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2017年3月

2017/03/31

ジョビナッツィ待機でウェーレイン(ザウバー)にプレッシャー

Antonio Giovinazzi (C)Sauber Motorsport
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開幕戦オーストラリアGPではレースドライバーであるパスカル・ウェーレインが体調不良であるとして急きょエンジン・サプライヤーでもあるフェラーリ・チームからアントニオ・ジョビナッツィを代役に据えたザウバー・チームだが、来週の中国GPと連続開催になるバーレーンGPでもその可能性があるという。

これはフェラーリ・チームが次のこの2戦においてもザウバー・チームのリザーブドライバーとしてジョビナッツィを待機させると伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じたためだ。
オーストラリアGPが初レースとなったジョビナッツィだが着実に完走、新人としては上々の12位でフィニッシュしている。
これがウェーレインにプレッシャーになることは間違いない。

ただ、グランプリを2レース以上走った場合、規定の『若手ドライバー』資格を失い、シーズン中のテスト(バーレーン)に出走できなくなることもあり、首脳陣は新たな悩みを抱えているようだ。

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FOM、パドックパスの発行基準の緩和を検討

F.Alonso/Paddock (C)Ferrari S.p.A
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FOA(フォーミュラ・ワン・アドミニストレーション)はこれまで厳格に制限してきたパドックへのパスの発行基準を緩和する方針で検討していることがわかった。

現在FOMは一般客にも高額の代金を支払うことでいわゆる『パドック・チケット』を販売しているが、実はこれは現実のパドックやピットガレージに入ることは許されていない。

ピットまで入れるパスについては各チームに一定数宛がわれた『パドックパス』が必要だが、これを緩和して元F1ドライバーであるなど関係者にも広く門戸を拡げようというもの。
いうまでもなくパドックではF1ドライバーに直接会うことができる。
ましてやレジェンドである元F1ドライバーが多く現場に顔を出すことになれば、それ自体がF1の隆盛に叶うという目論見だ。

F1の実質の運営者がバーニー・エクレストン氏からリバティ・メディアに代わったことにより、こうした面でも変革が訪れているようだ。

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FIA、ウィリアムズの手順不足に執行猶予付き罰金

Lance Stroll (C)Williams F1
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開幕戦オーストラリアGPでウィリアムズ・チームのランス・ストロールがギヤボックス交換をした際にFIA(国際自動車連盟)技術委員への連絡を怠ったことが判明、同グランプリのレーススチュワード(競技委員)が2万5千ユーロ(約300万円)の罰金を科していたことがわかった。
ただしペナルティは執行猶予が付けられていて、今シーズン中に繰り返すことがなければ執行されないことになる。

このためチームやストロール本人に罰金の実害はないが、FIA(国際自動車連盟)は不快感を公に示した形だ。
なおストロールにはこのギヤボックス交換が原因で、別途レギュレーションに則り次戦中国GPで予選グリッド5番降格のペナルティが決まっている。

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2017/03/30

『オーバーテイク困難』で、ドライバーらの意見が一致

Australia GP Scene (C)Renault F1 Team
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シーズン事前に懸念された『オーバーテイクの難しさ』について、アルバートパーク特設コースでの開幕戦を終えたドライバーらはいずれもこの見解に同意しているようだ。

2017のF1は、昨年と比べてタイヤのワイド化やエアロダイナミックスの見直し等により、空力パフォーマンスが大幅に向上してダウンフォースが強大に、またタイヤのグリップ力も増していて、ラップタイムは短縮されるもののコース上でのオーバーテイクは困難になるとみられていた。

これについて、多くのドライバーが「今年のマシンは後方気流の乱れが大きく、位置取りが難しくてオーバーテイクは現実的なことではない」と、指摘。
実際、オーストラリアGPで勝利の決め手となったのはピットストップのタイミングであり、コース上でのバトルには残念ながらならなかった。

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VWグループの『アウディ』、やはりF1に関心

Audi Quattro
これまで再三流されるF1参入の噂を、ことごとく否定してきたVW(フォルクスワーゲン)だが、このほどFIA(国際自動車連盟)が主唱して開催されるF1レギュレーション検討の会議に、傘下のブランドである『アウディ』の担当者を主査席させることを明らかにした。

会議は2021年シーズン以降のF1エンジンの形態について検討するものだが、議論の行方によってはエンジンの大幅な変更、さらには駆動形式にまで影響を及ぼす可能性もある。

アウディは4輪駆動車によってWRC(世界ラリー選手権)を席巻、また昨シーズン末まで18年間の長きに渡って活動してきたスポーツカーによる耐久レースからね撤退、電気自動車のフォーミュラEに専念することを発表している。

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また再燃か、マクラーレン・ホンダ離別説

McLaren Mercedes 『MP4-29』 (C)McLaren Group
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図らずも開幕戦で証明してしまったマクラーレン・ホンダの戦闘力不作を受け、マクラーレン・チームは今季中にもホンダとのエンジン供給契約を解消、メルセデス製パワーユニットへの変更に向け動き出すと、イギリスの一部メディアが報じている。

マクラーレンとホンダのパートナーシップ契約は2024年までという長期のものだが、違約金を払うことによってどちらからでも契約を解消できるとされる。
ただ、ホンダは現在1チームしか供給していないため、いま1年落ちのフェラーリ・エンジンを搭載するザウバー・チームに焦点を当て、ホンダ製パワーユニット供給交渉に入っているとも伝えられた。

ただ両陣営ともこうした報道を強く否定しているのが事実だ。

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2017/03/29

メルセデス首脳、『敗北は人格形成に役立つ』

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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昨年第16戦マレーシアGP以来となる優勝を逸した王者・メルセデスAMGチームだが、同モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「敗北は人格形成に役立つ」と、敗戦にも胸を張っている。

「シーズン開幕で敗北というのはひさしぶりのことだね。
ポイント・スタンディングで、ドライバーズにもコンストラクターズにもわれわれの名前が最上位にないというのは逆に新鮮な感じがするくらいだ。
それに優勝できなかったのがアクシデントとか戦略のミスとかでなく、純粋にレースペースに原因があったというのも、今シーズンの今後を占う意味で興味深いことじゃないか。
しかしわれわれも負けたままではいられない。
きっと強くなってまた戻ってくる。
敗北は人格を形成する上でのこやしというものだからね」

まだ1戦のみとはいえ、メルセデスAMGチームが指定席であるランキング最上位にいないのは2013年以来ということになる。

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FIA、オーストラリアGPレース後の観客乱入を問題視

Australia GP Podium (C)Ferrari S.p.A
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セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1年半ぶりの優勝という感動でフィニッシュしたオーストラリアGPだったが、チェッカーフラッグを受けたマシンがまだパドツクまで戻らないうちに多くの観客がコース内に乱入して驚かせた。
ティフォシの地元イタリアGPではレース後よく見られる光景だが、ここアルバートパークでは極めて珍しいシーンと言える。

優勝したベッテルは、「観客が振るたくさんのフェラーリの紅い旗には感激したけれど、まだ戻らないうちにみんながコースにいるのには驚いた」と、述懐している。

これについてFIA(国際自動車連盟)は、コースの管理に問題があったのでは、と原因究明に乗り出していると報じられている。
それによればまだコントロールタワーからの指示が出る前になぜか15コーナーのゲートが開かれてしまい、そこへ興奮した多くの観客が殺到し、コース内に侵入したのではないかというもの。

幸いアクシデント等はなかったものの、今後FIAから何らかの処分が下される可能性も考えられる。

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メルセデスAMGチーム、戦略ミス指摘の否定に躍起

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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オーストラリアGP決勝レースでは、スタートから最初のピットストップまではハミルトンがリードしていたものの、コース復帰後フェルスタッペン(レッドブル)のマシンに押さえ込まれる形となり、結局ライバルのベッテル(フェラーリ)に優勝を奪われる結果となった。
これについて一部のメディアからは「メルセデスはピットストップのタイミングを含め、レース戦略にミスがあったのでは」と指摘されている。

「戦略のミスによってレースを失ったという指摘には納得できないな。
ハミルトンはベッテルと共に走っていた時だって引き離すことができなかったんだ。
メルセデスのギヤボックスに跳ね馬がまるで食らい付くような形だったろう。
つまりレースペースそのものがフェラーリより劣っていたんだ。
だからどのタイミングでタイヤ交換したとしても、結果は同じだったろう。
戦略ミスとは言えないよ」と、メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは否定。

ただフェルスタッペンがピットインするタイミングについては期待と違ったことを明かして悔やんだ。

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2017/03/28

ハミルトン(メルセデス)、「ライバルとのバトルは楽しい」

Australia GP Podium (C)Mercedes Motorsports
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開幕戦オーストラリアGPで終始フェラーリのセバスチャン・ベッテルとの優勝争いを繰り広げたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「他チームのライバルとのバトルは楽しい」と、負けても明るい表情をみせている。

「これまでの3年間とは違うチャンピオンシップ争いが今年のF1にはあるようだね。
今まではメルセデスAMGチームが突出していて、タイトル争いはチームの中だけで行われてきた。
でも今年は他のベストなドライバーたちが上位にいるし、チーム間の戦力が接近しているので僕らはそうしたドライバーと戦うことが予想される。
これはとても新鮮な感覚だよ。
お客さんも喜んでくれると思うし、これこそがほんとうのF1の魅力なんじゃないかな」

ハミルトン(メルセデス)は予想される他チームのライバルにフェラーリのベッテル&ライコネン、レッドブルのリカルド&フェルスタッペンらを挙げたが、そこにアロンソ(マクラーレン)がいないことを惜しんだ。

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マクラーレン首脳、「楽しい夜を送ることはない」

Eric Boullier (C)McLaren Group
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戦前に予想されたこととはいえ、開幕戦オーストラリアGPからいきなりの苦戦を強いられたマクラーレン・チームでは、レース後雰囲気は明るいものではなかったようだ。

同チームでレーシング・ディレクターを務めるエリック・ブイユ氏は次のように語ったとのことだ。

「この2017年開幕戦オーストラリアGPが、今後輝かしいマクラーレン・チームの歴史の1ページとして語り継がれることはないだろう。
またレース後に、スタッフが楽しい夜を過ごすこともない。
ただ(戦闘力を欠いたマシンで)奮闘してくれたドライバーたちだけが讃えられるだけだ」
と、皮肉。

とはいえ次戦中国GPまではわずか2週間。
マクラーレンはホンダと共にその名誉に賭け、全力を傾注して戦力のアップを図ることが求められている。

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豪GPスタートやり直しは「信号異常のせい」

Australia GP Scene (C)Williams F1
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開幕戦オーストラリアGP決勝レースはいきなりスタートがやり直しという事態に見舞われたが、これについてFIA(国際自動車連盟)のレーシング・ディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏は次のように事情を説明している。

「結論から言えば、格段の問題はみつからなかった。
ただ各車が指定のグリッドに着いたことを表すコントロールタワーの信号に異常がみられたことがやり直しの原因になった。
シグナルではクビアト(トロ・ロッソ)のマシンが正規の位置に着いていないことを示したが、マーシャルから正しい位置にあることを確認された。
しかし念のためスタートをもう一度やり直すことを決めたんだ。
安全のためにね」

フォーメーションラップが増やされたため、レースは本来の58周から減算され57周で行われた。

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2017/03/27

フェラーリのベッテル、FORMULA 1 新時代の開幕戦を 1 ストップ戦略で制す (ピレリ)

セバスチャン・ベッテル (C)Pirelli Motorsport
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2017 オーストラリアグランプリ決勝
・トップ 4 がウルトラソフト – ソフトと繋ぐ 1 ストップ戦略を採用 その他、スーパーソフトを使用した戦略も見られた
・摩耗率が低く、デグラデーションが小さかったことは、 ドライバーが各スティントで終始ハードにプッシュすることを可能に

2017 年 3 月 26 日、メルボルン
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、1 ストップ戦略でオーストラリアグランプリを制しました。ベッテルは、 ポールシッターのルイス・ハミルトンよりも長い第 1 スティントをウルトラソフトで走行し、ピットストップ後にメ ルセデスのハミルトンの前でコースに戻りました。トップ 4 を含めた完走車の多くが、ウルトラソフト – ソフト と繋ぐ 1 ストップ戦略を採用しました。決勝では全 3 種類のスリックコンパウンドが使用され、終盤に記録さ
れたファステストラップは、昨年の記録より 2 秒以上速いものでした。大半のドライバーがウルトラソフトでス タートしました。ソフトでスタートしたドライバー中の最上位は、このレースで Formula 1 にデビューしたザウ バーのアントニオ・ジョヴィナッツィでした。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「Formula 1 の新しい時代が、ここオーストラリアで 華々しく開幕しました。ドライバーたちが各スティントで終始ハードにプッシュし、接戦が展開されていました。 我々の予測通り、1 ストップ戦略が主流となり、トップ 4 ドライバーは、フィニッシュまで確実に走行すること を狙って第 2 スティントでソフトタイヤを使用しました。サーキットでの摩耗とデグラデーションのレートが低 かったこともあり、タイヤにとっての負荷が大きくなかったとはいえ、各ドライバーのファステストラップの中に は、30     周以上走行したソフトコンパウンドでレース終盤に記録されたものもありました」

ピレリジャパン・プレスリリース

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バンドーン(マクラーレン)、「誕生日ケーキは一切れだけ」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームの正ドライバーとして初レースとなったオーストラリアGPで、周回遅れの最下位ながら完走を果たしたストッフェル・バンドーンは、「頑張ったから、一切れだけバースデーケーキを食べてもいいよね」と、笑顔をみせた。

「とても難しいレースだった。
完走できるとは思えなかったからね。
レース中にも電気系のトラブルに見舞われ、ピットストップの際にはリセットするために電源を切って入れ直すという作業をしなければならなかったので時間を失ってしまった。
一時はダッシュボードの表示が消えるという問題もあったのでドライブするのは大変なことだったよ。
それでもなんとかチェッカーフラッグまでマシンを持ち込むことができたのでその意味では満足している」

決勝レースが行われた26日(日)はバンドーン25歳の誕生日だった。

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失意のリカルド(レッドブル)、「全員を中国に呼んでやり直したい」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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母国グランプリとなるオーストラリアでこれまでまだ一度も表彰台にすら上がったことがないレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドだが、今年もそのファンの声援にに応えたい気持ちは叶わなかった。

「まさかこのホームグランプリでこんな最悪の結果になるとは考えてもいなかった。
たくさんの応援をもらったのに、ほんとうにガッカリだよ。
他のレースならともかく、こんな悔しいことはない。
そもそも予選でクラッシュなんて、およそ僕らしくないことが起きたのに、さらに決勝レースで挽回どころかウォームアップ走行でもストップだなんて。
おかげでピットスタートになったけれど、そのレースでもマシンが止まるなど散々だった。
ファン全員を次の中国に呼んでやり直したいくらいさよ」と、落胆。

