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2016年11月

2016/11/30

ハミルトンがレースを制するも、チャンピオンシップはロズベルグの手に: 両ドライバーは、同じ 2 ストップ戦略を採用 (ピレリ)

201611282016 アブダビグランプリ 決勝
・フェラーリのセバスチャン・ベッテル、 メルセデス勢とは異なる 2 ストップ戦略で表彰台を獲得
・火曜日、3 チーム参加による 2017 年型タイヤの最終テストを実施予定

2016 年 11 月 27 日、ヤス・マリーナ
メルセデスのルイス・ハミルトンが、タイヤのデグラデーションを意図的に大きくした現行レギュレーションの下で の最終戦となるアブダビグランプリを制しました。チームメイトのニコ・ロズベルグが 2 位でフィニッシュし、自身 初となるドライバーズチャンピオンシップタイトルを獲得しました。

メルセデスの両ドライバーは、ウルトラソフトでスタートし、その後 2 回ソフトへ交換する 2 ストップ戦略を採りま
した。ロズベルグは、ハミルトンのピットストップの   1  周後にピットストップを行いました。

フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、彼らとは異なる    2   ストップ戦略を実行しました。ウルトラソフトでスタート
したベッテルは、その後ソフト、スーパーソフトと繋ぎ、全    3   種類のスリックコンパウンドを使用しました。レース
終盤、ベッテルがスピードの速さを活かして上位    2  台を追い上げ、劇的なフィニッシュを盛り上げました。

上位 10 グリッド中、ウルトラソフトでスタートしなかったのは、レッドブルの両ドライバーのみでした。レッドブル のマックス・フェルスタッペンは、スタート直後の接触によるスピンにもかかわらず、彼にとって唯一のピットスト ップ前には 2 位に浮上していました。上位勢でただひとり、1 ストップを採用したフェルスタッペンは、スーパーソ フトによる第 1 スティントを最大限に活用して順位を上げ、最終的に 4 位でフィニッシュしました。

火曜日、2017 年型タイヤの最終開発テストが行われる予定です。メルセデス、レッドブル、フェラーリが、2015 年型マシンをベースにしたミュールカーを使用して参加します。次世代のワイドタイヤは、デグラデーションが小 さくなるように設計されており、来シーズン、より高い性能を示す技術革新の新たなフィロソフィーを導入します。

ピレリモータースポーツニュース

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ハミルトンに振り回される2017年タイヤテスト

Pirelli 2017 Tyre (C)Mercedes Motorsports
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ピレリタイヤは大きく仕様が変更される2017年タイヤについて、アブダビGP終了直後のヤス・マリーナ・サーキットを舞台にタイヤテストを行っている。

このテストを担当するメルセデスAMGチームでは、当初同チームのテスト&リザーブドライバーで今シーズンはマノー・レーシングからF1参戦したパスカル・ウェーレイン(22歳:ドイツ)の起用が決まっていたが、直前になって急きょ同チームのレースドライバーであるルイス・ハミルトン(31歳:イギリス)の参加を発表した。

それにも関わらずハミルトンは午前の走行をしただけで体調不良を訴えて離脱。
リザーブとして待機していたウェーレインが残りのテストを担当した。
前回のテストでも予定されたハミルトンが突然の不参加でウェーレインが代役を務めたことを考えると再び皮肉な展開が繰り返されたことになる。

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モンツァ、イタリアGP開催で3年契約結ぶ

2016 Italia GP (C)Ferrari S.p.A
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29日(火)、モンツァ・サーキットはイタリアGPの開催地としてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との間で合意に達したことを正式発表した。
契約は2019年までの3年間。

イタリアGPは1950年から始まったF1黎明期からの伝統的な開催地で、1980年の1回を除いてすべてモンツァが開催地。
ただ今年で満了した契約延長交渉が難航、一時は同じイタリアで2006年までサンマリノGPの開催地だったイモラ・サーキットの名前も浮上して混乱が続いていた。

30日(水)には2017年のF1カレンダー等を承認するWMSC(世界モータースポーツ評議会)が予定されていて、イタリアGPはぎりぎりこれに間に合ったことになる。

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バトン(マクラーレン)、「よりによって最後の日に」

Jenson Button's Fans (C)Honda Racing
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17年間に渡るF1生活の最後となったアブダビGPだったが、ジェンソン・バトンのレースはわずか12周という短いもので終わりを告げた。
原因は右フロントサスペンションのパーツが折れたものとみられている。

「これが最後のレースかと思うとちょっぴり感傷的にはなったよね。
トラブルはサスペンション・パーツの折損だったけど、ウチのチームではこんなこと滅多に起きないものだからその意味では正直驚いた。
よりによってこの最後の日にか、とは思ったよ。
僕のレースは短いものになってしまったけれど、キャリアのすべてを通して悔やむことは何もない。
すべてに楽しめたし満足しているよ」

そう語るバトンは関係者や多くのファンの見送りに、「サングラスをかけていてほんとうによかった」と、目を潤ませた。
来シーズンもマクラーレン・ホンダ・チームに籍を残すことは確定しているが、実際にマシンを走らせたりすることはもうないとみられ、噂では日本の『鈴鹿1000キロレース』に高い関心を持っているとも伝えられている。

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2016/11/29

ロズベルグ父、「息子は良くプレッシャーに耐えた」

Keijo Rosberg/1985 Brazilian GP (C)Williams F1
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F1ドライバーの父親の中には毎回グランプリでお馴染みの顔が多い。
そんな中でニコ・ロズベルグの父親ケイヨ(ケケ)・ロズベルグ氏(Keijo Erik Rosberg)は自身も元レーシングドライバーであるにもかかわらず、あまり現場に姿をみせるほうではない。
それでも息子の初タイトル獲得が決まった日曜日午後には現地ヤス・マリーナ・サーキットにその顔をみせた。

「遠い昔の自分の頃まで、まるで時計が巻き戻された気分だよ。
ほんとうは今回もここに来る予定はなかったんだ。
こんなピリピリの現場に3日間もいたら、私の神経は到底持たないだろうからね。
でも、この歴史的な瞬間に駆け付けられて良かった。
私の頃よりレース数が多いので(父のタイトル獲得時は年間16戦だった)、それだけ精神的な緊張は厳しかっただろう。
息子にはよくこのプレッシャーに耐えたと、褒めてやりたいよ」と、1982年の世界チャンピオン。

また論議を呼んでいるライバル・ハミルトンの戦略について聞かれると「彼はさすがに偉大なドライバーだよ。
作戦を知った時には『これはチェッカーフラッグの瞬間まで熱い戦いになるな』と、興奮したものさ」と、受け流した。

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ロズベルグ、「ハミルトンの作戦は想定外」

Abu Dhabi GP (C)Mercedes Motorsports
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タイトル決定後も論議を呼んでいるルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の『スローダウン作戦』だが、最大の当事者であるチームメイトのニコ・ロズベルグは一部理解する見解を示した。

「まさかハミルトンがあんな作戦で来るとは予想していなかったので驚いたけれど、考えてみればあり得ること。
僕のほうがちょっと考えが甘かったのかも知れないと今は思っているよ。
彼がスローダウンしたなら追い越してしまえばいいと言われるかも知れない。
もちろんトライはしたけれど、同じクルマなんだしそんな簡単にオーバーテイクできるほどスピードに差はなかったのは彼も百も承知のことだったからね。
まあ、結果としてチャンピオンになれたから今は何にもわだかまりなんてないよ」

そのレース終盤、ロズベルグがもしわずかな隙でもみせていたなら、今年のF1王者はロズベルグではなかったかも知れない。

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賛否両論ハミルトンの『スローダウン作戦』、処分も

Abu Dhabi GP Podium (C)Ferrari S.p.A
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タイトル争いが懸かった注目のアブダビGP決勝レースで、首位だったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が採った異例の『スローダウン作戦』について、賛否両論が喧しく広がっているようだ。

レース終盤、ハミルトンは勝利のチェッカーフラッグに向け首位をキープしていたが、自身が優勝してもロズベルグが4位以下にならなければタイトル獲得には届かない状況。
このため意図的なスローダウンは、ロズベルグの後方に迫っていたフェルスタッペン(レッドブル)とベッテル(フェラーリ)を近づけさせ、あわよくばオーバーテイクの機会を設けようとしたというのが周辺の見方だ。

これについては擁護派と非難派とに分かれているとのことだが、メルセデス首脳はハミルトンが「ペースを上げるよう」指示したチーム無線を無視したことを問題にしているという。
通常、レース中ドライバーとの交信には担当レースエンジニアがあたるが、今回は上司であるパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターが直接指示を行ったとのことだ。
場合によっては何らかの処分になるかも知れない。

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2016/11/28

接触事故でパーマー(ルノー)にペナルティ・ポイント

Jolyon Palmer (C)Lotus F1 Team
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アブダビGPのレーススチュワード(競技委員)は27日(日)行われた決勝レース中、17コーナーにおいて起きたサインツ(トロ・ロッソ)との接触事故について、ジョリオン・パーマー(ルノー)に責任があったとして5秒のタイム加算と2点のペナルティ・ポイントを科したことを明らかにした。

パーマーのペナルティ・ポイントはこれでトータル4点。
ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され、出場停止となる。

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ロズベルグ、王座獲得も「今日の体験はクレージー」

2014 Scene (C)Mercedes Motorsports
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最終戦アブダビGPを2位でフィニッシュ、みごと念願だったF1世界チャンピオンの座を獲得したメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグだったが、100%満足できるレースではなかったようだ。

「父に次いで、F1チャンピオンになれたことは手離しでうれしいことだよ。
でも当分今日みたいなレースはやりたくないな。
レース終盤、なぜせハミルトンはスロー走行する必要があったの。
前はチームメイトが僕の進路を塞ぐ、後からはラップ毎にベッテル(フェラーリ)やフェルスタッペン(レッドブル)が近づいてくるというのに。
あれはまるで生きた心地がしない、まさにクレージーな体験だったよ。
もし何かが起きてあの二人に抜かれていたら、すべてが水の泡だったんだからね。
こんなことはレース前にまったく予想していなかったことだけど、ハミルトンにはそうする考えがあったんだろう」

2013年からコンビを組むこの二人だが、来年も引き続き同じ顔ぶれで戦うことがすでに決まっていて新たな因縁勃発が懸念される。

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優勝ハミルトン、スローダウンへの非難にも動ぜず

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今シーズンのドライバーズ・タイトルが決まる注目のアブダビGPはポールからスタートしたハミルトン(メルセデス)が最後まで首位の座を譲らず勝利を決めたが、レース終盤にみせた『スローダウン作戦』には各所から非難の声も聞かれた。
これについて当のハミルトンは、次のように反論している。

「僕は何もルールに反するようなことはしていないし、非難される筋合いもない。
レースはスタートから僕がコントロールしていたし、最後まで自分の勝利のためにあらゆることを尽くした、それがモーターレーシングというものだ。
僕が何か危険な行為をしたとか、アンフェアなことをしたとかあったのかい。
僕たちは互いにこのレースの勝利のため、そして年間チャンピオンのためルールに基づいて戦っていた。
それだけのことさ」

とはいえレース中に無線で同チームのパディ・ロウ/テクニカル・エグゼクティブディレクターから指示されたペースアップも明らかに無視。
結果的にハミルトンの目論見は達成できなかったとはいえ、上位4台がわずか2秒以内というレース結果は通常のものでなかったのは明らかだ。

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ウィリアムズ、マッサにF1マシン贈与

Felipe Massa (C)Williams F1
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今シーズンを最後に15年の長きに渡って参戦を続けたF1からの引退を表明したフェリッペ・マッサ(35歳:ブラジル)に対し、今季マシンである『FW38』の現物を贈ることを明らかにした。

これは同チームのクレア・ウィリアムズ副代表がアブダビGPの地で開かれた送別パーティの席で明かしたもので、マシンはホームグランプリだった先のブラジルGPでマッサがドライブした『MASSA』のロゴ入りのものになるとのこと。

F1マシンは値段が付けられないほど高額になるが、このサプライズには同チームのタイトル・スポンサーである『マルティーニ』がかなりの部分で貢献しているとみられる。

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2016/11/27

アブダビGP優勝はハミルトン、2位ロズベルグが年間王者に

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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27日(日)17時(日本時間:22時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今季F1最終戦アブダビGPの決勝レースが行われた。
決勝レース前の天候は晴れ、気温26度、路面温度29度、湿度55%でドライコンディションと報告されている。

スタートで6番手のフェルスタッペン(レッドブル)が他車と接触して大きく後退。
またマグヌッセン(ルノー)が接触、ボタス(ウィリアムズ)も相次いでマシントラブルによりリタイヤを喫した。
さらに12周目、ソフトタイヤのスタートで上位に進出していたバトン(マクラーレン)が右フロント・サスペンションを破損させ、(おそらく)F1最後のレースを終えた。
16周目にはクビアト(トロ・ロッソ)がストップ。
さらに44周目に同僚サインツもギヤボックスのトラブルを訴えてリタイヤした。

