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2017年1月

2017/01/31

エイドリアン・ニューイ氏、「F1技術、市販車に還元ない」

Adrian Newey (C)RedBull Racing
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これまでマクラーレンやレッドブル等で数々の栄光マシンを世に送り出してきた天災デザイナーのエイドリアン・ニューイ氏(58歳イギリス)が、進化するF1テクノロジーについて注目される言及をしている。

これはイギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』に語ったもの。
その中でこのイギリス人は、「F1で開発されたハイ・テクノロジーがやがて市販車に還元されるというのは間違いだ。
F1の技術はF1という分野だけで成長した独自のもの」と、切って捨てた。

これについて自動車メーカー側は、いずれも「F1のパワーユニット関連、とりわけMGU(Motor Generator Unit:電動機/発電ユニット)等の技術は量産車にフィードバックできる」と、口を揃えているという。

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トト・ウォルフ氏(メルセデス)、早急なルール改定に懸念

Mercedes AMG Team (C)Mercedes Motorsports
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F1の新しいオーナーとなったリバティ・メディアでは、かつてF1で幾多の栄光に輝いたロス・ブラウン氏をさっそくモータースポーツ担当取締役に指名するなどF1改革に積極的な姿勢をみせているが、こうした動きに警戒感をみせる向きもある。

メルセデス・モータースポーツでエクゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏(45歳:オーストリア)は、次のように指摘した。

「もちろんF1をより良いものに変えていくことにやぶさかではない。
しかしそれには十分な検討が不可欠となる。
いま行われているものにはそれなりの歴史と経緯がある訳で、それを無視して前のめりに変革していけば、これまでの熱心なF1ファンまで失いかねない。
それでは元も子もないということ。
リバティ・メディアにはそれを理解してもらい、慎重な姿勢で改革に臨んでもらいたい」

もちろん現在の絶対王者であるメルセデスにとって、ルールが変わるというのは歓迎すべきものではないだろう。

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イギリスGP(BRDC)、リバティ・メディアによる救済に期待

Silverstone Circuit (C)Mercedes Motorsports
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イギリスGPの開催地であるシルバーストーン・サーキットは、近代F1においてモンツァと並ぶ由緒ある名コースだが、ここもご多分に漏れず財政難。
それを理由にイギリスGPの開催を2019年を最後に返上するのではないか、と伝えられている。
新しいF1オーナーであるリバティ・メディアはこうしたF1開催契約や、また弱小チームの経済的困窮に対し、見直しや場合によっては援助する構えをみせている。

一方これを受けシルバーストーンの保有者であるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のジョン・グラント/CEO(最高経営責任者)は、あらためて大きな期待を示したもの。

「リバティ・メディアは現行のF1開催契約金額が高額に過ぎることを理解している。
この課題の改善に尽力してくれるならば、われわれも共に働くことを厭わない。
とにかく、われわれが目標としているものとリバティ・メディアが目指す方向が同じであることがわかったことは大いに心強いことだ」

現行の開催契約は2026年まであるものの、今年7月のイギリスGP前までにBRDCから通告すれば2019年で打ち切ることが可能な契約と伝えられている。

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2017/01/30

メルセデスAMGチーム、『OMP』とサプライヤー契約

OMP (C)Mercedes Motorsport
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引き続きF1タイトル獲得を目指すメルセデスAMGチームは、新たにモータースポーツ用品の大手『OMP』(Officine Meccaniche Percivale)とサプライヤー契約を結んだことを明らかにした。

OMPはイタリア北西部にあるジェノヴァに本拠を置くモータースポーツ向け車両部品・レース用品の専門メーカー。

今回の契約でOMPはまずルイス・ハミルトンとバルテリ・ボタスが使用するフルハーネス(シートベルト)を供給するという。
この製品は2017年のFIA最新安全基準に合わせたもので、従来のカーボンファイバー製のものと比較し重量を半減、耐衝撃性を倍にまでアップさせているとのことだ。

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窮状ザウバー・チーム、「分配金見直しは喫緊の要事」

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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F1は新たに『リバティ・メディア』が主要株主となり、様々なシステムの見直しが図られるとの期待が高まっている。
中でも各チームにとって直接の影響が大きい分配金の見直しには関心が高まっている。

そうした中、ザウバー・チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは「分配金見直しは喫緊の要事である」と訴えた。

「知られているように今の分配システムは上位チームにとって不当に手厚く、到底全体に公平なものとは言えません。
ロス・ブラウンはこうしたことも改善すると言っていますが、現行の協定が2020年まであるのでこのままでは改定はその後ということになります。
しかしそれでは遅すぎるのです。
必要な改定は直ちに進めて欲しい」

とりわけ分配金はフェラーリに手厚く、Wタイトル獲得のメルセデスAMGチームが1億7,100万ドル(約197億円)であるのに対し、無冠であるにもかかわらずフェラーリは1億9,000万ドル(約218億円)にも及ぶと報じられている。
ちなみにランキング10位のザウバーはフェラーリの4分の1程度に過ぎないとみられる。

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今年のマクラーレンは『オレンジ・カラー』濃厚

Mclaren Orange (C)McLaren Group
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F1常勝チームへの復活を期すマクラーレン・ホンダの2017年新型車は2月24日(金)に発表される予定だが、各メディアの間ではかつての栄光マシンの象徴であるオレンジカラーが復活するとの見方がもっぱらだ。

というのも、同チームが新型車発表を告げる公式ツイッターやフェイスブック等でことさらオレンジが使われているため。
かつてマクラーレン・チームはF1マシンやカンナム・マシンにオレンジを使用。
最近でも同グループが製作するスーパーカーは基本オレンジが象徴的となっている。

ただ昔のようにマシン全体がオレンジになるのか、一部のアクセントに使用するだけなのかは不明だ。

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2017/01/29

バーニー・エクレストン氏、「現行F1に対抗はしない」

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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これまで長く君臨してきたF1総帥の座を追われた形となったバーニー・エクレストン氏について、根強くささやかれているのが『フェラーリを擁して現行F1とは別のF1シリーズを立ち上げる』というもの。
しかしこれについてこの週末、エクレストン氏自身がこれを否定する見解を明らかにした。

「私が新たなF1シリーズを立ち上げるなんていうのはまったく根も葉もない馬鹿げた噂に過ぎないよ。
そもそもそんなことはもう何十年も前から言われ続けてきたことだがね。
今のF1は私がこれまで50年もかけて育て上げてきたもので、まるで私の息子のようなもの。
私の誇りだよ。
そしてそれはいまリバティ・メディアの連中に移行されたんだ。
彼らはF1で得た利益をまたF1のために還元すると言っているので、それを楽しみにして欲しいね」と、牽制。

これまでF1で存分に権勢を振るってきたエクレストン氏もすでに86歳。
さすがにこれからまた世界的事業を立ち上げるには無理がありそうだ。

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ザウバー・チームの2017年新型車発表は2月22日(水)に

2017年は古豪復活を狙うザウバー・チームは、その2017年新型『C36』(仮称)をシーズン前テスト開始5日前となる2月22日(水)に当地バルセロナ・サーキットで行うことを明らかにした。
当日ザウバー・チームはフィルミングデーとして事実上の新型車シェイクダウンを行う予定という。

昨年は新型車製作が遅れ最初のテストに間に合わなかった同チームだが、今回はいち早く2016年仕様のフェラーリ製パワーユニットの搭載を決め、早期の準備を整えているとみられる。

なおフィルミングデーでは各チーム年間2度まで、装着タイヤはプロモーション専用のものでた走行距離も100キロ以内に制限される。

【2017年新型車発表予定】

日時 チーム 発表場所(予想)
2月21日(火) ルノー オンライン
2月22日(水) フォース・インディア シルバーストーン
2月22日(水) ザウバー バルセロナ
2月23日(木) メルセデスAMG シルバーストーン
2月24日(金) フェラーリ フィオラノ
2月24日(金) マクラーレン オンライン

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F1引退撤回のマッサ、それでもフォーミュラEテストへ

Formula-E Image (C)Jaguar Racing
表明していた2016年限りでのF1引退を撤回したウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(35歳:ブラジル)だが、フォーミュラEのテストを近く行うことがわかった。

元々F1引退後はフォーミュラEに転身するのでは、とみられていたマッサだが、F1シーズン前テストが始まる前の束の間のインターバルに予定通りフォーミュラEカーを経験するとしたもの。

テストするのは『パナソニック・ジャガー・レーシング』のフォーミュラEカーで、マッサは「初めての分野のマシンでテストを楽しみにしている」とはしたものの、「テストが終わればあとはF1に100%集中する」と、外野からの雑音を封じることも忘れなかった。

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2017/01/28

マノー・レーシング、チーム消滅が事実上確定

Manor Racing logo (C)Manor Racing
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昨期末、事実上の破産宣告を受けながらなおも復活に向け一縷の望みをかけていたマノー・レーシングだったが、そのタイムリミットを迎え、ついにチームの消滅が確定することとなった。

チームの現在のオーナーである『ジャスト・レーシング・サービス・リミテッド』は、すでに今月初めに破産を申請していたがなおもチーム存続の道を模索、しかし27日(金)ついにF1チームが最終的に活動を停止したことを明らかにしたもの。

前進のマルシアF1チームの時代からノーポイントという不振が続いていたが、昨年オーストリアGPでついに10位入賞、大いに盛り上がったもののその後ブラジルGPでザウバー・チームがこれを上廻る9位に入ったことから事態は一変した。

この結果、マノーはコンストラクターズ・ランキング11位に。
現在のコンコルド協定では、ランキング10位以内に入るかどうかで天国と地獄ほどの差があり、これが命取りになったといえそうだ。

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ロス・ブラウン氏、F1チーム分配金の見直しも示唆

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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F1の新しいオーナーになった『リバティ・メディア』により、モータースポーツ担当取締役としてF1活動に復帰したロス・ブラウン氏が、F1各チームに支払われている分配金のありかたについてこれを見直す可能性を示唆した。

これまでバーニー・エクレストン氏が行ってきたこのシステムでは、その内容が明確でなく、例えば一部のチーム(フェラーリだが)がチャンピオン・チーム(メルセデスAMG)よりも巨額の分配金を得ているなど、不公正な面もあると指摘されてきたもの。

ブラウン氏は弱小チームでも達行けるような改善された案をすでに持っているとしたが、現行のシステムは2020年まで有効とされていることからそれまでの変更は現実問題として難しそうだ。

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ルイス・ハミルトン、2017年ヘルメット・デザインを公募

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームで再びタイトル奪還を狙う元F1チャンピオンのルイス・ハミルトン(32歳:イギリス)は、しばしばヘルメット・デザインを変更してきたことで知られるが、現在はFIA(国際自動車連盟)から基本的に1年間に変更は1回のみと定められている。

これを受けハミルトンは2017年シーズンを通して使用するヘルメットのデザインを一般のファンから公募する方針を明らかにした。
応募はメルセデスAMGチームの公式サイトから行われるが、採用された作者にはグランプリの現場に招待、記念のレプリカが贈られるということだ。

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チェイス・キャリー新代表、「F1にはまだまだ改善の余地ある」

Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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F1の新しい代表の座に就いたチェイス・キャリー/CEOがF1の現状について言及、まだまだ改善の余地があるとの見方を示している。

