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2016年5月

2016/05/31

あれほど揉めたルノーとレッドブル、契約延長へ

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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2015年シーズンの大不振で、一時は険悪な関係になったとされるルノー・スポールとレッドブル・グループの間だが、本家ルノー・チームはともかく今季タグホイヤーのバッジを付けて戦うレッドブル・レーシングはフェラーリをも凌いでポスト・メルセデスAMG筆頭のポジションに就く勢いだ。

こうした変化を受け、レッドブル・グループはルノー・スポールとのエンジン・サプライヤー契約をさらに2017年から2年間延長した模様だ。
さらに今年はフェラーリ・エンジンに切り換えた傘下のスクーデリア・トロ・ロッソについてもわずか1年でルノー製パワーユニットに戻す見込み。

今シーズン、メルセデスAMGチーム以外にポールポジションや勝利を記録したのはレッドブル・レーシングだけだ。

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ザウバー・チーム代表、同士討ちに「ケンカ両成敗」

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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先のモナコGP決勝レース中、アントニー・ノーズ(18コーナー)で起きたチームメイトどうしのアクシデントについて、ザウバー・チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは「ケンカ両成敗、双方に責任がある」と、両断した。

それによれば当時先行していたナスルよりも後続のエリクソンのほうのペースが速かったため、エンジニアは順位を入れ替えるよう無線で指示したという。
ところがナスルが譲る姿勢をみせなかったため、エリクソンが無理にオーバーテイクを試みてインに飛び込んだところ接触してしまったもの。

なおこの件について、モナコGPのレーススチュワード(競技委員)はレース後エリクソンに対し一方的な非があるとして次戦カナダGP(6月12日)で予選グリッド3番降格、さらにペナルティ・ポイント2点を科す処分を下している。
今シーズン、この二人はこれまでもしばしばさや当てを繰り返している。

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「着実な進化を示す、さらなる証拠」 (ホンダ)

(C)Honda Motor Co Ltd.
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モナコGP 決勝
モナコ・サーキット、5月29日(日)

本日のモナコGPは、ウエットからドライコンディションへと変わる骨の折れるレースでしたが、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンがそれぞれ5位および9位で完走し、McLaren-Hondaはダブル入賞を果たしました。

大雨のためセーフティカーが先導する中、決勝がスタート。その後、コースが徐々に乾くにつれて、両ドライバーはその時々の状況を完ぺきに判断し、雨用タイヤのフルウエットからインターミディエイト、そして最終的にはドライ用のオプションへとタイヤ交換を行いました。

フェルナンド・アロンソ

MP4-31-04

スタート 9番手
レース結果 5位
ファステストラップ 1分19.170秒 72周(トップとの差 +1.231秒、8番手)
ピットストップ 2回: 14周目(ピットストップ時間 2.96秒)および32周目(ピットストップ時間 4.59秒) [フルウエット→インターミディエイト→オプション]

「ドライブと集中力という意味では、今日は非常に厳しいレースでした。

セーフティカーが先導する中、レースがスタートしましたが、その時点では視界がほぼゼロでした。その後、インターミディエイトタイヤに交換しましたが、だれもレース前にこのタイヤを履いて走行したことがなかったので、全員にとって未知の世界でした。

ドライタイヤに履き替えたあとも、乾いた路面は非常に狭いラインしかありませんでした。そのラインから0.5cm外れただけでも、クラッシュしてしまうのです。今日はミスが一切許されない状況でした。

それでも今日は、我々にとっていい結果でした。両マシンがポイント圏内で完走したので、みんなそこそこ満足しているはずです。我々はいいかたちで進化していると思います。結果を見ればなにを達成しているのかは明らかですし、我々は正しい方向に進みつつあります。

勝利や表彰台をかけて上位で戦うという最終的な目標にはまだ達していませんが、我々が進化を続けていることについては満足しています」

ジェンソン・バトン

MP4-31-03

スタート 13番手
レース結果 9位
ファステストラップ 1分19.670秒 66周(トップとの差 +1.731秒、12番手)
ピットストップ 2回: 8周目(ピットストップ時間 3.01秒)および30周目(ピットストップ時間 3.13秒) [フルウエット→インターミディエイト→オプション]
ジェンソン・バトン
「レース序盤のウエットコンディションのときは、マシンをドライブするのがほぼ不可能であるような気がしました。リアタイヤがなかなか温まらず、ブレーキを踏むたびにリアホイールがロックし、少し恐かったです。

インターミディエイトタイヤに交換するための1回目のピットストップについては、タイミングが難しかったのですが、いいタイミングでピットインできたのではないかと思います。タイヤ交換用のピットストップのタイミングに関しては、自分でもかなりいい判断ができていると感じています。ただ、ここのサーキットは全長が短いですし、ほかのドライバーもすぐに同様のタイヤ交換をしていたので、それほど違いを生み出すことはできませんでした。その後、私はパスカル・ウェーレイン選手(Manor)の後方で引っかかってしまい、彼のマシンを追い越すことはできませんでした。

我々のピットストップは戦略面ではよかったと思いますが、その後、トラフィックに引っかかり、時間を少しロスする結果となりました。それでも今日はチームがピットストップに関していい判断をしてくれました。

もしドライコンディションであれば、これほど多くのポイントを獲得することはできなかったでしょう。今日はまずまずの結果を出せて、よかったです」

ホンダモータースポーツリリース

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2 番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン、 フルウェットと初登場のウルトラソフトを使用して優勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2016 モナコグランプリ 決勝
・ウェットレースにより、全 5 種類のタイヤが使用可能となり、戦略の幅は広範囲に
・フルウェット、インターミディエイト、スリックタイヤと繋ぐ 2 ストップ戦略が主流に

2016 年 5 月 29 日、モナコ
ウェットコンディションの中、セーフティーカー先導で始まったモナコグランプリ決勝は、レギュレーションによって 全ドライバーが Cinturato ブルー・フルウェットタイヤを装着してのスタートとなったことで、レース戦略の複雑性 を一変させました。

7 周後にセーフティーカーが退き、大半のドライバーが徐々にインターミディエイトへと移行しました。フルウェットのままステイアウトした 2 名のドライバー中の一人であるメルセデスのルイス・ハミルトンは、路面が乾いた 31 周目、P Zero パープル・ウルトラソフトへ交換しました。 ポールポジションからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドは、ハミルトンより 1 周後に P Zero レッド・ス ーパーソフトへ交換しました。このピットストップに時間を要したことから、リカルドはハミルトンの後方でコース へ戻り、その後、両者による激しい闘いが繰り広げられました。

8 番グリッドからスタートしたフォース・インディアのセルジオ・ペレスは、フルウェット、インターミディエイト、P Zero イエロー・ソフトタイヤへと繋ぐ戦略を採り、3 位を獲得しました。 レース全般を通して、モナコに持ち込まれた全 5 種類のタイヤ(フルウェット、インターミディエイト、ソフト、スー パーソフト、ウルトラソフト)が使用されました。ウェットレースになったことで、2 種類のスリックコンパウンドの使 用義務は無くなりました。ハミルトンは、ウルトラソフトで、テストやフリー走行でも見られなかった 47 周という長 い距離を走行し、レース終盤にファステストラップを記録しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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レッドブル、リカルドのタイヤ準備ミスは「連絡不足」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングは、モナコGP決勝レースで勝機を分けたダニエル・リカルドのピット作業について、「ピットストップに時間が掛かってしまった要因はスタッフ間の連絡ミスだった」との結論を出した。

通常3秒程度、速いチームでは2秒そこそこで終えるタイヤ交換作業だが、今回リカルドはなんと13.7秒も要し、結果的にこの遅れが優勝と2位とを分けたともされている。

これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「当初ソフトタイヤと想定されていたためこれが準備されていたが、戦略の変更により急きょスーパーソフトに変えられたが連絡が遅れた。
狭いモナコGPのピットガレージでは、十分なスペースがないためガレージの奥(事実上の2階部分)にあったスーパーソフトを運び出すのに時間が掛かってしまい、それが響いたということ」とその理由を語った。

前回もチームのタイヤ作戦で優勝をチームメイト(フェルスタッペン)に奪われた形のリカルドだが、今回もわずかな戦略ミスで掌中の玉を逃がしたと言えそうだ。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「信頼性に一定の目途ついた」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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モナコGP決勝レースで、ロシアGP以来となるW入賞を果たしたマクラーレン・ホンダ・チームでは、共にレースを走り切ったことでマシンに自信が持てたようだ。

ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、「こうした波乱のレースで2台共がきっちりと走り切れたことはとてもうれしいこと。
ウェットのスタートからドライへと変わる難しいコンディションでタイヤ選択などうまく決まったと思う。
とりわけ、週末を通じて両マシンのパワーユニットが安定したパフォーマンスを発揮できたことで、信頼性に一定の目途がついたことが大きな収穫になった」と、自讃。

またエリック・ブイユ/マクラーレン代表も、「今季2度目のW入賞を果たしたことはそれなりに評価されるべきこと。
ただF1参戦50周年という輝かしい歴史の中で、ここモナコで最多となる15回の優勝を飾ったチームであることを考えると、今日の結果はそれほど特筆することではない。
それでも二人のベテラン・ドライバーは難しいコンディションの中でも冷静にマシンをコントロールしてチェッカーフラッグまで運んでくれたことは素晴らしい。
日々の着実な進化が表れたものと思っている」と、前向きに評価した。

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2016/05/30

松下信治、モナコのGP2レースで初優勝

松下 信治 (C)McLaren Group
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今週末行われたF1モナコGPではアロンソ&バトンのマクラーレン・ホンダ勢が今季最上位となるW入賞を果たしたが、これに先駈けて行われたサポートレースのGP2でもうれしいニュースがあった。

それは今季マクラーレン・ホンダでテスト&開発ドライバーを務める日本期待の若手・松下信治が、第2レースでみごと初優勝を遂げたことだ。
ポールポジションからスタートした松下信治はその好位置をよくキープし、途中バーチャル・セーフティカーの導入等あったものの30ラップを走り切りトップでチェッカーフラッグを受けたもの。

これについて松下は、「もちろん優勝というのはうれしいものだけど、それがこのモナコというのは最高。
次のバクーは誰もが初めてのコースだけど、この勢いを維持して戦いたい」と、喜びを表した。

モナコGP2レースの結果はこちら

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5位アロンソ(マクラーレン)、「表彰台だって見えていた」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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マクラーレン・ホンダ・チームにとって今季最高位となる5位入賞でモナコGPを終えたフェルナンド・アロンソだが、レース後のコメントはさらに強気なものだった。

「今日のトリッキーなこのコンディションでも、われわれは十分にコンペティティブだったと思っている。
ピットストップがほぼ終わって一応落ち着いた残り50周という時点で、僕はすでに5位だったんだ。
このコースの特性を考えれば、十分にこのポジションをキープするのは可能だし、場合によっては表彰台だって不可能じゃないと正直思ったよ。
残念ながら現実はそれほどラッキーなものじゃなかったけれど、(バトンも入賞したし)このリザルトは僕らが着実に戦闘力を上げていることの表れだと思う。
このモナコで最後まで集中力を切らさないのは困難なことだけど、こんな所に僕らの目標がある訳じゃないからね」と、さらなる意欲をみせた。

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エリクソン(ザウバー)にもペナルティ・ポイント

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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モナコGPのレーススチュワード(競技委員)は、ザウバー・チームのマーカス・エリクソンについてもクビアト同様、アクシデントを引き起こした責任について調査した結果、ペナルティを科したことを明らかにした。

それによればエリクソンは決勝レース中やはり18コーナー(アントニー・ノーズ)において、こちらはチームメイトであるナスル(ザウバー)をオーバーテイクしようとした際、衝突を引き起こしたと認定、次戦カナダGP(6月12日)で予選グリッド3番降格、さらにペナルティ・ポイント2点を科すとしたもの。

ペナルティ・ポイントは連続した12か月間で12点になると1戦出場停止となるが、エリクソンの場合はこれでトータル6点ということになる。

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クビアト(トロ・ロッソ)にペナルティ・ポイント

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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モナコGPのレーススチュワード(競技委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのダニール・クビアトに対し、アクシデントを引き起こした責任について調査した結果、ペナルティを科したことを明らかにした。

それによればクビアトは決勝レース中18コーナーにおいて、ケビン・マグヌッセン(ルノー)をオーバーテイクしようとした際、衝突を引き起こしたと認定、次戦カナダGP(6月12日)で予選グリッド3番降格、さらにペナルティ・ポイント2点を科すとしたもの。

ペナルティ・ポイントは連続した12か月間で12点になると1戦出場停止となるが、クビアトはこれでトータル7点ということになる。

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2016/05/29

モナコGPはハミルトン(メルセデス)が逆転勝利

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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29(日)午後、天候が心配されたモナコGP決勝レースは、予報通りウェットコンディションでの開始となった。

決勝レーススタート前の天候は雨、湿度91%でウェットコンディション、気温は17度、路面温度は18度まで低下と報告されている。
悪コンディションのため、レースは2014年の日本GP以来となるセーフティカーによる先導が宣告された。
なお最後列のフェルスタッペン(レッドブル)とナスル(ザウバー)はいずれもピットレーンスタートを選択している。

1周したところでいきなりクビアト(トロ・ロッソ)がピットインしてステアリングホイールを交換、周回遅れに。
レースは8周目にセーフティカーが外れて正式スタート。
スタート直後、パーマー(ルノー)がクラッシュ、バーチャル・セーフティカーとなった。
10周目にイエロー解除。
11周目、追突されたライコネン(フェラーリ)がさらに他車と接触、フロントウィングを脱落させたまま走行、トンネルを抜けてストップした。
21周目にはマグヌッセン(ルノー)とクビアト(トロ・ロッソ)とが接触、損傷。
33周目、ピットインしたリカルド(レッドブル)はタイヤの準備が遅れ、ハミルトンを仕留める絶好のチャンスを逸した。
36周目には追い上げていたフェルスタッペン(レッドブル)がガードレールにクラッシュ。
50周目、ザウバーのエリクソン&ナスルが同士討ちとなる接触アクシデント、その後両車共リタイヤに。

結局予定通りの78ラップを周回して1位でチェッカーフラッグをかいくぐったのは予選3番手からスタートしたハミルトン(メルセデス)。
昨年のアメリカGP以来となる44勝目で、今季初勝利。
2位は惜しくも大魚を逸したレッドブルのリカルド。
3位ここを得意とするペレス(フォース・インディア)、4位ベッテル(フェラーリ)、5位アロンソでマクラーレン・ホンダにとって今季最高位。
6位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、7位ロズベルグ(メルセデス)、8位サインツ(トロ・ロッソ)、9位バトン(マクラーレン)、10位マッサ(ウィリアムズ)までが入賞。

以下11位ボタス(ウィリアムズ)、12位グティエレス(ハース)、13位グロージャン(ハース)、14位ウェーレイン(マノー)、15位ハリアント(マノー)までが完走。
リタイヤとなったのはエリクソン&ナスルのザウバー勢、フェルスタッペン(レッドブル)、マグヌッセン(ルノー)、クビアト(トロ・ロッソ)、ライコネン(フェラーリ)、そしてパーマー(ルノー)の7台だった。

モナコGP決勝レースの結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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モナコGPスターティンググリッド

モナコGPのレーススチュワード(競技委員)はギヤボックスを交換した予選6位のライコネン(フェラーリ)がペナルティによりグリッド5番降格するのに伴い、次のような修正スターティンググリッドを発表した。

1. リカルド(レッドブル)
2. ロズベルグ(メルセデス)
3. ハミルトン(メルセデス)
4. ベッテル(フェラーリ)
5. ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)
6. サインツ(トロ・ロッソ) *
7. ペレス(フォース・インディア) *
8. クビアト(トロ・ロッソ) *
9. アロンソ(マクラーレン) *
10. ボタス(ウィリアムズ) *
11. ライコネン(フェラーリ) *
12. グティエレス(ハース)
13. バトン(マクラーレン)
14. マッサ(ウィリアムズ)
15. グロージャン(ハース)
16. マグヌッセン(ルノー)
17. エリクソン(ザウバー)
18. パーマー(ルノー)
19. ハリアント(マノー)
20. ウェーレイン(マノー)
21. フェルスタッペン(レッドブル)
22. ナスル(ザウバー)

* 印は変更のあったドライバー

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E.ブイユ代表(マクラーレン)、「期待外れの予選結果」

Jenson Button (C)McLaren Group
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モナコGP予選前には好位置獲得に自信をみせていたマクラーレン・ホンダ・チームのエリック・ブイユ代表だったが、結果はアロンソ10番手、バトンが13番手というこれまで同様の『定位置』に、すっかり意気が上がらない様子だ。

「モナコのようなコーナーばかりのコースでは、われわれのマシンは頼りも確実に有利だと思っていた。
しかし二人のドライバーとも、バランスとグリップに満足できず、結果は残念なものになってしまった。
アロンソがQ3に進出したとはいえ、これはスペインと変わらないものだからね。
チームは努力を続けているが、まだ不十分ということだ。
明日は雨の可能性もあるというので、予測不可能な展開になるだろう。
なんとか混乱を乗り切ってポイント獲得を果たしたい」