終盤、4位から3位に上がったベッテル(フェラーリ)が激しく追い上げる中、トップのハミルトンは明らかにペースをコントロール、ロズベルグの苛立ちを呼んだ。
しかし結局1位から4位までが2秒以内という緊迫したタイム差でレースはフィニッシュ、ニコ・ロズベルグがついに念願のF1チャンピオンシップを獲得した。
父ケイヨ氏に続く親子F1チャンピオンは、グラハム&デイモン・ヒル親子以来史上2組目の快挙となった。

ハミルトンの優勝はアメリカGP続く4戦連続の1-2フィニッシュで今季10勝目、自身通算53回目。
2位に0.439秒差でロズベルグ、さらに0.404秒差で3位ベッテル(フェラーリ)、4位フェルスタッペン(レッドブル)との差も0.842秒という僅差だった。
5位リカルド(レッドブル)、6位ライコネン(フェラーリ)、7位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8位ペレス(フォース・インディア)、9位これが最後のマッサ(ウィリアムズ)、そして10位がアロンソ(マクラーレン)となった。

以下11位グロージャン(ハース)、12位グティエレス(ハース)、13位オコン(マノー)、14位ウェーレイン(マノー)、15位エリクソン(ザウバー)、16位ナスル(ザウバー)、17位パーマー(ルノー)までが完走。
リタイヤはサインツ(トロ・ロッソ)、クビアト(トロ・ロッソ)、バトン(マクラーレン)、ボタス(ウィリアムズ)、マグヌッセン(ルノー)の5台だった。

アブダビGPのレース結果はこちら
アブダビGPの画像はこちら

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フェルスタッペン(レッドブル)、痛恨のブレーキミス

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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決勝レースのスタートタイヤが決まる予選Q2で、他の全車がウルトラソフトタイヤだった中、唯一(遅いが持ちの良い)スーパーソフトタイヤによってクリアしたのがレッドブル・レーシングの2台だった。
そのうちリカルドが首尾よくQ3で3番手に食い込んだのに対し、フェルスタッペンのほうは最後のアタックに失敗、不本意な6番手に沈むこととなった。

これについてこの18歳の若者は、「最後のアタックまで予選はうまくいっていたのに、この結果はほんとうに残念だ。
マシンの感触は悪くなかったのに、なぜか11コーナーの進入でブレーキがロックアップしてしまったんだ。
もちろんもっと上のポジションからスタートするつもりだったからほんと悔しい」と、無念を滲ませた。

スタートタイヤの違いから、日曜日の決勝レースでは序盤にリカルドがトップに躍り出る可能性がある。

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ハミルトン(メルセデス)、元チームドクターを追悼

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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逆転タイトル獲得を狙うアブダビGP公式予選で、みごとポールポジションを獲得したメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、そのヘルメットの頂部にはある追悼のメッセージが込められていた。

「Dr. Aki Hintsa 1958-2016」
ドクター・ヒンツァとは、先週ガンのため亡くなった元マクラーレン・チームのチームドクター。
同チームからF1デビューを果たしたハミルトンは、まだ若く経験もなかったため苦労の連続。
そんな時に良きアドバイスをくれたのがアキ・ヒンツァさんだったのだという。
ハミルトンが同チームを離れてからも両者の交流は続き、信頼を深めていたとのこと。
27日(日)の決勝レースではヒンツァさんの思いも込めて優勝を狙う。

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アロンソ(マクラーレン)、「まるでウェット路面のよう」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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今年最後の予選で再びシングル・グリッドを得たマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、しかしグリップ不足を訴えた。

「サーキット路面はまるでウェットのように滑りやすくてグリップがなかった。
でもそれは別にこのサーキットが砂漠にあるからという訳ではなく、いつものようにタイヤがグリップしてくれないためだ。
今年はずっとこれで苦労してきたからね。
明日は今年最後のレースになるけれど、(コンストラクターズ・ランキングで)下位チームからの脅威はあまりないし、この順位より上のリザルトを狙うというのも現実的じゃないからマイペースで行くよ」

その一方でこの元チャンピオンは、「来年のマシンはすでにこの7月から開発を始めているのでこれに期待したい」と、来季の挽回に強い意欲をみせた。
2005-2006年の連続F1チャンピオンも来年はもう36歳になる。

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ボタス(ウィリアムズ)もピットレーン速度違反で罰金

Valterri Bottas (C)Williams F1
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アブダビGPのレーススチュワード(競技委員)は、26日(土)行われたフリー走行3回目セッションでバルテリ・ボタスにピットレーン速度違反があったとして、ウィリアムズ・チームに対し罰金200ユーロ(約2万4千円)を科したことを明らかにした。

それによればボタスは、制限80キロのところを81.7キロで走行したとのこと。
基本的に、ピットレーン速度違反の罰金は1キロあたり200ユーロとなっている。

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2016/11/26

ハミルトン(メルセデス)、逆転王座に向けポール奪取

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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26日(土)ヤス・マリーナ・サーキットを舞台に行われた公式予選の結果、2016年アブダビGPのポールポジションは逆転タイトル獲得を狙うメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンが獲得した。
ハミルトンのポールはアメリカGP以来4戦連続で今季12回目、自身通算61回目となった。、

2位はここでも0.303秒とわずかに届かなかった僚友ロズベルグ。
明日はハミルトンが優勝してもこのまま2位でフィニッシュすれば初のタイトル獲得が決まる。
3位リカルド(レッドブル)で、こちらはフェルスタッペンと共に決勝レースをライフの長いスーパーソフトでスタートできる。
4位ライコネン(フェラーリ)で、またしてもチームメイトを上回ってみせた。
5位ベッテル(フェラーリ)、6位フェルスタッペン(レッドブル)、こちらは最後のアタックをミスで残念ながら中断を余儀なくされている。
7位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8位ペレス(フォース・インディア)、9位アロンソ(マクラーレン)、10位がマッサ(ウィリアムズ)という結果になった。

アロンソはバトン(12位)より前でスタートするものの、規定によりウルトラソフトタイヤになるためスーパーソフトのバトンのほうが有利になる可能性が考えられそうだ。

アブダビGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、アロンソ突破、バトンは脱落

引き続き予選Q2が15分間で行われた。
ここでもQ1と同じく6台が脱落となり、最終Q3に進出する10台まで絞られる。
全車ウルトラソフト装着でのアタックなのに対し、レッドブル・レーシングの2台だけが決勝レースのスタートを見据えたかスーパーソフトタイヤで臨んでいる。
最初のアタックでフェルスタッペンは4番手、リカルドは6番手。

トップはハミルトン(メルセデス)の1'39.382。
2番手0.108秒差でロズベルグ(メルセデス)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ベッテル(フェラーリ)、6番手リカルド(レッドブル)、む7-8番手ヒュルケンバーグ&ペレスのフォース・インディア勢、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手アロンソ(マクラーレン)となった。

ここで脱落となったのはボタス(ウィリアムズ)、バトン(マクラーレン)、グティエレス(ハース)、グロージャン(ハース)、パーマー(ルノー)、そしてウェーレイン(マノー)の6台となった。
このあとQ3で上位10位のグリッドが決定される。

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予選Q1、マクラーレン勢突破

26日(土)、アブダビGPの公式予選が行われた。
まず最初のQ1は18分間で戦われ、全22台からベストタイムの遅い6台が脱落となる。
セッション開始時の天候は晴れで気温26度、路面温度29度まで低下、湿度82%でドライコンディション、当然のことながら雨の心配はないと報告されている。

最速はハミルトン(メルセデス)で1'39.487。
ただ一人ベストタイムを1分39秒台に入れた。
2-3番手にライコネン&ベッテルのフェラーリ勢、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ロズベルグ(メルセデス)、6-7番手ペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア勢、8番手リカルド(レッドブル)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、ム10番手にバトン(マクラーレン)。

以下、ボタス(ウィリアムズ)、グロージャン(ハース)、アロンソ(マクラーレン)、グティエレス(ハース)、パーマー(ルノー)、そしてウェーレイン(マノー)までがQ2進出。

ここで脱落となったのはクビアト(トロ・ロッソ)、マグヌッセン(ルノー)、ナスル(ザウバー)、オコン(マノー)、サインツ(トロ・ロッソ)、エリクソン(ザウバー)の6台。

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アブダビGPフリー3回目はベッテル(フェラーリ)トップ

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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26日(土)14時(日本時間:19時)からアブダビGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は29度、路面温度34度、湿度は46%でドライコンディション、引き続き雨の心配はないと報告されている。

注目の公式予選を前にしたこのセッションでトップに立ったのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、ベストタイム1'48.775を記録した。
2番手は0.137秒の僅差でフェルスタッペン(レッドブル)、3番手ライコネン(フェラーリ)、注目のメルセデスAMG勢はハミルトン4番手、ロズベルグ5番手に留まった。
しかしもちろん予選になればはるかに高いパフォーマンスをみせる筈だ。
6番手リカルド(レッドブル)、7-8番手ペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア勢、9番手ボタス(ウィリアムズ)、10番手がグティエレス(ハース)。
マクラーレン・チームはアロンソ11番手、バトン13番手だった。

公式予選はこのあと17時(日本時間:22時)から行われる。

アブダビGPフリー走行3回目の結果はこちら
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バトン(マクラーレン)、「昔のヘルメット最高」

Jenson Button (C)McLaren Group
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今回のアブダビGPがF1で現役最後のレースになることを自ら明らかにしたマクラーレン・チームのジェンソン・バトン(36歳:イギリス)は、初日のフリー走行を終えて次のように感慨を語っている。

「見てのように、今日は2009年にチャンピオンを獲ったときと同じデザインのヘルメットにしたんだ。
カラーリングも素晴らしいし、当時のいろいろなことも思い出してとてもいい気分だったよ。
ただ今日の走行はそんなにいいものじゃなかった。
FP1ではトラブルに見舞われて、午後の走行の前にパワーユニットを載せ替えなければならなかったからね。
お陰で時間は限られたけれど、終えるまでに有効なデータを収集することができた。
今週は最後のものになるからきっと感慨深いものになるだろう。
どんな結果になるにせよ、僕の精一杯の走りをみせたいね」

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レッドブル、「タグホイヤー・バッジ」2018年まで延長

TAG Heuer (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングとの間で結んでいる『タグホイヤー・バッジ』のエンジン・ブランド契約について、タグホイヤー社はさらに2年間の延長で合意したことを明らかにした。
レッドブル・レーシングではルノーからパワーユニットの供給を受けているが、コンストラクターとしてはエンジン・ブランドにタグホイヤーのバッジを付けて登録されているもの。

スイスの高級時計メーカーである同社は過去30年の長きに渡ってマクラーレン・チームとパートナーシップを組んできたが昨年限りで終了、完全にレッドブル・レーシングに移っている。

なおレッドブル・グループでは傘下のトロ・ロッソも再び来季からルノー・エンジンを搭載することが決まっているが、こちらはいまのところルノーのままとみられる。

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来季からレース再開はスタンディングスタートに

Image (C)Redbull Racing
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FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、チーム側とセーフティカー導入後のレース再開についてすべてスタンディングスタートにすることで合意したことを明らかにした。
適用は2017年の初戦からになる。

これは今季最終戦アブダビGPが行われているヤス・マリーナ・サーキットで行われた会議によって決まったもの。
今季も再三あった再スタートだが、これまではすべてローリングスタートによって行われていた。
しかしよりエキサイティングな演出が求められたことからスタンディングスタートで合意したもの。
ただ、その際のリスクが生じる懸念を心配する向きもあったということだ。

実際の規則変更には、これからF1委員会やFIAのWMSC(世界モータースポーツ評議会)で可決される必要がある。

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ハミルトン、ピットレーン速度違反で罰金

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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アブダビGPのレーススチュワード(競技委員)は、25日(金)行われたフリー走行1回目セッションで、ルイス・ハミルトンにピットレーン速度違反があったとしてメルセデスAMGチームに対し罰金1千ユーロ(約12万円)を科したことを明らかにした。

それによればハミルトンは、制限80キロのところを90.5キロで走行したとのこと。
基本的に、ピットレーン速度違反の罰金は1キロあたり200ユーロとなっている。

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バトン(マクラーレン)、『F1最後のレース』認める

Jenson Button (C)McLaren Group
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2007年シーズンはF1レースシートから離れることが決まっているマクラーレン・チームのジェンソン・バトン(36歳:イギリス)だが、事実上このアブダビGPがF1最後のレースになることを明らかにした。

2000年、まだ20歳でF32の経験しかなかったバトンのF1デビュー(ウィリアムズ・チーム)は当時経験不足と指摘されながらのものだった。
以来17年間で優勝15回、2009年には当時のブラウン・グランプリから念願の初タイトル獲得を果たしている。

今回のアブダビGPではタイトル獲得当時のイエローにカラーリングされたヘルメットを早着して戦っている。

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2016/11/25

アブダビGPフリー2回目もハミルトン(メルセデス)最速

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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引き続き17時(日本時間:22時)からアブダビGPフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は26度、路面温度29度、湿度は63%でドライコンディションと報告されている。