母国グランプリの表彰台で『シューイ』をファンに披露するというリカルドの夢は来年以降に持越となった。

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フェラーリ首脳、「まだほんとうのレースペースはわからない」

Jock Clear & Takuma Sato (C)Honda Media
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今季開幕戦オーストラリアGPでみごと1年半ぶりとなる勝利の美酒に輝いたフェラーリ・チームだが、現場の責任者は「まだほんとうのペースはわからない」と、慎重な姿勢を崩していない。
これは昨年同チームに移籍してチーフ・エンジニアリング・ディレクターのポジションに
就いているジョック・クレア氏が英『スカイ・スポーツ』に語ったもの。

「今日のレースでは幸いわれわれが勝利を手にすることができたが、ほんとうのレースペースで比べた場合、果たしてメルセデスとわれわれ、どちらが早かったのかは正直わからない。
率直に言って今日の勝利の要因としてはタイヤ戦略の妙が影響したのだと思っている。
だからどちらが真のスピードを持っているのかがわかるのは、次戦以降になるだろう」

同氏はさらにレッドブル・レーシングにも警戒感を示した。
ジョック・クレア氏はかつてニコ・ロズベルグの担当エンジニア、それ以前には日本の佐藤琢磨を担当したことで馴染み深い。

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ハミルトン(メルセデス)、余裕の「勝者礼賛」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今季の幕開けとなったオーストラリアGP決勝レースをポールポジションからスタート、最初のピットストップまではレースをリードし続けたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだったが、結局この時ベッテル(フェラーリ)に奪われたポジションを奪還することなく2位で終えた。
しかしレース後のコメントは落ち着いてライバルを讃えるもので、関係者を唸らせた。

「ベッテルとフェラーリ・チームの勝利を心から祝福したい。
彼らがこの勝利を掴むためにどれだけ長い時間働き続けて来たか、よく知っているからね、
ライバルが勝利したことは僕らにとっては無念なことだけど、それだけ今シーズンのF1の戦いが拮抗しているということ。
F1全体を考えたら、跳ね馬チームの復活は良いことではないのかな」

まだ20戦のうちのただ1戦。
無理なチャレンジをして結果を失うよりも確実に2位18ポイントを獲得する考えに徹したようだ。
ただこのわずかな点差が最後にチャンピオンシップを左右することもある。

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2017/03/26

開幕戦勝利のベッテル(フェラーリ)、「アンビリーバブル!」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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タイトル獲得のために移籍した筈のフェラーリ・チーム。
しかしなかなか結果が残せずにいたセバスチャン・ベッテルにとって、今回の開幕戦勝利は格別なものであったようだ。

「もちろん僕らはこの勝利を目的にずっと働き続けて来た。
その意味でこれはまさにチーム全員が必要としていた『結果』。
これまでどれだけみんなが頑張ってきたかを考えれば、まさにそのご褒美というもの。
とりわけ今日のレースの意義は、これが新しいシーズンの幕開けだということだ。
(チームメイトの)ライコネンも良い結果を残したし、それはコンストラクターズ・ランキングでフェラーリが1位ということで証明されているよね」と、胸を張った。

ベッテルにとっても、また跳ね馬チームにとっても今回の勝利は1年半ぶりとなる貴重なものになる。

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豪GPはベッテル(フェラーリ)が1年半ぶりの優勝飾る

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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26日(日)、2017年シーズンの幕開けを告げるオーストラリアGP決勝レースが行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温24度、路面温度36度、コースはドライコンディションと報告されている。

なんとグリッドに着く前のインストレーションラップでここがホームグランプリとなるリカルド(レッドブル)のマシンがストップ、地元ファンからため息が漏れた。
マシンはガレージに戻され、ピットからのスタートになる模様。
グリッド位置の間違いかスタートはデイレーとなり、もう1周フォーメーションラップが追加され、レースはその分短縮となった。

オープニングラップでエリクソン(ザウバー)とマグヌッセン(ハース)が接触してコースアウト。
8周目、15位あたりを走っている今日が誕生日のバンドーン(マクラーレン)がエンジントラブルを訴えてペースダウン、ピットストップして電気系をリセットした模様。
15周目には健闘していたグロージャン(ハース)が煙を上げながらピットイン、早くもマシンを降りた。
18周目、スローダウンしていたパーマー(ルノー)がピットイン、リタイヤの模様。
27周目、リカルド(レッドブル)がエンジントラブルで3コーナーのコースサイドにマシンを止めた。
この時点でリタイヤはすでにリカルド、エリクソン、パーマー、グロージャンの4台。

結局57周のレース後半をリードし続けたフェラーリのセバスチャン・ベッテルが終始後続との間隔をコントロールして優勝。
ベッテルの優勝は2015年のシンガポールGP以来のことで、自身通算43回目。
フェラーリ・チームとしても同グランプリ以来ということになる。

2位はタイヤのコントロールが綾だったか、ピットストップの際に順位を落としたハミルトン(メルセデス)。
3位にもチームメイトのボタスが入った。
4位ライコネン(フェラーリ)、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位マッサ(ウィリアムズ)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位サインツ(トロ・ロッソ)、9位クビアト(トロ・ロッソ)、10位オコン(フォース・インディア)でここまでが入賞。
昨年マノー・レーシングから9戦に出走したオコンはこれが初ポイント獲得となった。

以下、11位ヒュルケンバーグ(ルノー)、12位初参戦のジョビナッツィ(ザウバー)、13位バンドーン(マクラーレン)でここまでが完走。
リタイヤはアロンソ(マクラーレン)、マグヌッセン(ハース)、ストロール(ウィリアムズ)、リカルド(レッドブル)、エリクソン(ザウバー)、パーマー(ルノー)、そしてグロージャン(ハース)と、開幕戦らしく7台の多きを数えた。

久しぶりに跳ね馬チームが優勝したためか、オーストラリアGPとしては珍しくフィニッシュ直後からコースには観客が溢れた。

オーストラリアGP決勝レースの結果はこちら
オーストラリアGPの画像はこちら

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オーストラリアGP修正スターティンググリッド

オーストラリアGPのレーススチュワード(競技委員)はダニエル・リカルド(レッドブル)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)らのギヤボックス交換によるペナルティによりグリッド降格処分になったことから次のように決勝レースのスターティンググリッドを修正した。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. ボタス(メルセデス)
4. ライコネン(フェラーリ)
5. フェルスタッペン(レッドブル)
6. グロージャン(ハース)
7. マッサ(ウィリアムズ)
8. サインツ(トロ・ロッソ)
9. クビアト(トロ・ロッソ)
10. ペレス(フォース・インディア) *
11. ヒュルケンバーグ(ルノー) *
12. アロンソ(マクラーレン) *
13. オコン(フォース・インディア) *
14. エリクソン(ザウバー) *
15. リカルド(レッドブル) *
16. ジョビナッツィ(ザウバー)
17. マグヌッセン(ハース)
18. バンドーン(マクラーレン)
19. パーマー(ルノー) *
20. ストロール(ウィリアムズ) *

* 印は変更のあったドライバー

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失速レッドブル、トリック・サスペンションの影響否定

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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シーズン前テストでは一時トップタイムを記録するなど戦闘力の高さを窺わせメルセデスAMG、フェラーリらと共に3強と目されたレッドブル・レーシングだったが、25日(土)行われたオーストラリアGP公式予選ではフェルスタッペンが5番手、リカルドに至ってはクラッシュで10番手と地元の期待も裏切る結果となった。

これについてパドックでは開幕前にFIA(国際自動車連盟)から禁止通達を受けたいわゆる『トリック・サスペンション』の影響では、とささやかれた。

しかしこの予選結果についてフェルスタッペンは、「この結果は順当なものだと受け止めているよ。
メディアの予想は別として、僕らは最初からこの程度の差はあると思っていたので幻想など抱いていなかったからね。
もちろんサスペンションの変更が影響したとも考えていない。
このギャップはこれからシーズンが進むにつれて解消されていくものと考えている」と、冷静に分析した。

昨シーズン、メルセデスAMG勢以外に表彰台の最上位に上がったのはレッドブル・レーシングの二人だけだ。

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ホンダ「改善果たした」も、アロンソは「13番手なんて」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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25日(土)行われたオーストラリアGP公式予選で、バンドーンはQ1で敗退したもののアロンソが13番タイムを記録。
長谷川祐介氏(ホンダ)は「一定の結果は残せた」と、満足の表情をみせた。

「今日の予選は、現在のわれわれの実力を見極めるという意味で重要な一日だった。
13・18番手という結果は、もちろん手放しで喜べるものではないが、厳しかったシーズン前テストの結果を考えれば一定の結果は残せたと考えている」とした。

しかしドライバーであるアロンソは、「今日まで僕たちのレベルがどの程度なのかわからなかったから、その意味では今回の予選で見えてきたと思う。
幸い予選ではトラブルフリーだったし、一応のタイムは示せたけれど、こんなポジションが満足できるものでないのは明らかだ。
このスピードで思っていた成績に届くとは到底思えない」と、切り捨てた。

今年もマクラーレン・ホンダの前途はすこぶる多難にみえる。

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突然代役指名のジョビナッツィ、「ドッキリかと思った」

Antonio Giovinazzi (C)Sauber Motorsport
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今季初戦、グランプリウィークの真っ只中で突然ザウバー・チームからレースドライバーに指名されたアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)は、いまだにその驚きを隠せないでいる。

これは、同チーム本来のレースドライバーであるパスカル・ウェーレインの体調が万全でないとして2日目のフリー走行から急きょ代役に指名されたもの。

「チームからの連絡は今朝になって知ったんだ。
ほんとうは昨夜のうちに連絡が来ていたらしいけれど、そんなことがあるとは夢にも思わなかったから、もうベッドに入ってしまっていたのさ。
もちろん事前に何も聞かされていなかったから、超・驚いたよ。
最初はドッキリを仕掛けられたのかと思ったくらい。
でも現実のことだと知ってあわててチームに合流したんだ。
もちろんF1レースを戦うというのは子どもの頃からの夢だったので感動だね。
日曜日は初めてのF1グランプリを心行くまで楽しみたいと思っている」と、フェラーリのリザーブドライバー。

とはいえ現実のF1は甘くなく、チームメイトで先輩のエリクソンがQ2進出を果たしたのに対し、わずかなタイム差でジョビナッツィは今回Q1敗退を喫した。

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リカルド(レッドブル)、「クラッシュなんて予想外」

Australia Fans (C)Redbull Racing
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今季初戦、さらに自身のホームグランプリでもあるオーストラリアGP予選で痛恨のコースアウト・クラッシュ。
Q3ノータイムで10番グリッドという痛恨の結果にダニエル・リカルド(レッドブル)は次のように悔やんだ。

「もちろんこんな結果は考えてもいなかった。
少なくとも5番以内には入れると予想していたからね。
身体は問題ないけれど、精神的には大きなダメージを負っているよ。
多少スピードが高いまま14コーナーに進入したことは認めるけれど、おそらく路面が汚れていたんだろう。
マシンは突然グリップを失って、あとはもうどうしようもなかった。
そもそも僕がバリアにクラッシュすることなんてほとんどないし、ましてやホームでだったからファンは驚いたろうね」

意外なことだがリカルドはこれまでオーストラリアGPでまだ表彰台にすら上がったことがない。

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2017/03/25

豪GP公式予選、ハミルトン(メルセデス)が62回目のポール

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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25日(土)午後、いよいよ今シーズン最初の公式予選が行われた。
開始時はまだドライコンディションだが、雨になる可能性もあるため各車早めにコースイン。

1回目のアタックではハミルトン(メルセデス)、ベッテル(フェラーリ)、ボタス(メルセデス)、ライコネン(フェラーリ)の順。
しかしその直後にここが母国グランプリとなるリカルド(レッドブル)が14コーナーで痛恨のコースアウト・クラッシュ、マシン後部を損傷させた。
マシン回収のためセッションは赤旗中断となった。

セッションは残り約8分で再開。
雲は厚かったものの結局雨に見舞われることはなく、今年最初のポールポジションを獲得したのはメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン。
ポールタイムは1'22.188。
自身通算62回目、ここアルバートパークでは2014年から4年連続で通算6回目の快挙となった。

2番手にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがメルセデスAMG勢に割って入りフロントロウを獲得。
3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手グロージャン(ハース)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手サインツ(トロ・ロッソ)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、そして10番手はノータイムに終わったリカルド(レッドブル)というトップ10になった。

なおグロージャンが獲得した予選6番手はハースにとって参戦以来、予選最高位。
これまでは昨年ブラジルGPの7番手だった。

オーストラリアGP公式予選の結果はこちら
オーストラリアGPの画像はこちら

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豪GP予選Q2、アロンソ(マクラーレン)力尽く

引き続きオーストラリアGP公式予選はQ2が行われた。
ここでもQ1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

このQ2でトップとなったのはボタス(メルセデス)で2番手にもチームメイトのハミルトン(メルセデス)。
3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手グロージャン(ハース)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、そして10番手にサインツ(トロ・ロッソ)。

ここで脱落となったのはペレス(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、アロンソ(マクラーレン)、オコン(フォース・インディア)、そしてエリクソン(ザウバー)の5台となった。

このあといよいよ注目の公式予選が行われる。

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豪GP予選Q1、マクラーレン、アロンソ突破もバンドーンは脱落

25日(土)午後、いよいよ今シーズン最初の公式予選Q1がスタートした。
このQ1では下位の5台がノックアウトとなる。
セッション直前の天候は曇り、気温29度、路面温度34度、コースはドライコンディションと報告されているが雨になる可能性もありそうだ。
なお午前のフリー走行でクラッシュしたストロール(ウィリアムズ)はギヤボックス交換のため5グリッド降格のペナルティを受けることになった。
そのストロールはセッション途中、やっと修復なってコースインしている。

ここで最速だったのはハミルトン(メルセデス)だが、2番手にはライコネン(フェラーリ)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にボタス(メルセデス)、5番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、6番手ペレス(フォース・インディア)、7番手マッサ(ウィリアムズ)、8番手ベッテル(フェラーリ)、9番手リカルド(レッドブル)、10番手グロージャン(ハース)。
アロンソ(マクラーレン)は12番手。

ここで脱落となったのはジョビナッツィ(ザウバー)、マグヌッセン(ハース)、バンドーン(マクラーレン)、ストロール(ウィリアムズ)、そしてパーマー(ルノー)の5台となった。

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豪GPフリー3回目、ベッテル(フェラーリ)が最速に

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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25日(土)、公式予選を前にオーストラリアGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温28度、路面温度34度、湿度47%、コースはドライコンディションと報告されている。

別掲のように、ザウバー・チームは体力不足を理由にパスカル・ウェーレインの起用を足せんねん、シーズン前テスト同様フェラーリのリザーブドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)をこの週末の代役に指名した。