「長いことF1を外部から見てきたが、その立場から言うとF1はビジネスとしてはまだまだ改善の余地があると思っている。
とりわけ、ここ4-5年については進歩がないと言わざるを得ないだろう。
今回F1のスポーツ面でロス・ブラウンを、またビジネス面でジョーン・ブラッチスを起用したのもそのためだ。
スポーツとしての魅力を高めることではブラウンが、そしてそれをビジネスとして成功させるためにブラッチスがそれぞれ大きな貢献を果たしてくれる筈だ。
彼らはこれまでそれに値する経験を積んできたのだから」

同氏はまたさらに各F1チームに対しても根本的な意識改革を迫っている。

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2017/01/27

ルノー・チーム、『BP・カストロール』との契約発表

Castrol/Renault logo (C)Renault Sport F1

26日(木)、ルノー・チームは英国大手石油会社『BP』(ブリティッシュ・ペトロリウム)との間でパートナーシップ契約を結んだことを正式発表した。
契約は5年に渡る長期なものになるという。

フランス色の強い同チームはこれまで同国の石油大手『トタル』との結び付きを強くしていたが、今回これに代えたもので、これにより燃料だけでなく潤滑油全般においてBPのものを使用することになる。

これまでメディアが予想したところでは、『BP』がルノーと、また同傘下のブランドである『カストロール』はマクラーレン・チームと契約を結ぶものとみられてきたが、今のところこちらの両者からは何の発表もなされていない。

マクラーレン・チームは長く『モービル』との関係が強かったが、同社(エクソン・モービル)はレッドブル・グループに移行することになっている。

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レッドブル新型車、再び『シャークフィン』復活か

Redbull『RB6』 (C)RedBull Racing
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2017年はタイヤだけでなくマシン面でも大幅なレギュレーション変更が行われる。
これに伴いマシンのスタイルにも大きな変化が現れるかも知れない。

例えばリヤウィングは、これまでの高さ950ミリだったものが今年は800ミリに縮小される。
それでもマシン後部の空気流を整える効果を得るため、かつてレッドブル『RB6』が採用したような大型の垂直ウィング『シャークフィン』が再び登場するのではないか、というもの。

レッドブル・レーシングではまだ2017年新型車『RB14』(仮称)の発表時期を明らかにしていないが、そのスタイルが注目を集めるのは必至のようだ。

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今年のシーズン中テストはバーレーンとハンガリーで

Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は今年のシーズン中テストについて、4月の第3戦バーレーンGP、そして7月の第11戦ハンガリーGP後の2回、それぞれ当地で行うことを明らかにした。

なおこれとは別にシーズン前テストがバルセロナで2回、11月のシーズン終了後にも最終戦アブダビGPのあと行われる。

【シーズン前テスト】

【バルセロナ】
・2月27日(月)
・2月28日(火)
・3月01日(水)
・3月02日(木)

【バルセロナ】
・3月07日(火)
・3月08日(水)
・3月09日(木)
・3月10日(金)

【シーズン中テスト】

【バーレーン】
・4月18日(火)
・4月19日(水)

【ハンガリー】
・8月01日(火)
・8月02日(水)

【シーズン後テスト】

【アブダビ】
・11月28日(火)
・11月29日(水)

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2017/01/26

マクラーレンの2017年新型車、『MP4-32』名称変更も

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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F1は各チームともシーズン前最初のテストに向け新型車の準備に余念がないが、日本期待のホンダ製パワーユニットを搭載するマクラーレン・チームもその例外ではない。
同チームによれば、マクラーレンの2017年新型車も他チームに続きFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストをクリアしたことを明らかにした。

ただその名称について、これまで長年の慣習に基づき『MP4-32』と命名されるものとみられていたが、ここに来てこれが変更されるかも知れないと言われている。
というのも、『MP』というのがロン・デニス氏が自身で使っていたプロジェクト名の略称であることから、同氏が離脱したいまあえてこれを継承する必要がないとの考えが浮上しているためだ。

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FIA、ペナルティの適用判断を緩和へ

FIA
FIA(国際自動車連盟)はこれまでしばしば騒動の原因となっていたペナルティの適用について、その判断基準をシンプルなものにすることを明らかにした。

レギュレーションにおける具体的な判断基準を見直す他、これまでペナルティの適用についてはFIAのレーシング・ディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏の指示によりそれぞれのグランプリで指名されたレーススチュワード(競技委員)が調査してきたが、これもスチュワート自身の裁量に任されるようにするという。

しかし具体的な事例については今後論議を呼ぶケース発生も懸念されるようだ。

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マクラーレン・チーム、『ストラタシス』とパートナー契約

Mclaren/Stratasys (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは、3Dプリンターの大手『ストラタシス』と新たにパートナーシップ契約を結んだことを明らかにした。
契約は4年間とされる。

ストラタシスはアメリカ・ミネソタ州ミネアポリスに本拠を置く3Dプリンタ・造形機の専業メーカー。
これにより、今後マクラーレン・チームは新型車開発において、同社の最新プリンター技術を活かしていくことになるという。

同社のジョン・クーパー/マネージング・ディレクターは、「マクラーレン・チームとはこれまでもわが社と密接な連携を取ってきたが、今後はさらに本格的な開発作業を展開していくことになるだろう。
われわれの技術は世界でも最先端のものと自負しており、このパートナーシップにより必ずやマクラーレン・チームに大きなメリットをもたらすことだろう」と、述べた。

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チェイス・キャリー新F1/CEO、「エクレストン氏の助言必要」

Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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F1株式の買収を終え、新たなF1代表者に就いたチェイス・キャリー/CEOだが、前任者であるバーニー・エクレストン氏に対し、敬意を払っていることを強調した。

これは英『スカイ・スポーツ』に語ったもので、その中で今年62歳になるこのアメリカ人は次のように語っている。

「まず最初に、われわれはエクレストン氏を追い出そうとするつもりなど毛頭ない。
それどころか彼がこれまでF1の発展と継続にしてきた数々の業績を評価し、心からの敬意を持っていることを言いたい。
彼はこの巨大な世界的ビジネスに対し、独特で称賛されるべき素晴らしい洞察力を持っている。
その知恵を今後ともF1のため助言して頂きたいというのがわれわれの一致した思いだ。
これからも、存分にF1のため存分に活躍して欲しい」

リバティ・メディアはエクレストン氏に『名誉会長』のポジションを用意しているとされるが、当のエクレストン氏はその実態が不明瞭ということで回答を保留しているという。

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2017/01/25

シーズン前テスト、一度はウェットコンディションで

Wet Session Scene (C)Sahara Force India F1
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今季もF1タイヤを独占供給するピレリタイヤは、シーズン前のテスト期間中一回はウェットコンディションで行うことを確認した。

衆知のように今シーズンはタイヤについても大幅なレギュレーション変更が予定されているが、このままだとほとんどのチームが一度も新しいウェットタイヤを経験しないままでシーズンに突入することになる。
そのため今回のテスト時に雨が降らなかった場合には路面に水を撒いて人工的なウェット路面にしてトライ、またもしテスト期間中に雨が降った場合には当日そのままウェットでのテストを行うというもの。

卓越したドライビング・テクニックを誇るF1ドライバーの中には、実はウェットコンディションでの走行を秘かに期待している向きが多いとも聞く。
今年のシーズン前テストは1回目が2月27日(月)-3月2日(木)、続く2回目は3月7日(火)-10日(金)が予定されている。

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マクラーレン首脳、「今年ランキング4位じゃ話にならない」

Jonathan Neale (C)McLaren Group
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2016年シーズンは結局コンストラクターズ・ランキング6位。
前年の9位から比べれば躍進したとはいえ、かつて常勝チームとして王座に君臨した名門チームとしては不満の残るリザルトだ。

これについてロン・デニス/CEO解任後、マネージング・ディレクターからCOO(最高執行責任者)に昇格したジョナサン・ニール氏は、「今年はランキング4位以下では話にならない」と、檄を飛ばしている。

「われわれにはホンダという協力なエンジン・パートナー、そしてアロンソというチャンピオン経験者もいる。
年々成績は向上しているとはいえ、今年はこのパッケージの3年目。
われわれには結果が必要だ。
少なくともまずレースに勝利しなくてはならないし、その結果は最低でもランキング3位以内。
4位以下じゃ全然話にならないよ」と、イングランド人。

その期待を担うマクラーレン・チームの2017年新型車『MP4-32』(仮称)は2月24日(金)に発表される。

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インディカーはF1型ハロー(頭部保護装置)の採用否定

Redbull Halo (C)RedBull Racing
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F1では2018年シーズンからの導入が予定されている新たな頭部保護装置『ハロー』だが、インディカー・シリーズでは当面採用の予定がないという。

そもそもこのシステム開発のきっかけになったとされるのは元F1ドライバーでもあるジャスティン・ウィルソンがインディカーのレース中にパーツがヘルメットを直撃した事故にあったとされる。

これについて元トロ・ロッソ等のエンジニアで、現在はFIA(国際自動車連盟)でセーフティ・ディレクターを務めるローレン・メキース氏は次のように語っている。

それによればシステム自体はすでに完成の域に達しているというものの、さまざまなチーム側の事情から導入が遅れているとのこと。
それでも来年から採用されるF1と比べ、まだ採用の見通しが立たないインディカーについて「オーバルコースを使うインディカーにはまた別な問題がある」と、残念そうだ。

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2017/01/24

ロス・ブラウン氏、モータースポーツ担当取締役でF1復帰

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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F1の新しいオーナーになった『リバティ・メディア』は、報道されたバーニー・エクレストン氏の辞任を認めると共に新たな管理体制のメンバーを正式発表した。

それによれば後任のCEO(最高経営責任者)にはすでに明らかになっているチェイス・キャリー氏が就き、その配下のモータースポーツ担当取締役には元フェラーリ・チーム等で活躍したロス・ブラウン氏が、またコマーシャル担当取締役にはESPNでマーケティングを担当したショーン・ブラッチス氏が就くことをそれぞれ正式発表した。

中でもロス・ブラウン氏はベネトンを始め、フェラーリやメルセデス、また自身の名を冠したブラウンGP等で幾多のタイトルを獲得してきたF1を最も良く知る人物でもあり、期待される。

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バーニー・エクレストン氏、F1グループ代表辞任へ

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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F1はその株式の大多数をアメリカに本拠を置く『リバティ・メディア』が買収したことが決まったが、これを受けこれまで務めてきたバーニー・エクレストン代表がそのポジションを離れたことを明らかにした。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたものだが、リバティ・メディア側からの公式発表はまだない。

それによればエクレストン氏は「名誉会長」という地位を示されたということだが、形式的なポジションに意味はないとして、同氏はこれを断る方向という

同誌によれば後任にはすでに元フェラーリ等で幾多の活躍を重ねたロス・ブラウン氏や、以前ESPNでマーケティングを担当したショーン・ブラッチス氏らが分担するのでは、との見方が伝えられているという。

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ボタス(メルセデス)、「今年1年間が勝負」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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誰もが憧れるトップチーム、メルセデスAMGのシートをゲットしたバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)だが、今年1年間が勝負であると、自ら厳しい立場でもあることを明らかにした。
それによればボタスは、メルセデスAMGチームとの契約が1年というものであり、さらに1年のオブションが付いているとはいえ今年1年が自身にとっても勝負の年であるとした。

これについてスペイン・マドリードに拠点を置く日刊スポーツ紙『マルカ』はメルセデスAMGチーム側の事情について、「ボタスがウィリアムズ・チーム以外の経験がないこと」、また「2018年になると有力ドライバーの市場が一気に拡大すること」等を挙げている。