セッション開始早々、なんと1回目に続きクビアト(トロ・ロッソ)が再び左リヤタイヤをパンクさせるというアクシデント。
チームは原因の特定に懸命だ。
またセッション終盤にはベッテル(フェラーリ)がギヤボックスの不調を訴えてコースサイドにストップ。
さらにペレス(フォース・インディア)はパワーダウンを無線でチームに訴えた。

ここでもトップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'40.861のベストタイム。
これに0.079秒差の2番手にロズベルグ(メルセデス)が付けた。
3番手ベッテル(フェラーリ)、4-5番手にフェルスタッペン&リカルドのレッドブル勢。
6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手ボタス(ウィリアムズ)、8-9番手フォース・インディアのペレス&ヒュルケンバーグ、10番手がマッサ(ウィリアムズ)だった。
マクラーレン・ホンダはアロンソ11番手、バトン12番手。
トロ・ロッソ勢は最下位と不安を残した。

アブダビGPフリー走行2回目の結果はこちら
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アブダビGPフリー1回目はハミルトン(メルセデス)最速タイム

Yas Marina Circuit (C)Mercedes Motorsports
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いよいよ今季最終戦アブダビGPがスタート。
25日(金)、まずフリー走行1回目セッションが13時(日本時間:18時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に行われた。
セッション開始時の気温は30度、路面温度36度、湿度は42%でドライコンディションと報告されている。

なお、このセッションではフォース・インディアでヒュルケンバーグに代わりアルフォンソ・セリス(19歳:メキシコ)が、またマノーではエステバン・オコンに代わりジョーダン・キング(22歳:イギリス)がコクピットに収まっている。
セッション早々にクビアト(トロ・ロッソ)が左リヤタイヤをパンクさせる不運に見舞われエスケープゾーンにマシンを止めた。

このセッション、トップタイムをマークしたのはハミルトン(メルセデス)で1'42.869のベストタイムを記録。
これに0.374秒の差で初タイトル獲得を狙うロズベルグが続いた。
3-4番手はフェルスタッペン&リカルドのレッドブル勢、5番手ベッテル(フェラーリ)、6番手ペレス(フォース・インディア)、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手サインツ(トロ・ロッソ)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手がエリクソン(ザウバー)となった。

フォース・インディアのセリスは11番手と健闘。
またマクラーレン・ホンダはアロンソ18番手、バトン20番手と苦戦?
ただし土曜日の公式予選や日曜日の決勝レースはトワイライトで行われるため、まだこのシチュエーションでのタイムは重要なものではない。

アブダビGPフリー走行1回目の結果はこちら
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18歳の若者がカナダのF1を救う

Lance Stroll (C)Williams F1
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2017年の開催に疑問符が付けられていたカナダGPだが、既報のようにモントリオール市とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表の間で合意、予定通り開催されることが確定した。
これについて地元ケベック州の『ラ・プレッセ』紙がその背景を報じている。

1967年に初開催という伝統あるカナダGP(最初の舞台はモスポート・パーク)、途中何回かの不開催はあったものの北米で開催される貴重なF1イベントとしてすっかり定着。
とりわけジャック・ビルニューブが活躍していた当時は国を挙げてのビッグイベントになった。
しかしながら他のグランプリの例に漏れず近年は観客もいささか減少、さらにFOMから施設改修等の要求のハードルが上がったことからモントリオール市も頭を抱えていたのが実情だった。

そこに来て明らかとなったのが来季ウィリアムズ・チームからランス・ストロール(18歳:カナダ)のF1デビューが決まったこと。
カナダに限らず母国ドライバーがいることはF1にとって重要な人気要素。
来年のジル・ビルニューブ・サーキットはファンの熱い歓声がこだますることだろう。

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アブダビGPのスチュワードにトム・クリステンセン氏

Tom Kristensen (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる最終戦アブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元スポーツカー・ドライバーのトム・クリステンセン氏(49歳:デンマーク)を起用することを明らかにした。
クリステンセン氏がスチュワードを務めるのは今年のイタリアGP以来で、通算13回目ということになる。

同氏はテストの経験は豊富だがF1レース出場はなし。
1993年には全日本F3選手権でチャンピオン、またスポーツカーレース界ではALMSチャンピオンや、ルマン24時間レースでは史上最多となる通算9回もの総合優勝を遂げ、2013年にはFIA世界耐久選手権タイトルを獲得している。

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アブダビGPの週末はいずれも晴れの予報

Yas Marina Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末今季最終戦アブダビGPが行われるヤス・マリーナ・サーキット地方の天気について、地元気象台は金・土・日いずれも晴れとの予報を出している。
降水確率はいずれも10%以下、中東という地域柄雨の降る心配はなさそうだ。

期 日 種 目 気 候 気 温
11月25日(金) フリー走行 晴れ 19- 31度 0%
11月26日(土) 公式予選 晴れ 18- 30度 10%
11月27日(日) 決勝レース 晴れ 19- 30度 10%

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2016/11/24

2017年のカナダGP開催が確定

Image (C)Ferrari S.p.A
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来季のF1カレンダーではまだ暫定扱いとされていたカナダGPについて、地元モントリオール市とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表との間で交渉が合意に達し、開催が確実になったことがわかった。

9月に発表された2017年の暫定では、ドイツGPと共にまだ「承認待ち」ということにされていたカナダGPだが、これにより6月11日(日)決勝レースに向けて大きく前進したことになる。

2006年に地元カナダの英雄ジャック・ビルニューブが引退して以来、待ち望まれたカナダ人F1ドライバーの登場だが、フェリッペ・マッサに代わりランス・ストロール(18歳:カナダ)がウィリアムズ・チームからデビューすることが決定、再びF1人気が盛り上がっているという。

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F・インディア、アブダビGPフリーにA.セリス起用

>Alfonso Celis (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは、11月25(金)に行われる最終戦アブダビGPのフリー走行1回目セッションに、同チームのテストドライバーであるアルフォンソ・セリス(19歳:メキシコ)を起用することを明らかにした。

セリスがドライブするのはヒュルケンバーグのマシンになるという。
セリスは今季すでにバーレーン、ロシア、オーストリア、イタリア、そしてアメリカGPに参加、これが6回目ということになる。
ただ同チームの来季シートは残留のペレスと、メルセデス系列のエステバン・オコンで決まっている。

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「シンガポールGPは失いたくない」と、エクレストン氏

Singapore Nightrace (C)Honda Racing
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すでに2018年限りでマレーシアGP消滅が確定的、さらにお隣りのシンガポールGPも現契約が満了する2017年で打ち切りになるとの噂が絶えない。
こうしたアジア地域の衰退について、F1開催に大きな影響力を持つFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、次のような見解を示した。

これは地元の有力紙『ストレーツ・タイムス』が報じたもの。
その中でこのF1総帥は、「シンガポールGPはナイトレースというF1における新しい分野を切り拓いた価値あるグランプリだ。
誰もがこの魅力あるシンガポールに遠征するのを楽しみにしているし、レースは毎回エキサイティングなものになっている。
まだ契約交渉に結着が付いていないのは事実だが、私はシンガポールGPが消滅することなどこれっぱかりも考えていない」と、強調した。

2008年に初開催となったシンガポールGPは、これまで9回開催。
最多勝利はセバスチャン・ベッテルの4勝で、これにルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソが2勝で続いている。

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2016/11/23

ハミルトン(メルセデス)、「逆転不可能とは思ってない」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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いよいよF1は今週2016年シーズンの最終戦アブダビGP。
タイトル争いに結着が付くこの一戦を前にして、逆転勝利を窺うルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は次のように意気込みをみせている。

「今週末、僕が何かを成し遂げるとしても、それには多くの困難が伴うことだろう。
でも不可能とは決して思ってない。
もちろん僕は自分ができる最大限の努力をするつもりだけど、それにはチームのみんなの協力も欠かせない。
ただ結果がどうなるにせよ、僕はスタッフ全員がこれまで果たしてきてくれた尽力に対し、心から感謝することだろう」

アブダビGPでハミルトンが4位以下だった場合、例えライバルがノーポイントであったとしてもタイトルはニコ・ロズベルグのものになる。

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マレーシアGP撤退、観光文化大臣も認める

Image (C)Sepang Circuit
近年、観客減少が続いているグランプリの一つマレーシアでは現行の開催契約が満了する2018年を最後に終了とする噂が聞かれているが、政府の観光担当大臣もこれを認める発言をして注目されている。

語ったのはマレーシア政府の観光文化大臣であるモハメド・ナズリ・アブドゥル・アジズ氏。
「政府はグランプリ開催維持のために巨額資金を投じているが、いまやもうそれに見合う効果は手にしていない」と、F1グランプリが及ぼす経済効果を斬って捨てた。

多くのグランプリで伝えられる観客減少については、マレーシアGPの主催者で開催地でもあるセパン・サーキットのラズラン・ラザリ/CEO(最高経営責任者)も同様と認めていて、「最初から勝つチームがわかってるようなスポーツなんて面白くないだろう」と、皮肉を込めて語っている。

F1グランプリ総帥のバーニー・エクレストン氏が、こうした傾向にどのように対処するか注目される。

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電気自動車へ転換のVW社に秋風

Volks Wagen (C)VW Motorsport
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去年発覚したディーゼル車の排気ガス不正による巨額の対策費を計上したこともあり、VW(フォルクスワーゲン)社は連続でタイトルを獲得してきたWRC(世界ラリー選手権)からの撤退を決めた。
また傘下のブランドであるアウディ社も同じくWEC(世界耐久選手権)からの撤退を決めている。

同社は今後電気自動車への技術力傾注が見込まれているが、さらにコスト削減のため世界規模で約3万人、ドイツ国内だけでも2万3千人もの人員削減が図られているという。

後継の参戦イベントにはFIA(国際自動車連盟)が力を入れる電気自動車レースの『フォーミュラE』シリーズが有力とされているが、コスト削減の影響がモーターレーシング分野にも及ぶのは必至とみられていてスタッフの間には不安の声が絶えないようだ。

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2016/11/22

マクラーレン、デニス氏の後任にザク・ブロウン氏指名

Zak Brown (C)McLaren Group
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マクラーレン・グループは、先に解任されたロン・デニス/前CEO(最高経営責任者)の後任としてザク・ブロウン氏(45歳:アメリカ)が就任したことを明らかにした。

ブロウン氏はF3やスポーツカーレースに参戦した元レーシングドライバーで、引退後はモータースポーツ専門の広告代理店『JMI』(Just Marketing International)のCEOを務めていた。

マクラーレン・グループにあっては同氏はエクゼクティブ・ディレクターのポジションに就くとのこと。
その他の主要ポジションとしてはマネージング・ディレクターだったジョナサン・ニール氏がCOO(チーフ・オペレーション・オフィサー)昇格も合わせて発表された。

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ザウバー、マーカス・エリクソンの残留を発表

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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21日(月)、ザウバー・チームは同チームのマーカス・エリクソン(26歳:スウェーデン)の残留を発表、2017年の契約を結んだことを明らかにした。
2014年に当時のケータハムからF1デビューしたエリクソンは、2015年にザウバーに移籍、2017年は同チームで3年目のシーズンを迎えることになる。

今シーズン、財政難による戦闘力不足からから第19戦までノーポイントと極度の不振に陥っていたザウバー・チームだが、シーズン終盤『ロングボウ・ファイナンス』の救済を受け体制改善、第20戦のブラジルGPでは起死回生の2ポイントを獲得、コンストラクターズ・ランキング10位に食い込んだ。

ただこの時の貴重なポイントの獲得ドライバーはフェリッペ・ナスルのほう。
こちらの契約についてはまだ何の発表もない。

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ピレリ、ウェットタイヤの改善作業に着手

Brazilian GP (C)Ferrari S.p.A
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先に行われた雨のブラジルGPでは、再三のアクシデントでレースが赤旗中断になるなど波乱の要素を演出するコンディションととなったピレリタイヤだが、直接マシンを操るドライバーからはウェット性能の低さに不満の声が高まった。
ピレリタイヤではこれを受け、ウェットタイヤの排水性能の改善に取り組むことを明らかにしている。

レース再開直後にストレートでアクアプレーニングを起こしてスピン・クラッシュしたライコネン(フェラーリ)は、「今のウェットタイヤはいとも簡単にアクアプレーニングを起こすので、とても安心して走れない。
10年前は決してそんなことはなかったよ」と、指摘。
ちなみに10年前のF1はウェット路面にも定評のあったブリヂストンタイヤの独占供給だった。

ピレリタイヤでは仕様が変更される2017年に向けてトータル10回のタイヤテストを予定しているが、そのうち3回は人工的なウェットコンディションを準備する方針を明らかにしている。

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2016/11/21

シンガポールGP、来年で消滅の危機

Image (C)Williams F1
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2008年に初開催、以来今年で9年目を迎えているシンガポールGPだが、来年を最後に消滅の危機が伝えられているようだ。
これを伝えたのは地元シンガポールの『ストレーツ・タイムス』紙で、次のようにその背景を報じている。

同グランプリの開催契約は2017年までとなっていて、かねてバーニー・エクレストン代表率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との間で契約交渉が続けられているものの難航し、今だ合意には至っていないという。

主催者はエクレストン氏主導の下、いち早くヨーロッパ時間に合わせたナイトレースの実施などこれまでにない対応をみせてきたが近年チケット販売は振るっていないのが実情という。
アジア開催のグランプリではすでに韓国GPが消滅している。

