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2017年4月

2017/04/30

ロシアGPはボタス(メルセデス)が初優勝飾る

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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30日(日)午後、ソチ・サーキットを舞台に2017年F1第4戦ロシアGP決勝レースが行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温25度、路面温度41度、湿度31%で引き続き雨の心配はないと報告されている。

スタート前のフォーメーションラップ最後にアロンソ(マクラーレン)が電気系のトラブルを訴えてストップ。
これで早くもアロンソは開幕からここまで全戦未完走が確定。
フォーメーションラップがもう1周追加され、周回はその分減少に。
オープニングラップの2コーナーでパーマー(ルノー)とグロージャン(ハース)が接触、クラッシュして早くもセーフティカー導入となった。
4周目にレースは再開。
この時点でトップはボタス(メルセデス)、2-3位にフェラーリのベッテル&ライコネン、ハミルトン(メルセデス)は4番手。
5周目、5番手だったリカルド(レッドブル)が右リヤのブレーキトラブルでスローダウン、ピットインしてリタイヤとなった。
8周目、マグヌッセン(ハース)とバンドーン(マクラーレン)に5秒ストップ・ペナルティのペナルティ。

結局52周に減算されたレースをトップでチェッカーフラッグを受けたのは予選3番手からスタートのバルテリ・ボタス(メルセデス)。
もちろん自身のキャリアで初体験の優勝ということになる。
またフィンランド人ドライバーとしては共に20勝のミカ・ハッキネン、キミ・ライコネン、5勝のケケ・ロズベルグ、1勝のヘイキ・コバライネンに次ぐ5人目のF1ウィナーということになる。

2位は最後DRS(ドラッグ・リダクション・システム)が使えるところ(1秒以内)までボタスを追い詰めたベッテル(フェラーリ)で最後は0.617秒差だった。
3位ライコネン(フェラーリ)、4位ハミルトン(メルセデス)、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位ペレス(フォース・インディア)、7位オコン(フォース・インディア)、8位ヒュルケンバーグ(ルノー)、9位マッサ(ウィリアムズ)、10位サインツ(トロ・ロッソ)までが入賞。

以下、11位ストロール(ウィリアムズ)、12位クビアト(トロ・ロッソ)、13位マグヌッセン(ハース)、14位バンドーン(マクラーレン)、15位エリクソン(ザウバー)、16位ウェーレイン(ザウバー)までが完走。
リタイヤはリカルド(レッドブル)、アロンソ(マクラーレン)、パーマー(ルノー)、グロージャン(ハース)の4台だった。

ロシアGP決勝レースの結果はこちら
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ブレーキに悩むハースF1、結局元のブランドに

Brembo Brake
今年でF1参戦2年目となるハースF1チームだが、昨季からずっと悩み続けているのがブレーキング時の安定性で、とりわけエースドライバーのロマン・グロージャンはかねてブレーキに対する不満を口にしている。

このためチームはこれまでの名門『ブレンボ』製ブレーキから、やはりF1でシェアを持つ『カーボン・インダストリー』製のものに交換する大手術を決断、実際にトライしたものの結果は思わしくなかったようだ。

同チームのギュンター・シュタイナー代表は、「ブレーキのような重要なパーツを変更するというのは簡単なことではなく、一朝一夕に解決はしない」としたが、とりあえずロシアGP残りの週末は再び以前のものに戻して戦うことを明らかにした。
今後についてはさらにテストを重ねて結論を出すとしている。

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アロンソ(マクラーレン)、来季は候補はルノー・チームか

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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今年3シーズン目を迎えるマクラーレン・ホンダ・チームで、依然として戦闘力がアップしない現状にいよいよフェルナンド・アロンソのモチベーションは下がっているようだ。

その顕著な例が、来月F1でもっとも重要とされるモナコGPを欠場してまで畑違いのインディ500レースに参戦するというものだが、今年末で満了するとされる同チームとの契約も前向きではないようだ。

こうした中、アロンソの母国スペイン・バルセロナのスポーツ紙『エル・ムンド・デポルティボ』は、来季ルノー・チームと契約するのでは、と伝えて注目を集めている。

ルノー・チームはかつてアロンソが2度のタイトルを獲得した時のチームで、再びワークス体制となったいま、戦闘力は着実に上向いているとみられている。

来季の契約についてアロンソは、「今の契約は今年で終わるので、僕はまったくのフリー。
実際にどのチームが勝利に近いのか、冷静に見極める」としている。

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ロシアGP修正スターティンググリッド

ロシアGPのレーススチュワード(競技委員)はカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)がバーレーンGPでのストロール(ウィリアムズ)とのアクシデントによるグリッド3番降格のペナルティ、またバンドーン(マクラーレン)が5基目のパワーユニット交換による15番降格のペナルティを受けたことから次のように決勝レースのスターティンググリッドを修正した。

1. ベッテル(フェラーリ)
2. ライコネン(フェラーリ)
3. ボタス(メルセデス)
4. ハミルトン(メルセデス)
5. リカルド(レッドブル)
6. マッサ(ウィリアムズ)
7. フェルスタッペン(レッドブル)
8. ヒュルケンバーグ(ルノー)
9. ペレス(フォース・インディア)
10. オコン(フォース・インディア)
11. ストロール(ウィリアムズ) *
12. クビアト(トロ・ロッソ) *
13. マグヌッセン(ハース) *
14. サインツ(トロ・ロッソ) *
15. アロンソ(マクラーレン)
16. パーマー(ルノー)
17. ウェーレイン(ザウバー) *
18. エリクソン(ザウバー) *
19. グロージャン(ハース) *
20. バンドーン(マクラーレン) *

* 印は変更のあったドライバー

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パーマー(ルノー)にピットレーン速度違反で罰金

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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ロシアGPのレーススチュワード(競技委員)は、29日(土)に行われた公式予選セッションでジョリオン・パーマーにピットレーン速度違反があったとして、ルノー・チームに対し罰金900ユーロ(約10万8千円)を科したことを明らかにした。

それによればパーマーは、今回制限60キロのところを68.8キロで走行したとのことだ。

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2017/04/29

ロシアGP予選、跳ね馬チームが9年ぶりフロントロウ独占

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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29日(土)午後、ロシアGPの公式予選が引き続きドライコンディションのもと行われた。
結果はなんとフェラーリ勢が1-2。
実に2008年のフランスGP以来となる跳ね馬チームによるフロントロウ独占を果たしてみせた。

ポールポジションを獲得したのはセバスチャン・ベッテルで今季初、2015年のシンガポールGP以来で自身通算47回目の快挙となった。
2位はチームメイトのライコネンで、ポールとはわずか0.059秒の僅差だった。
3位ボタス(メルセデス)、4位ハミルトン(メルセデス)、5位リカルド(レッドブル)、6位マッサ(ウィリアムズ)、7位フェルスタッペン(レッドブル)、8位ヒュルケンバーグ(ルノー)、9位ペレス(フォース・インディア)、10位がオコン(フォース・インディア)というグリッドになった。

明日は15時(日本時間:21時)から53周の決勝レースがスタートする。

ロシアGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ボタスがトップタイム、アロンソ脱落

ロシアGPは15分間の予選Q2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

ここでもトップタイムはボタス(メルセデス)で1'33.264。
2番手ライコネン(フェラーリ)で0.399秒差。
3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手マッサ(ウィリアムズ)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手リカルド(レッドブル)、9番手ペレス(フォース・インディア)、そして10番手のオコン(フォース・インディア)までがQ3進出を決めた。

ここで脱落となったのはサインツ(トロ・ロッソ)、ストロール(ウィリアムズ)、クビアト(トロ・ロッソ)、マグヌッセン(ハース)、アロンソ(マクラーレン)の5台。
このあと最終予選Q3でいよいよ日曜日のトップ10グリッドが決まる。

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予選Q1、アロンソ(マクラーレン)突破もバンドーン脱落

15日(土)午後、ロシアGPの公式予選Q1がスタートした。
使われるタイヤはウルトラソフト、スーパーソフト、そしてソフトの3種類。
セッション直前の天候は晴れ、気温21度、路面温度40度、湿度37%、コースはドライコンディションと報告されている。
ここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。

トップタイムはボタスで1'34.041。
これにチームメイトのハミルトンが0.368秒差で続いた。
ここまでトップだったフェラーリ勢のベッテルが3番手、ライコネンが4番手。
しかしこの2台だけがスーパーソフトで他はすべてウルトラソフト。
5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手オコン(フォース・インディア)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手リカルド(レッドブル)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、10番手マッサ(ウィリアムズ)。

マクラーレンはアロンソが14番手でQ2進出もバンドーンは17番手。
ここで脱落となったのは最後にクラッシュしたパーマー(ルノー)、バンドーン(マクラーレン)、ウェーレイン(ザウバー)、エリクソン(ザウバー)、そしてグロージャン(ハース)の5台。

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ロシアGPフリー3回目もフェラーリ勢が好調タイム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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29日(土)、公式予選を前にロシアGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温19度、路面温度33度、湿度は43%でコースはドライコンディションと報告されている。

セッション半ば、ルノーのパーマーがエンジンパワー・ロスを訴えてストップした以外は大きなアクシデントもなく終了、タイミングモニターの上位に名を連ねたのは今回もベッテル&ライコネンというフェラーリ勢だった。
最速と目されたメルセデスAMG勢はボタス3番手、ハミルトンが4番手。
同チームがポールポジションを獲れなければ2016年のモナコGP以来ということになるが、これまでも予選となればウルトラ・パワーを引き出すメルセデスのこと、まだ予断を許さない。

以下、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手マッサ(ウィリアムズ)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手リカルド(レッドブル)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、そして10番手がマグヌッセン(ハース)となった。
マクラーレンはアロンソ14番手、バンドーン17番手。
このあと15時(日本時間:21時)から注目の公式予選が行われる。

ロシアGPフリー走行3回目の結果はこちら
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長谷川祐介氏(ホンダ)、「明暗入り混じった一日だった」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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フリー走行初日、マクラーレン・ホンダ・チームはアロンソが12番手タイムを記録したもののバンドーンのほうは1回目に発生したパワーユニットのトラブルで交換を決意、予選グリッド15番降格のペナルティを受けることとなった。

初日の結果について長谷川祐介氏(ホンダ)は、「今日はポジティブとネガティブ、両方が入り混じった一日だった。
バーレーンで多発したMGU-Hの問題については、今回のレースまでに対策を施したこともあり、いずれのマシンにも発生することはなかった。
しかしながら、FP1の終わりにストフェルのマシンのPUに異常を検知、大きな問題ではなかったもののFP2で少しでも多くの走行を重ねるためにパワーユニットの交換を決断した。
迅速な作業によりほとんどタイムロスなしでの走行を再開でき、チームメンバー全員に感謝している。
アロンソのほうはトラブルなく終えることができま、様々なタイヤを使ってエアロダイナミックスのテストなどを行うこともできた」と、語っている。

なおセッション最後にバンドーンに起きたスローパンクチャーは、実はリアホイールのセンサーに不具合があったということだ。

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ストロール(ウィリアムズ)にもピットレーン速度違反で罰金

Lance Stroll (C)Williams F1
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ロシアGPのレーススチュワード(競技委員)は、28日(金)行われたフリー走行1回目セッションでランス・ストロールにピットレーン速度違反があったとして、ウィリアムズ・チームに対し罰金400ユーロ(約4万8千円)を科したことを明らかにした。

それによればストロールは、今回制限60キロのところを63.5キロで走行したとのことだ。

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マグヌッセン(ハース)、ピットレーン速度違反で罰金

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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ロシアGPのレーススチュワード(競技委員)は、28日(金)行われたフリー走行1回目セッションでケビン・マグヌッセンにピットレーン速度違反があったとして、ハースF1チームに対し罰金100ユーロ(約1万2千円)を科したことを明らかにした。

それによればマグヌッセンは、今回制限60キロのところをわずかにオーバー、61.0キロで走行したとのこと

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ホンダ、バンドーン(マクラーレン)のパワーユニット交換

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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ホンダは、ロシアGP初日午前のフリー走行でストッフェル・バンドーンがパワー不足を訴えたことから午後のセッションを前にパワーユニット全体の交換を行った。

前戦バーレーンGPでは不調だったものの、その後のバーレーン合同テストでは突然好調さと信頼性を取り戻したかに思えたホンダ製パワーユニットだが、今回再び不調に陥ったもの。

ホンダによればトラブルを抱えたのはこれまで繰り返したMGU-H(熱エネルギー回生システム)ではなくMGU-K(運動エネルギー回生システム)にあるとみられたが今回全体を交換。
これによりMGU-Hとターボが今季5基目ということになった。

規定でこれらは1シーズンに4基までとなっているため、バンドーンはわずか4戦で全選手の先陣を切ってペナルティを受けることが決まったもの。
なおペナルティは予選グリッド15番降格となるが、現状ではいずれにせよ最後尾ということになるのは皮肉だ。

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2017/04/28

ロシアGPフリー2回目、今度はベッテル(フェラーリ)が最速

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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28日(金)、引き続きF1第4戦ロシアGPのフリー走行2回目セッションが現地時間15時(日本時間:21時)から行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温21度、路面温度39度、湿度30%、コースはドライコンディションと報告されている。

残念ながら開始時点でバンドーン(マクラーレン)のマシンはパワーユニット関連の交換作業ということでまだガレージで馬の上。
もしもし交換ということになると早くも5基目ということでペナルティになりかねない。

残り約20分というところ、この時点で5番手タイムを記録していたフェルスタッペン(レッドブル)がパワーを失った形でストップ。
このセッションでトップはベッテル(フェラーリ)でベストタイム1'34.120を記録。
2番手もチームメイトのライコネンで、0.263秒の差。
3-4番手にメルセデスAMGのボタス&ハミルトン、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手マグヌッセン(ハース)、10番手がペレス(フォース・インディア)だった。
マクラーレン・ホンダはアロンソ12番手、その後、再走したバンドーン(マクラーレン)は16番手だった。

ロシアGPフリー走行2回目の結果はこちら
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ロシアGPフリー1回目、ライコネン(フェラーリ)が最速タイム

