ」と、語っている。

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フェラーリ復調で、ベッテルの行き先が不透明に

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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イタリアのレオ・トゥッリーニ氏はフェラーリ専門のジャーナリストとしてこれまでしばしばスクープをものにしてきた実力者だが、セバスチャン・ベッテルに関する同氏の主張が修正されるかも知れない。

というのも、これまで同氏は「2018年にベッテルがメルセデスAMGチームに移籍することですでに合意している」との見解を示してきた。
ところが今シーズンのフェラーリ・チーム復調で、これがご破算となって跳ね馬チームへさらなる残留ということになるかも知れないというのだ。

ベッテルとの契約についてもちろんいずれのチームもコメントはしていないが、現在チャンピオンシップをリードしているのは紛れもなくそのベッテル(フェラーリ)なのだ。

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ベッテル弟、スポーツカーレースでデビュー

Fabian Vettel (C)Audi Motorsport
セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の弟ファビアン・ベッテル(18歳:ドイツ)が、先週末スポーツカーレースで4輪レース・デビューを飾った。

これまでカート活動を続けてきたファビアンが出場したのはホッケンハイムリンクで行われた『アウディスポーツTTカップ』で、マシンはもちろんアウディ。
6日(土)のレース1では13位、翌日行われたレース2では8位入賞を飾ったとのこと。

ただ加熱する報道に対し、ファビアンは「僕のレース活動は兄とはまったく別。
アドバイスを受けることはあるけれど、具体的なサポートを受けている訳ではない。
それなのに、あまりに騒がれるのに驚いているよ」と、感想を述べたという。

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2017/05/09

金の卵、日本女性初のF1ドライバー目指す

Juju Noda
日本人女性レーサーとして初のF1ドライバー目指す金の卵が話題を集めている。

その女性は野田樹潤(じゅじゅ)さん、まだ11歳の小学生だ。
名前から推察されるように、父親は1994年にラルースから出走した元F1ドライバーの野田英樹氏。
フォーミュラ・ニッポンやスポーツカーレース等でも活躍したあと、現在は岡山国際サーキットを本拠に『NODAレーシングアカデミー』を興し、校長として新人の発掘・育成に務めている。

その英樹氏の二女である樹潤さんは9歳でレーシングカートを始め、多くのレースを総なめにした後、今年はフォーミュラ4にステップアップしている。

FIA・F4は日本だけでなくイギリスやフランスでもそれぞれ行われている国際規格を元にしたシリーズ。
ワンメイク・シャシーに2000CCの量産エンジンが搭載される。
このF4からさらにF3、F2を経てF1へ繋がるモーターレーシングの本流ということになる。
近い将来、F1のフィールドを日本女性が走っていたら、大いに盛り上がることだろう。

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マーク・ウェバー氏、バトン(マクラーレン)のモナコGP復帰に冷淡

Monaco Marshal (C)Sahara Force India F1
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アロンソ(マクラーレン)のインディ500レース挑戦に伴い、同選手が欠場するF1モナコGPに、一戦限りの復帰をするジェンソン・バトンだが、かつて同じフィールドでライバルとして争ったマーク・ウェバー氏(元レッドブル)の評論は冷たいもののようだ。

「バトンがモナコGPでF1に復帰すると聞いても、何の驚きもなければ期待もないね。
考えてみればいい。
バトンは今年のマシンを実際に体験する唯一の機会だったバーレーン合同テストなのに、それすらも来なかったんだからね。
つまり、誰もが感じているように、今年のマクラーレンのマシンで成績なんて期待できないということさ。
モナコGPの週末、バトンが1回目のフリー走行に出て行って燃圧のトラブルに見舞われてストップ。
予選ではせいぜい17番手あたりに留まり、日曜日の決勝レースでは12周目でリタイヤだ。
でもそうなったとしても誰も気にも止めないことだろう。
今回の彼のチャレンジはそんな程度のものなんだ」

辛口のコメントを口にするウェバー、モナコGPではバトンの1勝に対し、自身は2勝していることから少々上から目線ではあるようだ。

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ハースF1、スペインで大幅アップデートもブレーキには苦戦

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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今年参戦2年目を迎えているハースF1チームは、今週のスペインGPに合わせ早くもアップデートを行う方針であることを明らかにした。