これまで「優れたシャシー」と「力量ある速いドライバー」を自慢してきたブイユ代表。
このモナコのコースで予選上位になった場合、これまでの不振の原因をすべてホンダ・エンジンのせいにされかねなかったが、これでマシンがまだまだであることが露呈されたと言えそうだ。

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車両規定違反疑惑のクビアト(トロ・ロッソ)、無罪放免

Daniil Kvyat (C)Scuderia Toro Rosso
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FIA(国際自動車連盟)は各セッション中にもランダムに車両検査を行っているが、今回のモナコGPで予選セッション直後に抽出されて検査を行ったトロ・ロッソのダニエル・リカルドのマシンについて、無罪放免を言い渡した。

それによればクビアトのマシンにはフロントフロアに規定以上のたわみが確認されたため、詳細な調査に入ったもの。
その結果、モナコGPのレーススチュワード(競技委員)は「チーム関係者からの聴取やデータ解析、映像分析等の結果、期待をオーバーするたわみがあったのは事実だがその前に衝撃を受けた事実もあり、現段階ではペナルティを科さないものとした」と説明。
ただ、今後新たな事実が確認された場合、処分が変更されることもあり得る、と念を押した。

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ライコネン(フェラーリ)、ペナルティで予選11位に

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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モナコGP予選を6位で終えたフェラーリ・チームのキミ・ライコネンだが、公式予選を前にギヤボックス交換をしたため既定によりグリッド5番降格のペナルティが科せられることがわかった。
これによりライコネンは、日曜日の決勝レースを11番グリッドからスタートすることとなった。

チームの説明によれば、土曜日のフリー走行3回目セッション終了後にマシンをチェックしたところ、ギヤボックス交換に些細なトラブルがあることが確認され、念のため公式予選以降は新しいものと交換することにしたという。

今年のレギュレーションではギヤボックスについて連続6レース継続使用することが義務付けられているため、所定のペナルティが科せられることになったもの。
これにより予選7番手だったサインツ(トロ・ロッソ)から11番手のボタス(ウィリアムズ)までがそれぞれ一つずつ繰り上がることになる。

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フェルスタッペン(レッドブル)、「雨のレースを期待するしか」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングのチームメイトであるリカルドが初のポールポジションを獲得した一方で、前戦の覇者であるマックス・フェルスタッペンのほうは予選Q1でガードレールにクラッシュという悲惨な結果でモナコGPの公式予選を終えた。
これについてこの18歳の若者は次のように予選を振り返った。

「アクシデントの原因は単純なこと。
僕が判断を誤って、わずかに早くインに入りすぎてしまったためだ。
そしたら右フロントタイヤをガードレールにぶつけてしまい、それでトラックロッドが折れてしまったんだ。
全然ステアリングが効かなくなって、もう僕にはなす術がなかったよ。
だけど、このモナコのまだ予選Q1で、しかも十分に上位が窺えるマシンを持ったドライバーのやることじゃない。
もっと慎重に行くべきだった……と、後から言うのは簡単なことだけどね。
残念だけど、こうして最後列になってしまったからには明日は雨でも降ってもらって混乱のレースを期待するしかないな」

その日曜日の降水確率は前夜の段階で50%と言われている。

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2016/05/28

リカルド(レッドブル)、モナコで自身初のポールポジション

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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モナコGP予選Q3は開始直後にハミルトン(メルセデス)がマシン不調を訴えてピットロード出口にストップ、いきなりマシンはクルーの手によりガレージへと戻される不運に見舞われた。

結局2016年のモナコGPポールポジションを獲得したのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。
もちろんこれが94戦目で自身初となる快挙だ。
さらにリカルドは前述のように他車のようなウルトラソフトではなくスーパーソフトでのスタートになるので、スタート時のトラクションを除けばより多くの周回が見込まれるのでこの難コースでは有利と言えそうだ。

2-3番手にメルセデスAMGのロズベルグ&ハミルトン。
ハミルトンは遅れて出走したものの実質アタックは最後の1ラップのみ、2年連続のポール獲得はならなかった。
また昨年の日本GP以来続いていたメルセデス・デュオ勢によるポールポジションも11戦で途絶える結果となった。

以下、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手サインツ(トロ・ロッソ)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手クビアト(トロ・ロッソ)、そして10番手がアロンソ(マクラーレン)というトップ10になった。
なおライコネンはギヤボックス交換しているため予選グリッド5番降格のペナルティを受けることになる。
なお決勝レースが行われる日曜日には雨になる可能性が伝えられていて心配だ。

モナコGP公式予選の結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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Q2はメルセデスAMG勢トップ、アロンソも突破

続いてモナコGPは予選Q2が行われた。
15分間で戦われるこのQ2でも同じく6台が脱落、Q3に進出する10台に絞られる。

ここではメルセデスAMGのロズベルグ&ハミルトンが1-2タイム。
ロズベルグのベストタイムは1'14.043というものだった。
3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)だが、リカルドは他車がいずれもウルトラソフトなのに対し、(耐久力のある)スーパーソフトでマーク。
こけが決勝レースのスタートタイヤになる。
5番手ライコネン(フェラーリ)、6-7番手トロ・ロッソのクビアト&サインツ、8-9番手ペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア勢、そして10番手にマクラーレンのアロンソ。
アロンソはこれで2戦連続でQ3進出を果たしたことになる。

ここで脱落となったのはボタス(ウィリアムズ)、グティエレス(ハース)、バトン(マクラーレン)、マッサ(ウィリアムズ)、グロージャン(ハース)、そしてマグヌッセン(ルノー)の6台。

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予選Q1、ベッテル(フェラーリ)が最速

26日(土)午後、18分間で戦われるF1第6戦モナコGPの公式予選Q1がスタートした。
セッション開始時の天候は晴れで湿度51%、気温は21度、路面温度40度、路面はドライコンディションで引き続き雨の心配はないと報告されている。

Q1は開始直後にザウバーのナスルがエンジントラブルかトンネル先のシケインで大きな白煙を上げてストップ、セッションはいきなり赤旗中断となった。
再開後、残り約6分甘利のところでフェルスタッペン(レッドブル)がフリー走行に続いて再びガードレールにクラッシュ、2度目の赤旗が掲示された。
いま最も注目された若者だったが、今回Q1で早くも大きなハンディキャップを背負うことになった。

このQ1で最速となったのはベッテル(フェラーリ)。
2-3番手にハミルトン&ロズベルグのメルセデスAMG勢、4番手リカルド(レッドブル)、5-6番手にペレス&ヒュルケンバーグのフォース・インディア税、7番手クビアト(トロ・ロッソ)、8番手グロージャン(ハース)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、10番手ライコネン(フェラーリ)。
マクラーレン・ホンダはアロンソ11番手、バトン13番手。
ここで脱落したのはエリクソン(ザウバー)、パーマー(ルノー)、ハリアント(マノー)、ウェーレイン(マノー)、フェルスタッペン(レッドブル)、そしてナスル(ザウバー)の6台となった。

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モナコGPフリー3回目、ベッテル(フェラーリ)が最速タイム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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F1第6戦モナコGPは一日のインターバルを挟み、28日(土)午前まずフリー走行3回目セッションが公式予選に先立ち行われた。
セッション開始時の天候は曇りで湿度は38%まで低下、気温22度、路面温度32度、引き続きドライコンディションで雨の心配はないとされている。

約10分、パーマー(ルノー)がプール・シケインの入口でスピンしてわずかにガードレールに接触するも大事には至らず。
約50分経過、各車ロングランからアタックランに移り始めた頃、前戦優勝で勢いに乗るフェルスタッペン(レッドブル)がガードレールに接触、マシンを損傷。
さらに続いて修復なってやっと再走が叶ったパーマー(ルノー)が再びガードレールの餌食となった。
このため肝心のセッション最後は一部イエローコーションのままの状態が続いた。

トップタイムを記録したのはベッテル(フェラーリ)で1'14.650のベストタイム。
これに0.018秒の差でハミルトン(メルセデス)、さらにロズベルグ(メルセデス)。
注目のレッドブル勢はリカルド4番手、フェルスタッペン(レッドブル)5番手、これにトロ・ロッソのクビアト&サインツが6-7番手で続いた。
8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手ライコネン(フェラーリ)、10番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)。
マクラーレン・ホンダはアロンソ12番手、バトン13番手だった

モナコGPフリー走行3回目の結果はこちら
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マクラーレン、高まるバンドーンへの評価を牽制

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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モナコGPのパドックで、現マクラーレン・チームのテストドライバー、ストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)の名前がしばしば話題に上がっているという。

これについてマクラーレン・チームのロン・デニス/CEOは、「複数のチームがバンドーンに対して関心を示しているというのは知っているよ。
彼には確かに非凡な才能がある。
加えて学習の努力を惜しまない勤勉な若者でもあり、急速に成長しつつある。
間違いなく将来の成長株だ。
ただ彼はわれわれマクラーレン・ホンダの長期プログラムにおいて重要な駒の一つ。
彼自身もそれはよく理解している筈だ。
もしも他チームが彼を獲得したいと思うなら、それは大きな思い違い、無駄な努力だと言いたいね」と、切り捨てた。

今週、モーターレーシング界はビッグイベントが目白押し。
それは日本も同様で、今季ホンダを介して国内最高峰スーパー・フォーミュラに参戦するバンドーン自身は今回モナコには帯同していない。

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捨てバイザー、曖昧な規制に困惑も

Daniil Kvyat (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)はドライバー・ブリーフィングを通じ、今回のモナコGPからいわゆる『捨てバイザー』についてコクピット外に放棄することを禁じたが、具体的な改善方法についてはガイトラインを示さなかった。
これについてトロ・ロッソのダニール・クビアトは困惑の表情を隠していない。

「こうした規制を決めるのなら、FIAはちゃんと対応策まで考えて欲しい。
ただバイザーを捨ててはいけないとだけ言われても、ね。
ポールポジション以外でレースをスタートしたら他車から飛んでくるオイルの飛沫等でわずか数周でバイザーはベトベトになるよ。
そしたらそれをどうしたらいいの。
捨てバイザーを1枚も使っちゃいけないのか、それともコクピット内にごみ箱を設置しろというのか、まさかトイレで交換しろとか?」

多少の皮肉を交えながらも、具体的な対応策を示さないままのFIAに苦情を示した。

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マグヌッセン(ルノー)、「こっちはシャシー悪い」

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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王者メルセデスAMG勢を尻目にモナコGP初日のフリー走行で最速タイムを記録したのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドだった。

そのリカルドにとりわけ注目が集まったのは、今回ルノー・スポールがバージョンアップしたパワーユニットを用意、レッドブル・レーシングとルノー・チームにそれぞれ1基ずつ供給したからだ。
その貴重な1基はレッドブル・レーシングがリカルド、ルノー・チームはケビン・マグヌッセンのマシンに搭載されたとされる。

リカルドはチームメイト(4番手)に0.964秒の差を付けて堂々の1番手。
一方ルノーのほうはマグヌッセン(17番手)とパーマー(19番手)の差が0.231秒という僅差だった。
セッション終了後エンジンの印象について聞かれたマグヌッセンは、「こっちはエンジン以前にシャシーのグリップがなくて話にならない」と、質問を一蹴した。

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2016/05/27

最速リカルド(レッドブル)、「エンジンもクルマもいい」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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ドライバー・コースと言われるモンテカルロの市街地サーキットでフリー走行初日みごとトップタイムを記録したレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、「エンジンもいいしマシンもいい」と、控え目にそのスピードを誇った。

「エンジンも良くなっていると思うけれど、たぶん僕らのマシンがいいね。
ここで何より強い手助けになるのはシャシーのバランスとグリップだから。
おそらく僕らのマシンのほうがライバルよりもダウンフォースが多いんだと思う。
ただ確かに今のところ僕らはいいポジションにいると言えるけれど、土曜日の予選、そして日曜日の決勝レースの時に路面コンディションがどのようになっているかが重要になる。
メルセデスだって予選になれば本気になってくるだろうからね。
もしもこのままのギャップを保てたらそれは最高さ」

リカルドのマシンには今回バージョンアップされたというルノー製パワーユニットが乗せられていて、旧スペックであるフェルスタッペンとのタイム差が注目されたが、初日のフリー走行では0.964秒というものだった。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「チームはいい仕事した」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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26日(木)行われたモナコGPフリー走行初日で、バトンが10番手、アロンソが12番手となったマクラーレン・ホンダ・チームの長谷川祐介氏は、次のように振り返った。

「正直言って、このモナコで前戦と同じようなポジションにいることにはちょっと不満が残る。
このコースはわれわれのマシンに合っているし、ドライバーの力量にも自信を持っていたからね。
ただ午前のセッションでのアクシデントから、きっちり午後の走行までにバトンのマシンを修復してくれたチームには感謝している。
もちろんもっと上のポジションを狙っている。
幸いここでは土曜日の走行まで丸一日の余裕があるので、それまでにしっかりデータを解析してここで最も重要になる公式予選に備えたい」

ここモナコGPではアロンソが2勝、バトンが1勝といずれも優勝経験を持っている。

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『排水口の蓋事件』で、さらにハロー必要論

Redbull Canopy Image (C)RedBull Racing

26日(木)行われたモナコGPのフリー走行は、1回目のセッション終了間際、コースにある排水口の蓋が脱落して走行中のベッテル(フェラーリ)&バトン(マクラーレン)らのマシンに衝突するという想定外のアクシデントが起きそのまま赤旗打ち切りとなるハプニングで終えた。

問題となった鉄製の蓋は直ちに溶接処理が行われ、その後の走行に問題は起きなかったが、これについてFIA(国際自動車連盟)のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティング氏は次のように強調した。

「F1に限らず、モーターレーシングにおいては常にこのような想定外のアクシデントは付きものだ。
思い起こしてみれば、ビアンキの事故だってそうだった。
(コースオフして作業中の重機に激突)
だからこそ、ドライバーの生命を守るためにハローは必要なんだ。
リスクを完全にゼロにはできないものの、われわれにはそれを少しでも減らす義務がある」

FIAは2017年の導入に向け、すでに複数のタイプの『ハロー(頭部保護装置)』の実車テストに取り掛かっている。

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『捨てバイザー』モナコGPから禁止に

Jenson Button (C)McLaren Group
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FIA(国際自動車連盟)は今回のモナコGPからコース上にヘルメットのバイザー保護フィルムを放棄するいわゆる『捨てバイザー』について、これを禁止することをドライバーに通知した。
これに違反した場合のペナルティ等はいまのところ設定されていないが、ドライバーの間では捨てバイザー禁止は結構な負担になると話題になっているようだ。

マクラーレン・チームのジェンソン・バトンは「これまで20年間もそうしてきたのだから、明日から突然禁止と言われても正直戸惑うね。
外に捨ててはいけないのだから、コクピット内に入れなければならないんだろうけれど、走行中には難しいからピットロードを走っている時にやるしかないのでは。
それにしてもこのモナコGPから、というのはいけ好かないね」と、思案顔。
とはいえ、バトン自身も走行中に拾った他車の捨てバイザーがブレーキダクトをふさいでオーバーヒートした経験があるということで、規則自体は止むを得ないと受け止めている。

なお狭隘なモナコGPのピットロードでは、通常の80キロから60キロへと速度制限が厳しくなっている。

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2016/05/26

モナコGPフリー2回目、リカルド(レッドブル)意地の最速タイム

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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F1第6戦モナコGPは26日(木)午後、フリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇りで湿度71%、気温18度で変わらないが、路面温度は34度まで上昇、路面は引き続きドライコンディションと報告されている。
なお1回目セッション終盤、相次ぐアクシデントを巻き起こす原因になったとみられる排水口の蓋は、その後完全に溶接され問題解決されたとされている。

セッション開始間もなく、グロージャン(ハース)が10コーナーでガードレールに接触してコース上にデブリ(破片)が散乱、バーチャル・セーフティカー導入となった。
20分過ぎにはハリアント(マノー)がトンネル出口でマシンコントロールを失ってガードレールにクラッシュ、再びバーチャル・セーフティカー。
残り約30分、午前にクラッシュしたパーマー(ルノー)がやっと走り始めたのと時を同じくして今度はマグヌッセン(ルノー)が19コーナーで単独クラッシュ。

このセッションでトップとなったのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドで、ただ一人1分14秒台に入れるベストタイム1'14.607を記録した。
2番手は0.606秒差でハミルトン(メルセデス)、3番手にロズベルグ(メルセデス)。
以下4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5-6番手クビアト&サインツ、7番手ライコネン(フェラーリ)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手ベッテル(フェラーリ)、そして10番手がバトン(マクラーレン)だった。
なおマクラーレンのアロンソは12番手。

モナコGPフリー走行2回目の結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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モナコGPフリー1回目、メルセデスAMG勢が最速