1時間のセッションもまもなく終了という時にルーキードライバーであるストロール(ウィリアムズ)がウォールにヒット、赤旗中断。
結局、セッションはそのまま打ち切りとなり、多くのドライバーに禍根を残したまま公式予選を迎えることとなった。

このセッションでトップタイムを記録したのはベッテル(フェラーリ)で、ベストタイム1'23.380。
これにボタス(メルセデス)が0.479秒差で続いた。
3番手はハミルトン(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手グロージャン(ハース)、8番手サインツ(トロ・ロッソ)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、10番手マグヌッセン(ハース)の順。
マクラーレン・ホンダはアロンソ14番手、バンドーン15番手、上記のジョビナッツィ(ザウバー)は最下位の20番手だった。

オーストラリアGPフリー走行3回目の結果はこちら
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ザウバ-、ウェーレインに代えてジョビナッツィ起用

Antonio Giovinazzi (C)Ferrari S.p.A
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オーストラリアGP2日目のフリー走行を前に、ザウバー・チームはパスカル・ウェーレインに換えてアントニオ・ジョビナッツィ(23歳:イタリア)を起用することを明らかにした。

今年1月に行われた『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』でクラッシュしたウェーレインは、シーズン前テストの後半から復帰。
グランプリウィークを前にFIAの許可も得、1日目のフリー走行には参加していたものの、チームは決勝レースまで戦うには体力がまだ回復していないと判断したもの。

ジョビナッツィはザウバーへのエンジン供給元であるフェラーリのリザーブドライバーで、シーズン前テストでも代役を務めていた。

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最速ハミルトン(メルセデス)、マシンの仕上がりにご満悦

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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大幅なレギュレーション変更で序列が注目されたオーストラリアGP初日だったが、フリー走行1-2回目共にトップタイムをマークしたのは今年も大本命メルセデスAMGチームのエース、ルイス・ハミルトンだった。
初日の走行を終えたこの元3回のF1チャンピオンは、次のようにその感想を述べた。

「またこうして開幕の地メルボルンを訪れることができて感慨ひとしおだよ。
バルセロナでのシーズン前テストではいくつかの小さなトラブルに見舞われていて、正直心配な部分もあったんだけど、チームが素晴らしい対応をみせてくれ、今日は何も不安はなかった。
マシンはすでに僕が欲するような状態に仕上がっていて、何も不安なく走ることができた。
まだフリー走行だからほんとうの立ち位置はわからないけれど、フィーリングはとてもいいな」と、ご満悦な表情。

とはいえ、またメルセデスAMGチームの独走が続くのは正直F1の人気にとってプラスとは言えないかも知れない。

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ホンダ、順調な滑り出しを強調も

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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今季開幕戦オーストラリアGPの初日を終えたマクラーレン・ホンダでホンダ側の責任者を務める長谷川祐介氏は、とりあえず順調な滑り出しをみせたと説明した。

「われわれホンダにとってとても困難な結果に終わったテストを経て、ようやく今日この開幕戦を迎えることができたことをうれしく思っている。
バルセロナから今日までの約2週間は、問題を解決するため限られた時間の中で全力を尽くしてきた。
幸い、今日の2回のフリー走行では大きな問題も発生せず、信頼性の面でバルセロナテストからかなりの前進をみせることができた」と、長谷川氏。

しかし初日を終えたエースのフェルナンド・アロンソは、「小さな改善があったことは認めるが、まだライバルにはほど遠いレベル。
コーナーではかなりいい感じだけれど、ストレートになるとまったく歯が立たない。
ほんとフラストレーションが溜まるよ」と、こぼしている。

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ハースF1チーム「Tウィング」に強度不足みつかる

Haas 『VF-17』(C)Haas F1 Team
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今年のF1のトレンドにもなっているリヤカウル部のシャークフィンとTウィシングだが、24日(金)行われたフリー走行で、ハースF1チームの『VF-17』のTウィングが大きくたわんでいることが確認された。

FIAのレーススチュワード(競技委員)は午後の2回目セッションを前にこのデバイスの取り外しをチームに指示、これを受けハースF1チームはグロージャン&マグヌッセンいずれのマシンからもTウィングを撤去した。

同チームのギュンター・シュタイナー代表は「これまでのテストでも強度は確認されており、走行中に破損するなどの心配はなかったが、スチュワードの指摘を尊重した」と、説明した。

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2017/03/24

豪GPフリー2回目もハミルトン(メルセデス)が最速タイム

Powered by Mercedes (C)Mercedes Motorsport
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24日(金)午後、オーストラリアGPはフリー走行2回目セッションが行われた。

開始後約23分、ルノー・チームのジョリオン・パーマーがコースサイドにクラッシュしてマシンを損傷、コース上に止まってセッションは今季初の赤旗中断となった。
パーマーは午前のセッションでもマシントラブルで6周しかしていないため、大事な初日をわずか10周で終えることになりそうだ。

約10分後にセッションは再開したが、今度はマッサ(ウィリアムズ)がトラブルでコースサイドにマシンを止めた。
さらにあと5分で終了という時点でエリクソン(ザウバー)がグラベルベッドにはまってストップ、バーチャル・セーフティカーとなった。

ここでもトップタイムはメルセデスAMGのハミルトンでベストタイム1'23.620。
2番手は0.547秒差でベッテル(フェラーリ)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5-6番手レッドブルのリカルド&フェルスタッペン。
しかしフェルスタッペンはわずか8周したところでトラブルかマシンを降りている。
7番手サインツ(トロ・ロッソ)、8番手グロージャン(ハース)、9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手がクビアト(トロ・ロッソ)。
マクラーレン・ホンダはアロンソ12番手、バンドーン17番手だった。

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FIA、メルセデスとレッドブルのサスペンション違法指摘

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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2017年シーズンの開幕にあたり、FIA(国際自動車連盟)はメルセデスAMGチームとレッドブル・レーシングが採用しているとされるいわゆるトリック・サスペンションについてこれを違法であると指摘した。

これは、マシンが縁石に乗り上げた際等にもライドハイトがコントロールされるというもので、フェラーリからはレギュレーションで禁止されているアクティブ・サスペンションに類するものではないか、と疑義が出されていたもの。

これについてチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは「サスペンションがマシンのエアロダイナミックス等に影響を与えることはレギュレーションで禁止されている。
もしそうした事実があればわれわれは決してそれを許すことはない」と、説明した。

これにより、もし両チームがこのまま予選やレースを迎えた場合、結果の剥奪や最悪失格になる可能性も考えられ、早急な対応が迫られたと言える。

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豪GPフリー1回目、メルセデスAMGの二人が最速

Australia GP (C)Ferrari S.p.A
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いよいよ2017年シーズンのF1が開幕。
初戦は今年もメルボルンのアルバートパーク特設コースを舞台にしたオーストラリアGP。
フリー走行1回目セッション直前の天候は晴れ、気温21度、路面温度27度、湿度59%、コースはドライコンディションと報告されている。

出走したドライバーはすべて登録されたレースドライバーで、完全なルーキーはウィリアムズのランス・ストロールのみ、ほぼルーキーにあたるのがマクラーレンのストッフェル・バンドーン(1戦)ということになる。
一部のマシンはカラーリングが変更となっているが、やはり目を引くのがフォース・インディアのピンク。
ドライバーのヘルメットも事前のものからピンク系に変更したため、とりわけオコンは鮮やかだ。

セッションは特にアクシデント等もなく進行したが、マクラーレンはここでもバンドーンがマシントラブルのため長くガレージに留まった。
またパーマー(ルノー)もトラブルで周回を伸ばせずにいた。

このセッションでトップタイムを記録したのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトンで、ベストタイム1'24.220をマークした。
2番手もチームメイトのボタスでハミルトンとは0.583秒差だった。
3-4番手はレッドブル・レーシングのリカルド&フェルスタッペン、5-6番手フェラーリのライコネン&ベッテル、以下、マッサ(ウィリアムズ)、グロージャン(ハース)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、ペレス(フォース・インディア)と続いた。
マクラーレンはアロンソ14番手、バンドーンは再走したものの最下位タイムに終わっている。

オーストラリアGPフリー走行1回目の結果はこちら
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豪GPのレーススチュワードにデレック・ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今季開幕戦となるオーストラリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(62歳:イギリス)をあてたことを明らかにした。

元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏のスチュワード就任は昨年のマレーシアGP以来で通算15回目となる。

F1では1981年サンマリノGPで当時のトールマンからデビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利した。
またシルバーストーン・サーキットの保有者でもあるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表を務めていることでも知られる。

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オーストラリアGP週末の天候は雨の心配なし

2017年シーズンの幕開けを告げるオーストラリアGPがいよいよスタートするが、開催地メルセデスの天気について、地元気象台は3日間いずれも晴れ、ないし曇りで雨の心配はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
3月24日(金) フリー走行 晴れ 15- 23度 75%
3月25日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 18- 25度 74%
3月26日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 19- 27度 73%

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ウェーレイン(ザウバー)、開幕戦出走が正式に認められる

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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今年1月の『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』で起きたアクシデントで負傷し、シーズン前最初のテストを回避したザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)だが、開幕戦オーストラリアGPへの出走が正式に認められたことがわかった。

これはウェーレイン自身が明らかにしたもので、グランプリウィーク前日の木曜日にFIA(国際自動車連盟)のメディカルチェックを受けた結果、正式承認を得たという。

同選手は「認められたのはうれしいけれど、シーズン前テストを半分しか走れなかったのはやはりマイナスだ。
準備不足だよ。
でも自分でやったことだから仕方ないけどね」と、悔やんだ。

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2017/03/23

ルノー・スポール、「ERSのトラブルは解決」と説明

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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シーズン前テストで、ERS(エネルギー回生システム)のトラブルという思わぬ伏兵に足を救われた感じのルノー製パワーユニットだったが、これについてルノー側はこの問題についてすでに修正ができたと説明した。

これは同パワーユニットの供給元であるルノー・スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターがメディアに語ったもの。

その中でこのフランス人エンジニアは、「バルセロナでの合同テストはわれわれにとってとても生産的なものではあったが、しかし万全という訳ではなかった。
それはすでに報じられているようにERSにいくつかのトラブルが発生したからだ。
そのためわれわれのパワーユニットが持っているパフォーマンスを最大限示すことができなかったが、これについてはすでに解決が図られた。
したがって開幕戦の地メルボルンでルノー・チームをはじめ、カスタマー・チームであるレッドブル・レーシングやトロ・ロッソももうこのトラブルに直面することはないだろう」と、明言した。

ここまではフェラーリ、メルセデスに水を開けられているとみられたレッドブル・レーシングだが、これによりまた3強復活に躍り出るかも知れない。

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トロ・ロッソ、ショーン・ゲラエルとテストドライバー契約

Sean Gelael (C)Mercedes Motorsport
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スクーデリア・トロ・ロッソは、今シーズン同チームのテストドライバーとしてショーン・ゲラエル(インドネシア)と契約したことを明らかにした。

弱冠20歳になるジェラエルはフォーミュラ2シリーズに参戦するアジア期待の新進ドライバー。
フォーミュラ2の前身である昨年のGP2シリーズでは1回の表彰台を含むシリーズ・ランキング15位となっている。

これまでテストドライバーを置いていなかった同チームだが、今季は夏休み前のハンガリーとシーズン終了後に行われるアブダビでは同選手をテストに参加させる方針という。

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中国GP後に『DRS(ドラッグ・リダクション・システム)』再検討

DRS Image (C)Sauber Motorsport
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今シーズン、タイヤを始めとしたマシン・レギュレーションの変更でF1は大幅にグリップ&ダウンフォースが増すものとみられている。
これにより今季のマシンは確実に早くなり、ラップタイムの向上は確実とみられるがそれとレースの魅力とは別。
逆にレース中のオーバーテイク・シーンが減少するのではないか、と危惧されてもいるものだ。

これを受けFIA(国際自動車連盟)はDRSゾーンの見直しも検討課題としているが、まずは開幕の2戦、オーストラリアGPと中国GPの結果かを見て判断することを明らかにした。

このところ続いているとされる観客数や視聴者数の減少に果たして歯止めが効くのか、運営側もその力量を試されることになる。

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2017/03/22

FIA、今シーズンから木曜記者会見を一部変更へ

FIA Press Image (C)Sahara Force India F1
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FIA(国際自動車連盟)は今シーズン開幕戦オーストラリアGPから、木曜日に行われるFIA公式記者会見の形式を一部変更することを明らかにした。

それによれば、これまでは6名ずつ1グループで行われていたものを4名ずつ計8名2グメープに分けて行うというもの。
2つのグループは活字メディアの回と放送メディアの回とをそれぞれ交互に受けるようになるとのこと。

なお今週のオーストラリアGPでは以下のメンバーが指名されている。

【Part1】
・ハミルトン(メルセデス)
・ベッテル(フェラーリ)
・リカルド(レッドブル)
・アロンソ(マクラーレン)

【Part2】
・ボタス(メルセデス)
・マッサ(ウィリアムズ)
・オコン(フォース・インディア)
・ストロール(ウィリアムズ)

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「開幕に向け改善図られた」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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シーズン前テストではトラブルが続き酷評を浴びたホンダだが、その後開幕までのわずかな時間に多くの必要な改善が図られたと説明された。

これはホンダ陣営でF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介氏が英『オートスポーツ』誌に語ったもの。

それによれば一連のトラブルのうち複数の原因となったのはエンジン本体のバイブレーションにあったことが判明したという。
そしてこれはエンジン・マッピングを改良することでかなりの進歩が図られたとのこと。
同時にドライバビリティも改善されたということで同氏は開幕戦に自信を深めているが、実際にどこまで改善されたかは24日(金)にアロンソ&バンドーンがコースを走り出すまでわからない。

同氏は「いずれにせよ、厳しい週末になることは覚悟している」と、慎重な姿勢を崩さないでいる。

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ハミルトン(メルセデス)、「シューイなんか絶対にやらない」

Shoey/D.Ricciardo (C)Redbull Racing
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昨シーズン、メルセデスAMGチームの二人(ハミルトン&ロズベルグ)以外のドライバーで優勝したのはレッドブル・レーシングだけだが、そのダニエル・リカルドがマレーシアGP表彰台でやったのが『シューイ』だった。
「履いていたレーシング・シューズでシャンパンを呑む」というこの奇行には、これ以前にも巻き込まれた『被害者』も多い。

しかしこれについて聞かれた昨季の年間最多勝利者であるルイス・ハミルトンは、自身のフェイスブックでこの行動を完全拒否している。

「靴でシャンパンを呑むなんて、考えただけでもおぞましいね。
2時間近くもF1レースを戦ったコクピットの中がどんな状態か考えたことがあるかい。
そこはとんでもなくクレージーな高温にさらされているし、ましてや汗をかいた靴の中なんて想像したくもない。
それでもシューイをするほどの功績って何なのさ。
僕にはとても考えられないことだね」と、一蹴した。

