ハミルトンがポールTOウィンでブラジルGP初制覇
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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13日(日)14時(日本時間:25時)からインテルラゴス・サーキットを舞台にF1第20戦ブラジルGPの決勝レースが行われた。
決勝レース前の気温18度、路面温度20度、湿度98%でついに危惧されたウェットコンディションとなった。
なおランキング1位のロズベルグと2位のハミルトンとは19ポイント差があるため、今回ロズベルグがさらに7ポイントを加えればタイトル決定となる。
レース前のウォームアップ走行で今季予選最上位となる7番グリッドのグロージャンがコースオフしてガードレールにクラッシュ、マシンを損傷させて無念の0周戦線離脱に。
小雨が降り続き、直前になってスタート時刻が10分ディレーとされた。
さらにセーフティカー・スタートが通告されたので全車フルウェットのタイヤが義務付けられた。
8周目にレースがスタート。
13周目、エリクソン(ザウバー)がピットレーン入口でクラッシュ、セーフティカー導入と同時にピットレーンがクローズとされた。
20周目にレースが再開。
再開直後にライコネン(フェラーリ)がストレートでクラッシュ、直ちにセーフティカー、そしてデブリ(破片)回収のためレースは赤旗中断とされた。
マッサ(ウィリアムズ)はセーフティカーライン前にグティエレスをオーバーテイクしたとして5秒加算のペナルティが科せられた。
またピットレーン閉鎖後にピットインしたとしてリカルド(レッドブル)も同じく5秒加算のペナルティが科せられた。
15時21分に21周目からセーフティカー先導で走行再開。
しかしコンディションが悪く28周を終えたところで再び赤旗中断に。
その後16時02分にセーフティカー先導で走行再開、32周目にレースへ。
48周目、再びピットレーン入口でマッサ(ウィリアムズ)がスピン・クラッシュしてストップ。
セーフティカーが導入されてピットレーン閉鎖。
F1生活15年、マッサ現役最後の母国グランプリが幕を閉じた。
56周目、セーフティカーが戻ってレース再開。
再三中断のあったブラジルGP決勝レースは結局ポールポジションからスタートのハミルトン(メルセデス)が優勝。
アメリカGPから3戦連続ポールTOウィンで今季9勝目、自身通算52勝目で実にブラジルGPはこれが初勝利になる。
2位ロズベルグ(メルセデス)でタイトル決定は最終戦アブダビGPに持ち越された。
3位は終盤壮絶な追い上げをみせたフェルスタッペン(レッドブル)、4位ペレス(フォース・インディア)、5位ベッテル(フェラーリ)、6位サインツ(トロ・ロッソ)、7位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8位リカルド(レッドブル)、9位ナスル(ザウバー)でザウバー・チームは今季初ポイント獲得でマノー・レーシングを上回ることに。
10位再スタート時にスピンして後れながら挽回したアロンソ(マクラーレン)でここまでが入賞。
以下、11位ボタス(ウィリアムズ)、12位オコン(マノー)、13位クビアト(トロ・ロッソ)、14位マグヌッセン(ルノー)、15位ウェーレイン(マノー)、16位バトン(マクラーレン)までが完走。
リタイヤはグティエレス(ハース)、マッサ(ウィリアムズ)、パーマー(ルノー)、ライコネン(フェラーリ)、エリクソン(ザウバー)、そしてグロージャンの6台だった。
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