まずは最大のライバルである強力なチームメイト、ルイス・ハミルトンとのバトルが待ち受けている。

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マッサ(ウィリアムズ)、「記念マシンは譲らない」

F.Massa Williams Car (C)Williams F1
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昨シーズン終了後F1引退を表明したフェリッペ・マッサに対し、ウィリアムズ・チームから記念のマシンが贈られることが伝えられたが、これについてマッサ本人は「状況が変わってもマシン贈与という約束は変わらない」と、懸命だ。

これは『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』参戦のためアメリカを訪れたマッサに対し、「契約が見直されたのでマシン贈与も白紙ではないか」と聞かれたことに対するもの。
「契約は見直されたけれど、マシンはもう僕のもの。
実際、ファクトリーには僕の名前が入ったマシンを見たし」と、約束の履行に躍起なブラジル人。

万一今年チームと喧嘩別れにでもなった場合に備え、なんとしても今から明確にしておきたいところだ。

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『リバティ・メディア』、「チーム側もF1に投資すべき」

 Liberty Media Group
数々の障害を乗り越え、今シーズン開幕までにはすべての手続を終えて名実ともにF1のオーナーになる構えの米国大手リバティ・メディアだが、F1チームの側にもそれなりの投資をすべき、との新たな考え方を示した。

これは同グループのグレッグ・マッフェイ/CEO(最高経営責任者)が明らかにしたもので、それによればこのため総額4億ドル(約460億円)もの株式を別枠で用意し、チームからの投資を積極的に受け入れるというもの。
同氏はさらに、「これだけの巨額なスポーツは、いち企業の努力だけでどうにかなるものではない。
実際にこのスポーツを支えるチームがわれわれの考えに同調し、一致して発展させていくことが不可欠だ」とした。

該当する株式は比較的低価格で供給されるというものの、10年間の保有義務や重要な案件での議決権がないなど、チーム側の理解はまだ十分に得られていないようだ。

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2017/01/23

パスカル・ウェーレイン、ROCで大クラッシュ演じる

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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この週末、アメリカのマイアミで行われたモータースポーツの無差別級祭典『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』で、パスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)が大クラッシュを演じて関係者をひやりとさせた。

ドイツ・チームのメンバーとしてこの競技に出走したウェーレインは、ゴールの際にマシンのコントロールを失ってクラッシュ。
併走していたフェリッペ・マッサ(ブラジル・チーム)のマシンに激突するなどしたもの。
幸いいずれのドライバーにも怪我はなかったとされる。

元々メルセデス・モータースポーツの育成ドライバーで、昨年はマノー・レーシングで走ったウェーレイン、今季はすでにザウバー・チームから参戦することが決まっている。

ROCの結果はこちら

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フェリッペ・マッサ、次の日本顔見せは「10月の日本GPで」

Felipe Massa/Suzuka (C)Williams F1
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本来であれば昨季限りでF1現役を引退、今年3月4日(土)・5日(日)に鈴鹿サーキットで行われる恒例の『モータースポーツファン感謝デー』に来場する筈だったウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(35歳:ブラジル)だったが、これがキャンセルとなったことがわかった。

これは鈴鹿サーキットが明らかにしたもので、それによればマッサの引退が撤回され引き続き今年もF1で走ることが決まったためスケジュールの都合が付かなくなったとのこと。

マッサの「日本の熱心なファンに会えることを楽しみにしていたが、せっかくのチャンスを実現できずに申し訳なく思っている。
10月に日本GPにはまた鈴鹿に行くので、楽しみにしていて欲しい」との言葉を紹介した。

日本でも人気のマッサだが、2006年の日本GPでポールポジション(フェラーリ)を獲得したものの、日本での優勝はまだない。

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ピエール・ガスリーの今季スーパー・フォーミュラ参戦確定

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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かねて噂が伝えられていたように、2016年のGP2チャンピオンであるピエール・ガスリー(20歳:フランス)が今季日本の『スーパー・フォーミュラ』に参戦することが正式発表された。
ただしまだ所属チーム等、詳細は明らかにされていない。

2016年、F1登竜門とされるGP2シリーズのチャンピオンに輝き、レッドブル・グループの若手育成プログラムによる支援を受けていることからトロ・ロッソのシートを窺っていたが、今季のF1デビューは叶えられなかったことになる。

なおGP2では2015年のチャンピオン、ストッフェル・バンドーンもやはり昨年スーパー・フォーミュラに参戦(ランキング4位)している。
その後今季のF1デビュー(マクラーレン・チーム)を決めている。

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2017/01/22

メルセデス首脳、「ボタスの正当な評価はこれから」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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めでたく目下F1最強のチームであるメルセデスAMGチームへの移籍を果たしたバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)だが、ほんとうの評価はこれからだ。
これはメルセデス・モータースポーツでエクゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏がフランスの日刊スポーツ新聞『レキップ』紙に語ったもの。

その中でこのオーストリア人は、「もちろん彼のゴールはわれわれのチームに加入したことではない。
ほんとうの正念場はこれからだ。
彼は純粋なレーシングドライバーで、チームの内外で要らぬ政治的な動きをして和を乱すような心配はないだろう。
しかしわれわれが求めているのは速さと強さ。
彼への評価は果たしてほんとうにルイス・ハミルトンという強力なチームメイトに立ち向かえるかどうかに掛かっている。
期待はしているが、まだ開幕もしていない今の段階であれこれ言うのは適当ではないよ」と、煙に巻く。

これまでボタスのマネージメントに携わっていた経緯もあり、万一チームの期待に応えられなかった場合にはウォルフ氏自身の立場にも影響を及ぼしかねないことだろう。

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ボタス、メルセデスAMGチームに母国スポンサーもたらす

『Wihuri』 (C)Mercedes Motorsport
メルセデスAMGチームは、フインランド・ヘルシンキに本拠を置く梱包や貿易、航空等の大手である『ウィフリ社』と新たなスポンサー契約を結んだことを明らかにした。

これは明らかにフィンランドの期待されるF1ドライバーであるバルテリ・ボタスのメルセデスAMGチーム加入に伴うもの。
その一方でこれまで支援していたウィリアムズ・チームとの契約は打ち切りになるとみられる。

これにより同社のブランドの一つである『Wipak』のロゴがドライバーのヘルメットに掲出される予定という。

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メルセデスAMG、ジョージ・ラッセルを育成ドライバーに

George Russell (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームは、イギリスの若手ドライバーであるジョージ・ラッセル(18歳)を同チームのジュニア育成ドライバーのメンバーとして起用することを明らかにした。
これはパスカル・ウェーレインやエステバン・オコンらに続くもの。

イングランドのノーフォーク州で産まれたラッセルは、カートやフォーミュラ・ルノー、BDCフォーミュラE4等を経て2015年はカーリン・モータースポーツからユーロF3シリーズに参戦してランキング6位、去年はハイテックGPに移籍してランキング3位となった。
今シーズンはメルセデスAMGチームでトレーニングをしながらARTグランプリからGP3を戦う予定という。

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2017/01/21

生き残り図るマノー、2016年マシンでの参戦を模索

Manor Racing logo (C)Manor Racing
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破産管財人が最終的な清算の時期を延期したとされるマノー・レーシングだが、それでもいまなお救済者は現れていないようだ。
その一方チームでは、今度は2016年マシンでの参戦を可能にするようFIA(国際自動車連盟)に働き掛けていると伝えられた。

これを報じたのはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』で、それによればいま救済者が見つかったとしてもすでに2017年仕様の新型車を開発するタイムリミットを過ぎているため、参戦のため止むを得ない緊急的措置としている。

ただ実際に特例を認めてもらうにはFIAだけでなく他の全チームの同意が必要とされていているのに対し、今年はF1レギュレーションが大きく変更されるため、1チームだけが異なる仕様のマシンで参加するというのは安全性の上からも現実的ではないとの反発が予想される。

すでに旧マノーのスタッフの多くが他チームに就職と伝えられる中、タイムリミットは迫っている。

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ウィリアムズ側も、「最大の難関はマッサの復帰説得」

Claire Williams (C)Williams F1
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すでにウィリアムズ残留が決まっていたバルテリ・ボタスの獲得に成功したメルセデスAMGチームでは、「交渉成否の焦点はフェリッペ・マッサの引退撤回にあった」と説明したが、ウィリアムズ・チームのクレア・ウィリアムズ副代表もこれに同調している。

「すでにF1引退を決意していたマッサに、再び走ってくれるよう連絡するのは気が引けました。
昨シーズンの不振でもフラストレーションを溜めることなく真剣に取り組んでくれた彼ですが、いったんは完全に引退を決めたのですから。
ですから彼が最終的に周囲の要望に応えてくれたことに感謝しています。
彼のモチベーションを再び高めるためにも、私たちは今年十分戦闘力のあるマシンを用意しなければならないと思っています」

マッサは若いランス・ストロール(16歳:カナダ)起用というチーム側の事情のため昨季限りでの放出を告げられていた。

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ライコネン(フェラーリ)、母国フィンランドの『親善大使』に

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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フィンランド3人目のF1チャンピオンであるキミ・ライコネン(37歳:フェラーリ)が、その母国フィンランドの親善大使『スポーツ・アンバサダー』に任命されたことがわかった。

所属するフェラーリ・チームの説明によれば、今週首都ヘルシンキで行われた記念式典で、ユハ・シピラ首相から直々に指名されたということだ。

事前に知らされていなかったというライコネンは、「突然のことでとてもビックリしたよ。
でも他のフィンランド国民のためにも精一杯頑張りたい」と、意欲をみせている。

2007年のF1チャンピオンであるライコネンこれまでトータル20勝を記録、これはすでに先輩のハッキネン氏に並ぶものだ。

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2017/01/20

『リバティ・メディア』へのF1売却が正式承認される

 Liberty Media Group
18日(水)スイスのジュネーブで行われたFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)で、すでに報じられていた『リバティ・メディア』によるF1株式の購入が正式に承認されたことが明らかにされた。

リバティ・メディアはアメリカのジョン・マローン氏が率いる大手メディア・グループ。
売却自体は昨年9月頃から言われていたが、その後関連する各国の独禁法にあたる反トラスト法をクリアするなどの手続きに追われていたもの。

同グループは単にF1を支配するだけでなく、イギリスGPなど今後の開催が危ぶまれるグランプリ救済の意思をみせるなど、前向きなことから関係者の熱い期待を集めている。

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マクラーレン、『カストロール』を獲得か

 Castrol
英国大手石油会社『BP』(ブリティッシュ・ペトロリウム)との契約を争っていたとみられるマクラーレン・チームだが、結局BPはルノー・チームと契約したとみられる。

その一方でBPのいちブランドである『カストロール』の名称で、マクラーレン・チームとも契約を結んだとの報道が流れた。
ただ、契約の規模はルノー・チームのものより小さいとみられる。

ルノー・チームの新型車発表は2月21日(火)に、またマクラーレン・チームのそれは2月24日(金)に行われる予定になっている。

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メルセデスAMG、「ウィリアムズへの支援は当然」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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すでに今季ウィリアムズ・チームのドライバーに決まっていたバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)を引き抜いた形となったメルセデスAMGチームだが、その背景には様々な経済的援助があったと報じられている。

これについてイタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』から聞かれたメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「われわれの要求に応えてもらったのだから見返りは当然」と、これを認めた。

「先方に無理を言ってわれわれの要求を呑んでもらったのだから、それなりの見返りを返すのは当然のことだ。
確かにクレア(ウィリアムズ副代表)は父(フランク)と同じくタフなネゴシエータだったが、われわれはビジネスだけを話し合っていた訳でもない。
結論としてみんながハッピーになる素晴らしいものになったよ」と、歓迎した。

交渉ではメルセデス製パワーユニットの代金引き下げ等があったと伝えられているが、交渉成否の焦点はフェリッペ・マッサの引退撤回にあったという。

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2017/01/19

ロズベルグ、メルセデスの『ブランド・アンバサダー』に

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsport
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昨シーズン末、電撃引退を表明して世界を驚かせたメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグ(30歳:ドイツ)についてその後の去就に注目が集まっていたが、これまでの噂通りメルセデスの『ブランド・アンバサダー』(大使)となることが確認された。

長年の夢だった『親子F1チャンピオン』という偉業を成し遂げたロズベルグは、これまでのハードな生活から離れ「家族との時間を大切にしたい」と語っていた。
アンバサダーとしての具体的な活動スケジュールは明らかにされていないが、少なくともこれまでのようなものからは開放されることだろう。

ちなみに親子でのF1チャンピオンはグラハム&デイモンのヒル一家に次ぐものとなる。

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ザウバー・チーム、2018年ホンダ・エンジン搭載の噂

Powered by Honda (C)Honda Racing
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現在フェラーリ・エンジンを搭載して戦っているザウバー・チームだが、2018年シーズンからホンダ製パワーユニットにスイッチするのではないか、とのニュースが流れて注目を集めている。

これを報じたドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』によれば、今シーズンF1レギュレーションの変更により完全新設計のエンジンをマクラーレン・チームに供給するホンダは、さらにその効率を上げるためもう1チームの供給先を模索していたという。
そのため英国ミルトンキーンズにあるファクトリーも拡張、供給体制を整えているとのこと。
実際に来年に供給となれば今シーズンの早い時期の決定が求められ、その意味でも今シーズン序盤でのマクラーレン・ホンダの活躍は必至だ。

ただ今季ザウバー・チームはメルセデス傘下のパスカル・ウェーレインを起用していて、こちらとの関係も注目される。
なお同チームはかつてメルセデス・エンジンを搭載した時期があるがホンダとの関係はこれまでない。

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ウォルフ氏(メルセデス)、ボタスのマネージメント離脱を明言

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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前ウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)のメルセデスAMGチーム入りが正式に決まったことを受け、同選手のマネージメントに関与してきたメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、その任から完全に外れることを強調した。

これはイギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』に語ったもの。
その中でこのオーストリア人は「個々のドライバーのマネージメントを担当しながら、その一方チームでドライバーの管理のる職にあるというのは適当なことではない。
たまたま今回は過去の行き掛かりからこういうことになったが、それを是正するのにやぶさかではないよ。
今後は純粋にメルセデスAMGチームのために貢献することを約束する」と、明言。

メルセデスに移る前はウィリアムズ・チームに在籍していたトト・ウォルフ氏。
そうした意味でも今回のボタス移籍交渉では複雑な位置に立たされていた。

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2017/01/18

マクラーレン・ホンダの2017年新型車は2月24日(金)に発表へ

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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戦闘力アップが期待されるマクラーレン・チームでは、2017年シーズンを戦う新型車『MP4-32』(仮称)を来たる2月24日(金)に発表することを明らかにした。
すでに複数のチームが新型車発表のスケジュールを発表していて、この日はフェラーリ・チームとバッティングということになる。

不振が続いた同チームでは、チーム興隆の立役者であるロン・デニス氏が株主によって更迭されるなど運営面でも大変な混乱を来たしているのが心配だ。
また今年がF1復帰3年目を迎えるホンダにとってもまさに正念場。
今年こそ『結果』を出すことが求められている。

今季はマシンのカラーリングが一新され、かつてのマクラーレン黄金時代を思わせるオレンジになる可能性も報じられている。
なお同チームのドライバーはフェルナンド・アロンソ&ストッフェル・バンドーンという顔ぶれがすでに決まっている。

日時 チーム 発表場所(予想)
2月21日(火) ルノー オンライン
2月22日(水) フォース・インディア シルバーストーン
2月23日(木) メルセデスAMG シルバーストーン
2月24日(金) フェラーリ フィオラノ
2月24日(金) マクラーレン オンライン

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メルセデス加入のボタス、「チャンプと比べられるのは楽しみ」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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ついにメルセデスAMGチーム入りが正式発表されたバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)が、早くも新天地での飛翔を宣言した。

「やっと正式発表になってほっとしている。
これまでいろいろ聞かれても答えることができなかったからね。
昨日ファクトリーに行ってスタッフのみんなと顔合わせをしたらいよいよ実感が増してきたよ。
強力なチームメイトと組むことになって心配してくれる人もいるけれど、僕にはやり甲斐があるね。
チャンピオンと同じマシンで走るということは、比較できる最高のベースになるから。
比べられるのは楽しみ。
彼は最高のドライバーだし、彼から学ぶことも多いだろうから楽しみにしているよ」

ボタスが新チームで狙うのはもちろん初のタイトル獲得。
フィンランド出身のF1ドライバーとしては9人目になるが、この北欧の国はすでに3人もチャンピオンを輩出している。
(ケケ・ロズベルグ、ミカ・ハッキネン、キミ・ライコネン)

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現役復帰のフェリッペ・マッサ、「お金が原因じゃない」

Williams Duo (C)Williams F1
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昨シーズン末限りでのF1引退を表明したフェリッペ・マッサ(35歳:ブラジル)だが、噂通りウィリアムズ・チームにまた復帰して2017年シーズンを戦うことが明らかにされた。

これについて当のマッサは次のように復帰の背景について釈明している。

「復帰はお金のためか、なんて言われるけれど、そんなことはない。
僕がレースをするのはそもそもお金のためじゃないし、第一今回の契約金がいくらかさえ知らないくらい。
去年、いったんは引退を決めたのは事実だけれど、ウィリアムズがまた戦闘力が期待できる舞台を用意してくれたので翻したんだ。
まだ走ることへの情熱は燃え尽きていなかったからね。
それにウィリアムズ以外のチームだったら走ることは決してないよ」と、サンパウロ生まれの人気者。

契約金額を知らないというのは信じがたいことだが、契約は2017年の1年限りであると強調した。

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2017/01/17

2017年予想F1エントリーリスト(1/17)

【2017年予想F1エントリーリスト】

Team Constructor N0. Driver Nat. N0. Driver Nat.
Mercedes AMG Petronas F1 Team(GER) Mercedes 44 ルイス・ハミルトン GBR 77 バルテリ・ボタス FIN
Red Bull Racing(AUT) Red Bull Tag Heuer 3 ダニエル・リカルド AUS 33 マックス・フェルスタッペン HOL
Scuderia Ferrari(ITA) Ferrari 5 セバスチャン・ベッテル GER 7 キミ・ライコネン FIN
Sahara Force India F1 Team(IND) Force India Mercedes 11 セルジオ・ペレス MEX 31 エステバン・オコン FRA
Williams Martini Racing(GBR) Williams Mercedes 19 フェリッペ・マッサ BRA 18 ランス・ストロール CAN
McLaren Honda F1 Team(GBR) McLaren Honda 14 フェルナンド・アロンソ ESP 47 ストッフェル・バンドーン BEL
Scuderia Toro Rosso(ITA) STR Renault 26 ダニール・クビアト RUS 55 カルロス・サインツ・ジュニア ESP
Hass F1 Team(USA) Hass Ferrari 8 ロマン・グロージャン FRA 20 ケビン・マグヌッセン DEN
Renault Sport F1 Team(FRA) Renault 27 ニコ・ヒュルケンバーグ GER 30 ジョリオン・パーマー GBR
Sauber F1 Team(SUI) Sauber Ferrari 9 マーカス・エリクソン SWE 94 パスカル・ウェーレイン GER

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メルセデスAMG、バルテリ・ボタスの加入を正式発表

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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ウィリアムズ・チームからバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)之離脱を発表したことを受け、かねて噂になっていた通りメルセデスAMGチームが同選手の加入をついに正式発表した。
契約期間等、詳細な契約内容については不明。

これを受けボタスは次のように意気込みを明らかにした。
「もちろんメルセデスAMGのようなトップチームに加入することができ、とても光栄に思っている。
このようなチャンピオン・チームで走ることはどんなドライバーにとっても憧れの夢だからね。
開幕まで残された時間は決して多くはないが、まずは僕の当面の夢だった初勝利に向かって全力を尽くしたい。
とりあえずシーズン前テストで新しいマシンとチームを理解したいと思っているよ」と、引き締めた。

なおこれで2017年のF1シートはすべて確定することになった。

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伝説のスターリング・モス氏、肺感染症で入院

S.Moss & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsport
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1950-60年代に掛けてメルセデスやマセラティ等で活躍した元F1ドライバーのスターリング・モス氏(87歳:イギリス)が、肺感染症のため入院していることがわかった。

同氏の代理人によれば、モス氏は昨年12月22日に体調を崩しシンガポールの病院に緊急入院。
深刻な容態からは脱出したものの、現在もなお入院して治療にあたっているとのこと。
なお意識は明瞭で、友人と行く筈だったクリスマス・クルーズに参加できなかったことを残念がっているということだ。

モス氏はF1で通算16勝を記録したが、シリーズ・ランキングでは2位が4回、3位が3回などついにタイトルに届くことがなく『無冠の帝王』との異名を取ったことで知られる。

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ルノー、2017年の決め手は新型ERS(エネルギー回生システム)

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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今季2勝(レッドブル)を挙げたルノー・スポールでは、今季さらにレギュレーションの変更に合わせ大幅なパワーアップを狙っている。

これはルノー・チームのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターが現在イギリスで行われているレーシングカー・ショー『オートスポーツ・インターナショナル』の会場で明らかにしたもの。
その中でこのフランス人エンジニアは、次のような意気込みをみせた。

「今年のルノー・エンジンは大幅な進化をみせることだろう。
エンジン本体のデザインを見直して新しい構造とするだけでなく、さらにERS(エネルギー回生システム)については第2世代とも言える本格改善が施されることになる。
これは必ずや大幅改善の決め手になることだろう。
これらにより得られるパワー面でのメリットはライバルと戦う上で計り知れない戦力になる筈だ」

今シーズン、ルノー製パワーユニットは本家ルノー・チームに加えレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロ・ロッソにも最新仕様のものが供給される。

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ウィリアムズ、ボタス離脱&マッサの現役復帰を正式発表

Williams Duo (C)Williams F1
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16日(月)、渦中のウィリアムズ・チームはバルテリ・ボタスの離脱、そしてすでにF1引退を表明していたフェリッペ・マッサがこれを撤回して現場復帰することを正式発表した。

母国ブラジルではすでに引退セレモニーまで行われたマッサだが、これによりもう1年ウィリアムズ・チームで戦うことになった。
なおチームメイトは新加入の新人ランス・ストロール(16歳:カナダ)ということになる。

一方まだ正式発表しないものの、これによりボタスのメルセデスAMGチーム加入が決定的となった。
こちらは電撃引退表明したニコ・ロズベルグの後任で、チームメイトはルイス・ハミルトンということになる。