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アロンソ(マクラーレン)、「開幕戦はまず信頼性が最優先」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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シーズン前テストでトラブルが続き、早くも今シーズンの行く末が危惧されるマクラーレン・ホンダ・チームだが、エースのフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)は「何よりも信頼性が最優先される課題」と、その置かれた状況を説明した。

「バルセロナ合同テストが終わって開幕まで2週間。
課題が山のように突きつけられたわれわれにとってはとてつもなく短い準備時間だ。
ましてや1周たりとも実際に走ることはできないんだからね。
だからメルボルンが厳しいものになることはもう覚悟しているよ。
僕らには現在与えられたもので全力を尽くすしかないんだ。
でもまずは信頼性。
とにかく走ることができなくては何も進まないじゃないか」

タイトルを獲得するためにフェラーリから移籍したマクラーレン・ホンダ・チーム。
アロンソにとってその3年契約も今年最終年を迎えることになる。

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2017/03/21

ロス・ブラウン氏、「年間最大21戦が限度」

Ros Brawn (C)Mercedes Motorsports
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今回リバティ・メディアでF1を含むモータースポーツ担当取締役に就いたロス・ブラウン氏が、「F1は年間最大でも21戦が限度」との見解を示した。
これはイタリア『コリエーレ・デラ・セラ』紙の取材に応えたもの。

「チェイス・キャリー/CEOはF1を25戦程度まで拡大しようと言っているのは承知している。
確かに北米でF1を定着させることは重要だが、しかしヨーロッパもアジアもそれなりに重要なグランプリであることは間違いない。
やみくもにグランプリ数を増やせばいいというものではないよ。
それに現場を知る者の一人として言うならば、これ以上の拡大はとても無理。
今年は(ドイツが減ったため)20戦だが、昨年の年間21戦というのが最大だろう。
それよりもF1には内容の充実がいま求められている。
ファンから愛想を尽かされないよう、まずやるべき仕事がわれわれにはある筈だ」

リバティ・メディアの参入でF1がこれまでよりもビジネスライクにとらわれそうだが、その防波堤としてロス・ブラウン氏は頑張っているようだ。

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ピレリ首脳の見解は「フェラーリが優勝候補筆頭」

Mario Isola (C)Pirelli Motorsport
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2017年シーズンの開幕を前にピレリタイヤがシーズン前テストの結果を分析、現状で優勝への候補筆頭はフェラーリ・チームであるとの見解を示した。

これは同陣営のモーターレーシング部門でヘッド・オブ・カーレーシングの要職に就いたマリオ・イゾーラ氏が『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙に語ったもの。
その中でこの47歳になるイタリア人技術者は、次のような見解を示した。

「シーズン前テストで見えたことは、フェラーリ・チームがとても好調であるということ。
衆知のように今年のマシンはタイヤが大型化し、エアロダイナミックスの変更によりダウンフォースも増しているが、それに一番うまく対応したのがこのチームになるだろう」

その一方で話題になっているオーバーテイクについては、「ダウンフォースが増したためレース中のオーバーテイクが難しくなるのは間違いない。
それだけにまた予選が重要になる。
さらにこれはドライバーに対して身体的に厳しいとも言える。
レース後のドライバーの(疲労した)顔を見るのを私はいまから楽しみにしているよ」と、笑顔をみせた。

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フェルスタッペン(レッドブル)、「まだライバルには水」

2016 Scene (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームの二人が圧倒した2016年シーズンだったが、唯一土を付けたのがレッドブル・レーシングだった。
しかし今週開幕戦を迎えるにあたり、同チームのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、まだ同チームの『RB13』は勝つレベルにはなっていないとの見解を示している。

これは地元オランダの『テレグラフ』紙に語ったもの。

「テストでは真の戦力はわからないから、ほんとうのレベルというのは開幕戦のスターティンググリッドを見るまで判断できないと思う。
でも、まだレッドブルはライバルに水を開けられていると個人的には思っている。
メルボルンで上位を争うのは、今年もメルセデス、そしてフェラーリ。
それからウィリアムズもかなりいいところまで来ていそうだ。
僕らはまだせいぜいその後になるのではないか」

なお昨季途中にトロ・ロッソから移籍したフェルスタッペンにとって、レッドブルのマシンでアルバートパークのコースを走るのは今回が初めてということになる。

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2017/03/20

スージー・ウォルフさん、スピード違反で免停に

Susie Wolff (C)Williams F1
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メルセデス・モータースポーツの役員であるトト・ウォルフ氏の夫人で元ウィリアムズ・チームの開発ドライバーだったスージー・ウォルフさん(34歳:イギリス)が、公道でのスピード違反で免停処分を受けることになったという。

報道によれば、スージーさんは2015年6月にイギリスのオックスフォードシャーで制限速度48キロのところを56キロで走行、警察に検挙されたとのこと。
彼女はこれまでに2回スピード違反を犯していて免許の点数が12点が残り3点になっており、今回の違反により免停処分を科されることになった。

これに対してスージーさんは「免停は自身が行っている慈善事業に影響が出る」として処分の猶予を願い出ていたが、これが認められなかったということだ。
処分は6か月の免停と500ポンド(約7万円)の罰金になるという。

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ストロール(ウィリアムズ)、「結果で実力を証明する」

Williams Duo (C)Williams F1
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今季ウィリアムズ・チームからのF1デビューが決まっているランス・ストロール(18歳:カナダ)だが、カナダの実業家で潤沢な資産を誇る父親の強力な後押しがあることからメディアからは早くも『ペイ・ドライバー』とのレッテルが張られている。
こうした批判にはもちろん妬みもあるが、シーズン前テストでいきなりクラッシュを演じたことも無関係ではないとみられる。

しかし本人はこれに反発、結果で実力を証明すると次のように息巻いている。
「いろいろ批判する声があるのは僕にも聞こえているよ。
でもそんなのはレースには関係ない。
こうしたことはこの世界では付きものなんだし。
まあ、結果を見て下さい、ということかな」

ただストロール自身はF3ユーロシリーズ(今年からFIA・F3ヨーロピアン選手権)でみごとシリーズ・チャンピオンを獲得した実績があるうえ、ケベック州の地元誌からは『年間優秀スポーツマン』に選出されるなど評価は高い。
チームメイトはベテランで実績もあるフェリッペ・マッサだ。

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マクラーレン&ホンダ、「仲違いの噂」打ち消しに躍起

Powered by Honda (C)Honda Racing
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シーズン前テストで今年もトラブルが続出したことにより、パドック雀の恰好の標的にされているマクラーレン&ホンダだが、その訣別を焚きつける無責任な噂の火消しに躍起となっている。

中でもイギリスの『BBCスポーツ』等は、すでにマクラーレン・チームがメルセデスに対してエンジン供給の可能性を打診したと報じて注目を集めた。

こうした報道に対し同チームのスポークスマンは、訣別を打ち消すと共に今後もホンダとの関係に変化がないことを英『スカイ・スポーツ』に強調。
またホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏も、「チームとの間に関係悪化もないし、ましてやF1撤退などあり得ない」とし、これまで通りマクラーレン・チームとは長期のパートナーシップを継続させることを繰り返した。

伝えられるところでは、両者の契約は実に2024年までという長期のもの。
ただし中途での契約解除の条項も両者にあるとのことだ。

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2017/03/19

消滅したマノー・レーシングの機材がオークションに

Manor 『MR05』 (C)Ex.Manor Racing
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結局救済の道も閉ざされ消滅となったマノー・レーシングだが、同チームの機材がイギリスでオークションに掛けられていることがわかった。

管財人の依頼で処分に当たっているのは『ゴードン・ブラザース』で、出品されているのは(メルセデス)エンジンやギヤボックスを除く同チームのシャシーを始め、トレーラーや各種のパーツ、スタッフウェア等など多岐に渡っているという。

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バーニー・エクレストン氏は、『F1総帥』に未練も

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の代表職を中心にF1の商業権を駆使し事実上のF1総帥として辣腕を振るったバーニー・エクレストン氏は、一線から身を引いた今、さすがにいま手持ち無沙汰のようだ。

今年87歳になるこのイギリス人は、同国のスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』に対し次のように語っている。

「F1株式をリバティ・メディアに売却したことに後悔はしていない。
いつだって時代は変化するものだからね。
ただその1年目にいきなりマネージメント部門のトップをすげ替えたのはいただけないな。
彼らはもう1年待って、状況を良く把握してからでも良かったんだ。
おそらく私がその立場ならそうしたことだろうがね。
ま、彼らはアメリカ式の運営をしようということなんだろう」

その上で「正直、もう数年は私がボスを続けても良かったんだが……」と、未練をみせた。

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ロス・ブラウン氏、F1改革に『特務部局』設立へ

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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リバティ・メディアのF1買収の伴い、新組織でモータースポーツ担当取締役の要職に就いたロス・ブラウン氏が、F1の将来的な改革に向け新たな組織を作る構想を計画していることがわかった。

同氏によれば、F1改革は特定の個人が強力なリーダーシップで推し進めるよりも、経験を持つ複数名の組織により行われるべきとのこと。
そのため現在FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)等で働いている有能なスタッフらの中から5-6名を選抜。
タスクフォース(特務部局)を編成し、合議制で改革を進めようとするものだ。

同氏によれば、F1改革の第一歩として対応を急いでいるのがオーバーテイク問題であるという。

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2017/03/18

ニキ・ラウダ氏、「シャークフィンは広告掲載の場所」

Sharkfin Image (C)Sahara Force India F1
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3回のF1チャンピオンに輝いただけでなく、瀕死の重傷からカムバックし「不死鳥」と讃えられたニキ・ラウダ氏(68歳:オーストリア)が、2017年型マシンのトレンドともなったいわゆる「シャークフィン」について、「スポンサー広告掲載のため」と、両断した。

これは同氏が地元オーストリアの放送協会である『ORF』に語ったもの。
その中でこのF1レジェンドは、「われわれもレッドブルと共にこのシャークフィン採用には消極的だった。
なにより無粋で、F1マシンの美しさを損なうものだからね。
しかし他のチームの中には、これだけ広いスペースがあれば、ここにスポンサー広告を掲載することができると言った。
そんな馬鹿げたことでレギュレーションが左右されるなんて」と、こぼした。

ただこれまでのところ実際にこの部分に大型広告を打っているチームはまだみられていない。

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リバティ・メディア、「F1に貢献しないGP」を糾弾

Azerbaijan Image (C)Redbull Racing
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F1の新しいオーナーとなったリバティ・メディアが、「現行グランプリの中にはF1に貢献しないものがある」と指摘、話題を呼んでいる。

これは同社のグレッグ・マッフェイ/CEO(最高経営責任者)が語ったもので、真っ先にその槍玉に挙げられたのが昨年始まったばかりのアゼルバイジャンGP。

アゼルバイジャンGPは同国の首都バクーを舞台に行われているが、同氏は「F1の文化も人気もないところでの開催であり、F1の将来にも寄与していない」と切って捨てた。
さらにこの開催契約を決めたバーニー・エクレストン氏について、「彼には開催権料が一番大事な課題だった」とまで断じたもの。

当然のことながらこの指摘にアゼルバイジャンGP当局は強く反発、同グランプリのスポークスマンは次のように反論した。
「われわれはエクレストンと共に開催まで3年以上の年月を掛けてこのプロジェクトに取り組んできた。
F1に参入してたかだか半年のリバティ・メディアに何がわかるというのか。
実際問題、アゼルバイジャンGPは興行的にも成功しているではないか」

確かに同GPは成功を収めたことで名称が「ヨーロッパGP」から「アゼルバイジャンGP」への変更が認められていて、これを評価する向きも多い。

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エイドリアン・ニューイ氏、再びF1にやる気か

Marek Reichman & Adrian Newey (C)RedBull Racing
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F1で数々の栄光に輝いた後、ヨットの『アメリカズ・カップ』へチャレンジするなどF1から離れているレッドブル・レーシングのデザイナーであるエイドリアン・ニューイ氏(58歳イギリス)だが、再びF1マシンを手掛ける可能性が一部で報じられている。

そう説明するのは同チームのクリスチャン・ホーナー代表で、それによればニューイ氏は今年F1レギュレーションが変更され、マシンが大きく変わったことで再びF1への関心を高めているのだという。
とりわけエアロダイナミックスは同氏の得意分野とされている。

ただニューイ氏は現在同グループ内でアストンマーティン社と共にスポーツカー・プロジェクトを進めていて、直ちにF1に専念できる状況ではないとのこと。
そのため本格的にF1に傾注するとしても来年の『RB14』(仮称)以降になるものとみられる。

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2017/03/17

ミカ・ハッキネン氏、マクラーレン・チームのアンバサダーに

Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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1988年と1989年、マクラーレン・チームで2度に渡りF1チャンピオンに輝いたフィンランドのミカ・ハッキネン氏(48歳)が、古巣である同チームの『パートナー・アンバサダー』に就くことが明らかにされた。
契約は複数年で、同グループ内では主にマーケティング部門で広報活動に従事するという。

これについてハッキネン氏は、「マクラーレンがいま困難な時期にあることはよく理解している。
僕がお世話になったチームだし、その復活のために何かできるなら役に立ちたいと思っている」と、新たな仕事に意欲をみせた。

1991年、当時のロータス・チームからF1デビューを果たしたハッキネンは1993年終盤よりマクラーレン・チームから参戦、引退した2001年までずっとマクラーレンに在籍した。
この間、優勝20回、ポールポジション26回を獲得、上記のように2度のタイトル獲得を果たしている。

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マクラーレン、メルセデスにエンジン供給を打診の噂

McLaren Mercedes 『MP4-29』 (C)McLaren Group
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パートナーシップを組んで3年目となる今年もトラブル続出。
早くも不協和音が聞かれるマクラーレン・ホンダだが、噂のように今季限りで訣別した場合には当然のことながらマクラーレンは他に新たなエンジン・サプライヤーを確保しなければならない。

そうした中イギリスの『BBCスポーツ』は、同チームがメルセデスに対してエンジン供給の可能性を打診したと報じて注目を集めている。

マクラーレンは1995年に当時のプジョーからメルセデス・エンジンに変更して以来、実に20年以上の長きに渡って強力なパートナーシップを組み、その間タイトル獲得も果たしている。
しかしメルセデスが自前のチームで参戦すると、カスタマーの立場では心許ないということで2015年ホンダ・パワーに乗り換えた経緯がある。

それでも名門マクラーレンとしては多くのスポンサー、そしてエース・アロンソの引き留めのために背に腹は代えられないというのが現実のようだ。

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パディ・ロウ氏のウィリアムズ・チーム入りが正式発表に

Paddy Lowe (C)Mercedes Motorsports
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今年初め、メルセデスAMGチームからの離脱が発表された前テクニカル・エグゼクティブディレクターのパディ・ロウ氏(54歳:イギリス)のウィリアムズ・チーム入りがやっと正式発表された。

