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2016年8月

2016/08/31

レッドブル『RB11』に違法ディフューザー疑義

Redbull 『RB12』 (C)RedBull Racing
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まだメルセデスAMGとのポイント差はあるものの、フェラーリに代わり王者追撃の立役者となったレッドブル・レーシングだが、ここに来てマシンに不法な部分があるのではないか、との報道が伝えられている。

これを報じたのはドイツの総合自動車情報誌『アウト・ビルト』。
それによれば『RB12』のディフューザー(空力的排気装置)が、走行中にたわんでいるように見えるというもの。
もちろんレギュレーションではこうした部分が「可変」であることは許されない。

この指摘についてレッドブル・レーシングでは「われわれのマシンはまったく合法で、報道は中傷でしかない」と、断言している。

今週行われるイタリアGPの車両検査では、ライバルチームだけでなくメディアからも大きな関心を集めることになりそうだ。

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マグヌッセン(ルノー)、伊GPの出走可否は木曜日に

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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ベルギーGP決勝レースで大きな単独事故に見舞われ、レース赤旗中断の原因を作ったルノー・チームのケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)だが、今週行われるイタリアGPへの出走可否の判断は9月1日(木)になる見通しだ。

これは、アクシデントの際にドライバーが最大4Gもの衝撃を受けたと推察されることから、ドライバーの健康状態についてFIA(国際自動車連盟)の指定ドクターの診察が必要とされたためだ。
これについて本人は「身体はまったく問題なく、もちろんイタリアGPへは参加する」と参戦に意欲をみせている。

なお関係者によればマシンはドライバーの頭部を守るヘッドレストが脱落しているということで、FIAはこうした状況にも重大な関心を持っているという。

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フォース・インディア、アロンソの「アタック」に不快感

Battle (C)Sahara Force India F1
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フォース・インディア・チームは、ベルギーGP決勝レース中ピットレーンで起きたヒュルケンバーグ(フォース・インディア)とアロンソ(マクラーレン)との先行争いについて不快感を示している。

これは、23周目に行われたタイヤ交換のためのピットストップを終えピットレーンに戻った際に起きたヒュルケンバーグとアロンソによる緊迫の接近劇。
前後がそのまま順位に直結するバトルだったためいずれも譲る気配をみせず、両車はレーンが狭くなるまでそのまま併走を続けわずかに接触するという緊迫したシーンを演じたもの。

これについてフォース・インディアのボブ・ファーンリー/副代表は、「ピットレーンでこのような状況になれば当然(前年の)コンストラクターズ・ランキング上位チームに優先権がある。
そのために各チームのピットは位置づけられているのだから。
今回もしもアロンソが最後まで譲らなかったら、事態は重大なものになっていた」と、警告した。

幸い今回は大事に至らなかったが、もし事故になっていた場合アロンソにはペナルティが科せられたケースとみられる。

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2016/08/30

T.ウォルフ(メルセデスAMG)、「フェルスタッペンはセナの再来」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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今回のベルギーGPで良くも悪しくもその存在感を際立たせたのがレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)だった。
レース中、フェラーリ勢との間で繰り広げられたバトルについてはそれぞれがその立場から応酬を展開しているが、さすがに他チームからの関心も高いようだ。

メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターはこの若者について、「見ていてまさに胸のすくようなアタックだね。
まるで若い時のアイルトン・セナを彷彿とさせるようだ。
でも、これは私が部外者だから。
当事者にとってはアクシデントの可能性をも賭けた極めて危険な行為だったとも言える。
これはフェルスタッペンがわずかな経験だけでF1にまでステップアップしたためでもあるだろう。
確かに才能はあるがリスペクトに欠けている。
彼にはまだ若さ故の危うさも背中合わせに持っているようだ」と、指摘した。

フェルスタッペンのF1デビューは17歳のことだったが、FIA(国際自動車連盟)ではすでに今年から満18歳以上にならないとF1に必要なスーパーライセンスの発給ができないようルール改定を行っている。

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ウィリアムズ首脳、「5位転落看過できない」

Claire Williams & Frank Williams (C)Williams F1
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開幕時はコンストラクターズ・ランキング3位、その後もいわゆる3強に次ぐランキング4位の座を守ってきたウィリアムズ・チームだが、今回同じプライベートチームのライバルであるフォース・インディアに逆転を許し、5位に転落となった。
これについて同チームのクレア・ウィリアムズ副代表は米・スポーツ専用チャンネル『ESPN』に対し、次のように語っている。

「われわれが問題点を解決できずにいる間に、ライバルは確実に台頭しつつあります。
もしもランキング5位ということになれば、予定していた賞金が入らずチームの予算に重大な支障を来すことになります。
早急に問題点の解消に取り組み、残りのグランプリでは確実にポイント獲得を重ねる必要があります」と、フランク・ウィリアムズ氏の令嬢。

同氏はその同チームが抱える問題点について、「エアロダイナミックスの改善」、「タイヤ・マネージメント」等を挙げた。

2014年、15年とランキング3位だったウィリアムズ・チーム。
獲得ポイント等にもよるが、ランキング3位と5位とでは軽く10億円以上賞金が違うとみられている。

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ライコネン、フェルスタッペンの若さを懸念

Kimi Raikkonen (C)Ex.Sauber Motorsport AG
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本意ではないにせよ、ライコネン(フェラーリ)の接触により予選2位の好ポジションを失ったレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)。
レースではさらにその後もライコネンと争いを演じることになったが、白熱したそのバトルは危険と隣り合わせとも言えるものだった。

ライコネンは「フェルスタッペンのドライビングは危険。
馬鹿げてる。
彼は僕をコースから押し出そうとしているとしか思えなかった」と、警告したが、フェルスタッペンは「僕は自分のポジションを守るため正当なバトルをしているだけ。
それで問題があるなら原因は向こうのほう」と、一蹴した。

21歳のときザウバー・チームからF1にデビューしたライコネンだが、まだ17歳で同じ土俵に立ったフェルスタッペンの若さを心配しているようだ。

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2016/08/29

メルセデスのニコ・ロズベルグ、2 ストップ戦略で荒れ模様のグランプリを制す ルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソ、独自の戦略で印象的な巻き返しを見せる (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2016 ベルギーグランプリ 決勝

2016 年 8 月 28 日、スパ・フランコルシャン
メルセデスのニコ・ロズベルグが、レース序盤に長い赤旗中断が発生するなど荒れ模様となったベルギーグラ ンプリをポール・トゥー・ウィンで制しました。

ベルギーグランプリ用に選択された 3 種類のスリックコンパウンド(ミディアム、ソフト、スーパーソフト)が、スタ ーティンググリッドに登場しました。ハミルトンとアロンソは、最も耐久性の高いミディアムコンパウンドを装着し て最後列からスタートし、赤旗中断が発生した時点では、序盤の混乱に乗じてトップ 5 まで順位を上げていまし た。赤旗中断時にはタイヤ交換が認められていることから、全ドライバーに「フリー」ピットストップの機会が与え られることとなりました。事故後のタイヤバリアー修復のために発生した赤旗中断時のフリーピットストップは、3 コンパウンド中で一番軟らかいスーパーソフトを装着していたドライバーたちに最も効果的に働きました。トップ 3 を含む 6 名のドライバーが、赤旗中断中にタイヤ交換を行いました。

再スタート時、大半のドライバーがソフトコンパウンドを装着した中、レースリーダーのロズベルグはミディアム を装着していました。ロズベルグは、最終スティントもミディアムで走行し、2 ストップ戦略が如何に効果的であ るかを示しました。2 位を獲得したレッドブルのダニエル・リカルドも 2 ストップ戦略を採用しました。

金曜日と土曜日よりもわずかに涼しくなったものの、高い気温の下での決勝となり、スタート時の気温は 29℃、 路面温度は 39℃でした。このコンディションもタイヤの動作に影響を及ぼしました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ハミルトン(メルセデス)、「こんな結果、誰が予想」

Podium Scene (C)Mercedes Motorsports
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ベルギーGPではターボチャージャーやMGU-H(熱エネルギー回生システム)等の交換により、実にトータル55グリッド番降格という非現実的なペナルティを受けて最後列からのスタートとなったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だったが、セーフティカー導入など想定外のファクトもあり終わってみれば望外の3位表彰台でレースを終え喜びを表した。

「いくらレースはやってみなければわからないとはいえ、あれだけペナルティがあったドライバーが表彰台に上がるなんてレース前に誰が予想しただろう。
難しいレースだったけれど、これはまさにチーム全員で勝ち取った成果だよ。
クルマは最初からとても調子良くて、レースはむしろ精神面での戦いだった。
またサーキットは満員で、ファンの声援にも感銘を受けた。
感謝しているよ。
もっとも彼らの多くはフェルスタッペンが勝つのを期待していたんだろうけどね」と、余裕の王者は笑わせた。

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行き場がなかったライコネン(フェラーリ)

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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グリッド3-4番手と、上位入賞を果たす筈だったフェラーリ・デュオだったが、その夢はいきなりオープニングラップの1コーナーで潰えた。
そしてそれは観客席を埋めたたくさんのファンの後押しを受けたフェルスタッペン(レッドブル)も同様だった。

外側から1コーナーに入ったベッテルには、イン側に位置した僚友ライコネン(フェラーリ)は見えていたものの、さらにその内側にいたフェルスタッペンの姿は見えていなかった。

「3台が並んでいたとは知らなかった。
フェルスタッペンは出だしで遅れていたので、まさかあそこにいたとは。
知っていればライコネン(フェラーリ)にスペースを与えられたと思うけどね。
僕たちはお互いを尊重して戦っていたから、今回のような状況はとても残念だ」と、ベッテル。

またライコネンも「3台並んでることをわかっていたのは僕だけだったのかも知れないね。右にはフェルスタッペン、左にはベッテル、真ん中に挟まれた僕には行き場がなかったよ。せっかくクルマの調子が良かったのに残念だ。
でもこれがモーターレーシングというものさ」と、冷静に振り返った。

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アロンソ(マクラーレン)、「われわれの進化、間違いない」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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28日(日)行われたベルギーGP決勝レースでは、ペナルティによる最後尾スタートという大きなハンディを科せられたにもかかわらず、今季4回目の入省となるフェルナンド・アロンソは、レース後「われわれの進化は間違いない」と、前向きの感触を明らかにした。

「今日のレースは実にエキサイティングななものだったね。
難しいレースだったけれど、全体を通してとてもいい感触があった。
この週末の僕らは終始速さがあり、この困難とされたサーキットで期待以上の結果を出すことができたからね。
予選のバトンやレースでの僕、こんな結果は数か月前には考えられなかったことだし、これはまさに真の進化だと言える。
コンストラクターズ・ランキングにおいてマクラーレン・ホンダがトロ・ロッソを抜いたというのは素晴らしいことだからね。
今後は常に入賞できるようにしたいと思っている」

今回マクラーレン・ホンダは多くのシーンでハミルトン(メルセデス)やベッテル(フェラーリ)を後方においてレースを戦ってみせた。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「勇気づけられるレース結果」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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当初、苦戦が予想されたベルギーGPだったが、アクシデントに見舞われたバトンはともかく、最後尾からスタートしたアロンソが7位入賞を果たす結果に、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、「勇気づけられるレース結果」と自讃した。

「このパワー・サーキットと言われるスパフランコルシャンのようなサーキットで、最後尾からスタートしたアロンソがみごと7位フィニッシュできたことは、ドライバーばかりでなくチーム全員の素晴らしい仕事のおかげと言える。
また、われわれの新しいパワーユニットもそこに貢献できたと自負している。
ただ予選9番手だったバトンのほうは不運にもレース序盤に追突によりフロアにダメージを受けてしまい、リタイアとなってしまった。
せっかくのポジションを生かすことができず、とても残念に思っている。
まだチーム全体として満足できる結果ではないが、後半戦に向けて大変勇気づけられる結果となった」と、長谷川氏。

続いて行われるモンツァはエンジンにとってさらに厳しい戦いが予想され、終盤に向けホンダ・パワーのまさに正念場となることだろう。

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マグヌッセン(ルノー)、次戦出場の方向も「未定」

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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28日(日)行われたベルギーGP決勝レースで、オー・ルージュ先で大クラッシュを演じたルノー・チームのケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)だが、連続して行われるイタリアGPへの出走はまだ未定であるという。

マシンは原形を留めないほど破損したが、マグヌッセンは自力でコクピットから脱出、自身の足で非難をしたため重大な怪我はないとみられているものの各部に痛みを訴えているため現在地元の病院で精密検査中であるとのこと。

同チームでは前戦までリザーブドライバーとされていたエステバン・オコンが今回からマノー・レーシングに移籍したため登録された代替ドライバーが不在。
もし欠場となればチームにとって非常事態となりそうだ。

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2016/08/28

ベルギーGPはロズベルグ(メルセデス)ポールTOウィン

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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28日(日)午後、スパフランコルシャン・サーキットを舞台にF1第13戦ベルギーGPの決勝レースが行われた。
決勝レーススタート前の天候は晴れ、湿度50%で気温は26度、路面温度は35度でドライコンディションと報告されている。
エリクソン(ザウバー)はグリッドに着くまで作業が終わらず、唯一ピットレーンスタートになった。

