FIA会長、「F1エンジンは社会に受け入れられるものに」
Jean Todt (C)RedBull Racing
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鳴り物入りで導入された現在のF1のERS(エネルギー回生システム)を多用した1.6リッターV型6気筒ターボエンジンだが、開発に巨額の資金が掛かる上にモータースポーツとしてのF1の魅力を損なっているとの指摘が絶えない。
実際、グランプリ観客数の減少やF1テレビ放映の視聴者数が低迷するなどマイナス面が報じられることが多いのが事実。
これを受けF1チームの中には、現行のレギュレーションが終了する2020年シーズンを待って、昔のような自然吸気のV10やV12エンジンに回帰する方向を模索する向きが増えているという。
しかしこれについてFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は、「F1は、そしてF1エンジンは今後の国際社会に広く受け入れられるものでなければならない。
これからのモーターレーシングがどうあるべきか、考える必要がある」として、逆行を牽制した。
同氏にとってはまた参戦する自動車メーカーの減少も懸念される材料であるようだ。
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