FIA会長、「今のシステムでは新規参戦チームは現れない」
B.Ecclestone & J.Todt (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、「現在のF1システムの状態では新規参戦チームは現れない」と現状を危惧する見解を示した。
「F1は最大13チーム26台までの参戦が可能となっているが、現実にはわずか10チームに留まっている。
なぜ新規参戦しようとするチームが現れないのか。
それは(バーニー・エクレストンが築いた)コンコルド協定により、F1参戦に対する収益の分配が超・偏っているからだ。
この見直しが図られなければ、F1は立ち行かない。
そして残念ながらわれわれはこれに関与していない。
新たにF1オーナーに就いたリバティ・メディアがほんとうにF1を隆盛に導こうとするなら、この収益分配のシステムを公正なものに見直す必要があるだろう」
言うまでもなくトッド氏はフェラーリ・チームの出身だが、問題とされるF1収益分配ではそのフェラーリが最も(不公正な)利益を得ているとかねて指摘されている。
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