レースはオープニングラップの1コーナーで接触事故の大波乱。
2番手のフェルスタッペン(レッドブル)はフロントロウ損傷、フェラーリ勢は同士討ちで共に大きく後退となった。
そしてバトン(マクラーレン)はウェーレイン(マノー)に追突された共にリタイヤ、さらにサインツ(トロ・ロッソ)も右リヤタイヤをバーストさせてリタイヤとなった。

6周目にはマグヌッセン(ルノー)がオー・ルージュ先でスピン、タイヤバリヤにクラッシュして大破、レースはセーフティカー導入となった。
その後タイヤバリヤ修復のため9周を終わったところで赤旗中断とされた。
この時点で1位はロズベルグ(メルセデス)、2位リカルド(レッドブル)、3位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、4位アロンソ(マクラーレン)、5位ハミルトン(メルセデス)、6位マッサ(ウィリアムズ)の順、フェラーリ勢はベッテル11位、ライコネン17位と苦戦している。

レースは再開。
フェルスタッペンとライコネンの激しいバトルが繰り返される。
ナスル(ザウバー)がラインオーバーで5秒のストップ・ペナルティを受けた。
最後まで各所でバトルが繰り広げられた結果、優勝はポールスタートのロズベルグが決め、ハミルトンとのポイント差を10点縮めた。
ロズベルグの優勝は今季6回目、自身通算20回目。
2位にリカルド(レッドブル)、3位ハミルトン、4-5位にフォース・インディアのヒュルケンバーグ&ペレスが入り、コンストラクターズ・ランキングでウィリアムズを逆転して4位になった。
6位ベッテル(フェラーリ)、7位アロンソ(マクラーレン)、8位ボタス(ウィリアムズ)、9位ライコネン(フェラーリ)、10位マッサ(ウィリアムズ)までが入省。

以下、11位フェルスタッペン(レッドブル)、12位グティエレス(ハース)、13位グロージャン(ハース)、14位クビアト(トロ・ロッソ)、15位パーマー(ルノー)、16位これが初レースのオコン(マノー)、17位ナスル(ザウバー)の順。
リタイヤはマグヌッセン(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、サインツ(トロ・ロッソ)、バトン(マクラーレン)、そしてウェーレイン(マノー)の5台。

ベルギーGPのレース結果はこちら
ベルギーGPの画像はこちら

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バトン(マクラーレン)、「スパで9番手は大健闘」

Jenson Button (C)McLaren Group
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27日(土)行われた公式予選で、ホンダの復帰以来今年のオーストリアGP(5位から3位に繰り上がり)に次ぐシングルの予選結果を得たマクラーレン・チームのジェンソン・バトンは、その感触を次のように語った。

「このベルギーで9位という予選結果には満足している。
だってここスパは決して僕たちのマシンに向いているサーキットじゃなかったからね。
夏休みも含め、チームのみんながいい仕事をしたということだよ。
全体的にみれば、今年最高の予選だったと言ってもいいくらいさ。
明日の決勝レースで上位争いを演じるというのはまだ難しいことだけど、近くにはいくつもの接近したチームがあるからバトルは激しいものになるだろう。
今から楽しみにしているよ」

一方、チームメイトのアロンソは、失うものは何もない最後尾からの追い上げとなる。

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ベルギーGPスターティンググリッド

ベルギーGPのレーススチュワード(競技委員)はヒハミルトン(メルセデス)、アロンソ(マクラーレン)、エリクソン(ザウバー)、そしてグティエレス(ハース)らがそれぞれペナルティによりグリッド降格処分になったことから次のように日曜日のスターティンググリッドを修正した。

1. ロズベルグ(メルセデス)
2. フェルスタッペン(レッドブル)
3. ライコネン(フェラーリ)
4. ベッテル(フェラーリ)
5. リカルド(レッドブル)
6. ペレス(フォース・インディア)
7. ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)
8. ボタス(ウィリアムズ)
9. バトン(マクラーレン)
10. マッサ(ウィリアムズ)
11. グロージャン(ハース)
12. マグヌッセン(ルノー)
13. パーマー(ルノー) *
14. サインツ(トロ・ロッソ) *
15. ウェーレイン(マノー) *
16. ナスル(ザウバー) *
17. オコン(マノー) *
18. グティエレス(ハース) *
19. クビアト(トロ・ロッソ)
20. エリクソン(ザウバー)
20. ハミルトン(メルセデス) *
22. アロンソ(マクラーレン) *

* 印は変更のあったドライバー

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メルセデスAMGとマクラーレン、F1規則悪用の声

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今回のベルギーGPでは、レギュレーションを見透かしたかのようなメルセデスAMG、そしてマクラーレンという両トップチームによる予選グリッド降格ペナルティの集中作戦に非難の声も高まっている。

今回ハミルトンはまず金曜日午前にターボ(10グリッド)とMGU-H(5グリッド)の交換で15グリッド降格。
午後には再び同じ両コンポーネンツの交換で再び15グリッド降格。
土曜日になるとさらにターボ(10グリッド)、MGU-H(5グリッド)、ICE(5グリッド)、MGU-K(5グリッド)の計25グリッド降格で、実にトータル55グリッド降格という非現実的な処分を受けるになった。

ただし改訂されたレギュレーションでは消化し切れないペナルティを次戦に持ち越すことはないため実際には降格は今回限りなので、つまり「やり得」。
同様にアロンソ(マクラーレン)も全22台であるのに35番降格という巨大ペナルティを受けるが、こうした「ペナルティ集中作戦」には他チームからも「本来の救済主旨を悪用している」との非難が高まっているという。

改訂されたスターティンググリッドはこちら

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グティエレス(ハース)にペナルティ・ポイント

Esteban Gutierrez (C)Haas F1 Team
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ベルギーGPのレーススチュワード(競技委員)は、ハースF1チームのエステバン・グティエレスに対しペナルティ・ポイントを科したことを明らかにした。

それによればグティエレスは、27日(土)午前に行われたフリー走行3回目セッション中、後続のウェーレイン(マノー)の進路を妨害、あわや高速接触事故になりかねない原因を作ったというもの。
これによりグティエレスにはすでに予選グリッド5番降格のペナルティが通知されていたが、スチュワードはさらに3点のペナルティ・ポイントも科した。

ドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティポイントは12か月有効。
グティエレスはこれでトータル7点ということになった。
累積で12点に達すると当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため、実質的に次のレースに出場できないことになる。

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ノータイムのアロンソ(マクラーレン)、決勝出走認められる

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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ベルギーGPのレーススチュワード(競技委員)は、マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソについて、決勝レースへの出走を認めることを明らかにした。

アロンソは27日(土)行われた公式予選Q1でマシントラブルのため唯一ノータイムとなっていた。
これについてスチュワードは、アロンソはそれまでのフリー走行セッションで有効なタイムを記録していたとしてアーティクル35.1により出走を認めたもの。
ただし最後尾となる。

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2016/08/27

ベルギーGP予選、ロズベルグ(メルセデス)が3連続ポール

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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ベルギーGPのポールポジションはハミルトン(メルセデス)「不在」で大本命となったニコ・ロズベルグ(メルセデス)が順当に獲得。
ロズベルグのポールはハンガリーから3戦連続で今季6回目、自身通算28回目の快挙となった。
2番手にはまだ18歳のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が堂々のフロントロウ獲得、自身最高位のグリッドポジションになる。
3-4番手はフェラーリのライコネン&ベッテル、5番手リカルド(レッドブル)、6-7番手にフォース・インディアのペレス&ヒュルケンバーグ、8番手ボタス(ウィリアムズ)、9番手バトン(マクラーレン)、10番手がマッサ(ウィリアムズ)になった。
バトンの予選トップ10入りは今季3度目ということになる。

ベルギーGP公式予選の結果はこちら
ベルギーGPの画像はこちら

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予選Q2、ロズベルグ最速、バトン(マクラーレン)も突破

引き続き行われたベルギーGP予選Q2は、Q1と同じく6台が脱落となり、最終Q3に進出する10台に絞られる。

トップタイムはロズベルグ(メルセデス)で1'46.999のベストタイム。
2番手に声援を受けるフェルスタッペン(レッドブル)で0.164秒差。
3-4番手ヒュルケンバーグ&ペレスのフォース・インディア勢、5番手ライコネン(フェラーリ)、6-7番手マッサ&ボタスのウィリアムズ勢、8番手ベッテル(フェラーリ)、9番手リカルド(レッドブル)、そして10番手にバトン(マクラーレン)が飛び込んだ。
ロズベルグとリカルドは決勝レースのスタートタイヤを見込んだソフトタイヤでのタイム。
他はいずれもスーパーソフトでのものだ。

ここで脱落となったのはグロージャン(ハース)、マグヌッセン(ルノー)、グティエレス(ハース)、パーマー(ルノー)、サインツ(トロ・ロッソ)、ウェーレイン(マノー)の6台だった。

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予選Q1、マッサ(ウィリアムズ)がトップタイム

27日(土)午後、スパフランコルシャン・サーキットを舞台にF1第13戦ベルギーGPの公式予選がスタートした。
最初のQ1は18分間で戦われ、全22台からベストタイムの遅い6台が脱落となる。
セッション開始時の天候は湿度40%、気温は31度、路面温度41度と、かなり高温のドライコンディションと報告されている。
なお午前のフリー走行セッションで審議対象とされたウェーレイン(マノー)妨害のグティエレス(ハース)については予選グリッド5番降格のペナルティが通告されている。

Q1トップはマッサ(ウィリアムズ)で1'47.738を記録。
2-3番手にベッテル&ライコネンのフェラーリ勢、ム4番手にロズベルグ(メルセデス)、む5-6番手ヒュルケンバーグ&ペレスのフォース・インディア勢、7-8番手にフェルスタッペン&リカルドのレッドブル勢、そしてマノー・レーシングのウェーレインが初のQ2進出、10番手はボタス(ウィリアムズ)だった。

バトン(マクラーレン)は11番手。
Q1敗退となったのはナスル(ザウバー)、オコン(マノー)、クビアト(トロ・ロッソ)、エリクソン(ザウバー)、そして最後尾が決まっているハミルトン(メルセデス)と再びトラブルのアロンソ(マクラーレン)になった。

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ベルギーGPフリー3回目、ライコネン(フェラーリ)が最速

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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27日(土)午前、注目の公式予選を前にベルギーGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は湿度54%、気温は29度、路面温度30度のドライコンディションと報告されている。

開始まもなく、グティエレス(ハース)とウェーレイン(マノー)があわや追突の危機。
これについてスチュワードは終了後の審議対象とした。
エリクソン(ザウバー)は無線でパワーロスを訴えてピットに戻った。
また準地元で声援の多いフェルスタッペン(レッドブル)もギヤボックスのトラブルかガレージで大掛かりな作業。

ここでトップタイムを記録したのはフェラーリのキミ・ライコネンでベストタイム1'47.974を記録。
2番手は0.215秒の差でリカルド(レッドブル)が続いた。
以下、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手ボタス(ウィリアムズ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、7番手ロズベルグ(メルセデス)、8番手マッサ(ウィリアムズ)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手グロージャン(ハース)の順。
最後尾が決まっているハミルトンはセッションのほとんどをロングランに充てていたが、最後に1回だけアタックをみせた。
マクラーレン・ホンダはアロンソ11番手、バトン13番手だった。
上記エリクソンとフェルスタッペンはノータイムに終わった。

ベルギーGPフリー走行3回目の結果はこちら
ベルギーGPの画像はこちら

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ナスル(ザウバー)、ピットレーン速度違反で罰金

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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ベルギーGPのレーススチュワード(競技委員)は、26日(金)行われたフリー走行1回目セッション開始直後、ザウバー・チームのフェリッペ・ナスルがピットレーン速度違反をしたとして同チームに1,000ユーロ(約11万3千円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによればナスルは、制限80キロのところを25キロ以上オーバーする95.1キロで走行したとのことだ。

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エリクソン(ザウバー)はターボ交換でペナルティ

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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財政面での目途が付いたザウバー・チームでは、今回のベルギーGPで完全新設計のフロントウィングを投入するなど意欲的に戦闘力挽回を図っているが、マーカス・エリクソンのマシンはこの日午後のセッション中にストップ、出鼻をくじかれた様相だ。

チームによればトラブルはターボチャージャーの不調ということで、これにより同装置の交換を余儀なくされたが、エリクソン(ザウバー)はこれが今季6基目ということになるのでベルギーGPのスターティンググリッドは10グリッド降格のペナルティを受けることになる。

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アロンソ(マクラーレン)のトラブルは水漏れ

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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マクラーレン・ホンダ・チームでは、今回の高速2連戦に合わせバージョンアップされたパワーユニットを持ち込んだが、アロンソは水漏れとされるトラブルのため1回目セッションではわずか3ラップしかできず、終始ガレージ内での修復作業に追われた。

しかし結局さらなる新エンジンの投入を余儀なくされ、アロンソはトータル30グリッド降格ペナルティという不名誉な処分を受けることが確定したとのことだ。
ただ、ハミルトン同様、ペナルティが消化しきれなくても残りが次戦に持ち越されることはない。

逆に、この規定を積極的に使ってペナルティを1戦に留めるというチームの戦略には非難する向きもある。

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ハミルトン(メルセデス)、ペナルティで最後尾に

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、当初イタリアGPとされていたエンジン交換を前倒し、今回のベルギーGPで実にトータル30グリッド降格に相当するペナルティを受けることを明らかにした。
ただ、規定により一度最後尾になればペナルティは消化されるため次戦に持ち越されるこ
とはない。

