ピレリタイヤ首脳、「尋常レベルのダウンフォースじゃない」
2017 Test Scene (C)McLaren Group
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今回のバルセロナは2017年仕様のタイヤを装着する初めての公式テスト。
タイヤ幅は大型化され、マシンの側のエアロダイナミックスも見直されたことにより、これまでよりもダウンフォースが増したことが推定された。
しかし実際のこの数字を聞いたタイヤ供給元であるピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、次のように驚きの表情を顕わにした。
「レギュレーションが変更されたことにより、かなりの強烈なダウンフォースに強いられることは予想された。
しかしデータを見ると、今年のマシンは第3コーナーを減速しないまま280キロもの高速で駆け抜けていることがわかったんだ。
この時、ドライバーに掛かる『G』は実に5Gだったよ。
これはおそらく普通の人間だったら気分が悪くなって失神してしまうレベルなんじゃないか。
まったくF1ドライバーというのはとんでもない人種だよ」
同氏によれば、市販車ではいくらスーパーカーといえどもフェラーリやランボルギーニの最高車種でもせいぜい1.2Gか1.3Gというレベルに過ぎないということだ。
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