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ザウバー、パスカル・ウェーレインの加入を正式発表

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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16日(月)、ザウバー・チームはメルセデスAMGチームの育成ドライバーで昨季マノー・レーシングで走ったパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)の加入を正式発表した。

2015年のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チャンピオンでもあるウェーレインは、すでに放出が決まっているフェリッペ・ナスルの後任で、残留したマーカス・エリクソンとコンビネーションを組むことになる。

ウェーレインには当初、引退発表したニコ・ロズベルグの後任として本家メルセデスAMGチームのシート候補にも名前が挙げられたが、結局こちらの『夢』は実現しなかったことになる。

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2017/01/16

ウィリアムズ、今週にも新たな2017年ドライバー発表の構え

Claire Williams (C)Williams F1
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一旦は残留したF1で5年目のベテラン、バルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)と、期待の新人であるランス・ストロール(16歳:カナダ)というドライバー・ラインナップを発表したウィリアムズ・チームだが、メルセデスAMGチームの混乱もあり変更がありそうだ。
注目されるその2017年ドライバーについて、チームは今週にも新たな発表をするのではないか、と報じられている。

これはイギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』が報じたもので、次のようにこのF1関心事についてクレア・ウィリアムズ副代表(40歳:イギリス)の言葉を伝えている。

「ここまで時間が掛かってしまい、皆さんが心配されていることと思います。
もっとも、多くのかたはウィリアムズのドライバーよりもメルセデスAMGでのハミルトンのチームメイトのほうに関心があるのかも知れませんが。
伝えられているようにボタスには新しいチャンスが巡ってきました。
彼にとっても、またチームにとっても最善の結果が得られるようこの6週間話し合ってきたのです。
私たちは彼の将来を邪魔するつもりはありませんし、最大限協力したいと思っています」

また噂されるフェリッペ・マッサの現役復帰についても、「引退が彼の本心ではなかったと思います」と、新たな裏事情の暴露をみせた。

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レッドブル・レーシング、「疑惑のサスペンション」踏襲

Redbull 『RB12』 (C)Redbull Racing
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大きくレギュレーションが変更される2017年は各チーム共に完全な新型車を投入するとみられるが、そうした中レッドブル・レーシングのサスペンション・システムに注目が集まっている。

これはイタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じたもので、それによれば同チームのサスペンションには油圧で制御するシステムがあり、これがアクティブ・サスペンションを禁止するF1規則に反するものとのこと。

2016年、メルセデスAMGとレッドブルの両チームが違反しているとしてフェラーリ・チームからの抗議を受け、FIA(国際自動車連盟)から今後は採用しないよう通達されたものとのこと。

しかしこれについてレッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は2017年もほぼ同様のシステムを継承するとし、「今年は他にも同様のシステムが複数チームで導入されるので問題にならない」と、半ば開き直りの姿勢をみせている。

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フレデリック・バッサー氏、「ルノー離脱原因は内紛」

Frederic Vasseur (C)Renault Sport
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F1復帰後2年目、いよいよ本格的にワークス体制で臨むルノー・チームだが、開幕を前に昨年チーム代表に就いたばかりのフレデリック・バッサー氏(48歳)の離脱が発表された。
公式コメントでは良好な関係が強調されていたが、当のヴァスール氏はチーム内に内紛があったことを示唆している。

これはフランスの日刊スポーツ紙『レキップ』に語ったもの、その中でこのフランス人は次のように内情を語った。
「ルノー・チームになっての1年目を評価する際に、チーム上層部で深刻な意見の相違があったんだ。
1年目は今年の躍進のための準備期間であった筈と捉えていたが、そうは考えない人もいたようだ。
私がチームの責任者であったと考えていたが実はリーダーが何人もいた訳で、それではまともな運営などできはしない。
それでもうチームを離れるしかなくなったということさ」と、胸の無念さを顕わにした。

ただレッドブル・レーシングが今季2勝を挙げランキング2位になったのと比べれば、同じパワーユニットを使う本家ルノーのランキング9位というのは首脳陣にとって容認できないものだったろう。

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2017/01/15

トロ・ロッソ、ハースらクラッシュテストをクリア

 FIA
先のフォース・インディアに続き、トロ・ロッソ、ハースF1チームらが相次ぎFIA(国際自動車連盟)による2017年新型車のクラッシュテストをすべてクリアしたことを明らかにした。
(すべてのチームが情報公開している訳ではない)

トロ・ロッソのマシンはこれまでフェラーリ・エンジンを搭載していたが今年の新型車『STR12』は兄貴分のレッドブル・レーシングと同じくルノー・エンジンに変更されたため、さらに作業量は多かったとみられる。

一方参戦2年目を迎えたハースF1チームのほうは、今回のマシンも同チームのシャシーはイタリアのレーシングカー専門のコンストラクターであるダラーラ社が請け負っているとされる。
他のカテゴリーと異なり、『F1チームはコンストラクター(製造者)でなければならない』とのルールから、疑問符が投げ掛けられる状況は今年も変わらないようだ。

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ミハエル・シューマッハ氏のスポンサー契約解除続く

 Audemars Piguet
元7回のタイトル獲得という偉大な業績を誇るミハエル・シューマッハ氏だが、スキー事故による療養生活がすでに3年、取り巻く状況も次第に変化しつつあるようだ。
これはブラジル・サンパウロのスポーツ・コンサルティング会社『マキナ・ド・エスポルチ』が明らかにしたもの。

それによればこれまで支援してきたスポンサーの中からスイスの高級時計・宝飾品メーカーである『オーデマ・ピゲ』ら2社の契約が終了となったという。

ただその一方でこのレジェンドの遺伝子を受け継ぐ子息のミック・シューマッハ(16歳:ドイツ)に対し、新たなスポンサーが就くというニュースもあり、これらも時代の移ろいであるのかも知れない。

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マクラーレン2017年新型車、内輪ですでにお披露目か

Zak Brown (C)McLaren Group
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まだ新型車発表のスケジュールを発表していないマクラーレン・チームだが、すでにスタッフには内々でマシンが紹介された模様だ。
これは新たに同チームでエクゼクティブ・ディレクターのポジションに就いたザク・ブロウン氏(45歳:アメリカ)が示唆したもの。

それによれば開発の拠点であるマクラーレン・テクノロジー・センターではスタッフにすでに期待される新型車をお披露目したとのこと。
レギュレーション変更により大型化した新型車の迫力に、内輪からも感嘆の声が聞かれたという。

正式発表の期日や場所についてはまだ調整中と言うことだが、すでに2月27日(月)から始まるシーズン前最初のテストに先駈け21日(火)から24日(金)まで各チームの新型車発表が目白押しとなっている。

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2017/01/14

ミック・シューマッハにトップチームから青田買いの様相

Mick Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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今季いよいよ偉大なる父と同様、まずF3参戦にまでこぎ着けたミック・シューマッハ(16歳:ドイツ)だが、実績以上にそのネームバリューから関係者の高い関心を集めているようだ。

本来フェラーリに近いと目されたミックだが、地元ドイツ・ケルンの『エキスプレス紙』はエステバン・オコン(フォース・インディア)やパスカル・ウェーレイン(今季ザウバーか)らの『卒業』により、メルセデスAMGチームが育成ドライバーに指名すると報じた。
するとすかさずそのフェラーリがFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のメンバーに指名すると、今度は跳ね馬チームの地元であるイタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じたものだ。

まだF4での経験しかないミックの力量は未知の領域。
しかし早くもその名前に争奪戦が始まり、さながらF1トップチームによる青田買いの様相が繰り広げられているようだ。

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ケビン・マグヌッセン(前ルノー)、「チームに恵まれなかった」

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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2014年にマクラーレン・チームからF1デビュー、昨シーズンはルノー・チームから参戦したケビン・マグヌッセン(24歳:デンマーク)だが、思うような戦績を残せぬまますでに離脱が決まっている。

しかしチーム批判を繰り返したとしてルノー・チームのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは不快感を示しているようだ。

それによればマグヌッセンは「ルノーはF1チームとして首脳陣のリーダーシップに欠けていた。
そのため現場は混乱し、それぞれがパフォーマンスを発揮できないままシーズンを過ごすことになってしまったんだ」と指摘。
更に「マクラーレン、そしてルノーと混乱する時期に続けてそうしたチームに当たってしまったのは僕の不運」とも語ったとされる。

果たして今季は心機一転、ハースF1チームで本来の実力を発揮できるのか注目される。

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セルジオ・マルキオンネ会長(フェラーリ)、2019年の引退示唆

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームの母体であるFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のセルジオ・マルキオンネ/CEO(最高経営責任者)が、2019年の引退を示唆したことがわかった。

それによれば同会長は2013年にスタートしたフィアット/クライスラー・グループの5か年に渡るビジネス・プランが2018年末までで終了することから、これを機に現職から身を引く考えを示したもの。

「いつまでもこの職に留まるつもりはない。
あとは若い人が引き継いでくれるだろう。
それまでにフェラーリ・チームをまたF1に君臨する存在に引き上げたいね」と、この64歳になるイタリア人はいつものセーター姿でビジネス週刊誌の取材に語ったという。

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2017/01/13

破産のマノー、1月20日が物理的マシン製作最終期限

Manor 『MR05』 (C)Manor Racing
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すでに消滅が確定的とされているマノー・レーシングだが、管財人は参戦継続のための「物理的最終期限」は1月20日(金)であるとした。

それによれば同チームの2017年新型車はすでに設計が完了しているもののチームを取り巻く状況から製作には取り掛かれていない状況。
金銭的なものは別として、物理的にマシン製作には1月20日(金)がゴーサインの最終期限。
これに間に合わなければ開幕までにマシンが準備できないという。

2017年マノー・レーシングの参戦がない場合、F1は再び全10チームによる戦いとなる。

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スペイン紙、メルセデスの新ドライバー発表を予告も

AS
スペインの有力スポーツ紙『AS』が、注目されるメルセデスAMGチームの新しいドライバー・ラインナップについてその発表が「1月23日(月)」になると報じた。
しかしこれについてメルセデスAMGチームは直ちに言及、「日程はまだ何も決まっておらず、AS紙の報道は根拠のないもの」と、完全否定した。

当初は新年早々にも正式発表されるとみられたニコ・ロズベルグの後任ドライバーだが、複数チーム首脳陣の玉突き人事移動等もあり、他チームの事情も絡んで想定外に進展は遅れている。

ただおおかたのメディアでは、現ウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタスがメルセデスAMGチームに移籍、ボタスの後任にはすでに正式に引退表明したフェリッペ・マッサが現役復帰、そして当初メルセデスAMGチーム昇格に名前が挙げられたパスカル・ウェーレイン(前マノー)はザウバー・チームへ移籍との見方が有力となっている。

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リバティ・メディア、シルバーストーンのイギリスGP救済に

Silverstone Circuit (C)Mercedes Motorsports
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伝統のイギリスGP開催地として知られるシルバーストーン・サーキットだが、しかしここに来て財政難を理由にその開催を2019年を最後に返上するのでは、とのニュースが流れている。

現行の開催契約は2026年まであるものの、今年7月のイギリスGP前までに通告すれば2019年で打ち切ることが可能な契約と伝えられている。

これについてシルバーストーンの保有者であるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)のジョン・グラント/CEO(最高経営責任者)は、新しくF1の大株主となったリバティ・メディアが救済に乗り出す可能性を示唆した。