これは同チームのギュンター・シュタイナー代表が語ったものだが、そま規模はかなり大掛かりなものになると自信を示している。

「序盤の遠征が終わり、ヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなるスペインGPには多くのチームがバージョンアップを加えてくると聞いている。
それらがどの程度のものかは知らないが、少なくともわれわれのものは上位に値するほど大掛かりなものになることだろう。
ただ、まだ風洞設備でしか試しておらず、先のバーレーン合同テストでも投入していないものなのでどうなるかいささかの不安もない訳ではない」と、エアロダイナミックスに重点があることを示唆した。

一方、昨年来の課題である不安定なブレーキについては「解決までまだ時間が掛かる」と、表情を曇らせた。

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2017/05/08

シューマッハ氏の容態を報じたドイツ誌に損害賠償

Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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2013年暮れ、スキー事故により重傷を負い、その後療養が続けられている元7回のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハ氏に対し、不正確な報道により同氏や家族のプライバシーが侵害されたとして、ドイツ・ハンブルグの地方裁判所は同国のゴシップ週刊誌『ブンテ』に対し、5万ユーロ(約620万円)の賠償とこの裁判の訴訟費用の一部(65%)を支払うよう命じたということだ。

それによれば同誌は事故から約2年が経過した2015年12月に、「シューマッハ氏が奇跡的な回復を果たし、再び歩行を可能とした」と報じたが、これが事実に基づかない誤りで、本人や家族に多大な負担を強いたと指摘したもの。

同氏の容態については楽観的な観測も伝えられる一方、家族は慎重なままで一切その詳細を明らかにしておらず、これにより様々な憶測が飛ぶ様相となっている。

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新F1代表、「早期のF1年間開催数増加は考えてない

Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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今年全20戦で行われるF1は、来年はマレーシアGPが終了する一方でドイツとフランスで復活が予定されており、再び2016年と並び史上最多の全21戦になることが予想されている。

昨年までF1のボスだったバーニー・エクレストン氏は、さらなる拡大の可能性を示唆していたが、その方向については新たにF1のオーナーとなった『リバティ・メディア』のチェイス・キャリー/CEOも同様の考えであるとみられた。

しかしこのほどメディアの取材に応えたキャリー氏は、「F1は基本的に世界を網羅しているが、現実の自動車社会ということを考えればまだまだアメリカでの開催が足りないと思っている。
そうすることにより、最大で年間25戦くらいまでは増加してもいいのではないか。
ただ、現実的にはそれ以前にまず今のF1レースをもっと充実させる必要があると考えている。
レース数を拡大するのはそれからのことだ」と、引き締めた。

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インディ500レースに『アロンソ特需』も

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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現役F1ドライバーであるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がモナコGPを欠場してまで挑戦するというインディ500レース参戦は多くのファンをも驚かせたが、一方あらためてこの伝統の一戦に関心を集めることになっているようだ。

先に行われたアロンソのインディアナポリス・オーバルコース初走行はインターネットを通じて国際中継され、なんと世界中から約200万人もの視聴があったと伝えられている。
こうした盛り上がりから、5月末のインディ500レース本番ではこれまでにないほど関心を集めるのでは、と期待を呼んでいるもの。

インディカー・シリーズで/CEO(最高経営責任者)を務めるマーク・マイルス氏は、「まさかアロンソのテストがこれほど関心を集めるとは予想していなかった。
私の周辺には『そんなもの、誰も観はしない』と言ってた者もいたからね。
これはうれしい驚きだよ」と、歓迎するコメント。

ビジネスマンでもあるマイルス氏はさらに「これは必ずやF1にとっても良いことの筈だ」と、付け加えることを忘れなかった。

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2017/05/07

ハミルトン、英国人スポーツマン長者番付で首位に

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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イギリスの『サンデー・タイムズ』が報じたところによれば、英国人スポーツマンの資産番付でF1ドライバーのルイス・ハミルトン(メルセデス)が堂々1位にランクされたことがわかった。
ハミルトンはこれで4年連続の首位。

同紙によればハミルトンの総資産は1億3,100万ポンド(約191億3千万円)で、これは前年よりもさらに2,500万ポンド(約36億5千万円)増加した計算になる。
その他、F1ドライバーとしてはジェンソン・バトン(マクラーレン)も4位にランク。

ただハミルトンの昨季獲得ポイントが380点(ランク2位)だったのに対し、バトンはわずか21点(ランク15位)だったことを考えると、あらためてマクラーレン・ホンダ・チームの高給ぶりが窺えそうだ。

