FIA会長、今後も「F1とルマンのバッティング不可避」
2012 Le Mans 24 Scene (C)Toyota Motorsports
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F1ドライバーの中でも根強い人気があるスポーツカーレースの最高峰『ルマン24時間レース』だが、このところF1カレンダーとバッティングする問題点が指揮され続けている。
ルマン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権)の責任者は、「ルマンは特別なレース。
その日程は昔から同じ時期にやるのが慣例になってきた。
そこにわざわざF1をぶつけて来たのはモータースポーツのスケジュールを管理するFIA(国際自動車連盟)の傲慢でしかない」と、抗議した。
これに対しFIAのジャン・トッド会長は、「バッティング回避の妙案は見つかっていない」と、否定的な見方を示している。
「私自身、F1は言うまでもなく、スポーツカーレースも好きだしそれ以外にもツーリングカーやモトGPも見るのを楽しみにしている。
しかしわれわれに与えられているのは52の週末しかない。
残念ながら複数のイベントが重なってしまうのは避けられないことなんだ。
それでもルマンとF1は別物だし、そのせいで観客が減少する心配はない」と、トッド会長は釈明。
バーニー・エクレストン氏の意向で年々開催数を増しているF1だが、さらに8月に夏休み名目でスケジュールを空けるため、他分野への影響が避けられなくなっているのが実情だ。
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