Monte Carlo Image (C)Mercedes Motorsports
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変則的なスケジュールて木曜日からスタートするF1第6戦モナコGPはフリー走行1回目セッションが26日(木)午前に行われた。
セッション開始時の天候は曇りで湿度78%、気温18度、路面温度は22度、路面はドライコンディションと報告されている。
今回初めてウルトラソフトタイヤが投入された。
なお今回ドライバー変更は報告されていない。

開始約25分、マッサ(ウィリアムズ)がサン・デボーテを曲がりきれずにガードレールにクラッシュ、セッションはバーチャル・セーフティカーになった。
60分過ぎにはグティエレス(ハース)がポルティエでストップ、本人はエンジントラブルを訴えた。
さらに続いてパーマー(ルノー)が12コーナーでクラッシュ、3度目のバーチャル・セーフティカーになった。
セッション終了間際、ロズベルグ(メルセデス)、さらにその直後排水口の蓋とみられる異物を踏んだバトン(マクラーレン)が相次いでタイヤバースト。
セッションはバーチャル・セーフティカーから赤旗打ち切りとなった。

最速だったのはやはりメルセデスAMG勢で、ハミルトンが1'15.537のベストタイムでトップ。
2番手に0.101秒差でロズベルグ。
3番手ベッテル(フェラーリ)、4-5番手リカルド&フェルスタッペン、6番手クビアト(トロ・ロッソ)、7-8番手フォース・インディアのヒュルケンバーグ&ペレス、9番手ライコネン(フェラーリ)、10番手がサインツ(トロ・ロッソ)という10。
マクラーレン・ホンダはアロンソ13番手、バトン15番手だった。

モナコGPフリー走行1回目の結果はこちら
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モナコGPの週末はおおむねドライの予報

Rception Home (C)Mercedes Motorsports
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今週末行われるモナコGPについて、当地の気象台はこの週末の天気についてわずか日曜日に一時雨の可能性があるものの、おおむねドライコンディションの見込みであると報告している。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
5月26日(木) フリー走行 晴れ時々曇り 14- 21度 64%
5月28日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 14- 23度 50%
5月29日(日) 決勝レース 曇り一時雨 12- 19度 70%

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モナコGPのスチュワードはエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Sahara Force India F1
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるモナコGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバーであるエマニュエル・ピロ氏(54歳:イタリア)を指名したことを明らかにした。

1989年のフランスGPで当時のベネトン・チームからアレッサンドロ・ナニーニのチームメイトとしてF1デビューしたピロ氏は、翌年1990年と1991年シーズンをスクーデリア・イタリア(ダラーラ・ジャッド)から参戦、最高位は1989年オーストラリアGPの5位というものだった。
F1のスチュワードとして最も実績があり、各関係者からの信頼が厚い。

ピロ氏は先のロシアGPでもスチュワードを務めていて、これが最多の通算18回目ということになる。

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E.ブイユ代表(マクラーレン)、「とにかく予選次第」

Monte Carlo Image (C)Mercedes Motorsports
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今季ここまで3戦で入賞を果たしているマクラーレン・ホンダ・チームだが、同チームのエリック・ブイユ代表はこのモナコGPがシーズン最大のチャンスと意気込みをみせている。

「ここモナコのレースはF1で最も伝統ある重要なものだ。
その雰囲気は格別で、ドライバーだけでなくチームやスポンサーらにとってもここで成績を残すのは最高の栄誉とされている。
そして、理論的にはマクラーレン・チームにとってもその特性はすべてのサーキットの中でもわれわれに向いたものと受け止めている。
ただここでは他のどこよりも予選結果が重要だし、レースではアクシデントにも気をつけなければならないが、ウチのドライバーなら信頼して送り出せるよ」

モンテカルロのコースはエンジン・パワーよりもシャシーのグリップやドライバーの力量が試されるとしている。
そしてここモナコでマクラーレン・チームは最多となる15勝記録の実績を持つ。
(2番手はフェラーリの8勝)

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2016/05/25

グロージャン(ハース)、ビアンキ追悼のヘルメット

R.Grosjean's Helmet (C)Haas F1 Team

ハースF1チームのロマン・グロージャンが、今週行われるモナコGPで『ビアンキ追悼のヘルメット』を着用することを明らかにした。
グロージャンのヘルメットには当時のビアンキのカーナンバー『17』や似顔絵、そして『MONACO 2014』等のイラストが書き込まれている。

2013年と2014年の2シーズン、グロージャンとビアンキとはチームこそ違え共にフランス人ドライバーとしてF1を戦った友人どうし。
モナコGPはそのビアンキが2014年に唯一入賞、ポイント獲得を果たしたグランプリという想い出の地である。

ビアンキは同年の日本GP決勝レース中、アクシデントにより頭部に重傷を負い、その後2015年7月に還らぬ人となった。

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ハリアント(マノー)、シーズン中に資金難でシート喪失も

Rio Haryanto (C)Campos Racing
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今シーズン、母国インドネシアの熱い期待を背負ってマノー・レーシングからF1デビューを果たしたリオ・ハリアント(22歳:インドネシア)だが、シーズン終了を待たずにシート喪失の可能性が高くなっていることが伝えられた。

2016年のF1で最後にシートを射止めたハリアントだったが、マノー側の高額な提示額に加え、同選手のスポンサーである母国の国営石油会社『プルタミナ』の原油価格低下による経営不振もあって交渉は難航したと伝えられた。

伝えられるところでは、マノーからシーズン最後まで走ることができないと通知された模様で、現在インドネシアではSNS(コミュニティ型会員制サービス)を通じてハリアント支援のための募金が行われているとのことだ。
これについてハリアントは「僕にどうこうできるレベルの話ではないので困惑している。
今はただレースの集中するだけ」と、語っている。

ハリアントはここまで3戦で完走、最上位は17位でまだ入賞はない。

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ベッテル、サッカー試合でシューマッハにエール

Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
少年時代、ミハエル・シューマッハに憧れてレーシングドライバーを目指したとされるフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテル(28歳:ドイツ)が、現在スキー事故から懸命にリハビリテーションを続けるシューマッハ氏にエールを贈るイベントを企画していることが明らかにされた。

それは、今年7月31日(日)に二人の母国であるイツ・ホッケンハイムで行われるドイツGPを前に、シューマッハも愛したやまなかったサッカーの国際親善試合を行うというもの。

『チャンピオンズ・フォー・チャリティー』と名付けられたこの試合は、ドイツGPを直前にした7月27日(水)、日本代表の岡崎慎司選手が以前所属したことで馴染み深いラインラント・プファルツ州マインツで、プロ・チーム対ドライバー・チームによって戦われるという。

ベッテルによれば試合はチャリティ・マッチとして行われ、収益金はすべてドイツの慈善事業に寄付されるとのことだ。

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2016/05/24

ルマン、F1フランスGP開催説を一蹴

2008 France GP (C)Honda Racing
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ルマン24時間レースの開催地として知られるフランスのサルテ・サーキットだが、一部に浮上したF1フランスGPの開催について、否定的な反応をみせているようだ。

これはルマン24時間レースを主催するACO(西部自動車クラブ)がフランス・メディアの取材に答えたもの。
「FIA(国際自動車連盟)からそうした打診があったのは事実。
ブガッティ・サーキットを使ってね。
しかしわれわれがそれによって何かメリットが得られるとは考えられない。
高額のF1チケットが多少売れたとしても、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)が要求する施設改修の費用と比べればせいぜいトントンだろう。
われわれにそんな冒険をするつもりないね」と、冷たい反応。

ちなみにブガッティ・サーキットはサルテ・サーキットの一部で、主に2輪レース等が行われている。
ルマンでは1967年に一度だけF1グランプリ行われ、この時はブラバム・レプコを駆ったジャック・ブラバムが優勝している。
その後フランスGPは2008年のマニクールを最後に開催が途絶えているが、ルノーのワークス復帰で気運が高まっているとも言える。

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ハミルトン(メルセデス)、合同テストボイコット説も

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームでは先のバルセロナ合同テスト2日目、当初参加予定とされていたテストドライバーのエステバン・オコン(19歳:フランス)ではなく、新パーツテストのため経験あるドライバーが必要という理由でマノー・レーシングのパスカル・ウェーレインを起用した。

ウェーレインは元々メルセデスAMGチームのテストドライバーではあるが、開幕からすでに5戦に出走しているためFIA(国際自動車連盟)が定めた『若手ドライバー』には該当しない。
このため今年のテストルールにより、同チームでは次のシルバーストーン合同テストでルイス・ハミルトンが走れないこととなることで不審の声も聞かれた。

ところがここに来てウェーレイン起用の真の理由はハミルトン自身がテスト参加をボイコットしたためとの見方が浮上して驚かせている。
今シーズン、不運が続くハミルトンだが、チームの対応にも不満を持っているとして抵抗したものなのか、チーム内には不穏な空気が流れ始めているようだ。

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マリオ・アンドレッティ氏、マルコ博士の見識讃える

Mario Andretti (C)Williams F1
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元F1チャンピオンでもあるアメリカのレジェンド、マリオ・アンドレッティ氏(76歳)が、レッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士を讃えている。

これは地元アメリカのスポーツ専用チャンネル『ESPN』に語ったもので、その理由は同陣営の逸材マックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)をシーズン途中にもかかわらずトロ・ロッソからレッドブル・レーシングへとステップアップさせたことによる。

「マックス・フェルスタッペンは間違いなくモーターレーシング界でも記録に残る逸材だね。
とりわけ移籍したばかりの新しいチームの緒戦でいきなり結果を出してみせたことは素晴らしい。
彼自身が『自分は本物だ』と名刺代わりの挨拶をしたようなものだよ。
そして私が何より評価しているのが、これをやってのけたヘルムート・マルコ博士の見識だよ。
彼はベッテルの時にもそれをやってのけたんだからね」と、称賛した。

やはりトロ・ロッソからF1デビューしたベッテルもレッドブル・レーシングに抜擢されその後チャンピオンになっている。
なおやはりレーシングドライバーの子息を持つアンドレッティ氏は、「ヨス(父親)はさぞ鼻高々なことだろう」とも付け加えた。

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2016/05/23

ルノー・チーム、「チーム内にわだかまりなし」も

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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先のスペインGP決勝レースで話題を呼んだのはトップを走るメルセデスAMG勢どうしが接触するアクシデントだったが、その一方で後方を走るルノー・チームでも同士討ちとなる接触事故があった。
他チームの中にはこの影響でルノー・チーム内に不協和音が発生しているとの指摘をする向きも多い。

これについて同チームでレーシング・マネージャーを務めるフレデリック・バッサー氏は、つぎのように語り、問題がないことを強調した。
「あのアクシデントが原因でドライバーどうしの関係がおかしくなったなんていうことはまったくない。
この件についてはレーススチュワード(競技委員)も通常のレーシング・インシデント(出来事)だったと認めているし、なんでそんなことが言われるのか納得いかないよ。
それにウチの二人は大人だしね」

しかし「問題ない」という割にはマグヌッセンには結果的に順位降格となるレースタイム加算が化せられたうえ、さらに2点のペナルティ・ポイントまで処せられていて、おそらく本人は納得していないものとみられる。

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佐藤琢磨(ホンダ)、インディ500予選は12番手

佐藤 琢磨 (C)Indycar Media
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今週行われるF1モナコGPと並び『世界三大レース』の一つとされるインディカー・シリーズの最重要レース『インディアナポリス500』の公式予選が行われた。

ポールポジションを獲得したのはJ.ヒンチクリフ。
ひさびさホンダに栄誉をもたらせたが、元スーパー・アグリ等のF1ドライバーで日本からの期待も掛かるAJフォイト・レーシングの佐藤琢磨(ホンダ)は12番手に留まった。
インディ500の予選は独特で、タイムアタックも4周した平均速度で争われる。

インディ500予選の結果はこちら

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ホンダ責任者、「トークン規制なくなれば」

Powered by Honda (C)McLaren Group
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新しいコンセプトでF1に切り込んだマクラーレン・ホンダだったが、1年遅れの参入は決定的なハンディとなった。
これはトークン・システムを介することにより、後続のパワーユニットに関する開発に強い規制が掛けられてしまったためだ。

これについてホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、次のように語っている。
「残念ながら現在のルールでは、いったん投入したパワーユニットの変更がほとんどできない。
トークン数も限られているので改良したくてもできないというジレンマだ。
そうした意味で2017年にはこうしたトークン規制がなくなるので状況は大幅に改善されることと思う。
まだパワーユニットの詳細について決めてはいないが、デザインできる部分が広くあるというのは技術者にとってはとてもやり甲斐のあることだ」

今季のものの改善を図りながら同時に2017年用パワーユニットを開発するというのは、どのエンジン・メーカーにとっても困難なこととはいえ、挽回を期すホンダにとっては「うれしい」忙しさだろう。

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2016/05/22

苦戦ルノー・チームにドライバー交代の噂

Esteban Ocon (C)Renault Sport
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昨年までのロータス・チームを買収、今季からルノーによるワークス参戦体制となったルノー・チームでは、昨年のうちに契約したジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)と開幕直前にスポンサー問題から前任者(パストール・マルドナド)と交代したケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)というドライバー・ラインナップになっている。
しかし、残念ながらこれまでのところ期待された成績が残せていないのが実情だ。

これを受け、ルノーの地元であるフランス・メディアから早くもドライバー変更の噂が伝えられている。
一部にはチャンピオン経験者であるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)やキミ・ライコネン(フェラーリ)ら大物の名前も挙げられているが、同チームでレーシング・マネージャーを務めるフレデリック・バッサー氏はこうした見方を否定した。
「そうしたビッグネームを起用すれば一時的に話題にはなるだろう。
しかしわれわれが求めているのは過去の名声なんかじゃない。
名前ではなく能力で判断するのがこのチームの伝統だ」と、一蹴。

ちなみにこれまでもフランス色の濃いこのチームではドライバーにもフランス人ドライバーを起用するのが言わば通例で、現在テストドライバーを務めるエステバン・オコン(19歳:フランス)にとっては有利な材料か。

なお今季同じパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングが早くも優勝したのに対し、ルノー・チームのほうはマグヌッセンの7位が最高となっている。

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ヨス・フェルスタッペン氏、「息子とは立場が違う」

Max & Jos Verstappen (C)Redbull Racing
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ご多分にもれず、猛烈なステージパパとされるヨス・フェルスタッペン氏(44歳:オランダ)にとって、今回の子息マックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)による移籍後第1戦での史上最年少優勝劇はさぞ痛快なことであるに違いない。

母国オランダの『テレグラフ』紙によれば、本来であればスペインGP終了後はいつものようにすぐ帰国のつもりだったものの、ヨス氏は子息と初優勝の喜びを共にするため、予定を変更してスペインに滞在することにしたということだ。

「息子のF1初優勝なんて一生に一度しかないことだから、一緒にその喜びを分かち合いたいと思ったんだ。
なにしろ、息子は水曜日にはまたバルセロナでテスト。
彼が酔っ払っていられるのはたった一晩しかなかったからね。
僕? こっちは一週間ずっと酔っ払い続けているよ。
息子とは立場が違うんだ」

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バンドーン(マクラーレン)、「早く来季の去就決めたい」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのリザーブ&テストドライバーで、フェルナンド・アロンソの代役として今季第2戦バーレーンGPに出走したストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)が、「早く来年の去就を決めたい」と、高ぶる来季F1ステップアップへの意欲をみせた。

「僕としては早い時期に来季のことを決めたいと思っている。
そのためにはチームに一日も早く決断をして欲しいと思っているんだ」

バンドーンが期待するマクラーレン・チームの決断とは、すなわち来季アロンソかバトン、いずれかの放出ということになる。
その場合、2017年末までの複数年契約があるとされるアロンソよりも、2014年から単年契約が続いているバトンになる可能性が高い。

これについてバンドーン・サイドは、「マックス・フェルスタッペンが移籍1戦目でいきなり優勝したように、限られた経験でも優れた才能があれば若いドライバーでもF1で活躍できる」と、売り込みに懸命だ。

ちなみにアロンソ&バトン両F1チャンピオン経験者を擁するマクラーレン・チームのドライバー契約金はF1チーム随一の金額とみられている。

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2016/05/21

ロズベルグ(メルセデス)、「移籍も視野のうち」

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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安泰とみられた最強メルセデスAMGチームのドライバー・ラインナップだが、ここに来て急速にきな臭い雰囲気となっている。
これは、一部イタリア・メディアが「フェラーリがロズベルグ(メルセデス)に対し移籍を打診」というニュースを伝えたことから騒動に発展しているためだ。

これについてロズベルグはバルセロナで取材に応え、次のように答えている。
「メルセデスAMGチームには満足しているよ。
チームの戦闘力は強力だしスタッフの雰囲気もいい。
でも僕たちは戦っているんだから、いつだって移籍は視野にある。
そもそもF1で仲良しクラブを作っているんじゃないんだからね」

チーム関係者によれば、最近ハミルトン&ロズベルグ両ドライバーの関係が以前のような良好なものではなくなっているとのことだ。
もし来年ロズベルグが動けば、これをきっかけとして上位チーム間で大規模な移籍という事態に発展する可能性がある。
なお次戦モナコGPはハミルトンの1勝(2008年)に対し、ロズベルグがこのところ3連勝している験のいいグランプリだ。