ハミルトンは今回6基目のMNGU-H(10番降格)と6基目のターボチャージャー(5番降格)、さらに続いて7基目のMNGU-H(10番降格)と7基目のターボチャージャー(5番降格)と、計30番グリッド降格というもの。

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2016/08/26

ベルギーGPフリー2回目、準ホームのフェルスタッペン最速

Spa Francorchamps (C)Mercedes Motorsports
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26(金)午後、ベルギーGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は31度、路面温度は39度まで上昇、湿度は42%で路面はドライコンディション、引き続き雨の心配はないと報告されている。
なおザウバー・チームのマーカス・エリクソンは6基目のターボチャージャーを交換することになり、これで予選グリッド5番降格ペナルティとなる。

開始18分過ぎ、パーマー(ルノー)がバイブレーションを訴えてマシンを止め、バーチャル・セーフティカーになったがその後再スタートをしている。
90分間のセッションを終え、最速タイムを記録したのはここベルギー生まれで隣国オランダ国籍、多くのファンが訪れているフェルスタッペン(レッドブル)だった。
チームメイトのリカルドも2番手につけ、両車のタイム差は0.256秒。
3番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ペレス(フォース・インディア)、6番手ロズベルグ(メルセデス)、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手グロージャン(ハース)、9番手にバトン(マクラーレン)、10番手がグティエレス(ハース)だった。
アロンソ(マクラーレン)は12番手、新規参戦のオコン(マノー)は21番手だった。

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ベルギーGPフリー1回目、アロンソ(マクラーレン)トラブル

Force India Halo (C)Sahara Force India F1
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26(金)午前、夏休み明け後半の初戦・ベルギーGPが開幕、まずはフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は24度、路面温度26度、湿度は59%で路面はドライコンディションと報告されている。
なおこのセッションでは4チームが2018年から導入予定のハロー(頭部保護装置)をテストすることになっている。
また既報のようにマノー・レーシングではこれまでのリオ・ハリアントに代わり、ルノー・チームのテスト&リザーブドライバーを務めていたエステバン・オコン(19歳:フランス)が今回から参戦している。

まずトップとなったのはメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグ。
ベストタイム1'48.348を記録してチームメイトのハミルトンを0.730秒凌駕した。
ハミルトンは今回のベルギーGPでのエンジン交換を決めたため、合わせて15番グリッドの降格になる見込み。
3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ペレス(フォース・インディア)、5番手ベッテル(フェラーリ)、6-7番手レッドブルのリカルド&フェルスタッペン、8番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、9番手ボタス(ウィリアムズ)、10番手にはなんとグティエレス(ハース)が食い込んだ。

マクラーレン・ホンダのバトンは18番手、なおチームメイトのアロンソ(マクラーレン)はマシントラブルかわずか3ラップしただけで最後までガレージに閉じこもったまま。
唯一このセッションでノータイムに終わっている。
またパーマー(ルノー)も終盤にトラブルを訴えスロー走行でガレージに戻った。

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ホンダ、ベルギーGPで7つのトークン使用

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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急速にその戦闘力をアップしつつあるマクラーレン・ホンダ・チームでは、今週迎えるベルギーGPに向け、7つのトークン(開発プログラムの単位)を使用して臨むことがわかった。

それによれば今回改良されたのはエンジン本体の燃焼室とターボチャージャー関連だという。
今回連続開催となるスパとモンツァのパワー・サーキットで勝負を掛けた形だが、とりあえず金曜日のフリー走行に2台でテストするもののそのまま週末のレースまで使用するかは未定ということだ。

なおホンダにとってこれが今季3回目のトークン使用。
前回のイギリスGPでは2つのトークンを使用しているので、これで残りは3トークンということになる。

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ロズベルグ(メルセデス)、スパでハロー(頭部保護装置)テストへ

Redbull Halo (C)RedBull Racing
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メルセデスAMGチームは、今日行われるベルギーGPフリー走行セッションで、同チームのニコ・ロズベルグがハロー(頭部保護装置)を装着して走行することを明らかにした。
同チームでは初のテストということになる。

ハローについてはこれまでフェラーリやレッドブル・レーシングがそれぞれテストを重ねてきたが、FIA(国際自動車連盟)は当初予定していた2017年からの投入を断念している。
ただ少なくとも最低全チームでテストの継続が必要として今後も積極的に進める姿勢をみせているもの。

ここスパは大きな高低差から強烈な縦Gがマシンやドライバーに加わるため、とりわけテスト結果を注視しているとのことだ。

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ベルギーGPのスチュワードにダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるベルギーGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(66歳:アメリカ)を指名した。
自身通算12回目のスチュワードということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。
今年は今回の起用が初になる。

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2016/08/25

フェラーリ、改良エンジン用意も投入に慎重姿勢

Maurizio Arrivabene (C)Ferrari S.p.A
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F1は今週のベルギーGP(スパフランコルシャン)、そして翌週のイタリアGP(モンツァ)と高速サーキットが続くこともあり、タイトル奪還を狙うフェラーリ・チームはさらにバージョンアップされた改良型エンジンを用意したと伝えられる。
しかしこれについて同チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、この重要な時期にまだ投入しない可能性を示唆して注目を集めている。

「われわれは現況を冷静に捉えている。
残念ながらメルセデスAMGとの隔たりは大きいし、2番手の座もレッドブルに持って行かれているのが実情だ。
正直言ってわれわれのマシンには弱点があるが、それはメカニカルグリップと、そしてエアロダイナミックスの二つと言える。
これらを解決しなければ、いくらエンジンパワーを上げても戦闘力のアップにはならないよ」と、冷静。

とはいえ、イタリアの熱狂的なファンと支援者を前にしてフェラーリがモンツァで最新エンジンを投入しないことは考えにくい。

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ザウバー、セビ・プヒョラー/エンジニアを獲得

Xevi Pujolar (C)Scuderia Toro Rosso
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資本面の改善も進み、その体制強化が期待されるザウバー・チームが、さっそく新たなリクルートを発表した。

今回獲得したのはレースエンジニアであるセビ・プヒョラー氏で、43歳になるベテランの同氏はこれまだジャガーやウィリアムズ、HRT等のチームを渡ってきたが、直近ではトロ・ロッソでマックス・フェルスタッペンを担当していた。
ただ、同選手がレッドブル・レーシングに突然移籍したのを機に同チームを離脱、その後は鳴りを潜め「ガーデニング休暇」とみられていた。

ザウバー・チームでは今回トラックエンジニアリング責任者として就任、チームの本拠であるスイスのヒンヴィルに移って仕事を開始しているという。
ただ現場での初仕事はシンガポールGP(9月15日決勝)からになる見込み。

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ベルギーGPの週末もドライの見込み

Spa-Francorchamps (C)Mercedes Motorsports
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今週末ベルギーGPが行われるスパフランコルシャン地方の天気について、地元気象台は公式予選が行われる土曜日と決勝レースの日曜日に雲が厚くなるものの、3日間いずれも雨の心配はないということだ。

期 日 種 目 気 候 気 温
8月26日(金) フリー走行 晴れ 18- 30度 10%
8月27日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 19- 30度 10%
8月28日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 14- 26度 10%

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2016/08/24

C.ホーナー(レッドブル)、シミュレーターで大クラッシュ

Christian Horner (C)Redbull Racing
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現在はレッドブル・レーシングの代表としてチーム運営に辣腕を振るっているが、かつては自身も国際F3000選手権に参戦するなど実績あるレーシングドライバーだったクリスチャン・ホーナー氏(42歳:イギリス)が、ひさびさにその腕前を試して「悲惨な目」に遭ったことがわかった。

これは、同チームの本拠地でもあるレッドブルリンクを舞台としたオーストリアGP仕様のF1ドライビング・シミュレーターにチャレンジしたもの。
先にトライした元F1ドライバーで同チームのアドバイザーでもあるデビッド・クルサード氏はまず1'17.960を記録したいう。

意気揚々とチャレンジしたホーナー代表はしかし、いきなりコースアウトしてバリアにクラッシュ、マシンは空中で回転する大アクシデントに見舞われたとのこと。
最終的にはベストタイムを1'20.380まで短縮したということだが、今年のオーストリアGPで同チームのダニエル・リカルドは予選で1'06.840のタイムを記録している。

すっかり凹んだ同代表が「シミュレーターで良かった。もうドライビングには口を出さない」と言ったかどうかは定かでない。

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ハミルトン(メルセデス)、モンツァでエンジン・ペナルティへ

L.Hamilton/2015 Monza (C)Mercedes Motorsports
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2016年シーズンも後半を迎え、各ドライバーともエンジンのやり繰りが困難になっているが、その中でランキングで首位に立つメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、来週のイタリアGP(モンツァ)でペナルティを受ける方針であることがわかった。

これはロシアの『スポートボックス』が報じたもので、エンジン交換は当初考えられていた今週のベルギーGPではなく、来週のイタリアGPで新パワーユニットを投入、その際に規定のグリッド降格ペナルティを受けるとのこと。
その理由について同チームでは、「モンツァ・サーキットは比較的オーバーテイクが容易なためグリッド降格によるハンディを最小限にできるから」と説明している。

なおイタリアGPはハミルトンにとってベッテルと並び現役最多となる通算3勝を記録するお得意のコースだ。

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ホンダ、「スパやモンツァでもポイント獲得狙える」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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昨シーズンとは打って変わり、このところ着実にポイント獲得が見込める戦闘力を発揮しているマクラーレン・ホンダ・チーム。
ホンダ側のF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、これまで苦手とみられたスパやモンツァのようないわゆるパワー・サーキットでもポイント獲得できると自信をみせている。

「これまでのシーズン前半で、われわれは素晴らしい進化を遂げることができた。
それはわれわれにとっても想像以上のレベルだ。
後半戦のスタートであるベルギーやイタリアはいずれも高速のパワー・サーキットで、例えばシルバーストーンのようなオールラウンドな要求とは異なりエンジンの最大出力とエアロダイナミックスが物を言うところ。
これまでなら諦めたところだが、今はこうしたサーキットでも十分ポイント獲得争いができると思っている」と、自信を示した。

マクラーレン・ホンダは今シーズン明確に競争力をアップさせていて、もはや予選でQ3進出は当然、決勝レースでも過去9戦中6戦でポイントを獲得するなどコンスタントにそのパフォーマンスを発揮してみせている。

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2016/08/23

ナスル(ザウバー)、来季移籍にブラジルの政治力期待か

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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昨季からザウバー・チームで走っているフェリッペ・ナスル(23歳:ブラジル)だが、今季限りでの放出が確実のようだ。

来季の移籍候補にはハースF1ないし、ルノー・チームとみられているが、このほどそのナスルが現在ブラジルの大統領職を代行するテメル副大統領を表敬訪問したことを地元サンパウロの『オ・エスタド・デ・サンパウロ』紙が報じ、注目を集めている。

ブラジルには現地生産をするルノー社の工場があり、そうしたことから移籍に鑑みブラジル政府の政治力を期待しているのではないか、との観測が広まったもの。
当然のことながら本人はこれを否定しているが、憶測は静まりそうもない。

7歳の時にゴーカートを始めたナスルは16歳(2008年)で本格フォーミュラ・デビュー。
2011年にはイギリスF3選手権で7勝を挙げてチャンピオンに。
2013年はF1登竜門とされるGP2に参戦してシリーズ4位になっている。
F1ではデビュー戦となった2015年オーストラリアGPの5位が最高。

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F・インディア、タイトル争いにはあと2億ポンド必要

Robert Fernley C)Sahara Force India F1
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プライベートチームの雄として、目下ウィリアムズ・チームとの間でランキング4位争いをしているフォース・インディア・チームだが、「戦いには巨額資金が必要である」と、財政面の困難を訴えた。

そう語るのはど同チームで副代表を務めるボブ・ファーンリー氏。
「私の知り得るものが真実だとしたら、4位争いをしているこの状況がこのチームとしての最高のものだ。
なぜなら、さらに上のレベルを求めるとしたら、巨額資金が必要になってくるからだ。
そう、それは最低でも2億ポンド(約264億円)には達するだろう」

2017年は再び大きくF1レギュレーションが変更されるため、フォース・インディアにとってもチャンスではあるが、ファクトリー設備の老朽化などチームが抱える問題点も多そうだ。

実際、ランキング上位のメルセデスAMG、レッドブル、そしてフェラーリらはフォース・インディアとは比べものにならないレベルの予算で活動しているとみられている。

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ラスベガスGP復活案、進捗みられず

1981/Las Vegas (C)Williams F1
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イタリアGP(モンツァ)の開催が2016年限りになるのでは、との憶測が流れる一方で、アメリカの娯楽都市ラスベガスでのグランプリ復活開催が話題になっている。
すでにF1サーキット・デザインで実績あるヘルマン・ティルケ氏の事務所により具体的な市街地特設コース計画が進められているとも伝えられている。

しかしF1は今年すでに史上最多となる年間21戦が計画されていて、現状であればこれ以上増やすのは不可能な様相。
そのため、「期待」されているのが上記イタリアGPの消滅ということになるが、いまのところその見通しも立っていないようだ。