その他、このランキングでは2位にイブラヒモヴィッチ(サッカー)、3位ルーニー(サッカー)、5位にはゴルフのマキロイ選手らが名を連ねている。

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メルセデス首脳、「去年とはドライバー・コンビ仲違う」

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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昨シーズンよりペースは劣るとはいえ、今季ここまで4戦を終えてメルセデスAMGチームはいずれのドライバーも優勝経験を果たすこととなった。
これは他チームにはないこと。
しかし昨年は二人のドライバーの争いが終盤熾烈なものとなり、チームの雰囲気は残念ながら良好なものとは言えないものだった。

これについて同陣営のトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「昨年とはまったく状況が違う」と断言した。

「様々な人が心配してくれるのはありがたいが、今年はこれまでの4年間のような心配はない。
今回のボタスの(初)優勝を真っ先に祝ったのは他でもない、ハミルトンだったんだから。
二人が共にそれぞれ勝利を掴むため全力で戦っているのはこれまでと同じだが、そこにはチームメイトに対する敬意があるよ。
だからどちらが優勝しても、二人の関係性に何の変化もない。
今回ボタスは自身がF1ドライバーとして一流である足跡を残したのだから、これからは一皮むけて化けるだろうね」

とはいえ、まだ周辺からは二人の関係性に疑問の目を向ける向きも多い。

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ロンドンを舞台の市街地レース計画に前進の動き

London Demo Image (C)Redbull Racing
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イギリスの首都ロンドンを舞台にした市街地特設コース計画は、F1前任者バーニー・エクレストン氏の時代から熱心に語られてきたものだが、これまで具体的な進展を見せていない。

しかしここに来て、新F1経営陣がロンドン中心地のウエストミンスター市議会に対し具体的なアプローチを図っていることが明らかとなった。
それによれば道路使用許可など関連法規が改正されたこともあり情勢に追い風が吹きつつあるとのこと。

まずはファミリーを対象とした企画から始めたいということで、7月に予定されるイギリスGPの週に一日だけデモンストレーションランなどを含めたイベントを開催するという。

F1関係者はこの計画について「まだ直ちにグランプリを開催するというような具体的なものではない。
まずは雰囲気作りからスタートするということだ」と、控え目に説明している。

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2017/05/06

アンドレッティ・チーム首脳、アロンソの資質に感銘

Fernando Alonso/Andretti Autosport
上々の結果でインディアナポリスの初テストを終えたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソについて、今回の所属チームであるアンドレッティ・オートスポーツのロブ・エドワーズ/CEO(最高経営責任者)は、「アロンソの資質に感銘を受けた」と、そのポテンシャルを高く評価した。

「インディカー・シリーズのオーバルコース、とりわけスーパー・スピードウェイであるインディアナポリスでの走行は、どんなドライバーにとっても簡単なものではない。
しかし正直言って、F1チャンピオンであるというアロンソの肩書きをみれば、われわれが期待してしまうのも当然のこと。
そして、今回テストの準備に与えられた時間を考えれば、彼は素晴らしい仕事をしてみせたよ。
最後は生憎の天候に妨げられはしたが、それがなければ彼は日没まで自信を持って走り続けたことだろう。
ルーキーの中には怖れを成して早々に逃げ出してしまう輩もいるんだけどね」と、期待に笑みを見せた。

F1モナコGPのウィナーでインディ500レースをも制したのは故グラハム・ヒル氏だけだ。

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バトン(マクラーレン)、「モナコGPで復帰は最高の舞台」

Jenson Button (C)Ex.Brawn GP F1 Team
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『アロンソ(マクラーレン)のインディ500レース挑戦計画により突然回ってきたF1モナコGPへの復帰について、同チームのジェンソン・バトンは「モナコGPでの復帰は最高の舞台」と、強い意欲を示していることがわかった。

これはバトン自身がイギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』に語ったもの。
その中でこの英国人は「最初この話を聞いた時、僕はすぐに受けようと思ったんだ。
レーシングドライバーにとって、1回限りの復帰の舞台がモナコGPだなんて、最高じゃないか。
みんなは心配するけれど、まだ腕は衰えてないよ。
テストはシミュレーターだけだけど、5周もしたらすべてのドライビングを忘れていないことがわかったしね」と、前向き。