具体的な方策についてはまだつまびらかにされていないが、イギリス政府の援助を求めることも策にはあるという。
また最悪、BRDCが開催から手を退いた場合でも、なんらかの形でこの伝統のレースの存続が図られると期待をみせている。

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2017/01/12

ルノー、フレデリック・バッサー代表の離脱を発表

Frederic Vasseur (C)Renault Sport
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F1復帰後の2年目、いよいよ本格的にワークス体制で臨むルノー・チームだが、開幕を前に衝撃が走った。
これは、昨年チーム代表に就いたばかりのフレデリック・バッサー氏(48歳:フランス)の突然の離脱が発表されたからだ。

公式コメントで両者は、「これまでの仕事上の関係を維持することに変わりなく、将来さらにいつか新しい形の関係に発展すると予想している」と引き続き良好な関係を強調しているが、新型車発表を間近に控えたこの時期の離脱は異例なものと捉えられている。

同チームでは当面、F1活動の母体となる『ルノー・スポール・レーシング』のCEO(最高経営責任者)であるジェローム・ストール氏とマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブール氏が運営を継続することになる。

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ジェームス・アリソン氏、メルセデス加入の噂

James Allison (C)Ferrari S.p.A
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昨季半ば、フェラーリ・チームを離脱した前テクニカル・ディレクターのジェームス・アリソン氏に、メルセデスAMGチーム入りの可能性が高まっているようだ。

2014年にロータス・チームから跳ね馬チームに加入したアリソン氏だが、期待された結果を出せないままプライベートな理由によりチームを離脱、その後はガーデニング休暇中とされている。
古巣ルノー・チームへの復帰やマクラーレン・チーム加入の噂も伝えられたが具体的にはなっていない。

既報のようにメルセデスAMGチームはテクニカル・エグゼクティブディレクターのパディ・ロウ氏が離脱、その後任にアリソン氏の就任が期待されているところだ。

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グティエレス(前ハースF1)、フォーミュラEに転身へ

Esteban Gutierrez (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームのシートを失ったエステバン・グティエレス(25歳:メキシコ)が、今季はシートが見つからず止むなくフォーミュラEへの転身を決意した模様だ。

ペレス(フォース・インディア)に続くメキシコ人ドライバーとして嘱望され2013年シーズンにザウバー・チームからF1デビューを果たしたグティエレスだったが、入賞は日本GP(7位)の一度のみ。
昨季在籍したハースでも僚友グロージャンが5回入賞したのに対し、マシンの不調もあり一度もトップ10以内でフィニッシュすることはならず、結局放出が決まっていた。
マノー・レーシングと接触とも伝えられたが、こちらはチーム自体が消滅している。

まだ所属チーム等の詳細は不明だが、その一方フォーミュラEではフェリッペ・マッサがウィリアムズ・チーム復帰のため参戦を取り消したと報じられている。

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2017/01/11

メルセデスAMG、パディ・ロウ氏の離脱正式発表

Paddy Lowe (C)Mercedes Motorsports
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10日(火)、メルセデスAMGチームは同チームのパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターが離脱したことを正式発表した。

これまで同陣営に3年半に渡って在籍したロウ氏はメルセデスの3年連続タイトル獲得に大きく貢献したと高く評価されてきたが、今後はウィリアムズ・チーム入りするのでは、とみられている。
そのウィリアムズではパット・シモンズ/チーフ・テクニカル・オフィサーがすでに離脱しているため、その後任と目されているもの。

これらの人事パズルが完成すれば、バルテリ・ボタスのメルセデスAMG加入も実現に向け大きな進展がありそうだ。

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ハッキネン氏、「ボタスにチャンピオンのチャンス」

Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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2回のチャンピオンに輝く元マクラーレン等のF1ドライバー、ミカ・ハッキネン氏(48歳)が、同じフィンランド人のバルテリ・ボタスにエールを贈っている。

「いま噂になっているところを聞けば、ボタスにはメルセデスAMGチームから声が掛かっているらしいね。
ドライバーにとってチームの側から望まれるというのは最高に名誉なことだよ。
しかもそれがチャンピオン・チームだもの。
正式発表がないのでまだ結果がどうなるかはわからないけれど、実現すれば素晴らしいこと。
だってボタスにいきなり世界チャンピオンになるチャンスが巡って来るんだからね。
彼にはそれだけの実力があると思うし、僕もいまからわくわくしているんだ」と、母国フィンランドのテレビ局『MTV』の取材に語っている。

1998年、ハッキネン氏が初タイトル獲得したのは30歳の時だが、ボタスはまだ27歳だ。

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ホンダ、2017年エンジンは『サイズ0』断念

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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ホンダは2017年シーズンに再びエンジン関連のレギュレーションが変更されるのに伴い、これまで挑戦を続けたいわゆる『サイズ0』の方針を撤回する模様のようだ。

これはV型バンク(谷間)にターボチャージャーやコンプレッサー等を小型化して収めるなど、いわばシャシー面からの要望に応えて設計されたものだが、そうした物理的な制限からいくつかのハンディを負っていたと推測されているもの。

これは同チームのテクニカル・ディレクターであるティム・ゴス氏が英専門誌に示唆したもので、「2017年はわれわれにとって大きな障害だったトークン・システムがなくなるので、一からエンジンの基本設計を見直すことになるだろう。
詳細について明らかにすることはできないが、すでに優れたものがあるならば、当然それらを参考にすることは否定しない」とした。

この3年間大きな成功を収めたメルセデス製パワーユニットは、ホンダのシステムより大型にはなるものの排熱や再生エネルギーなどの点で優位にあるとされている。

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2017/01/10

ニューイ氏(レッドブル)「F1リソース、市販車に役立たない」

Adrian Newey (C)RedBull Racing
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かつて幾多のF1タイトル獲得に貢献したデザイナーのエイドリアン・ニューイ氏が、現在のパワーユニットのテクノロジーについて注目される言及をしている。

これはイギリスの『スカイスポーツ』に語ったもので、その中でこの『鬼才』と称せられ現在はレッドブル・レーシングでチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるイギリス人が、次のような見解を示したもの。

「言われているような『F1パワーユニットの最新技術が市販車へのフィードバックに貢献する』という説には同意できないね。
想定されるコストと成果とを比べたら、到底現実なものとは思えないからだ。
そもそも現代のF1はあまりにコストが掛かりすぎる。
とはいえただ予算を制限すれば良いというものではなく、もっとチームそれぞれの創造力を活かし、またドライバーもそれに貢献するようなものにならなくては駄目だ。
それでなければF1は公正なスポーツとしての発展を望むことはできないだろう」

その上でニューイ氏は、自身の得意分野でもある「エアロダイナミックス」面でのF1の成果と貢献に期待をみせた。

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パスカル・ウェーレイン、ザウバー移籍に手応え

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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昨季マノー・レーシングから参戦、非力なマシンながらチームに貴重な初ポイントをもたらすなど活躍しながらマノー・レーシングが消滅したパスカル・ウェーレイン(21歳:ドイツ)だが、本人は今季のシート獲得に手応えをつかみ取っているようだ。

本来、メルセデスのリザーブドライバーであるウェーレインは一時引退したロズベルグの後任候補に挙げられたものの、経験不足等から話が難航していた。
しかしその後調整が進み、ウェーレインはフェリッペ・ナスルの離脱により空いたザウバー・チームに移籍する可能性が高いとみられる。

ただその背景にはウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタスがメルセデスAMGチームに、そしてやはり昨季で引退表明したフェリッペ・マッサの引退撤回など多くの人事が複雑に絡んでいるようだ。

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ニコ・ロズベルグ、メルセデスのアンバサダー就任か

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsport
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昨シーズン末、電撃引退を表明して世界を驚かせたメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグ(30歳:ドイツ)が、どうやらアンバサダー(大使)としてメルセデスに残るようだ。

これはロズベルグとメルセデス両者の地元であるドイツの専門誌『スポルト・ビルト』が報じたもの。
それによればロズベルグは2017年、メルセデスの『ブランド・アンバサダー』として契約した模様とのこと。

引退後ロズベルグがフェラーリの『ラ・フェラーリ』に給油する画像がネットで流れ、メルセデスとの関係を分かったのではないか、との噂が広がったが、本人はこれを否定していた。

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2017/01/09

フォース・インディア新型車、クラッシュテスト合格

Force India 『VJM09』(C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは、2017年シーズンを戦う同チームの新型車『VJM10』がFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストをクリアしたことを明らかにした。
すべてのクラッシュテストをクリアしたとされるのはこれが全チームを通じて初となる。

これについて同チームのオトマー・サフナウアー/COO(最高執行責任者)は、「クラッシュテストというのはF1に参戦するまずその第一関門だからね。
これに合格することから初めて実際の新型車開発は進捗することになるのだ。
一番乗りというのは気分がいい。
幸いわれわれのここまでの仕事はとても順調に進んでいるよ」と、語っている。

さらに今回からはモノコック・タブも初めて自社内で製造されことを明かし、コンストラクターとしてさらに一歩ステップアップを果たしたことを強調した。

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マノー・レーシング管財人、「ザウバーの逆転が致命弾」

Manor Garage
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新たな投資家が見つからず、チーム消滅の憂き目を迎えたマノー・レーシングでは、昨季のコンストラクターズ・ランキングで最終的にザウバー・チームの逆転を許したことが決め手になったと述懐してる。

これは同チームの管財人を務めるジェフ・ローリー氏が語ったもの。
「昨年までのスタッフ給与は支払ったが、そこまでが限度。
新しい出資者が現れない以上、チームの存続は難しい。
チームにとっては、何よりブラジルGPでザウバー・チームの逆転を許したことが大きかった。
あれであてにしていた賞金がフイになってしまったからね」

同チームは昨季初ポイント獲得を果たし、一時はコンストラクターズ・ランキング10位以内にあったものの、最終的にザウバーの逆転を許し11位に転落した。
英誌によれば、一昨年実績でランキング10位であれば推定4,700万ドル(約55億円)ほどが分配された筈とのことだ。
(10位以内であればその他にも機材の輸送など大きなメリットが得られる)

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ピレリ、序盤数戦で新型タイヤの成果が評価

2017 Spec Tyre (C)Pirelli Motorsport
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F1タイヤは今シーズンから久しぶりに大幅な規格変更が行われるが、引き続きF1タイヤを独占供給するピレリ・モータースポーツではその評価がシーズン序盤の数戦で明らかになると、陣営を引き締めている。

これは同タイヤでレーシング・マネージャーを努めるマリオ・イソラ氏が明らかにしたもの。

「正直言って、これだけ大きな変更にもかかわらずここまで十分なテストの時間が与えられず、満足のいく開発が進められたとは考えていない。
さらにテストに提供されたマシンは古いもので、最新のものと同様のパフォーマンスがあったとは言い難い。
そのためいくらかの部分でまだ不安もあるというのが正直なところ。
これからシーズン前テストという機会はあるが、新しいタイヤへの評価が下されるのはシーズンが始まって数戦が経ってからになるだろう」

ただ未確認の部分はパフォーマンスに関するもので、懸念されるタイヤの安全性には何ら問題がないことを同氏は強調した。

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2017/01/08

エクレストン氏、フェラーリの戦闘力不足を指摘

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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誰もが認めるF1の名門フェラーリ・チームだが、最後に優勝したのは2015年のシンガポールGP(ベッテル)で、昨季はついに1勝も挙げられないままにシーズンを終えることとなった。
こうした状況にFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、ドイツの『ビルト』紙に対し次のような見解を示している。