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F1改革にエクレストン氏、「短時間レース」を提案

Start Image (C)Renault F1
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テレビ視聴者数の減少が懸念されている近年のF1だが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、レース時間の短縮という新たな提案をして注目されている。
これはイギリスの『サンデー・タイムス』紙に語ったもの、その中でこのF1総帥は次のように持論を展開している。

「先のブラジルGPでは視聴者数が増加したということだが、これは悪コンディションのため再三赤旗中断となって再スタートが行われたためだろう。
1回の長いレースだと視聴者は飽きてしまうんだ。
なにしろアメリカの今の若者などは、15分単位で区切られた短い番組しい観ていないからね。
それならF1も二つのレースに分けて、そのインターバルには作業もできるしドライバーらへのインタビューもできるようにしたらいい」

具体的には一つのレースは40分程度とし、その間のインターバルも40分程度。
二つ目のレースのスターティンググリッドは最初のレースの結果にしようというものだ。

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「最終戦バトル」に緊張高まるメルセデスAMGチーム首脳

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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いよいよ来週末行われる今季最終戦アブダビGPで今シーズンのドライバーズ・チャンピオンシップに結着が付くが、この重要な一戦を前にしてチーム内部に緊張感が高まっているようだ。
メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターはその内情を次のように語っている。

「ハミルトン&ロズベルグ、どちらがチャンピオンになるにせよ、フェアな戦いで結着が付けられなければならない。
そのためにわれわれは全力でパーフェクトな準備をするつもりだよ。
絶対にあってはならないのがマシントラブルだ。
彼らの純然たるドライビング以外の要素でタイトルが決まるなんていうのは避けなければならないからね。
それにしても最後の21戦目までもつれるなんて……
まるでエクレストンの目論見通りになっちゃったよ」

ハミルトンが優勝した場合、ロズベルグは3位以内でゴールすることが必要条件。
もしハミルトン2位の場合、ロズベルグは7位以上(同点)、3位だと8位以内、4位以下であればロズベルグはノーポイントでもチャンピオンが決定することになる。
注目のアブダビGP決勝レースは11月27日(日)。

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2016/11/20

F1ストラテジーグループ、「F1規則複雑過ぎる」

FIA
今週の水曜日、スイスのジュネーブでF1ストラテジーグループの会議が行われた。
これには新たなF1株式の会長チェイス・キャリー氏も初めて参加し、これまでとは異なった視点からの検討が行われたという。

参加したのはこの会議のメンバーであるメルセデス、レッドブル、フェラーリ、ウイリアムズ、フォース・インディア、それにマクラーレンの各チーム代表者、そしてFIA、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏ら。

会議では主にF1の長期戦略とF1レギュレーションについて議論が交わされたというが、ここでも問題点に指摘されたのがF1規則の複雑さだったという。
また以前から指摘されていた、ペナルティを決めるレーススチュワード(競技委員)が各グランプリごとに顔ぶれが異なることに対しても異論が出たとのことだ。

実際にF1レギュレーションを変更するには、今後各チームの同意やWMSC(世界モータースポーツ評議会)での議決が必要になる。

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ジェンソン・バトン、鈴鹿1000キロレースに高い関心

Jenson Button (C)Honda Racing
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2017年シーズン、マクラーレン・ホンダ・チームにおけるF1レースドライバーとしてのポジションをストッフェル・バンドーン(24歳:ベルギー)に譲ることになったジェンソン・バトン(36歳:イギリス)だが、参戦の噂が伝えられた日本の『スーパーGT』の中でも伝統の『鈴鹿1000キロレース』に高い関心を持っていることがわかった。

鈴鹿1000キロは日本のモータースポーツの歴史でも特筆されるもので、黎明期の1966年から毎年夏に鈴鹿サーキットで開催されてきた伝統の耐久レース。
ちなみに最初のウィナーは福沢幸雄/津々見友彦組のトヨタ2000GT。

参戦する場合には当然のことホンダ系のマシンになるとみられる。
またバトンはアメリカのグローバル・ラリークロスにも関心をみせているとのことだ。

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ジェームス・アリソン氏にマクラーレン入りの噂

James Allison (C)Ferrari S.p.A
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今年7月、2014年から在籍したフェラーリ・チームからの離脱を発表した前テクニカル・ディレクターのジェームス・アリソン氏に関し、今度はマクラーレン・チーム入りするのではないか、との噂が持ち上がっている。

今年妻のレベッカさんを病気で亡くしたアリソン氏は子どもとの時間を大切にしたいと考えているとみられ、それもあってイタリアを本拠のフェラーリから離脱したとされている。
先頃まではルノー・チームと交渉とも伝えられたが、ここに来てマクラーレン・チームの名前が急浮上したもの。

戦闘力挽回を図るマクラーレン・チームでは、人事面でも大幅なテコ入れが図られている。

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2016/11/19

ペレス(フォース・インディア)、「メキシコの怒り」みせる

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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あまり例がないことだが、ドライバーの側からスポンサーに絶縁状を叩きつけるという『珍事件』が起きた。

これはメキシコ人ドライバーであるフォース・インディア・チームのセルジオ・ペレスが、同選手のスポンサーであるスペインのサングラス・メーカー『ホーカーズ』が出した広告に激怒したもの。
その広告とは、アメリカの大統領選挙で「メキシコ嫌い」のトランプ氏が勝ったことを受け、「メキシコ国境に壁を作られたとき、涙を隠すのにサングラスを」と茶化したものだ。

ペレスの猛抗議を受けたホーカーズ社は非を認め、メキシコの大手紙に謝罪公告を載せる他、新たに慈善財団を設立してチャリティ活動に資するとしている。

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マノー、アブダビGPフリーにジョーダン・キング起用

Jordan King (C)Manor Racing
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マノー・レーシングは、来週行われる今季最終戦アブダビGPのフリー走行1回目セッションに、同チームのテスト&リザーブドライバーであるジョーダン・キング(22歳:イギリス)を起用する方針を明らかにした。

キングは10月のアメリカGP(US-GP)でもフリー走行1回目セッションに起用されていて、これが2度目のグランプリお目見えということになる。
なおマシンはエステバン・オコンのものになるということだ。

同選手の父親であるジャスティン・キング氏はイギリス国内で1,200店舗以上を展開する大手スーパーマーケットである『セインズベリーズ』の元CEO(最高経営責任者)。

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ハースF1首脳、「来季もフェラーリとの関係継続」

Gunther Steiner (C)Haas F1 Team
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F1新規参戦チームでありながら、今シーズンここまで全11チーム中ランキング8位と健闘しているハースF1チームでは、来季もフェラーリ・チームとの密接な関係を継続する意向を明らかにした。

ハースF1はF1新規参戦にあたり、コンストラクターズとして自前で用意が必須のシャシーはダラーラ社に委託。
またエンジンについてもパワーユニット本体のみならずギヤボックス等多くのコンポーネンツの供給をフェラーリから得ているだけでなく、関連するソフトウェア面でも手厚い支援を受けているとされている。
そのため他チームからは「事実上フェラーリのセカンド・チームになっている」との不満の声が聞かれているのが実情だ。

これについて同チームのギュンター・シュタイナー代表は、「フェラーリとは長期に渡るパートナーシップ契約を結んでいるので来季も関係は続く。
そもそもF1で純然たる独立性を持つにはまだ時間が掛かる」と、釈明したもの。

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マクラーレン、来季バンドーンのレースシートは保証

R.Dennis & S.Vandoorne (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームはチーム中興の功績者であるロン・デニス氏突然のMTG(マクラーレン・テクノロジー・グループ)代表解任劇の衝撃が癒えないが、その余波がドライバー人事にまで及ぶのではないかと話題になっている。

というのも、すでにジェンソン・バトンの後任として来季レースドライバーに指名されたストッフェル・バンドーン(24歳:ベルギー)が、ロン・デニス氏の強力なバックアップを得てシート獲得を実現させたと言われているからだ。

ただこうした噂についてマクラーレン・チームのスポークスマンは、「グループの役員変更がF1チームの人事に影響を及ぼすという懸念はまったくない」と強調し、アロンソ&バンドーンという顔ぶれに変更がないことを明言している。

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2016/11/18

ルクレール(ハースF1)、アブダビGPフリー参加は断念に

Charles Leclerc (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームのテスト&リザーブドライバーとして、先のブラジルGPフリー走行1回目セッションではエステバン・グティエレスに代わり参加したシャルル・ルクレール(19歳:モナコ)だが、来週行われる最終戦アブダビGPへの出走は断念することがわかった。

これは今季参戦するGP3シリーズとバッティングするため。
ここまでチャンピオンシップをリードするルクレールだがタイトルは確定しておらず、同日当地で行われるGP3最終戦でまだ同じARTチームでランキング2位のアレクサンダー・アルボンにまだ逆転される可能性があるためだ。

ちなみに同シリーズにはやはり同じARTチームから日本人の福住仁嶺選手(19歳)も参戦している。(ランキング8位)

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フェラーリ、ベッテル降格処分への控訴を断念

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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先のメキシコGPの際にセバスチャン・ベッテルが降格処分を受けたことに対し、控訴の意思を示していたフェラーリ・チームだったがこれが最終的に取り下げられていたことがわかった。

メキシコGPではいったん3位表彰台を獲得したベッテルがその後の裁定でリカルド(レッドブル)に対する進路妨害を問われて5位に降格。
その後ブラジルGPの際に同チームは新事実が判明したとしてレーススチュワード(競技委員)に再調査を依頼したが却下されていた。

これを受けさらにFIA(国際自動車連盟)の国際控訴審へ控訴する構えをみせていたが、今回これを断念したことがわかったものでこれによりメキシコGPのリザルトが確定することとなった。

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ナスル(ザウバー)の初ポイント獲得で情勢に変化

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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2016年シーズンも残りあとわずか1戦、来シーズンの残りシートもほとんど埋まっているが最後の状況に微妙な変化が訪れたかも知れない。

現在まだ未確定とみられるのはザウバー・チームとマノー・レーシングの2チーム。
このうちザウバーのエリクソンはチームの新オーナーである『ロングボウ・ファイナンス』との有効な関係から残留の可能性が高いとみられている。

一方のナスルは放出になるとみられていて、その後任にはマノーのウェーレインらの名前が有力候補として挙げられていた。
しかし今回のブラジルGPでナスルがコンストラクターズ・ランキングを覆す貴重な2ポイントを獲得した貢献で残留の気運が高まったというものだ。
一方、逆に資金面の充実がナスルには裏目に出る可能性も。

残された最終戦アブダビGPでは当然のことタイトル争いが大きな話題だが、こちらの残りシート争いからも目が離せない。

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2016/11/17

ライコネン(フェラーリ)、ピレリのウェットタイヤに苦言

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
雨に見舞われたブラジルGP決勝レース、メルセデスAMG勢に続く3番グリッドからのスタートという絶好のチャンスを手にして戦ったキミ・ライコネン(フェラーリ)だったが、結果は単独スピンによるクラッシュ・リタイヤという無念なものだった。

そのスピンについて、レース後ライコネンは次のように語っている。
「決勝レースのコンディションがそれほど悪いものだったとは思っていないよ。
ただタイヤが路面に追い付いてないとは感じた。
雨が特別強かった訳じっゃなかった。
でもピレリのフルウェットタイヤはいとも簡単にアクアプレーニングを起こしてしまうので、たとえストレートでも気が抜けなかったね。
ちょとした水溜まりでも、一瞬でグリップがゼロになってしまうから。
ただ僕自身のアクシデントについては、起きた場所が不運だったということなんだろう」

ピレリのウェットタイヤ性能についてはリカルド(レッドブル)など他のドライバーからも不満の声が聞かれていた。

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ロン・デニス氏、株主らによるグループ代表解任に反発

McLaren Trophies Display (C)McLaren Group
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株主の決議によりMTG(マクラーレン・テクノロジー・グループ)CEO(最高経営責任者)の職を解任されたロン・デニス氏だが、本人はこの決定に強く反発しているようだ。

通知を受けた同氏は直ちに次のような声明を明らかにした。
「マクラーレン・テクノロジー・グループの会長およびCEOの職から離脱するよう要求された。
TAGおよびマムタラカト社の代表、マクラーレンの主要株主らが私にガーデニング休暇を取らせる決断を強行したことを残念に思う。
残念ながら彼らが述べる根拠は完全に誤ったものだ。
私はマクラーレンを20のF1チャンピオンシップ制覇、さらに年間8億5千万ポンド(約1,160億円)ものビジネスを生む巨大テクノロジーグループに成長させてきた。
しかし彼らが考えるマネジメントスタイルとは異なったようだ。
TAGもマムタラカト社も、マクラーレンおよびその真の成長に関する私のビジョンとは共有していないことが明らかになった」

同氏はマクラーレンとの契約期間が終了した後、新たなテクノロジー投資ファンドを立ち上げる予定であるコンディションとを明らかにした。

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元マクラーレン・チーム・ドクター死去

Dr. Aki Hintsa (C)McLaren Group
元マクラーレン・チーム・ドクターのアキ・ヒンツァ氏がガンのため死去したことがわかった。享年58歳。