本来このクラスのスタッフ移籍にはいわゆる『ガーデニング休暇』が不可欠だが、今回はバルテリ・ボタスの移籍という背景もあり、当初は早期に認められると考えられていたもの。

なおメルセデスAMGチームでもエクゼクティブ・ディレクターの要職にあったロウ氏だが、ウィリアムズ・チームではCTO(チーフ・テクニカル・オフィサー)としてテクニカル部門を束ねるだけでなく取締役の重職も兼任することになるという。

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メルセデス製パワーユニット、信頼性に懸念ありか

Mercedes AMG 『W08』 (C)Mercedes Motorsports
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先に行われたシーズン前のバルセロナ合同テストでは、順調に多くの距離を走り込んだメルセデスAMGチームだが、実はエンジンに信頼性の問題を抱えていたと一部ジャーナリストから報じられたことがわかった。
それによればトラブルはエンジン本体で、おそらくクランクシャフトであるという。

最終的にフェラーリ・チームがベストタイムを記録したとはいえ、テスト序盤からしばしばトップタイムを記録したメルセデスはこれまで今年も順調とみられていたが、トラブルが事実であれば開幕を前にして重大な局面にもなりかねない。

ただ報道によれば、実際に問題があったとしてもメルセデスは開幕戦までに万全な対策を施してくるだろうとしている。
なお当然のことながら同チームのスポークスマンはトラブルについてコメントをしていない。

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2017/03/16

フォース・インディア、カラーリング不評も実入りは大

Force India 『VJM10』 (C)Sahara Force India F1
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今シーズン、新型車発表時に披露されたブラック&シルバーという渋めのものでいくと思われたフォース・インディア・チーム2017年型車『VJM10』は突然鮮やかなピンクに変更されてファンを驚かせたが、チームにはこれで大きな実入りが期待できるようだ。

このカラーリング変更は今年新たに獲得したオーストリアのスポンサー『BWT』と契約したことによるもの。
地元オーストリアのメディアが報じるところによれば、この契約により同チームには実に1年で2千万ドル(約23億円)もの資金が入るということだ。

ピンクのカラーリングはマシンだけでなくドライバーのヘルメットにも配される予定だが、セルジオ・ペレスらはこれを聞いて渋い顔であるという。

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アロンソ(マクラーレン)、他チーム移籍へ下準備開始か

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームとの3年契約が今年終了するフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)は、これまでこのチームで有終の美を飾るようなコメントを繰り返してきたが、今年も予想される不振にすっかり宗旨替えを決意したようだ。

というのも、自身のF1キャリアについてこの2度のF1チャンピオンは「今年マクラーレン・ホンダがまた不振で思うようなパフォーマンスが発揮できないとしても、それが原因でF1を引退するつもりはない」と、これまでとは異なる主張をを始めたからだ。

マクラーレン・チームとホンダとのパートナーシップ契約は実に2024年までの長期契約とされているが、アロンソは「自分を必要としてくれるチームがあるならマクラーレン・ホンダにこだわらない」として、引退を延期しもう一度他チームでチャレンジする構えをみせたようだ。

なおアロンソの2度のタイトル獲得はいずれも10年以上前のルノー時代でのことで、その後はフェラーリでもマクラーレンでも望みを達成できていない。

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ブレーキに悩むハースF1、バーレーンからサプライヤー変更へ

Haas 『VF-17』(C)Haas F1 Team
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F1参戦初年度となった昨シーズン、ハースF1チームをずっと悩ませ続けたのがブレーキング時の安定性だった。

ドライバーのロマン・グロージャンによればサプライヤーである『ブレンボ』のスタッフと問題解明に取り組み続けたものの、先のシーズン前テストでもまだ解決に至ってないということだ。

こうした状況を受け、同チームのギュンター・シュタイナー代表はついにサプライヤーの変更を決断したと伝えられた。
新しいサプライヤーはやはりF1でシェアを持つ『カーボン・インダストリー』になるとみられるが、その変更時期は早くても第3戦のバーレーンGP(4月16日決勝)とのこと。

これを知らされたグロージャンは「ブレーキはモーターレーシングとりわけF1においてはとても重要なファクターだから一刻も早く新しいものにトライしたい」と、待ちきれない気持ちを表した。

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2017/03/15

パトリック・ネーヴ氏(ウィリアムズ)、逝去

Williams Motorhome (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームのF1参戦初期に契約ドライバーだったパトリック・ネーヴ氏(ベルギー)が逝去した。享年67歳。

1977年、同チームの走者であるフランク・ウィリアムズ氏はエンジニアのパトリック・ヘッド氏と共に『ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング』を設立、マーチ761のシャシーを購入、フォードV8エンジンを搭載して参戦。
ドライバーの一人としてパトリック・ネーヴを起用したもの。
全17戦中11戦に出走、最高位はイタリアGPの7位というものだった。

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型落ちフェラーリ・パワーのザウバー、「信頼性活かさないと」

Sauber 『C36』 (C)Sauber Motorsport AG
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計8日間に渡って行われたシーズン前テストではフェラーリ製パワーユニットを搭載する本家フェラーリ・チームやカスタマーであるハースF1チームの好調さが際だったが、その一方で型落ちのフェラーリ・エンジンを使用することが決まっているザウバー・チームはタイミングモニターの下位に沈むことが多かった。

しかしこれについて同チームで今年もレースドライバーとして走ることが決まっているマーカス・エリクソン(26歳:スウェーデン)は、次のように前向きコメントを語った。

「確かにスピードという点からは不利な面は免れないかも知れない。
でも、同じパワーユニットを使い続けるということで僕らのマシンには確かな信頼性があると思うんだ。
こうしてレギュレーションが変わった年は、とりわけシーズン序盤の戦いでは信頼性が重要なカギになる。
その意味では僕らはいま他のチームと引けを取らないポジションにいると考えている」

ただ一方で、「その序盤に結果を出さないことにはまた厳しいことになる」と、引き締めてもいる。
昨季こそ虎の子の2ポイントを獲得した他ザウバー・チームだが、2014年は無得点と創設以来になる苦悩のシーズンを送ったことがある。

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ウェーレイン(ザウバー)、「今は経験を積むことが必要」

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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メルセデスAMGチームのリザーブドライバーでありながら、パスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)はニコ・ロズベルグが引退したあとの同チームのレースシートを獲得することはできなかった。

これについてウェーレイン本人は「僕にはまだ経験が足りなかった」と、無念さを顕わにした。
「ロズベルグが引退を明らかにしたことで、いま最も勝てる可能性があるシートが突然空いたんだ。
ドライバーなら誰だって欲しがる夢のシートだよ。
でも(裁量権を持つ)トト・ウォルフ(エクゼクティブ・ディレクター)からは君はまだ経験不足で時期尚早と、言われたんだ。
仕方ないよね、僕にはまだたった1年しかF1の経験がなかったし、それもマノー(という戦闘力不足のチーム)だったんだから。
彼にはF1ドライバーはとりわけ2年目に大きく進化すると言われたから、今年の戦いが僕にとって正念場になると思ってる。
今はとにかく経験を積むことが大事なんだ」

2013年からメルセデスで参戦したDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)では、3年目にタイトル獲得を果たしている。

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フォース・インディア『VJM10』、ピンクに

Force India 『VJM10』 (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームの2017年新型車『VJM10』がピンクのカラーリングになることが明らかにされた。

これは新たなスポンサー『BWT』と契約したことによるもの。
『BWT』はオーストリアに本拠を置く大手水技術企業。
カラーリングはマシンだけでなくセルジオ・ペレス&エステバン・オコン二人のドライバーのヘルメットにもあしらわれるということだ。

これまでのブラック&シルバーという渋めのものから鮮やかなピンクとなり、コース上でもひときわ目立つのは間違いなだろう。

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2017/03/14

ついに…… 「マクラーレン&ホンダ訣別」報道

McLaren 『MCL32』 (C)McLaren Group
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今シーズンの行方を占うシーズン前テストが終了したが、名門復活を期すマクラーレン・チームの内容は散々なものだった。
今年も他チームの挑戦を受けて立つ王者メルセデスAMGチームがトータル1,096周を重ねたのに比べ、マクラーレンはわずか425周に留まっている。

しかもタイムも常に下位が定位置で、エースのフェルナンド・アロンソに言わせれば「今年のホンダ製パワーユニットは信頼性もなければスピードもない」という酷なものだった。

こうした状況を受け、イギリスの『デイリー・メール』紙が早くもマクラーレンとホンダ訣別の可能性を報じて注目されている。
それによれば両者は長期契約を結んでいるものの、その契約内容には双方に解約条項が設けられているため、マクラーレン側がこれを行使し今季限りで関係が終了する可能性があるというもの。
元来、これまでも批判的な記事が多いことで知られる同紙だが、これがあながち空論と捉えられていないところが不気味なことだ。

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ハースも「フェラーリ・エンジン進化している」

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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シーズン前テストでトップタイムを記録したのはフェラーリ・チームだったが、シャシーだけでなく同社製のパワーユニットも進化していることは間違いないようだ。
これは同じくフェラーリ製パワーユニットを搭載するハースF1チームが明らかにしたもの。

同チームで2年目を迎えるロマン・グロージャンは次のようにその印象を語っている。
「去年から続いているブレーキのフィーリングを除けばハースのマシンはすこぶる好調でトラブルらしいトラブルは起きていない。
何よりフェラーリ・エンジンが良くなっているのは間違いないね。
自分たちが使うエンジンが良くなって不満を持つ奴なんていはしない。
パワフルになっただけでなくドライバビリティも向上しているし、今から本番が楽しみだよ」

今季フェラーリ製パワーユニットを搭載するチームにはもう一つザウバー・チームもあるが、こちらは1年落ちの旧仕様とされていて残念ながらこの恩恵は受けられないようだ。

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ウェーレイン(ザウバー)、「背中の痛みは問題なし」

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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今年1月の『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』で起きたアクシデントで負傷し、シーズン前最初のテストを回避したザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)だが、復帰した2度目の合同テストの結果、身体に問題がないことを示した。

「走り始めて数周し、痛みがないのでうれしかったよ。
すべてのテストを終えても背中に痛みが出ることはなく、もう身体に問題はないと思っている。
でも、療養でトレーニングが不足していたのでとても疲れたよ。
なにしろ今年のマシンはとてもダウンフォースが強いから、コクピットの中でもドライバーは大変なんだから。
実際のレースとなると長い時間走り続けることになるから、最初の1-2戦は苦労するかも知れないな」

元々メルセデスAMGのドライバーであるウェーレインだが、昨季はマノー・レーシング、今季はザウバー・チームから参戦する。

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2017/03/13

ピレリの新タイヤ、ドライバーからは高評価

Pirelli 2017 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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今年のF1はタイヤについても大型化されるなどレギュレーションの変更により大きな変更が施されたが、シーズン前テストを終えた各ドライバーらからは一様に高評価を得ているようだ。

今年のタイヤの特徴はまず幅が拡大されてグリップ力が増したことだが、これによりデグラデーション(タイヤの劣化)が抑えられ、オーバーヒートも抑制されるということだ。

肝心の耐久性については各チーム共にロングランを重ねて確認に追われたが、すべてのタイヤについてはまだ不十分。
何より今回のテストはいずれもバルセロナ・サーキットだけに限られているので、実際に走っていない他のサーキットでは未知の領域となる。

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ハミルトン(メルセデス)、フェラーリの速さに警戒感

Mercedes AMG 『W08』 (C)Mercedes Motorsports
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全てのシーズン前テストを終え、最速タイムを記録したのは王者メルセデスAMGチームではなく復活を期すライバルのフェラーリ・チームの二人だった。

これについて昨季も10勝をマークするなど現役ドライバーの中で最もタイトルに近いとみられるメルセデスAMGのルイス・ハミルトンは次のように警戒感を示した。

「記者会見の中には僕らがまだ『三味線を弾いている』のではないか、という向きもあるようだけど、そんなことはしていない。
他のチームの中にはあるのかも知れないけれど、僕らにそんな必要はないし、実際やったこともない。
だから最終日のタイムも真剣に出したもので、搭載燃料量もエンジンモードもセットアップもすべて最速仕様になっていたんだ。
だものほんとうのところフェラーリの速さには驚かされたよ。
これからメルボルンまでにはさらにデータを解析し、さらにスピードが引き出せるよう努力しなければならないね」

今季開幕戦オーストラリアGPは3月24日(金)にスタートする。

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フォース・インディア、ドライバーに『苛酷指令』

Force India 『VJM08』 (C)Sahara Force India F1
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2017年のF1はシーズン前すべてのテストを終え、開幕戦のオーストラリアGP(3月26日)を待つばかりとなったが、その間もドライバーは安息の時という訳ではない。
とりわけフォース・インディア・チームの二人セルジオ・ペレス&エステバン・オコンにはきつい2週間となりそうだ。

というのも、二人にはきつい指示が与えられたからだ。

同チームがシーズン前テストを総括したところ、新型車『VJM10』の車両重量がライバルよりも多いことが判明したという。
そのため同チームでテクニカル・ディレクターを務めるアンドリュー・グリーン氏は、ドライバーに対して開幕までに70キロまでの減量を命じたとのこと。

二人はいずれも現在72キロ前後の体重とみられ、2週間で2キロの減量は一般的には困難なことではないが、シーズンを迎えたF1ドライバーはすでに絞りに絞られていて、この要求は二人にとってかなり苛酷な指示ということになりそうだ。

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2017/03/12

プライベートテストも自在のストロール(ウィリアムズ)

Lance Stroll (C)Williams F1
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今年ウィリアムズ・チームからF1デビュナーを果たすランス・ストロール(18歳:カナダ)が超・資産家の子息であることは知られているが、そのマネーをパワーにこれまで例を見ないアプローチを展開しているようだ。
それが、自分自身のためだけに行うまさにプライベートテスト。

もちろん現在のルールでは定められた合同テスト以外に勝手にテストを行うことはできないが、ストロールの場合はチームから借り出した2年落ちのマシン。
タイヤも異なるもののそれでもシミュレーターしかトレーニングの方法がない現行ルールでの新人においては貴重な体験となる。

ただ当然のことながら、テストには巨額の費用が必要。
そこで出番となるのが米ファッションブランド『マイケルコース』の大株主としても知られるカナダの大富豪・父親のローレンス氏。
ローレンス氏はランスのため複数回のテストに必要なマシン、タイヤに加え予備のエンジン、5名のエンジニア、そして20名ものスタッフ費用に加え、さらにサーキット借り切りの費用まで総額8千万ドル(約92億円)を惜しげもなく提供したということだ。