「ベッテルは間違いなくF1を代表する力量を持った歴史に残るドライバーだろう。
しかしいま彼が勝てない状況にあるのは、彼自身というよりもチームの側にあると考えている。
フェラーリ・チームの戦闘力はすっかり後退してしまい、いまとてもタイトル争いをする立場にはないよ。
別にイタリア人に偏見がある訳ではないが、あのチームにはイタリア人が多過ぎる。
F1で勝利するためには、彼らのDNAに問題があると言わざるを得ないな」と、F1総帥による「偏った」見方。

ベッテルは通算42回の優勝を記録しているが、このうちフェラーリ・チームで挙げたのは2015年の3勝に過ぎない。

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豪GPのアルバートパーク、一部コース変更へ

2016 Scene (C)Williams F1
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今年もF1開幕の栄誉を担うオーストラリアGPの開催地アルバートパーク特設コースだが、マシンの高速化を見据え、コースの一部改良に臨んでいるという。

アルバートパークのコース責任者は、「FIA(国際自動車連盟)からの指示に基づき、速くなるマシンに応えたバリヤの設置や新型衝撃吸収装置の増設など多くの地点で変更を施している。
彼らが要求する高いレベルのコース安全性が確保されたと確信している。
これで今年の予選がどのくらいのタイムになるのか、今から楽しみだよ」と、自信を覗かせた。

昨年のポールタイムはハミルトン(メルセデス)が記録した1'23.837。
平均速度227.713キロというもので、これはパーマネント・サーキットでない特設コースとしては異例に速いもの。

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ルノー・チームの新型車発表は2月21日(火)に

Renault 『RS16』 (C)Renault Sport F1
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いよいよワークス体制を本格復活させるルノー・チームは2017年シーズンを戦う新型車『RS17』(仮称)の発表を2月21日(水)に行うことを明らかにした。<
昨年も一番早かったルノーだが、今年もこれまて明らかになった中では最速の日程となる。
場所はいまのところ不明。

同チームでは『BP』など大型スポンサーのお披露目も期待される。
またケビン・マグヌッセンに代わりフォース・インディアからニコ・ヒュルケンバーグが加入、残留したジョリオン・パーマーとコンビを組む。

【2017年新型車発表予定】

日時 チーム 発表場所(予想)
2月21日(火) ルノー オンライン
2月22日(水) フォース・インディア シルバーストーン
2月23日(木) メルセデスAMG シルバーストーン
2月24日(金) フェラーリ フィオラノ

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2017/01/07

マノー・レーシング、破産でチーム消滅確定的に

Manor Marussia Garage
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昨季財政難に苦しんだマノー・レーシングだが、今シーズンの参戦体制を整えることができず、結局チームの消滅が確実になったことがわかった。

これは、6日(金)チームの本部でチームスタッフに告げられたというもの。
これまで買収の交渉も行われてきたというが、最終的に合意には至らなかった模様だ。

同チームは昨季初ポイント獲得を果たし、一時はFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)から大きな経済的支援を受けられるコンストラクターズ・ランキング10位以内にあったものの、最終的にザウバーの逆転を許していた。

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シルバーストーン、イギリスGP開催打ち切りを検討

Silverstone Circuit (C)Mercedes Motorsports
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イギリスGPの開催地として知られるシルバーストーン・サーキットだが、このほどその伝統あるグランプリの開催打ち切りを検討していることが明らかとなった。

これはイギリスの民間放送局『ITV』が報じたもの。
それによれば同サーキットを保有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)が、2019年末までとする現契約の解除条項の行使について、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)に対する申告の期限である今年の、半ばまでに決断することを会員に伝えたというもの。

近代F1のスタートは1950年のイギリスGPとされているが、シルバーストーン・サーキットは当時の開催地でもあった名門で、その歴史上の評価はモナコGPのモンテカルロやイタリアGPのモンツァ・サーキットと並び称せられるもの。

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エクレストン氏、「ミック・シューマッハF1到達に期待」

Mick Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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かつて父が辿ったように、今季はいよいよF3シリーズ参戦を計画するミック・シューマッハ(17歳:ドイツ)だが、バーニー・エクレストン氏はミックがさらにF1までステップアップすることに期待をみせた。

ドイツの専門紙『ビルト』の取材に対し、今年87歳になるこのイギリス人は次のように語っている。

「私はまだミックがどの程度のドライバーか知らないが、彼が父親と同じように才能があるならば、それを見たいと思わないファンはいないだろう。
何より、シューマッハの名前はブランドだから、これがF1のフィールドにあることはこの上なく心強いことだ」と、F1総帥。

ミックが所属する名門プレマ・パワーチームでは昨年ランス・ストロール(18歳:カナダ)を擁してみごとチャンピオンを獲得、今季はウィリアムズ・チームからF1デビューを果たすことになっている。

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英『Channel 4』、5年ぶりF1地上波生放送へ

Monaco GP Image (C)Mercedes Motorsports
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イギリスではこれまで長く英『BBC』(英国放送協会)がF1グランプリの地上波放送契約を有してきたが、経営上の問題から解除、以来2012年を最後に地上波による無料の放送は途絶えていた。

しかしこのほど2017年から3年の期間で放映権を得た『Channel 4』が、初年度は10レースについてライブの地上波放送を行うことを明らかにした。
それによればその第一陣が第6戦モナコGP(5月28日決勝)になることがわかった。

その他の9レースについてはまだ決まっていないということだが、ホームグランプリであるイギリスGPのライブ放映は間違いないとみられる。
なお有料の衛星波については『Sky Sport』が放映権を持っている。

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2017/01/06

フォース・インディアの新型車発表は2月22日(水)に

2016 Scene (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは2017年シーズンを戦う新型車『VJM10』(仮称)の発表を2月22日(水)に行うことを明らかにした。<
これはこれまて明らかになった中では最も早い日程となる。
場所は本拠地に近い英国シルバーストーン・サーキットが予定されている。

同チームではこれまで3年間ニコ・ヒュルケンバーグ&セルジオ・ペレスというドライバー・ラインナップが続いたが、今季はルノーに移籍したヒュルケンバーグに代わりエステバン・オコン(20歳:フランス)が起用される。

【2017年新型車発表予定】

日時 チーム 発表場所(予想)
2月22日(水) フォース・インディア シルバーストーン
2月23日(木) メルセデスAMG シルバーストーン
2月24日(金) フェラーリ フィオラノ

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グロージャン、「ハースは自力でF1マシン作れる」

Haas Factory (C)Haas Formula LLC
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2016年シーズン、F1新規参戦にもかかわらず開幕から連続入賞を遂げるなど高い力量をみせたハースF1チームだが、その一方でマシンはダラーラ社製、またパワーユニットを初めとするテクノロジーの主要部分をフェラーリから供給を受けるなど批判的な捉え方をされているのも事実だ。

こうした指摘に対し、昨季同チームで全ポイント獲得を果たしたロマン・グロージャンは次のように反論している。

「われわれのマシンが多くの部分で他からサポートを受けているのは事実だ。
でも決してレギュレーションに違反している訳ではない。
経験のない新規参戦チームとしてより良い方法を模索した結果というだけのこと。
実際僕はハースのファクトリーを見学したけれど、あれだけの設備があればF1マシンを作るのは十分可能なことだと思ったもの。
ただそれを判断するのは僕らドライバーではなく上層部だということだよ」

昨季はエステバン・グティエレスがチームメイトだったが、今季はケビン・マグヌッセンとのコンビネーションで戦うことが決まっている。

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ヒュルケンバーグ、ルノーの公式サイトに初登場

Nico Hulkenberg (C)Renault Sport F1
2012年から実差に5年の長きに渡って在籍したフォース・インディア・チームを離脱、2017年はルノー・チームからの参戦が決まっているニコ・ヒュルケンバーグ(29歳:ドイツ)が、初めて同チームのサイトに登場。
公式ツイッターで動画を披露、新チームのウェアに身を包み、新たなチャレンジに意欲をみせた。

契約は複数年とされていて、同チームではケビン・マグヌッセンがハースF1に移籍、残留が確定しているジョリオン・パーマー(ルノー)とのコンビネーションになることが決まっている。

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2017/01/05

メルセデスAMGの2017年新型車発表は2月23日(木)に

Mercedes AMG 『W07』 (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは2017年シーズンを戦う新型車『W08』(仮称)の発表を2月23日(木)に行うことを明らかにした。

2014年から昨季まで3年連続で両チャンピオンシップを獲得し続けている同チームの目標はもちろん今季も両タイトルの完全制覇。
ただ今シーズンはレギュレーションが再び大きく変更されるため、王者にとっても油断できない様相となっている。

なおライバルであるフェラーリ・チームが24日(金)の新型車発表を明らかにした、その直後に前日の発表という挑戦的な日程となった。
新型車は23日(木)にお披露目された後、翌週の27日(月)から行われるスペイン・バルセロナ・サーキットでのシーズン前初テストに投入される。

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トト・ウォルフ氏、「マネージャー副業」の釈明に躍起

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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ニコ・ロズベルグの引退に伴うメルセデスAMGチームの後任選びはどうやらバルテリ・ボタス(現ウィリアムズ)の移籍で落ち着く模様だが、移籍交渉においてその双方の関係者となるトト・ウォルフ氏の「微妙な立場」が批判を受けている。

というのも、ウォルフ氏はメルセデス・モータースポーツでドライバー契約など人事面に大きな影響力を持つエクゼクティブ・ディレクターを務める一方、個人の立場ではボタス個人のマネージメントを担当しているからだ。

これについてはレッドブル・グループのレーシング・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士がその矛盾を指摘しているだけでなく、身内であるメルセデス・モータースポーツ内部からもニキ・ラウダ/CEOらから問題とされているもの。

こうした批判を受けウォルフ氏は「今回の件が片付けぱ゛もうマネージメント業は行わない」と言明しているという。

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マクラーレン、アロンソをドライバーにルマン参戦?