ヒンツゥァ氏は1998年にマクラーレン・チームに加入、専任チームドクターとしてミカ・ハッキネンやキミ・ライコネン、ルイス・ハミルトンらレギュラードライバー対のチャンピオンらの健康・医療面を11年間に渡り司ってきた。

今シーズン、イタリアGP以降はグランプリの現場から姿を消していたが、今回急な訃報が届いたもの。
チームは「ヒンツァ・パフォーマンスの創始者であるドクター・アキ・ヒンツァが死去したことを大きな悲しみと嘆きを伴って発表しなければならない。。
ガンとの長く勇敢な戦いを続けたアキは家族全員に見守られ、静かにこの世を去った。
家族、友人、同僚、クライアント、世界の多くの人々が彼を惜しむことだろう」との弔文を発表した。

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2016/11/16

マクラーレン株主総会、ロン・デニス/CEO解任を決議

Ron Dennis (C)McLaren Group
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15日(火)、MTG(マクラーレン・テクノロジー・グループ)は株主総会の結果を受け、
同グループのCEO(最高経営責任者)であるロン・デニス氏(65歳:イギリス)を解任したことを明らかにした。
F1チームの不振も印象深いが、マクラーレン・グループではかねて同氏と大多数の株主との間で経営スタイルと将来の事業方針に関して意見の相違があったとされる。

ロン・デニス氏は、1980年からマクラーレン・チームの営に加わり、これまで幾多のチャンピオンシップを獲得するなどチームの復興とモーターレーシングに於ける黄金時代を築いた功労者。
しかしグループが巨大化するにつれ、いち個人が率いる時代に変化が訪れたようだ。

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メルセデス勢、最終戦も同一タイヤ戦略で真っ向勝負

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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2016年のドライバーズ・チャンピオンシップはいよいよ最終の一戦で結着が付くことになったが、そのアブダビGPに向けてのタイヤ選択が判明。
それによればメルセデスAMGチームのロズベルグ&ハミルトンはいずれもソフト4セット、スーパーソフト2セット、そしてウルトラソフトが7セットという同一の仕様を選択したことがわかった。

他チームでは例えばフェラーリではベッテルがソフトをより多く、またフォース・インディアやウィリアムズらも二人の選択を分けているが、レッドブルは同一のものとなっている。

最終戦、ロズベルグはハミルトンの結果にかかわらず3位以内でフィニッシュすれば自力での初タイトル獲得が決定する。
ちなみに昨年のアブダビGPではポールからスタートしたロズベルグが2ストップ作戦で優勝を果たしている。

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新生チーム「ハースF1」に内紛勃発か

Esteban Gutierrez (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームはブラジルGP前すでに来季のドライバー・ラインナップを発表しているが、グロージャンが再契約した一方でエステバン・グティエレスのほうは残留が敵わずに後任として現ルノーのケビン・マグヌッセンを起用することが明らかにされいる。

これにグティエレスは反発する姿勢をみせていたが、これにさらに油を注いだのが今回のリタイヤだったようだ。
リタイヤの原因は電気系(MGU-H)のトラブルということだったが、入賞も窺えそうな順位を走行中、不本意なリタイヤをチームから無線で指示されたもの。
ガレージに戻ったあとグローブを叩きつけて不満を露わにしたグティエレスは、その後さらにチーム代表のギュンター・シュタイナー氏と激しく言い争うようなシーンが国際映像で流された。

今季まだ入賞のないグティエレスに残されたチャンスは最終戦のアブダビGPのみとなった。

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2016/11/15

グロージャン(ハース)、「24時間で悪夢に落ちた」

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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ブラジルGP公式予選でハースF1チームにとって参戦以来最高位となる7番グリッドを獲得したロマン・グロージャンだったが、なんと決勝レース前のウォームアップ走行でクラッシュ、スタート前に戦線離脱を余儀なくされる結果となった。

これについて当のグロージャンは次のように謝罪した。
「ハースに期待してくれた世界中のファンに申し訳ないと思っているよ。
だって、期待値100からたった24時間で0まで落ちてしまったんだからね。
インテルラゴスのコンディションはとても難しく、もちろんあの時全力でなんか走っていない。
それでも突然まったくマシンはコントロールを失ってしまったんだ。
ガードレールにヒットしたマシンはフロント・サスペンションが折れていて諦めるしかなかった。
せっかくポイント獲得絶好のチャンスだったのに……」

ハースF1はグティエレスのほうも電気系(MGU-H)のトラブルでリタイヤに終わっている。

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ロズベルグ(メルセデス)、自力王者の条件は3位以内フィニッシュ

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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13日(日)行われたブラジルGP決勝レースでメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグはライバルでチームメイトのハミルトンに勝利を奪われ2位フィニッシュ。
チャンピオンシップ・ポイントはこれまでの19ポイント差から12ポイント差まで狭まって終えた。

今シーズン、残りは最終戦アブダビGPの1戦のみ。
ポイント・リーダーであるロズベルグが自力でタイトル獲得するためにはこのレースでハミルトンが優勝した場合、3位以内でゴールすることがタイトル獲得に必要となった。

もしハミルトン2位の場合、ロズベルグは7位以上(同点)、3位だと8位以内、4位以下であればロズベルグはノーポイントでもチャンピオンが決定することとなった。
注目のタイトル争いは11月27日(日)に結着が付く。

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アロンソ(マクラーレン)、ベッテルに「次はお返しする」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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ブラジルGP中盤、ベッテル(フェラーリ)と7位のポジションを争っていたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは、10コーナーでスペースを与えられずにコースオフ。
幸いランオフエリアがあったため難を免れたが、レース後不満を露わにした。

「こんな雨の中ではお互いに相手がよく見えないし、その分余計に慎重でなければならない。
それなのにベッテルのドライビングは無茶だ。
もしあそこにウォールがあったなら、大変な結果になっていたかも知れないからね。
ああした行為が審議対象にもならないのであれば、次は僕がお返しをするだけ。
ウォールにヒットするか相手とぶつかるかというならぶつかるほうを選ぶ」

二人は共に複数回の元F1チャンピオンだ。

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2016/11/14

メルセデスのルイス・ハミルトン、雨に見舞われたブラジルグランプリを制し、 チャンピオンシップトップとの差を詰める (ピレリ)

20161113f12016 ブラジルグランプリ 決勝

・Cinturato グリーン・インターミディエイトと Cinturato ブルー・フルウェットのみが、 アクション満載となったレースで使用された
・赤旗中断やセーフティーカー導入が戦略に影響:優勝したハミルトンをはじめ、 数多くのドライバーがエクストリームなコンディション下で見事な走りを見せた

2016 年 11 月 13 日、インテルラゴス
メルセデスのルイス・ハミルトンが、Cinturato ブルー・フルウェットタイヤのみを使用して、赤旗中断も生じたウェ ットレースのブラジルグランプリを制しました。インテルラゴスの金曜と土曜は概ねドライ走行が続きましたが、 決勝はウェットコンディションとなりました。

豪雨のため、セーフティーカー先導のスタートとなり、全ドライバーは、レギュレーションに従って Cinturato ブル ー・フルウェットタイヤを装着しました。その後、レース序盤のセーフティーカー導入周回中、レッドブルを含む複 数のチームがインターミディエイトへ交換し、マックス・フェルスタッペンが、インターミディエイト勢では最高位の 4 位でコースに戻りました。

フェラーリのキミ・ライコネンの事故により、20 周時点で赤旗中断が発生し、セーフティーカー先導で再スタート が切られました。そのわずか 7 周後、再び赤旗中断となり、2 回目の再スタートがセーフティーカー先導の下で 行われました。再スタートからわずか数周後、雨が降り続く中、数名のドライバーがインターミディエイトへ移行 しました。レッドブルのダニエル・リカルドが、インターミディエイトでセクターベストを記録し、クロスオーバーポイ ントが一時的に到来しました。しかし、雨が激しくなったことで、フルウェットタイヤがフィニッシュ時に使用される タイヤとなりました。

ウェットコンディション下でのスタートとなったため、スリックタイヤの使用義務は無くなり、ドライバーたちは、フ ルウェットとインターミディエイトタイヤのみで、中断が発生したレースを走り切りました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント: 「非常にトリッキーなコンディションの 下、見応えのあるレースが展開されました。フルウェットとインターミディエイトを駆使して、ホイールトゥホイール のオーバーテイクをやってのけたドライバーも見られました。何よりも、幾度かの遅延が発生したにも関わら ず、ファンがフルのレース距離を見ることができたことを嬉しく思います。難しく長いレースでしたが、マックス・フ ェルスタッペン、ホームレースとなったフェリペ・ナッセ、終盤の追い上げを見せたフェルナンド・アロンソなど、才 能がきらめくドライバーたちを見ることができました。彼らは、エクストリームなコンディション下においても、素晴 らしいドライビングが可能であることを示してくれました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「ドライバーの勇気とテクニックに感動」

McLaren Duo (C)McLaren Group
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終始天候の大きな影響を受けたブラジルGP決勝レースで、マクラーレン・ホンダ・チームはアロンソが10位に入り、貴重なチャンピオンシップ・ポイント1点を獲得した。
一方バトンのほうはマシンバランスに問題を訴え、苦しいレースを強いられ
不本意な16位でフィニッシュした。
これについてホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、次のようにレースを振り返った。

「朝から降り続いた雨の影響で、ブラジルGPはとても厳しいサバイバル・レースとなった。
レースを通してタイヤ選択が非常に難しかった。
とりわけバトンは昨日から続いているマシンの不安定さを解消することができず、悪天候のなか全くいいところがないまま、残念ながら下位でレースを終えることとなった。
アロンソは最後のセーフティカーからのリスタートの際、痛恨のスピンを喫し17番手まで大きく順位を落としたが、そこから実にみごとなリカバリーで得点圏内まで順位を取り戻してみせた。
こんな視界が悪い中、F1ドライバーの勇気とテクニックに感服させられるレースだった」

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ホームグランプリ最後のマッサ、「気持ちを言い表せない」

Williams Duo (C)Williams F1
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今季限りでF1引退を表明したフェリッペ・マッサ(ウィリアムズ)にとって、今回のブラジルGPがホームのグランプリ最後の年ということになる。
残念ながら、予選も過去最低、レースでもペナルティを受けた上にクラッシュ・リタイヤという不本意な結果に終わったマッサだったが、地元観客からの声援は最後まで熱いものだった。

「今日起こったすべてのことについて、僕の気持ちを説明するのはとても無理だ。
レースはだらしないものだったけど、観客の熱い愛はすべて僕に伝わってきたよ。
ほんとうならチェッカーフラッグを受けて声援を浴びたかったけれど、これは神様が決めたこと。
最後まで、僕は幸せな男だと思うよ」

かつてフェラーリ時代には2勝を記録したことがある母国グランプリだったが、リタイヤとはいえ勝者以上の声援をマッサが浴びたことは間違いない。

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ザウバー・チーム、うれしい今季初ポイント

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームはブラジルGPでフェリッペ・ナスルが9位入賞したことにより、うれしい今季初ポイント獲得を果たした。

それまでのスポーツカーレース・チームから、1993年にJJ.レートとカール・ベンドリンガーによりF1新規参戦したプライベートのザウバー・チームだが、これまでノーポイントのまま終わった年はない。
しかしながら今シーズンはチームの財政難もあって大苦戦。
信じられないことにここまで18戦、すべてのレースでポイント圏外だった。

今回エリクソンのほうは早い段階でリタイヤしたが、ピットストップの妙もあってナスルは上位に躍進。
一時は6位も狙えるポジションにあったがその後戦闘力に勝る他車に抜かれたもののなんとか9位に踏み留まり貴重な2点を得たもの。

ライバルだったマノーがポイント圏外に去ったこともあり、これでコンストラクターズ・ランキング10位に。
次戦もこれを維持すればFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)から大きな賞金が得られるだけでなくマシン輸送など大きなメリットを掌中にできる筈だ。

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マッサ(ウィリアムズ)にペナルティ・ポイント

Felipe Massa (C)Williams F1
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ブラジルGPのレーススチュワード(競技委員)は13日(日)行われた決勝レース中、セーフティカー先導からの再スタートの際、セーフティカー・ラインの手前でグティエレス(ハース)をオーバーテイクしたとしてウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサに対しペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

マッサに対してはすでにレース中5秒ストップのペナルティが科せられている。
なおマッサへのペナルティ・ポイントはこれが初勝利。
ペナルティ・ポイントは1年間で累積で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止されるが、マッサはすでに次戦を最後にF1引退を表明しているためもう「実害」はないことになる。

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ハミルトンがポールTOウィンでブラジルGP初制覇

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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13日(日)14時(日本時間:25時)からインテルラゴス・サーキットを舞台にF1第20戦ブラジルGPの決勝レースが行われた。
決勝レース前の気温18度、路面温度20度、湿度98%でついに危惧されたウェットコンディションとなった。
なおランキング1位のロズベルグと2位のハミルトンとは19ポイント差があるため、今回ロズベルグがさらに7ポイントを加えればタイトル決定となる。