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ルノー、新バージョン・エンジン供給は1基ずつ

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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次週モナコGPにも今季初となるバージョンアップした新エンジンの投入が計画されるルノーだが、供給できるのはルノー、レッドブル・レーシングに向けそれぞれ1基ずつに留まる見込みということだ。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもの。
それによればルノーでは当初カナダGPからの投入を計画していたものを前倒ししてモナコGPからにする方針ということだが、十分な数のスペアパーツが用意できないためそれぞれ1基ずつの供給になるというもの。

ルノー・チームの場合は「自前ドライバー」であるケビン・マグヌッセンになるとみられるが、二人のドライバーが拮抗しているレッドブル・レーシングの場合は経験豊富なダニエル・リカルドのほうに搭載されると目されている。

ただモナコGPのコースはそれほどエンジン・パワーの影響がないとされるコース。
またカナダはリカルドにとって記念すべきF1初優勝の地でもある。

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マッサ(ウィリアムズ)、「空力改善が緊急課題」

Felipe Massa (C)Williams F1
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スペインGPではなんと予選Q1敗退、決勝レースでは8位まで挽回してなんとかポイントを獲得したウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサだが、当然のことながらこの成績に満足はしていない。

「いまドライバーズ・ランキングで僕が7位、ボタスが8位。
もちろんこんなところを目標にシーズンに臨んだ訳じゃない。
今年苦戦している一番の理由はエアロダイナミックスにあると考えている。
以前はこの部分で他をリードし、ウチの特色にしていたところだからね。
そのため今回の合同テストでは新しいリヤウィングを試すなどして改善を図ったんだ。
これだけはっきりした特定の問題意識を持ってテストしたのはあまりないこと。
そう簡単に結果が出るものじゃないけれど、早く成果が得られるといいね」

2014年、2015年とコンストラクターズ・ランキング3位に輝いたウィリアムズ・チームだが、いまのところ4位に留まったままだ。

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2016/05/20

『ハイネケン』、情報漏れに「契約はまだ白紙」

Heineken Beer
スペインGP前に報じられた、オランダの大手ビール会社『ハイネケン』のF1スポンサー参入話だが、どうやら正式発表前に情報がリークされたことにお冠のようだ。

契約はFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)を通じてのものとされているが、FOMのバーニー・エクレストン代表は、「ハイネケンは事前に洩れたことについてずいぶんと憤慨しているようだ」と、懸念を漏らした。

噂では契約は期間5年間、契約金総額は1億5千万ドル(約162億円)にも達するものでいずれかのF1チームにも支援を行うとされている。

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ベッテル(フェラーリ)、「F1に年令は無関係」

 Image (C)Ministry of Land
長く自身が保持してきた『史上最年少優勝記録』を先のスペインGPで8年ぶりに打ち破られたセバスチャン・ベッテル(28歳:ドイツ)だが、「F1に年令は無関係」として自身の記録も含め気にしていないことを強調した。

「そもそも記録は破られるためにあるものだけど、ましてや年令の記録なんて意味がない。
F1も競技だから優勝することが大事なんであって、そこに年令は関係ないんだ。
僕自身だって初優勝したことがうれしかったんであって、それが20歳でも25歳でも良かったんだよ。
ただ長く優勝争いをするためには何歳まで走れるのかは気になるね。
ミハエル・シューマッハ氏は確か43歳まで走ってたっけ」

それでも自身の記録(21歳73日)を大幅に破ったフェルスタッペン(18歳228日)のスピードには脅威を感じているようで、「ピットインしたとき、フェルスタッペンのマシン後部に黄色いナンバーのトレーラーを付けるべき」と、ジョークを飛ばした。

フェルスタッペンの母国オランダではトレーラーを曳いてバカンスに行くのが盛んだが、そのナンバープレートが目立つ黄色となっている。

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メルセデスAMG、ハミルトンのテスト参加不能に

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今回のバルセロナ合同テストで初日にニコ・ロズベルグが走ったメルセデスAMGチームは、2日目には現マノー・レーシングのパスカル・ウェーレインを急きょ起用したが、これによりシーズン中2回目のテストにはハミルトンが参加できないことがわかった。

今年のテスト規則では、全4日間の日程中少なくとも2日間は若手ドライバーを起用することが決まっている。
その若手の定義としてはグランプリ出走経験が2戦までとされているが、今季マノー・レーシングからレースに参加するウェーレインは開幕からすでに5戦に出走その資格を喪失しているためだ。

これについて、チームは本来ならエステバン・オコンを起用する予定だったものの、新パーツテストのため、経験あるドライバーによるテストが必要ということで急きょウェーレインに交代させたものという。
今季ルノー・チームでテストドライバーを務めるオコンも本来はメルセデスAMGチームの若手育成プログラムの一員だ。

2回目のテストはイギリスGP終了後にシルバーストーン・サーキットを舞台に行われるが、同チームでは若手ドライバーに限られることからハミルトン&ロズベルグいずれも参加できないことになった。

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2016/05/19

S.バンドーン、「マクラーレン・ホンダの進化実感

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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スペインGP後に当地で行われたバルセロナ合同テスト2日目にマクラーレン・チームのテストドライバーとして参加、全体の2番手タイムを記録したストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)は「マクラーレン・ホンダの進化を実感した」と、その感想を語った。

「僕が前に乗ったのは第2戦バーレーンGPの時だったけど、その時とは明らかにマシンの手応えが違ったね。
最初は(日本の)スーパー・フォーミュラとの違いに戸惑ったけど。
マシンはすごくダウンフォースが付いたようで、ドライブする感覚が違ったよ。
ここバルセロナはダウンフォースが必要なコースだから、余計だね。
エンジンパワーも上がったし、マシンのバランスも改善されている。
このペースで進化を続けたら、残りのシーズンがとても楽しみだね」

今季マクラーレン・ホンダに最初のポイントをもたらせたのがこのバンドーンだ。

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ライコネン放出の噂をフェラーリ代表自ら否定

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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一部メディアによって報じられたキミ・ライコネンの今季限りの放出説だが、フェラーリ・チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表が直ちにこれを否定する発言を行っている。

噂では、単年契約となっているライコネンについて今季末で放出、その後任候補に現メルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグに白羽の矢を立てたというもの。

しかし同代表は、「われわれは現在のベッテル&ライコネンというドライバー・ラインナップに完全に満足している。
二人とも元チャンピオンの肩書きに恥じない高いパフォーマンスを発揮している。
昨季のライコネンは一時マシンとの相性に苦しんだ時期もあったが、今季はまったくそんなことはない。
また彼の年令を指摘する向きもあるが、ナイジェル・マンセルがチャンピオンになった時は今のライコネンよりずっと年上だったよ」と、噂を一笑した。

マンセル氏がチャンピオンになったのは39歳のとき。
ライコネンはいままだ36歳だ。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム(最終:5/18)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 M.フェルスタッペン HOL Redbull TAG Heuer 1'23.267 118
2 S.バンドーン BEL McLaren Honda 1'24.006 108
3 P.ウェーレイン GER Mercedes 1'24.145 133
4 E.グティエレス MEX Haas Ferrari 1'24.592 105
5 A.フーコ ITA Ferrari 1'24.720 118
6 D.クビアト RUS Toro Rosso Ferrari 1'24.737 116
7 A.セリス MEX Force India Mercedes 1'25.016 103
8 K.マグヌッセン DEN Renault 1'25.133 122
9 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'27.167 94
10 J.キング GBR Manor Mercedes 1'27.615 91

   * ザウバー・チームは不参加
   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)
   * 2016 TestTime : 1'22.810 S.ベッテル/Ferrari (2/23)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2016/05/18

バルセロナ合同テスト1日目タイム(5/17)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ベッテル GER Ferrari 1'23.220 103
2 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'23.337 119
3 J.バトン GBR McLaren Honda 1'23.753 86
4 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'23.882 96
5 P.ウェーレイン GER Manor Mercedes 1'24.297 86
6 D.リカルド AUS Redbull TAG Heue 1'24.307 89
7 P.ガスリー FRA Toro Rosso Ferrari 1'24.821 78
8 A.セリス MEX Force India Mercedes 1'25.467 99
9 A.リン GBR Williams Mercedes 1'26.071 86
10 E.オコン FRA Renault 1'26.530 105

   * ザウバー・チームは不参加
   * 2016 PP-Time:1'22.000 L.ハミルトン/Mercedes (5/14)

   * 2016 TestTime : 1'22.810 S.ベッテル/Ferrari (2/23)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2017年、フェラーリがロズベルグに食指の報

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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圧倒的な強さをみせてきたメルセデスAMGチームだが、ルイス・ハミルトンの契約が2018年末までとされるのに対し、ニコ・ロズベルグのほうは今年末までとされる。
同チーム首脳らはロズベルグの2017年についてオブション契約があることから現体制が続くと見込んでいるが、ここに来て大きな転換点が来るる可能性も噂されている。

これはイタリアの専門紙である『コリエーレ・デロ・スポルト』が報じたもの。
それによれば、フェラーリ・チームがロズベルグに対して2017年のシートについて打診をしているというもの。
フェラーリ・チームの場合、ベッテルのほうは2017年まで契約があるので当然のことながらこれは1年契約であるライコネンのシートを想定したものとみられる。

もしロズベルグが離脱した場合、メルセデスは後任の候補として現マクラーレンのフェルナンド・アロンソを考えているともされていて、もしこれが実現すれば2007年のマクラーレン・チーム以来のコンビ再来ということになる。
ちなみに奇しくもこの時のエンジンはメルセデスだった。

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メルセデス、事故の引き金は「パワーモード設定ミス」

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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スペインGPのオープニングラップで起きたメルセデスAMGデュオによる同士討ちのアクシデントは、先行したニコ・ロズベルグのマシンのセツテイモードに原因があると、FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(競技委員)が説明した。

それによればスタート前にロズベルグがパワーモードの設定を取り違え、十分なパワーが出ていなかったために後続の僚友ハミルトンとの間に最大で時速17キロもの速度差が生じ、事故の発端になったという。
このためハミルトンがオーバーテイクしようとした行為は当然であり、どちらにも直接的な事故原因はないと判断している。

スチュワードはこの件について通常のレーシング・インシデント(出来事)であるとしていずれにもペナルティを科さなかったが、メルセデスAMGチームにとってはフロントロウスタートの2台が1周もしないで戦列を去るという痛恨のレースとなった。

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2016/05/17

ヨス・フェルスタッペン氏、「息子は勝利に値した」

Max & Jos Verstappen (C)Redbull Racing
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日本でも親子のF1ドライバーというのは中嶋悟・一貴氏など例があるが、その一員でもあるヨス・フェルスタッペン氏(44歳:オランダ)は今F1ファンの中で最も名の知られたパパになったと言えそうだ。

かつて1990年代にベネトンやアロウズで活躍したヨス氏は、通算107戦を複数のチームで戦ったが残念ながら優勝はなく、最高位は1994年のハンガリー&ベルギー(ベネトン・フォード)のいずれも3位というものだった。
そうした意味で、出藍の誉れとも言える今回の優勝劇はパパにとっても自慢のレースになったに違いない。

「さまざまな事情からシーズン途中に移籍となった息子だが、柔軟な彼は冷静にそれを受け止めたと言えるね。
親が言うのも何だが、彼は年令にあわずとてもクール。
常に自分が何をすべきかを理解しているよ。
今日はメルセデスAMG勢が早々にいなくなったとはいえ、決して簡単なレースではなかった筈。
しかし彼は決してミスを犯すことなく、最後までマシンとタイヤを労わってチェッカーフラッグへとマシンを導いてみせた。
トロ・ロッソとレッドブルとでそれほどマシンの戦闘力に違いがあるとは思えないが、しかしレッドブルは勝ち方を知っているチームだからね。
今後が楽しみだよ」と、ヨス氏。

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ルノー・チーム内部にも不穏な空気発生か

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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昨年までのロータス・チームから今季開幕直前に体制変更を余儀なくされた新生ルノー・チームだが、そのドタバタもあってか開幕から成績不振、さらに今季ドライバーであるケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマーとの関係にも不穏な空気が生じていると指摘されている。

今回のスペインGP決勝レース、二人は最終ラップの13コーナーで同士討ちとなるアクシデントを起こしたが、同グランプリのレーススチュワードはその原因がケビン・マグヌッセンの側にあると判定した。
レースはすでに終わっているのでペナルティはレース結果に10秒を加算するというもので、これによりマグヌッセンの最終順位は14位から15位へと陥落、15位だったナスル(ザウバー)が逆に14位へと昇格することになる。
さらにマグヌッセンには2点のペナルティ・ポイントが科せられることにもなったが、マグヌッセンはこれについて「当時自分のタイヤは新しいもので、パーマーのマシンとはコーナリングスピードに差があったため」と、説明。

関係者によれば、ロータス・チーム時代に契約を結んだパーマーと、ルノーに体制変更が決まってから起用されたマグヌッセンとではその立場に微妙な差があるということだ。

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4位リカルド(レッドブル)、「作戦ミスだった」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングのエースと目されながら、なんと今回が新加入初戦になる18歳の若者に優勝を持って行かれたダニエル・リカルド(26歳:オーストラリア)は、「作戦にミスがあった」と、悔やんだ。

「4位フィニッシュというのは悪くない結果だけれど、でも今日は正直複雑な気分だよ。
戦略さえ誤らなければ、優勝だってできた筈だったからね。
僕はレースをリードしていたのにチームの戦略で3ストップ作戦を採ったため、コース上で3台のクルマを抜かなければならなかったんだ。
でもここのコースはオーバーテイクが難しく、それは現実的じゃなかったよ。
それでも終盤はパンクするまでベッテルをぎりぎり追い詰めていたんだ。
それなのに、こんなレース展開で表彰台にも上がれないなんて信じられないよ。
チームメイト(フェルスタッペン)の表彰台を見るのが辛い訳じゃなく、その場に自分がいないことが不甲斐なかったんだ。
でももう気持ちは次のモナコに切り換えたけどね」

とはいえリカルドは3回の優勝経験者である。

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2016/05/16

「波乱のレースを締めくくるほろ苦い結末」 (ホンダ)

(C)Honda Motor Co Ltd.
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スペインGP 決勝
バルセロナ・カタルニア・サーキット 5月15日(日)

本日行われたスリルとアクシデント満載のスペインGPにおいて、ジェンソン・バトンが9位で完走しました。

バトンは12番グリッドから好スタートを切り、1コーナー進入時に他チームのマシン2台を追い抜くことに成功。その後、先頭を走っていた2台のマシンが4コーナーでクラッシュしたため、1周目を8番手で終えました。そこからバトンは、レース全体を通してタイヤをセーブしながら走行し、後方から追い上げるチームメートのフェルナンド・アロンソからポジションを死守。61周目には10コーナーでエステバン・グティエレス選手(Haas)を果敢にオーバーテイク、その後、新品タイヤで後ろから詰め寄るダニール・クビアト選手(Torro Rosso)を抑えて完走しました。

一方、アロンソは、本人も認めているように、いいスタートを切ることができませんでした。ただ、それ以降はレースの大半にわたってバトンを追従し、トップ10以内のポジションで走行。レース終盤には12番手につけ、入賞圏内での完走を目指してアタックしようとしていましたが、残念ながら45周目でリタイアする結果となりました。

フェルナンド・アロンソ

MP4-31-02

スタート 10番手
レース結果 45周目にリタイア
ファステストラップ 1分29.750秒 41周目(トップとの差 +2.802秒、13番手)
ピットストップ 2回:11周目(ピットストップ時間 2.41秒)および 40周目(ピットストップ時間 3.40秒) [オプション→プライム→プライム]

「午後のレースではマシンにまずまずの感触があったものの、私はいいスタートを切ることができず、そこですべてを失ってしまいました。ですから、私のレースは1コーナーに到達するまでに事実上終わってしまったのです。

その後50周にわたってジェンソンを追従しましたが、今日のレースでは常にトラフィックに引っかかっていたので、なんの制限もない状態で走ったり、マシンの真の速さをみせつけることがあまりできませんでした。

レース終盤には、なぜかパワーを失ってしまいました。はっきりした原因はまだ分かっていません。

マシンの競争力がそこそこあったにもかかわらず、我々はそれを活かすことができませんでした。今日はメルセデスの両ドライバーがリタイアしたので、ポイントを獲得するいいチャンスでしたが、それができなかったのです。我々は引き続き改善する必要があります」

ジェンソン・バトン

MP4-31-03

スタート 12番手
レース結果 9位
ファステストラップ 1分30.260秒 39周目(トップとの差 +3.312秒、18番手)
ピットストップ 2回:10周目(ピットストップ時間 2.63秒)および 37周目(ピットストップ時間 3.13秒) [オプション→プライム→プライム]
ジェンソン・バトン
「私はフェルナンドとコース上でいいバトルを繰り広げていたので、彼がリタイアしたのは残念でした。

今日、私はすばらしいスタートを切りました。全ドライバーの中で一番いいスタートだったに違いありません!

