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2016年4月

2016/04/30

ロシアGPポールはロズベルグ(メルセデス)が獲得

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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続いて12分間で行われたQ3では昨年同様残った10台で上位10位までのスターティンググリッドが決められた。

ここまでQ1、Q2共にトップタイムだったハミルトン(メルセデス)が再びパワーユニットのトラブルでQ3を走れず、また大きなハンディを背負うこととなった。

トップは当然のようにロズベルグ(メルセデス)が1'35.417のベストタイムで記録。
2度目のアタックではブレーキングで左フロントタイヤにフラットスポットを作って中断。
それでもハミルトン不在では十分だった。
ロズベルグ(メルセデス)のポールポジション獲得は前戦中国GPに続いて今季2回目、自身通算24回目となる快挙。

0.706秒差の2番手はベッテル(フェラーリ)だが既報のようにギヤボックスのため予選グリッド5番降格で7番手スタートとなる。
3番手はボタス(ウィリアムズ)で、実質明日の決勝レースではフロントロウ・スタートとなる。
4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手マッサ(ウィリアムズ)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手クビアト(レッドブル)、9番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、そして10番手にQ3を走れなかったハミルトン(メルセデス)となった。

以下、サインツ(トロ・ロッソ)、バトン(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、アロンソ(マクラーレン)、グロージャン(ハース)、グティエレス(ハース)、マグヌッセン(ルノー)、パーマー(ルノー)、ナスル(ザウバー)、ウェーレイン(マノー)、ハリアント(マノー)、エリクソン(ザウバー)の順。

ロシアGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、マクラーレン・ホンダ勢再び力尽く

続いてロシアGPは予選Q2が行われた。
15分間のQ2でも同じく6台(同5台)が脱落、Q3に進出する10台が絞られる。

今回のトップタイムはロズベルグ(メルセデス)の1'35.337。
ハミルトン(メルセデス)が0.483秒差で2番手。
以下3-4番手ベッテル&ライコネン、5-6番手ウィリアムズのボタス&マッサ、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、9番手リカルド(レッドブル)、10番手クビアト(レッドブル)というトップ10でここまでがQ3進出を決めた。

ここで脱落となったのはサインツ(トロ・ロッソ)、バトン(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、アロンソ(マクラーレン)、グロージャン(ハース)、そしてグティエレス(ハース)の6台になった。

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予選Q1、ハミルトン(メルセデス)が最速

30日(土)午後、F1第4戦ロシアGPの公式予選がスタートした。
セッション開始時の天候は晴れ、湿度71%、気温は16度、路面温度は30度、路面はドライコンディションと報告されている。
このQ1では全車による18分間のタイムアタックの末、最下位タイムから6台(昨季は5台)が脱落することになる。

全車スーパーソフトタイヤでのアタック。
ここでトップタイムはハミルトン(メルセデス)の1'36.006。
2番手はロズベルグ(メルセデス)が0.113秒差。
3-4番手フェラーリのベッテル&ライコネン、5-6番手ウィリアムズのボタス&マッサ、7番手サインツ(トロ・ロッソ)、8番手アロンソ(マクラーレン)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手リカルド(レッドブル)。
11番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、12番手クビアト(レッドブル)、13番手バトン(マクラーレン)、14番手グロージャン(ハース)、15番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、16番手グティエレス(ハース)までがQ1突破。

ここで脱落となったのはマグヌッセン(ルノー)、パーマー(ルノー)、ナスル(ザウバー)、ウェーレイン(マノー)、ハリアント(マノー)、そしてエリクソン(ザウバー)の6台になった。

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ロシアGPフリー3回目、ハミルトン(メルセデス)が巻き返し

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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30日(土)午後、F1第4戦ロシアGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は湿度73%、気温は16度、路面温度は31度、引き続きドライコンディションと報告されている。

90分間のセッションを終え、タイミングモニターの最上位に位置したのは巻き返しを図るメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン。
2番手はこれに遅れること0.068秒の僅差で同じメルセデスのニコ・ロズベルグがつけた。
3-4番手はライバル・フェラーリのベッテル&ライコネンが順当につけた。

これにウィリアムズのマッサ&ボタスがつけ、復調の兆しを窺わせたがこれはまだフリー走行、当然のこと午後の公式予選が正念場となる。
7番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、8番手にバトン(マクラーレン)、9番手サインツ(トロ・ロッソ)、そして10番手はペレス(フォース・インディア)。
またマクラーレンのアロンソも12番手につけ、マクラーレン・ホンダ初の予選Q3進出に期待をもたせた。

注目のロシアGP公式予選はこの後現地時間15時(日本時間:午後9時)から行われる。

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F1エンジン・ルール、やっと全チーム合意に

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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4月30日がタイムリミットとされていた2017年以降のF1エンジンに関するルールが、期限一日前の29日(金)、やっと全チーム合意に達したことが伝えられた。