ウィリアムズ・フォードを駆ったアラン・ジョーンズが、また翌年の1982年にはティレル・フォードのミケーレ・アルボレートがそれぞれ優勝している。

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2016/08/22

ウィリアムズ・チーム、現場は現体制継続を希望

Pat Symonds (C)Williams F1
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過去2シーズンは連続してコンストラクターズ・ランキング3位、今年も現在4位とワークス勢に割って入る活躍をみせるウィリアムズ・チームでは、そろそろエース級のトップドライバーを迎え入れるべきという声が首脳陣から聞こえている。

現在同チームはフェリッペ・マッサとバルテリ・ボタスといういずれもベテランだが、派手ではない中堅ドライバー。
しかし一定の戦闘力が確保できたこれからはチームのスポンサー活動のためにもスター的ドライバーが欲しいというものだ。
具体的にはかつてこのチームでF1デビューを果たしたジェンソン・バトン(マクラーレン)らの名前が挙がっているという。

ただこれに対し現場の責任者であるパット・シモンズ/チーフ・テクニカル・オフィサーは異なる見解を示している。
それによれば再びF1レギュレーションが大きく変更される2017年、ドライバー体制には安定と継続が必要として変更を望んでいないことを明らかにしているという。
ビッグネーム確保にはそれなりに資金も必要。
どちらの方針が功を奏すのかはまだわからない。

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ミハエル・シューマッハ、容態が好転か

M.Schumacher & L.Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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少し前、その容態が悪化したとの報道が流れ、家族が抗議した元7回のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハ氏(47歳:ドイツ)だが、実態はむしろ好転しているとの見方が伝えられている。

これはイタリアの一部メディアが報じたもので、それによればシューマッハ氏は家族の呼び掛けに反応しているとのこと。
ただこれについて医師団や家族は公式にコメントしていない。

これを受け、長年の盟友でもあった元フィアット/クライスラー・グループ総帥のルカ・モンテツェモロ氏は、「とてもうれしい。
彼は決して並のアスリートなんかじゃない。
不可能と思われる回復だって、彼ならできると私は確信している。
いまはまだ無理かも知れないが、やがて意識を取り戻した彼が必ずや子どもたちの成長に目を細めることになるだろう」と、回復への期待を明らかにした。

ミハエル氏の息子ミック君(17歳)がF4レースで成功していることは知られているが、娘のジーナさん(19歳)も馬術競技で活躍を続けているとのことだ。

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2016/08/21

セパン・サーキット、コース改修で新たなチャレンジ

Sepang Circuit (C)Ferrari S.p.A
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これまでシーズン序盤の開催だったマレーシアGPは、今年は隣国のシンガポールGPや日本GPと会わせたアジア遠征の一環となったため。昨年からほぼ1年半のインターバルを置いての開催となる。

その開催地であるセパン・サーキットのラズラン・ラザリ/CEO(最高経営責任者)は次のように語っているとのことだ。

「今年マレーシアGPに訪れたチームやドライバーは、きっと驚くことだろう。
それは、われわれのセパン・サーキットが大きな改修を受けたからだ。
全体に舗装もやり直されているし、第5、第12、第15の3つのコーナーではコースそのものが変更されている。
私は今年のレースでこの3つのコーナーがカギになると思っているんだ。
今から本番(10月2日決勝)が楽しみだよ」

コース改修の目的にはオーバーテイクを容易にするためとか、水捌けを良くするためとか様々な見解があるが同氏は明確にしなかった。

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「サンタンデル」、F1スポンサー規模縮小の見込み

Santander (C)Ferrari S.p.A
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かつてはマクラーレン・チームの、また現在はフェラーリ・チームの主要スポンサーとして、さらにグランプリの冠スポンサーを務めるなどF1に大きな支援を行ってきたスペインの大手銀行『サンタンデル』だが、どうやらそのスポンサー規模が縮小される見通しになっている。

というのも、このほど同社がスペインサッカーの1部リーグ『リーガ・エスパニョーラ』のタイトル・スポンサーに就くことになったからだ。
契約金額は2016-17シーズンからの3年間で総額6千万ユーロ(約69億円)にも達すると報じられていて、これにより同リーグは『ラ・リーガ・サンタンデル』になるとのこと。
フェラーリ・チームとのF1での現在の契約は2017年まであるが、これによりその後は継続したとしても縮小になるとみられている。

なお本来、同社は自国の英雄フェルナンド・アロンソの支援とみられていたが、同選手のフェラーリ離脱後もそのまま残っている状態になっている。

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チーム批判抑え、ネコになったグティエレス(ハースF1)

Esteban Gutierrez (C)Haas F1 Team
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シーズン前半、マシンの問題で連続リタイヤが続きチーム批判を繰り返したハースF1チームのエステバン・グティエレスだが、最近はすっかり鳴りを潜めおとなしくなったようだ。

当時チームメイトであるグロージャンが序盤に入省を重ねる一方で、トラブル続きのグティエレスは「これはトラブルというものじゃない、ミスだ」と、安定しないチームの作業にあからさまに不満を示していた。

しか最近では、「あの頃は完走も覚束なかったのでフラストレーションが溜まり、つい不適切な言い方をしてしまった。
スタッフには申し訳ないことをしたと反省している」と、すっかり殊勝。

それでもグロージャンが28ポイントと、チームの全得点を叩き出しているのに比べ、いまだ無得点。
現在はスタッフともうまくやっているというが、すでに各所で来年の体制について話が進む中、過去の発言が災いしなければ良いのだが。

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2016/08/20

ザウバー、2017年マシン開発遅れに焦燥も

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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ハンガリーGP前にスイスのIT&金融会社『ロングボウ・ファイナンス』に資本救済されたザウバー・チームだが、それでも財政状況が完全に改善された訳ではなく、2017年マシンの開発にも遅れが出ていることがあらためて明らかにされた。

「残念ながら、すべての問題が解決された訳ではなく、これまでの財政的制約によってプログラムに遅れが生じていることは否めません。
現在全力を挙げて遅れの取り戻しに当たっていますが、困難な面があることは承知しています」と、モニシャ・カルテンボーン/CEO。

それでも2017年の大幅なF1レギュレーションの変更はザウバーにとってチャンスであると相変わらず強気な姿勢は崩さなかった。

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カピート氏、ベルギーGPでマクラーレン・チーム帯同へ

Jost Capito (C)VW Motorsports
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ロン・デニス/マクラーレン・グループCEO直属であるマクラーレン・レーシングの新CEO(最高経営責任者)への就任が見込まれているヨースト・カピート氏が、次戦ベルギーGPで同チームに初めて帯同することがわかった。

同氏は後任が見つかるまで現職であるフォールクスワーゲンのモータースポーツ・ディレクターを務めることになっているが、今週行われる第9戦ドイツラリー(8月19日-21日)が最後になることが明らかにされたもの。
つまり翌週に行われるベルギーGPではフォルクスワーゲンから解放されることになった。

上層部の人事異動が直ちに現場の成績に結びつく訳ではないが、来シーズンの飛躍を期待するマクラーレン・チームにとっては力強いファクターになりそうだ。

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マクラーレン、メルセデスAMGとの間で人事訴訟

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームとメルセデスAMGチームとの間で、エンジニアの移籍をめぐり訴訟問題になっていることがわかった。

これはスペインのスポーツ紙『マルカ』らが報じたもので、それによれば渦中の人となっているのはメルセデスAMGチームでビークルダイナミクス責任者を務めていたロワク・セラ氏。

マクラーレン側はセラ氏に移籍を持ち掛け、同意を得て契約にまで至っていたという。
しかしこれを知ったメルセデスAMG側が反攻に出て、セラ氏はこれにより残留を決めたとされる。
これについてマクラーレン側は契約違反だとして法的手続きを取ったのだという。

世界最高レベルの有能な人材の活躍の場であるF1ではしばしば同様の訴訟は繰り返されているが、関係者はこの問題の行方に高い関心をみせている。

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2016/08/19

ルノー・チーム、すでに照準は2017年マシン

Frederic Vasseur (C)Renault Sport
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昨期末にロータス・チームを買収、今シーズンから再びワークス体制での参戦に復帰したルノー・チームだが、準備の遅れもあってここまで思うような戦績が残せていないのが実情。
これについて同チームのフレデリック・バッサー/レーシング・マネージャーは、「すでに照準は2017年シーズン」であることを明らかにした。

「確かに今シーズンここまでわれわれは低迷しているが、今はまだ長期計画の準備段階だ。
いまから現在の序列を覆すには神の力でもない限り不可能なこと。
来シーズンはF1レギュレーションが大きく変更されることもあり、今年のマシンにあまり多くを費やすのは得策ではない。
むしろこの変革はわれわれにとって大きなチャンスと受け止めている。
2017年にはみんなが驚くような活躍を演じてみせるよ」

ルノー・チームはそのため現在有能なスタッフの獲得に当たっているとされるが、残されるのはわずかな期間、これには困難も多そうだ。

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ウィリアムズ副代表、ボタスの残留に期待感

Valterri Bottas (C)Williams F1
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2017年シーズンに向け、他チームへの移籍が取り沙汰されていたウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタス(26歳:フィンランド)だが、どうやら残留の可能性が高まっているようだ。

これは同チームのクレア・ウィリアムズ副代表が明らかにしたもので、まだ契約は交渉中であるものの、十分な手応えを感じ取っているという。
「シーズン途中、フェラーリ・チームへの移籍などの噂があったので、確かに彼も動揺した時期がありました。
でも、今は落ち着いてきたので冷静に将来への判断が下せる状況だと思っています。
われわれのチームには彼のためのチームがあって、それは彼にとって大きな財産になる筈です」

今季のウィリアムズ・チームは表彰台が1回(カナダGP)しかないが、それはボタスが勝ち取ったもの。
ただ、上位チームのシートは確定しつつあり、移籍となると選択肢は限られてきているのが実情だ。

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ランボルギーニ首脳、「F1復帰、最優先事項ではない」

Lamborghini (C)Lamborghini_S.p.A
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これまで再々噂に挙がっているスポーツカーの名門『ランボルギーニ』社によるF1復帰話だが、同社でCEO(最高経営責任者)を務めるステファーノ・ドメニカリ氏があらためてこれを否定、期待する向きを失望させている。

言うまでもなく、ドメニカリ氏はフェラーリがかつてF1黄金時代を築いた当時の中心人物。
期待が高まるのは止むを得ないところ。
しかし同氏はイタリア国内メディアの取材に対し、「いまはスポーツカーの世界でも電気自動車への移行など技術的に大きな変革期にある。
いまわれわれはこの世界で実績を残していて、新たに巨額資金を掛けてF1を模索する理由はない。
残念ながら、F1はわれわれにとって優先すべき事項ではないと言っておくよ」と、F1ファンにとってはつれない回答を繰り返した。

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2016/08/18

エステバン・オコン、マノーはルノーへの正念場

Esteban Ocon (C)Renault Sport
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今シーズン前半はルノー・チームのテスト&リザーブドライバーを務めたエステバン・オコン(19歳:フランス)だが、次戦ベルギーGPからは急きょマノー・レーシングのレースドライバーに抜擢されることとなった。

残念ながら戦闘力に欠ける同チームで今季いきなり好成績を残すことは望みにくいが、ルノー・チームではオコンのマノー・レーシングでの結果について大きな関心を持って注視しているとのことだ。
つまり、活躍次第でさらに来季の有力チームのシートが見込めるということでオコンにとってはまさにF1本格参戦への正念場。

来季本格ワークス参戦として大きな飛躍が期待されるルノー・チームのレースドライバー候補にはすでにペレス(フォース・インディア)やマッサ&ボタス(ウィリアムズ)多くの有力ドライバーの名前が取り沙汰されているため、オコンがそこに食い込めるか注目だ。

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ペレス(フォース・インディア)、来季移籍に目途か

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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このところ他チームへの移籍の可能性がささやかれていたフォース・インディア・チームのセルジオ・ペレス(26歳:メキシコ)だが、メディアの追求に本人が否定せず、どうやららいき移籍の目途がついたのではないかとみられている。

ペレスには世界有数の資産家とされるメキシコの富豪カルロス・スリム一家率いる『テルメックス』らのスポンサーがついていて、移籍の際には強力なバックアップとなるが、逆に移籍には常にこうしたスポンサーの意向を汲む必要があるなどの難もある。

これまで有力な移籍候補とされていたフェラーリ・チームはすでに今季のラインナップ継続が確定したためなくなったが、その後はウィリアムズかルノーが候補として挙げられているようだ。

ただ、2014年からコンビを組んでいる同僚のニコ・ヒュルケンバーグは来年も継続することを切望すると広言している。

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ハミルトン(メルセデス)、来季のルール改訂に警戒感

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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現在今年のチャンピオンシップをリードするメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、早くも来年行われるF1ルール改訂に強い警戒感を示している。

「確かにここ数年、メルセデスAMGチームがF1の戦いをリードすることができた。
これは2014年に行われた1.6リッターV型6気筒ターボというレギュレーションの変更にメルセデスがいち早く対応することができたから。
でも来年はまた大きな規則変更が予定されているので、下手をすればまた今の力関係がシャッフルされかねないよ。
来年もまたグリッドの前方に着くために、この冬は大忙しかも知れないな。
もちろん、僕にはその覚悟があるけどね」

