資金難ザウバー・チーム、ついに身売りへ
Sauber Junior Drivers (C)Sauber Motorsport AG
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長く資金難に苦しみ、今季は唯一ノーポイントのチームとして不名誉な記録を続けて来たザウバー・チームが、とうとう身売りに追い込まれたようだ。
これは、ハンガリーGPを前に同チームのオーナーがスイスの『ロングボウ・ファイナンス』という企業に変更されたことが明らかにされたもの。
『ロングボウ・ファイナンス』はスイスのリュトリーに本拠を置くIT&金融会社で、これまでもザウバー・チームの共同株主の一員として支えてきた。
これにより、チーム創設者であるペーター・ザウバー氏はチームの一切の役職から手を退き、新たに同社のCEO(最高経営責任者)であるパスカル・ピッチ氏がザウバー・ホールディングの会長として就くという。
なおF1チームの運営は引き続きモニシャ・カルテンボーン氏が代表職を務めるとのことだ。
ペーター・ザウバー代表は、「F1チームの存続とヒンヴィル(ファクトリー)で働くスタッフの雇用のため決断した。
引き続きスイスの企業がチームを支えてくれることを誇りたい」と、説明した。
ザウバー・チームは若手ドライバーの発掘に長けたことで知られる。
また日本では小林可夢偉が在籍したことでも親しみが深い。
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