レース前のウォームアップ走行で今季予選最上位となる7番グリッドのグロージャンがコースオフしてガードレールにクラッシュ、マシンを損傷させて無念の0周戦線離脱に。
小雨が降り続き、直前になってスタート時刻が10分ディレーとされた。
さらにセーフティカー・スタートが通告されたので全車フルウェットのタイヤが義務付けられた。
8周目にレースがスタート。
13周目、エリクソン(ザウバー)がピットレーン入口でクラッシュ、セーフティカー導入と同時にピットレーンがクローズとされた。

20周目にレースが再開。
再開直後にライコネン(フェラーリ)がストレートでクラッシュ、直ちにセーフティカー、そしてデブリ(破片)回収のためレースは赤旗中断とされた。
マッサ(ウィリアムズ)はセーフティカーライン前にグティエレスをオーバーテイクしたとして5秒加算のペナルティが科せられた。
またピットレーン閉鎖後にピットインしたとしてリカルド(レッドブル)も同じく5秒加算のペナルティが科せられた。

15時21分に21周目からセーフティカー先導で走行再開。
しかしコンディションが悪く28周を終えたところで再び赤旗中断に。
その後16時02分にセーフティカー先導で走行再開、32周目にレースへ。
48周目、再びピットレーン入口でマッサ(ウィリアムズ)がスピン・クラッシュしてストップ。
セーフティカーが導入されてピットレーン閉鎖。
F1生活15年、マッサ現役最後の母国グランプリが幕を閉じた。
56周目、セーフティカーが戻ってレース再開。

再三中断のあったブラジルGP決勝レースは結局ポールポジションからスタートのハミルトン(メルセデス)が優勝。
アメリカGPから3戦連続ポールTOウィンで今季9勝目、自身通算52勝目で実にブラジルGPはこれが初勝利になる。
2位ロズベルグ(メルセデス)でタイトル決定は最終戦アブダビGPに持ち越された。
3位は終盤壮絶な追い上げをみせたフェルスタッペン(レッドブル)、4位ペレス(フォース・インディア)、5位ベッテル(フェラーリ)、6位サインツ(トロ・ロッソ)、7位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8位リカルド(レッドブル)、9位ナスル(ザウバー)でザウバー・チームは今季初ポイント獲得でマノー・レーシングを上回ることに。
10位再スタート時にスピンして後れながら挽回したアロンソ(マクラーレン)でここまでが入賞。

以下、11位ボタス(ウィリアムズ)、12位オコン(マノー)、13位クビアト(トロ・ロッソ)、14位マグヌッセン(ルノー)、15位ウェーレイン(マノー)、16位バトン(マクラーレン)までが完走。
リタイヤはグティエレス(ハース)、マッサ(ウィリアムズ)、パーマー(ルノー)、ライコネン(フェラーリ)、エリクソン(ザウバー)、そしてグロージャンの6台だった。

ブラジルGPのレース結果はこちら
ブラジルGPの画像はこちら

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2016/11/13

グティエレス(ハース)、チームの決断に納得せず

Esteban Gutierrez (C)Haas F1 Team
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ブラジルGPを前にハースF1・チームは残留が確定したグロージャンのチームメイトとして現ルノーのケビン・マグヌッセンを起用することを正式発表したが、これによりシートを失うこととなったエステバン・グティエレスが反発する姿勢をみせている。

「この決定には納得できないね。
チームは(グロージャンと比べて)僕のパフォーマンスが不足していたと言うけれど、それはフェアじゃない。
シーズン当初、僕のマシンはトラブルばかりで完走することすらままならなかったんだ。
たまたまその時期にチームメイトが入賞を続けたので印象が悪かっただけ。
いくつかは僕に原因があることを認めるけれど、多くはチームの側にあったものだから僕にはどうしようもないこと。
彼らは自らの目ではなく、新聞をみて判断したんだろう」

この時期にシートを失ったグティエレスにとって、これから来季のF1シートを掴むのは容易なことではない。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「わずかなタイム差惜しい」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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ブラジルGP公式予選でマクラーレン・ホンダ・チームはバトンがマシンバランスに苦しむ中、アロンソのほうは今季7回目となるQ3進出を果たした。
これについてホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、次のように語っている。

「木曜日と金曜日とではコンディションが大きく違ってしまい、セットアップにも苦労したし実力を測るのも難しい状況だった。
バトンはマシンバランスに苦しみうまくまとめられずにQ1で敗退、ガレージの反対側(アロンソ)と大きく違ってしまったのは残念だ。
アロンソもQ3に進んだとはいえ、ホンのわずかなタイム差で順位を落としたことが悔やまれる。
明日のレース戦略をもう一度見直す必要があるだろう」

1回目のアタックでは7番手だったアロンソ、2回目は7位とわずか0.329秒の僅差で10位に落ちている。

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オコン(マノー)に3グリッド降格のペナルティ

Esteban Ocon (C)Manor Racing
ブラジルGPのレーススチュワード(競技委員)は、12日(土)行われた公式予選セッション中、他車の走行を妨害したとしてマノー・レーシングのエステバン・オコンに対し、3グリッド降格とペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

これは予選Q1中、4コーナーにおいてオコンがスローダウンしていたため、アタック中だったパーマー(ルノー)の進路を妨害、結果的にコースオフを強いたというもの。
パーマーは今回16番手で無事Q2進出を果たしており実害はなかったが、予選24位だったオコンはこれによりグリッド最後尾ということになった。
なおオコンのペナルティ・ポイントは通算4点になった。

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ブラジルGPのPPはハミルトン(メルセデス)が獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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12日(土)インテルラゴス・サーキットで行われた公式予選の結果、2016年ブラジルGPのポールポジションは逆転でタイトル獲得を狙う背水のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がチームメイトを上回り、今季11回目となるポールポジションを獲得した。
これでハミルトンのポールはアメリカ、メキシコに続く連続3回目。
自身通算60回目の快挙となった。

2番手は初タイトル獲得に向けてポールが欲しかった僚友ロズベルグ(メルセデス)。
ハミルトンのポールタイム1'10.736からは0.102秒遅れるものだった。
3番手はライコネン(フェラーリ)で今季5度目の3番手。
4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ベッテル(フェラーリ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手にハースF1のグロージャンで、これは同チームにとって今季最上位となるもの。
8-9番手ヒュルケンバーグ&ペレスのフォース・インディア勢、10番手がアロンソ(マクラーレン)というトップ10になった。
今日の予選はなんとか降雨を免れたものの、明日決勝レースが行われる日曜日はにわか雨が心配されている。

ブラジルGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、アロンソ(マクラーレン)突破、地元マッサ涙

引き続き予選Q2が15分間で行われた。
ここでもQ1と同じく6台が脱落となり、最終Q3に進出する10台まで絞られる。
雨は多少の粒が落ちるのみ。

トップは再びハミルトン(メルセデス)で1'11.238のベストタイム。
0.135秒差でロズベルグ(メルセデス)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手ライコネン(フェラーリ)でここまでが1回のアタック。
7番手アロンソ(マクラーレン)で今季7回目のQ3進出、8番手手ペレス(フォース・インディア)、9番手グロージャン(ハース)、10番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)でここまでがQ3へ。

ここで脱落となったのはボタス(ウィリアムズ)、グティエレス(ハース)、地元で観客声援を受けたマッサ(ウィリアムズ)、クビアト(トロ・ロッソ)、サインツ(トロ・ロッソ)、そしてパーマー(ルノー)の6台。
このあとQ3で上位10位のグリッドが決定される。

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予選Q1、ハミルトン最速、バトン(マクラーレン)敗退

12日(土)、ブラジルGPの公式予選が行われた。
まず最初のQ1は18分間で戦われ、全22台からベストタイムの遅い6台が脱落となる。
セッション開始時の天候は曇りで気温19度、路面温度27度、湿度82%でドライコンディションではあるものの雨の心配があると報告されている。

予報のような各車1回目のアタックが終了した辺りから一部で雨粒もみられたがその一方で晴れ間も。
天気は何とか最後まで持ち、上位は1回だけのアタックに留めた。
トップはハミルトン(メルセデス)で1'11.511。
2番手ロズベルグ(メルセデス)で0.304秒の差。
3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リヤブレーキの修復なったベッテル(フェラーリ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手ボタス(ウィリアムズ)、10番手ペレス(フォース・インディア)。

マクラーレン勢はアロンソが1回のアタックで11番手に対しバトンは17番手で今回も涙を呑んだ。
ここで脱落となったのはそのバトン(マクラーレン)、マグヌッセン(ルノー)、ウェーレイン(マノー)、オコン(マノー)、エリクソン(ザウバー)、そして地元ナスル(ザウバー)の6台。

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2016/11/12

ブラジルGPフリー3回目はロズベルグ(メルセデス)が意地

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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注目の公式予選を前に、12日(土)11時(日本時間:22時)からブラジルGPフリー走行3回目セッションが行われた。
前夜に雨はあったものの現在は曇り。
セッション開始時の気温は19度、路面温度22度、湿度は90%でほぼウェットコンディション。
ウェットタイヤでの走行からスタートした。

セッションはまもなくドライへと好転し、各車ソフトタイヤでの走行がメインとなった。
苦戦が続くザウバー・チームはここでも不運。
ナスルは修復なったもののエリクソンのほうはエンジン交換を強いられた。
マクラーレン・ホンダの2大もマイナートラブルに見舞われたが深刻なものではないようだ。

トップタイムはひさびさロズベルグ(メルセデス)で1'11.740のベストタイムを記録。
ハミルトン(メルセデス)は0.093秒差で2番手。
3-4番手にフェラーリのベッテル&ライコネン、5-6番手レッドブルのフェルスタッペン&リカルド、7番手ボタス(ウィリアムズ)、8番手パーマー(ルノー)、9番手マッサ(ウィリアムズ)10番手にマクラーレンのアロンソが入った。

以下、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、ペレス(フォース・インディア)、マグヌッセン(ルノー)、サインツ(トロ・ロッソ)、グロージャン(ハース)、グティエレス(ハース)、クビアト(トロ・ロッソ)、バトン(マクラーレン)、ウェーレイン(マノー)、ナスル(ザウバー)、オコン(マノー)、そしてノータイムとなったエリクソン(ザウバー)の順だった。

ブラジルGPフリー走行3回目の結果はこちら
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『ペトロブラス』、ウィリアムズへの支援終了へ

Petrobras (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームへのスポンサー契約を結んで支援を続けて来たブラジルの国営石油企業である『ペトロブラス』社だが、今季限りで契約を終了するとの報道が流れている。
これはブラジルの通信社『UOL』が伝えたもので、同国の人気ドライバーであるフェリッペ・マッサの離脱と関係があるようだ。

同社がウィリアムズ・チームと契約したのは2014年のことで、これはマッサの加入とも合致するもの。
ただ現在メルセデス製パワーユニットを搭載する同チームでは、実際にはペトロナスの燃料や潤滑油を使用していて、ペトロブラスのロゴは名だけのものとなっていた。

なおペトロブラスは来季ルノー・エンジンに変更となるトロ・ロッソと交渉しているとも伝えられている。

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ハースF1、ケビン・マグヌッセンと来季契約結ぶ

Kevin Magnussen (C)McLaren Group
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11日(金)、ハースF1チームはエステバン・グティエレスの後任になる2017年のレースドライバーとして現ルノー・チームのケビン・マグヌッセン(24歳:デンマーク)と契約したことを明らかにした。
同チームのロマン・グロージャンは残留が確定しているため、来季はこれによりこの二人によるドライバー・ラインナップということになる。

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ライコネン&サインツの件はお咎めなし

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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ブラジルGPのレーススチュワード(競技委員)は、11日(金)のフリー走行2回目セッションで起きたライコネン(フェラーリ)とサインツ(トロ・ロッソ)によるバトル(接触?)について審議対象とした。

その後明らかにされた裁定では、両車共ペナルティに問われるような行動はなかったとしていずれもお咎めなしとされている。

当初おそらくコースマーシャルから接触の報告があったとみられるが、車載カメラの映像を見る限り両車は巧みにアクシデントを避けたように感じられる。

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ブラジルGPフリー2回目もハミルトン(メルセデス)が最速

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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11日(金)14時(日本時間:25時)からブラジルGPフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温30度、路面温度47度まで上昇、逆に湿度は48%まで低下のドライコンディションと報告されている。

最初の走行ですでに本命メルセデスAMGチーム勢がタイミングモニターの上位を占めた。
ただエリクソン(ザウバー)だけがこの段階でタイムを記録していない。
地元でこれが最後となるマッサ(ウィリアムズ)は声援を力にして終始好走。
一方マクラーレン勢はバトンのマシンにエクゾースト系のトラブルが発生、これを受けアロンソのほうも走行を打ち切った。
またライコネン(フェラーリ)がブレーキの不調を訴えた。

トップタイムはここでもハミルトン(メルセデス)で1'12.271。
これに0.030秒差でロズベルグ(メルセデス)、3-4番手にボタス&マッサのウィリアムズ勢、5-6番手レッドブルのリカルド&フェルスタッペン、 7-8番手フェラーリのベッテル&ライコネン、9番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、10番手がバトン(マクラーレン)。
アロンソの方は11番手だった。