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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28日(金)、2017年F1第4戦ロシアGPのフリー走行1回目セッションが現地時間11時(日本時間:17時)から行われた。
セッション開始時の空は雲一つない快晴で、気温19度、路面温度33度、湿度34%、コースはドライコンディションと報告されている。

このセッションでのドライバー交代はただ一人、ルノー・チームのヒュルケンバーグに代わって地元ドライバーであるセルゲイ・シロトキンが起用されている。
しかしセッション開始まもなく、そのシロトキンがエンジントラブルで早々にストップ、残念ながら真っ先にコクピットから離れることとなった。

残り時間約25分というところでオコン(フォース・インディア)のものとみられるボディパーツ(シャークフィン?)がストレートエンドで脱落、セッションは赤旗中断となった。

セッションは数分で再開。
結局トップタイムは復調の期待が掛かるフェラーリのキミ・ライコネンでベストタイム1'36.074。
これにボタス(メルセデス)が0.045票差で続き、以下3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ベッテル(フェラーリ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手ここソツが初体験のストロール(ウィリアムズ)、10番手がオコン(フォース・インディア)。
マクラーレン・ホンダはアロンソ13番手、バンドーン17番手だった。

ロシアGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ロシアGPの週末は3日間ともに雨の心配なしの予報

今週末第4戦ロシアGPが行われるソチ地方の天気について、地元気象台は3日間いずれも晴れ時々曇りで雨の心配はないとしている。
ただ前戦のバーレーンとは異なり、再び気温は低下することが予想される。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
4月28日(金) フリー走行 晴れ 9- 21度 59%
4月29日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 12- 22度 59%
4月30日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 11- 23度 62%

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ロシアGPのスチュワード(審査委員)にミカ・サロ氏

Mika Salo (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるロシアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元フェラーリ等のF1ドライバーであるミカ・サロ氏(50歳:フィンランド)を指名したことを明らかにした。

日本女性と結婚するなど親日家として知られるサロ氏は1994年に当時のロータス・チームからF1デビュー、その後ティレルやアロウズ、フェラーリ、ザウバー等を経て、最後はトヨタで走ったことでさらに日本では馴染み深い。
最高位はフェラーリ時代に記録した1999年ドイツGPの2位(フェラーリ)、またトヨタ時代には2回のポイント獲得をもたらせた。
(フェラーリの2位は首位走行中、チームオーダーに従ったもの)

サロ氏がスチュワードを務めるのは今年第2戦の中国GPに続くもので、通算9回目ということになる。

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名ばかりの肩書きにエクレストン氏が「反撃体制」も

 BBC Topgear
昨年までF1総帥として辣腕を振るってきたバーニー・エクレストン氏だが、今年になってからはほとんど現場にも顔を見せることはなく、鳴りを潜めている様相。
これについて同氏は、「『名誉会長』なんていう肩書きは名ばかりのもので、実際に(リバティ・メディアは)誰も私の所に来たことがないよ」と、不満を露わにしているとのことだ。

こうした状況に、エクレストン氏が「反撃体制」を整えているのではないか、との見方が英国『BBC』で伝えられ、注目を集めている。

それによれば同局の人気自動車番組『トップギア』に出演したエクレストン氏は、かつて自身のF1チームを率いたこともあるエディ・ジョーダン氏に対し、「私はリバティ・メディアから弾のない銃を渡されたようだ。
しかし私は自分で弾を買えるだけのお金は持っている」との、意味深なコメント。

今年87歳になるエクレストン氏だが、まだまだ意気軒昂のようだ。

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2017/04/27

頭部保護装置、ハローに代えスクリーン方式浮上

Force India Halo (C)Sahara Force India F1
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元F1ドライバーであるジャスティン・ウィルソンがインディカー・レースで死亡した事故等を受け、開発が続けられてきたハロー(頭部保護装置)だが、ここに来て強度を持ったスクリーン方式の採用が浮上している。
というのも、これまでのハローでは視界の障害になるとしてドライバーから不満の声が聞かれ、これが解消できないためだ。

当初はコクピット全体を覆う戦闘機型のものが検討されたが、現在導入が図られているのはフロント部だけを遮るモーターボートのような部分方式のタイプ。

正式導入が予定される2018年に向け、各チーム共に開発に力が入っている。

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シャークフィン&Tウィングは今季限りで禁止へ

Image (C)Mercedes Motorsports
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今年シーズン前テストから登場し、各所で不評が聞かれた『シャークフィン』と『Tウィング』だが、これらがいずれも今シーズン限りで全面的に禁止されることになった。

これはこのほど開かれたFIA(国際自動車連盟)のテクニカル・ワーキング・グループで話し合われた結果決まったもの。

今年の新しいレギュレーションにより派生的に産まれたもので、当初はルックスが悪いなど視覚的な不評だったが、一部チームで強度的な欠陥がみつかり、走行中にTウィングが脱落して他車を損傷させるなどしたことが廃止を決定づけた形となった。

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「実は深刻だった」、ウェーレイン(ザウバー)の負傷

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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今年1月に参加した『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でのアクシデントにより、シーズン前テストや開幕2戦の欠場を余儀なくされたザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)が、あらためてその時の状況を説明した。

「ROCでの怪我は思ったよりも深刻なものだった。
精密検査をしてくれた医者によれば、レーシングドライバーには重要な脊椎を3か所も骨折しているということだったからね。
場合によってはキヤリアを終わらせるほどのものだと言われたくらいさ。
ただレギュラードライバーでありながらグランプリを欠席するということには非難する声も聞かれ、僕自身にとっても辛いことだった。
でも意を決して回復に努めた結果、こうしてレースに復帰することができて今はとても幸せだよ」

元々メルセデスAMGチームのジュニア育成ドライバーだったウェーレインは、2015年のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)史上最年少チャンピオンでもある。

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2017/04/26

マクラーレン、アロンソの『FモナコGP』欠場もF1のため

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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F1ドライバーの中にも批判する向きもみられたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のF1モナコGP欠場だが、同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターはこれがむしろF1のための措置であると説明している。

「今回のインディ500挑戦について、アロンソがF1から逃げた、などという非難があることは承知している。
しかしそうした指摘はまったく的外れなものだ。
これは話題集めのものでなければお金のためではない。
すべてはアロンソのモチベーションのため。
彼がF1で成果を出すために、すべてが繋がっているんだ。
モナコGP一戦だけのことを考えればいろいろ言われることもわかるが、今の状況ではモナコGPに出場するよりもインディ500にチャレンジすることのほうがF1のためになるんだ」

いまやアロンソ自身よりも、ホンダやマクラーレンのほうが今回のプロジェクトに夢中であるかも知れない。

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FIA、検討の結果DRSシステムは「変更なし」に

DRS Image (C)Sauber Motorsport
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2017年のF1はタイヤの大型化やマシン・レギュレーションの見直し等からエアロダイナミックスへの影響が危惧されてきたことから、FIA(国際自動車連盟)は開幕2戦を終えた時点でのDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の検討を行ってきたが、現時点で見直しの必要はないことを決定、各チームに通知したことがわかった。
またチーム側もこれに同意しているということだ。

開幕戦オーストラリアGPではオーバーテイクシーンが減少したことからDRS見直し論が優勢とみられたが、続く中国GPでは一転して増加、見直し派を黙らせる結果となっていた。

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ホンダ、ザウバー・チームへの供給契約が大詰めか

Honda Logo(C)Honda Racing
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イギリスの専門誌『オートスポーツ』が、来シーズンのザウバー・チームへのホンダ製パワーユニット供給契約交渉が大詰めになったと報じている。

かつてBMWワークスチームの母体ともなったザウバー・チームだが、2010年シーズンからはフェラーリ・エンジンを搭載して蜜月関係が続いたものの、このところの成績不振から現在はあまり良好な関係とはみられていない。
さらに資金不足から今季は1年落ちの旧型パワーユニット搭載を余儀なくされるなど苦戦に輪を掛けている状況。

一方これまでロン・デニス前CEOの意向により独占供給が必須としてきたマクラーレン・チームでは、複数チームへのエンジン供給のほうが開発が進むとの見解も。

2018年のエンジン・サプライヤーについては5月6日までにFIA(国際自動車連盟)への通知が定められていることから、同誌は近くザウバー・チームから新たな契約が発表されるものと予想している。

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2017/04/25

アロンソ(マクラーレン)に思わぬ『悲報』

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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来月末の『インディ500レース』挑戦に備え、アメリカのインディカー・シリーズ・アラバマ戦を視察していたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソに、思わぬ悲報が伝えられた。

これは、同選手が母国スペインで運営するカート場『フェルナンド・アロンソ・カート・サーキット』で、少年カート選手がアクシデントにより死亡したもの。

11歳になるゴンサロ・バスルト・モビラ君は、22日(土)に行われたプラクティス・セッションでコースアウト、転覆したカートに押しつける形で着地したという。
直ちに救出され近隣の病院に収容されたものの、翌23日(日)に息を引き取ったとのことだ。

悲報を受けたアロンソは自身のツイッターで「今日は僕にとって最も悲しい一日になった」との書き込みを行っている。

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苦闘のホンダに救済策?

Powered by Honda (C)Honda Racing
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F1を盛り上げるべく改訂が行われているレギュレーションだが、今シーズンもここまでパワーユニットによる勢力図の違いが表面化している。
現在4つのエンジン・メーカーがF1に供給しているが、まだ1勝もしていないのはホンダだけ。

こうした状況を受け、ホンダが信頼性確保への比重を減らし、開発が戦闘力アップに資するよう救済の必要があるのではないか、というものだ。

これについて唯一ホンダからエンジン供給を受けるマクラーレン・チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは、「われわれは直ちにトップ争いができるよう援助して欲しいと言っている訳ではない。
希望しているのはトップから0.3秒以内程度のパフォーマンス。
それがF1全体にとってよりフェアでシリーズ全体を盛り上げることに繋がる筈。
当然のことながら他に参入するメーカーがあるならば、同じ措置を採って欲しいと考えているよ」と、説明した。

具体的には規定数以上の新規投入に対するペナルティを回避することなどが考えられているとみられる。

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「上位3チームとの差は縮まらない」と、ハースF1代表

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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2016年、久方ぶりのF1新規参戦チームとして期待されたハースF1チームだが、2017年序盤の3戦を終え、「上位3チームとの差は縮まらない」と、F1の現状を訴えた。

これは同チームのギュンター・シュタイナー代表が公式サイトで明らかにしたもので、「初めて参戦した2016年は、メルセデスAMG、レッドブル、そしてフェラーリら上位3チームの強さを思い知らされた。
今年一部のレギュレーションは変更されたが、それでもここまでの3戦でその勢力図に変化のないことが明らかになっている。
われわれ中断グループの実力差は小さいものだが、しかし上位3チームとの差はかなり大きいものだ。
わずか1周で1秒以上の差というのは簡単に追いつけるレベルではない。
そしてこれは今シーズン終了まで解消されることはないだろう」と、指摘した。

今季、予選ではトップ10に入るなど速さをみせるハースF1だが、これまでまだポイント獲得には至ってない。

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2017/04/24

マクラーレン首脳、『毎年インディ500でウチのマシンを観たい』

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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F1スケジュールの合間を縫って、現在アラバマ戦の行われているインディカー・シリーズの現場を訪れているマクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソは、今回の参加チームであるアンドレッティ・オートスポーツのガレージからその活動の現場を見学した。

批判も含め、いろいろな声が聞かれる今回の計画について、しかしマクラーレンのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは好意的にこれを擁護している。

「いきなり結果が出せるかどうかは別として、われわれは彼のチャレンジを応援したい。
将来のことはまだ何も決まっていないが、私個人としては毎年インディアナポリスでわれわのマシンが観られるのを期待したい。
これはアロンソの希望であり、我々の希望、またホンダの希望、そして現在のF1の状況も含めてのものだ
何よりマクラーレン・チームは伝統的にインディ500レースのファンでもあるからね」

こう語るザク・ブロウン氏は生粋のアメリカ人である。

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エクレストン氏「高額F1開催契約は質の維持のためだった」

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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今シーズン初めてF1グランプリの会場にその姿をみせたバーニー・エクレストン氏が、これまでの開催契約が高額だったことを初めて認め、その姿勢の変化が取材したメディアを驚かせていたことがわかった。

それによればエクレストン氏は、「近年になって新たに開催契約を結んだグランプリには敢えて水準以上のサーキットのレベルを要求、高い品質のF1を維持するよう求めてきた。
当然のことながらその代償として開催地は高額の開催料が必要となり、多くが赤字で苦し
んでいるのは事実。
そうした中すでに撤退した国もあり、正直言ってこの状況には後悔の念を覚えている。
しかしこれは(現F1ーナーである)リバティ・メディアとはまったく関係のないものだ」と、説明。

同氏はその背景として当時のF1主要株主であった『CVCキャピタル』からの要求が背景にあったと釈明している。

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ペレス(F・インディア)、アロンソのモナコGP欠場に懐疑的

Sergio Perez (C)McLaren Group
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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のインディ500レース参戦のニュースは多くのファンや関係者を驚かせたが、F1ドライバーの中にはモナコGPを欠場することには懐疑的な見解を示す向きもある。

その一人であるフォース・インディアのセルジオ・ペレスは、アロンソの判断について次のように語っている。

「インディ500は世界三大レースと言われるように、間違いなくドライバーのチャレンジ精神を鼓舞する魅力的なレースだ。
僕も子どもの頃からテレビで観戦していたものさ。
だからアロンソがこのレースに挑戦したいというのは理解できる。
でも、他のカテゴリーに挑戦する以前に彼はいまF1ドライバーだろう。
そのF1ドライバーがモナコGPを欠場するなんて僕には到底考えられないよ」

その「異様な判断」が認められた背景には、一つはホンダがインディカー・シリーズにもエンジン供給していること、そしてもう一つはマクラーレン・チームがかつてインディ500に参戦したことがあるためだろう。
しかしかつてマクラーレン・チームに在籍したペレスは「ロン・デニスが今もマクラーレンの総帥だったなら、許可されなかった筈」と、感想を述べた。