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最速のライコネン(フェラーリ)、「まだタイム縮められる」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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通算8日間に渡ったシーズン前テスト、結局最速タイムを記録したのは本命と目されたメルセデスAMGではなくフェラーリのキミ・ライコネン、しかも2番手タイムも僚友セバスチャン・ベッテルが記録したものだった。

しかしこれについて聞かれたライコネンは「別にテストのタイムが一番だったからといって褒められてもうれしくない。
そもそもテストはタイムを出すことが目的じゃないし、その気になればもっと速く走ることもできたんだし。
その意味では他のチームだってほんとはもっと良いタイムが出せたんだろう。
それでもマシンの感触がいいのは事実だけれどね」と、相変わらずのクールな感想。

今回のテストでトップタイムを記録したのはメルセデスAMGとフェラーリ、そしてウィリアムズの3チームだったが、いずれも主眼としたのはむしろレース・ディスタンスでのロングペースとタイヤの消耗だったとみられる。

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アロンソ(マクラーレン)、「問題解決されなければ大変なことに」

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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シーズン前最後となった10日(金)のテストもホンダ製パワーユニットのトラブルは収まらず、ベストタイムが全10チーム中の9番手、また多くのドライバーがこの日トータル100ラップ以上走ったのに対しわずか43ラップの周回に留まった。

これについてエースのアロンソは次のように語っている。
「今日がテスト最終日だというのにこの状況は残念と言うしかない。
出だしこそ順調で良かったのも束の間また突然コーナーで電源がシャットアウトしてストップしてしまう。
始動して再び走り出してもまた同じことが起きてしまうんだ。
開幕に向けていまこの状況はまずいよね。
メルボルンまでになんとか解決できなければ、今年も大変なことになるよ」と、憂えた。

一方、同チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターも「昨日起きた電気系のトラブルがまた再発してプログラムが妨げられた。
結局トラブルに対応に追われただけの一日になってしまった。
プレシーズンテストの最終日がこんな結果になってしまったことは当然われわれにとって期待外れなこと」と、冷ややかな表情をみせている。

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ウェーレイン(ザウバー)、「ヘルメットの真実」

Pascal Wehrlein (C)Sauber Motorsport
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シーズン前最初のテストを負傷療養のため欠場したザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)は、今回の合同テスト後半に元気な姿をみせファンを安心させた。

ところがそのヘルメット前部がつや消しの黒で覆われているのが注目された。
これまでのものであれば、メルセデスの象徴であるスリー・ポインテッド・スターが誇らしげに描かれていた部分だ。

これについて聞かれたウェーレインは次のように説明している。
「承知のように僕はメルセデスAMGチームの育成ドライバー。
でも今年はザウバー・チームで走っている。
このチームはフェラーリ製パワーユニットを使っているから、それに対する配慮なんだ」

ちなみに昨年ウェーレインはマノー・レーシングで走っていたが、このチームはメルセデス製パワーユニットを使っていたのでヘルメットが話題にはなることはなかったとのこと。

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2017/03/11

ホンダ、最終日もトラブルの原因特定できず

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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シーズン前最後のテストとなった10日(金)、マクラーレン・ホンダ・チームは再びエースのフェルナンド・アロンソが担当したが、この日も課題の電気系トラブルを繰り返しタイムの更新はもちろん思ったように周回を重ねることもできずに最後のテストを終えた。

ホンダのスポークスマンによれば、パワーユニット本体だけでなく考えられるシャシーの関連電気系パーツをすべて交換して臨んだものの、突然電気系がシャットアウトしてストップするという症状は治らなかったという。
「原因はまだ特定されていないが、メルボルン(開幕戦)まではまだ時間があるので必ず解明したい」とするが、もう実車テストする時間は残されていない。

最終日のアロンソは全10チーム中の9番手、多くのチームがこの日トータル100ラップ以上走ったのに対しわずか43ラップの周回に留まった。

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F1レジェンド最高齢のジョン・サーティーズ氏、逝く

John Surtees (C)Honda Racing
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現在存命中の元F1チャンピオンとして最高齢だったジョン・サーティーズ氏(イギリス)が、10日(金)逝去した。享年83歳。

F1で通算12年間走ったサーティーズ氏は通算6勝、1964年にはフェラーリ・チームで念願のシリーズ・チャンピオンに輝いた。
6勝の中には1967年日本のホンダ・チームでの勝利(モンツァ)も含まれる。
ちなみに同氏は2輪のロードレース世界選手権でも4度タイトルを獲得しているが、2輪・4輪両方を通じての世界王者という記録はいまだに例がない偉業。

家族によれば、呼吸器疾患の症状により病院で治療を受けたあと、自宅で妻や娘らに見守られながら引き取ったという。

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ルノー・エンジンにもトラブル懸念か

Remi Taffin (C)Renault Sport
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2017年仕様のパワーユニットではホンダ・エンジンのトラブルが大きな話題になっているが、その一方でルノー製パワーユニットにもトラブルが続いていると報告された。

それによればトラブルはいずれもエンジン本体ではなくMGU(電動機/発電ユニット)やERS(エネルギー回生システム)関連のものとされるが、これまでルノー・チームだけでなくレッドブル・レーシングやトロ・ロッソなど同エンジンを搭載するすべてのチームで大なり小なり起きているものという。

これについてルノー・スポールのレミ・タフィン/エンジン・テクニカル・ディレクターは次のように説明している。
「2017年のパワーユニットはまったく新しいもので、まだ多少のトラブルが出るのは止むを得ない。
一部の問題はダイナモの段階でも出ていたことだが、それが実車テストでも起きてしまったということ。
対策にはすでに取り掛かっているので、メルボルン(開幕戦)までには対応できるだろう。
それまでマイル(走行距離)が多少制限されることになる」

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バルセロナ合同テスト4目タイム(最終:3/10)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Ferrari 1'18.634 111
2 M.フェルスタッペン HOL Redbull TAG Heuer 1'19.438 71
3 C.サインツ ESP Toro Rosso Renault 1'19.837 132
4 V.ボタス FIN Mercedes 1'19.845 53
5 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'19.850 54
6 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'19.885 45
7 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'20.116 128
8 J.パーマー GBR Renault 1'20.205 43
9 L.ストロール CAN Williams Mercedes 1'20.335 132
10 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'21.110 76
11 F.アロンソ ESP McLaren Honda 1'21.389 43
12 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'21.670 59
13 P.ウェーレイン GER Sauber Ferrari 1'23.527 42

   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2017 TestTime : 1'19.024 S.ベッテル/Ferrari (3/09)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2017/03/10

マクラーレン・ホンダ、定例会見もキャンセル

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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現在バルセロナ合同テストに参加している各チームは、その日の走行終了後に会見をするのが定例だが、トラブルが続いて今シーズンにランしているマクラーレン・ホンダでは3日目の会見を一方的にキャンセルした。

これまではマクラーレン側からエリック・ブイユ/レーシング・ディレクター、ホンダ側から長谷川祐介/F1プロジェクト総責任者が出席していた。
中止の理由について同チームは「実務上の問題」としているが、記者からは「こういう状況だからこそ会見すべき」と、不満の声も。

またこの日テストを担当したストッフェル・バンドーンも、「困難な時期にこそチームは団結して欲しい」と、訴えた。
そのバンドーンはこの日も電気系のトラブルということで複数回ストップ、赤旗中断の原因を作っていた。

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『GP2』、今季から『F2』に名称変更

GP2 Scene (C)GP2 Media Service
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FIA(国際自動車連盟)はF1に次ぐ下位カテゴリーとされてきた『GP2』を、今シーズンから正式に『F2』へと名称変更することを明らかにした。
これはジュネーブで開かれたWMSC(世界モータースポーツ評議会)で正式に認められたもの。

GP2は2005年からF1に次ぐカテゴリーとして行われてきたが、それまではその名の通りF2がその任を担っていた。
これまでのチャンピオンとして初代のニコ・ロズベルグやルイス・ハミルトン、ニコ・ヒュルケンバーグ、ロマン・グロージャンら多くのF1ドライバーを輩出してきた。

これによりシングル・シーター・フォーミュラは、F1を頂点としてF2、F3、F4、そしてカートというピラミッドが名実共に形成されることとなった。

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FIA会長、「F1エンジンは社会に受け入れられるものに」

Jean Todt (C)RedBull Racing
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鳴り物入りで導入された現在のF1のERS(エネルギー回生システム)を多用した1.6リッターV型6気筒ターボエンジンだが、開発に巨額の資金が掛かる上にモータースポーツとしてのF1の魅力を損なっているとの指摘が絶えない。
実際、グランプリ観客数の減少やF1テレビ放映の視聴者数が低迷するなどマイナス面が報じられることが多いのが事実。

これを受けF1チームの中には、現行のレギュレーションが終了する2020年シーズンを待って、昔のような自然吸気のV10やV12エンジンに回帰する方向を模索する向きが増えているという。

しかしこれについてFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、「F1は、そしてF1エンジンは今後の国際社会に広く受け入れられるものでなければならない。
これからのモーターレーシングがどうあるべきか、考える必要がある」として、逆行を牽制した。

同氏にとってはまた参戦する自動車メーカーの減少も懸念される材料であるようだ。

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バルセロナ合同テスト3日目タイム(3/09)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ベッテル GER Ferrari 1'19.024 156
2 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'19.352 52
3 E.オコン FRA Force India Mercedes 1'20.161 137
4 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'20.416 94
5 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'20.504 119
6 D.リカルド AUS Redbull TAG Heuer 1'20.824 128
7 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'21.348 48
8 V.ボタス FIN Mercedes 1'21.819 95
9 P.ウェーレイン GER Sauber Ferrari 1'22.347 44
10 J.パーマー GBR Renault 1'22.418 53
11 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'23.330 88
12 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'24.443 80
13 L.ストロール CAN Williams Mercedes 1'24.863 85

   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2017 TestTime : 1'19.310 V.ボタス/Mercedes (3/08)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2017/03/09

マッサ(ウィリアムズ)、「今年のオーバーテイクは難しい」

Felipe Massa (C)Williams F1
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ロズベルグ(メルセデス)引退のあおりを受け、いったん表明した引退宣言を撤回する羽目に追い込まれたウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(35歳:ブラジル)だが、バルセロナ・サーキットで行われているシーズン前の合同テストではトップタイムを叩き出すなど衰えのないところを示している。

そのマッサがレギュレーション変更により大きく変更された今年のマシンについて、次のようにその印象を語った。

「今年のマシンは明らかにダウンフォースが増していて、コーナリングスピードも上がっている。
しかしそれはエアロダイナミックスと大きく関係しているので、近くに他のマシンがいると大きくその影響を受けることになるようだ。
ダウンフォースが失われてしまうんだね。
おそらく今年はかなりオーバーテイクが難しくなるのではないか」と、優勝11回のブラジル人。

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アロンソ(マクラーレン)、ホンダ・エンジンに不満爆発

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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シーズン前テストも後半の2日目を終えたが、相変わらず思うような進捗がみられないホンダ・エンジンに、ついにアロンソ(マクラーレン)が不満を爆発させた。

この日のテストを報じる英専門誌には、ホンダ製パワーユニットについて語るアロンソの『ノー・パワー、ノー・リライアビリティ』(パワーもなければ、信頼性もない)というセンセーショナルな言葉が大きく踊った。

それによれば、今年のマクラーレン・ホンダのマシンについて聞かれたアロンソは、「シャシーについてはそれほど遅れているとは感じないが、われわれの問題はただ一つ、エンジンだ。
ホンダのエンジンはパワーもなければ信頼性もなく、話にならない。
ストレートで30キロもスピードが遅いんじゃ、フィーリングを尋ねられても答えようがないじゃないか」と、こき下ろした。

アロンソはまた「われわれは長年このスポーツを支配し、タイトルを獲得してきたビックチームなんだ。
全員が勝つ準備はできている。
ただホンダだけはそうではない」とも。

普段、あまり非生産的な内容を口にしないアロンソだが、タイトル奪還のため身を投じたこのチームの3年続く体たらくについに堪忍袋の緒が切れた形だ、
ホンダはこれにどう応えるのか。
今年36歳になるアロンソにとって残された時間はそう多くはない。

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テスト2日目、赤旗中断が相次ぐ

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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シーズン前テスト第2ラウンドとなったバルセロナ合同テスト後半の2日目。
この日は各チームのテストプログラムを妨げる赤旗中断が目立った。

まず関係者を驚かせたのはこれので順調な仕上がりをみせてきたフェラーリ・チームで、この日『SF70H』を走らせたキミ・ライコネンは、午前のセッションでハイドロリック系のトラブルに見舞われてストップ。
そのあせりがあったのか、修復なって再走行した午後のセッションで今度は3コーナーでマシンコントロールを失い、コースアウト・クラッシュ。
セッションを赤旗中断に追い込むと共に、自身は『SF70H』のフロント&左サイド部を痛めてこの日の走行を2時間も早く打ち切ることとなった。

さらにレース・シミュレーションを行っていたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンも、マシントラブルのためか12コーナーでストップ。
セッションは赤旗中断となり他チームのテストを阻害した。

2017年シーズンを前にしたバルセロナ合同テストは、残りあと2日間予定されている。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム(3/08)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 V.ボタス FIN Mercedes 1'19.310 70
2 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'19.420 63
3 K.ライコネン FIN Ferrari 1'20.406 53
4 M.フェルスタッペン HOL Redbull TAG Heuer 1'20.432 102
5 L.ストロール CAN Williams Mercedes 1'20.579 59
6 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'20.702 79
7 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'21.213 61
8 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'21.297 100
9 C.サインツ ESP Toro Rosso Renault 1'21.872 92
10 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'21.887 96
11 P.ウェーレイン GER Sauber Ferrari 1'23.000 59
12 F.アロンソ ESP McLaren Honda 1'23.041 46
13 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'23.384 47
14 J.パーマー GBR Renault 1'24.774 29

   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2017 TestTime : 1'19.705 V.ボタス/Mercedes (3/01)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2017/03/08

マクラーレン首脳、「問題点の多くはホンダ側にある」

Eric Boullier (C)McLaren Group
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2度目のテストでもいきなり前回と同じエンジントラブルに見舞われたマクラーレン・ホンダ・チーム、さすがに雰囲気は良くないようだ。

トラブルは走行中に電源が落ちるというもので、もしレース中に起きれば命取りになりかねないもの。
あと2週間後にはもうシーズンが開幕するというこの時期に、まだトラブルの原因が特定されていないということが後押しをしているようだ。

マクラーレン・チームのエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターは、「われわれが満足にテストができていない原因は主にホンダの側にある。
われわれにはもう失敗を繰り返すことは許されないのだ」と、こぼしている。
同氏はまた「シャシーの面にも改良すべき点はあるが、それ以前にエンジンがトラブルを起こしているのでは作業が進まない」と、突き放した。