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2016/11/11

ブラジルGPフリー1回目、ハミルトン(メルセデス)が最速

Interlagos Circuit (C)Mercedes Motorsports
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11日(金)10時(日本時間:21時)からブラジルGPフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温26度、路面温度37度、湿度63%のドライコンディションと報告されている。
またこのセッションではルノー・チームでマグヌッセンに代わりセルゲイ・シロトキンが、またハースF1ではグティエレスに代わってシャルル・ルクレールがそれぞれ起用されている。

途中残り約30分、新品のミディアムタイヤを履いたクビアト(トロ・ロッソ)が縁石にひっとさせたか右リヤタイヤをパンクさせてスローダウンを余儀なくされた。
このセッションで最速となったのはハミルトン(メルセデス)で1'11.895のベストタイムを記録。
2番手0.096秒の差でフェルスタッペン(レッドブル)、3番手ロズベルグ(メルセデス)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手ボタス(ウィリアムズ)、6-7番手ペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア勢、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9-10番手にフェラーリのベッテル&ライコネンがつけた。
マクラーレンはバトン13番手、アロンソは14番手だった。

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ナスル(ザウバー)はスポンサー問題で契約更新難航

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームではマーカス・エリクソンの残留が有力とみられる一方、フェリッペ・ナスル(24歳:ブラジル)のほうの交渉が難航しているようだ。
というのも、折りしもナスルの主要パーソナル・スポンサーである母国ブラジルのその名も『ブラジル銀行』(バンク・ド・ブラジル)の経営陣が一新されたためだ。

このためザウバー・チームとのスポンサー交渉が遅れているということで、これにはナスル本人のみならずザウバー・チームも焦燥感を隠していない。

2015年にやはりザウバー・チームからF1デビューを果たしたナスルはこれまで6位の入賞でチームにポイントをもたらせている。

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ブラジルGPの週末、いずれもにわか雨の可能性

Interlagos Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末ブラジルGPが行われるサンパウロ・インテルラゴス・サーキットの天気について、地元気象台は金・土・日いずにもにわか雨(雷雨)の可能性があると報じている。
ブラジルGPは過去にも大雨に見舞われたことがあり、懸念される。

期 日 種 目 気 候 気 温
11月11日(金) フリー走行 曇り一時にわか雨 19- 30度 80%
11月12日(土) 公式予選 曇り一時にわか雨 17- 21度 60%
11月13日(日) 決勝レース 曇り一時にわか雨 18- 22度 80%

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フォース・インディア、エステバン・オコンと来季契約結ぶ

Esteban Ocon (C)Sahara Force India F1
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10日(木)、フォース・インディア・チームは現マノー・レーシングのエステバン・オコン(20歳:フランス)と来季レースドライバーとしての契約を結んだことを正式発表した。
契約は複数年としていて、おそらく2年プラスオブションとみられる。
オコンは昨年フォース・インディアのテストに参加した経験を持つ。

元々オコンはメルセデスAMGのジュニア育成ドライバー。
フォース・インディアもマノーと同じくメルセデス製エンジンを搭載するチームで、オコンの起用にあたってはエンジン使用料の大幅値引きが見込めるという。
今回の値引き額は最大3千万ドル(約3億1千万円)にも達すると報じられていと、プライベートチームにとっては少なからず大きな魅力となっている。

なおチームメイトは残留のセルジオ・ペレスとなる。

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2016/11/10

ブラジルGP、今年もスチュワード(競技委員)にミカ・サロ氏

Mika Salo (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるブラジルGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元フェラーリ等のF1ドライバーであるミカ・サロ氏(49歳:フィンランド)を指名したことを明らかにした。

日本女性と結婚するなど親日家として知られるサロ氏は1994年に当時のロータス・チームからF1デビュー、その後ティレルやアロウズ、フェラーリ、ザウバー等を経て、最後はトヨタで走ったことでさらに日本では馴染み深い。
最高位はフェラーリ時代に記録した1999年ドイツGPの2位(フェラーリ)、またトヨタ時代には2回のポイント獲得をもたらせた。
(フェラーリの2位は首位走行中、チームオーダーに従ったもの)

サロ氏がスチュワードを務めるのは昨年のやはりブラジルGP以来で、通算7回目ということになる。

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ルノー、ジョリオン・パーマーの来季残留正式発表

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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9日(水)、ルノー・チームはジョリオン・パーマー(25歳:イギリス)と来季もレースドライバーとして契約したことを正式発表した。
同チームではすでにフォース・インディアからニコ・ヒュルケンバーグの移籍を発表しているため、これにより顔ぶれが確定、ケビン・マグヌッセンがシートを失うことになる。

今季のパーマーは入賞(10位)がマレーシアGPでの一度だけ。
これまでは今季限りとの観測が主流だったので、この逆転決定は意外なものと受け止められている。

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ジャガー、シルバーストーンの買収交渉打ち切り

Silverstone Circuit (C)Mercedes Motorsports
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イギリスの名門自動車メーカーである『ジャガー・ランドローバー』社は、これまで続けられてきたシルバーストーン・サーキットの買収交渉について、これを打ち切ったことを明らかにした。

イギリスGPの開催地として知られる同サーキットだが、世界的にも珍しくいち自動車クラブであるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の所有となっている。
しかし経営状況は厳しく、現在の同クラブ会長である元F1ドライバーのデレック・ワーウィック氏(62歳:イギリス)は危機感を訴えていたもの。

情報ではさらにLNTグループを率いるイギリスの富豪ローレンス・トムリンソンも買収を断念したと伝えられ、厳しい情勢とみられている。

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2016/11/09

セルゲイ・シロトキン(ルノー)、ブラジルGPフリーに

Sergey Sirotkin (C)Renault Sport F1
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ルノー・チームは今週行われるブラジルGPのフリー走行1回目セッションに同チームのテスト&リザーブドライバーであるセルゲイ・シロトキン(20歳:ロシア)を起用することを明らかにした。
現在GP2に参戦(4位)するシロトキンがフリー走行に出走するのは今年ロシアGP以来。

シロトキンがドライブするのは同チームのケビン・マグヌッセンの20号車で、これによりレースドライバーであるマグヌッセンはこの間ピットガレージで待機ということになる。

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リバティによるF1買収が英国当局の調査対象に

 CMA Logo
F1は先に米国の大手『リバティ・メディア』による株式買収が明らかとなったが、この経緯についてイギリスの公正取引委員会にあたる「競争・市場庁」:CMA(Competition & Markets Authority)が調査対象としたことが伝えられた。

CMAは7日(月)、この契約がイギリスの独占禁止法に違反するかどうかを検討するため、関係当事者に対し2週間後の11月21日(月)までに情報を提供するよう求めたことを明らかにしたもの。

ただこの件の調査・結論は来年以降になるため、F1は当面不確実な様相のまま推移することを余儀なくされることになりそうだ。

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ハースF1、シャルル・ルクレールをブラジルGPフリーに

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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ハースF1チームは、予定通り今週行われるブラジルGPのフリー走行1回目セッションにシャルル・ルクレール(19歳:モナコ)を起用することを明らかにした。
マシンはエステバン・グティエレスのものになる。

現在GP3シリーズに参戦、チャンピオンシップをリードするルクレールはフェラーリ・チームのジュニア育成ドライバーであることから同パワーユニットを搭載するハースF1に起用されるもので、先のマレーシアGPでも出走が予定されていたが、GP3とのスケジュールの重複からキャンセルされていた。

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フェリッペ・マッサ、来年鈴鹿のMSイベントに来場へ

F.Massa & P.Sauber (C)Sauber Motorsport AG
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2002年、まだ20歳の若さでザウバー・チームからF1デビューし参戦を続けて来たフェリッペ・マッサ(35歳:ブラジル)だが、既報のようにすでに今季限りでのF1引退を表明している。
親日家としても知られるそのマッサが、鈴鹿サーキットで行われる来年の『2017モータースポーツ感謝デー』にゲストとして来場する見通しとなった。

通算11勝のマッサ、残念ながら日本GPでの優勝経験はないものの鈴鹿サーキットでは2006年と2012年の2度、2位表彰台に上がる健闘(いずれもフェラーリ・チーム)をみせている。

日程は3月4日(土)・5日(日)の2日間。
イベトンの内容については追って鈴鹿サーキットを運営する(株)モビリティランドから告知されることになっている。

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2016/11/08

英誌もオコンのフォース・インディア入りを報道

Esteban Ocon (C)Mercedes Motorsport
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エステバン・オコン(現マノー・レーシング)の来季フォース・インディア入りについて、ドイツ・メディアに続き今度は影響力があるイギリスの専門誌『オートスポーツ』もこれを報じた。

来季の残りレースシートが少ない中、フォース・インディアではニコ・ヒュルケンバーグのルノー・チーム移籍によりシートが一つ空いていて、誰が座るか注目を集めているもの。

元々オコンはメルセデスAMGのジュニア育成ドライバー。
フォース・インディアもマノーと同じくメルセデス製エンジンを搭載するチームで、オコンの起用にあたってはエンジン使用料の大幅値引きが見込めるという。
今回の値引き額は最大3千万ドル(約3億1千万円)にも達すると報じられていと、プライベートチームにとっては少なからず大きな魅力となっている。

またオコンは昨年フォース・インディアのテストに参加した経験を持つ。
ただしまだ来季契約の公式発表はない。

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復活期すザウバー・チーム、技術責任者が復帰か

Jorg Zander (C)Audi Motorsport
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今シーズン、ここまでまだノーポイントとチーム設立以来の大不振に陥っているザウバー・チームだが、来季の復活に向けて課題の技術部門へのテコ入れが始まったようだ。

名前が挙げられているのはアウディ・チームでテクニカル・ディレクターを務めているドイツ人のヨルグ・ザンダー氏(52歳)。
これまでWEC(世界耐久選手権)を戦っていたが、同チームはすでに今季限りでの撤退を表明している。

同氏はまたF1での経験も豊富だが、そもそも10年ほど前には当時のBMWザウバー・チームでチーフ・デザイナーを務めていたので実現すれば古巣への復帰ということになる。
その他、トヨタやホンダ・チームにも在籍したことがあり、日本とも馴染み深い人物と言える。

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2016/11/07

先輩ビルニューブ氏、ストロールの経験不足を危惧

Jacques Villeneuve (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームはこれまでチームを支えたベテランのフェリッペ・マッサの後任として18歳になったばかりの新鋭ランス・ストロールの起用を決めた。
しかしこれについてカナダの先輩でもあるジャック・ビルニューブ氏は次のような懸念を示している。

地元モントリオールの取材に応えたこの元F1チャンピオンは、「確かにストロールは今年F3でタイトル獲得という結果を残したが、これをF1でも再現できるというのは稚拙な見方でしかない。
彼はまだほんとうの苦労というものを知らずにここまで来ているんだ。
そもそもF3チャンピオンがF1でも成功できるというならこれまで幾多のドライバーがそれに該当したことか。
F1はそんなに甘いものじゃないよ。
ましてや彼がF3でタイトル獲得を果たした裏には『特別待遇』があったとされているからね。
ただ、これまで親が果たしてきた道筋に間違いはなかったと思うけど」と、指摘した。

ビルニューブ氏にも『親の七光り』の功績は否定できないが、資金面でストロールと比較にならないのは明確だ。

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毎回変わるレーススチュワードに異論の声も

Carlos Sainz Jr. (C)Redbull Racing
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メ現在F1ではレース毎にFIA(国際自動車連盟)が予め指名した3人の関係者によるレーススチュワード(競技委員)が構成されるが、これについてドライバーから異論が出ている。

これを主張するのはメキシコGPでペナルティを受けたばかりのトロ・ロッソのカルロス・サインツ。
「僕らはずっと同じ顔ぶれでレースをしているけれど、スチュワードは毎回違う人がやっている。
そのせいか、何かあった時のペナルティ裁定が一貫していない気がするよ。
これは僕らにとってはたまったものじゃない。
できればスチュワードのメンバーも固定すべきじゃないのかな」

ちなみにメキシコGPではドライバー出身のダニー・サリバン氏の他二人が担当。
ガリー・コネリー氏(オーストラリア)はFIAのモータースポーツ安全研究所のディレクターでWMSC(世界モータースポーツ評議会)のメンバー、WRC(世界ラリー選手権)をオーストラリアに誘致した際の組織委員会委員長。
またシルビア・ベローさん(スペイン)はスペイン自動車連盟のモータースポーツ委員で2011年トルコGPでスチュワードを務めた際にはFIAから表彰を受けている。

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2016/11/06

ハミルトン&ロズベルグ、次戦タイヤ選択では真っ向勝負

Pitstop Scene (C)Ferrari S.p.A
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目下、わずか19点差で熾烈なチャンピオンシップ争いを演じるメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグだが、今週末行われる第20戦のブラジルGPではまったく同一のタイヤ選択をしていることがわかった。

これは現在F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤの発表でわかったもので、両者はハードが1セット、ミディアムが4セット、そしてソフトが8セットとまったく同一の作戦をみせた。
ただこれがそのまま同一のレース戦略になるという訳ではなく、まだ二人のバトルは未知の部分を隠し持っていて予断を許さない。

