ホンダ、「新型エネルギー回生システムはメルセデス並」
長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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昨シーズンのF1復帰時点から、その戦闘力不足が指摘され続けてきたホンダだが、同陣営を現場で率いる長谷川祐介/F1プロジェクト総責任者は、「新型のERS(エネルギー回生システム)はすでにメルセデスのシステムに引けを取らないもの」と豪語した。
昨シーズン、マクラーレン側が開発するシャシーの空力面での利点を引き出すため、ホンダ製パワーユニットは超コンパクトにまとめられたと言われている。
とりわけV6エンジンのバンク(谷間)に収められたERSシステムはサイズを小さくした反面、十分な再生エネルギーが得られていないとの指摘がされてきた。
そうしたマイナス面を改善したとされるERSについて、長谷川氏は「われわれのエネルギー回生量は昨年と比べて倍増し、すでにメルセデスにも引けを取るものではなくなっている。
他のエンジン・サプライヤーが7,8年を掛けて開発したものをホンダがわずか2,3年で追い付いたことには自負の念を持っている。
今季残されたトークンはわずかだが、これらをICE(エンジン本体)の燃焼関連に投じ、さらなるパワーアップを図ってライバルに追い付きたい」と、語った。
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