現地メディアによれば、ここまで全チーム中最多のエンジン投入を強いられているのがマクラーレン・ホンダということだ。

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ホンダ、またも同じトラブルに見舞われる

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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4日のインターバルを挟み、同じくバルセロナ・サーキットで行われた合同テストで、マクラーレン・ホンダ・チームは再びエンジントラブルに見舞われた。

この日『MCL32』のコクピットに収まったのは今年レースドライバーに昇格したストッフェル・バンドーン。
しかし午前のセッションで34ラップを周回したところでホンダ製パワーユニットに電気系の問題が発覚。
パワーユニットは先週やはり電気系トラブルが起きたのと同じ仕様のものということだ。

チームはエンジン交換を行い、結局この日トータル80周を周回したものの今回も出鼻をくじかれた形となった。

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ウィリアムズ、『ボンバルディア』とパートナーシップ契約

 Bombardier Image
シーズン開幕に先駈け、ウィリアムズ・チームはカナダの『ボンバルディア社』とパートナーシップ契約を結んだことを明らかにした。

日本では航空機で知られるボンバルディア社(Bombardier Inc.)はケベック州モントリオールに本部を置く世界的な重工業会社。
航空機部門では世界第三位だが鉄道部門では世界最大級の生産設備を誇る。

今回ウィリアムズ・チームが契約を結んだのはその中の『ボンバルディア・ビジネス・エアクラフト社』。
両社は今後エンジニアリング部門で共同して革新的な技術開発を進めると共に、輸送面でもボンバルディアのサポートが与えられるという。

同チームが今回カナダの有力企業から支援が得られたことに、新加入したランス・ストロール(18歳:カナダ)の影響があるのは確実だろう。

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バルセロナ合同テスト1日目タイム(3/07)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'19.726 168
2 D.リカルド AUS Redbull TAG Heuer 1'19.900 89
3 S.ベッテル GER Ferrari 1'19.906 168
4 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'20.456 49
5 V.ボタス FIN Mercedes 1'20.924 86
6 E.オコン FRA Force India Mercedes 1'21.347 142
7 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'21.589 58
8 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'21.676 81
9 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'21.743 83
10 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'22.537 80
11 P.ウェーレイン GER Sauber Ferrari 1'23.336 47
12 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'23.630 53
13 J.パーマー GBR Renault 1'24.790 15

   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2017 TestTime : 1'19.705 D.リカルド/Mercedes (3/01)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2017/03/07

2017年バルセロナ合同テスト予定(3月07日-10日)

3月07日(火)から始められる2017年シーズン前二度目のテストの顔ぶれがほぼ明らかになった。
ウェーレイン(ザウバー)も復帰、各チーム共にすべてレースドライバーが担当する。
各チームのテスト参加予定は以下の通り。

【2017年バルセロナ合同テスト予定】(3月07日-10日)

チーム 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
メルセデスAMG ハミルトン/ボタス ボタス/ハミルトン ハミルトン/ボタス ボタス/ハミルトン
レッドブル リカルド フェルスタッペン リカルド フェルスタッペン
フェラーリ ベッテル ライコネン ベッテル ライコネン
フォース・インディア オコン ペレス オコン ペレス
ウィリアムズ マッサ マッサ/ストロール ストロール/マッサ ストロール
マクラーレン バンドーン アロンソ バンドーン アロンソ
トロ・ロッソ クビアト サインツ クビアト サインツ
ハース マグヌッセン グロージャン マグヌッセン グロージャン
ルノー パーマー/ヒュルケンバーグ ヒュルケンバーグ/パーマー パーマー/ヒュルケンバーグ ヒュルケンバーグ/パーマー
ザウバー ウェーレイン エリクソン ウェーレイン エリクソン

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ホンダ、ジル・シモン氏(元フェラーリ)と訣別

Gilles Simon (C)Ferrari S.p.A
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現在マクラーレン・チームにパワーユニットを供給する形でF1に参戦するホンダだが、これまでエンジン開発についてコンサルタント契約を結んでいたジル・シモン氏との関係を終了させたことが英メディアの報道でわかった。

シモン氏はミハエル・シューマッハやキミ・ライコネンらが走っていた当時のフェラーリ・チームでエンジン部門の責任者を務めていたエキスパート。
その後はFIA(国際自動車連盟)やPUREプロジェクトを経て、今回の復帰でホンダと契約していたものだが、ホンダは当初から外部の人間を入れることに抵抗していたという。
この時期の訣別となったのにはシーズン前テストでエンジントラブルが相次いだことと無関係ではないようだ。

なおこれについてホンダは事実関係のみ認めたが、詳細な言及を避けている。

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ウェーレイン(ザウバー)、今週のテストで現場復帰へ

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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シーズン前最初のバルセロナ合同テストを体調不良のため欠場したザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)が、7日(火)からスタートする2度目の合同テストには参加することを同チームが明らかにした。

ウェーレインは1月にドイツ代表として参戦した『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』で激しくクラッシュするアクシデントに見舞われ、その後療養を続けていた。
しかしF1ではとりわけ負担が掛かる背中を痛めているということで医師のアドバイスにより初回テストは欠場、代役には同チームにパワーユニットを供給するフェラーリからアントニオ・ジョビナッツィの応援を得ていた。

なお2015年のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チャンピオンであるウェーレイン自身はまだ本来のメルセデス・モータースポーツにも籍を残しているとのこと。

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ボタス(メルセデス)、「チームのルールには従うけど……」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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昨シーズン、ハミルトン&ロズベルグという二人のチャンピオン候補を擁し、レース中にチームメイトどうしがクラッシュするなど激しいチーム内バトルを繰り広げたメルセデスAMGチームでは、今回バルテリ・ボタスを起用するにあたり、厳しいルールを適用するのではないか、とみられている。
これについて当のボタスは注目の初テストを終え、次のように自身の存在を主張している。

「確かに去年、メルセデスの二人が壮絶なバトルを演じていたのはこの目で見ていたよ。
チームとしては同じことを繰り返したくはないから、おそらく今年はきっと厳格なルールが設けられるんだろうと覚悟している。
でも、チームプレイヤーであるけれどドライバーは自分自身の戦いでもあるからね」

メルセデスAMGチームとの契約は1年と伝えられているため、ボタスが今シーズンずっとおとなしくしているかとうかは定かでない。

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2017/03/06

ラップタイム改善で「これで問題なら他に原因」とピレリ

2017 Spec Tyre (C)Pirelli Motorsport
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このところのF1人気低迷の原因の一つに指摘されていたワンメイクのピレリタイヤだが、「要求された改善策はすべて対応できた」と、胸を張った。
これは同陣営でレーシング・マネージャーを努めるマリオ・イソラ氏が明らかにしたもの。

「昨年までのタイヤならソフトでここバルセロナを連続20周なんてどこのチームもできなかった筈だ。
しかし今年はグリップを増してラップタイムを向上させただけでなく、耐久性も大幅に飛躍させた。
その後の性能劣化も最低限に抑えられている。
われわれは要求されてすべての項目に対し回答を示したよ」

またオーバーテイクの機会が減少するのでは、との質問には「そうした問題はタイヤだけに責任があるものはない」と、一蹴した。

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ルノー『RS17』のウイング・ピラーに違反通告

Renault 『RS17』 (C)Renault F1 Team
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ルノー・チームの2017年新型車『RS17』のリヤウイング・ピラーが、FIA(国際自動車連盟)からレギュレーション違反が指摘され、設計変更に追い込まれていることがわかった。

このウイング・ピラーは、リヤウィングの他チームのようにメインピラーに直接取り付けられておらず、DRS(ドラッグ・リダクション・システム)のアクチュエータを介して接続されており、これにより不当な空力効果を得ているのでは、と新型車発表当時から他チームより疑義の声が挙がっていたもの。

これによりルノー・チームは急きょ次回テストまでに改修を余儀なくされることになりそうだ。

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ピレリタイヤ、ウェットタイヤの改善に取り組み

Wet Race Image (C)Williams F1
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2011年シーズン以来F1にタイヤを独占供給してきたピレリタイヤが、今シーズンのウェットタイヤの性能改善に取り組む姿勢を明らかにした。

豪雨に見舞われた昨年のブラジルGP決勝レースではドライバーからその排水性能に不満の声が続出するなど苦境に追い込まれたピレリタイヤだが、前任者であるブリヂストンタイヤ時に比べ「テストの機会が少な過ぎる」という同陣営の事情もあるのは事実。

そのため今回のバルセロナ合同テスト最終日にはコースに水を撒き、人工的なウェット路面を造り出してテストもしていた。
この結果も踏まえ、同陣営のポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、「われわれはまだまだウェットタイヤの改善が必要と捉えている。
今後改良を急ぎ、できれば第2戦の中国GP(4月9日決勝)辺りまでには改良型のコンパウンドを評価したい」と、説明している。

F1のウェットタイヤは現在フルウェットとインターミディエイトの2種類があるが、フルウェットを強弱2種類に分けるという案も検討されているという。

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2017/03/05

ハースF1チーム、今年もブレーキに悩み抱える

Haas 『VF-17』(C)Haas F1 Team
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モータースポーツのトップカテゴリーとされるF1はハイテクノロジーの塊とされるが、中でもステップアップしたドライバーの多くが口にするのがそのブレーキング能力だ。
しかしそれ故にベストなブレーキング・パッケージまで熟成するのは至難なこと。
昨年満を持してF1初参戦を果たしたハースF1チームもその例外ではなかったようだ。

昨季はシーズン中しばしばブレーキトラブルが発生した同チームでは、シーズン前最初のテストを終え、チーム代表のギュンター・シュタイナー氏が次のように説明している。

「モーターレーシングにおいてブレーキング時の安定性は非常に重要なファクターになる。
それだけに満足いくものまで熟成するのは困難なことで、正直言ってわれわれはまだそこまで到達していない。
残念ながら今回のテストでもまだ解決まで至ってないのが本音。
しかしドライバーにベストな走りをしてもらうためにも解決は必至だ」

同チームが採用しているのてはブレーキ名門の『ブレンボ』とみられるが、それでも暗中模索の状況が続いているようだ。

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評価分かれるマクラーレン・チームのシャシー

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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今シーズン最初のバルセロナ合同テストではホンダ側のエンジントラブルが目立ったマクラーレン・チームだが、そのシャシーについても評価が分かれているようだ。

アロンソ&バンドーン、テストにあたった二人のドライバーはいずれもシャシーからは高いグリツプが得られていると前向きの声が聞かれたが、そもそも今季のマシンはタイヤもダウンフォースもこれまでとは異なるものである程度のレベルアップは当然のこと。

テストを観察した元マクラーレン・チームのドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサ氏は次のように慎重な姿勢をみせている。

「外部から見た範囲だが、コクピットの中でアロンソは数多くステアリングを修正しているのが気になった。
ほんとうにグリップが高くて安定しているならその必要はないだろう。
外部から見えるよりも、『MCL32』はナーバスなのではないか。
まだみんな『攻めて』いる時期ではないが、フェラーリやメルセデスAMGらは同じコーナーでもずっと安定しているように感じられたね」

セットアップが進む次回の合同テスト(3/07-10)ではさらに各チームの状況が明らかになってくることだろう。

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カナダGPも2029年まで長期開催契約延長

2016 Scene (C)Mercedes Motorsports
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ロシアGPに続き、カナダGPも長期開催契約延長で新F1オーナーであるリバティ・メディアと合意したことがわかった。

現在の契約が2020年までだったロシアGPは5年の延長を受けて2025年までとなったが、こちらカナダGPは現行の2024年からさらに5年の延長で実に2029年までの長期の契約となった。

元々延長がなくても長期のものだった二つのグランプリが最初に延長交渉の対象になったのは、これまで契約に当たっていたバーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)と異なり、リバティ・メディアがF1の長期安定に力を入れていることを示したものとみられている。

なお鈴鹿サーキット(モビリティランド)とFOMとの日本GP開催契約は2018年までとなっている。

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ロス・ブラウン氏、トレンドのリヤウィングに「不満足」

Wing Image (C)Mercedes Motorsports
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今年変更されたレギュレーションにより、ほとんどの新型車のトレンドになっているのがリヤカウル゛に伸びた大型のシャークフィンとT型ウイングだ。
これにより2017年のF1シーンは大きく変化したとも言われるが、しかし今年からF1を含むモータースポーツ担当取締役に就いたロス・ブラウン氏は、これに満足していないようだ。

「チームがレギュレーションに合わせて様々なトライをしてその結果新しいスタイルが確立されていくのは当然の成り行きだ。
これからテストを重ねることによってまた変わっていくかも知れないが、今は妙なことになっているようだね。
これは新しいレギュレーションにいくつか小さな問題があるためだと考えている。
とりわけシャークフィンやT型ウイングは不人気だ。
F1はもっと美しくあるべき。
いずれ改善される必要があると思っているよ」と、幾多のタイトル獲得を果たしたF1レジェンドは語っている。

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2017/03/04

長谷川祐介氏(ホンダ)、マクラーレンとの関係悪化否定

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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今シーズン最初のテストでエンジントラブルが相次ぎ、いきなり挽回の出鼻をくじかれた形のマクラーレン・ホンダ・チームだが、テスト開催地である地元スペインのメディアの中には早くも不穏な空気を伝える向きが現れた。

それによれば最初の2日火に続いたトラブルで、マクラーレン・チーム側と今季もパワーユニットを供給するホンダとの間が緊張した関係となり、早々に現場がギクシャクしているというもの。

これについてホンダ側のプロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は「われわれは共に良いマシンを作るために共同作業を進めている。
そのためには大いに議論を交わす関係にあるんだ。
従っていまこうしてトラブルに対処するというのは良いこと。
テストというのは本来そのためにやっているのだから、ここで問題点をすべて洗い出すことが肝心だ。
われわれの関係はとてもうまくいっている」と、両者の関係に問題がないことを強調した。

しかし、今年がマクラーレン・ホンダ最終年と目されるエースのフェルナンド・アロンソや、マクラーレン首脳が口を閉ざしているのは不気味なことだ。

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ホンダ、2日目のエンジントラブルは深刻か

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームに今年も独占エンジン供給するホンダは、今回のテストで初日・2日目と連日のトラブルに見舞われた。
このうち最初のアロンソのものはオイルタンクの形状が原因と推定され、すでに改良されたものが投入されその後に問題は起きていないという。

しかし2日目にバンドーンの時に起きたものは現場では原因が特定できず、日本の開発拠点であるさくら(栃木県)に空輸されて原因究明に当たったとされる。
この間、テストの現場では着実に周回数を重ねるためパワーを抑えざるを得なかったのことだ。

関係者によればこのトラブル(当初電気系と言われたが)は深刻なもので、場合によっては次回のテスト(3月7日-10日)はおろか、3月24日に迫った今季開幕戦オーストラリアGPにまで影響が及びかねないものとして現場では重たい空気が漂っているようだ。