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2017/04/23

マクラーレン首脳、「ホンダは余計に迷宮に陥った」

E.Boullie & S.Vandorne (C)McLaren Group
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バーレーン合同テスト2日目、それまで様々なトラブルが相次いで満足な周回ができずにいたマクラーレン・ホンダだが、突然マシンは好調さを取り戻し、この日ステアリングを握ったストッフェル・バンドーンはベストタイムが全体でも4番手、前日17周だった周回数も81周の多きを数えてみせた。

この「変貌ぶり」にチームは表向きこれを歓迎しているものの、マクラーレン・チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは次のように不安を明らかにした。

「確かに突然マシンが好調さを取り戻したのは事実だ。
我々はこれまでにMGU-H(排気熱エネルギー回生装置)を都合4回も交換したが、しかし決定的な原因が見つかって解消された訳でもない。
つまり、事情が掴めないままにトラブルが見えなくなってしまったんだ。
そして残念ながらこれは決して好ましい状況ではない、迷宮だ。
おそらくホンダも懸念が一掃されてはいないだろう。
ダイナモでは異常がないのに実車になるとトラブルが出る。
これは彼らのこれまでの開発手順に変更が必要なのかも知れない」

ただマシントラブルが実車とのコンビになった時に初めて現れるのは、パワーユニットそのものに問題があるのではなくシャシー側との組み合わせに原因があるとの見方もされている。

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レッドブル首脳、「独立系エンジン供給がF1継続の条件」

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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自動車メーカー系ではないプライベートチームとして何度もチャンピオンに輝いてきたレッドブル・レーシングだが、2014年に導入された現在のエンジン・レギュレーション以降はタイトルから遠ざかったままだ。

これについて同陣営でレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、「F1継続には独立系エンジン・サプライヤーが不可欠」との見解を示した。

「FIA(国際自動車連盟)とF1チームとは2021年から現行エンジンに代わる、新たなものを導入することになっているが、その際に独立系サプライヤーが現れなければ今と同じことの繰り返しになる。
遅くともその時までにそれが成されなければ、我々は重要な決定をしなければならない。
つまり、F1からの撤退だ」

現行の1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンの価格はおよそ2千万ユーロ(23億4千万円)から3千万ユーロ(35億1千万円)にも達するとされるが、プライベートチームらはこれを1千万ヨーロ(約11億7千万円)程度にまで下げることを要求している。

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バレンティーノ・ロッシ、アロンソのインディ500参戦を支持

Valentino Rossi (C)Ferrari S.p.A
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実に9回に渡るモトGPチャンピオンで2輪のスーパースターとされるバレンティーノ・ロッシ(38歳:イタリア)が、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の『インディ500レース』挑戦を支持している。

「F1でモナコGPは特別なものだから、これを欠場するというのは驚いたけれど、それだけマシンの状態が悪いんだろう。
でも、彼がインディ500にチャレンジするというのは素晴らしい挑戦だと思う。
僕も一度だけNASCARのマシンで走ったことがあるけれど、オーバルコースというのはサーキットとは全然違うもの。
彼にはぜひこの挑戦を活かして欲しいね」

ロッシはフェラーリ・チームやミハエル・シューマッハとも関係が深く、自身も異カテゴリーへに積極的に挑戦、F1マシンでのテスト機会も豊富だ。

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2017/04/22

カナダGPも今年の高速F1に備えサーキット設備の改修へ

Techpro Barrier
今年、F1はタイヤやマシンのレギュレーション変更に伴いかなりの高速化が図られているが、その影響でパーマネント・サーキットでない一部グランプリではコースオフした際などの安全性に懸念が示されている。

その一つで普段は公園の一般道を使用するカナダGPのジル・ビルニューブ・サーキットでは、FIA(国際自動車連盟)の勧告を受けランオフエリアの拡大等の改修を行っていることを明らかにした。

コースのレイアウトそのものに変更はないものの、これまでコンクリートブロックや鋼鉄製のガードレールだったバリアは、その多くがより安全性が高いとみられるテックプロ製のものに置き換えられる見通しという。

今年のカナダGPは6月11日(日)に行われるが、主催者は5月中に改修が終えられるとしている。

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ペナルティ喫したサインツ(トロ・ロッソ)、「相手が未熟」

Carlos Sainz (C)Scuderia Toro Rosso
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先のバーレーンGPで起きたランス・ストロール(ウィリアムズ)とのアクシデントについて、その責任を問われたカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)が、納得できないと不満の姿勢をみせている。

これは決勝レース中、ストロールのマシンに追突した形になったサインツに非があるとして、バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)から次戦ロシアGPでの予選グリッド3番降格に加えペナルティ・ポイント2点という重い処分がサインツだけに下されたもの。

これについてサインツは、「あの時僕はもうコーナーに向けてターンインを始めていたんだ。
ところが廻りが見えていないストロールが、それに気づかず無理に切り込んできたから起きたもの。
少なくともこれはレーシング・インシデント(出来事)としてお咎めなしになると思った。
なのにこんな一方的な処分は不当だよ」と、サインツ。

同選手はまた「他のドライバーだったらこんな事故は起きなかった」として、新人ストロールの未熟な腕前に原因の多くがあると主張した。

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マッサ(ウィリアムズ)、「バトンはテスト参加すべきだった」

Felipe Massa (C)Williams F1
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マクラーレン・チームではフェルナンド・アロンソが『インディ500レース』参戦のため第6戦モナコGPを欠場、代役には昨季までのレースドライバーだったジェンソン・バトンが務めることが決まっている。
しかし貴重なテスト機会だった今回のバーレーン合同テストでマクラーレンは初日がオリバー・ターベイ、2日目がストッフェル・バンドーンといずれの陽にもバトンの参加はなかった。

これについてウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサは次のように語っている。

「バトンが復帰してくれるというのはうれしいよ。
彼はまだ素晴らしい腕前を持っているし、モナコのような特殊なグランプリでは彼しか代役はいないと思っていたからね。
でも、彼はどうして今回のテストに参加しなかったんだろう。
去年と同じものならともかく、今年はレギュレーションが変更されてマシンは大きく変わってしまっているからね。
タイヤも去年とは違うし、いくらでも好きに走れるテストはとてもいい機会なんだけどな」と、バトンとは一つ違いのベテランは首を傾げた。

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2017/04/21

アロンソ、インディ500レース参戦に向け着々と準備

すでに今季F1第6戦のモナコGPを欠場し、インディカー・シリーズの最高峰『インディ500レース』への初挑戦を決めているマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、現在今週末アラバマ州のバーバー・モータースポーツパークで行われる『ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマ』を訪問して視察をしている。

その後いったん4月30日(日)のF1ロシアGP参戦のためヨーロッパに戻るが、終了後再び渡米、5月3日(水)に初めて本番の舞台であるインディアナポリス・モータースピードウェイでアンドレッティ・オートスポーツのマシンで初走行を行う予定という。

例えF1チャンピオンといえどもインディ500参戦の際にはルーキー・テストを受けなければならず、アロンソもその例外ではないが、チームの総帥マイケル・アンドレッティ氏は「われわれはルーキーの扱いに慣れているので何も心配はない」と、落ち着いたところをみせている。

ちなみにマイケル氏はアロンソとは逆にインディカー・チャンピオンとしてマクラーレンからF1に参戦したが、この時はルールの不公平さもあり成功を収めることはできなかった。
(父親のマリオ氏はF1でもチャンピオンになっている)

Mario Andretti (C)Williams F1
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フェラーリ・テスト、災いはマシンでなくピットガレージに

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームはバーレーン合同テスト2日目にエースのセバスチャン・ベッテルを参加させたが、トラブルのため走行時間が失われる事態に見舞われた。
しかしトラブルはマシンにだけでなく、ピットガレージでも起きていたことが判明、パドックで恰好の話題になっている。

今季ザウバー・チームからの参戦もあったアントニオ・ジョビナッツィから『SF70H』のステアリングを引き継いだアロンソは、午前の走行で小さな電気系のトラブルが見つかりガレージに戻されたとされる。
トラブルはパーツを交換して再びコースに戻る予定だったが、その際になんとフェラーリ・チームだけピットガレージが停電。
現代のF1ではピットガレージにテレメトリー等を始めとする重要設備が集中していて、当然のことながら停電になるとそれらの機能が失われてしまう。

その後電気設備は修復されたものの、ライバルであるメルセデスAMGチームのボタスがこの日トータル143周を周回したのに対しベッテルのほうは半分以下の64周に留まった。

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ポルシェ・チーム、ルマン24時間へのアロンソ起用否定

Porsche LM24 Team (C)Porsche AG
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来月のインディ500レース参戦に加え、さらに来年はルマン24時間レース出場の噂も出ているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だが、その候補チームとして名前が挙げられたポルシェ・チームは、しかしこれを否定している。

これは同チームを率いるアンドレア・ザイドル代表が語ったもので、「われわれのルマン参戦は長期に渡る安定的な計画に基づいたものだ。
来年の参戦体制はすでに決まっていて、変更の考えはない。
もちろん新たに3台目を加えるということも計画にない」と、アロンソ起用の可能性を一蹴した。

実は2015年にもアロンソにポルシェからルマン参戦の噂が出たが、この時は契約上の問題からホンダに拒否されたと伝えられている。
ただしその現契約は2017年末で満了するため、いまのところルマン参戦に問題はない。

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2017/04/20

マクラーレン・ホンダ、合同テスト最終日は順調

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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今シーズン、ここまでマシントラブルが続いたマクラーレン・ホンダ・チームだが、19日(水)のバーレーン合同テスト最終日は順調な周回をみせた。

この日『MCL32』のステアリングを握ったのはレースドライバーのストッフェル・バンドーンで、一日を通じて順調に周回を重ねてセットアップを進めトータル81周を周回、ベストタイムも全12台中の4番手とこれまでにない好位置につけた。

ホンダR&Dチーフエンジニアの中村聡氏は、この日のテストについて次のように語っている。
「昨日のテスト初日はMGU-H(熱エネルギー回生システム)関連の問題によりあまり周回を重ねられなかったが、今日はスケジュール通りにテストプログラムを消化できた。
MGU-Hの問題については懸命に分析を行い、今回のテストで一連の問題に対し暫定的な対策を施し、今日の走行で対策の方向性をある程度確認できた。
今日はそれ以外にもドライバビリティや振動の問題に進歩が見られた。
今回得られた貴重なデータを元にこれからも改善を続け、できるだけ早くライバルに追い付けるよう努力を続けたい」

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バーレーン合同テスト2日目タイム(最終:4/19)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 V.ボタス FIN Mercedes 1'31.280 143
2 S.ベッテル GER Ferrari 1'31.574 64
3 C.サインツ ESP Toro Rosso Renault 1'31.884 68
4 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'32.108 81
5 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'32.120 88
6 E.オコン FRA Force India Mercedes 1'32.142 60
7 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'32.213 61
8 G.パフェット GBR Williams Mercedes 1'32.253 126
9 S.シロトキン RUS Renault 1'32.287 90
10 P.ガスリー FRA Redbull TAG Heuer 1'32.568 65
11 P.ウェーレイン GER Sauber Ferrari 1'34.462 91
12 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'35.015 70

   * 2017 PP-Time 1'28.769 V.ボタス/Mercedes (4/15)
   * 2017 Test-Time 1'31.358 L.ハミルトン/Mercedes (4/18)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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アロンソ(マクラーレン)、インディ500準備のため渡米

Indy 500 Race Image (C)Indycar Media
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16日(日)にバーレーンGPをリタイヤで終えたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、その足で直接渡米。
5月末に参戦が決まった『インディ500レース』への準備が目的とされる。

バーレーンGPについての質問では渋面を崩さなかったアロンソも、インディ500挑戦の話題になると一転、饒舌にその意気込みを語ったという。

渡米後さっそくマシンの提供が決まっているアンドレッティ・オートスポーツのファクトリーに趣きシート合わせを行う他、担当スタッフらとも対面する見通し。
時間があればシミュレーターもテストするということだ。

5月15日(月)にはインディカー・シリーズ新人のためのルーキー・テストが予定されている。
インディ500ではたとえF1チャンピオンでも優遇されることはなく、アロンソが果たしてオーバルコースをどのように克服するか注目だ。

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2017/04/19

フェラーリのセバスチャン・ベッテル、 戦略が鍵となったバーレーングランプリを 2 ストップで制す (ピレリ)

セバスチャン・ベッテル (C)Pirelli Motorsport
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2017 バーレーングランプリ決勝
・ザウバーのパスカル・ウェーレイン以外の全ドライバーが 2 ストップを採用
・デグラデーションが限定的な中、 ソフトとスーパーソフトを用いた数種類の 2 ストップ戦略が展開された

2017 年 4 月 16 日、サヒール
グリッド 2 列目からスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルが、2 ストップ戦略でバーレーングランプ リを制しました。ザウバーのパスカル・ウェーレイン以外の全ドライバーが 2 ストップを採用しました。また、 同じザウバーのマーカス・エリクソンのみが、ソフトタイヤでスタートを切りました。夜間の温かいコンディショ ンの下、両コンパウンドのデグラデーションは限定的なものとなり、ドライバーたちは全てのスティントにおい てハードにプッシュすることができました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「序盤のセーフティーカーが影響を及ぼした決勝は、 戦略が鍵となりました。2 ストップが主流のレースでしたが、スーパーソフトとソフトの使用順に関していくつ かのバリエーションが見られました。前日よりも涼しくなったコンディションによって、スーパーソフトのデグラ デーションレベルは低くなり、ソフトは良好な一貫性を示していました」

続きを読む "フェラーリのセバスチャン・ベッテル、 戦略が鍵となったバーレーングランプリを 2 ストップで制す (ピレリ)"

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マクラーレン・ホンダ、せっかくのテスト機会もマシントラブル

Oliver Turvey (C)McLaren Group
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バーレーンGP終了直後の18日(火)からスタートしたバーレーン合同テスト。
序盤の3レースで出遅れたチームにとっては今後の挽回を期すための絶好の機会になる筈だったが、渦中のマクラーレン・ホンダ・チームにとっては残念な展開となった。

この日『MCL32』のステアリングを託されたのはマクラーレン・ホンダの開発期からその職務にあたってきたオリバー・ターベイ(30歳:イギリス)。
このところはフォーミュラEやルマン24時間レースへの参戦が目立つが、日本のスーパーGTへの参戦でも近しい。