FIA(国際自動車連盟)から示された発表によれば、このルールは2017年からスタートし、2020年シーズン末まで効力を発するとのこと。

【供給】
エンジン・サプライヤーとなるメーカーはカスタマー・チームへの供給義務を負うものとし、供給元が見つからない場合には強制的な供給指示も行われる。

【コスト】
カスタマー・チームへの供給コストを大幅に引き下げる。
具体的には2017年は2016年に比べ、100万ユーロ(約1億2千万円)の引き下げ。
2018年にはさらに300万ユーロ(約3,600万円)を引き下げる。
シーズン中に使用できるパワーユニット数を段階的に減少させる。

【サウンド】
現行パワーユニットのサウンドを改善すべく各メーカーが積極的に検討をする。

【パフォーマンス】
現行のトークン(開発プログラムの単位)システムを2016年限りで撤廃する。
パワーユニット・パーツの素材、寸法、重さ等に関する制限を2017年から導入する。

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ザウバー・チーム、主要スタッフ離脱の報

Sauber Team (C)Sauber Motorsport AG
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今シーズンに入って一層の資金難が危惧されるザウバー・チームだが、今度はさらに主要スタッフの離脱が伝えられた。

それによればチームを離れたのはトラックエンジニアリング責任者を務めていたティム・マリオン氏。
同氏はザウバーに移籍するまではレッドブル・レーシングでタイトル奪還に貢献するなどした実力者だが、事実であればジャンパオロ・ダラーラ氏からこのポジションを引き継いでまだたった3か月での離脱となる。

離脱の理由は個人的な事情としているが、これをそのまま信じる向きは少ないようだ。
なお後任には同チームのレースエンジニアであるポール・ラッセル氏が暫定的に務めるとしている。

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ベッテル(フェラーリ)、ギヤボックス交換でペナルティ

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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ロシアGP初日のフリー走行セッションを終え、フェラーリ・チームはセバスチャン・ベッテルのマシンについてギヤボックスを交換することを明らかにした。

午後のセッションでベッテルは電気系とみられるトラブルでストップしていたが、その他にもマシントラブルを抱えていたことになる。
同チームによれば、前戦の中国GP決勝レースの際、ライコネン(フェラーリ)と接触事故を起こしているが、その際にダメージを負った可能性があるということだ。

なお今年のF1レギュレーションではギヤボックスについて同一のものを連続で6戦続けて使用しなければならないことになっているので、ベッテルは今回予選グリッド5番降格のペナルティを受けることになる。

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2016/04/29

ロシアGPフリー2回目、マクラーレン勢共にトップ10内

Sochi Circuit (C)Mercedes Motorsports
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29日(金)午後、F1第4戦ロシアGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は湿度75%、気温は16度、路面温度は39度、引き続きドライコンディションと報告されている。

30分過ぎ、この時点でトップタイムを出していたベッテル(フェラーリ)がストレートでストップ、イエローコーションでバーチャル・セーフティカーに。
無線交信によれば電気系のトラブルとみられる。
主にロングランに主眼を置いたセッションとはみられるものの、注目のマクラーレン・ホンダ勢はバトンが8番手、アロンソも10番手タイムと初の予選Q3進出に期待をもたせる結果となった。

トップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'37.583のベストタイム。
2番手はストップしたもののベッテル(フェラーリ)がその前のタイムでつけ、0.652秒の差。
3番手ロズベルグ(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手ボタス(ウィリアムズ)、7番手クビアト(レッドブル)、8番手バトン、9番手マッサ(ウィリアムズ)、そして10番手がアロンソだった。
午前のセッションで走れなかったヒュルケンバーグ(フォース・インディア)は13番手、またマグヌッセン(ルノー)は15番手だった。

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ロシアGPフリー1回目、ロズベルグ(メルセデス)最速

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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29日(金)午前、F1第4戦ロシアGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は湿度77%、気温は14度、路面温度は27度と報告されている。

このセッション、フォース・インディア・チームではニコ・ヒュルケンバーグに代わってアルフォンソ・セリス(19歳:メキシコ)、またルノー・チームではケビン・マグヌッセンに代えてセルゲイ・シロトキン(20歳:ロシア)がそれぞれ出走となっている。
また別掲のようにレッドブル・レーシングでは初めて『キャノピー型ハロー』(頭部保護装置)を装着したマシンを用意、ダニエル・リカルドがテストを行った。

90分間のセッションを終え、最速となったのは目下6連勝中と波に乗るロズベルグ(メルセデス)が1'38.127の段トツタイムで記録した。
2番手は0.722秒差でチームメイトのハミルトン。
3-4番手はフェラーリのベッテル&ライコネン、5番手は前半クラッチのトラブルで走れなかったマッサ(ウィリアムズ)。
6番手リカルド(レッドブル)、7番手ボタス(ウィリアムズ)、8番手クビアト(レッドブル)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手がサインツ(トロ・ロッソ)だった。