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ピレリタイヤ首脳、「尋常レベルのダウンフォースじゃない」

2017 Test Scene (C)McLaren Group
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今回のバルセロナは2017年仕様のタイヤを装着する初めての公式テスト。
タイヤ幅は大型化され、マシンの側のエアロダイナミックスも見直されたことにより、これまでよりもダウンフォースが増したことが推定された。

しかし実際のこの数字を聞いたタイヤ供給元であるピレリタイヤのポール・ヘンベリー/モータースポーツ部門ディレクターは、次のように驚きの表情を顕わにした。

「レギュレーションが変更されたことにより、かなりの強烈なダウンフォースに強いられることは予想された。
しかしデータを見ると、今年のマシンは第3コーナーを減速しないまま280キロもの高速で駆け抜けていることがわかったんだ。
この時、ドライバーに掛かる『G』は実に5Gだったよ。
これはおそらく普通の人間だったら気分が悪くなって失神してしまうレベルなんじゃないか。
まったくF1ドライバーというのはとんでもない人種だよ」

同氏によれば、市販車ではいくらスーパーカーといえどもフェラーリやランボルギーニの最高車種でもせいぜい1.2Gか1.3Gというレベルに過ぎないということだ。

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テスト回避のハミルトン(メルセデス)、「口は災いの元」

Test Image (C)Mercedes Motorsports
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バルセロナ合同テスト最終日、チームメイトであるボタスと共にテストに臨む予定だったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、しかしこの日テストしたのは結局ボタスだけで自身がコクピットに収まることはなかった。

最終日は路面に水を撒き、人工的にドライからウェットへの路面変化を造り出してテストすることが予め告げられていたが、これについてハミルトンは前夜、「気が進まないから仮病を使おうかな」と、ジョークを飛ばしていたことが判明した。

このため「すわ仮病!」との噂が流れたため、ハミルトンはあわてて「テストしなかったのはマシントラブルが起きたため」と、噂を鎮めるのに躍起となった。
これについてはチームも「ボタスがドライブしていた時に電気系トラブルが起きたのは事実」と、後押しをしている。

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2017/03/03

長谷川祐介氏(ホンダ)、「実りあるテストになった」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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テスト初日からトラブルが続き、一時は混乱状態になったマクラーレン・ホンダ・チームのバルセロナテストだったが、予定の4日間を終え、ホンダ陣営では「実りあるテストになった」と、あくまでも前向きな姿勢を示した。

長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト総責任者)は、「3日目に続いて最終日も実りの多い時間が過ごせた。
きょうもマシンに大きな問題はなく、予定したテストプログラムを着実に消化することができている。
現段階でのテストの主眼は専ら2017年仕様パワーユニットの耐久性の確認にある。
今回のテストで得られた貴重な情報を次回のテストに活かしていきたい」と、説明している。

なおテスト2日目に起きたバンドーンのトラブル原因については「エンジンをさくら(日本の開発拠点)に送っているのでまだこちらではわからない」とした。

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フェルスタッペン(レッドブル)、晴れて略称を『VER』に

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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F1グランプリ放映の際、画面に表示されるドライバーの略称が、今シーズンから一部変更されることがわかった。

変更されるのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)で、2015年トロ・ロッソでのF1デビュー以来『VES』と表記されていたものが今季から『VER』になるもの。

これは、2013年から2015年までトロ・ロッソから参戦、その後はフェラーリ・チームのリザーブドライバーとして登録されていたジャン・エリック・ベルニュ(Jean-Eric Vergne)の表記にすでに『VER』が使われていたためだ。
しかしベルニュが昨季でその任務を終了したため、チームの申請によりFIA(国際自動車連盟)がこれを認めたもの。

当のフェルスタッペンは「父親(ヨス氏)も『VER』を使っていたので、これでやっと自分の存在が認められた感じだよ」と、この変更を歓迎した。

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ウィリアムズ・チーム、最終日マッサは走れず

Lance Stroll (C)Williams F1
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バルセロナ・サーキットでスタートしたシーズン前最初の合同テストは、3日目まですべてのチームが参加して行われたが、最終日の2日(木)フェリッペ・マッサを予定していたウィリアムズ・チームはマシンの事情で走ることができなかった。

これは前日の走行でランス・ストロールがクラッシュ。
マシンにダメージを与え、その修復が現地では叶わなかったためだ。
現在の規定では最低年令となるまだ18歳のストロールだが、大ベテランのマッサに迷惑を掛けても本人に悪びれた様子はないとのことだ。
ストロールはまた記者会見にも遅刻、もしかしてかなりの大物が出現したのかも知れない。

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マノー・レーシングが正式にエントリーリストから消滅

Manor Racing logo (C)Manor Racing
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FIA(国際自動車連盟)がこのほど明らかにした2017年のF1エントリーリストから、マノー・レーシングが正式に消滅したことがわかった。

同チームの破産はすでに決定的な事実になっていたものの、名目上はまだ参戦に向け一縷の可能性があるとされていたが、これで完全にその道が絶たれたことになる。
これにより、もしもいずれかが同チームの『資産』を引き継いで参戦したとしても、まったくの新規参戦という手続を踏まなくてはならなくなった。

またレッドブル・レーシング同様、ルノー・エンジンにスポンサーのバッジを付けることを模索しているスクーデリア・トロ・ロッソでは、エンジン名が未定となっている。

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バルセロナ合同テスト4日目タイム(最終:3/02)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Ferrari 1'20.872 93
2 M.フェルスタッペン HOL Redbull TAG Heuer 1'21.769 85
3 J.パーマー GBR Renault 1'21.778 39
4 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'22.309 118
5 A.ジョビナッツィ ITA Sauber Ferrari 1'22.401 84
6 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'22.534 82
7 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'22.576 67
8 V.ボタス FIN Mercedes 1'23.443 68
9 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'24.974 51
10 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault -'--.--- 1

   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2017 TestTime : 1'19.705 D.リカルド/Mercedes (3/01)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です
   * 人工的なウェット路面もテスト

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2017/03/02

アロンソ(マクラーレン)、「やっとテストがスタートした」

McLaren 『MCL32』 (C)McLaren Group
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バルセロナ合同テスト3日目を迎え、この日トータル72ラップとやっと本格的な走行をすることができたマクラーレン・ホンダ・チーム。
この日『MCL32』のステアリングを握ったフェルナンド・アロンソは、「僕らのテストがスタートした」と、新たな意気込みをみせた。

「大事なことは、今日こうしてたくさんのラップを走れたということ。
なにしろ最初の2日間を合わせたよりも今日一日のほうが多かったんだからね。
まず走らなくては、そこから得られるデータを収集することもできないし、何も学ぶことができないんだから。
これまで新型車の感触は決して悪くないよ。
クルマは変更したことに対しうまく反応しているので、セットアップを進めることができている。
今日は僕らにとって間違いなく貴重な一日になったよ」

ただまだマクラーレン・ホンダのベストタイムは1分22秒台。
上位はすでに1分19秒台に入っていて、今後やるべき作業は多い。

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窮地のホンダだが、「開幕戦までには問題解決する」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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テストわずか2日目にしてすでに3基目の新エンジン投入という窮地に追い込まれたホンダだが、同陣営でF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介氏は「開幕戦までには問題は解決する」と、対応に自信をみせた。

「初日、アロンソの時に出たトラブルはオイルタンクの形状に問題があったと理解している。
これについてはすでに対策を施したものに変更、その後現在に至るまで新たなトラブルは発生していない。
ただ2日目にバンドーンのマシンで起きたエンジントラブルについてはまだ原因が究明されていない。
したがって現在に至るまで同じオペレーションを続けているがその後に問題は何も起きていないとしかいうことはない状況だ」と、ホンダ陣営の指揮官。

そして同氏は「開幕戦のオーストラリアGPまでにはすべて問題点を解決する」と、明言した。

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ロシアGP、2025年まで開催契約延長へ

Russia GP Scene (C)Ferrari S.p.A
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現在の開催契約が2020年まであるとされるロシアGPだが、今回さらに5年の延長で合意、2025年まで開催されることが明らかとなった。

契約交渉は前任者であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表との間でスタートしたとされるが、リバティ・メディアがオーナーとなった新体制の元では初の開催契約の成立ということになる。

ロシアGPの主催者であるセルゲイ・ボロビョフ氏によれば、これまでのようなロシア政府からの支援は打ち切られたものの、ロシア大手金融機関である『VTBグループ』との長期大型スポンサーのバックアップが契約延長のカギになったとのことだ。

現在ロシア人F1ドライバーとしては引き続きダニール・クビアトがトロ・ロッソからの参戦を決めている。

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スペイン紙、トラブル続きのマクラーレン・ホンダに悲観的報道

Powered by Honda (C)Honda Racing
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満を持して投入した筈の2017年仕様パワーユニットにトラブルが続き、2日目の段階ですでに3基目の投入を余儀なくされたマクラーレン・ホンダに、テスト地の地元スペインのメディアからは辛辣な論調が襲い掛かっている。

その筆頭はマドリードに拠点を置く有力紙『AS』によるもので、それによればシーズン幕開けの足元をすくったマシントラブルに、マクラーレンとホンダの関係が急速に悪化。
これが「パートナーシップ関係終了の始まり」になったという。
新シーズンがスタートしてわずか数日ですでにマクラーレン側はホンダとの決別を検討しているというものだ。

単なるエンジン交換と違い、現代のF1におけるパワーユニット変更は容易なことではなく、直ちに現実的なものとは考えにくいが、それでもこうした報道が出ることに問題がありそうだ。

このホンダとの2年間でマクラーレンの運営状況が著しく悪化しているのは事実。
また、ホンダとのパートナーシップを決めた当事者だったロン・デニス/CEOが離脱したことにより状況が変化したとも言える。

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バルセロナ合同テスト3日目タイム(3/01)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 V.ボタス FIN Mercedes 1'19.705 75
2 S.ベッテル GER Ferrari 1'19.952 139
3 D.リカルド AUS Redbull TAG Heuer 1'21.153 51
4 J.パーマー GBR Renault 1'21.396 51
5 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'21.791 42
6 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'21.824 126
7 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'22.090 95
8 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'22.118 56
9 L.ストロール CAN Williams Mercedes 1'22.351 98
10 F.アロンソ ESP McLaren Honda 1'22.598 72
11 C.サインツ ESP Toro Rosso Renault 1'23.540 32
12 A.セリス MEX Force India Mercedes 1'23.568 71
13 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'23.952 31

   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2017 TestTime : 1'20.960 K.ライコネン/Ferrari (2/28)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2017/03/01

バンドーン(マクラーレン)、「マシンの第一印象はいい」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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合同テスト2日目を迎えたマクラーレン・ホンダ・チームは、そのステアリングをストッフェル・バンドーンに委ねた。
しかし前日に続き、またしてもホンダ・エンジンにトラブルが発生。
マシンに習熟したいバンドーンだったが、残念ながらその走行は40周に留まった。

「もう4か月もサーキットを走っていなかったので、こうしてコクピットに収まることができて楽しかったよ。
新型車の第一印象はとても良いもので、もちろんもっと走りたかったけれどエンジン交換のために時間を取られたのでこればっかりは仕方ない。
でも残りの2日間はたくさん走り込んで遅れを取り戻したいね」

王者メルセデスが2日間で320周を走破したのに対し、トラブル続きのマクラーレンは69周に留まっている。

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収まらない、ホンダのエンジントラブル

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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バルセロナ合同テスト初日、エンジン関連のオイルシステム・トラブルによりパワーユニット交換を余儀なくされたマクラーレン・ホンダ・チームだったが、ストッフェル・バンドーンにステアリングを交代した28日(火)の2日目も再びトラブルが襲い掛かった。

バンドーンによれば午前のセッションがまもなく終了というところで突然エンジンがパワーを失ったとのこと。
チームは再びパワーユニット全体の交換作業に追い込まれ、この日もトータルわずか40周と、上位チームがいずれも100周以上もの周回を重ねたのとは比べものにならない不満足な結果となった。

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ストロール(18歳:ウィリアムズ)、ほろ苦デビュー

Lance Stroll (C)Williams F1
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バルセロナテスト2日目となった28日(火)、注目の新人ランス・ストロール(18歳:カナダ)がウィリアムズ・チームから合同テスト初お目見えを果たした。
しかしその『デビュー戦』はすこぶるほろ苦いものになった。

若々しい意気込みを持ってコースインしたストロールは、しかしわずか12周したところでスピン、コースアウト。
マシンはグラベルに捕まっただけでなく一部パーツを破損。
スペアパーツがチームの遠征資材になかったため残念ながらこの日の走行はこれにて打ち切りを余儀なくされたもの。

2010年11歳という若さでフェラーリのFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のメンバーに抜擢されたストロールは昨季参戦したFIA-F3で2位以下を圧倒する勢いでチャンピオンに。
父親のローレンス・ストロール氏はカナダ・ファンション界の大物で富豪として知られ、ウィリアムズ・チーム入りにもかなりの資金提供があったものと推定されている。
現在のレギュレーションでは18歳はスーパーライセンス受給の最低年令ということになる。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム(2/28)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Ferrari 1'20.960 108
2 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'20.983 66
3 M.フェルスタッペン HOL Redbull TAG Heuer 1'22.000 89
4 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'22.204 118
5 E.オコン FRA Force India Mercedes 1'22.509 86
6 D.クビアト RUS Toro Rosso Renault 1'22.956 68
7 V.ボタス FIN Mercedes 1'22.986 102
8 J.パーマー GBR Renault 1'24.139 53
9 A.ジョビナッツィ ITA Sauber Ferrari 1'24.617 67
10 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'25.600 40
11 L.ストロール CAN Williams Mercedes 1'26.040 12

   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2017 TestTime : 1'21.765 L.ハミルトン/Mercedes (2/27)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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ホンダ、トラブルの原因はオイルタンクの形状か

McLaren 『『MCL32』 (C)McLaren Group
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満を持して投入した筈の2017年仕様パワーユニットが、テスト初日にいきなりトラブルでアロンソの走行を阻害することとなったホンダでは、夜を徹して改良にあたるとした。
ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、次のように説明している。

「今朝、まだアロンソがインストレーションラップの時にオイルシステムに問題があることがわかった。
原因の究明には時間が掛かると判断し、パワーユニット全体を交換することを決めた。
作業に時間が掛かりドライバーを待たせたが、セッション終盤にまた走行を再開することができて安堵している。
トラブルの正確な原因には詳細な調査が待たれるが、現在の状況ではオイルタンクの形状に問題があるのでは、と判断している。
明日の走行に向け状況を改善するため、今夜は徹夜で作業にあたるつもりだ」

初日最多の走行はトップタイムを記録したメルセデスで、午前・午後合わせて152周、一方トラブルのマクラーレンは最少のわずか29周に留まった。

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