ただ今後完全復帰の可能性については、「丸々1シーズンをまた戦いたいなんていう気持ちはさらさらないよ。
僕の心の中ではもうF1の時間は終わったものだから」と、これを明確に否定した。

バトンは初タイトルを獲得した2009年、当時のブラウン・グランプリ・チームでこのモナコGPで勝利を飾っている。

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ルノー・スポール、アップグレードの投入計画を延期

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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現在自身のワークスチームとレッドブル・レーシング、そしてトロ・ロッソにエンジンを供給するルノー・スポールは、当初第5戦のスペインGP(5月14日決勝)にも投入するとされたアップグレード版の投入を延期することを明らかにした。

これは同陣営のシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターが語ったもので、それによればこれまでのベンチによる開発段階でいささかの懸念事項がみられたこと。
そして現行のバージョンが期待以上のパフォーマンスをみせていて、新型の投入を遅らせても大丈夫との判断になったようだ。
同氏は夏休み(第11戦ハンガリーGP:7月30日決勝)までには投入したいとしている。

今季4戦を終え、ルノー・チームは予選で3回のQ3進出、2回の入賞と昨年の同時期を確実に凌駕している。

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2017/05/05

名門『ブラバム』がF1に復活の動き

Jack Brabham (C)Renault F1 UK
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かつてF1に一時代を築いた名門『ブラバム』の名前が再びフィールドに復活するかも知れない。

これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』でエディターを務め現在はフリーランスとなっているベテラン編集者のジョー・サワード氏が明らかにしたもの。

F1史上、唯一自らが設立したチームでチャンピオンとなったジャック・ブラバム氏が興したブラバムは、現在アメリカの資本家グループがその名称権を保有しているとされるが、スーパーカーの生産を目指す一環として再びF1でそのブランド・イメージを確立させたい考えという。

そしてその買収候補として現在インドのサハラ・グループが保有するフォース・インディア・チームの名前が挙げられているとのことだ。

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GPDA(F1ドライバー団体)、バトンの後任にグロージャン

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
F1ドライバーの団体であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は、フルタイムのレースドライバーから外れたことにより役員の立場を降りたジェンソン・バトン(マクラーレン)の後任に、ハースF1チームのロマン・グロージャンを選出したことを明らかにした。

ドライバーの立場から主に安全問題で貢献するため1961年に作られたGPDA(スターリング・モス氏が初代代表)は、加入が義務付けられていないためすべてのドライバーが加入している訳ではないが、F1におけるその影響力は大きいものがある。

現在の会長は元ベネトンやウィリアムズらで活躍したアレクサンドル・ブルツ氏。
役員には他にフェラーリのセバスチャン・ベッテルも名を連ねている。

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エリクソン(ザウバー)はホンダ・エンジンへの変更歓迎

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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既報の通り、ザウバー・チームは2018年からホンダ・エンジンにスイッチすることが決まっているが、これについて現在の同チームのレースドライバーであるマーカス・エリクソンはこれを歓迎するコメントを語っている。

2015年から同チームで走るエリクソンは、「この決断はチームにとって良い方向に向かうと思っている。
たしかにホンダはいま良い状況じゃないけれど、改善できるだけのポテンシャルがあるのは間違いないよ」と、好印象。

エリクソンの同チームとの契約は今年末までということで、来年もここで走る保証はないが、チームの事情を良く知る立場として現在の状況はあまり好ましいものではないようだ。

なおエリクソンの成績はこのチームでの初戦である2015年オーストラリアの8位が最高。
2016年以降は一度の入省もない状態が続いている。

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2017/05/04

「インディカーは楽しい」と、アロンソ(マクラーレン)

Fernando Alonso/Andretti Autosport
3日(水)、念願の『インディ500レース』に向け初のオーバルコース体験をしたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、次のようにその印象を語っている。

「初めてのインディカーはとても楽しかったよ。
僕のようなオーバルコース初体験のルーキーにとって、徐々に平均速度を上げていくというのは良いアイデアだと思う。
最初は最低速度に達するのが難しかったけれど、ステージを上げて行くにつれてフィーリングは良くなった。
ただここまでは順調だけど、これからはさまざまなセッティングや異なったシチュエーションに対応できるよう経験を重ねていかなければならないね。
インディカーという環境はとても暖かくてフレンドリーだし、スタッフもチームメイトもとても協力的。
快適な時間を過ごすことができたよ」