マクラーレン・ホンダはバトン11番手、アロンソ12番手。
シロトキン(ルノー)は13番手と健闘、セリス(フォース・インディア)は最後尾の22番手だった。

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フェラーリ、ロシアGPでのバージョンアップに傾注

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
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他チームがまだ慎重姿勢を崩さない中、タイトル奪還を狙うフェラーリ・チームは早くもこのロシアGPに大きな力を入れているようだ。

同チームではすでに今週のロシアGPに備えパワーユニットに3つのトークン(開発プログラムの単位)を行使することが伝えられているが、さらにマシンのエアロダイナミックスについても新型フロントウィングを投入するなど積極的な構えをみせているもの。

ここまでの3戦、いずれもフェラーリ勢は予選でセカンドロウ、決勝レースでは表彰台を獲得しているもののリタイヤも2回ありまだ念願の優勝を果たすことはできていない。

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レッドブル、フリー走行で『キャノピー型ハロー』テスト

Redbull Canopy Image (C)RedBull Racing

レッドブルは、ロシアGP・フリー走行1回目セッションに同チームで開発した『キャノピー型ハロー』を実走させ、データ収集を行うことを明らかにした。

『ハロー』はインディカーなどで起きたシングルシーターカーでの重大事故を受け、F1でも2017年シーズンからの導入が検討されている「頭部保護装置」。

これまでシーズン前テストでフェラーリ製のものが試されたことがあるが、レッドブル製のものはシミュレーションに留まっており実車テストされるのは今回が初となる。

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ピレリの2017年タイヤテストに参加希望多数

Pirelli F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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F1は2017年シーズンからピレリのワイドタイヤ導入を決めているが、これに備えたテストへの参加希望が予定以上のむ盛況とのことだ。

テストは25日間で、マシンは旧型のもの。
新たなマシン・コンポーネンツ等の投入は認められない。
テストには5チームを予定ということだが、旧型マシンとはいえ新しいタイヤをテストすることにはメリットがあるということで、すでに想定以上の参加希望が寄せられているという。

噂では、参加の意思表示をしているのはメルセデス、フェラーリ、ウィリアムズ、レッドブル、フォース・インディア、そしてマクラーレンらであるとみられている。
ピレリ陣営では「できるだけ多くのチームからフィードバックを得たい」と歓迎している。

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2016/04/28

ロシアGPのスチュワードはエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Sahara Force India F1
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるロシアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバーであるエマニュエル・ピロ氏(54歳:イタリア)を指名したことを明らかにした。

1989年のフランスGPで当時のベネトン・チームからアレッサンドロ・ナニーニのチームメイトとしてF1デビューしたピロ氏は、翌年1990年と1991年シーズンをスクーデリア・イタリア(ダラーラ・ジャッド)から参戦、最高位は1989年オーストラリアGPの5位というものだった。
F1のスチュワードとして最も実績があり、各関係者からの信頼が厚い。

ピロ氏の同職就任は昨年の日本GP以来で、これが最多の通算17回目ということになる。

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ザウバー、ナスルに新シャシー用意できず

Sauber Duo (C)Sauber Motorsport
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開幕からここまでノーポイント、チームメイトにも後れを取ることの多いザウバー・チームのフェリッペ・ナスルは、中国GP終了後にも再び母国ブラジルの通信社『UOL』にシャシー欠陥の可能性を強調した。

「僕が開幕からずっと操縦性に悩んでいるのに、エリクソンのほうはまったく問題ないと言うんだから、シャシーに不調の原因があるのは明らかだ。
実際、バルセロナ・テストで彼のクルマに乗った時には僕も満足できていたしね」と、まだ23歳のブラジル人は主張。

これについてチームメイトのエリクソンのほうは「シャシーのせいではない」としてお互いのシャシー交換に応じてもいいと鷹揚な姿勢をみせているが、しかしチームはこうした可能性を否定。
ナスルのための新たなシャシーの製作に取り掛かっているとはしたものの、今週行われるロシアGPまでの投入には懐疑的だ。

他チームからは、「資金難にあえぐザウバー・チームが新車を用意するのは容易なことではなく、実現するにはナスルが持ち込むスポンサー資金が不可欠だろう」と、冷ややかな視線が注がれている。

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ロシアGPの週末は3日間とも晴れの予報

Sochi Circuit (C)Mercedes Motorsports
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今週末行われるロシアGについてが、地元クラスノーダルの気象台はこの週末の3日間気温は低いもののいずれにも雨になる可能性はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
4月29日(金) フリー走行 曇りのち晴れ 10- 17度 48%
4月30日(土) 公式予選 曇りのち晴れ 10- 17度 24%
5月01日(日) 決勝レース 晴れ 10- 18度 16%

