不振のザウバー、課題はマシンよりチーム内バトルか
Sauber Duo (C)Sauber Motorsport
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今季不振を続けるザウバー・チーム。
その窮状は、昨年のカナダGP終了時に21ポイントを記録してランキング6位だったのが、今年の同じ時期にノーポイントで10位以下という成績でも明らかなこと。
不振の最大原因は当然のこと今季マシンである『C35』の戦闘力不足にあるのは明らかだが、チームを率いるモニシャ・カルテンボーン/CEOの悩みはそれだけではないようだ。
「二人には何度も話し合いの場を設けて説得しているのですが、人間関係ばかりは他人の手で解決できないものがあります。
それでもこれからも何度も雪解けができるよう、機会を作っていきたいと思っています」と、思案顔。
現在のマーカス・エリクソン(23歳:スウェーデン)&フェリッペ・ナスル(23歳:ブラジル)というドライバー・ラインナップは今年2年目のシーズンを迎えるが、関係が悪化したのは今シーズンの開幕から。
不調のナスルが原因をマシンにあると訴えた頃から二人の関係は悪化。
レース中の接触事故はもちろん、現在は記者会見に同席すらしないほど悪化しているという。
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