インターカメラで視聴したというマクラーレン・チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは、「こんな子どものように興奮しているアロンソを見るのは久しぶりだ。
とても幸せなようだね」と、その複雑な印象を語った。

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アロンソ(マクラーレン)、インディ500に向け初テスト完了

Fernando Alonso/Andretti Autosport
3日(水)、今年の『インディ500レース』(5月28日決勝)に備え、渡米しているマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソが、その舞台であるインディアナポリス・モータースピードウェイのオーバルコースで初テストを敢行した。

それによればアロンソは設定されたスピードで必須ラップを周回、3つのフェーズすべてを完了、十分にオーバルコースで戦えることを証明したという。
アロンソはその後アンダーステアを修正するなどセットアップの変更にもチャレンジしたとのこと。

アロンソが今回所属するアンドレッティ・オートスポーツのマイケル・アンドレッティ代表は今回のテスト結果に満足、レースまで最大限サポートすることを明言した。

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マレーシアGP、エクレストン氏の発言に不快感

2005 Malaysia GP (C)Panasonic Toyota Racing
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昨年までFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の代表としてF1開催契約に辣腕を振るってきたバーニー・エクレストン氏が、実は実際よりも高額の開催料を請求していたことを先に明らかにしたが、この発言が波紋を呼んでいる。

開催が困難になったグランプリの一つであるマレーシアGPは、18年の歴史を終え今年限りで開催を終了することがすでに決まっているが、主催者であるセパン・サーキットの首脳はこれを受け強い不快感を示した。

「いまさら高額の開催料を請求していたことを明かされてもわれわれには迷惑なだけだ。
これをどう受け止めればいいというのか。
銃を突きつけられて脅された訳ではないが、まるで騙されていたようなもの。
グランプリの質を上げるためというが、不当な料金を請求されてそれが逆にの質を落としていたという訳だ」と、不満を露わにした。

2010年に初開催された韓国GPはたった4年、2011年に初開催のインドGPに至ってはわずか3年で打ち切りの浮き目に遭っている。

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2017/05/03

ハミルトン(メルセデス)、セットアップに不満吐露

GP Scene (C)Mercedes Motorsports
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今回のロシアGPではチームメイトのボタスが初勝利を飾る一方、予選では2列目の4位、決勝レースでも初めて表彰台に上がれないという今季最悪の結果に終わったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「セットアップに不備がある」と、不満を漏らした。

「今はまだ原因を究明できないでいるが、この週末に起きた問題の解決に向け、早急にデータの分析をしなければらない」と、2014-15年のロシアGP覇者。

チームによれば、今回二人は同じセッティングで臨んだということだが、これがボタスに高い戦闘力を与えた一方、ハミルトンのほうはいささか納得できていない様子だ。

「僕には自分なりの考えがある」と語るハミルトンだが、こうした動きについて同チームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「二人は協力してマシンの改善を図っている」と、昨年のロズベルグとの時とは違いチームの雰囲気が良いことをことさら強調している。

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アロンソ(マクラーレン)のストップは「シャットダウンの結果」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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ロシアGPでマクラーレン・チームのアロンソは、フォーメーションラップでストップ。
レースをスタートすることすらできずに終えたが、その原因についてホンダは「エンジンをシャットダウンさせた結果である」と、説明した。

それによればアロンソはフォーメーションラップ開始時、すぐにERS(エネルギー回生システム)が十分に機能していないことに気づいたという。
原因はMGU-H(熱エネルギー回生システム)の不具合だったとみられるが、チームはピットスタートになるのを避けるため、その場でのトラブル解消を試みたとのこと。
しかしいったんエンジンをシャットダウンさせたところ再起動ができず、そのため結局レーススタートできなかったというもの。

オーストラリアGPでバンドーンが同じシチュエーションになったものの、この時は再起動に成功していたと釈明しているが、リタイヤ後のアロンソは帰国飛行機の手配ができなかったこともあってか、ご機嫌麗しいものではなかったようだ。

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ザウバー・チーム、マクラーレン製ギヤボックス使用か

Sauber Team Garage (C)Sauber Motorsport AG
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ザウバー・チームは2018年からホンダ製パワーユニットを搭載することが決まったが、さらにギヤボックスについてもマクラーレン製のものの供給を受けるということだ。

これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』が伝えたもので、これが事実であれば今季末で契約が満了した後も、マクラーレン・チームはホンダとの契約を延長することの裏付けということになるとみられる。
(同チームについては、一部に来季再びメルセデスからエンジン供給を受けるとの噂が広まっていた)

なお現在フェラーリ製パワーユニットを搭載するザウバー・チームではやはり同様にフェラーリからギヤボックス交換の供給を受けているとされる。

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2017/05/02

ニキ・ラウダ/CEO(メルセデス)、ボタスの精神力を評価

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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移籍後4戦目にして初勝利を遂げたバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)について、メルセデス・モータースポーツのレジェンド、ニキ・ラウダ/CEOがその強い精神力を高く評価した。

「正直ボタスが今日勝利をもぎ取ったことに驚いているんだ。
知っているように、今年のメルセデスのマシンはこれまでのように他を圧倒するような戦闘力はない。
それは開幕からこれまでのレースを見ればわかるようにね。
それでもこの(チャンピオン)チームに来たからにはボタスにも優勝という重い責任が背中にのし掛かっているのが事実だ。
しかし今日のボタスは素晴らしかった。
スタートでフェラーリ勢を差し置いてトップに出たこと。
それからは終始レースをコントロールしてリードを続けたこと。
そして何よりは終盤あのベッテルに追い上げられながら、最後まで冷静にマシンをチェッカーフラッグまで導いたことだ。
これはもう彼の類い稀な精神力を讃えるしかない。
彼はこのチームに来て最高の仕事を成し遂げたよ」と、称賛。

ボタスは現在ランキング3位だが、その前も後もみなチャンピオンばかりだ。

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マッサ(ウィリアムズ)、「ボタスはメルセデスとの契約正当化した」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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バルテリ・ボタス(現メルセデス)と昨年までウィリアムズ・チームで一緒だったフェリッペ・マッサが、かつてのチームメイトの初勝利にエールを贈った。

「ボタスの勝利はわがことのようにうれしいね。
一部に僕がレース終盤ベッテルの邪魔をしてボタスの応援をしたとか言われているようだけど、そんなことはない。
彼(ベッテル)はちょっと不平が多すぎるんだ。
それにボタスはそんなことしなくてもちゃんと優勝していた筈さ。
彼は今日素晴らしい仕事をしたんだ。
彼はまさに今日いるポジション(1位表彰台)にふさわしいよ。
この勝利はメルセデスが決断した彼との契約を堂々正当化したものだね」

ちなみにマッサ自身のF1初勝利(フェラーリ)はボタスより約2歳若く、レース数も15戦早いものだった。

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ザウバー・チーム首脳、「来年ホンダの改善を信じてる」

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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かねて噂になっていたホンダ製パワーユニットのザウバー・チームへの供給だが、いささか面子の立たない正式発表となった。

というのもこれが明らかにされた30日(日)はロシアGPの決勝日。
しかしこの日そのホンダ製パワーユニットを搭載するマクラーレン・チームは予選でいずれもQ3に進出できなかったばかりかアロンソに至ってはエンジントラブルを訴えてスタートすらできず。
バンドーンのほうも今回もノーポイントに終わったからだ。

これについてザウバー・チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「今回の決断について批判的な意見があるのは承知しています。
しかしわれわれは将来的なことも検討し、今回の契約には潜在的な利益があると確信したものです。
確かに今は苦戦しているとしても、長期的な見地からいえばほんの一時的なものに過ぎないでしょう。
われわれはホンダが来年復活することを信じています」と、前向きな姿勢をみせた。

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2017/05/01

メルセデスのヴァルテッリ・ボッタス、フェラーリのセバスチャン・ベッテルを 抑え、ロシアグランプリを 1 ストップ戦略で制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2017 ロシアグランプリ決勝
・レース週末中で最も気温が上昇した中、予測通り 1 ストップが主流に
・ソチの長いターン 3 によってブリスターの発生が見られたものの、 タイヤ性能への影響は確認されず