ちなみにランキング3位のリカルド(レッドブル)はハード1セットは同じだが、ミディアムが5セット、ソフトが7セット。
これはランキング4位のベッテル(フェラーリ)もまったく同一の選択だ。
なお毎回独自の戦略で臨むフォース・インディア勢は、ハード2セット、ミディアム3セット、ソフト8セットと今回も興味深い選択が明らかになっている。

ブラジルGP決勝は13日(日)14時(日本時間:同25時)にスタートする。

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ガスリー(レッドブル)、F1断念で日本レースに転身か

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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一時はトロ・ロッソからのF1デビューも伝えられたレッドブル・レーシングのピエール・ガスリー(20歳:フランス)だったが、日本のスーパー・フォーミュラに参戦の可能性が出て来たようだ。

トロ・ロッソでは先頃までダニール・クビアトの去就が定かでなかったため、その後任にガスリーの名前が挙がったものだが、結局クビアトの残留が決まったため、行き場を失っている。

来季テスト&リザーブドライバーとして残留する道もあるが、現在の規則では走る機会がほとんどないのが実情。
そのためマクラーレン・チームがストッフェル・バンドーンに対して行ったように、日本のスーパー・フォーミュラ参戦で経験を積ませようというものだ。

今季GP2シリーズに参戦のガスリーは現在ランキング2位。
タイトル獲得した場合には来季の継続参戦は規則上できないことになっている。

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2016/11/05

ストロール(ウィリアムズ)、「F1シートは実力で得た」

Lance Stroll (C)Williams F1
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2017年シーズン、ウィリアムズ・チームからのF1デビューが正式に決まったランス・ストロール(18歳:カナダ)だが、周囲からのペイ・ドライバー(資金持込ドライバー)との評に対し、次のように反発している。

「僕の家がお金持ちだという指摘については否定しないよ。
だってそれはほんとうのことだから。
でもお金だけでF1のシートは買えやしないからね。
ましてやウィリアムズのような一流のチームだもの。
僕は間違いなく実力でこのチャンスをつかみ取ったと自負している。
なぜなら実際に今年もFIA-F3のシリーズ・チャンピオンになったんだから。
でもF1で走ることが僕の最終目的じゃない。
真の目標はF1でもチャンピオンになることだから、今やっとそのスタートラインに着いただけということさ」

確かに、今季のFIA-F3でストロールは2位以下を圧倒してチャンピオンに輝いている。
ただ父親のローレンス・ストロール氏はカナダ・ファンション界の大物で富豪として知られ、このF3チームにも巨額資金を投じて息子をサポートしたとされている。

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F.ウィリアムズ氏退院、クレアさんも現場復帰へ

Claire Williams & Frank Williams (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チーム創始者であるフランク・ウィリアムズ氏の娘で、同チームの副代表を務めるクレア・ウィリアムズさんが、父親の退院を明らかにした。
これは同チームの2017年ドライバー・ラインナップ発表の席で語ったもの。

それによれば肺炎とみられる体調不良で9月から入院を余儀なくされていたフランク・ウィリアムズ氏は、幸い体調が好転したとして今週の月曜日に退院が許されたとのこと。
現在は自宅で療養しているということだ。

またこれにより看病のため父親に付き添っていたクレアさんも通常生活に戻り、欠場していたグランプリの現場に戻りたいとして、遅くとも今季最終戦であるアブダビGP(11月27日)には復帰の予定という。

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F1のCEO(最高経営責任者)にロス・ブラウン氏の名前

Liberty Media Group
F1はその経営権がアメリカの大手メディア『リバティ・メディア・コーポレーション』に移ることが決まっているが、その場合F1のCEO(最高経営責任者)として元フェラーリ・チーム等のロス・ブラウン代表の名前がささやかれているようだ。

これはドイツの総合自動車情報誌『アウト・ビルト』らが報じたもの。
しかしこれについて当のブラウン氏は、「彼らからF1に対しての助言を求められているのは事実だけどね。
でもそうした話(CEO就任)についてはまだ何も決まってないよ。
そもそも買収も終了していないのに気が早すぎる」と、煙に巻いた。

現在F1総帥として辣腕を振るうのはご存じバーニー・エクレストン氏だが、85歳という高齢もあり近いうちにそのポジションから勇退する意向をみせている。

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2016/11/04

ウィリアムズ、ランス・ストロール(18歳)の起用発表

Lance Stroll (C)Ferrari S.p.A
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3日(木)、ウィリアムズ・チームはファクトリーがある英国グローブで予定通り来季ランス・ストロール(18歳:カナダ)をレースドライバーとして起用することを正式発表した。
チームメイトは残留のバルテリ・ボタス(27歳:フィンランド)ということになる。

ストロールの起用は以前から有力な情報として伝えられてきたが、まだ17歳という若さであったためイギリスの飲酒年齢に達しないことから同選手が満18歳になる10月29日以降に発表を遅らせたとみられている。
ちなみにレッドブル・レーシングのフェルスタッペンの若さも問題になったことからF1参戦に必要なスーパーライセンスの発給も先頃満18歳に繰り上げられている。

ストロールはカナダの富豪として知られるローレンス・ストロール氏の子息。
2010年、まだ11歳という若さでフェラーリのFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のメンバーに抜擢された逸材だ。

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ベッテル(フェラーリ)、ホワイティング氏に正式謝罪

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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メキシコGP決勝レース中に発した「暴言」について戒告処分を受けたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルが、FIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクター、そして発端となったバトル相手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)に対し正式に謝罪の意を表した。

それによればFIA(国際自動車連盟)に対しては謝罪の書簡を、またフェルスタッペンに対しては直接会って謝罪するという。

今回ベッテルは戒告に留まったが、再び繰り返した場合には具体的なペナルティが科せられると警告されている。
FIA幹部の中には出場停止などの厳しい意見も出ているということだ。

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ウィリアムズ・チーム、来季マシンは記念の『FW40』に

Frank Williams (C)Williams F1
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来シーズン2017年をF1参戦40周年とするウィリアムズ・チームは、これに合わせてマシン名を『FW40』として参戦することを明らかにした。

当初マーチ社製のシャシーを用いていたチームは1977年にパトリック・ヘッド氏と共に新チーム『ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング』を設立。
自身で開発したこの年のマシンは『FW06』となっていた。
この慣例を踏襲すると来年は『FW39』になるが、40周年を記念してこれを一つ飛ばして『FW40』にすることを決めたもの。

今シーズンは目下フォース・インディアとの間でコンストラクターズ・ランキング4位争いを演じているが、これまで7回のドライバーズ・タイトルと9回のコンストラクターズ・タイトルを獲得した実績はプライベートチームの雄として燦然と輝いている。
ただ現在創設者のフランク・ウィリアムズ氏が病床にあってグランプリの現場にいないことが気掛かりだ。

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2016/11/03

「酷評」のベッテル(フェラーリ)が「ベスト・ドライバー」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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最終的にペナルティは免れたものの、レース中無線での「暴言」が数々の論議を巻き起こしたメキシコGPでのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だったが、なんとこのグランプリの『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選出される快挙を演じてみせた。
これは各グランプリ毎にFIA(国際自動車連盟)のF1公式サイトで世界中のファンが投票して決めるもので、ある意味最もしがらみのないエキサイティングな賞ともされるもの。

前にはフェルスタッペン(レッドブル)、後にはリカルド(レッドブル)を従え壮絶なバトルを演じた元チャンピオンのアグレッシブな熱い走りはすっかりファンの気持ちを掴んだようだ。

別掲のようにすでにFIAはベッテルの暴言に対し無罪放免としているが、もしペナルティを科していれば逆にファンからの反発を買っていたかも知れない。

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NHKがホンダF1の活動をBSテレビで紹介

Powered by Honda (C)Honda Racing
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これまでも数次に渡ってホンダF1の活動を特集してきたNHKが、11月5日(土)に第4弾となる番組『F1 世界最速への挑戦』を放映することがわかった。

今回は二人の元F1チャンピオンがいかに苦労して戦っているか、またチームのエンジニア達がどのように開発と格闘しているか等が焦点になっているという。

放映の詳細は以下の通り

日時:11月5日(土) 21時00分~21時50分
番組名:F1 世界最速への挑戦
チャンネル:NHK BS1

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「暴言」ベッテル(フェラーリ)、さらなる処分免れる

FIA
メキシコGP決勝レース中に繰り広げられたバトルの際、無線でレースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏に対する暴言を発したとされるフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルに、さらなるペナルティが科せられる可能性が検討されていたという。
国際スポーティング・レギュレーションでは「FIAとその組織、メンバーに対する道徳な被害若しくは損失を与えるあらゆる発言や行動」との禁止条項があり、これに抵触する可能性があるというもの。

この件ではベッテルの主張通り、レース後直ちにフェルスタッペン(レッドブル)に5秒加算のペナルティを科すなど素早い対応をみせたホワイティング氏だったが、その後さらにベッテル自身にもリカルド(レッドブル)を妨害したとして10秒を加算するという厳しい処分をみせた。

ベッテルはレース後直接謝罪したということだが、FIA(国際自動車連盟)の他の幹部の反応は厳しいと言われた。
しかし結局、FIAは2日(木)になって声明を発表し、今回は処分を下さないことを明らかにした。
ただ今後同様なケースが起きた場合には厳罰に処すと戒めている。

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2016/11/02

オコン(マノー)、来季フォース・インディアと契約の報も

Esteban Ocon (C)Mercedes Motorsport
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ニコ・ヒュルケンバーグのルノー・チーム移籍により空いたフォース・インディア・チームのレースシートに、現マノー・レーシングのエステバン・オコン(20歳:フランス)が起用されると一部メディアが報じ、注目を集めている。

これはドイツの専門誌『アウト・ビルト・モータースポルト』らが伝えたもので、その背景にはいまF1を席巻するメルセデスの意向が働いているとされる。

元々オコンはメルセデスAMGのジュニア育成ドライバー。
フォース・インディアもマノーと同じくメルセデス製エンジンを搭載するチームで、オコンの起用にあたってはエンジン使用料の大幅値引きが見込めるというもの。
今回の値引き額は最大3千万ドル(約3億1千万円)にも達すると報じられていと、プライベートチームにとっては少なからず大きな魅力となっている。

正式契約は来週にも行われるのではないかと推測されているが、定かでない。

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ドライバーら、F1規則適用の明確化求める

Image (C)Redbull Racing
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F1ではここ数戦、とりわけ決勝レース後にペナルティ・ポイントが科せられるなどの処分が相次いでいる。
これについてドライバーから、「もとわかりやすい規則にして欲しい」と、F1規則適用の明確化を求める動きが強まっている。

今回のメキシコGPではオーバーテイクの際のライン取りなどに関するペナルティから上位入賞者が再度入れ替わるなど混乱を繰り広げた。
また日本GPの際にはスタートのグリッド位置を巡る解釈の相違から不満の声も聞かれていた。

これらについてメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「いまのF1は規則でがんじがらめになっていて、ファンはもちろん実際に戦うドライバー自身にとっても非常にわかりにくいものになってしまっている。
まるでルールのために走っているようだ。
できれば規則はもっとわかりやすいものにして、ドライバーのほんとうのバトルをファンに見てもらいたいものだね」と、訴えた。

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2016/11/01

ベッテル(フェラーリ)、高く付いたか『暴言』の代償

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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メキシコGP決勝レース終盤、レッドブルのフェルスタッペンとの間で激しい3位争いを繰り広げていたベッテル(フェラーリ)が、無線で口汚い言葉を使ってレースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏を非難したことが、レース後も波紋を呼んでいるようだ。

レッドブル・グループのヘルムート・マルコ博士は「彼が発した言葉は下品なもので、とても4度のチャンピオンに輝いた男のものにはふさわしくない。
素晴らしい過去の栄光を汚すようなことはして欲しくない」と、非難。

指弾したフェルスタッペンがペナルティを受けて降格したためいったんは3位表彰台に上がったものの、その後の裁定で今度は自分自身が降格になるというまるでジェットコースターのような一日を過ごしたベッテルだったが、それも自らの口が招いた結果と突き放す向きもある。
ただペナルティを決したのはレースディレクターではなくダニー・サリバン氏ら4人のレーススチュワード(競技委員)だ。

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VW(フォルクスワーゲン)、WRC撤退でもF1参戦は……

S.Ogier/GB Rally (C)Volks Wargen Motorsports
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今シーズンもWRC(世界ラリー選手権)の両タイトルを制覇。
これで4年連続コンストラクターズ・タイトルを欲しいままにするVW(フォルクスワーゲン)チームだが、今季限りでのWRC撤退という見方が強まっている。
これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じたもので、それによれば今週行われる取締役会で結論が出される見込みという。

同グループではすでにアウディ・チームがWEC(世界耐久選手権)からの撤退を表明。
こちらは一応電気自動車による『フォーミュラE』への転身が見込まれているが、本家VWのほうは定かでない。

一時期待の声が高まったF1への参戦も、先にグループを襲った『排ガス不正問題によるコスト削減』という錦の御旗の前ではなんとも心許ない状況だ。

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