ただ、私にとってはそれほど容易なレースではありませんでした。マシンにはグリップが全くなく、なにをしてもうまくいきませんでした。でもそれと同じように、レース終盤は先頭集団のマシンもそれほど速くはありませんでした。当時、(私の後方を走っていた)セバスチャン・ベッテル選手(Ferrari)とダニエル・リカルド選手(Redbull)のすぐ後ろにダニール・クビアト選手がいて、彼は新品タイヤを履いて走行していたので、私にとっては非常に難しい状況でした。幸いにも、私は彼らよりもわずかに速いペースで走っていたため、その3台のマシンの前のポジションをキープすることができ、クビアト選手は私を追い抜くことができませんでした。

ここでポイントを獲得するのは難しいと分かっていたので、今日の結果はそれほど悪くはありません」

ホンダモータースポーツリリース

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マックス・フェルスタッペン、2ストップ戦略でF1史上最年少優勝を達成 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2016スペイングランプリ 決勝
・フェラーリとレッドブル、チーム内で異なる戦略を採り、
・フィニッシュまで優勝を懸けたハイスピードバトルを展開
・2ストッパーが主流:3ストッパー中の最上位ドライバーは、3位を獲得したベッテル

2016年5月15日、ムンマロー
戦略が鍵となったスペイングランプリは、上位4名の中で戦略が分かれ、フィニッシュまで最終順位を競い合う展開となりました。レッドブルでのデビュー戦となったマックス・フェルスタッペンが、F1史上最年少優勝を達成しました。フェルスタッペンは、2位を獲得したフェラーリのキミ・ライコネンよりも1周多い32周の最終スティントをミディアムタイヤで走行しました。フェラーリとレッドブルは、ともにチーム内で異なる戦略を採り、1台が2ストップを、もう1台が3ストップ戦略を選択しました。
スペイングランプリ用に選択された3種類のコンパウンド(ハード、ミディアム、ソフト)が、66周で競われる決勝で使用され、タイヤマネージメントが決定的な鍵を握りました。ダニエル・リカルドが、ファイナルラップ直前でデブリによるものと見られるスローパンクチャーに見舞われましたが、フェラーリとレッドブルの上位4名による闘いが最後まで繰り広げられました。
Formula Oneチームは、バルセロナに留まり、火曜日と水曜日に行われる今シーズン1回目のインシーズンテストに臨みます。多くのチームが若手ドライバーを起用し、テスト用に選択した2016年シーズンのコンパウンドを使用してテストを行います。

ピレリジャパン・プレスリリース

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F1初優勝フェルスタッペン(レッドブル)、「特別な気分」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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まだ18歳というF1史上最年少優勝を果たしたレッドブル・レーシングのむ逸材マックス・フェルスタッペン(オランダ)は、「特別な気分」と思い掛けないその心境を明らかにした。

「もろんまさか優勝できるなんて考えてもいなかったから、なんか特別な気分だ。
(優勝確実とみられた)メルセデスAMGの二人がいずれも1周でリタイヤなんてことがあったからだけど、それにしたって僕がその他の頂点に立てたなんて信じられないこと。
最後のスティントは32周もあってタイヤをゴールまでもたせなければならなかった。
でもライコネン(フェラーリ)が猛追するので簡単なことじゃなかったよ。
聞いたら、ライコネンは僕の父親(訳注:元F1ドライバーのヨス氏)ともレースをしていたんだって。
なんか、不思議な気分だよね。
こうして僕がF1優勝にこぎ着けられたのには言うまでもなく父親の存在が大きい。
僕のF1のため、父はほんとうに一生懸命やってくれたからね。
だから今日F1で初めてオランダ国歌が流れるのを聞きながら、父のことを思わずにはいられなかったよ」

ライコネンはまだ36歳だが、ヨス・フェルスタッペン氏ともF1で戦ったのは事実のことだ。

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ホンダ、「アロンソのトラブルはソフトウェアの問題」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、15日(日)行われたスペインGP決勝レースで起きたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソのマシントラブルについて、「トラブルはソフトウェアの問題が原因だった」と、レース後説明した。

今季初となる予選Q3進出、9番グリッドからスタートしたアロンソはそれまで終始ポイント圏内を窺うポジションで走行、期待を持たせたが、47周目突然パワーロスを訴えてストップし、ホームグランプリとなる地元スペインの観客を落胆させた。

長谷川氏は、「波乱に富んだレースだったが、最後もほろ苦い結末になった。
アロンソがリタイヤしたのはソフトウェアの問題が原因で、ICE(エンジン)がストップしたもの。
おそらくエンジン本体に損傷はないとみられるが、今後再発がないよう原因究明と対策に全力を尽くす」と、語った。

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FIA、メルセデスAMG勢どうしの事故は「お咎めなし」

Mercedes Duo (C)Mercedes Motorsport
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スペインGPのレーススチュワード(競技委員)は、15日(日)行われた決勝レースで起きたハミルトン&ロズベルグ、メルセデスAMG勢どうしのアクシデントについてレース後の審議対象事案としていたが、いずれにもペナルティは科さないことを正式発表した。

これは同グランプリ・オープニングラップの3コーナー先で起きたアクシデント。
先行するロズベルグ(メルセデス)と、同車をオーバーテイクしようとした後続のハミルトン(メルセデス)とが接触し、激しく損傷しながらコースオフ・クラッシュしてセーフティカー導入の原因を作ったもの。

スチュワードは当該ドライバーとチーム代表立ち会いのもとビデオ等を検証した結果、故意によるものではなく通常のレーシング・インシデント(出来事)としてペナルティを科さないとした。

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2016/05/15

スペインGPはフェルスタッペンが史上最年少優勝

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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15(日)午後、ヨーロッパGPの幕開けを告げるF1第5戦スペインGPの決勝レースがバルセロナ・サーキットを舞台に行われた。
決勝レーススタート前の天候は晴れ、湿度50%でドライコンディション、気温は22度、路面温度は40度と報告されている。

スタート直後のオープニングラップでトップのロズベルグをオーバーテイクしようとしたハミルトンとが接触してコースオフ、両者リタイヤに。
マシンはかなりの損傷を受け、レースは直ちにセーフティカーが導入された。
この時点で1位はリカルド(レッドブル)、2番手フェルスタッペン(レッドブル)、3番手サインツ(トロ・ロッソ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手ボタス(ウィリアムズ)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手アロンソ(マクラーレン)、10番手グロージャン(ハース)の順。
レースは4周目に再開された。

47周目、ポイント圏内を窺う走りをしていたアロンソ(マクラーレン)がパワーロスを訴えてストップし、ホームグランプリの観客を落胆させた。
チェッカーフラッグまであと2周となったとき、ベッテルと3位争いを演じていたリカルド(レッドブル)が痛恨のタイヤバースト、それでも貯金でなんとか順位は守った。

66周のレースを制したのはなんと今回レッドブル・レーシングに移籍したばかりのマックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)で、これまでベッテルが持っていた史上最年少優勝の記録(21歳)を大幅に破って初優勝を遂げた。
父親のヨス氏も成し遂げられなかったオランダ人ドライバーとしてのF1初優勝でもある。
なおレッドブルの優勝は2014年のベルギー(リカルド)以来、通算51勝目ということになる。

2位はわずか0.616秒の僅差でオーバーテイクが叶わなかったフェラーリのライコネン。
3位もフェラーリのベッテル、4位リカルド(レッドブル)で、上位二人が2ストップ作戦だったのに対しこの二人は3ストップ作戦を採って禍根を残した。
5位ボタス(ウィリアムズ)、6位サインツ(トロ・ロッソ)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位マッサ(ウィリアムズ)、9位バトン(マクラーレン)、10位クビアト(トロ・ロッソ)でここまでが入賞。

以下11位グティエレス(ハース)、12位エリクソン(ザウバー)、13位パーマー(ルノー)、14位マグヌッセン(ルノー)、15位ナスル(ザウバー)、16位ウェーレイン(マノー)、そして17位ハリアント(マノー)までが完走。
リタイヤはグロージャン(ハース)、アロンソ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、ロズベルグ(メルセデス)、そしてハミルトン(メルセデス)の5台。

なおオランダの飲酒年令は16歳からということで、18歳のフェルスタッペンは表彰台でシャンパンを『合法的に』あおった。

スペインGP決勝レースの結果はこちら
スペインGPの画像はこちら

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予選3位リカルド(レッドブル)、「明日もここにいたい」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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スペインGP公式予選でみごと3位となり、FIA(国際自動車連盟)の公式記者会見に望んだレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、「明日もまたここにいたい」と日曜日の決勝レースに向けて意欲をみせた。

「まず何よりもまたここ(記者会見場)に帰って来れてとてもうれしい。
本音を言えば、決勝レース後の会見でもこうして座っていたいね。
メルセデスAMG勢には太刀打ちできなかったけれど、フェラーリ勢の前にいるというのは僕らにとって素晴らしいことだ。
これは決して偶然なんかじゃない、2台ともだからね。
戦略面からQ3のアタックは1回だけというのがわかっていたから絶対にラップをまとめてやろうと緊張したよ。
今から明日のレースが待ちきれないでいる」

フリー走行ではしばしば新加入のフェルスタッペンに先行される場面もみられたリカルドだったが、公式予選ではみごとに先輩の存在感をみせつけた。

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スペインでもピットレーン速度違反相次ぐ

Pitlane Image (C)Sahara Force India F1
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今回のスペインGPではフリー走行、公式予選、決勝レースを通じすべてのセッションでピットレーン速度が80キロに制限されているが、今回も速度違反が相次いでいることがわかった。

レーススチュワード(競技委員)が明らかにしたところによれば、初日の金曜日にはフリー走行1回目セッションでニコ・ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)が91.8キロで1,000ユーロ(約12万4千円)の罰金。
また土曜日の公式予選でもサインツ(トロ・ロッソ)が85.9キロで同じく600ユーロ(約7万5千円)の罰金を科したとのこと。

なお前戦ロシアGP(ソチ・サーキット)の制限速度は60キロだった。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「最初の目標を達成できた」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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アロンソがチームにとって初めてQ3進出を果たしたことについて、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、次のようにコメントした。

「Q3進出はわれわれにとって今シーズンのまず最初の大事な目標だったので、これを達成できたことはうれしい。
初日は二人のドライバーともグリップに難を訴えていたが、夜の作業でかなり改善されたのではないか。
バトンは惜しくもあと一歩のところでQ3に届かなかったが、こちらは決勝レースのタイヤに選択肢が増えるのでスタートでそれを活かしたい。
いずれにせよこのサーキットはコース上のオーバーテイクが難しいので、明日はこのスタートポジションを活かしながら再びW入賞を目指したい」

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Q3進出はアロンソ(マクラーレン)、「これは大きな一歩」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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14日(土)行われたスペインGP公式予選で、ついにマクラーレン・ホンダにとって今季初となるQ3進出を果たしたフェルナンド・アロンソは、次のようにコメントした。

「当面の目標だったQ3進出が果たせてよかった。
また僕がそのドライバーだったことはうれしいことだ。
ただ、客観的にみればマクラーレン・ホンダはもっと早くにQ3進出ができていておかしくなかったとも思う。
大事なことは、この予選結果を明日の決勝レースに結びつけること。
それに(Q3進出したので)今年初めてQ2のタイヤをいてスタートしなければならないので、そこもカバーしなければらなくなった。
ここではコース上でのオーバーテイクが難しいのでレースではスタートとピットストップが肝心になるだろう。
タイヤを労わることも大事だし、まずはスタートに集中することが必要だね。
まだ道のりは長いけれど、これは大きないいステップだよ」

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2016/05/14

スペインGPポールは今季3度目のハミルトン(メルセデス)

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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続いて12分間で行われたQ3では昨年同様残った10台で上位10位までのスターティンググリッドが決められた。

その結果、今年のスペインGPポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。
ポールタイム1'22.000はライバルで2番手ロズベルグ(メルセデス)に0.280秒の差を付けるものだった。
ハミルトンのポールは開幕2戦以来の今季3回目で自身通算52回目の快挙になるもの。

3番手は最後に先輩の意地を見せたレッドブル・レーシングのリカルド。
4番手で新しくチームメイトになったフェルスタッペンにコンマ4秒以上の差を付けるものだった。
フェラーリ勢は今季最悪のライコネン5番手、ベッテル6番手。
フェラーリがセカンドロウを取れなかったのは今季初ということになる。
7番手ボタス(ウィリアムズ)、8番手サインツ(トロ・ロッソ)、9番手ペレス(フォース・インディア)、初Q3進出マクラーレンのアロンソは10番手ということになった。

スペインGP公式予選の結果はこちら
スペインGPの画像はこちら

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予選Q2、アロンソ(マクラーレン)、初のQ3進出決める

続いてスペインGPは予選Q2が行われた。
15分間のQ2でも同じく6台(同5台)が脱落、Q3に進出する10台が絞られる。

ここでもトップタイムを記録したのはハミルトン(メルセデス)でベストタイム1'22.159。
2番手ロズベルグ(メルセデス)で0.600秒差。
3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手ベッテル(フェラーリ)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手ボタス(ウィリアムズ)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、そして10番手のアロンソ(マクラーレン)までがQ3進出を決めた。

ここで脱落となったのは、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、バトン(マクラーレン)、クビアト(トロ・ロッソ)、グロージャン(ハース)、マグヌッセン(ルノー)、そしてグティエレス(ハース)の6台になった。

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予選Q1、ロズベルグ(メルセデス)が最速

14日(土)午後、18分間で戦われるF1第5戦スペインGPの公式予選Q1がスタートした。
セッション開始時の天候は湿度45%、気温は22度、路面温度は42度、引き続き路面はドライコンディションで雨の確率は10%以下と報告されている。

最速はやはりメルセデスAMG勢でロズベルグが1'23.002でトップ。
2番手に僚友ハミルトンが0.212秒差でつけた。
3-4番手にレッドブルのフェルスタッペン&リカルド、5-6番手にフェラーリのライコネン&ベッテル、7番手ボタス(ウィリアムズ)、8番手グティエレス(ハース)、9番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、10番手サインツ(トロ・ロッソ)。
マクラーレン・ホンダはアロンソ11番手、バトン12番手でクリアした。

ここで脱落となったのはパーマー(ルノー)、マッサ(ウィリアムズ)、エリクソン(ザウバー)、ナスル(ザウバー)、ウェーレイン(マノー)、そしてハリアント(マノー)の6台になった。

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スペインGPフリー3回目、ロズベルグ最速も終盤トラブル

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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14日(土)午前、F1第5戦スペインGPはフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は湿度58%、気温は18度、路面温度は27度、引き続き路面はドライコンディションと報告されている。

60分間に渡る走行を終え、トップタイムとなる1'23.078を記録したニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1番手。
ただ終盤マシントラブルかスローダウンしてピットに戻っており心配される。
2番手はチームメイトのハミルトンでトップとは0.126秒差。
3番手ベッテル(フェラーリ)で、1-2セクターは最速だったものの第3セクターだけでメルセデスAMG勢の後塵を拝すこととなった。
4-5番手はレッドブルの2台だったが、新加入のフェルスタッペンが先輩リカルドに先行した。

以下、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手ボタス(ウィリアムズ)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手クビアト(レッドブル)、10番手にアロンソ(マクラーレン)。
いサインツ(トロ・ロッソ)は13番手、バトン(マクラーレン)は15番手だった。

スペインGPフリー走行3回目の結果はこちら
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アロンソ(マクラーレン)、「マシンの感触いい」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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スペインGPフリー走行初日で7番手タイムを記録したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、「マシンの感触は悪くない」と、その手応えを語った。

「もちろんまだパーフェクトという訳じゃないけれど、(改良された)マシンの手応えは悪くないね。
明日に向けてはリヤのグリップをもう少し改善しなくては。
今夜、バトンからのデータも含めて分析したいと思う。
ただまだこれはフリー走行。
前戦のロシアもそうだったけど、フリーでいい位置にいるからといってそれがそのまま予選での順位になる訳じゃないからね。
Q3進出に向けては、もうひとプッシュが必要だよ」

マクラーレン・ホンダ、念願のQ3進出が今度こそなるか注目だ。

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アリバベーネ代表(フェラーリ)に早くも更迭報道

Maurizio Arrivabene (C)Ferrari S.p.A
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昨年のシンガポールGP(9月)を最後に今季まだ勝利のないフェラーリ・チームに、早くもお決まりの「お家騒動」が持ち上がっているようだ。

これはF1ゴシップ好きのイタリア・メディアが流したものだが、それによれば「開幕数戦で勝利する」としたフェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長の言葉にもかかわらず、ここまで4戦を終えてまだその兆しが見えないことによるという。

これについてバルセロナで聞かれた当のアリバベーネ代表は、「噂はありがたく拝聴するよ。
それがこのチームの伝統だからね。
しかしわれわれは長期の計画の元、慎重にかつ確実にプログラムを進めている。
現在のところまだライバルであるメルセデスAMGを討ち負かすには不十分だが、いまお家騒動を繰り広げている場合じゃないのはチームの誰もがわかっていること」と、一笑した。