今シーズンもメルセデスAMGチームの二人が終始チャンピオンシップをリード。
序盤の劣勢を挽回したあとは、ハミルトンが通算4度目のタイトル獲得に向け先頭を走っている。
ただ来年の勢力図はまだ白紙だ。

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2016/08/17

先輩ペトロフ、苦況のクビアト(トロ・ロッソ)にエール

Daniil Kvyat (C)Redbull Racing
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シーズン途中でレッドブル・レーシングから傘下のトロ・ロッソへの降格、その後も8レースで入賞2回のみと苦戦を強いられているダニール・クビアト(22歳:ロシア)に、先輩ロシア人F1ドライバーであるヴィタリー・ペトロフがエールを贈っている。

これは地元ロシアのメディア『スポートボックス』に語ったもの。
その中でこの31歳になる先輩は、「シーズン途中のチーム変更もあり、クビアトが必ずしもドライビングに専念できない事情もあったろう。
しかし彼はメンタルが強いドライバーだ。
言われているようなマイナスの評価も本人は気にしていないだろう。
それとこの状況で夏休みというインターバルが入ったのが彼には救いになる。
この間にリフレッシュして、後半戦では立て直してくれる筈だ」と、心強い応援コメント。

2010年からルノーとケータハムで3年間走ったペトロフの最高位は2011年開幕戦の3位表彰台(ルノー)というものだ。

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ピレリのウェットタイヤ性能に疑問の声

Safetycar Image (C)Mercedes Motorsport
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基本的にドライ路面でしか行わないインディ500レースに対し、F1グランプリは雨の中でも行うのが伝統だ。
しかし、最近ウェット路面の場合にはほとんどがセーフティカーによる先導が行われていて、これがレースの醍醐味をスポイルしているのでは、との指摘がされている。

過去11回の優勝を誇るウィリアムズ・チームのベテラン、フェリッペ・マッサはこれについて、次のように母国ブラジル・メディアに語っている。

「もちろん僕らはウェットレースになっても戦う覚悟はできている。
ではなぜウェット路面の時にそのままレースをさせないのかといえば、それはアクアプレーニングが怖いからだ。
いったん水膜に乗ってマシンコントロールを失ったら、どんな名手でもマシンを操ることはできないからね。
つまりウェット路面が要求するレベルに、タイヤが応えられていないということだろう」

これを裏付けるようにFIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティング/レースディレクターも「われわれの責務はドライバーが無事にレースができるよう舞台を整えること。
(セーフティカーを入れて)レースをさせないということは、安全が見込めないということ」と、これを示唆している。

ただ当然のことながら、ピレリ陣営は「われわれのウェットタイヤは十分要求に応えている」と、主張する。

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フェラーリ、アリソン離脱は「家庭の事情」

James Allison (C)Ferrari S.p.A
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ドイツGPを前に、フェラーリ・チームからの離脱が発表されたジェームズ・アリソン/テクニカル・ディレクターの後任について、噂通りこれまでルカ・マルモリーニ氏の後任としてエンジン部門のディレクターを務めてきたマッティア・ビノット氏の昇格ということになったようだ。

ただ2014年にロータス・チームから跳ね馬チームに加入したアリソン氏がわずか3年でチームを去ることになったことについて、メディアが指摘するような成績不振によるものではなく、個人的な事情であると強調している。

それによればアリソン氏は今年妻のレベッカさんを病気で亡くしていて、それが原因でF1現場を離れることになったということだ。

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2016/08/16

オコン(マノー)はカーナンバー31を選択

次戦ベルギーGP(8月28日決勝)よりマノー・レーシングからのF1デビューが決まったエステバン・オコン(19歳:フランス)は、自身のカーナンバーについて『31』を選択したことがわかった。

これはオコンが自身のツイッターで明らかにしたもの。
資金不足からレースシートを失った前任のリオ・ハリアントは『88』を付けていたが、こちらは規定により2年後の2018年最終戦まで保護されることになる。

Sebastian Vettel (C)Redbull Racing
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なお前年のチャンピオンは栄光のカーナンバー1を付ける権利があるが、この制度がスタートしてからの前年チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは『5』を、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は『44』を選択していて一度も使われていない。

また2014年に事故死したジュール・ビアンキが使用していた『17』は、彼の死後永久欠番とされている。

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『プルタミナ』(インドネシア)、マノーのスポンサー離脱

Pertamina logo
インドネシアの国営石油会社である『プルタミナ』のスポークスマンは、マノー・レーシングのスポンサーから離脱することを明らかにした。

既報のように、マノー・レーシングは今季これまで12戦に出走しリオ・ハリアント(22歳:インドネシア)をレースドライバーから外し、リザーブドライバーへの降格を発表している。
その原因はハリアントが持ち込むスポンサー資金の不足とされていて、とりわけ最大の支援者であるプルタミナからの資金が途絶えたためとみられている。
それでも同選手が引き続きチームに残ったことで同社もマノーのスポンサーに残留するものとみられていた。

同社はハリアントの脱落に「落胆した」との異例のコメントを発表しているが、これにより来季ハリアントを取り巻く環境にも影響が出そうだ。

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グロージャン(ハース)、「青旗がレースの障害」

青旗 (C)Lotus Team
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今シーズン、新興のハースF1チームを牽引するロマン・グロージャン(30歳:フランス)が、周回遅れのマシンに与えられる「青旗」について言及している。

「青旗」はレース中、周回遅れのマシンに対し振られるもので、速度差がある後続の上位マシンに対して進路を譲れという意味のものだ。
F1では、コースマーシャル3区間でこれを無視するとドライブスルー・ペナルティー等が科せられる。

これについてグロージャンは、(チームメイトである)グティエレスがハンガリーGPで上位集団を抑えペナルティを喫したことに触れ、「われわれの立場は厳しいんだ。
後続が明らかにわれわれより速いのなら問題ない。
でも、彼らにだってタイヤや燃費の状況で必ずしもいつも周回遅れより速い訳じゃないよ。
われわれだってバトルをしているのだし、遅い後続を先に行かせろと言われてもね。
実際、ドイツGPで僕がベッテル(フェラーリ)を先に行かせた際にはそのせいで3秒もロスをしたんだから」と、打ち明けた。

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2016/08/15

ルノー・チーム、体制改革も人材確保に障害

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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昨シーズンオフ、慌ただしくプライベートのロータスからワークスチームへと体制復帰したルノー・チームだが、改革はまだ道半ば。
本格参戦となる2017年シーズンに向け有能なスタッフ確保に動いているとされるが、大きな障害にぶつかっているようだ。

これは同陣営を率いるシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターが明らかにしたもの。
その中でこのフランス人は、「いまわれわれは2017年シーズンを視野に、施設の拡充、マシンの開発、そしてスタッフの確保に走っているところだ。
しかしロータス時代に大幅縮小されたため、人材の面では正直苦労を強いられている。
われわほれが本気で、またどこまでやれるかというのを他チームにいる人間に理解してもらうのは大変だし、同意を得ても契約を解除するには時間もお金も掛かる。
人は簡単に『本腰』だの『ワークス』だの口にするけれど、現実は厳しい」と、本音を吐露した。

しかしルノー・チームは過去幾多の栄光に輝いてきた歴史を持つF1の名門だ。

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ハミルトン(メルセデス)、「私生活への批判は不当」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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その派手で自由奔放な私生活にしばしば批判の声が向けられるメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(31歳:イギリス)だが、本人はチャンピオンシップをリードすることでこれに対抗する形のようだ。

ハミルトンへの批判が目立ったのは大きなダイヤのピアスを付けてコクピットに収まるなどしたマクラーレン時代からで、その他交友関係も槍玉に挙げられていた。

これについてハミルトンは、「誰にだって尊重されるべきプライベートを持っている。
僕はレーシングドライバーだからドライビングについての批判は受けるが、私生活は別だ。
ところが僕への批判はもう10年も前からのことだよ。
中にはユニークな批判もあったけれど。僕は僕の生き方をしているだけ。
そんな批判者を、本業で見返してやるのは実に痛快なことだね」と、反論。

過去にもジェームス・ハントやジャック・ビルニューブなど、個性的なチャンピオンはこれまでF1で何人も現れてきた。

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ハースF1、イタリアGP後にもナスル移籍発表か

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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昨季からザウバー・チームで走っているフェリッペ・ナスル(23歳:ブラジル)だが、チームメイトであるマーカス・エリクソンとの確執もあり今季限りで放出は確実とみられている。
そのナスルの移籍候補とされているのが同じフェラーリ・エンジンを搭載するハースF1チームだ。

ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、「われわれはドライバーの決定をいつまでも遅らせたくない。
来季のマシン開発はもう始まっているし、こちらに精力を注がなければならないからね。モンツァ(イタリアGP:9月4日決勝)後にも来季の体制を発表したいと思っている」としている。

ハースF1ではグロージャンの残留は有力だが、グティエレスは放出の可能性が高い。
ちなみにもしグティエレスの後任にナスルが就けば、2015年のザウバーと同じ繰り返しということになる。

7歳の時にゴーカートを始めたナスルは16歳(2008年)で本格フォーミュラ・デビュー。
2011年にはイギリスF3選手権で7勝を挙げてチャンピオンに。
2013年はF1登竜門とされるGP2に参戦してシリーズ4位になっている。
F1ではデビュー戦となった2015年オーストラリアGPの5位が最高。

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2016/08/14

A.ニューイ氏(レッドブル)、再びF1に深く関与へ

Adrian Newey (C)RedBull Racing
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かつてチャンピオン・マシンを次々に輩出したレッドブル・レーシングの天才デザイナー、エイドリアン・ニューイ氏だが、約3年のインターバル期間を置き、再びF1マシンに関与することになりそうだ。

これはドイツの専門誌『アウト・ビルト・モータースポルト』が同チームのクリスチャン・ホーナー代表のコメントを報じたもの。
「しばらくF1から遠ざかっていたニューイだが、ここに来て再びF1への関心が高まっているようだ。
今年のマシンについていえば、彼が関わったのはせいぜい20%程度のものだったが、レギュレーションが大きく変わる2017年については少なくとも50%は彼の手になるのではないか。
彼のような天才がやる気を取り戻したら、われわれにとってはまさに鬼に金棒だよ」

一時はF1へのモチベーションを失い、ヨットレースに関わっていたニューイ氏だが、再びF1プロジェクトに関わるということになれば他陣営にとって脅威となる筈だ。

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ハリアント(マノー)、「不足金額は8億円」

Rio Haryanto (C)Manor Racing
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追加持ち込み資金の折り合いがつかず、今シーズン前半でマノー・レーシングのレースシートを失ったインドネシアのリオ・ハリアント(22歳)が、その内幕を明らかにしている。
ハリアントのシートには、夏休み明けからの後半はルノー・チームのリザーブドライバーだったエステバン・オコンが座ることとなっている。

これについてハリアントは、「マノー・レーシングで1年間走るめには1,500万ユーロ(約17億円)を払い込まなければならなかったんだけれど、実際には800万ユーロ(約9億円)しか用意することができなかったんだ。
それではハンガリーGPまでということだったけれど、なんとかドイツGPまで出走を認めてくれた。
チームには感謝しているし、今後もリザーブドライバーとして恩返しをしていきたい。
もちろんレースドライバーに返り咲くことを願っているし、来年は再びスターティンググリッドに着いていたいね」と、語っている。

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ペレス(F・インディア)、「次のチームがF1キャリア決める」

Sergio Perez (C)McLaren Group
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現フォース・インディア・チームのセルジオ・ペレス(26歳:メキシコ)がイギリスの専門誌『オートスポーツ』に自身のF1における将来について言及、「次の移籍が大きな意味を持つ」と強調した。

「F1ドライバーにとって、どのチームに所属するかはとても大きな意味を持つ。
そしてそれにはタイミングも重要だね。
いくら名門チームに行っても、時期を誤ればそれは却ってマイナスにすらなる。
僕ももう26歳。
僕自身についていえば、次の選択はキャリアを決める重要なものになるだろう。
そのためにもこれまで経験したことをうまく活かして慎重に決めなければならないよ」

2011年、まだ21歳の若さでザウバー・チームからデビューしたペレスは、ドライバー・サーキットであるモナコで光る走りをみせたが同時に大クラッシュも経験。
2013年には名門マクラーレンに抜擢されたものの、思わぬ不振でわずか1年で放出。
このことがペレスにとってトラウマに。
その後は現在のフォース・インディアで活躍を続けるが、ここでは念願のタイトル獲得にならないのは必須で、再びトップチームへの返り咲きを狙っている。

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2016/08/13

ルノー・チーム、リザーブドライバー設定せず

Renault Team motorhome (C)Renault F1 UK
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レースドライバーであるケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーをサポートする立場のテスト&リザーブドライバーとしてエステバン・オコンを登録していたルノー・チームだが、今回オコンがマノー・レーシングに移籍したことでそのポジションは空席となった。
これについて同チームではオコンの後任を指名する予定はないことを明らかにした。

同チームのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは、「われわれには将来F1ドライバーに昇格するであろう有能なジュニア育成ドライバーを何人も抱えている。
必要であればそれらの中から幸運な指名を受ける若者が現れるかも知れないが、いまのところそうした計画はない」と、説明。

