型落ちフェラーリ・パワーのザウバー、「信頼性活かさないと」
Sauber 『C36』 (C)Sauber Motorsport AG
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計8日間に渡って行われたシーズン前テストではフェラーリ製パワーユニットを搭載する本家フェラーリ・チームやカスタマーであるハースF1チームの好調さが際だったが、その一方で型落ちのフェラーリ・エンジンを使用することが決まっているザウバー・チームはタイミングモニターの下位に沈むことが多かった。
しかしこれについて同チームで今年もレースドライバーとして走ることが決まっているマーカス・エリクソン(26歳:スウェーデン)は、次のように前向きコメントを語った。
「確かにスピードという点からは不利な面は免れないかも知れない。
でも、同じパワーユニットを使い続けるということで僕らのマシンには確かな信頼性があると思うんだ。
こうしてレギュレーションが変わった年は、とりわけシーズン序盤の戦いでは信頼性が重要なカギになる。
その意味では僕らはいま他のチームと引けを取らないポジションにいると考えている」
ただ一方で、「その序盤に結果を出さないことにはまた厳しいことになる」と、引き締めてもいる。
昨季こそ虎の子の2ポイントを獲得した他ザウバー・チームだが、2014年は無得点と創設以来になる苦悩のシーズンを送ったことがある。
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