中国GPはハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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9日(日)午後、2017年F1第2戦中国GP決勝レースが行われた。
スタート前、懸念された雨粒は落ちていないが、路面は一部ダンプ状態となっている。
気温は12度、路面温度は15度、湿度は83%と報告されている。
スタートタイヤはほとんどがインターミディエイトとみられるが、サインツ(トロ・ロッソ)だけがドライ(スーパーソフト)を装着しているようだ。
なお金曜日にセッション中止の原因になったヘリコプター輸送について、より近い病院を確保、万一緊急搬送の必要がある場合には陸路での搬送手段も用意しているとのことだ。
スタート直前、パーマー(ルノー)がピットインしてタイヤ交換。
スタート時にマシンを左に寄せたベッテル(フェラーリ)は審議対象に。
オープニングラップで注目のストロール(ウィリアムズ)が後続(ペレスか)に追突されコースオフ、グラベルにストップして痛恨の戦線離脱、セッションはバーチャル・セーフティカーになり多くのマシンがタイヤ交換を行った。
4周目、ジョビナッツィ(ザウバー)が予選と同じく最終コーナーで激しくクラッシュ、セーフティカーが導入、デブリ(破片)回収のためすべてのマシンはストレートでなくピットレーンを通るよう指示された。
7周目のレース再開時、2番手のボタス(メルセデス)が痛恨のスピンで大きく後退。
セーフティカー導入時にオーバーテイクしたとしてヒュルケンバーグ(ルノー)に5秒+10秒の計15秒のタイムペナルティが通告された。
18周目、バンドーン(マクラーレン)が燃料系トラブルでガレージの戻りリタイヤ。
またクビアト(トロ・ロッソ)もステアリング系のトラブルでストップ。
35周目、アロンソ(マクラーレン)がドライブシャフトのトラブルでストップ、連続リタイヤとなった。
結局56周のレースをトップでフィニッシュしたのはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。
今季初優勝で、自身通算54回目の勝利、またここ中国GPでは5回目の優勝と他を圧倒している。
(2位はロズベルグとアロンソの2勝)
2位は開幕戦を制したベッテル(フェラーリ)で、これでハミルトンとまったくの同点になった。
3位は終盤チームメイトと激しい表彰台争いを演じたフェルスタッペン(レッドブル)が、17番手からの追い上げをみせた。
4位リカルド(レッドブル)、5位ライコネン(フェラーリ)、6位ボタス(メルセデス)、7位サインツ(トロ・ロッソ)、8位からは周回遅れでマグヌッセン(ハース)、9位ペレス(フォース・インディア)、10位オコン(フォース・インディア)までが入賞。
フォース・インディアは開幕に続いてW入賞。
以下、11位グロージャン(ハース)、12位ヒュルケンバーグ(ルノー)、13位パーマー(ルノー)、14位マッサ(ウィリアムズ)、15位エリクソン(ザウバー)までが完走。
リタイヤはアロンソ(マクラーレン)、クビアト(トロ・ロッソ)、バンドーン(マクラーレン)、ジョビナッツィ(ザウバー)、そしてストロール(ウィリアムズ)の5台だった。
なお次戦バーレーンGPは連続開催となる。
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