しかしこの日のテストはインストレーションラップ直後にERS(エネルギー回生システム)のトラブルが確認され、周回できたのは一日でわずか17周、ベストタイムも12台中の最下位に沈んでいる。

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バーレーン合同テスト1日目タイム(4/18)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'31.358 97
2 A.ジョビナッツィ ITA Ferrari 1'31.984 93
3 D.リカルド AUS Redbull TAG Heuer 1'32.349 45
4 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'32.452 87
5 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'32.509 56
6 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'33.624 74
7 L.ストロール CAN Williams Mercedes 1'33.729 35
8 S.ジェラエル INA Toro Rosso Renault 1'33.885 78
9 S.ベッテル GER Ferrari 1'33.894 89
10 A.セリス MEX Force India Mercedes 1'33.939 71
11 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'34.550 106
12 O.ターベイ GBR McLaren Honda 1'35.011 17

   * 2014 Test-Time 1'34.136 L.ハミルトン/Mercedes (4/09)
   * 2017 PP-Time 1'28.769 V.ボタス/Mercedes (4/15)
    (訳注:ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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FIA、今週にも『シャークフィン&Tウィング』禁止結論か

Mercedes AMG 『W08』 (C)Mercedes Motorsports
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今年、F1レギュレーションが変更されたのに伴い現れたのが、リヤカウル部の『シャークフィン』と『Tウィング』だ。
登場当初からデザイン的に見苦しいとの評価が目立ったが、ここに来てさらに問題化しているのが強度不足による脱落事故。

とりわけメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスはこれまで2度に渡ってTウィングが脱落、バーレーンGPでは後方を走っていたフェルスタッペン(レッドブル)がこれを踏んでしまい修理作業のため貴重な走行時間と巨額の金銭損失とを被ったとされる。

これを重視したFIA(国際自動車連盟)は、今週の21日(金)にもF1テクニカル・ワーキング・グループの会議を開き、技術的な観点から検討を行うことを明らかにした。
直ちに禁止となれば、各チームはエアロダイナミックスの見直しに奔走することになりそうだ。

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2017/04/18

アロンソ(マクラーレン)心F1にあらず、来年はルマン挑戦も

F.Alonso & E.Boullie (C)McLaren Group
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マクラーレン・ホンダ・チームに移籍して3シーズン目、しかし開幕から連続してマシントラブルによるリタイヤが続いているフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)には、残念ながらF1に対する情熱が失われつつあるようだ。

F1レギュラードライバーでありながら、注目のモナコGPを欠場してインディカー・シリーズの最高峰『インディ500レース』に参戦するという発表はファンを驚かせたが、さらに今度は来年スポーツカーレース伝統の一戦『ルマン24時間レース』にも挑戦するという憶測が流れたもの。

これについてマクラーレン・チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは、噂の当否については直接言及しなかったものの、「アロンソをそうさせるのは、彼にF1への極度なフラストレーションが溜まっているため。
いまのマクラーレン・ホンダは彼の要求レベルに遙か及んでいないからね」と、その背景に理解を示した。

ただその上で、「彼はとても巧妙に契約交渉を進めているよ」と、呆れた表情もみせている。

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バーニー・エクレストン氏、「誰も私のアドバイス求めない」

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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バーレーンGPの会場に昨年までF1のボスとして君臨した前FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)代表のバーニー・エクレストン氏の姿が思い掛けずみられた。
意外なことに今年グランプリの現場に同氏が姿を見せたのはこれが初めてということになる。

取り囲んだ記者に現在の職務について問われると、この実力者は次のように答えた。
「一応、私は名誉会長ということらしいよ。
しかし(リバティ・メディアは)誰も私の所に来ないし、何かを聞かれたこともない。
だから実際に私は何をしたらいいのかわからないんだ」

実務についてはかわしたものの、今年のF1人気について感想を聞かれると、「フェラーリが好調というのがいいんじゃないか。
ハミルトン(メルセデス)とベッテル(フェラーリ)がタイトル争いをするというのは今のF1において理想的なシチュエーションだよ。
これなら再びF1人気は隆盛になるのではないか」と、説明。

一線を引いたとされるエクレストン氏、しかし依然としてインテルラゴス・サーキット(ブラジルGPの開催地)買収など周辺にはきな臭いニュースが絶えないが、同氏は「関知していない」と、噂を煙に巻いた。

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ゲイリー・パフェット、ウィリアムズのテストに参加へ

Gary Paffett (C)McLaren Group
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バーレーンGPを終えたF1チームは一日のインターバルを置いた18日(火)から当地バーレーン・サーキットを舞台に2日間にわたる合同テストを行うが、これにゲイリー・パフェット(36歳:イギリス)がウィリアムズ・チームから参加することがわかった。

長くマクラーレン・チームでテストドライバーを務めたパフェットはそのパートナーだったメルセデスとの関係が深く、2005年には同チームから参戦したDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のチャンピオンにもなっている。
しかし2014年、マクラーレン・チームがホンダと契約、メルセデスとの訣別を決めたことによりパフェットも長年在籍した同チームを離脱、その後2016年からはウィリアムズ・チームで開発ドライバー(シミュレーター・テスト)を務めていた。

現在ウィリアムズ・チームはメルセデス・エンジンを搭載していて、両者の関係は良好だ。

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2017/04/17

サインツ(トロ・ロッソ)に次戦3グリッド降格処分

FIA
バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのカルロス・サインツに対し、次戦ロシアGPでの予選グリッド3番降格とペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

これは決勝レース中にランス・ストロール(ウィリアムズ)との間で起きたアクシデントについて、その責任を問われたもの。

サインツのペナルティ・ポイントはこれによりトータル7点。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され、出場停止となる。

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ハミルトン(メルセデス)にペナルティ・ポイント

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンに対し、ペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

これはハミルトンが決勝レース中ピットストップの際、意図してスローダウンし後続のマシンを抑えたためで、すでにレース中に5秒のタイムペナルティが科せられているものに加えたもの。
データによればハミルトンは制限速度が80キロのところ57キロまで減速して走行していたとのことだ。

ハミルトンへのペナルティ・ポイントはこれが初。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され、出場停止となる。

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バーレーンGPはベッテル(フェラーリ)が優勝飾る

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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16日(日)午後、2017年F1第3戦バーレーンGP決勝レースが行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温25度、路面温度31度で引き続き雨の心配はないと報告されている。
スタートを前にバンドーン(マクラーレン)が今週再三繰り返されたMGU-H(熱エネルギー回生システム)のトラブルということでピットガレージを出られないでいる。

スタートでハミルトン(メルセデス)が一つ順位を落とし3番手に。
トロ・ロッソはサインツが順位を大きく上げたのに対しクビアトが大幅ダウン。
9周目、マグヌッセン(ハース)がストップ、コースきイエローコーションとなった。
12周目、タイヤ交換を終えてコースに復帰したばかりのフェルスタッペン(レッドブル)がブレーキトラブルでクラッシュ。
さらにストロール(ウィリアムズ)がサインツ(トロ・ロッソ)との接触事故でストップ、セーフティカー導入、あわただしくピット作業が行われた。
この件はレース・コントロール後の審議対象に。
なおピットストップの際、ハミルトン(メルセデス)がチームメイトとの連続ストップのため意識してスローダウン、後続を抑えたとし結局5秒のタイム・ペナルティを科せられた。
52周目、エリクソン(ザウバー)がギヤボックス・トラブルを訴えてストップ。
あと2周というところで12位辺りを走っていたアロンソ(マクラーレン)がエンジントラブルでピットガレージに戻りまたしてもリタイヤ。

57周のレースを制したのはベッテル(フェラーリ)で今季3戦目にして2勝、再びランキング単独首位に立った。
自身通算44勝目、バーレーンGPでは3勝目、またフェラーリがここバーレーンで勝ったのは2010年(アロンソ)以来、実に7年目ということになる。

2位にハミルトン(メルセデス)、1位との差は6.660秒で、5秒のペナルティがなかったとしても届かなかったことになる。
3位ボタス(メルセデス)、4位ライコネン(フェラーリ)でここまでは開幕戦とまったく同じ顔ぶれ。
以下、5位リカルド(レッドブル)、6位マッサ(ウィリアムズ)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位グロージャン(ハース)、9位ヒュルケンバーグ(ルノー)、10位オコン(フォース・インディア)までが入賞。
11位ウェーレイン(ザウバー)、12位クビアト(トロ・ロッソ)、13位パーマー(ルノー)、実質リタイヤの14位アロンソ(マクラーレン)までが完走。
リタイヤはエリクソン(ザウバー)、サインツ(トロ・ロッソ)、ストロール(ウィリアムズ)、フェルスタッペン(レッドブル)、マグヌッセン(ハース)、バンドーン(マクラーレン)の6台だった。

バーレーンGP決勝レースの結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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2017/04/16

再びマクラーレン・ホンダを襲ったMGU-Hトラブル

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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せっかく予選Q2進出に成功しながら、マクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソはマシントラブルのためアタックを中止、結局このセッションはノータイムで15番グリッドに留まった。

ホンダはトラブルはMGU-H(熱エネルギー回生システム)にあったと説明したが、前日のフリー走行でもチームメイトのストッフェル・バンドーンが同じ原因でマシンを止めていた。

これについて長谷川祐介氏(ホンダ)は、「両者のトラブルが同じものかどうか分析している。
明日アロンソを送り出すため、いまチーム一丸となって全力で作業を進めている。
厳しい状況ではあるが、明日良いレースを見せられるよう最大限の努力をしている」としている。

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エクレストン氏、アロンソ(マクラーレン)のインディ500挑戦を酷評

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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すでにF1トップの座から離れたバーニー・エクレストン氏だが、今回のバーレーンGPには久々に来場。
しかしそこで耳にしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のインディ500レース挑戦計画を酷評している。

「私がF1に関わって長いが、およそF1ドライバーがグランプリを欠場して他のレースに出るなど聞いたことがない。
ましてや(F1でもっとも重要な)モナコGPだ。
もし私が以前と同じ立場にあったなら、そんなことは許さなかっただろう。
いや、ロン・デニスがまだマクラーレン・チームの代表だったなら、彼が思い止まらせたに違いない。
アロンソはF1ドライバーとして契約しているのだから、それを勝手に欠場するなど許されないこと。
もし他のレースに出たいというのなら、F1の契約が終了してから出ればいいんだ。
もしもそのインディ500で怪我などしたらどうするのか」と、と、一蹴。

その一方、同氏は「彼がグリッドの後方に埋もれているのは見たくないが」とも付け加えた。

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バーレーンGP予選、ボタス(メルセデス)が初ポール獲得

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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15日(土)午後、バーレーンGPの公式予選がドライコンディションのもと行われた。
陽はとっぷりと暮れたが、Q1開始時とほとんど気温も路面温度も変わらない。

15分間の熾烈なタイム争いの結果、ついにメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスが自身キャリア初となるポールポジションを獲得した。
F181戦目、メルセデスAMGチームに移籍してからわずか3戦目にしてハミルトンを打ち破ってみせた。

2番手はそのハミルトン(メルセデス)で0.023秒の差、昨年のアメリカGPから続けて来た連続ポール記録は6戦で途絶える結果となった。
なお同チームのフロントロウ独占は今季これが初になる。
(これまではいずれも1-3位)
3番手ベッテル(フェラーリ)で、やはりここでもQ3になるとメルセデス勢からは引き離された。
4番手リカルド(レッドブル)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手グロージャン(ハース)、10番手がパーマー(ルノー)となった。
ルノー勢がトップ10に2台入るのはこれが復帰後初ということになる。

明日18時(日本時間:24時)バーレーンGP決勝レースがスタートする。

バーレーンGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、アロンソ脱落、ルノー勢が躍進みせる

バーレーンGPは予選Q2がスタート。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)でついに1分30秒を切る1'29.535をマーク。
しかしチームメイトのボタス(メルセデス)が0.020秒差で迫った。
3番手のベッテル(フェラーリ)とは0.061秒差。
4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手グロージャン(ハース)、10番手パーマー(ルノー)までがQ3進出。

ここで脱落となったのはクビアト(トロ・ロッソ)、ストロール(ウィリアムズ)、ウェーレイン(ザウバー)、オコン(フォース・インディア)、そしてアロンソ(マクラーレン)の5台。
アロンソはマシントラブルか、一度コースには出たものの結局ノータイムでセッションを終えている。
このあとQ3でいよいよトップ10のグリッドが決まる。

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予選Q1、アロンソ(マクラーレン)突破もバンドーン脱落

15日(土)午後、いよいよバーレーンGPの公式予選Q1がスタートした。
セッション直前の天候は晴れ、気温30度、路面温度31度、湿度32%、コースはドライコンディションと報告されている。
ここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)の1'30.814。
2番手フェルスタッペン(レッドブル)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手パーマー(ルノー)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、10番手リカルド(レッドブル)。
アロンソ(マクラーレン)は辛くも15番手でQ2進出。。

ここで脱落となったのはエンジントラブルを訴えてストップしたサインツ(トロ・ロッソ)、バンドーン(マクラーレン)、ペレス(フォース・インディア)、エリクソン(ザウバー)、マグヌッセン(ハース)の5台。

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2017/04/15

バーレーンGPフリー3回目はフェルスタッペン(レッドブル)最速

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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15日(土)、公式予選を前にバーレーンGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温34度、路面温度39度、コースはドライコンディションと報告されている。

初日にトラブルで思うように走れなかったサインツ(トロ・ロッソ)が精力的に周回を重ねている。
終盤、グロージャン(ハース)が5コーナーでスピンしてウォールにヒット、4分ほど赤旗中断となった。

60分間のセッションを終え、1'32.194のトップタイムを記録したのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。
フェルスタッペンがセッション1位になったのは今季初ということになる。

0.110秒差の2番手にハミルトン(メルセデス)、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手マッサ(ウィリアムズ)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、10番手クビアト(トロ・ロッソ)の順。
マクラーレン・ホンダはアロンソ12番手、バンドーン15番手だった。

