スペインGPはフェルスタッペンが史上最年少優勝
Max Verstappen (C)Redbull Racing
拡大します
15(日)午後、ヨーロッパGPの幕開けを告げるF1第5戦スペインGPの決勝レースがバルセロナ・サーキットを舞台に行われた。
決勝レーススタート前の天候は晴れ、湿度50%でドライコンディション、気温は22度、路面温度は40度と報告されている。
スタート直後のオープニングラップでトップのロズベルグをオーバーテイクしようとしたハミルトンとが接触してコースオフ、両者リタイヤに。
マシンはかなりの損傷を受け、レースは直ちにセーフティカーが導入された。
この時点で1位はリカルド(レッドブル)、2番手フェルスタッペン(レッドブル)、3番手サインツ(トロ・ロッソ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手ボタス(ウィリアムズ)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手バトン(マクラーレン)、9番手アロンソ(マクラーレン)、10番手グロージャン(ハース)の順。
レースは4周目に再開された。
47周目、ポイント圏内を窺う走りをしていたアロンソ(マクラーレン)がパワーロスを訴えてストップし、ホームグランプリの観客を落胆させた。
チェッカーフラッグまであと2周となったとき、ベッテルと3位争いを演じていたリカルド(レッドブル)が痛恨のタイヤバースト、それでも貯金でなんとか順位は守った。
66周のレースを制したのはなんと今回レッドブル・レーシングに移籍したばかりのマックス・フェルスタッペン(18歳:オランダ)で、これまでベッテルが持っていた史上最年少優勝の記録(21歳)を大幅に破って初優勝を遂げた。
父親のヨス氏も成し遂げられなかったオランダ人ドライバーとしてのF1初優勝でもある。
なおレッドブルの優勝は2014年のベルギー(リカルド)以来、通算51勝目ということになる。
2位はわずか0.616秒の僅差でオーバーテイクが叶わなかったフェラーリのライコネン。
3位もフェラーリのベッテル、4位リカルド(レッドブル)で、上位二人が2ストップ作戦だったのに対しこの二人は3ストップ作戦を採って禍根を残した。
5位ボタス(ウィリアムズ)、6位サインツ(トロ・ロッソ)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位マッサ(ウィリアムズ)、9位バトン(マクラーレン)、10位クビアト(トロ・ロッソ)でここまでが入賞。
以下11位グティエレス(ハース)、12位エリクソン(ザウバー)、13位パーマー(ルノー)、14位マグヌッセン(ルノー)、15位ナスル(ザウバー)、16位ウェーレイン(マノー)、そして17位ハリアント(マノー)までが完走。
リタイヤはグロージャン(ハース)、アロンソ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、ロズベルグ(メルセデス)、そしてハミルトン(メルセデス)の5台。
なおオランダの飲酒年令は16歳からということで、18歳のフェルスタッペンは表彰台でシャンパンを『合法的に』あおった。
| 固定リンク