ルノー・チームでは来シーズンに本格的なワークス体制への転換が計画されていて、その時にはレースドライバーも一新される可能性が高い。

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救済されたザウバー、それでも冠スポンサー探し

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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ハンガリーGPを前にスイスのIT&金融会社『ロングボウ・ファイナンス』に資本救済されたザウバー・チームだが、それでもさらにチーム名にもなるタイトル・スポンサーを求めていることを明らかにした。
これは同チームで引き続きCEO(最高経営責任者)を務めるモニシャ・カルテンボーン氏が公式サイトで語ったもの。

「ロングボウ・ファイナンスはわれわれのチーム力が現在のランキング以上のものであると判断して投資してくれたものと考えています。
でも彼らの期待に応えるためには、さらなる財政の安定が必要になります。
そのためにも早くチームの冠となるタイトル・スポンサーを見つけたい。
ザウバー・チームにはエアロダイナミックスやシミュレーション、3D開発などインフラ部門には強さがあります。
F1以外の分野でも、こうした強みが活用できるかも知れないと思っています」

1993年に初参戦したザウバー・チームは、一時BMWに委ねた時期もあったがここまで常にプライベートチームの雄としてF1に貢献してきている。

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ピレリ首脳、バーレーンをシーズン前テストに希望

Bahrain Circuit (C)Mercedes Motorsports
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F1タイヤは2017年シーズンからワイドタイヤ化するということで、シーズン中にも複数のテスト、さらに来季開幕前にも定例のシーズン前テストが行われる予定だが、これについてピレリ・モータースポーツのポール・ヘンベリー/ディレクターがタイヤ製造者の立場から提言を行っている。

「今年はスペインのバルセロナ・サーキットを舞台にシーズン前テストが行われたが、この時期のヨーロッパはまだ寒く、シーズン中のグランプリとは気温が違いすぎてほんとうのタイヤテストにはならない。
だからわれわれは以前行われていたようにバーレーン・サーキットでテストを行うことを希望している。
中東であれば十分に暖かく、タイヤのための適切なテストが行えるからだ。
チームにとってはわざわざお金と時間を掛けて遠隔の地で……という言い分もあるだろうが、ぜひ検討してもらいたい」と、ヘンベリー氏。

バーレーンでは2014年までシーズン前テストが行われていたが、この時も遠征コストを理由に参加を辞退したチームが複数あった。

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2016/08/12

インドネシア・スポーツ省、落胆の意表明

Rio Haryanto
今シーズン、アジア人唯一のF1ドライバーとして活躍したマノー・レーシングのリオ・ハリアント(22歳:インドネシア)だったが、残念ながら持ち込み資金の問題から先のドイツGPを最後にレースシートを失うこととなった。
これについて母国インドネシア・スポーツ省のスポークスマンは遺憾の意を表明するコメントを公式に明らかにした。

「本来、当初の契約はフルシーズンを戦うというものだったので、チームのこの決定には非常に落胆している。
しかしその背景にはスポンサー資金の問題など、われわれが力足らずだったことも否めない。
マノーは問題解決の猶予をハンガリーまで延長してくれたし、前半戦最後のドイツGPへの出走も認めてくれ、感謝している。
われわれはもっとハリアントに対し支援を行いたかったが、残念ながら議会はそれを認めなかった」

ハリアントは今後同チームでリザーブドライバーを務めながら、あらためて来季のレースシートを模索することになる。

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ハリアント、リザーブドライバーとしてマノーに残留

Rio Haryanto (C)Manor Racing
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リオ・ハリアントからエステバン・オコンへとレースドライバーの交代を正式発表したマノー・レーシングだが、翌11日(木)、そのハリアントが引き続き同チームにリザーブドライバーとして残留することで契約したことを明らかにした。

言うまでもなくハリアントはどのドライバーよりも同チームでの実戦経験が豊富な訳で、本人の希望にチームも前向きに応えた形。
ハリアント本人は再び来季の捲土重来を図ることになる。
今後はリザーブとして残りの全グランプリに帯同するだけでなく、チームの技術的ミーティングやプロモーション活動にも加わるということだ。

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改革計画のザウバー・チーム、ホンダ製P/U搭載に関心か

Sauber Ferrari『C35』 (C)Sauber Motorsport AG
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ハンガリーGPを前にチーム経営者が創設者でもあるこれまでのペーター・ザウバー氏からスイスの『ロングボウ・ファイナンス』という企業に変更されたザウバー・チームで、来季に向け大規模な構造改革案が計画されていることがわかった。
スイス国内のメディアが報じるところによれば、新たに同社のCEO(最高経営責任者)に就いたパスカル・ピッチ氏は、ホンダ・エンジンへのスイッチも考えているというもの。

ザウバー・チームは一時BMWに運営を移した時期を除けば、伝統的にフェラーリとの関係が深いことが知られている。
しかしザウバー・チームの資金難もあり、最近では必ずしも両社の関係がうまくいっていないとも伝えられていた。

もし実際にホンダ製パワーユニット搭載となればホンダにとっては供給2チーム目ということになり、現在のマクラーレン独占供給に比べ開発スピードが大幅に促進されることが期待されそうだ。
ただホンダ側はこれについて「何も打診はない」と、噂を否定している。

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2016/08/11

メルセデス、オコンDTMの後任にフェリックス・ロゼンクビスト

Felix Rosenqvist (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームは、同チームからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦していたエステバン・オコンがマノー・レーシングからF1に参戦することに決まったことから、その後任のレースドライバーとしてフェリックス・ロゼンクビスト(24歳:スウェーデン)を充てることを明らかにした。

ローゼンクビストは昨年のマカオGPを制したF3ユーロシリーズのチャンピオン。
DTMではこれまでメルセデスAMGチームのテスト&リザーブドライバーを務めていた。
今回の起用にロゼンクビストは、「長年メルセデスと共に活動してきたけれど、大きなチャンスがもらえてうれしい。
チームの期待に応えられるよう頑張りたい。
そして僕もいずれはF1の舞台で走りたい」と、意欲をみせた。

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マノー、ハリアントに代えてエステバン・オコン起用

Esteban Ocon (C)Mercedes Motorsport
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マノー・レーシングは次戦ベルギーGP(8月28日決勝)からリオ・ハリアントに代えて現ルノー・チームのテスト&リザーブドライバーであるエステバン・オコン(19歳:フランス)を起用することを正式発表した。

2016年のF1で最後にシートを射止めたハリアントだったが、マノー側の高額な提示額に加え、同選手のスポンサーである母国の国営石油会社『プルタミナ』の原油価格低下による経営不振もあって前半だけの起用に留まった。

当初から候補に挙げられていたオコンは、本来メルセデスAMGチームのジュニア育成ドライバーでもある。
今年ルノーのリザーブドライバーとして金曜フリー走行1回目で走行を担当した他、メルセデスからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にも参戦中。

「この話の実現に配慮してくれたルノー・チームには感謝している。
準備は整えて来たのでいつでもF1デビューの準備はできていた。
ましてやF1でもっともチャレンジングなスパでのデビューは望むところ。
すでにマノーのファクトリーに行ってシート合わせと合わせや顔合わせを済ましてきた。
その日が来るのが待ちきれないよ」と、オコンは意欲をみせている。

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トロ・ロッソ首脳、クビアトの能力を信頼

Daniil Kvyat (C)Redbull Racing
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今シーズン途中にレッドブル・レーシングから「降格」、その後トロ・ロッソでの8戦で入賞が2回の10位だけ(僚友サインツはその間6位を最高に6回入賞)という不振に、早くも今季限りで放出との噂も聞かれるダニール・クビアト(22歳:ロシア)だが、チームは同選手を擁護する雰囲気だ。

チームを率いるフランツ・トスト代表は、「私は彼を信頼している。
様々なことがあって、彼はいま少々自身を失っているだけ。
実際、ドイツGPでの走りには復活の兆しが窺えたし、いま必要なのは結果。
それもまもなくのことだろう。
クビアトはわれわれにとって必要なドライバーだと信じているよ」と、エール。

ロシア期待のドライバーであるクビアトは母国スポンサーからの支援にも恵まれているが、潤沢な活動資金を持つレッドブル・グループにとってはあまり重要なことではないかも知れない。

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2016/08/10

ウィリアムズ首脳、バトンの噂に「高給取りは無理」

Claire Williams (C)Williams F1
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来シーズン、古巣ウィリアムズ・チームへの移籍の可能性が取り沙汰されるマクラーレン・チームのジェンソン・バトン(36歳:イギリス)だが、同チームのクレア・ウィリアムズ副代表はその「障害」について次のように語っている。

「バトンがわれわれのドライバーリストの有力な候補であることは否定しません。
彼の経験はウィリアムズ・チームにとって大きな財産になると確信しています。
商業的な面でもメリットが期待され、双方にとって良い方向に向かうと思っています。
ただウチにははマクラーレンのように潤沢な資金がある訳ではありません。
彼がもし現在のような(高額な)契約金を求めるのであれば、残念ながらウチは向いていません」

アロンソ&バトンといういずれも元チャンピオンを擁するマクラーレン・チームがドライバーに充てる契約金額はF1最高クラスとみられている。

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ナスル(ザウバー)、ハースF1移籍に活路模索

Felipe Nasr (C)Sauber Motorsport
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チームの財政難もあり今季まだ一度の入賞も果たせてない苦戦のザウバー・チーム。
しかしハンガリーGPを前に同チームのオーナーがスイスの『ロングボウ・ファイナンス』という企業に変更されたことが明らかにされている。
これにより当面同チームの資金難というハンディはなくなる見込みだが、新しいスポンサー・グループにはチームメイトであるマーカス・エリクソンを支援する企業が入っていると伝えられている。

今シーズン、幾度となく「対立」を重ねてきたいわくのデュオであるこのドライバー・ラインナップが来季も継続されることは考えにくく、その場合ナスルに放出の可能性が高いとみられるものだ。

このためナスルは、今年新規参戦したハースF1チームへの移籍を視野に活動を始めていると伝えられている。
ナスルはこれについて、「契約についてはマネージメント担当者が当たってくれていて、僕はまだ詳細を聞いていない」と濁したが、当然のことドライバー本人が何も承知していないのは不自然なこと、意欲は十分にありそうだ。

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アロンソ(マクラーレン)、「頻繁な規則変更はF1人気に障害」

Fernando Alonso/Kenya (C)Renault F1 UK
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元2回のF1チャンピオンであるマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソが、最近目立つF1レギュレーションの変更について言及している。
これはイギリスの衛星スポーツ・チャンネル『スカイスポーツ』が報じたもの。

その中でこのスペインの英雄は、「あまり頻繁な規則変更はF1にとっていいことじゃない。
今シーズンに入ってからだけでも、予選方式が慌ただしく変更されたし、さらに無線交信やトラックリミットの問題など、毎レースのように規則が変わって振り回されている。
規則がコロコロ変わるのはスポーツにとって絶対良くないこと。
それにF1の場合、それらの多くが結局また元に戻ったりしているしね。
ドライバーの僕らは変更を伝えられるだけで、それに従うしかない。
でもファンにとったらもっとわかりにくくて煩わしいものだと思うよ。
そんなのはおそらくF1人気の障害にしかならないな」

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2016/08/09

ハミルトン、ハロー(頭部保護装置)延期で不測の事態危惧

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)は2017年シーズンから予定していたハロー(頭部保護装置)の導入延期を決めたが、こうした動きにメルセデスAMGチームのエース、ルイス・ハミルトンが警戒感を表している。

「ハローは安全のための装置なんだから一刻も早い導入が必要だと思っている。
確かにまだ完全なものではないにせよ、だからといって安易にやめてしまったのには納得がいかないな。
延期したその間に、もしも不測の事態が起きたらどうするんだろう。
考えたくはないことだけど、事故なんて昔からそういうもの。
あらためてその導入が実現するまで、僕自身も含め誰も事故に遭わないことを願うばかりだよ」

ただ、F1ドライバーの立場から安全性を追求するGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の活動にはハミルトンは元来消極姿勢だ。

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ルノー・チーム、ボタス(現ウィリアムズ)と交渉中

Valterri Bottas (C)Williams F1
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チーム首脳が経験あるドライバーの必要性を訴えるルノー・チームだが、どうやら中堅ドライバーとして定評のあるバルテリ・ボタス(26歳:フィンランド)が交渉のテーブルにあるようだ。

これを報じたのはボタスの地元フィンランドのテレビ局『MTV3』で、本人はある程度の戦闘力が見込めるウィリアムズ・チームに残留するか、ワークス体制となったルノー・チームの将来性に賭けるか、判断に迷っている状態という。

ボタスはこれまで9回の表彰台獲得(最高位2位)の他、2014年のロシアGPではレース中のファステストラップも記録した実力派。
またF1デビューした2013年には当時ウィリアムズ『FW35』がルノー・エンジンを搭載していた関係でルノー・スポールとの関係も良好と言われる。

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メルセデスAMG、ユニークなベルギーGPのタイヤ選択

Pirelli Tyre (C)McLaren Group
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目下2016年のF1をリードするメルセデスAMGチームが、夏休み明け初戦となる次戦ベルギーGP(8月28日決勝)のタイヤ選択で、他チームとは異なるユニークな方針をみせている。

現在F1タイヤを独占供給するピレリタイヤによれば、上位を争う3チームの中でレッドブル・レーシングが6セット、フェラーリ・チームが7セットものスーパーソフト・タイヤを選択しているのに対し、メルセデスAMGチームの二人は全チームの中でも最少となる4セットしか選択していないという。