ただ昨季の同じ時期、メルセデスの159ポイントに対し107ポイントだったフェラーリだが、今年はメルセデスがほぼ同じ157ポイントなのに対しわずか76ポイントと出遅れているのは事実だ。

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ホンダF1責任者、「励みになる初日の結果」

Powered by Honda (C)McLaren Group
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いよいよ本格的なヨーロッパ・ラウンドを迎えたスペインGPの初日、マクラーレン・チームではマシンの感触に一部難を示すジェンソン・バトンが12番手だったものの、フェルナンド・アロンソが堂々の7番手タイムを記録して気を吐いた。

これについてホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、次のようにコメントした。
「今回はシャシー面で新しい機軸のものを持ち込んだので、まずはそれを確認するため走り込むことを優先させた。
その上で改良されたエンジンについても種々のデータょ収集したが、幸いドライバーからのフィードバックは前向きなもので励みになる。
ただ今日は7番手だったが、中盤はとても実力が均衡しているので明日の予選でどうなるかは気が抜けない状況。
そのためにも今夜はデータを詳細に分析し、明日の公式予選に備えたいと思う」

今季まだマクラーレン・ホンダは予選でQ3進出を果たしておらず、まずはこれを実現させることが当面の課題になる。

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『シェル』、ベルギーGPの冠スポンサー終了

Ferrari 『F10』/Shell (C)Ferrari S.p.A
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大手石油会社『シェル』とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)は、ベルギーGPの冠スポンサー、そしてコースサイドへの看板に広告を掲示する契約を終了することを明らかにした。

2011年に結ばれた現在の契約は5年間で、2015年が最終年。
すでにシェルは契約更新しないことを通知していたが、いまのところ新たなスポンサーは見つかっておらず、今年のベルギーGPはタイトル・スポンサー不在となっている。

なおシェルはフェラーリ・チームとも長くスポンサー契約を結んでいるが、こちらは2020年まで継続される見通しという。

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2016/05/13

スペインGPフリー2回目、アロンソが7番手タイム

Bartcelona Circuit (C)Mercedes Motorsports
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13日(金)午後、F1第5戦スペインGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は湿度52%、気温は20度、路面温度は39度、引き続き路面はドライコンディションと報告されている。

開始まだ10分、このセッションから登場のパーマー(ルノー)が1コナーで左リヤタイヤをバーストさせてストップ。
セッションは約8分間に渡って赤旗中断となった。

結局ここで最速となったのは本命メルセデスAMGチームのロズベルグでベストタイムを1'23.922とした。
これに0.254秒の差でライコネン(フェラーリ)、3番手はハミルトン(メルセデス)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手に意地をみせたサインツ(トロ・ロッソ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手アロンソ(マクラーレン)、8番手フェルスタッペン(レッドブル)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手がヒュルケンバーグ(フォース・インディア)。
なおマクラーレンのバトンは12番手だった。

スペインGPフリー走行2回目の結果はこちら
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スペインGPフリー1回目、フェラーリ勢が席巻

Bartcelona Circuit (C)Mercedes Motorsports
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13日(金)午前、F1第5戦スペインGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は湿度64%、気温は16度、路面温度は22度、ドライコンディションで雨の心配はないと報告されている。

既報のように今回のスペインGPからフェルスタッペン(トロ・ロッソ)とクビアト(レッドブル)がそれぞれチームを入れ替えての参戦になる。
またこのセッション、ルノー・チームではジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)に代えてエステバン・オコン(19歳:フランス)が出走となった。

90分間のセッションを終え、タイミングモニターの最上位にはフェラーリ・チームのベッテル&ライコネンが名を連ねた。
最速となったベッテルのベストタイムは1'23.951で、これはチームメイトのライコネンに0.138秒、また3番手となったライバル・ロズベルグ(メルセデス)には0.503秒の差をつけるもの。
ただし、タイヤの違いもあり、今の段階で比べてもあまり意味はない。

4番手はハミルトン(メルセデス)、5-6番手にはレッドブル・レーシングのリカルドと移籍直後のフェルスタッペン。
7番手ボタス(ウィリアムズ)、8番手サインツ(トロ・ロッソ)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、そして10番手がアロンソ(マクラーレン)となった。
トロ・ロッソに移籍のクビアトは12番手、またグリップ不足を訴えたバトンは19番手に留まった。

スペインGPフリー走行1回目の結果はこちら
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FIAディレクター、バクーのコースにお墨付き

Fernando Alonso (C)Baku City Circuit
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東ヨーロッパ南コーカサスに位置する共和制国家であるアゼルバイジャンで今季初めて行われる『ヨーロッパGP』について、その舞台となる首都バクーの市街地特設コースをこのほど視察したFIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは、6月のグランプリ開催に向けて準備に問題がないことを確認したとのコメントを明らかにした。

バクーのコースは市街地特設コースの中でもこれまでで最速のものになると、設計者であるサーキット・デザイナーのヘルマン・ティルケは自信をみせている。
まもちろんまだここでレースが行われたことはないが、先にいち早く現地を視察したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソは「とてもエキサイティングなコース」と、その魅力を明らかにしていた。

ヨーロッパGPの名称ではこれまでブランズハッチ、ドニントンパーク(いずれもイギリス)やニュルブルクリンク(ドイツ)、そしてヘレスやバレンシア(いずれもスペイン)で開催。
今年のヨーロッパGPは第8戦として6月19日(日)に決勝レースが行われる予定。

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スペインGPでも雨の可能性

Bartcelona Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末行われるスペインGPについて、地元バルセロナの気象台はこの週末の3日間いずれについても一時雨になる可能性があると報告している。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿 度
5月13日(金) フリー走行 晴れ一時雨 12- 21度 79%
5月14日(土) 公式予選 曇り時々雨 12- 23度 75%
5月15日(日) 決勝レース 晴れ一時雨 11- 22度 76%

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『ハイネケン』、F1スポンサーに名前浮上

Heineken Beer

オランダの大手ビール会社である『ハイネケン』の名前がF1スポンサー候補として挙げられている。
これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じたもので、F1の契約としては珍しくFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)を通じてのものになるとのこと。

すでに一部サーキットでのコースサイドの看板にその名前がみられるハイネケンだが、交渉がまとまればF1チームのスポンサーになるものとされている。
期間は5年間、契約金総額は1億5千万ドル(約162億円)にも達するものと言われていて、その行方が注目されている。

なお日本国内ではハイネケンはキリンビールとの合弁会社を通じて販売されている。

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2016/05/12

セルジオ・マルキオンネ会長、アルファロメオ復帰期待

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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フィアット/クライスラー・グループ総帥でフェラーリ代表も務めるセルジオ・マルキオンネ会長が、あらためて『アルファロメオ』のF1復帰について言及、期待の思いをメディア相手に展開した。

「確かに私はアルファロメオのF1復帰について真剣に考えている。
アルファロメオはわれわれフィアット/クライスラー・グループの一員でもあるが、フェラーリよりはもっと親しみのあるブランド・イメージだろう。
しかしそこには伝統のもと培ったスポーツカーとしての確固たる存在がある。
昨年、レッドブルと話をしたときには彼らの求めるものとの乖離があってうまくいかなかったが、アルファロメオが復帰するなら単なるエンジン・サプライヤーとしてのバッジではなく、自らワークスチームとしての参戦を私は希望してるよ。
われわれはホンダの考えとは違うんだ」

アルファロメオはグループの身内。
F1で活躍するということはそれはすなわちフェラーリにとっての苦戦を意味することになるが、それでもF1全体がこのまま衰退するよりはプラスになるとの判断か。

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スペインGPスチュワードにマーティン・ドネリー氏

Martin Donnelly (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるスペインGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に元ロータス等のF1ドライバーであるマーティン・ドネリー氏(52歳:イギリス)を指名したことを明らかにした。
同氏がレーススチュワードに就くのは今季開幕戦のオーストラリアGP以来となる通算9回目。

1989年にデレック・ワーウィックに代わりアロウズでF1デビューを果たしたドネリー氏は、翌年ロータス・チームに移籍してフルシーズンを戦ったが、チームメイトで国際F3000時代からのライバルだったジャン・アレジの活躍の影であまり存在感を示すことができなかった。
その後ヘレスのスペインGPでメカニカルトラブルによるアクシデントで瀕死の重傷を負い、F1現役を終えている。
現在は怪我からも回復、イギリス・ノーフォークで「ドネリー・トラック・アカデミー」を経営、複数のレーシング・チームの経営陣にも加わっている。

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ベッテル(フェラーリ)もクビアト降格人事に驚き

S.Vettel & H.Marko (C)RedBull Racing
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マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)のレッドブル・レーシング昇格とは逆に、レッドブル・レーシングから再び元のトロ・ロッソへの降格が明らかとなったダニール・クビアト(21歳:ロシア)について、ここ数戦ですっかり『遺恨相手』とされたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルは自身の関与を否定した。

「今回の件について、僕は何も関係していないよ。
僕と彼との間に何もわだかまりはないんだから、僕自身、そのニュースを聞いてとても驚いたくらいさ。
レッドブルが今回下した決定には何か内部事情があった筈。
ヘルムート・マルコには何かそれなりの考えがあったんだろうけど、いずれにしてもクビアト自身にとっては居心地が良くないんじゃないか。
同情するよ」

レッドブル・レーシングはかつてベッテル自身が6年間の長きに渡って在籍、その間4回のタイトル獲得と38勝を記録したチームだが、さすがに移籍後の自身の影響力は否定した。

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2016/05/11

E.オコン(ルノー)、メルセデスでも合同テスト参加

Esteban Ocon (C)Renault Sport
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メルセデスAMGチームは、スペインGP終了後の5月17日・18日の両日に渡って行われるバルセロナ合同テストに、エステバン・オコン(19歳:フランス)を起用するという異例の措置に出ることを明らかにした。

オコンは元々メルセデスAMGチームの若手育成プログラムの一員ではあるものの今季はルノー・チームにレンタル移籍の形で貸与。
実際、スペインGPの金曜日フリー走行1回目セッションへの出走が決まっている他、同合同テストにもルノー・チームからの参加をすでに明らかにしていた。

今季メルセデスからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦中のオコンだが、今回のテストはその第1戦と2戦の合間になる。

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S.バンドーン、マクラーレン・ホンダ『MP4-31』再び

E.Boullie & S.Vandorne (C)McLaren Group
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先のバーレーンGPでアロンソの代役として急きょ参戦、みごとチームに今季初ポイントをもたらせたマクラーレン・チームのリザーブ&テストドライバー・ストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)が、スペインGP後に行われるバルセロナ合同テストで再び『MP4-31』のコクピットに収まることがわかった。

テストは17日(火)の1日目をバンドーンが担当、翌18日(水)はレギュラードライバーであるジェンソン・バトンが担当する予定。
なおレギュレーションで年間4日間のテストのうち半分は若手ドライバーの起用が義務付けられているが、まだグランプリ1戦だけのバンドーンはFIA(国際自動車連盟)が定めるところの若手ドライバーに該当する。

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韓国国際サーキット、スーパーカーで復活

Yeongam Circuit (C)Mercedes Motorsports
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2013年を最後にわずか4年で巨額赤字を理由に開催を終えた韓国GPの開催地「KIC」(韓国国際サーキット)だが、その後独自のイベントにより息を吹き返しているということだ。

これは韓国の朝鮮日報が伝えたもので、それによればこの全羅南道にある別名「霊岩(ヨンアム)サーキット」では、ヨーロッパ各国のスーパーカーを主体とした独自のAFOS(アジア・スピード・フェスティバル)が成功、今年は2万人程度の観客が見込まれているという。

もちろんF1の観客数とは比べものにならないが、開催費用は当然のことながらはるかに低費用で済み、サーキットは昨年まで2年連続で黒字を計上したということだ。
同サーキットでは「その他にも自動車メーカータイヤ会社のテストがあって年間の稼働日数は280日にもなる。F1など開催しなくとも十分やっていける」と、強弁しているという。

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2016/05/10

サインツ(トロ・ロッソ)、「自分にも昇格のチャンスある」

STR Duo (C)Scuderia Toro Rosso
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まだ17歳という史上最年少の若さでF1デビューを果たしたスクーデリア・トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンが、さらにわずか1年あまり、しかもシーズン途中にレッドブル・レーシングへ昇格するというニュースは、チームメイトで共にライバルとして激しく戦ってきたカルロス・サインツ・ジュニア(21歳:スペイン)にとっても衝撃であった筈だ。
しかし当のサインツはスペインの国営放送局『TVE』(テー・ウベ・エー)に対し次のようにコメント、プライドを保ってみせている。

「こんな早い時期にドライバー変更があったことには驚いたけれど、だからといって僕がショックを受けている訳じゃないよ。
フェルスタッペンに可能だったことは僕にだってできると思うからね。
そう、もちろん僕は彼と比べて劣っているなんて思っていないさ」と、元WRCチャンピオンの子息。

フェルスタッペンの昇格でレッドブル・レーシングはダニエル・リカルドとのコンビとなるが、そのリカルドには来季フェラーリ移籍の可能性もささやかれていて、サインツの目論見も根拠がない訳ではないようだ。

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ミハエル・シューマッハ氏、容態が深刻化か

M.Schumacher & L.Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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2013年12月に起きたスキー事故で重態となり、その後療養生活が続いている元7回のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハ氏(47歳:ドイツ)だが、その容態が悪化したとの報道が伝えられて心配されている。

イタリアのスポーツ紙『コリエーレ・デロ・スポルト』が伝えるところによれば、これまで治療に当たってきた担当医師の話として、「今後とも声明を維持していくためには奇跡的な回復が必要」と、その深刻な状況を示唆したという。

これについて現役時代からパーソナル・マネージャーを務めてきたサビーネ・ケームさんは、容態についての言及は避けるとしながらも、「私たちはただご家族と共に神様に祈るしかありません」とだけ、コメントした。

その一方で同氏の忘れ形見であるミック・シューマッハ(17歳:ドイツ)は今季ドイツF4選手権に参戦、開幕2連勝を飾るなどその優れたDNAを発揮している。

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ホンダ・エンジンの供給先にトロ・ロッソ浮上

Powered by Honda (C)McLaren Group
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現在フェラーリ・エンジンを搭載するスクーデリア・トロ・ロッソが、ホンダ・エンジン2番目の搭載チームの候補に浮上していることがわかった。
これはフィンランドの日刊紙『ツルン・サノマット』が報じたもので、すでにフランツ・トスト代表は2017年からの3年契約をホンダ側に提唱しているという。

実はトロ・ロッソは2015年シーズンにもホンダにエンジン供給を打診したものの、その時はマクラーレン側が独占供給というホンダとの契約を盾に拒絶される浮き目に遭ったとのこと。
しかしその後F1レギュレーションが変遷、2017年シーズンからはF1エンジン・サプライヤーに対し、「供給義務」が科せられることとなり、最低限複数チームへの供給体制が求められるようになったもの。
これについてホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、「われわれとしてはすでに複数チームへの供給に備える体制は出来ている」と、明言。

かつて1970年代、無敵を誇ったホンダがウィリアムズに加えて新たな供給先にしたのは当時のロータス・チーム。
その際に起用された中嶋悟氏の活躍からその後の日本のF1人気隆盛があることを思えば、ファンならずとも期待せざるを得ない展開と言えそうだ。

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フェラーリ、「ハースにも新仕様エンジン用意」

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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フェラーリが先に3トークンを使用してバージョンアップを図った新仕様パワーユニットについて、ザウバー・チームがスペインGPからの導入を決めているが、供給元であるフェラーリは同スペックのものがハースF1チームに対しても用意されていることを明らかにした。

新パワーユニットについてフェラーリ側は、「新仕様のものに変更するかどうかは供給先チームの判断次第」としているが、ハースF1チームはザウバー同様スペインGPからにも導入する方針とみられる。

これについて同チームでここまで4戦中3戦で入賞と活躍するロマン・グロージャンは、「たとえわずかでもパワーアップが図られるのであれば、1戦でも早く搭載して欲しいのがドライバーの本音だよ。
スペインではマシンについても改良が加えられるというし、エンジンも進化するのならとても楽しみだ。
バルセロナのコースは全チームが熟知しているところだから、まさに真価が問われることだろうね」と、期待を顕わにした。

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2016/05/09

ジョリオン・パーマー(ルノー)にシート喪失説

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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F1はここまで4戦を終え、全22名のドライバー中16人がポイントを獲得。
レギュラードライバーでまだ得点していないのは6人。
このうちチームメイトが得点しているのに自身がまだ無得点というのはルノーのジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)とハースF1のエステバン・グティエレス(24歳:メキシコ)二人だ。
新規参戦のハートを別とすれば、実績あるルノーでの状況に、パーマーに対する風当たりがいささか強くなっているようだ。

これはフランス国内の一部メディアからパーマー更迭説が伝えられているもの。
それによれば同チームの若手テストドライバーに、パーマーはシーズン中にもかかわらずシートを奪われるのでは、というものだ。
事実、ルノー・チームはパーマーに圧力を掛けるようにテストドライバーであるセルゲイ・シロトキン(20歳:ロシア)やエステバン・オコン(19歳:フランス)らを相次いで金曜日のフリー走行1回目セッションに起用する作戦を採っている。

