マレーシアGP撤退、観光文化大臣も認める
Image (C)Sepang Circuit
近年、観客減少が続いているグランプリの一つマレーシアでは現行の開催契約が満了する2018年を最後に終了とする噂が聞かれているが、政府の観光担当大臣もこれを認める発言をして注目されている。
語ったのはマレーシア政府の観光文化大臣であるモハメド・ナズリ・アブドゥル・アジズ氏。
「政府はグランプリ開催維持のために巨額資金を投じているが、いまやもうそれに見合う効果は手にしていない」と、F1グランプリが及ぼす経済効果を斬って捨てた。
多くのグランプリで伝えられる観客減少については、マレーシアGPの主催者で開催地でもあるセパン・サーキットのラズラン・ラザリ/CEO(最高経営責任者)も同様と認めていて、「最初から勝つチームがわかってるようなスポーツなんて面白くないだろう」と、皮肉を込めて語っている。
F1グランプリ総帥のバーニー・エクレストン氏が、こうした傾向にどのように対処するか注目される。
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