その分メルセデスAMGデュオはソフトタイヤを多く確保していて、ロズベルグは5セット、ハミルトンは6セットで全ドライバー中最多となっている。

この選択が果たして功を奏すかは、決勝レース当日になって初めて答が出る。

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2016/08/08

ジーン・ハース代表、「フェラーリとの技術提携不十分」

Gene Haas (C)Haas Formula LLC
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今季アメリカを本拠としてF1に新規参戦を果たしたハースF1チームだが、パワーユニットや関連コンポーネンツの供給を受けるフェラーリ・チームに対し、技術協力が不十分であると指摘している。

今シーズン、ハースF1はここまでの12戦で早くも4回の入賞を果たしているが、このうち3回は序盤の4戦で記録したもの。
その後は当初の勢いが衰えた感があるが、それを誰より感じているのはジーン・ハース代表そのものだろう。

「われわれとフェラーリ・チームとのパートナーシップは良好なものだと受け止めている。
しかしながら、すべてが予定通りかといえば、正直不満な部分もあるのが実情だ。
F1には複雑なルールがあるため提携は慎重にならざるを得ないが、しかしそれにしてもフェラーリの側は臆病に過ぎると思っている。
もっと技術提携を進めれば、F1はさらに面白いのになる筈だよ」

F1チームは自らコンストラクター(マシン製造者)でなければならないが、エンジンやギヤボックス等の供給は許されていて、その解釈はアメリカのチームとって理解しにくいものとなっている。
なお、ハースの場合はシャシーもダラーラ社に製造を委託とされる。

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ルノー・チーム首脳、「チーム率いるドライバー必要」

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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F1復帰となった初年の今シーズン、ロシアGPでの1回しか入賞のないルノー・チームだが、その原因の一つにドライバーの能力不足もあるとチーム首脳は考えているようだ。
これを指摘するのは同チームでマネージング・ディレクターを務めるシリル・アビテブール氏。

現在同チームでは経験1年(マクラーレン)のケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)、そしてF1ルーキーであるジョリオン・パーマー(25歳:イギリス)を起用しているが、いずれもチームの前身であるロータス・チーム時代に決められたものと理解されている。

これについてアビテブール氏は、次のような考えを披露した。
「チームがルノーになり、あらためて長期的な視野に基づく展望が要求されることとなった。
それにより、ドライバー・ラインナップについても再考すべきものという結論に達した。
チャレンジングな意欲を持つ若さは必要だが、同時にチームを牽引するリーダーシップを持つドライバーも不可欠になる。
われわれに欠けているのはそのチームを率いるような経験あるエースドライバーなんだ」

具体的な名前には触れなかったが、ペレス(フォース・インディア)やボタス(ウィリアムズ)らが来季の候補としてメディアからは挙げられているようだ。

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渦中のバトン(マクラーレン)、去就は夏休み明けに

Jenson Button (C)Williams F1
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2010年にタイトル獲得を果たした当時のブラウン・グランプリから移籍、マクラーレン・チームで今年7年目のシーズンを迎えているジェンソン・バトン(36歳:イギリス)だが、契約が単年度であることから毎年移籍話でパドックを賑わせている。

いま急速にふくれあがっているのが古巣ウィリアムズ・チームへの復帰というもの。
ウィリアムズは2000年、まだ二十歳のバトンがF3からいきなりF1に抜擢されて大きな話題になったチームだ。

同チームではマッサの後任になるとみられるが、他にもペレス(フォース・インディア)らも候補に挙げられている他、ドライバー選考の結論をいつまでも先送りしないという首脳陣の言葉もあることから、移籍の場合は夏休み明けの9月にも最初の動きがあるとみられる。

なおF1で思うようなシートが得られない場合、バトンはWEC(世界耐久選手権)など他のカテゴリーへの転身の可能性も示唆しているという。

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2016/08/07

『ハイネケン』スポンサー獲得はフェルスタッペンの功績

Heineken F1
このほどFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)を通しF1グローバル・スポンサーとなったオランダの大手ビール会社『ハイネケン』との契約について、バーニー・エクレストン代表は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)の存在が大きく影響したと讃えた。

フェルスタッペンは言うまでもなく『ハイネケン』と同じオランダのシンボル。
同国ではこれまで15人ものF1ドライバーを排出しているが、勝利を飾ったのはマックス・フェルスタッペンただ一人、父親のヨス氏もF1最高位は1994年の3位2回(いずれもベネトン・フォード)というものだった。
このためマックスには同国初のF1チャンピオンへの期待が掛かっている。

エクレストン代表は、「ハイネケンは以前からF1に関心を示していたが、フェルスタッペンのようなタイトル獲得への可能性を感じさせる有望なドライバーが現れるのを待っていたんだろう」と、その背景をオランダ・メディアに示した。

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アレクサンダー・ロッシ、マノー復帰を断る

Alexander Rossi (C)Caterham F1 Team
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アメリカの24歳の若者アレクサンダー・ロッシは今季マノー・レーシングのテスト&リザーブドライバーを務めるが、同チームから示された今季後半戦のオファーについてこれを断ったことがわかった。
これは持ち込み資金が潰えた同チームのレースドライバーであるリオ・ハリアントの後任として抜擢されたものだった。

昨シーズン、前身である当時のマノー・マルシアから5戦に出走したロッシはアメリカGP(US-GP)の12位が最高。
今季はインディカー・シリーズに転身、100回目の記念すべきインディ500レースで初優勝を遂げるなど十分にその真価を発揮しているところ。

相変わらず戦闘力不足で臨むF1よりも、上位が窺えるインディカーの方をロッシが選択したのは当然のことか。
なおマノー・レーシングのテスト&リザーブドライバーの職務は今後も継続するという。

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ウェーレイン(マノー)、フォース・インディア移籍も視野に

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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今季オーストリアGPでチーム初となるポイント獲得を果たしたマノー・レーシングのパスカル・ウェーレイン(21歳:ドイツ)に、来季フォース・インディア・チームへの移籍の可能性が伝えられている。

元々メルセデスAMGチームのテスト&リザーブドライバーでもあったウェーレインは、エンジン供給の関係もあり今季はマノー・レーシングのドライバーとして活動。
十分チームの期待に応えていることから本人もより有力なチームへの昇格を狙っているもの。

ただ本家メルセデスAMGチームはすでにハミルトン&ロズベルグ両ドライバーの残留が確定して、交代の余地はない。
そこでウェーレインが視野に入れているのが同じくメルセデス・エンジンを搭載するフォース・インディアなのだという。
同チームのレースドライバーであるセルジオ・ペレスに移籍の噂があるからだ。
ペレスの移籍候補にはウィリアムズやルノー・チームの名前が伝えられていて、夏休み明けには早くも何らかの動きがあるかも知れない。

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2016/08/06

C.ホワイティング(FIA)、ハローへの批判に苛立ちも

Halo system (C)Ferrari S.p.A
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複数回にわたる実車テストの結果、結局時期尚早として2017年シーズンからの導入が断念に追い込まれたF1マシンの『ハロー(頭部保護装置)』だが、こうした状況にこれを主導してきたFIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは不満のようだ。

「誰だって現状より難が生じるというのは嫌なものさ。
しかしハローはドライバーの頭部を守ろうとするものだから、視界などどうしてもある程度の犠牲は止むを得ない。
ドライバーの命を守りたいというのであれば、たとえ一部にそうしたマイナス面があっても全体を考えて導入すべきなんだ」と、その必要性を強調。

また一部に提案されている「アクティブな頭部保護装置」について、次のように言及した。
「そうしたアイデアがあることは承知している。
概念としてはエアバッグのようなものなんだろうが、乗用車のスピードとF1マシンのスピードとでは比べものにならない。
残念ながらF1で使うには非現実的なものと言わざるを得ない」

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トラックリミット・ペナルティに反対意見も

Image (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は先のドイツGPから特定コーナーにおいての「トラックリミット」について基準を厳格化したが、これには反対意見もあるようだ。

トラックリミットとは、コーナー通過の際に、外側に車体がはらむ限界を示したもの。
FIAは今回その限界を、「縁石部分の外側の端」とし、車体の一部でも縁石より外側に出た場合には違反になるとした。
これによりタイム短縮などメリットを得た場合には、予選であればその周のタイムは無効。決勝レースでこれを繰り返した場合にはドライブスルー等のペナルティーが科せられるとされた。

これを不要とする陣営では、「本来、モーターレーシングではコースを外れたらウォールにヒットするかグラベルベッドにはまるかになる。
そこがターマック(舗装)なのであれば、ドライバーは少しでもタイム短縮を図ってオーバーするのは当然のこと。
しかし何キロものコースで数センチカットしたところで大勢に影響はない」と、過度のペナルティを批判している。

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ハミルトン(メルセデス)、「流れはまた変わる」と慎重姿勢

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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オーストリアGPから破竹の4連勝、ドライバーズ・ランキングでも2位ロズベルグに19ポイント差を付ける勢いに、ドイツGP後多くのメディアから「完全に流れはハミルトン」との論調が主流になっているが、これを知った当のハミルトンは「流れはまた変わる」と相変わらず慎重な姿勢を崩していない。

「全然流れなんかできていないよ。
僕がリードというけれど、こんなのまだ1戦でひっくり返る程度のものでしかない。
これまでだって何回も有利不利は繰り返されてきたことなんだし、一時は逆に50ポイント近い差があった時だってあったんだからね。
それにこれからの後半戦、僕にはおそらくエンジン交換によるペナルティが科せられてくる。
そうなったときにはまた流れが変わるかも知れないからね」

チーム首脳が怖れるのはライバル争いが過熱して同士討ちを演じてしまうことだろう。

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2016/08/05

来季ウィリアムズにペレス(F・インディア)の名前

S.Perez & V.Mallya (C)Sahara Force India F1
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来季ジェンソン・バトン(現マクラーレン)加入の噂があったウィリアムズ・チームだが、ここに来て新たにセルジオ・ペレス(現フォース・インディア)の名前が浮上しているという。

F1デビューがウィリアムズだったバトンは本人も関心を示しているというが、本人の第1プライオリティはあくまでもマクラーレン・ホンダ残留とされる。
しかし同チームではまだ来年の契約について動きをみせておらず、バトン自身も具体的な交渉に入れない模様。

今季すでに2回の表彰台獲得を果たしているペレスへの評価は高いが、こちらはフォース・インディア側が来季も残留の構えを崩していないという。
また同選手の場合、強力なメキシコ系スポンサーが支援することからこちらの意向も影響力を持ちそうだ。

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ルノー・チームの覇権計画、5年先では遅すぎる

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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ロータス・チームを買収する形で復活スタートしたルノー・スポールによるF1活動だが、同チームでマネージング・ディレクターを務めるシリル・アビテブール氏によれば、当初示した5年計画をさらに前倒しして進めていく意向ということだ。

これはイタリアの専門誌『アウトスプリント』が報じたもので、プロジェクト開始後ここまでまったく精彩を欠く現状に、ルノー社のカルロス・ゴーン/CEOから檄が飛んだのだという。

「同じルノー・エンジンで戦うレッドブル・レーシングが活躍していることを考えれば、原因はわれわれのシャシー面にあると言わざるを得ない。
メカニカルグリップの改良、そしてエアロダイナミックスの見直しなど急速に改善を進める必要がある」と、アビテブール氏。

またマシンのカラーリングも、予定される新スポンサー(Movistar?)の関係もあり、現在のイエローから来年再びブルーを基調としたものになるのでは見られている。

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別荘建設でハミルトン(メルセデス)訴えられる

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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目下今季のF1チャンピオンシップをリード、4度目のタイトル獲得に向かってひた走るメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、プライベートではイタリアの不動産事業者から訴えられるという問題に直面していることがわかった。

それによればハミルトンは父親の故郷とされるイタリアのグレナダに大型の超高級別荘を計画、すでに一部の工事に入っていたというが、このほど突然工事の中止と計画の解約が申し入れられたのだという。
関係者によれば、中止の原因はハミルトンが交際していたアメリカの女性歌手ニコール・シャージンガーさんと破局したためではないかとの憶測が伝えられている。

ちなみにハミルトンが尊敬するミハエル・シューマッハもスイスに別荘を建設した際に当地の住民と裁判沙汰になった経緯があり、これも「一流の証明」なのかも。

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2016/08/04

今度はレッドブルがピレリのワイドタイヤ・テスト

Pirelli Tyre Test (C)RedBull Racing

フェラーリ・チームに引き続き、今度はレッドブル・レーシングが2017年導入予定であるピレリのワイドタイヤをテストした。

こちらは同じイタリアのムジェロ・サーキットが舞台。
マシンは2015年仕様の『RB11』で、ステアリングを握ったのはかつてトロ・ロッソで3シーズンF1を戦った懐かしいセバスチャン・ブエミ(27歳:スイス)で、F1マシンのコクピットに収まるのはほぼ2年ぶりのことという。
なおテストの詳細については公開されていない。

2017年タイヤのテストはメルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルの上位チームだけに予定されていて、一部に不公平との声も挙がっている。

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「未勝利F1ドライバー」クリス・エイモン氏、死去

Chris Amon (C)Ferrari S.p.A
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1960~1970年代に掛けて活躍した元F1ドライバー、クリス・エイモン氏(ニュージーランド)がガンのため死去したことが伝えられた。
享年73歳。