ちなみにパーマーとの契約はロータス・チーム時代に結ばれたとされている。
ただチームは当然のことながらこうした噂を根拠のないものとして一蹴している。

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「フェラーリのプレッシャー脅威」とメルセデス首脳

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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絶対王者である筈のメルセデスAMGチームに些細なトラブルが続いていることについて、急速に力を付けつつあるライバル・フェラーリ・チームからのプレッシャーが脅威になっているとの見方が示されている。

これはメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが明らかにしたもの。
その中で同氏は次のようにその背景を説明した。

「われわれがいまトラブルに見舞われるなど苦しい戦いを強いられているのはライバルの台頭に理由がある。
この冬の間に、フェラーリはとても力を付けてきたからね。
今年のようにレギュレーションが安定している時には、どの陣営も技術的に高いレベルで煮詰まってきてそれぞれの差がなくなってくるんだ。
いまがまさにそういう状況ということ。
昨年の覇者だったとはいえ、今年はわれわれだってチャレンジャー。
極限まで攻めるかぎり、トラブルは付きものなんだよ」

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ザウバー、それでもスペインGPに新仕様エンジン投入へ

Sauber Ferrari『C35』 (C)Sauber Motorsport AG
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依然として深刻な資金難が伝えられ、すでにスペインGP後のバルセロナ合同テストへの不参加も表明するザウバー・チームだが、スペインGPには新仕様のエンジンが投入される見込みであることを明らかにした。

同チームはフェラーリからV6パワーユニットの供給を受けているが、本家フェラーリ・チームではすでにロシアGP前に3つのトークンを使用した新しい仕様のパワーユニットを採り入れている。
これを受け、さっそくザウバー・チームへの供給が実現したものだが、他の供給先であるトロ・ロッソやハースF1については今のところ言及されていない。

昨季は36ポイントを獲得してランキング8位となったザウバー・チームだが、大苦戦の今季はまだノーポイントの状態が続いている。

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2016/05/08

ウィリアムズはアレックス・リンを合同テストに起用

Alex Lynn (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは、次戦スペインGP後に行われるバルセロナ合同テストに、同チームのテストドライバーであるアレックス・リン(22歳:イギリス)を起用する方針を明らかにした。

2014年のGP3チャンピオンに輝いたリンは2015年当初から同チームのテストドライバーに抜擢。
30ポイントを獲得したリンがF1スーパーライセンスに必要なトータル40ポイントに達するには、翌2015年参戦のGP2でランキング5位以上が必須だったが、惜しくも6位に留まり、今季再びチャレンジが決まっている。
なおリンがステアリングを握るのは初日の17日(火)とのこと。

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オコン(ルノー)、バルセロナ合同テストにも参加

Esteban Ocon (C)Renault Sport
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ルノー・チームは、次戦スペインGP後に当地で行われるバルセロナ合同テストに、同チームのテストドライバーであるエスティバン・オコン(19歳:フランス)を起用する方針を明らかにした。
オコンはすでにスペインGPの金曜日フリー走行1回目セッションにも出走が決まっている。

バルセロナ合同テストは5月17日(火)18日(水)の2日間に渡って行われる予定。
なおオコンは今季メルセデスを駆ってDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)への参戦が決まっていて、今回のテストはちょうどその第1戦と2戦の合間になる。

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クビアト(レッドブル)の降格は内紛トバッチリ説も

STR Duo (C)Scuderia Toro Rosso
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シーズン中にもかかわらず、突然発表されたマックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)とダニール・クビアト(レッドブル)の交代劇には、このところアクシデント続きであるクビアトに対するペナルティの意味合いがあるとみられていたが、実はそれよりもトロ・ロッソチーム内の内紛が主な原因であるとの見方が伝えられている。

フェルスタッペンは元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペン氏の子息、またチームメイトのサインツ・ジュニアは元WRC(世界ラリー選手権)チャンピオンであるカルロス・サインツ氏の子息で、いずれの親もまた強烈な個性のステージパパであることが知られている。
そのふた家族のバトルに、さらに担当エンジニアまで加わっての騒動は、すでにチーム首脳にも御せないほどにエスカレートしているのだという。

そのためレッドブル・グループ全体のレーシング・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士が今回の「英断」を下したというのが急浮上した見解だ。
ただフェルスタッペンを高く買っていたレースエンジニアのセヴィ・プホラール氏は同選手の「栄転」にもかかわらず自身は事実上更迭の浮き目に遭っている。

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2016/05/07

突然の昇格フェルスタッペン、「自分が一番驚いた」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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まだ17歳という若さでトロ・ロッソからF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)だが、それからわずか1年半も経たずにトップチームの一つであるレッドブル・レーシングへの昇格を果たすこととなった。
しかし本人はこの抜擢に、「僕自身が一番驚いた」と、これが突然のことであったことを示唆している。

「いずれレッドブル・レーシングで走りたいという気持ちはずっと持っていたのが正直なところ。
でも、その夢がこんなに早く、しかも突然に訪れるとは考えてもいなかったよ。
もちろんこれは自分にとってとてもうれしいことだけど、でも同時に少し衝撃を受けたのも事実なんだ。
ただ今はこうしたチャンスを与えてくれたチームと、そして抜擢してくれたヘルムート・マルコに感謝している。
必ずや期待に応えたいと思うよ」と、意気込みをみせながらも複雑なその心境を吐露した。

フェルスタッペンの昇格は既定のこととはいえ、それは2017年シーズンのことと受け止められていた。
それが突然早まったのは、このところのレースで再三アクシデントを引き起こしたクビアト(レッドブル)に対し、同グループでレーシング・アドバイザーを務めるマルコ氏が態度を硬化させたためとみられている。

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ザウバー・チーム、再びスタッフ給料遅配の危機

Monisha Kaltenborn (C)Sauber Motorsport
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先の中国GP(4月17日)前にもスタッフへの給与遅配が伝えられて心配されたザウバー・チームだが、すでに5月を迎えた中、再び同チームの給与遅配が報じられている。

2016年シーズンが真っ只中のなか、F1チームではすでに2017年マシンの開発に着手している時期とされるが、しかし同チームではそれどころではない様子。
加えて来年はレギュレーションの大きな変更が想定されていて、ザウバー・チームのクラスで少なくとも800万ユーロ(約9億8千万円)もの予算増が見込まれていることからさらなる資金難が危惧されているのが実情だ。

同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは、「財政的にチームが苦しい状況にあるのは事実です。
今はスポンサーからの支払が一刻も早く行われるよう、心待ちにしているところです」と、苦しい胸の内を明かした。

同チームではすでにスペインGP終了後に予定されているバルセロナ合同テストへの不参加を明らかにしている。

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ロシアGP主催者、ナイトレース化の計画

Singapore Nightrace (C)Honda Racing
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2014年の初開催以来、午後3時からの決勝レーススタートをしてきたロシアGPだが、同グランプリの主催者は夜間レースに必要な照明設備等を整え、将来的にナイトレース化したい考えを明らかにした。

ロシアGPが開催されるソチ市は標準時であるロンドンとは2時間の時差があり、ナイトレースが可能になればスタート時刻の選択肢が大幅に拡大できることになる。

ただこれについてF1開催を司るFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表の見解は冷ややかなもの。

「夜間レースにしたかったのから、(サーキット建設の)最初から電線を埋めて置くなどの関連工事をしておくべきだった。
今から電線を敷いて、電灯設備の工事をするなど無駄が多すぎる。
ロシアGPをナイトレースにしたところで彼らはそのコストを賄うことはできないだろう」

ロシアGPの現行開催契約は2020年まで。
主催者はそれまでに工事を終えたいとの見通しを示している。

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2016/05/06

ハミルトン(メルセデス)のトラブルは些細な問題

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ロシアGP決勝レースで10番手スタートながらチームメイトに次ぐみごとな2位表彰台を獲得してみせた前年のチャンピオン、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だったが、レース中のチームとの交信で冷却系に不安があったことが確認されている。
これについて同チームはレース後に解析を行った結果、パワーユニット本体に関わるようなトラブルを見い出すことはできなかったことを明らかにした。

それによればハミルトンのパワーユニットには些細な水漏れが生じていたものの、これはエンジン本体ではなく、おそらくは冷却系に使われたカーボク部分が振動による劣化でひび割れたものだろうとのこと。
そのため当面エンジン交換の必要はなく、今後も使用できる見込みという。

なおハミルトンは別途中国GPとロシアの予選でもERS(エネルギー回生システム)関連のトラブルに見舞われていて、こちらはまだ原因究明されていない。

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C.ホーナー代表(レッドブル)、「降格じゃない」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、今回の電撃移籍発表について、「伝えられているような降格とかの問題ではない」と、その背景について説明した。

「まずわれわれは二つのF1チーム、4人のレースドライバーを擁しているというユニークな立場であることを理解して欲しい。
今回の移籍は二つのチーム全体を見渡した上で行われたもので、われわれならではの事例だ。
17歳という若さでF1デビューを果たしたフェルスタッペンは着実に成長を続けていて、レッドブル・レーシングに移ることによりさらにこれを促進させたい。
またクビアトはいま難しい状況にあるが、かつて在籍し内部もよく分かっているトロ・ロッソに戻ることにより、調子を取り戻して再びそのポテンシャルを発揮できる筈。
これは決して単純な降格とかいう類のものではないんだ」

とはいえ、今回の決定をホーナー代表が必ずしも歓迎しているとは言えないようだ。
同チームでは絶対権力を持つディートリッヒ・マテシス/オーナーだけでなく、レーシング・アドバイザーという他チームでは理解しにくい立場のヘルムート・マルコ博士も一定の権力を持っていて、内部の統率が必ずしも取れていない面も窺われる。

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レッドブル、フェルスタッペンの電撃昇格を発表

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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レッドブル・グループが緊急リリースを発表。
それによれば次戦スペインGPから同グループ傘下のトロ・ロッソのドライバーであるマックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)をレッドブル・レーシングに移籍させること。
またこれに伴いレッドブル・レーシングのダニール・クビアト(21歳:ロシア)をトロ・ロッソに移籍させるというもの。

17歳という史上最年少でF1デビューを果たしたフェルスタッペンにはもともと来季までにレッドブルへの昇格が契約にあったと伝えられている。
その一方でこのところ相次いでクラッシュの引き金となって非難されているクビアトにとっては事実上の「降格処分」と言えそうだ。

二つのF1チームをコントロールするレッドブルならではの荒技だが、いずれも若い二人にとってこれが功を奏すかは注目だ。

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2016/05/05

ハロー(頭部保護装置)難航、導入延期も

Redbull Canopy Image (C)RedBull Racing

F1ドライバーの頭部の安全を守るため、2017年シーズンからの導入を計画してきたハロー(頭部保護装置)だが、複数提案されている形式の絞り込みが難航、場合によっては導入が2018年以降に延期される可能性が出て来たようだ。

これを報じたのはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』で、それによればフェラーリ・チームらが主導するハロー型と、レッドブル・レーシングが先にテストしたキャノピー型とで意見が分かれていて、近い時期にこれを収束させるのは困難になっているのだという。

これについてF1ドライバーの集まりであるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)では、「ほんとうにF1の安全性を確保するなら面子にこだわっている時間はない。
FIA(国際自動車連盟)がもっと指導力を発揮して対策を迅速に進めるべき」と、主張している。

ただF1では多くのルール変更が全員一致を必要としていて、そのためしばしばこうした対策遅れが生じる原因となっているのが現実だ。

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ピレリ、チーム側の空気圧不正に疑惑の目

Tyre Work (C)Redbull Racing
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F1に限らずレース用タイヤでは空気圧がタイヤのグリップ力に大きな影響を及ぼすが、あまり低いと悪影響も出る。

このためF1にタイヤを独占供給するピレリでは、レース中にタイヤが突然バーストするアクシデントが起きたこともあり、FIA(国際自動車連盟)と共に一定以上の空気圧を各チームに指定している。
しかしピレリの言い分によれば、一部チームではスターティンググリッドで空気圧が確認された後レーススタートまでに何らかの方法によって意図的に下げている疑惑があるというものもの。
ピレリではそうした行為は安全性に大きな懸念があるとして、レース中にもリアルタイムで空気圧がモニターできるようにすべき、と低減している。

これについて前ロータス・チーム、今季はハースF1から参戦するロマン・グロージャンは、「ピレリが指定した空気圧では高過ぎてまるでグリップがない。
このほうがむしろ安全性に問題があるよ」と、主張している。

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ザウバー・チーム、バルセロナ合同テスト不参加

Barcelona Circuit logo (C)Redbull Racing
F1ではバルセロナ・サーキットを舞台に行われる次戦スペインGP終了後、当地で引き続き5月17-18日の2日間に渡って若手ドライバーを対象としたバルセロナ合同テストを行うことになっているが、ザウバー・チームはこれに参加しないことを明らかにした。

同チームは自信のツイッターで不参加の理由を
1.『C35』にテストすべきアップデートが施されていないから
2.テストを担当すべき若手ドライバーが不在だから
であるとしている。
ただ周囲の見方は単に「資金難だから」と、冷たいものだ。

今シーズン、テストは2回予定されている。
なおグランプリ本戦とは異なり、テストの欠場にペナルティはないとみられる。

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2016/05/04

ライコネン健闘もフェラーリ首脳陣不満顔

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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ロシアGPで3位表彰台をゲット。
これで開幕からエース・ベッテルと同じ2位1回、3位1回という成績になったキミ・ライコネンだが、しかしフェラーリ・チーム首脳陣はこの結果に納得していないようだ。

「全体としては彼は良くやった週末だと思うよ。
しかし予選でも、決勝でも、いまいち不満が残る展開だったと言わざるを得ない。
予選ではハミルトン(メルセデス)が(マシントラブルで)脱落していたのだから、正直少なくとも3番手までに入って欲しかった。
ベッテルのほうは(ギヤボックス交換で)5番手降格が決まっていたんだしね。
決勝レースでもボタス(ウィリアムズ)にあれほど苦しめられたのは納得がいかない。
ベッテルの分まで頑張って欲しかったんだがね」と、セルジオ・マルキオンネ会長は不満そうなコメント。

ライコネンのフェラーリとの契約は1年限りで、その来季シートを窺う他チームのドライバーは山ほど待ち構えているのが実情。
表彰台でプーチン大統領を前にしたフィンランド人の表情もあまり冴えたものではなかった。

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ロシアGPで最高評価はマグヌッセン(ルノー)

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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メルセデスAMGチームのニコ・ロズベルグが今季開幕4連勝という快挙を成し遂げたロシアGPだったが、同グランプリの『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選出されたのはルノー・チームのケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)であることがわかった。

この賞はF1ファンによる投票で決定されるもので、これまで第1戦と第2戦では新規参戦チームながら連続入賞を果たしたハースF1のロマン・グロージャン、続く第3戦では王者ベッテル(フェラーリ)に対して『果敢な攻撃』を敢行したレッドブルのダニール・クビアトが選出されていた。

今回マグヌッセンは体制一新したルノー・チームに今季初ポイントをもたらせる7位入賞。
これは本人にとってもマクラーレン時代に記録した同じロシアGPでの5位入賞に次ぐものだ。

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ピレリ、フィオラノで来季タイヤテスト開始

Fiorano Circuit Image (C)Ferrari S.p.A
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ピレリタイヤは3日(火)、すでに明らかにされた2017年仕様タイヤの第1回目テストをイタリアのフィオラノ・サーキットで開始したことを明らかにした。

2017年には現行のものから大幅にタイヤサイズを変更するため、それまでに年間25日という大掛かりなテストが予定されている。
テストには5チーム程度が予定されているというが、今回は場所がフェラーリ・チームの本拠地フィオラノ・サーキットということで当然のことながら同チームによって行われた。

テストは2014年仕様のフェラーリ『F14-T』が使われ、コクピットには若手のジャン・エリック・ベルニュ(26歳:フランス)が乗り込んだとのことだ。
なおマシンは旧型のものでタイヤ以外の新たなマシン・コンポーネンツ等の投入は認められない。

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2016/05/03

「これからは常に入賞することを目標にすべきだ」(ホンダ)

フェルナンド・アロンソ (C)Honda Motor Co Ltd.
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ロシアGP 決勝
ソチ・オートドロム、5月1日(日)

本日のロシアGPにおいて、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはそれぞれ6位および10位に入賞を果たし、ともに2016年シーズン初のポイントを獲得しました。

今日のレースは、オープニングラップの2コーナーと3コーナーで大混乱となる2つのクラッシュが発生し、それによって中位陣のドライバーのレース展開がほぼ決まる形となりました。これらのアクシデントにより、複数のドライバーがリタイアに追い込まれたり、大幅にポジションを落としたり、ペナルティーを科せられたりする結果となりました。

アロンソはその波乱のおかげでトップ10圏内に一気にポジションを上げ、それを最後まで死守。一方、バトンはスタートでは慎重になり、複数の遅いマシンの後方までポジションを落としたものの、それ以降は着実にオーバーテイクを繰り返し、トップ10でフィニッシュしました。