2017年4月30 日、ソチ
メルセデスのヴァルテッリ・ボッタスが1ストップ戦略でロシアグランプリを制し、キャリア初優勝を果たしました。これまでのソチでの決勝同様、ほぼ全ドライバーが1ストップ戦略を採用しました。ウルトラソフトを装着して 3 番グリッドからスタートしたボッタスは、第 1 コーナーでトップに立ち、優勝を争ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルよりも先にピットストップを行い、スーパーソフトへ交換しました。ベッテルは、その6周後にピットストップを行い、レース終盤、よりフレッシュなタイヤでボッタスを追い上げました。上位8名のドライバ ーが、ウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ戦略を採りました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「この週末で最も気温が上昇し、序盤のセーフティ ーカー導入もあった中、ロシアグランプリ決勝は、戦略的には予測通りの展開となりました。長いターン3の存在により、数台のマシンの左フロントタイヤにわずかなブリスターが発生していましたが、タイヤ性能に影 響を及ぼすほどではありませんでした。予測通り、滑らかな路面でデグラデーションレベルは低くなり、大半 のドライバーが 1 ストップ戦略を採用しました。ボッタスとベッテルに象徴されるように、ピットストップのタイ ミングに関して戦略の違いが見られ、最後までエキサイティングにレースを盛り上げていました」

ピレリジャパン・プレスリリース

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グロージャン(ハース)&パーマー(ルノー)の事故はお咎めなし

 FIA
ロシアGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、決勝レース中に起きたハースF1チームのロマン・グロージャンとルノー・チームのジョリオン・パーマーのアクシデントについてレース後の審議対象としていたが、いずれのドライバーについてもこれはレーシング・インシデント(出来事)であるとしてペナルティを科さないことを明らかにした。

レース中に起きた接触事故について最近はこうした前向きの判断が多いが、それだけに前戦バーレーンGPのアクシデントでサインツ(トロ・ロッソ)に科された重い処分(予選グリッド3番降格に加えペナルティ・ポイント2点)にはあらためて疑問が残りそうだ。

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バンドーン(マクラーレン)にもペナルティ・ポイント

 FIA
ロシアGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、マクラーレン・チームのストッフェル・バンドーンに対しても、マグヌッセン(ハース)同様レース中2コーナーでコース復帰の際に規定の手順を踏まなかったとしてペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。

バンドーンのペナルティ・ポイントはこれが初。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され、出場停止となる。

なおこの件についてバンドーンにはすでにレース中5秒加算のタイムペナルティが科せられている。

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サインツ(トロ・ロッソ)にペナルティ・ポイント

 FIA
ロシアGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、ハースF1チームのケビン・マグヌッセンに対し、レース中2コーナーでコース復帰の際に規定の手順を踏まなかったとしてペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。

サインツのペナルティ・ポイントはこれによりトータル5点。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され、出場停止となる。

なおこの件についてサインツにはすでにレース中5秒加算のタイムペナルティが科せられている。

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ホンダ、2018年からザウバー・チームにエンジン供給

ロシアGP決勝レースが行われた30日(日)、ホンダは兼ねて噂になっていた通り、2018年シーズンからザウバー・チームにパワーユニットを供給することを正式発表した。

以下、ホンダのリリース---

Hondaは、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)に参戦しているSauber F1 Team(ザウバー エフワン チーム 以下、ザウバー)に対し、2018年シーズンからのカスタマーパワーユニット供給を決定しました。

 ザウバーからの申し入れにより検討を進めてきた今回の供給を通じて、エネルギーマネージメント技術の研鑽とパワーユニットの競争力向上をさらに加速してまいります。

■本田技研工業株式会社 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長 森山 克英のコメント

「2015年からのマクラーレンとのパートナーシップに加えて、来年からザウバーへのカスタマーパワーユニット供給を開始することは、HondaのF1活動における新たなチャレンジとなります。
2チーム供給によるメリットを最大限に活かせるよう、開発を行っているHRD Sakuraと英国ミルトンキーンズの活動拠点双方の体制を強化し、ファンの皆さまに強いHondaを一日も早くお見せできるよう、これからも挑戦を続けてまいります」

■Sauber F1 Team チーム代表 モニシャ・カルテンボーンのコメント

「来期よりHondaと共に戦えることは、ザウバー エフワン チームにとって非常に光栄なことです。
チームの再編成が進んでいることは、オーナー交代のみならず、このHondaとのテクニカルパートナーシップからも明らかです。
この『新エンジン時代』に新たなマイルストーンを加えて戦うことを大変心待ちにしています。
そしてもちろん、これからも新たなチャンスを模索していきたいと思います。
チームは、戦略的視点からも技術的視点からも将来の成功への道筋を示すことになる、Honda とのパートナーシップを大変楽しみにしていますし、このパートナーシップの実現に導いてくれたHondaに感謝します」

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