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スペインGP 決勝
バルセロナ・カタルニア・サーキット 5月15日(日)
本日行われたスリルとアクシデント満載のスペインGPにおいて、ジェンソン・バトンが9位で完走しました。
バトンは12番グリッドから好スタートを切り、1コーナー進入時に他チームのマシン2台を追い抜くことに成功。その後、先頭を走っていた2台のマシンが4コーナーでクラッシュしたため、1周目を8番手で終えました。そこからバトンは、レース全体を通してタイヤをセーブしながら走行し、後方から追い上げるチームメートのフェルナンド・アロンソからポジションを死守。61周目には10コーナーでエステバン・グティエレス選手(Haas)を果敢にオーバーテイク、その後、新品タイヤで後ろから詰め寄るダニール・クビアト選手(Torro Rosso)を抑えて完走しました。
一方、アロンソは、本人も認めているように、いいスタートを切ることができませんでした。ただ、それ以降はレースの大半にわたってバトンを追従し、トップ10以内のポジションで走行。レース終盤には12番手につけ、入賞圏内での完走を目指してアタックしようとしていましたが、残念ながら45周目でリタイアする結果となりました。
フェルナンド・アロンソ
MP4-31-02
スタート 10番手
レース結果 45周目にリタイア
ファステストラップ 1分29.750秒 41周目(トップとの差 +2.802秒、13番手)
ピットストップ 2回:11周目(ピットストップ時間 2.41秒)および 40周目(ピットストップ時間 3.40秒) [オプション→プライム→プライム]
「午後のレースではマシンにまずまずの感触があったものの、私はいいスタートを切ることができず、そこですべてを失ってしまいました。ですから、私のレースは1コーナーに到達するまでに事実上終わってしまったのです。
その後50周にわたってジェンソンを追従しましたが、今日のレースでは常にトラフィックに引っかかっていたので、なんの制限もない状態で走ったり、マシンの真の速さをみせつけることがあまりできませんでした。
レース終盤には、なぜかパワーを失ってしまいました。はっきりした原因はまだ分かっていません。
マシンの競争力がそこそこあったにもかかわらず、我々はそれを活かすことができませんでした。今日はメルセデスの両ドライバーがリタイアしたので、ポイントを獲得するいいチャンスでしたが、それができなかったのです。我々は引き続き改善する必要があります」
ジェンソン・バトン
MP4-31-03
スタート 12番手
レース結果 9位
ファステストラップ 1分30.260秒 39周目(トップとの差 +3.312秒、18番手)
ピットストップ 2回:10周目(ピットストップ時間 2.63秒)および 37周目(ピットストップ時間 3.13秒) [オプション→プライム→プライム]
ジェンソン・バトン
「私はフェルナンドとコース上でいいバトルを繰り広げていたので、彼がリタイアしたのは残念でした。
今日、私はすばらしいスタートを切りました。全ドライバーの中で一番いいスタートだったに違いありません!
ただ、私にとってはそれほど容易なレースではありませんでした。マシンにはグリップが全くなく、なにをしてもうまくいきませんでした。でもそれと同じように、レース終盤は先頭集団のマシンもそれほど速くはありませんでした。当時、(私の後方を走っていた)セバスチャン・ベッテル選手(Ferrari)とダニエル・リカルド選手(Redbull)のすぐ後ろにダニール・クビアト選手がいて、彼は新品タイヤを履いて走行していたので、私にとっては非常に難しい状況でした。幸いにも、私は彼らよりもわずかに速いペースで走っていたため、その3台のマシンの前のポジションをキープすることができ、クビアト選手は私を追い抜くことができませんでした。
ここでポイントを獲得するのは難しいと分かっていたので、今日の結果はそれほど悪くはありません」
ホンダモータースポーツリリース
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