モナコGPはハミルトン(メルセデス)が逆転勝利
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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29(日)午後、天候が心配されたモナコGP決勝レースは、予報通りウェットコンディションでの開始となった。
決勝レーススタート前の天候は雨、湿度91%でウェットコンディション、気温は17度、路面温度は18度まで低下と報告されている。
悪コンディションのため、レースは2014年の日本GP以来となるセーフティカーによる先導が宣告された。
なお最後列のフェルスタッペン(レッドブル)とナスル(ザウバー)はいずれもピットレーンスタートを選択している。
1周したところでいきなりクビアト(トロ・ロッソ)がピットインしてステアリングホイールを交換、周回遅れに。
レースは8周目にセーフティカーが外れて正式スタート。
スタート直後、パーマー(ルノー)がクラッシュ、バーチャル・セーフティカーとなった。
10周目にイエロー解除。
11周目、追突されたライコネン(フェラーリ)がさらに他車と接触、フロントウィングを脱落させたまま走行、トンネルを抜けてストップした。
21周目にはマグヌッセン(ルノー)とクビアト(トロ・ロッソ)とが接触、損傷。
33周目、ピットインしたリカルド(レッドブル)はタイヤの準備が遅れ、ハミルトンを仕留める絶好のチャンスを逸した。
36周目には追い上げていたフェルスタッペン(レッドブル)がガードレールにクラッシュ。
50周目、ザウバーのエリクソン&ナスルが同士討ちとなる接触アクシデント、その後両車共リタイヤに。
結局予定通りの78ラップを周回して1位でチェッカーフラッグをかいくぐったのは予選3番手からスタートしたハミルトン(メルセデス)。
昨年のアメリカGP以来となる44勝目で、今季初勝利。
2位は惜しくも大魚を逸したレッドブルのリカルド。
3位ここを得意とするペレス(フォース・インディア)、4位ベッテル(フェラーリ)、5位アロンソでマクラーレン・ホンダにとって今季最高位。
6位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、7位ロズベルグ(メルセデス)、8位サインツ(トロ・ロッソ)、9位バトン(マクラーレン)、10位マッサ(ウィリアムズ)までが入賞。
以下11位ボタス(ウィリアムズ)、12位グティエレス(ハース)、13位グロージャン(ハース)、14位ウェーレイン(マノー)、15位ハリアント(マノー)までが完走。
リタイヤとなったのはエリクソン&ナスルのザウバー勢、フェルスタッペン(レッドブル)、マグヌッセン(ルノー)、クビアト(トロ・ロッソ)、ライコネン(フェラーリ)、そしてパーマー(ルノー)の7台だった。
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