午後のレース結果は、McLaren-Hondaが着実に進化していることの表れであり、さらにポテンシャルがあることを示すものです。

ホンダモータースポーツリリース

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クビアト(レッドブル)、ベッテルに謝罪電話の報

S.Vettel & D.Kvyat (C)Ferrari S.p.A
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中国、ロシアと騒動が続き険悪な状況も伝えられるダニール・クビアト(レッドブル)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の二人だが、レース後クビアトが謝罪の電話をしたと伝えられた。

おそらくは、直接ベッテルから強い抗議を受けたクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)の指示があったためとみられるが、取材メデイアに自分が悪くないことを再三強調するクビアトがほんとうに謝ったかは疑問だ。

ただレッドブル・グループ内部でもクビアトの一連のラフなドライビングには批判的な声も聞かれるということで、来季に向け他チーム内の立場に影響が危惧される。
というのも来季はトロ・ロッソからフェルスタッペンのレッドブル・レーシング昇格が確実とみられているからだ。
そうした中、チームメイトであるダニエル・リカルドのほうがチーム内の信頼が高いとみられているのがクビアトにとっては気掛かりなことだろう。

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ロズベルグ、ピレリにとって2011年の復帰後100戦目となるロシアグランプリを制す(ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2016ロシアグランプリ 決勝
・レッドブルの両ドライバー、序盤のセーフティーカー導入時にミディアムへ交換する戦略を採用
・1ストッパーが主流に:2ストッパー中の最上位ドライバーは、5位を獲得したマッサ

2016年5月1日、ソチ
ニコ・ロズベルグが、ポール・トゥー・ウィンでロシアグランプリを制し、2015年メキシコグランプリから続く連勝記録を更新しました。スーパーソフトでスタートしたロズベルグは、21周目にソフトタイヤへ交換しました。チームメイトのルイス・ハミルトンが2位を獲得しました。ハミルトンは、予選Q3時のメカニカルトラブルによって10番グリッドからスタートし、ロズベルグと同じ戦略を採って8つポジションを上げました。

大半のドライバーがスーパーソフトからソフトへ繋ぐ1ストップ戦略を採った中、レッドブルの両ドライバーは異なる戦略を実行しました。セーフティーカー導入を招いたスタート直後の事故に巻き込まれたことが、彼らの戦略にも影響を及ぼしました。ダニエル・リカルドとダニール・クビアトは、ともにミディアムタイヤへ交換しました。クビアトは、50周以上の距離をフィニッシュまで走り切り、10秒のストップ&ゴーペナルティーを受けながらも15位でフィニッシュしました。

フォース・インディアのセルジオ・ペレスは、1周目に中古のソフトタイヤへ交換し、残り20周時点で再度中古のソフトタイヤへと交換する戦略によってポイント圏内でフィニッシュしました。2ストッパー中の最上位ドライバーは、5位を獲得したウィリアムズのフェリペ・マッサでした。マッサは、最終スティントをスーパーソフトで走行しました。6名のみが2ストッパーで、残りの完走者は全て1ストッパーでした。
レース中の気温は、昨日の涼しい気候に比べ高くなりました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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ルノー、スペインGPフリーでエステバン・オコン起用へ

Esteban Ocon (C)Renault Sport
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ルノー・チームは、次戦スペインGPの金曜日フリー走行1回目セッションに、同チームのテストドライバーの一人であるエステバン・オコン(19歳:フランス)を起用する方針を明らかにした。
マシンはジョリオン・パーマーのもの(30号車)になる見込み。

同チームでは今回のロシアGPでもセルゲイ・シロトキン(20歳:ロシア)を起用されていて、この時はマグヌッセンのマシン(20号車)が使われた。

なおパーマーも昨季はテストドライバーとして何回かのグランプリのフリーに起用された後、今季めでたくレースドライバーへと昇格を果たしている。

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2016/05/02

事故のクビアト(レッドブル)に3ペナルティ・ポイント

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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2度に渡る接触事故により、ベッテル(フェラーリ)をリタイヤに追い込んだレッドブル・レーシングのダニール・クビアトに対し、ロシアGPのレーススチュワード(競技委員)はレース後3点のペナルティ・ポイントを科したことを明らかにした。
レース中すでに10秒停止のペナルティーが科せられていて、これに追加したもの。

クビアトには前戦までに別途2点が科せられているため、これでトータル5点ということになった。
連続した12か月間に累計12点になると1戦の出場停止になることが決まっている。

なおこのレースでは他にもパーマー(ルノー)を押し出したサインツ(トロ・ロッソ)にも2点、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)を押し出したグティエレス(ハース)にも2点のペナルティ・ポイントがレース後通告されている。

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「ツバメはまだ1羽」と、ブイユ代表(マクラーレン)

McLaren Team (C)McLaren Group
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今季4戦目、やっとW入賞を果たしたマクラーレン・チームだが、同チームのエリック・ブイユ代表は歓迎しながらもまだ慎重な姿勢を崩していない。

「今回やっとW入賞を果たしたことは、チーム全体にとっさ大きな励みになる素晴らしい結果といえる。
開幕から続けて来たわれわれ全員の努力が進化として現れたと受け止めている。
レース序盤に順位を上げたアロンソはしかしレース中ずっと単独走行で、その間燃料計を片眼で見ていなければならなかった。
一方バトンは序盤厳しい目に遭ったものの、その後は終始ライバルとバトルを演じ入賞にこぎ着けた。
われわれのパートナー各社のさまざまな支援にも感謝したい。
危機を脱し、ようやく報われようとしているが、まだやってきたツバメは1羽だけ。
すぐには夏にならないことはわかっているよ」

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開き直りクビアト(レッドブル)、「僕を攻撃すればいい」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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再度の追突で戦線離脱を余儀なくされたベッテル(フェラーリ)から、猛抗議を受けたレッドブル・レーシングのダニール・クビアト(21歳:ロシア)だが、今回も一向に堪える様子は見られなかった。

「僕が悪いというなら攻撃すればいい。
でもこんなのは良くあるレーシング・インシデント(出来事)でしかない。
確かに僕は2度追突した形になっているけれど、2度目はブレーキが効かなくてしかたなかったんだ。
誰かに押されてしまったような感触でコントロールできなかったんだよ。
それに彼(ベッテル)だって何か問題を抱えていたんじゃないか。
突然早めの減速をしたからね。
僕に責任があるのなら謝罪するけれど、でも人間にはどうすることもできないことだってあるよ」

ベッテルとクビアトの騒動はこれで2戦連続のこと。
ちなみにロシア出身のクビアトにとってここはホームグランプリだった。

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アロンソ(マクラーレン)、「これからは常にポイント圏内目指す」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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1日(日)行われたロシアGP決勝レースでみごと6位入賞と、これまでの鬱憤を晴らした形のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、「これからは常にポイント圏内を目指す」と、気を吐いた。

「これまでだったらせっかくスタートで順位を上げてもそれを維持することができなかったんだ。
でも今はわれわれのマシンにはスピードがある。
だから今日はライバルと十分にバトルを繰り広げることができたよ。
実際、レース中ドライビングしていてその感触が得られていたからね。
(タイヤの温存もできたので)終盤、タイム計測のつもりでちょっとペースを上げてみたんだ。
マシンにはまだポテンシャルがあると確信することができた。
これからは常にポイント圏内で完走することを目指すべきだよ」

アロンソの入賞は2015年の第10戦ハンガリーGP(5位)以来ということになる。

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長谷川祐介(ホンダF1責任者)、「両ドライバーに感謝」

McLaren Duo (C)McLaren Group
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今季開幕4戦目にしてやっと狙い通りのW入賞を果たしたマクラーレン・ホンダ・チーム。
ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏が次のようにその喜びを明らかにした。

「2台共が入賞という結果が得られてほんとうにうれしく思う。
二人のドライバーはいずれもベテランらしくオープニングラップでの混乱を切り抜け、終始ポイント圏内でバトルを繰り広げるというエキサイティングなシーンをみせてくれた。
戦略的にはワンストップというマシンコントロールが難しいものだったが、ドライバーがよくまとめてくれて感謝している。
こうして少なくとも中団グループでは十分に戦えるポテンシャルがあることが確認できたので、次からの本格的なヨーロッパ・ラウンドではさらに引き締めて期待に応えたい」

これまでリザーブドライバーのバンドーンだけがポイント・ランキングに名を示すという不本意な同チームだったが、これで同ランキングに3人の名前が連なるということになった。

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ベッテル(フェラーリ)がクビアト(レッドブル)に怒り

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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中国GPの際にもその「乱暴な」ドライビングの影響でチームメイトどうしの接触事故を招いたレッドブル・レーシングのダニール・クビアトについて、今回再び追突、しかも続けて2回のアクシデントに見舞われたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がレース後怒りを隠さなかった。

早々にリタイヤしたベッテルの姿は古巣レッドブル・レーシングのピット・ギャントリーにあり、かつての上司であるクリスチャン・ホーナー代表と話し合っているシーンが国際映像で流れた。

「このスポーツにおいてアクシデントというのは付きものでなくすことはできないが、しかしこれをできるだけ避ける配慮というのは不可欠だ。
確かにレースにおいてオープニングラップというのは重要なもの。
そこでうまく順位を上げられることもあるが、しかしそこでレースを終えてしまうことだってある。
すべてのドライバーに注意を払う義務がある。
同じドライバーが2週間後のレースで再び過ちを繰り返すのであれば、話さなくてはならないのは当然のことだろう」と、元チャンピオン。

繰り返されたアクシデントで、パドックでは新たな「遺恨」が生じたとみる向きが専らだ。

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2016/05/01

ロシアGPもロズベルグ優勝、マクラーレン・ホンダW入賞

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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1日(日)午後、F1第4戦ロシアGPの決勝レースがソチ・サーキットを舞台に行われた。
決勝レーススタート前の天候は晴れ、湿度74%でドライコンディション、気温は16度、路面温度は40度と報告されている。

オープニングラップ、複数の接触事故が発生、このあおりでいきなりベッテル(フェラーリ)がガードレールにクラッシュしてストップ。
ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)とハリアント(マノー)もリタイヤ。
クビアト(レッドブル)はノーズ交換、ペレス(フォース・インディア)はリヤタイヤをバーストさせている。
レースはセーフティカー導入となった。

その後ビデオによれば、ベッテルは2度クビアトに追突されている様子。
中国GPでも因縁だった両者の関係が再び熱くなりそうだ。
なお事故の原因を作ったとしてグティエレス(ハース)にドライブスルー・ペナルティー、またクビアトに10秒加算のペナルティがそれぞれ通告された。
その後サインツ(トロ・ロッソ)にもパーマーとの接触で10秒、ナスル(ザウバー)にも5秒加算のペナルティ。
35周目、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)が白煙を上げてストップ。

結局53周のレースはポールスタートのニコ・ロズベルグが危なげなく優勝。
ロズベルグの優勝は今季開幕から4連勝、さらに昨年のメキシコGPからは7連勝の自身通算18勝目になる。
また今回はポールポジション、優勝だけでなくレース中のファステストラップも記録するいわゆるグランドスラム、これはロズベルグにとって初ということになる。

2位は10番手スタートから追い上げた僚友ハミルトン(メルセデス)。
一時は7秒台後方まで迫ったが、冷却水圧に問題があるとの無線でペースを落とし、25.022秒差となった。
なおメルセデスAMG勢の1-2フィニッシュは今季開幕戦のオーストラリアGP以来。

3位はライコネン(フェラーリ)、4-5位ボタス&マッサのウィリアムズ勢、6位マクラーレン・ホンダのアロンソで今季初入賞、7位マグヌッセン(ルノー)でこちらもうれしい復帰後初入賞、前回は2011年のブラジルGP(ペトロフ)まで遡る。
8位グロージャン(ハース)、9位ペレス(フォース・インディア)、10位バトン(マクラーレン)でW入賞になった。

以下、11位リカルド(レッドブル)、12位サインツ(トロ・ロッソ)、13位パーマー(ルノー)、14位エリクソン(ザウバー)、15位クビアト(レッドブル)、16位ナスル(ザウバー)、17位グティエレス(ハース)、そして18位ウェーレイン(マノー)までが完走。
リタイヤはフェルスタッペン(トロ・ロッソ)、ベッテル(フェラーリ)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、ハリアント(マノー)の4台だった、

ロシアGP決勝レースの結果はこちら
ロシアGPの画像はこちら

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ロシアGPスターティンググリッド

ロシアGPのレーススチュワード(競技委員)はギヤボックスを交換したベッテル(フェラーリ)が予選グリッド5番降格するのに伴い、次のような修正スターティンググリッドを発表した。

1. ロズベルグ(メルセデス)
2. ボタス(ウィリアムズ) *
3. ライコネン(フェラーリ) *
4. マッサ(ウィリアムズ) *
5. リカルド(レッドブル) *
6. ペレス(フォース・インディア) *
7. ベッテル(フェラーリ) *
8. クビアト(レッドブル)
9. フェルスタッペン(トロ・ロッソ)
10. ハミルトン(メルセデス)
11. サインツ(トロ・ロッソ)
12. バトン(マクラーレン)
13. ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)
14. アロンソ(マクラーレン)
15. グロージャン(ハース)
16. グティエレス(ハース)
17. マグヌッセン(ルノー)
18. パーマー(ルノー)
19. ナスル(ザウバー)
20. ウェーレイン(マノー)
21. ハリアント(マノー)
22. エリクソン(ザウバー)

* 印は変更のあったドライバー

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マクラーレン代表、「Q2敗退フラストレーション溜まる」

Jenson Button (C)McLaren Group
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またしても予選でQ3進出が叶わなかったマクラーレン・チームのエリック・ブイユ代表は、「僅差でQ3進出を逃がしたことにはフラストレーションが溜まる」と、無念さを表した。

「前回の中国GP時より、シャシーに冠してもエンジンに関しても着実に進化を遂げたと手応えを感じていただけに、この12-14番手という予選結果には落胆している。
しかもその差がわずか0.095秒というわずかなものだったことに余計フラストレーションを感じるよ。
ここまでの今シーズンで、われわれが最もQ3に近づいたレースだったと言えるだろう。
このコースはわれわれのマシンに向いているとは言えず、明日のレースでも苦戦を強いられることだろうが、なんとかポイントを獲得できるよう全力を尽くしたい」

それでも予選12番手とこれまでの4戦で最も良い結果を得たバトンは、「二人とも今日はハンドリングに悩まされた。
アンダーステアから突然オーバーステアになるので難しい。
明日は事故に巻き込まれないよう、注意してスタートしたい」と、意欲をみせた。

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ハミルトン(メルセデス)、コース外走行で戒告処分

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ロシアGPのレーススチュワード(競技委員)は、30日(土)行われた公式予選セッションで、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンがコース外走行をしたとして戒告処分を通告したことを明らかにした。

それによればハミルトンは、予選Q1セッション中に2コーナーを走行した際にコースオフ、本来であれば赤と白のポリスチレンブロックの左側を走ってコースに戻らなければならないにもかかわらず、これを守らなかったというもの。

なおハミルトンに対する戒告処分は今季これが2度目。
第2戦バーレーンGPの際、ピットロードで規定に反してバックを行ったとしてやはり戒告処分を受けている。

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ピットレーン速度違反が相次ぐ

Pitlane Image (C)Mercedes Motorsports
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今回のロシアGPではフリー走行セッション時のピットレーン制限速度が60キロに制限されているが、わずかながらもこれをオーバーしてペナルティを受けるドライバーが相次いだ。

レーススチュワード(競技委員)が明らかにしたところによれば、初日の金曜日にはグティエレス(ハース)が65.4キロで600ユーロ(約7万4千円)の罰金。
またペレス(フォース・インディア)は62.0キロで罰金200ユーロ(約2万5千円)。
土曜日にはハリアント(マノー)が61.8キロで同じく200ユーロ(約2万5千円)の罰金を科したことを明らかにした。

現在のF1マシンにはコクピットでボタンを押せば設定された速度に抑えられる装置が付いているが、それでもギリギリまでスピードを落としたくないドライバー心理からわずかにオーバーしてしまうことが多いとみられる。

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エリクソン(ザウバー)、「負けたのはタイヤのせい」

Sauber Duo (C)Sauber Motorsport
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チームの深刻な資金難もあって苦戦を強いられているザウバー・チームだが、その内部でも戦いはある。

これまでの3戦ではいずれもエリクソンが予選で「勝利」、ナスルのほうはその理由をシャシーの問題と主張していた。
これに対しエリクソンは「ナスルが遅いのはナスル自信の腕の問題で、なんならお互いのシャシーを交換してもいい」と、かわしていた。
そして今回ザウバー・チームは苦況の中、新しいシャシー「C35-3号車」を用意、これを得たナスルはみごとエリクソンよりも予選上位を果たしてみせたもの。

しかしこの結果にエリクソンは、「期待外れな予選結果。
ここでは週末を通してタイヤをうまく機能させることができなかった。
トラフィックにも見舞われたけれど、タイムが出なかったのはタイヤに原因がある」と、主張している。

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