 『Motor Y Raing』 Logo
F1のステージで有力なコンストラクターであるマクラーレン・チームだが、同グループではフォーミュラ・マシンとは別に高級スポーツカーの製作でも著名な実績を残している。
そのマクラーレンが今年のルマン24時間レースに参戦、しかもそのエースドライバーに同チームのフェルナンド・アロンソ(35歳:スペイン)を起用するとの報道が流れた。

これを報じたのはアロンソの母国スペインのメディア『モーター・Y・レーシング』。
それによればこの計画は新たにマクラーレン・グループのエクゼクティブ・ディレクターに就いたザク・ブロウン氏から得たものとしたが、同グループのスポークスマンは残念ながらこれを否定しているという。

ちなみにこれまで毎年ルマン24時間レースはF1とスケジュールがバッティングしてきたが、今年はカレンダーの調整(ルマンは6月17-18日)が成功し、F1ドライバーも参戦が可能になっている背景がある。

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2017/01/04

先輩アレジ氏、マッサの引退撤回に「異議」唱える

Jean Alesi/2001 Japanese GP (C)Ex.Jordan GP
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ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の後任として現ウィリアムズのバルテリ・ボタスに白羽の矢が立ったとされたことで、さらにそのボタスの後任としてすでにF1引退を表明したフェリッペ・マッサの現役復帰が伝えられた。
しかしこの報道について元フェラーリやティレル等で活躍した元F1ドライバーのジャン・アレジ氏(52歳:フランス)が異議を唱えている。

「マッサが引退を撤回するって?
もしそれが自室なら、正直言って彼の判断ミスだと思うよ。
だって彼はすでに人生の新たな一ページをめくったんだからね。
今から過去に戻る必要があるのかい。
もしも今年ウィリアムズが優勝できるほど戦闘力があるなら別だ。
でも、去年と同じ程度なら戻る意味なんて何もないよ」

1989年のティレルを皮切りに通算13年間F1を戦ったアレジ氏は、2001年の日本GP(鈴鹿サーキット)のジョーダンを最後にファンに別れを告げた。

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ザク・ブロウン氏(マクラーレン)、「私の仕事は10年単位

Zak Brown (C)McLaren Group
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昨季末、ビジネスマンの立場からマクラーレン・グループに加入、エクゼクティブ・ディレクターの職に就いたザク・ブロウン氏(45歳:アメリカ)だが、マクラーレン・チームの戦力について分析、再びタイトル争いに加わるのは早くても2020年シーズン以降との見方を示した。

「私の仕事は10年単位の長期的なもの。
そう簡単に成果は手にすることができないよ。
この10年が終わるまでに再びマクラーレンがF1タイトルを手にしていたら、それは最高のご褒美だね」と、ブロウン氏。

マクラーレン・チームが最後にグランプリで勝利したのは2012年(バトン:ブラジルGP)のことで、タイトル獲得は2008年のハミルトンが最後のこと。
このところ続いた極端な戦績不振により、同チームでは主要スポンサーの離脱も続いていて、ブロウン氏にはそうした商業面での貢献も期待されている。

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フェラーリ、白色カラーリングは鬼門か

2016 『SF16-H』 (C)Ferrari S.p.A
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2017年シーズン、F1の盟主としてチャンピオンシップ奪還を期すフェラーリ・チームでは、2017年を戦う新コンテンダー『SF17-H』(仮称)の発表を2月24日(金)に行うことを明らかにしている。

同チームでは伝統的に「フェラーリ・レッド」と呼ばれる真紅のカラーリングが特色となっているが昨年の『SF16-H』などこれまで何回か一部に白色を特徴としたものが採用されてきた。
しかし歴史的にみると、白を配したカラーリングを採用した1993年や2016年、そして昨季2016年と1勝もできない不振を記録している。
こうしたことから同チームでは、2017年のマシンのカラーリングを再び真紅一色のものに回帰させるのではないか、との見方が伝えられているもの。

注目の新型車は24日(金)にお披露目された後、翌週の27日(月)からスペインのバルセロナ・サーキットを舞台に初テストが始められる。

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2017/01/03

ザウバー、パスカル・ウェーレイン(前マノー)起用へ

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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マーカス・エリクソンの残留は早々に決まったものの、放出となったフェリッペ・ナスルの後任決定が遅れていたザウバー・チームだが、当初から有力とされていたパスカル・ウェーレイン(前マノー)が就くことが確実になった模様だ。

ドイツ通信社『DPA』(Deutsche Presse-Agentur)によれば、一時ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の後継に挙げられたウェーレインだが、メルセデス上層部ではその潜在能力は認めるものの、F1での経験が浅いことやハミルトンの僚友になった場合に十分太刀打ちできるか疑問符が投げ掛けられたという。

メルセデスでは噂されるように現ウィリアムズのバルテリ・ボタスの獲得に見通しが立ったため、当初の予定通りウェーレインはザウバー・チームに加入すると伝えられている。

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今度は英誌でリカルド(レッドブル)がロズベルグを凌ぐ

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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先にイギリスの放送局『BBC』の視聴者は『2016年ベストF1ドライバー』にタイトル獲得を逸したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)を1位に選んだが、同じイギリスの専門誌『オートスポーツ』は『2016年トップドライバー50』の第1位にダニエル・リカルド(レッドブル)を選出している。

リカルドの選出は2014年シーズンに続く2回目の栄誉となるが、3勝を記録した2014年に比べ2016年はマレーシアのただ一度だけに留まっている。

なおこちらの2位はハミルトンで、タイトルを獲得したロズベルグ(メルセデス)は5位に留まった。

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ブルツ(GPDA会長)、「F1はもっとスピード上げるべき」

Alexander Wurz (C)Williams F1
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元ウィリアムズ、ベネトン等のF1ドライバーであるアレクサンドル・ブルツ氏(42歳:オーストリア)が、「F1はもっとスピードを上げるべき」との持論を展開している。

「F1の観客や視聴者数が減っているのは憂慮すべきことだ。
もし私がF1の責任者であれば現在よりももっとスピードアップさせ、モーターレーシングの最高峰という魅力を増すようにするね。
リスキーな市街地の特設コースを信じられないスピードで駆け抜けたなら、観客はその魅力に酔いしれることだろう。
F1ドライバーというのはどれだけ凄いんだってね。
ただその大前提として安全性の確保は絶対に必要だ。
残念ながらハロー(頭部保護装置)の導入は延期になってしまったが、安全を考えたら早急に対策をすべきだよ」

現在F1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長を務めているブルツ氏は、F1の現状に強い危機意識を持っているようだ。

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2017/01/02

ストロール(ウィリアムズ)、故郷からF1デビューに後押し

Lance Stroll (C)Williams F1
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今季ウィリアムズ・チームからのF1デビューが決まっているランス・ストロール(18歳:カナダ)に、故郷からうれしい後押しがプレゼントされた。
これはストロールの出身地であるケベック州の『ジャーナル・ド・モントリオール』が選定した『2016年優秀スポーツマン』にストロールが選ばれたもの。

ストロールの父親のローレンス氏は米ファッションブランド『マイケルコース』の大株主としても知られるカナダの大富豪だが、本人は昨季参戦したF3ユーロシリーズで堂々チャンピオンを獲得した実力ある逸材だ。

チームメイトはバルテリ・ボタスとされているが、既報のように一転フェリッペ・マッサになる可能性もある。

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F1断念ガスリー、日本のスーパー・フォーミュラ参戦へ

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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2016年のGP2チャンピオンであるピエール・ガスリー(20歳:フランス)が、今季日本のモータースポーツ最高峰である『スーパー・フォーミュラ』に参戦することになりそうだ。

昨季レッドブル・グループの若手育成プログラムによる支援を受けプレマから参戦したガスリーは、当然のことながらレッドブル・レーシングないしトロ・ロッソからのF1デビューを窺っていたものの、両チーム共に今年ドライバー・ラインナップの変更はなく、F1ステップアップを果たすことはできなかった。

そこで新たな可能性を見出そうとしているのが日本のスーパー・フォーミュラ。
ホンダとトヨタ、両陣営とコンタクトを取ったとみられるが、ホンダ系チームからの参戦になるとみられている。

GP2では2015年のチャンピオン、ストッフェル・バンドーンがやはり昨年スーパー・フォーミュラに参戦(ランキング4位)したあと今季のF1デビュー(マクラーレン・チーム)を決めている。

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スージー・ウォルフさん(ウィリアムズ)に『大英帝国勲章』

Susie Wolff (C)Williams F1
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2015年末までウィリアムズ・チームの公式テストドライバーを務めたスージー・ウォルフさん(34歳:イギリス)に、この新年『大英帝国勲章』が贈られることがわかった。
これはこれまでスージーさんが長年モーターレーシング分野における女性の地位向上に貢献したことが評価されたもので、今回贈られるのは第5位に相当する『MBE』というもの。

大英帝国勲章には「GBE:大十字騎士」、「KBE:司令官騎士」、上記「CBE:司令官」、さらに「OBE:将校」、「MBE:団員」等の序列がある。
F1関連ではこれまで「CBE」にジョン・サーティーズ氏やフランク・ウィリアムズ氏、「OBE」にエディ・ジョーダン氏やエイドリアン・ニューイ氏、トニー・フェルナンデス氏やクリスチャン・ホーナー氏、そして女性ではクレア・ウィリアムズさんが受賞している。

なおスージーさんの夫君はメルセデス・モータースポーツの実力者トト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターである。

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2017/01/01

ボタス、メルセデス移籍を裏付けるファクトリー訪問の報

Daimler AG (C)Mercedes Motorsport
ニコ・ロズベルグの突然の引退で空いたメルセデスAMGチームのレースシートだが、これまでの報道では現ウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)が移籍するのでは、と伝えられていた。

今回それを裏付けるように、渦中のボタスがクリスマス前にメルセデスAMGチームのファクトリーを極秘訪問していたとの報道が流れ注目を集めている。

これについて関係者は一様に沈黙を守っているが、すでに伝えられているようにメルセデスAMGのロズベルグの後任にはボタス(現ウィリアムズ)が、そして空いたウィリアムズのシートにはすでに引退表明した同チームのフェリッペ・マッサがこれを撤回して2017年もチームに留まるという可能性が高まったようだ。

伝えられるところでは、新年3日(火)にも新たなドライバー・ラインナップがそれぞれ発表される見込みとなっている。

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ミック・シューマッハ、「来季F3は将来F1への足掛かり」

Mick Schumacher (C)Mercedes Motorsports
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今季は地元ドイツの『ADAC・F4選手権』に参戦、ランキング2位になったミック・シューマッハ(17歳:ドイツ)が、来季はいよいよ念願としていたユーロF3シリーズにプレマ・パワーチームから参戦する。
しかし「このステップアップは決してゴールではない」とこの世界チャンピオンの子息は宣言した。

「もちろんこのハイレベルなF3選手権に参戦するのはやり甲斐があること。
世界中の関係者が注目しているので、僕もここでさらに上に繋がるきっかけを掴みたいね。
だってF3はゴールではなく、F1にステップアップするための手段なんだから。
僕もいつか父親の辿った道を歩いてみたいんだ」と、独『ビルト』紙に語ったもの。

プレマ・パワーチームから今季同シリーズに参戦したランス・ストロール(18歳:カナダ)がみごとチャンピオンに輝き、来季はウィリアムズ・チームからのF1デビューが決まっている。

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ウィリアムズ、ルール確定の影響でマシン開発に遅れ

Pat Symonds (C)Williams F1
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2017年シーズン、今度はタイヤを初めとして再び大きなレギュレーション変更が行われるが、ウィリアムズ・チームでは規定変更の確定時期が先送りになったため、マシン開発が遅れているとこぼしている。

そう訴えたのは、その今年末までウィリアムズ・チームで技術部門の責任者を務めたパット・シモンズ/チーフ・テクニカル・オフィサーだ。

「これまでもF1ではマシン面で何回か大きな変革が行われたが、その時は十分な周知と準備の期間が設けられた。
しかし今回は詳細部分の確定が遅れたし、焦点の幅広タイヤ供給も遅れたので風洞実験もできずに日が経ってしまった。
残念ながら2017年新型車は十分な準備を整えたうえでのデビューにはなりそうもない」

クランフィールド工科大学で自動車工学を履修したシモンズ氏はフォーミュラ・フォードでモーターレーシング・キャリアをスタート、その後トールマン、ベネトン、ルノー等でF1エンジニアリング部門を経験、アイルトン・セナやミハエル・シューマッハ、フェルナンド・アロンソら多くのチャンピオンと仕事を共にした。
ウィリアムズ・チームとは2014年から3年の契約で、今年がその満了年だった。

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