スポーツカーレースではルマン24時間レースで優勝するなど結果を残したエイモン氏だが、19歳の若さでデビュー、ロータスやフェラーリ等で全97戦に参戦したF1ではついに未勝利。
そんなことから「優勝していない中ではベストドライバー」というありがたくないニックネームで称されることもあった。

F1を引退してからは故郷のニュージーランドに戻り農業をするなど、モーターレーシングの世界からは距離を置いていた。

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苦戦続くフェラーリ・チームにまたぞろ内紛説

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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セバスチャン・ベッテルのホームグランプリとして期待されたドイツGPも5位フィニッシュ、もう一人のライコネンも6位止まりでこれで3戦連続で表彰台なしとファンの期待を裏切ったフェラーリ・チームでは、またぞろお決まりの内紛が伝えられている。

そもそも今回のドイツGP直前にテクニカル・ディレクターの要職にあったジェームズ・アリソンが離脱したのもお家騒動の一環とイタリア国内では報じられていた。
ドイツGPではベッテルがチームとの無線交信でレース戦略について疑問を訴えるなど、さらなる混乱も伝えられているという。

ハンガリーGP終了時にはまだランキング2位を死守していたが、ドイツGPを終えレッドブル・レーシングに逆転を許した名門チームはメルセデスAMGを追うどころか屈辱の3位に後退してしまっている。

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2016/08/03

得意のタイヤ戦略で「策に溺れた」フォース・インディア

Tyre Work (C)Sahara Force India F1
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これまでしばしば他チームは異なる決勝レースでの『タイヤ戦略』で功を奏してきたフォース・インディア・チームだが、今回のドイツGPでは珍しいタイヤ管理のミスが発覚、ペナルティを受ける始末となった。

これは同チームのニコ・ヒュルケンバーグが、FIA(国際自動車連盟)の記録上すでにピレリに返却されたものとなっていたタイヤが予選Q1セッションで再び使用されたことが判明したもの。
原因は単に手違いということだったが、ヒュルケンバーグはこれにより予選グリッド1番降格という手痛いペナルティを喫することとなった。

他チームからはタイヤ戦略にこだわる同チームが策に溺れたと、冷ややかな目で見る向きが多いようだ。

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エクレストン氏、「身内」の犯行にショックも

Sao Paulo Scene (C)Toyota Motorsports
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ブラジル・サンパウロ警察の素晴らしい対応により、無事解決したバーニー・エクレストン氏の義母誘拐事件だが、一方犯行の首謀者が元エクレストン氏のヘリコプター・パイロットだったことが判明した。

これについてエクレストン氏は、警察の対応に感謝の意を表すと共に、犯人が同氏の安全を守る立場のいわば「身内」であったことに衝撃を受けたことを明らかにした。

「ここ数日、われわれ家族はほんとうに辛い立場だった。
幸い警察の働きはほんとうに素晴らしいもので、何の犠牲も出すことなく事件が解決されたことに敬意を表したい。
しかしながら、犯人は自分の雇用者だったことに驚くと共にショックを受けている。
悲しいことだが、こうしたことは完全に防ぐことは難しい。
みなさんの家族に起きることがないよう祈っている」

なお犯人側が要求したとされる身代金1億2千万レアル(約38億4千万円)は、ブラジルの誘拐事件史上最高額だったということだ。

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「完全に流れはハミルトン」と、メルセデス首脳

L.Hamilton & T.Wolff (C)Mercedes Motorsports
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スタートからトップに立つと、そのままチェッカーフラッグまで完全にレースをコントロールして4連続優勝を飾ったルイス・ハミルトンについて、メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「いまや流れは完全にハミルトン」と、その勢いを讃えた。

「人間誰にだっていいときもあれば悪い時もある。
F1ドライバーだって同様で、その悪い時にいかに早くそこから脱出するかがタイトル獲得へのカギになる。
ハミルトンにはもともと素晴らしい才能と経験があり、うまくいっている時には手が付けられない強さを発揮してきた。
さらにたとえばスタートなど、これまで弱点とされてきた面でも彼は成長を遂げた。
レースを自分だけでは作ることはできないが、今の流れはすべてが彼に良い方向で進んでいる。
この勢いを止めるのは難しいのではないか」

ドイツGPの優勝でハミルトンは49勝目。
歴代優勝回数2位であるアラン・プロストの51勝も見えてきた。
(歴代1位はミハエル・シューマッハの91勝)

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2016/08/02

フェラーリ、ピレリのワイドタイヤをテスト

Pirelli Tyre Test (C)Ferrari S.p.A
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ドイツGP後、チームの本拠地マラネロに戻ったフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルは、ピレリの2017年仕様タイヤをテストするため直ちにフィオラノ・サーキットで昨年仕様のマシン『SF15-T』のコクピットに収まった。

2017年仕様のタイヤはレギュレーション変更によりこれまでよりもワイド化され、その性能に注目が集まっているもの。

ベッテルはまずスリックタイヤでテストを行ったあと、人工的に撒水したコースでさらにウェットタイヤのテストも行った。

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「今日は8位が我々の狙える最上位のポジションでした」 (ホンダ)

F1160730001h(C)Honda Motor Co Ltd.

ドイツGP 決勝
ホッケンハイムリンク、7月31日(日)

McLaren-Hondaは、F1の夏休みを前に行われたドイツGPにおいて、8位という励みになる結果を出しました。チームがレースで入賞したのは、今季7度目のことです。

ジェンソン・バトンもフェルナンド・アロンソも、ほぼトップ10圏内で落ち着いたレースを常に展開。ただ、レース終盤でバトンがチャンスを生かし、残り2周の時点で9番手から8番手にポジションを上げたのに対し、アロンソはチェッカーフラッグを受ける際に10番手から12番手へと ポジションを下げる結果となりました。

今日のパフォーマンスは、チーム全員が週末を通して努力したおかげです。フリー走行では難しいセッションを2日間強いられたものの、今日はマシンのパッケージがうまくまとまり、McLaren-Hondaのスピードが改善していることを裏付ける形となりました。

ホンダモータースポーツリリース

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リカルド、ドイツGPで初『ドライバー・オブ・ザ・デー』に

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングのダニエル・リカルド(27歳:オーストラリア)が、今回行われたドイツGPの『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選出された。
この賞は今シーズンから始まったもので、決勝レース翌日にF1公式サイトで世界中のファンによって「今回のグランプリで最も輝いたドライバー」として選出されるもの。

今季ここまで3回表彰台のリカルド。
チャンピオンシップでもメルセデスAMGチームの二人に続く堂々の2位にランクするオーストラリア人ドライバーだが、意外なことにこの賞に輝くのはこれが初めて。
ちなみにチームメイトであるマックス・フェルスタッペンのほうはすでに4回も受賞している。

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2 番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン、 P Zero スーパーソフトとソフトタイヤを使用して優勝 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2016 ドイツグランプリ 決勝
予測通り、多彩な戦略が展開され、3 ストップ戦略が主流に

2016 年 7 月 31 日、ホッケンハイム
予測通り、ドイツグランプリでは多彩な戦略が展開されました。3 ストップ戦略が主流となった中、多くのチーム がチーム内での戦略を分けていました。

メルセデスもその中のひとつで、優勝したルイス・ハミルトンがスーパーソフトとソフトを交互に使用したのに対し、 ポールシッターのニコ・ロズベルグは、序盤に 2 セットのスーパーソフトを、終盤に 2 セットのソフトタイヤを使用 しました。ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンがともに表彰台を獲得したレッドブルも、チーム内で異 なる戦略を実行しましたが、両ドライバーともスーパーソフトで最終スティントを走行し、そのスピードを活かしました。

終盤にわずかながら雨の可能性があったものの、前日同様、レースを通して路面温度が 38℃付近のコンディ ションでした。各チームは、最後まで独自の戦略を用い、上位から下位までトラック上でのバトルを多数展開し ました。

ホッケンハイムサーキットは、2014 年の Formula 1 開催以降、大幅な改修が行われておらず、バンピーな古い アスファルトがタイヤへ大きな負荷を与えていました。その結果、数多くのドライバーたちが、ペースを維持する ために 2 ストップから 3 ストップへの戦略変更を余儀なくされました。2 ストッパー中の最上位ドライバーは、9 位に入賞したウィリアムズのヴァルテッリ・ボッタスでした。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ハミルトン(メルセデス)、「マジになったのは最初だけ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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オーストリアGPから続くみごとな4連勝でドイツGPを制したメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「マジになったのは最初だけ」と、余裕だったことを明らかにした。

「今日はとにかくスタートですべてが決まったと言ってもいい。
エンジニアがとても良い準備をしてくれたお陰で、課題のスタートが完璧に決まったんだ。
(ロズベルグが遅れたため)後続はレッドブルの2台だったから、ギャップを得てからはもうそれを保つだけだった。
実際、2周目にはもうエンジンの設定を落としていたんだからね。
2位のリカルドが途中で迫ってきた時も、僕のほうはちゃんと計算していたから。
11秒あったギャップが5秒まで縮まったところでまたペースを上げただけ。
長いシーズンを考えたら、エンジンも労わる時にはちゃんと労らなくっちゃね」と、余裕。

順調な時には憎らしいほど強い、そんな強いハミルトンを見せつけたレースとなった。
これでロズベルグとのポイント差は今季最多の19ポイントまで広がっている。

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誘拐されたエクレストン氏義母、無事救出

B.Ecclestone (C)RedBull Racing
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先に誘拐され、身代金が要求されていると伝えられたバーニー・エクレストン氏の妻の母親のシュンクさんについて、地元ブラジル・サンパウロの警察は31日(日)無事救出されたと報じた。

犯人側はエクレストン氏に対し、1億2千万レアル(約38億4千万円)もの身代金を要求したと伝えられるが、警察によれば今回身代金を支払いはなく救出、監禁していた犯人二人を逮捕したものの、逃亡した共犯者がいるため現在その行方を追っているとのことだ。

リオ五輪直前のブラジルではいま、その治安について世界から注目が集まっていた。

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2016/08/01

ハイテク最高峰F1でストップウォッチ・トラブル

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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レース中のバトルで他車の走行を阻害したとしてペナルティを受け、結果本人曰わく「2位の座を失った」とされるニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)だが、その後チームのミスによるタイムロスがあったことが露呈した。

これは、レース中に5秒ストップ・ペナルティのピットストップを行なった際、計測を行ったストップウォッチが作動していなかったというもの。
その結果、ロズベルグのマシンは何の作業もできないまま無為に約8秒を経過、もたらすもののない空白の時間を強いられたという。

メルセデスAMG陣営のトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「ハイテクの塊であるF1だが、こんな前時代的な道具を使えばこういうこともある」と、述懐した。

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ロズベルグ(メルセデス)、さらにペナルティ・ポイントも

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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ドイツGPのレーススチュワード(競技委員)はメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグに対し、決勝レース中にポジションを争っていたフェルスタッペン(レッドブル)の進路を妨害したとして5秒ストップ・ペナルティストップの処分を下したが、さらに押し出しコースオフを強いたとしてペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

ドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティポイントは12か月有効。
累積で12点に達すると当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため、実質的に次のレースに出場できないが、ロズベルグはこれでトータル4点ということになった。

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優勝ハミルトン(メルセデス)、「最高の一日になった」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今季6勝目、それもオーストリアGPから4連続の勝利となったドイツGP決勝レースを終え、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは「最高の一日になった」と、その喜びを表した。

「素晴らしい、まさに最高の一日になにったよ。
実際にスタートするまではこんなにうまくいくとは予想できなかった。
なにしろこれまでスタートでは何回も失敗を重ねてきたからね。
でも今日は完全にうまくいって、1コーナーからもうレースをリードすることができた。
マシンのバラセンスは良かったし、タイヤもうまく機能したのでその後は後続とのギャップを図りながら余裕でコントロールすることができたよ。
観客の歓声も素晴らしかったし、関わったすべてのひとに感謝したい」

ハミルトンの喜びを何よりも支えているのがチャンピオンシップ・ポイントだろう。
実際、ドイツGPの結果、チームメイトとのポイント差はさらに拡大、そのポジションを確固たるものとした。

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ロズベルグ(メルセデス)、ペナルティに納得いかず

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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31日(日)行われたドイツGP決勝レースで、フェルスタッペン(レッドブル)とのバトルの際にライバルをコース外に押し出したとして5秒ストップのペナルティを受けたメルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグだが、レース後その裁定に納得していないことを強調した。

「今日はほんとうにタフな一日だった。
大事なホームグランプリが完全に間違った方向に行ってしまったのが悲しいよ。
スタートでは想定外のホィールスピンでせっかくのポールポジションをパアにしてしまったし、終盤フェルスタッペンとのバトルではスチュワードの誤った裁定でペナルティを受けた。
あれがなければ2位でフィニッシュすることだって不可能じゃなかった筈。
すべてが食い違ってしまったんだよ、今日は」

ただスタートの出遅れはホイールスピンによるものではなく何らかの理由でスロットルが一瞬戻されたとみられるし、ペナルティ・ストップの際には5秒どころか「勝手に10秒以上も無駄にストップしていた」として、この言い分に首を傾げる向きもあるようだ。

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