このあと18時(日本時間:24時)から注目の公式予選が行われる。

バーレーンGPフリー走行3回目の結果はこちら
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エリクソン(ザウバー)、ピットレーン速度違反で罰金

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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バーレーンGPのレーススチュワード(競技委員)は、14日(金)行われたフリー走行1回目セッションでマーカス・エリクソンにピットレーン速度違反があったとして、ザウバー・チームに対し罰金500ユーロ(約5万8千円)を科したことを明らかにした。

それによればエリクソンは、制限80キロのところを84.9キロで走行したとのこと。

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フェルスタッペン(レッドブル)のトラブルは『落下物』原因

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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14日(金)行われたバーレーンGPフリー走行2回目セッションで、レッドブルのフェルスタッペンがトラブルにより一時ガレージに戻り走行ができなかったが、チームによればこれはコース上に落ちた落下物のせいだったという。

それによれば落下物はメルセデスAMGのボタスのマシンから脱落したTウィングで、当時コースにはイエローコーションが出されたが、後方を走行していたフェルスタッペンはこれを避けられなかったという。

ボタスのマシンからのTウィング脱落は前戦中国GPでも起きていて、今後禁止の動きが加速されるのは必至とみられる。

フェルスタッペンのマシンはこのせいでフロアの交換を余儀なくされていて、修理に要した貴重な時間と共に損害は数万ポンド(700-800万円程度か)に達したとクリスチャン・ホーナー代表はこぼしている。

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アロンソ(マクラーレン)、「トップと1.5秒差はこれまで最少」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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バーレーンGP初日のフリー走行を終えたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、「上位とのタイム差はこれまでで最少」と、ご満悦な表情をみせた。

「今日のフリー走行は良かったんじゃないかな。
最速マシンと比べてもタイム差はわずかに1.5秒程度で、これは今年これまでで一番接近したもの。
さらに僕たちは31周も走行できたんだからね。
今のチームの実力を考えれば、今日は最高のものを引き出したと考えているよ」

インディ500挑戦という『おもちゃ』を与えられたためか、この日のアロンソは上機嫌で饒舌。
しかしこの日もマクラーレン・チームはバンドーンがマシントラブルで多くを走れなかった上に、アロンソの14位という順位もこれまでの予選結果と比べれば最悪のものになる。

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モナコGP、アロンソの代役はバトン(マクラーレン)

Jenson Button (C)Brawn GP F1 Team
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『インディ500レース』参戦のため、突如F1モナコGPの欠場を明らかにしたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだが、その代役には予想通り同チームのリザーブドライバーであるジェンソン・バトンが指名された。

ただバトンはF1からの引退を発表した昨季最終戦のアブダビGP以降、まったくF1マシンには乗っていないとみられる。
しかもモナコGP(5月28日決勝)までにF1マシンでテストの予定もなく、ぶっつけ本番のチャレンジということになりそうだ。

これについ同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは、「残念ながら、危惧されているようにバトンの復帰戦はテストなしということになるだろう。
しかしバトンほどの力量があるドライバーであるし、今はシミュレーターが充実しているので問題はないと考えているよ」と、楽観視。

なおバトンが初タイトルを獲得した2009年、当時のブラウン・グランプリ・チームでモナコGPに優勝した経験がある。

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トラブルもベッテル(フェラーリ)がフリー2回目トップ

Bahrain Circuit (C)Mercedes Motorsports
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14日(金)18時からバーレーンGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
日も沈んだバーレーン・サーキットは気温33ドライバー、路面温度は34ドライバーまで低下した。
湿度のほうは17%と、相変わらず雨になる心配はまったくない。
1回目セッションでトラブルに見舞われストップをしたマクラーレン・ホンダのバンドーンは、MGU(Motor Generator Unit:電動機/発電ユニット)が原因としてパワーユニット交換のためセッション序盤ガレージ内での待機を余儀なくされている。

セッションが始まると今度はルノー・エンジンを搭載したトロ・ロッソのサインツがエンジンブローでストップ。
同陣営ではレッドブルのフェルスタッペンもトラブルにより一時ガレージで作業を強いられた。

トップタイムはここでもフェラーリのベッテルで1'31.310のベストタイム。
ただベッテルも一時シャットアウトに見舞われたが、修復され再びコースに戻っている。
2番手ボタス(メルセデス)で0.041秒の差。
3番手リカルド(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ハミルトンハミルトン(メルセデス)、6番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手フェルスタッペン(レッドブル)、9番手グロージャン(ハース)、10番手クビアト(トロ・ロッソ)の順。
マクラーレン・ホンダはアロンソが14番手、バンドーンは最下位の20番手だった。

バーレーンGPフリー走行2回目の結果はこちら
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2017/04/14

バーレーンGPフリー1回目、ベッテル(フェラーリ)が最速

Bahrain Circuit (C)Mercedes Motorsports
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14日(金)、2017年F1第3戦バーレーンGPのフリー走行1回目セッションが現地時間14時から行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、前戦中国とは一転、気温36度、路面温度47度、湿度14%、コースはドライコンディション。
ただ土曜日の公式予選、日曜日の決勝レース、共に夕方(現地時間:16時)からで気温、路面温度共にもっと低下する見込み。
なお、いずれのチームもこのセッションでのドライバー交代はないと報告されている。
ザウバー・チームも本来のパスカル・ウェーレインがステアリングを握っている。

ライコネン(フェラーリ)が途中、ターボのオーバーヒートというこで12コーナーでストップ、さらにその後バンドーン(マクラーレン)も10コーナーでマシントラブルを訴えストップする場面がみられた。

このセッションでトップとなったのはベッテル(フェラーリ)で1'32.697のベストタイム。
2番手に0.400秒差でリカルド(レッドブル)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ペレス(フォース・インディア)、5番手マッサ(ウィリアムズ)、6番手ストロール(ウィリアムズ)、7番手オコン(フォース・インディア)、8番手アロンソ(マクラーレン)、9番手グロージャン(ハース)、10番手がハミルトン(メルセデス)だった。

ただハミルトンは早々にアタックを終えたあと、ひたすらレース・セッティングに終始、周回数も最多の28周を数えた。

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バーレーンGPの週末は3日間ともに晴れの予報

今週末第3戦が行われるバーレーン地方の天気について、地元気象台は3日間いずれも晴れになるとの予報を出している。
悪天候で寒冷だった中国から一転、中東らしい暖かいコンディションになりそうだ。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
4月14日(金) フリー走行 晴れ 23- 25度 61%
4月15日(土) 公式予選 晴れ 23- 27度 55%
4月16日(日) 決勝レース 晴れ 22- 24度 63%

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マクラーレン・ホンダ、アロンソの残留に向け懐柔策

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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古巣マクラーレンに移籍して3シーズン目を迎えるフェルナンド・アロンソだが、依然として期待に応えるような状況には至っていない。
このためアロンソは引退か他のトップチームへの移籍を考えているとの見方がもっぱらだ。

そうした中、突然公表されたアロンソのインディ500レース挑戦は、F1モナコGPを欠場してまでの参戦ということで世界中のファンを驚かせた。

これまでオーバルコースでの経験がないアロンソだが、これがホンダ・パワーでの参戦ということでマクラーレン&ホンダ、両者による来季残留に向けての懐柔策という見方が専らだ。
アロンソは以前、F1でトップチームのシートが見つからなければ他のカテゴリーへの転身も示唆していたが、その一つがインディ500挑戦ということになるからだ。

ただ一方、もしも今回インディ500で予想外の好成績を収めることになれば転身を早め、マクラーレン・ホンダにとって案外これが『両刃の剣』ということになってしまう怖れもありそうだ。

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バーレーンGPのスチュワードにダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるバーレーンGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(67歳:アメリカ)を指名した。
昨年のメキシコGP依頼になるもので、自身通算14回目のスチュワードということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。

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2017/04/13

ハースF1首脳、イエローコーションでのペナルティに懐疑的

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームのロマン・グロージャンは、先に行われた中国GP予選Q1中、直前でクラッシュしたジョビナッツィ(ザウバー)の影響でセッションがイエローコーションになった歳に減速が不十分だったとしてレーススチュワード(競技委員)からペナルティを通告された。

ペナルティはグリッド5番降格に加え、さらにペナルティ・ポイント3点という厳罰にあたるものだったが、これについて同チームのギュンター・シュタイナー代表が懐疑的な見解を示している。

「あの時は予選Q1の最終ラップ、しかも見通しの効かない最終コーナー直前のイエローということで減速が間に合わないという事情があった。
実際、同じことでパーマー(ルノー)もペナルティを喰らっているのだしね。
そして問題なのはこうしたスチュワードの決定に対し、われわれは何も抗議する術を持っていないということだ。
全体に広い目でもっと公正な手段が講じられて然るべきなのではないか」

グロージャンはこのペナルティによりグリッド最後列に後退、追い上げたレースも結局11位で悲願のポイント獲得はならなかった。

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「世界三大レース制覇が夢」と、アロンソ(マクラーレン)

2003 USA GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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F1レギュラードライバーでありながら、伝統のモナコGPを欠場、インディカー・シリーズの名門イベントである『インディ500レース』への参戦を決めたマクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)は、次のようにその意気込みを表した。

「言うまでもなくインディ500は世界三大レースと言われるビッグ・イベントの一つ。
およそモーターレーシングにチャレンジした身なら、誰でもが一度はその制覇を夢見ることだろう。
そして僕もその例外ではなかっということだ。
ただ現役のF1ドライバーでありながら今年モナコGPを走れないのは残念だし申し訳ないと思うけれど、シリーズ全20戦のうち一つだけの欠場なんだから許して欲しいな。
インディ500が終わったらすぐにまたF1チームに合流し、残りのシーズンを全力で戦うつもりだよ」と、2度のF1チャンピオン。

世界三大レースはこのF1モナコGPとインディ500、そしてスポーツカーのルマン24時間レース、これまですべてを制覇したのはグラハム・ヒル氏、そしてファン・モントーヤの二人だけだ。
ちなみにアロンソにインディアナポリス・オーバルコースでのレース経験は一度もない。

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アロンソ(マクラーレン)、モナコGP欠場してインディ500参戦へ

2011 Indy 500 Race (C)Honda Racing
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マクラーレン・チームとホンダと共にリリースを発表し、同チームのフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)が今年のF1第6戦モナコGPを欠場し、インディカー・シリーズのメインレースであるインディ500に挑戦することを明らかにした。
マシンは佐藤琢磨も所属することで親しいアンドレッティ・オートスポーツのもので、ホンダ・エンジンが搭載される。

インディ500は皮肉にもモナコGPと並ぶ世界三大レース(もう一つはルマン24時間レース)の一つで、元F1ドライバーの参戦は珍しくないが、現役で、しかもモナコGPを欠場してと言うのは例をみない。

なおアロンソがオーバルコースでレースをするのはこれが初。
またモナコGPの代替ドライバーは、リザーブドライバーとして登録されているジェンソン・バトンになる可能性が高いとみられる。

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2017/04/12

メルセデス首脳、「ウェーレインの体調に問題ない」

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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ザウバー・チームは今週末のバーレーンGPでパスカル・ウェーレインの現場復帰を明らかにしたが、その裏にはザウバー・チームを巡るメルセデスとフェラーリとの『主導権争い』もあったようだ。

というのも、本来のレースドライバーであるウェーレインはメルセデスでDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チャンピオンになったこともある子飼いのドライバー。
一方、開幕2戦でピンチヒッターに立ったアントニオ・ジョビナッツィはフェラーリ・チームのリザーブドライバーだからだ。

問題とされていたウェーレインの体力不足問題について、メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「ウェーレインは心配された体力について、この10日間チームのトレーナーと共にトレーニングを積んできた。
すでにグランプリを戦う体力は十分に回復していて問題ない」と、太鼓判を押した。

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ベッテル(フェラーリ)、グリッド位置問題に反論

Chinese GP Scene (C)Mercedes Motorsports
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9日(日)行われた中国GP決勝レースのスタート時、予選2番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が指定位置からずれた所にマシンを止めて話題になったが、これについて本人は次のように釈明した。

「あれは別にハミルトンを意識したものなんかじゃないよ。
あのとき路面が濡れていたので、滑りやすい白線の上を避けようとしただけ。
そもそもそんなことでポールポジションにプレッシャーなんて与えられないだろう」と、一蹴。

今回は特にこの件でペナルティなどお咎めはなかったが、関係者の間では今後この問題について明確なルールを定めるべき、との意見が広まっているようだ。

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ウェーレイン(ザウバー)、バーレーンGPでレース復帰へ

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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11日(火)、ザウバー・チームは同チームのレースドライバーであるパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)が今週末のバーレーンGPで現場復帰することを明らかにした。

今年1月に行われた『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でのアクシデントで負傷しトレーニングが不足、開幕戦オーストラリアGPでは初日を走っただけでエンジン供給元であるフェラーリ・チームのリザーブ、アントニオ・ジョビナッツィと交代していたもの。

中国GPでも引き続きジョビナッツィが代役を務め、さらに連続開催であるバーレーンGPもとみられていたが、中国でジョビナッツィが2回も同じような大クラッシュ劇を演じたため、さすがにウェーレインに戻すことを決めたとみられている。

開幕戦では12位完走を果たして名を上げたジョビナッツィだったが、中国GPでは一転その評価を下げた形となった。

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2017/04/11

痛恨スピンのボタス(メルセデス)、「自分自身に落胆」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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中国GP公式予選では僅差でベッテル(フェラーリ)に敗れながらもチームメイトであるルイス・ハミルトンに対して開幕戦の0.293秒差から0.187秒差にまで差を詰めたメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスだったが、セーフティカーからの再スタート時に痛恨のスピン。
一時は2位だった順位を12位まで大きく落とし、結局今回もメルセデスAMGチームの1-2フィニッシュを実現することは叶わなかった。

これについてボタスはレース後、「もちろんこの結果にはとても落胆しているよ。
何より、自分自身の不注意で招いたものだからね。
(ペースが遅い)セーフティカーの後ではタイヤの熱をキープするのが大変だったんだ。
それでちょっとマシンを振り回しすぎて、コントロールを失ってしまった。
そこから再びタイヤの機能を回復させるまで時間も掛かったし、ほんとうに残念に思っているよ」と、悔やんだ。

開幕2戦を終えボタスは現在ランキング4位と、チームの期待を少なからず裏切る結果となっている。

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窮地に追い込まれたジョビナッツィ(ザウバー)

Antonio Giovinazzi (C)Sauber Motorsport
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チームに負担を掛けるフライアウェイ(遠征)でのアクシデント、しかも同じ週末に2度もクラッシュを繰り返したことで、さすがにアントニオ・ジョビナッツィもザウバー・チーム内で肩身が狭いようだ。

本来フェラーリ・チームのリザーブドライバーであるジョビナッツィは、1月の『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でクラッシュしたザウバー・チームのレースドライバーであるパスカル・ウェーレインの状態が良くないということで、開幕戦オーストラリアGPの2日目に突然のドライバー交代指名。
そのオーストラリアGPではチームの期待に応えるパフォーマンスを演じたものの、今回は痛恨の「失態続き」となったもの。

「チームのみんなに迷惑掛けた。
それでも次のバーレーンでは挽回のチャンスを与えて欲しい」と、ジョビナッツィ。
幸か不幸か、フライアウェイでの連続開催という事情がジョビナッツィに味方するかも知れない。

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ベッテル(フェラーリ)の「戦略的」グリッド位置が波紋呼ぶ

Chinese GP Scene (C)Mercedes Motorsports
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9日(日)行われた中国GP決勝レースでは、予選2番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がフォーメーションラップ後に就いた位置が、指定されたライン位置よりもかなりポールのハミルトン(メルセデス)寄りにマシンを止めて注目を集めた。
スタートはそのまま行われたものの、後に『審議対象』とのテロップが国際映像に流れ、波紋を呼んだ。

スタートの判定が目視で行われていた時代にはかなり極端にマシンを斜めに止めたりするケースがしばしば見られたが、電子装置によりフライング(ジャンピング)をチェックする現在では珍しくなったシーンではある。

結局今回これについてのペナルティ等はなくレースも無事成立したが、他チームの関係者からは今後このスタート位置についてのルールを明確にすべきとの声が多く聞かれた。

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2017/04/10

徐々にドライとなるコンディションと序盤のセーフティーカー導入が 上海での戦略に影響を及ぼす (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Mercedes Motorsports
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2017 中国グランプリ決勝
・ポールからスタートしたルイス・ハミルトン、 ソフトタイヤを主体とした 2 ストップ戦略で優勝
・16 番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン、スーパーソフト中心の 2 ストップ戦略で 3 位を獲得

2017 年 4 月 9 日、上海
ルイス・ハミルトンが、徐々にドライとなるコンディション下で行われた中国グランプリを制しました。序盤の バーチャル・セーフティーカーとセーフティーカー導入が、決勝での戦略に影響を及ぼしました。スタート時 にスリックタイヤを装着したドライバーは、トロ・ロッソのカルロス・サインツのみでした。インターミディエイト でスタートした他のドライバー達は、序盤の 10 周までの間にスリックタイヤへと移行し、ソフトとスーパーソ フトを使用した多岐に渡る戦略が展開されました。フェルスタッペンは、スーパーソフトを主体としたアグレッ シブな戦略を使用して、スタート時から 13 ポジションアップの 3 位を獲得しました。スタート時にダンプが残
ったものの、その後はドライコンディションが続き、昨年よりも 4 秒以上速いファステストラップが記録されま した。トリッキーなコンディション下にもかかわらず、オーストラリアグランプリで見られた以上に、2016 年か らのラップタイム更新が見られました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「3 日間を通じて異なるコンディションが続いたこと で、各チームは限られた情報のみで決勝へ挑むことになり、変化するコンディションへの対応を余儀なくさ れました。セーフティーカー導入中のピットレーン走行も行われた中、上位勢の大半は効果的な 2 回のピッ トストップを行い、デグラデーションレベルの低さを示していました」

ピレリモータースポーツリリース

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「前向きに捉えられる点も」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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2017年シーズン2戦目を迎えたマクラーレン・ホンダ・チームだったが、今回はアロンソ&バンドーンいずれもがマシントラブルによるリタイヤと無念な結果となった。
これについてホンダF1プロジェクトの総責任者である長谷川祐介氏は次のように語っている。

「今日はわれわれにとって厳しい結果になった。
しかしそんな中でもいくつか前向きに捉えられる点があったと思っている。
難しいレースコンディションの中、それでもチームはいつも通完璧なピット戦略を見せてくれた。
アロンソは多くのマシンを抜き去るすばらしいスタートを決め、リタイアまでは非常に力強いレースを見せてくれた。
バンドーンのほうも残念な結果になってしまったがそれまではよく戦ってくれていたと思う。
十分ポイントも獲得できるポジションを走行していただけにいずれのマシンもメカニカルトラブルでリタイアしなければならなかったことはとても残念だ。
結果は残念だったがわれわれのパワーユニットの信頼性については、開幕戦とここ中国で着実な進化を見せられていると思っている。
次戦のバーレーンまで準備期間は数日しかないが、さらに良い結果を目指し努力を重ねていく」

チームによればバンドーンは燃料系の不具合、アロンソはドライブシャフトの問題だったとのことだ。

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ストロール(ウィリアムズ)、「今日のことは忘れるしかない」

Lance Stroll (C)Williams F1
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F1参戦2戦目にして予選トップ10入り。
決勝レースではF1初入賞を狙ったものの、しかしストロールの中国GPはわずか1周もしないうちに終わりを告げた。

「この週末はとてもポジティブだったので、当然決勝レースでも良い成績を狙っていたよ。
でみまさかオープニングラップで終わるとはね。
事故があった10コーナーでは、前にいた僕のほうに明らかに優先権があった筈だ。
実際に背後から追突されているのだし。
でも結果的にはマシン後部が壊れたし、タイヤもパンクしてしまったようなのでそこでストップするしかなかった。
残念だけど、まだシーズンは始まったばかり。
これからもまたチャンスは訪れると思うよ」と、18歳とは思えぬ達観ぶりのストロール。

なお、この事故はレーシング・インシデント(出来事)として(追突したとされる)ペレス(フォース・インディア)も含め、ペナルティなどお咎めはなかった。

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リカルド(レッドブル)&ペレス(F・インディア)、国歌に遅れ戒告処分

FIA
中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドとフォース・インディアのセルジオ・ペレスの二人に対し、決勝レース前に行われた中国国歌演奏に遅れたとして戒告処分を科したことを明らかにした。

F1スポーティング・レギュレーションにより『フォーメーションラップの開始予定時間から14分前にすべてのドライバーは国歌演奏のためグリッド前に集合しなければならない』と定められていて、二人はこれに反したもの。

戒告処分は累計3回に達するとペナルティ・ポイントに加算されることになっているが、リカルドはこれが初なのに対し、ペレスは開幕戦オーストラリアGPでもセーフティカー・ルールで戒告を受けていてこれが2度目となる。

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2017/04/09

中国GPはハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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9日(日)午後、2017年F1第2戦中国GP決勝レースが行われた。
スタート前、懸念された雨粒は落ちていないが、路面は一部ダンプ状態となっている。
気温は12度、路面温度は15度、湿度は83%と報告されている。

スタートタイヤはほとんどがインターミディエイトとみられるが、サインツ(トロ・ロッソ)だけがドライ(スーパーソフト)を装着しているようだ。
なお金曜日にセッション中止の原因になったヘリコプター輸送について、より近い病院を確保、万一緊急搬送の必要がある場合には陸路での搬送手段も用意しているとのことだ。

スタート直前、パーマー(ルノー)がピットインしてタイヤ交換。
スタート時にマシンを左に寄せたベッテル(フェラーリ)は審議対象に。
オープニングラップで注目のストロール(ウィリアムズ)が後続(ペレスか)に追突されコースオフ、グラベルにストップして痛恨の戦線離脱、セッションはバーチャル・セーフティカーになり多くのマシンがタイヤ交換を行った。

4周目、ジョビナッツィ(ザウバー)が予選と同じく最終コーナーで激しくクラッシュ、セーフティカーが導入、デブリ(破片)回収のためすべてのマシンはストレートでなくピットレーンを通るよう指示された。
7周目のレース再開時、2番手のボタス(メルセデス)が痛恨のスピンで大きく後退。
セーフティカー導入時にオーバーテイクしたとしてヒュルケンバーグ(ルノー)に5秒+10秒の計15秒のタイムペナルティが通告された。
18周目、バンドーン(マクラーレン)が燃料系トラブルでガレージの戻りリタイヤ。
またクビアト(トロ・ロッソ)もステアリング系のトラブルでストップ。
35周目、アロンソ(マクラーレン)がドライブシャフトのトラブルでストップ、連続リタイヤとなった。

結局56周のレースをトップでフィニッシュしたのはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。
今季初優勝で、自身通算54回目の勝利、またここ中国GPでは5回目の優勝と他を圧倒している。
(2位はロズベルグとアロンソの2勝)

2位は開幕戦を制したベッテル(フェラーリ)で、これでハミルトンとまったくの同点になった。
3位は終盤チームメイトと激しい表彰台争いを演じたフェルスタッペン(レッドブル)が、17番手からの追い上げをみせた。
4位リカルド(レッドブル)、5位ライコネン(フェラーリ)、6位ボタス(メルセデス)、7位サインツ(トロ・ロッソ)、8位からは周回遅れでマグヌッセン(ハース)、9位ペレス(フォース・インディア)、10位オコン(フォース・インディア)までが入賞。
フォース・インディアは開幕に続いてW入賞。

以下、11位グロージャン(ハース)、12位ヒュルケンバーグ(ルノー)、13位パーマー(ルノー)、14位マッサ(ウィリアムズ)、15位エリクソン(ザウバー)までが完走。
リタイヤはアロンソ(マクラーレン)、クビアト(トロ・ロッソ)、バンドーン(マクラーレン)、ジョビナッツィ(ザウバー)、そしてストロール(ウィリアムズ)の5台だった。
なお次戦バーレーンGPは連続開催となる。

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グロージャン(ハース)&パーマー(ルノー)、ペナルティ・ポイントも

FIA
イエローコーション無視によりいずれもグリッド5番降格のペナルティを科せられたハースF1のロマン・グロージャンとルノーのジョリオン・パーマーには、さらにペナルティ・ポイント3点が科せられたことがわかった。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され、1戦出場停止となるが、グロージャンはこれが初めてなのに対し、パーマーのほうはすでに昨季の4点があるのでこれで累積7点ということになる。

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中国GP修正スターティンググリッド

中国GPのレーススチュワード(競技委員)はロマン・グロージャン(ハース)&ジョリオン・パーマー(ルノー)がイエローコーション無視のペナルティによりそれぞれ5グリッド降格処分になったことから次のように決勝レースのスターティンググリッドを修正した。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. ボタス(メルセデス)
4. ライコネン(フェラーリ)
5. リカルド(レッドブル)
6. マッサ(ウィリアムズ)
7. ヒュルケンバーグ(ルノー)
8. ペレス(フォース・インディア)
9. クビアト(トロ・ロッソ)
10. ストロール(ウィリアムズ)
11. サインツ(トロ・ロッソ)
12. マグヌッセン(ハース)
13. アロンソ(マクラーレン)
14. エリクソン(ザウバー)
15. ジョビナッツィ(ザウバー)
16. バンドーン(マクラーレン)
17. フェルスタッペン(レッドブル) *
18. オコン(フォース・インディア) *
19. グロージャン(ハース) *
20. パーマー(ルノー) *

* 印は変更のあったドライバー

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アロンソ(マクラーレン)、「マシンの実力最大限引き出せた」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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開幕戦に続き13番グリッドという不本意な予選結果にも、マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは「マシンの実力を最大限引き出せた」と、公式予選を振り返った。

「13番手というグリッドだけど、今日はマシンの実力を最大限に引き出すことができたと思っているよ。
午前中に行われたフリー走行での厳しいパフォーマンスから考えて、予選は相当厳しいものになると思ったので、午後は野獣になった気分で全力でプッシュしたんだ。
実際の予選では少しだけどマシンのペースが上がったのでQ2進出を果たすことができた。
今のマシンの状態で予選13番手というのはうれしいサプライズだよ」と、アロンソ。

また決勝レースに向けては、「雨の予報のようだけど僕らにとってはドライよりもいい形に働くと思う。
ウェットコンディションであれば、どんなことでも起こり得るからね」と、ポイント獲得に向け期待を表した。

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「実力を証明」、ウィリアムズの新人ランス・ストロール

Lance Stroll (C)Williams F1
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シーズン開幕前から「金でシートを買ったペイ・ドライバー」との揶揄が絶えなかったウィリアムズ・チームのランス・ストロール(18歳:カナダ)だが、2戦目にして早くも最終予選進出、実力でトップ10グリッドを獲得して「虚構のレッテル」を打ち剥がしてみせた。

「開幕戦のメルボルンでは路面のデコボコにマシンが跳ねるなど、シーズン前テストでは体験しなかったような状況に陥って苦労してしまったんだ。
でもここ上海サーキットでは良い感触を取り戻すことができているよ。
ただステアリングが重いのには閉口するけどね」

チームによれば電気系アシストが許されていないのでステアリングが重かったのは事実だが開幕戦よりもだいぶ改善が図られているとのことだ。

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グロージャン(ハース)とパーマー(ルノー)に降格ペナルティ

FIA
8日(土)の中国GP公式予選後、FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技審査委員)は、ハースF1のロマン・グロージャン、そしてルノーのジョリオン・パーマー二人について、いずれもグリッド5番降格のペナルティを科したことを明らかにした。

それによれば二人は、予選Q1の最後にザウバー・チームのアントニオ・ジョビナッツィがコースアウト・クラッシュしたためコース最終区間がダブル・イエローコーションになった際、『十分な減速が行われなかった』としてペナルティが科せられたもの。

見通しも悪く、Q2進出を懸けた最後のラップだっただけに同情する声も聞かれたが、スチュワードによれば「当該ラップが明らかに放棄されたほどの減速が必要」と、今シーズンの厳格な判定基準を強調した。

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2017/04/08

中国GP予選、ハミルトン(メルセデス)が63回目のポール獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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9日(土)午後、中国GPの公式予選がドライコンディションのもと行われた。
メルセデスAMGvsフェラーリの壮絶なタイムアタックは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が自身通算63回目となるポールポジション獲得で決着を付けた。
ハミルトンのポールは開幕戦オーストラリアGPに続くもので今季2回目、昨年のアメリカGPから6回連続となる。

2番手に0.186秒差でフェラーリのベッテルが入り、開幕戦に続きメルセデスAMG勢によるのフロントロウ独占を阻んだ。
3番手はわずか0.001秒の僅差でそのフロントロウを逃がしたボタス(メルセデス)。
ただし開幕戦時よりも偉大なチームメイトとのタイム差は減少させた。
4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手マッサ(ウィリアムズ)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、10番手に新人ストロール(ウィリアムズ)が入った。

明日14時(日本時間:15時)スタート予定の決勝レースは雨の予報が出ていて、空模様が心配される。

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予選Q2、ベッテル再び最速 アロンソ(マクラーレン)力尽く

予選Q2はQ1でのジョビナッツィ(ザウバー)のクラッシュした影響で5分遅れて開始された。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
なおQ1でイエローコーションだった際、グロージャン(ハース)とパーマー(ルノー)が速度を落とさなかったとして審議対象になっている。

ここでトップタイムは2度目のアタックに出たライコネン(フェラーリ)で1'32.181。
2番手のベッテル(フェラーリ)に0.210秒の差を付けた。
3-4番手はピットに待機したハミルトン&ボタスのメルセデスAMG勢。
5番手リカルド(レッドブル)、6番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、そしてストロール(ウィリアムズ)が10番手に入り、早くも18歳の新鋭が初のQ3進出を果たしてみせた。

ここで脱落となったのはサインツ(トロ・ロッソ)、マグヌッセン(ハース)、アロンソ(マクラーレン)、エリクソン(ザウバー)、そして走れなかったジョビナッツィ(ザウバー)の5台。

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予選Q1アロンソ(マクラーレン)突破、ジョビナッツィがクラッシュ

8日(土)午後、いよいよ中国GPの公式予選Q1がスタートした。
セッション直前の天候は曇り、気温21、路面温度32、湿度63%、コースはドライコンディションと報告されている。
ここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。

最初のアタックでグロージャン(ハース)が最終コーナーの縁石に乗ってスピン、タイヤヲパンクさせた。
無線でエンジン不調を訴えたフェルスタッペン(レッドブル)はさらにランダムの車重測定に引っ掛かる不運。
また最後のアタックでジョビナッツィ(ザウバー)が最終コーナーでコースアウト・クラッシュ、セッションは終了となった。

ここでもトップタイムはベッテル(フェラーリ)で1'33.078。
2番手にハミルトン(メルセデス)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手ストロール(ウィリアムズ)!、6番手リカルド(レッドブル)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手クビアト(トロ・ロッソ)、9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手にアロンソ(マクラーレン)、11番手サインツ(トロ・ロッソ)、12番手ペレス(フォース・インディア)、13番手エリクソン(ザウバー)、14番手マグヌッセン(ハース)、15番手ジョビナッツィ(ザウバー)の順。

ここで脱落となったのはバンドーン(マクラーレン)、グロージャン(ハース)、パーマー(ルノー)、フェルスタッペン(レッドブル)、そしてオコン(フォース・インディア)の5台となった。
ジョビナッツィはQ2進出を果たしているものの、マシンはかなり後部を損傷されていてこのあとの走行は難しそうだ。

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中国GPフリー3回目はフェラーリ勢が1-2タイム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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8日(土)、公式予選を前に中国GPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温21度、路面温度33度、湿度66%、コースはドライコンディションと報告されている。
視界は今日も良くないが、今のところ前日のようにヘリコプターが飛べないという心配はないようだ。

セッション開始まもなく、ボタス(メルセデス)のマシンからTウィングが破損して脱落するシーンがみられた。
これは今後問題になる可能性がありそうだ。

60分間のセッションを終え、トップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテルで1'33.336と昨年のポールタイム(1'33.402)上回ってみせた。
2番手もチームメイトのライコネンで0.053秒差。
3番手ボタス(メルセデス)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手マッサ(ウィリアムズ)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手ストロール(ウィリアムズ)、9番手パーマー(ルノー)、10番手がサインツ(トロ・ロッソ)の順。
マクラーレン・ホンダはアロンソ17番手、バンドーン19番手と低迷した。

このあと15時(日本時間:16時)から注目の公式予選が行われる。

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マレーシアGP、今年限りで開催打ち切りへ

2005 Malaysia GP (C)Panasonic Toyota Racing
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マレーシアGPの開催地であるセパン・サーキットは、今年10月のイベントを最後にF1開催を終了することを明らかにした。
これについては同時にFIA(国際自動車連盟)も確認している。

ヘルマン・ティルケ氏のデザインによるF1サーキット・ブームの先駆けとして首都クアラルムプール郊外に建設、1999年からこれまで18年連続開催されてきたマレーシアGPは、昨年から契約交渉が難航していると伝えられていたもの。
政府肝煎りのイベントだったが、勧誘当時とは政権も代わっていて、ついに今年限りで打ち切ることが決断されたようだ。

今年全20戦だったF1はこれで一つカレンダーから消えるが、すでにフラントとドイツの復活が確実視されていて2018年は逆に21戦に拡大されることになりそうだ。

マレーシアGPではベッテルが最多の4勝、アロンソとシューマッハが3勝で続いている。

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中国GPの公式予選・決勝レース・スケジュールは予定通り

Image (C)RedBull Racing
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フリー走行初日、悪天候によるヘリコプターの障害のため両セッション共ほとんど走れないという異常事態に陥った中国GPの週末だが、2日目の公式予選や3日目の決勝レースは、いずれも予定通りのタイムスケジュールで行うことをFIA(国際自動車連盟)が明らかにした。

日曜日も雨になる可能性が報じられる上海だが、少なくとも土曜日はより良いコンディションが予想されるため、最悪の場合タイムスケジュールを変更し土曜日の一日で予選・決勝レースを行うことも検討されていたという。

金曜日はウェットコンディションではあったもののコース自体に走行できないほどの障害はなかったが、上海市内の病院側の状況が緊急の際にメディカル・ヘリコプターが着陸できないと判断され赤旗に追い込まれていた。

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2017/04/07

ひたすら『待機』で終わった中国GPフリー2回目セッション

Lewis Hamilton
7日(金)午後、引き続き上海サーキットを舞台の中国GPはフリー走行2回目セッションとなった。
相変わらず視界が悪く上海市内の病院までメディカル・ヘリコプターが飛べないとして、レース・コントロールはここでもセッション開始の30分ディレーを宣言した。

しかし予定時刻になってもディレーは続いたまま。
ハースF1チームのガレージでは今日が52歳の誕生日であるギュンター・シュタイナー代表にメカニックから『特製の杖』がプレゼントされ喝采を浴びていた。
またファンの熱心な声援にハミルトン(メルセデス)がスタンドまで近づいてサイン入りキャップを配るなど時間つぶし。

その後、結局レース・コントロールはこのままセッションが再開されないことを通知。
これにより前者ガレージに待機したまま。
午前の1回目セッションよりさらにファンを裏切る事態となった。

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赤旗中断相次いだ中国GPフリー1回目、ほとんど走行できず

Carlos Sainz (C)Redbull Racing
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7日(金)、2017年F1第2戦中国GPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は暗い曇り、気温13度、路面温度15度、湿度93%、コースは一応ドライコンディションとされてはいるが路面は明らかにダンプ状態のようだ。

なお既報のようにザウバー・チームは今回もパスカル・ウェーレインの起用を断念、前戦同様フェラーリのリザーブドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)をこの週末の代役に指名している。

セッション開始わずか5分、いきなり赤旗中断となった。
レース・コントロールによれば上海市内の病院側が視界不良のためヘリコプターが飛べないためということだ。

90分間のうち残り時間43分というところでセッションはやっと再開されたが路面コンディションは悪化、ヒュルケンバーグ(ルノー)などコースアウトするマシンでイエローコーション、さらに今度は最寄りのローカル空港が悪天候で閉鎖されたことを理由に赤旗中断も繰り返された。
その後、結局レース・コントロールはこのままセッションが再開されないことを通知。
悪コンディションもあるが、フラストレーションが溜まるフリー走行1回目となった。

今回のトップタイムはフェルスタッペン(レッドブル)で1'50.491。
2番手はマッサ(ウィリアムズ)で1.595秒差。
以下、3番手ストロール(ウィリアムズ)、4番手サインツ(トロ・ロッソ)、5番手グロージャン(ハース)、6番手クビアト(トロ・ロッソ)、7番手アロンソ(マクラーレン)、8番手リカルド(レッドブル)、9番手ボタス(メルセデス)、10番手マグヌッセン(ハース)、11番手ストップしたヒュルケンバーグ(ルノー)、12番手バンドーン(マクラーレン)、13番手エリクソン(ザウバー)、14番手ジョビナッツィ(ザウバー)でここまでがタイムを記録。
その他のドライバーはノータイムでこのセッションを終えた。

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ザウバー・チーム、再度のドライバー交代に憶測広がる

Antonio Giovinazzi (C)Ferrari S.p.A
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開幕戦オーストラリアGPを1月に受けた『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でのアクシデントによる背中の負傷から欠場を余儀なくされたザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)だが、今週行われる第2戦中国GPでも下された欠場の決定には、さすがにパドックでも納得がいかない雰囲気が流れているようだ。

ウェーレインがメルセデスAMGのリザーブドライバーであるのに対し、代役に起用されたアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)はフェラーリのリザーブドライバー。
そのためこうしたバックにある勢力図からの力がザウバー・チームのドライバー起用に影響を及ぼしているのではないか、という憶測を呼んでいるものだ。

これについてザウバー・チームではもちろん「ドライバー交代は純粋に医学的見地からの判断による」と、モニシャ・カルテンボーン/CEOは強調している。
なお連戦となるバーレーンGPについてはまだ発表がないが、引き続きジョビナッツィの起用が有力とみられている。

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FIA会長、「今のシステムでは新規参戦チームは現れない」

B.Ecclestone & J.Todt (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、「現在のF1システムの状態では新規参戦チームは現れない」と現状を危惧する見解を示した。

「F1は最大13チーム26台までの参戦が可能となっているが、現実にはわずか10チームに留まっている。
なぜ新規参戦しようとするチームが現れないのか。
それは(バーニー・エクレストンが築いた)コンコルド協定により、F1参戦に対する収益の分配が超・偏っているからだ。
この見直しが図られなければ、F1は立ち行かない。
そして残念ながらわれわれはこれに関与していない。
新たにF1オーナーに就いたリバティ・メディアがほんとうにF1を隆盛に導こうとするなら、この収益分配のシステムを公正なものに見直す必要があるだろう」

言うまでもなくトッド氏はフェラーリ・チームの出身だが、問題とされるF1収益分配ではそのフェラーリが最も(不公正な)利益を得ているとかねて指摘されている。

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フェラーリ、中国GPは苦戦もバーレーン再び有利の観測

Mark Webber (C)Redbull Racing
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大幅にレギュレーションが変更された2017年シーズン、開幕戦を制したのはいつものドイツ製シルバー・マシンではなく、復活の狼煙を上げたイタリア製真紅のマシンを駆ったセバスチャン・ベッテルだった。

これについて、かつてベッテルがタイトル獲得した当時レッドブル・レーシングでチームメイトだったマーク・ウェバー氏が次のような見通しを語っている。

「フェラーリが勝つというのは間違いなくF1にとって良いことだろう。
しかしオーストラリアGPの結果が圧勝だったかといえば決してそうではなかった。
ベッテルは元々タイヤ・マネージメントに優れたドライバーで、メルボルンではまさしくそれが功を奏した形になった。
次の上海ではコースの特性も異なり、同じようには行かない筈。
残念ながらかなり苦戦を強いられるのではないか」

ただ翌週のバーレーンGPでは再びフェラーリに勝つチャンスが訪れるとも付け加えた。

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2017/04/06

中国GPの週末はいずれも雨になる心配

2017年シーズン第2戦中国GPは今週同国最大の都市である上海で行われるが、開催地上海サーキットの天気について、地元気象台は3日間いずれにも雨になる可能性があるとしている。
とりわけ決勝レースが行われる日曜日は雨に見舞われる可能性が高くコンディションが懸念される。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
4月07日(金) フリー走行 曇り時々雨 13- 16度 95%
4月08日(土) 公式予選 晴れ一時雨 15- 21度 94%
4月09日(日) 決勝レース 13- 17度 96%

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財政難のインテルラゴス・サーキットにエクレストン氏が関心か

Interlagos Circuit (C)Mercedes Motorsports
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サンパウロ市が保有するインテルラゴス・サーキットは現在ブラジルGPの舞台として知られているが、極端な資金難のため同市ではこれを民営化すべく競売に掛けると伝えられている。

関係者によればこのインテルラゴスに、F1の前CEO(最高経営責任者)で超・資産家でもあるバーニー・エクレストン氏が高い関心を示しているということだ。

これはサンパウロ市のジョアン・ドリア市長が明らかにしたもので、「これまでインテルラゴスの貧弱な施設に批判的だったエクレストン氏がオーナーになれば、古都からその潤沢な資金により改善されることだろう」と、期待を寄せていると語ったとのこと。

エクレストン氏はかつてフランスGPの開催地だったポールリカール・サーキットを買収したことでも知られる。

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中国GPのスチュワードにミカ・サロ氏(フィンランド)

Mika Salo (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる中国GPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元フェラーリ等のF1ドライバーであるミカ・サロ氏(50歳:フィンランド)を指名したことを明らかにした。

日本女性と結婚するなど親日家として知られるサロ氏は1994年に当時のロータス・チームからF1デビュー、その後ティレルやアロウズ、フェラーリ、ザウバー等を経て、最後はトヨタで走ったことでさらに日本では馴染み深い。
最高位はフェラーリ時代に記録した1999年ドイツGPの2位(フェラーリ)、またトヨタ時代には2回のポイント獲得をもたらせた。
(フェラーリの2位は首位走行中、チームオーダーに従ったもの)

サロ氏がスチュワードを務めるのは昨年のブラジルGP以来で、通算8回目ということになる。

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ニキ・ラウダ氏、中国GPでのオーバーテイクに楽観論

DRS Image (C)Sauber Motorsport
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開幕戦オーストラリアGPではレース中のオーバーテイクシーンが減少。
事前に危惧されたレギュレーション変更による懸念が現実のものになったとされた。

しかしこれについてメルセデス・モータースポーツのニキ・ラウダ/CEOは、「中国GPでは多くのオーバーテイクがみられる」との見方をドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』に示した。

「メルボルンのコースはこれまでもオーバーテイクが難しいコースだった。
ただこの1回だけをみて、今年全体の傾向とみるのは早計に過ぎる。
上海サーキットには長い直線が複数あるので、ここではDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の効果が出て、多くのオーバーテイクシーンがみられるものと思っているよ」

FIA(国際自動車連盟)はDRSゾーンの見直しを検討課題としているが、もともと開幕の2戦、オーストラリアGPと中国GPの結果を見て判断することを明らかにしていたので、9日(日)のレースには注目が集まるとみられる。

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2017/04/05

欠場ウェーレイン(ザウバー)、「最悪ロシアGPまでには」

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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今年1月に行われた『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』の際クラッシュ、背中を痛めたと伝えられたパスカル・ウェーレインは、開幕オーストラリアGPに続き今週行われる中国GPにも欠場することがザウバー・チームから発表された。

これについて当のウェーレインは、次のように説明した。
「もちろんせっかく掴んだF1のシートだから、こうして療養を強いられているというのにはフラストレーションが溜まるよ。
でも、今僕にとって最も重要なのは一日も早く体調をベストな状態に取り戻すこと。
いまチームのトレーナーと共に回復に努めているけれど、最悪でも第4戦のロシアGPまでには復帰したいね」

今回の中国GPは次戦バーレーンGPとの連続開催であるため、引き続き第3戦のバーレーンGPも欠場になる可能性が高いとみられている。

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マクラーレン・チーム、今度は『独自エンジン』の噂も

Zak Brown (C)McLaren Group
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ホンダ製エンジンの不調を受け、すでにかつてのパートナーだったメルセデスに対しエンジン供給を打診したと伝えられたマクラーレン・チームだが、今度はなんと『独自エンジン』の可能性まで報じられた。

それによればスポーツカー・コンストラクターズであるグループ傘下の『マクラーレン・オートモーティブ』で自らオリジナルのエンジンを開発、搭載するというもの。

しかしこれについてマクラーレン・グループのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは次のように否定した。
「(マクラーレン)オートモーティブの充実したリソース・能力を考えれば将来的にF1エンジンの開発もできないことではないかも知れない。
しかしオートモーティブは別の事業を行う部門であって、F1に関与することなど考えたこともない。
マクラーレンはF1コンストラクターの一つではあるが、決してエンジン・サプライヤーではない」

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ルノー、ヨーロッパ・ラウンドから大幅バージョンアップ

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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今シーズン、本家ルノー・チーム以外にもレッドブル・レーシング&トロ・ロッソの計3チームにエンジンを供給するルノー・スポールだが、開幕戦では最高位が11位とこの両者にまだ後れを取っていることが明白となった。

これを受け、同陣営のシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは次のように英専門誌『オートスポーツ』に語っている。

「ワークス体制となって2年目のシーズンを迎えるが、われわれはまだ成長段階にある幼いチームだ。
まだまだ成長しなければならないが、そのための要素は多く抱えている。
最初のバージョンアップは遠征になる開幕3戦が終わったあと、第4戦のスペインGPからになるだろう。
ここでは広い部分でポテンシャルアップが図られる予定になっている」と、期待をみせた。

第4戦スペインGPはシーズン前テストが行われたバルセロナ・サーキットということで、進化が果たされたどうかその真価がいきなり試されることになる。

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2017/04/04

ザウバー、中国GPでもジョビナッツィを起用

Antonio Giovinazzi (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームは今週末行われる中国GPでもパスカル・ウェーレインの代役としてアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)を起用することを明らかにした。

メルセデスAMGチームのリザーブドライバーとして、将来を嘱望されたウェーレインだが、1月に行われた『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』にドイツ代表として出走した際にクラッシュ、背中を痛めたと伝えられた。
その後シーズン前テストの後半には参加したものの、先の開幕戦ではまだパフォーマンスが回復していないとして代役を立てられていたもの。

今回の中国GPは次戦バーレーンGPとの連続開催であるため、このままだとバーレーンGPにも参戦できない可能性が高いとみられる。

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ヒュルケンバーグ(ルノー)、「次元が異なるレベルの戦い」

Nico Hulkenberg (C)Renault Sport F1
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2010年のウィリアムズからF1デビュー、その後ザウバーを経てフォース・インディアに昨年まで在籍したニコ・ヒュルケンバーグ(29歳:ドイツ)は今年加入したルノー・チームについて次のように語っている。

「同じF1を戦っているチームとはいえ、今まで僕が体験してきたプライベートチームとルノーのようなワークスチームとではまるで体制が異なるね。
マニュファクチャラー・チームで仕事をしていると、スタッフ、サポート、機材など体制そのもののレベルが違うんだ。
それはもう、2倍か3倍だよ。
僕の経験で比べられるとしたら……
ルマン24時間レースの時に所属したポルシェ・チームにも似ているかも知れないな」

とはいえ、開幕戦オーストラリアGPでは予選・決勝レース共に前年まで所属したフォース・インディアのセルジオ・ペレスに後れを取っている。
巻き返しはこれからだ。

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レッドブル・レーシング首脳、「モンツァ等では遅いかも」

Australia GP Scene (C)Redbull Racing
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変更されたレギュレーションにより、今年のF1は大幅にラップタイムが速くなることが予想されたが、開幕戦オーストラリアGPではその通りポールポジションタイムの更新を果たした。
しかしこれについてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は「レースによっては必ずしも速くならない」との観測を明らかにした。

「シーズン前のテストはバルセロナだったからね。
こうしたダウンフォースが要求されるコースでは間違いなく今年のマシンはラップタイムを短縮する筈だ。
でも例えばモンツァ(イタリアGP)のようなハイスピードのコースでは、逆にドラッグが増えてむしろラップタイムは落ちてしまうかも知れないよ。
いずれにせよ、コクピットにいるドライバーとしてはいろいろへ変化したものがあって難しいことだろう」

同チームのオーストラリアGP予選順位は5-10番手。
前にはライバルと目されるメルセデス、フェラーリらが立ち塞がった。

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2017/04/03

英紙、2018年『ザウバー・ホンダ』の実現を報じる

Powered by Honda (C)Honda Racing
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現在マクラーレン・チームへの独占供給となっているホンダ・エンジンだが、かねて噂が留まることのないザウバー・チームへの供給について、イギリスの『サン』がその実現を報じて注目を集めている。

それによればザウバー・チームとホンダとはすでに水面下で供給契約について合意、あとは発表する時期を窺っているだけとのこと。
ただザウバー、ホンダのいずれもがそうした報道を否定しているのと、報じているのが大衆紙『サン』であることが気掛かりではある。

なおF1エンジン・サプライヤーには基本的に複数チームへの供給が義務付けられているが、ホンダは今シーズンもマクラーレン1チームだけ。
もし噂のようにマクラーレン・チームが再びメルセデス製パワーユニットに切り換えた場合、このままではホンダはF1撤退を余儀なくされることになる。

一方現在(プライスダウンされた)1年落ちのフェラーリ製パワーユニットを搭載するザウバー・チームには、戦闘力だけでなく支払金額の面でもメリットが見込めそうだ。
さらにもし日本人ドライバーの起用となれば日本のファンにとっては待望の事態ということになる。

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皇太子、バーレーンGPにエクレストン前代表を招待

Bahrain GP Scene (C)Mercedes Motorsports
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の前代表として、実質的にF1の商業面を取り仕切っていたバーニー・エクレストン氏(イギリス)は、86歳という高齢もあってか昨年の退職以来、テストにもまた開幕戦オーストラリアGPにも顔を見せなかった。

これはこれまでみられないことだったが、第3戦のバーレーンGPではF1通でも知られる同国のサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ皇太子殿下がエクレストン氏を直に招待、これにエクレストン氏も応じる構えということだ。

同氏はリバティ・メディアが新オーナーになったあと『名誉会長』となっているが実質的に仕事はなく言わばお飾りのポジションとみられている。

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スペイン女性ガルシア、ルノーの育成ドライバーに

Marta Garcia (C)Renault F1 UK

スペイン・バレンシア出身の女性F4ドライバーであるマルタ・ガルシア(16歳)が、今シーズンからルノー・スポールのアカデミーに参加することがわかった。

他の多くのドライバー同様にカートでモーターレーシングをスタートさせたガルシアは昨年ステップアップ参戦したスペインF4で8位。
まだ実力は未知数だが、モータースポーツ熱の高いスペイン国内では早くも女性F1ドライバーの卵と期待が高まっているという。

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2017/04/02

フェルナンド・アロンソ、古巣フェラーリの復活を喜ぶ

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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マクラーレン・チームに移籍して3シーズン目、まだ1度の表彰台すら獲得していないフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)だが、開幕戦オーストラリアGPで古巣フェラーリ・チームが復活の狼煙を上げたことを歓迎した。

「フェラーリは去年もここで惜しいレースをしたけれど、今年はうまく勝利を掴んだね。
彼らがほんとうにタイトル争いをするだけのポテンシャルを手にしたかどうかはまだ数戦をみてみないとわからないけれど、ここ数年で最も手応えがあるのは確実なことだろう。
F1にとって、跳ね馬チームが活躍するというのは大事だし、いいこと。
僕もかつてそこに籍を置いた身として、この復活はわがことのようにうれしいよ」

アロンソはかつて5シーズンに渡ってフェラーリに在籍したが、通算11勝を挙げたもののついにこのチームでタイトル獲得を果たすことはできなかった。

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『F1エンジン会議』、「迫力あるF1」目指すことで合意

 FIA
FIA(国際自動車連盟)はF1エンジン・サプライヤーらとの『F1エンジン会議』をパリで開催、2021年以降のF1エンジンについて検討した結果、「よりシンプルで低コスト、パワフルで大音響」といったモータースポーツの基本に戻った形態を目指すことで合意したことを明らかにした。

参加したとみられるのは全部で8社で、現在のエンジン・サプライヤーであるメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの4社に加え、VW(フォルクスワーゲン)グループのアウディ、ランボルギーニ、そして独立企業であるイルモア(ただしメルセデスと近いとも)、そしてもう1社は日本の自動車メーカーであるとの噂だが、FIAはその名前を明確にしていない。

なお1.6リッターV型6気筒ターボ・ハイブリッド方式の現行エンジンは2020年まで継続されることが決まっている。

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『富士重工業(株)』が『(株)SUBARU』に商号変更

Subaru F1 Engine
富士重工業株式会社は、2017年4月1日付で社名を『株式会社SUBARU』(SUBARU CORPORATION)に商号変更したことを明らかにした。

旧中島飛行機を母体とする富士重工業は水平対向エンジンを得意とし、1990年シーズンにはイタリアのコローニに12気筒のF1エンジンを供給して参戦したが、この時は残念ながらマシンの戦闘力不足で予備予選突破がならず撤退を余儀なくされた。

4輪駆動に長けた富士重工は、他部門のラリーで多くの成功を収めている。

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2017/04/01

『F1エンジン会議』に新たな日本メーカーも参加か

FIA
2014年に導入された現在の1.6リッターV型6気筒ターボというF1の体制は2020年まで継続されることが決まっているが、FIA(国際自動車連盟)はすでに2021年以降の体制についてこれを検討する動きを開始している。

ドイツ・メディアが報じるところによれば、その中にホンダではない日本の自動車メーカーがあるということで注目を集めている。

会議に参加するとみられるのは全部で8社と目されているが、現在のエンジン・サプライヤーはメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの4社。
これに加えて名前が挙げられているのはアウディ、ランボルギーニ、イルモア、そしてもう1社は日本の自動車メーカーであるとのこと。
ただその名前が明確にされていない。

もちろん会議に参加したからといってこれが直ちにF1参入を意味するものはないがも日本のファンには興味深いところである。

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ザウバー・チーム、来季のパワーユニット変更否定せず

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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今季1年落ちのフェラーリ製パワーユニットを搭載、苦戦が予想されるザウバー・チームだが、もしマクラーレン・チームがホンダと決別してメルセデス製パワーユニットを選択した場合、そのホンダ・エンジンにスイッチするのではないか、との噂が流れている。

これについて同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOはも「そうした噂が出ていることは承知しています。
でもまだ来年の体制について決まったことは何もありません。
ましてや今シーズン中のエンジン変更はあり得ないこと。
来季についてはすべての可能性があるとだけ言っておきます」と、かわした。

各エンジン・サプライヤーには5月6日(土)までにFIA(国際自動車連盟)に対し来季の供給先を申告する必要があり、それまで水面下では火花散る交渉が繰り広げられていくとみられる。
最悪の場合、ホンダは今年限りでF1撤退に追い込まれることも考えられる厳しい状況だ。

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メルセデス『W08』の弱点は重量オーバーか

Mercedes AMG 『W08』 (C)Mercedes Motorsports
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2017年のレギュレーションではF1マシンの最低重量が726kgとされている。
しかし王者メルセデスAMGチームの新型車『W08』はこの数字を上回っているという。
これは2017年仕様のパワーユニット全体の重量が増加したためとみられ、これがタイヤの消耗にも悪影響を与えているのではないか、というものだ。

通常F1マシンは最低重量以下に抑えられ、足りない分バラストを適正な位置に取り付けて運動性能の向上を図るのが通例。
しかし元々重量オーバーであるとそうした対策も立て難いことになる。

同陣営のエンジニアは多少重量オーバーであることは認めたものの、これについて近く改善できると説明しているという。
なお同じくメルセデス製パワーユニットを搭載するフォース・インディア・チームでは、シーズン前テスト時、ドライバーに体重の減量を求めたという話も伝わっている。

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