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2016/04/27

ホンダ、2017年エンジンは全面仕様変更か

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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マクラーレン・チームにエンジン供給する形でF1復帰を果たしたホンダだが、極端な戦闘力不足から昨季は全10チーム中9位、今季もここまで11チーム中8位と期待を裏切る成績に終わっている。
そのホンダは現行エンジンのコンセプトだったVバンクの中にターボユニットを収納するという方法を断念、基本的デザインを変更することを決めたという。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたものだが、しかし現在のレギュレーションでは2017年にならないとこうした変更は実現できないとのこと。
果たしてマクラーレン・チームやアロンソ&バトンといったベテラン・ドライバーがそれまで待てるか、取り巻く事情は予断を許さない状況だ。

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ジョン・ブース氏、トロ・ロッソのディレクターに

John Booth (C)Marussia F1 Team
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元マノー・マルシア・チームの代表だったジョン・ブース氏が、今回スクーデリア・トロ・ロッソに加入、新たにレーシング・ディレクターのポジションに就くことがわかった。

同チームを率いるチーム代表であるフランツ・トスト氏はこれまでと代わらず全体の指揮を執ることから、ブース氏はレースの実務面においてその助けとなるとみられる。
さのトスト代表は、「」ブースとはもう長い知り合い。
彼の持つ豊富な経験と知識が、今後のトロ・ロッソの活躍を支えてくれるに違いない。
とても期待をしているよ」と、歓迎するコメント。

なおブース氏はジュール・ビアンキが日本GPで事故に遭った当時のマルシア・チーム代表だった。

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シロトキン(ルノー)、ロシアGPフリーに出走へ

Sergey Sirotkin (C)Sauber Motorsport
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ルノー・チームは、今週29日(金)に行われるロシアGPのフリー走行1回目セッションに、同チームのテストドライバーであるセルゲイ・シロトキン(20歳:ロシア)を出走させることを明らかにした。

シロトキンは以前、ザウバー・チームのテストドライバーを務めていて、2014年のロシアGPではやはり同じ金曜日のフリー走行1回目セッションにザウバー・フェラーリをドライブした経験を持つ。

なおシロトキンがルノー・チームと契約したのはこの発表の直前のこと。
またシロトキンがドライブするのは同チームのケビン・マグヌッセンの20号車で、これによりレースドライバーであるマグヌッセンはこの間ピットガレージで待機ということになる。

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ハースF1、「グロージャン栄転ならサポート惜しまない」

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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ロータス・チームからルノー・チームへの移行が遅れ、止むなく新規参戦ハースF1チームへの移籍を余儀なくされたロマン・グロージャンだったが、第3戦こそ接触事故に遭ったものの、開幕2戦では連続入賞を果たすなど、チーム・ドライバー共に満足な結果が得られている。
しかし同チームのジーン・ハース代表は、「グロージャンがさらに上のチームに行くチャンスがあるならば、われわれは彼の支援を惜しまない」と、エールを贈っている。

その裏には、来季ライコネンの契約が終了するフェラーリ・チームのシート候補にグロージャンの名前が上がっているからだ。
「グロージャンにタイトル争いするチャンスが来るのだとしたら、それを妨げるようなことのはフェアじゃない。全力で応援すべきだろう」と語るハース氏だが、もしステップアップとなれば、さらにフェラーリとの関係が蜜になるだけでなくハースF1チームのほうにも経済的なメリットが期待できる筈だ。

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2016/04/26

バンドーン(マクラーレン)、日本レース界でも存在感

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのリザーブドライバーで、バーレーンGPではアロンソの代役として急きょ参戦、みごとチームに今季初ポイントをもたらせたストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)が、日本のスーパー・フォーミュラでもその存在感をみせた。

これは今季日本の最高峰スーパー・フォーミュラに参戦するバンドーンが、先週末行われた第1戦の鈴鹿で予選4位、決勝レースでは3位表彰台を獲得してみせたもの。

「鈴鹿サーキットはオーバーテイクが難しいので予選から集中した。
チームが素晴らしい仕事をしてくれたのでいいレースができた。
日本のレベルは高いので、とてもやり甲斐がある」と、バンドーン。

F1傘下のGP2シリーズでチャンピオンに輝いた実力者も、日本のモータースポーツを高く評価している。

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今年の最高年棒はベッテル(フェラーリ)か

誰もが気に掛かるF1ドライバーの年収だが、今年の最高年棒はフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルであると報じられた。
ちなみに昨年はマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソとされていた。

ただそもそも契約金額は非公開である上に、それぞれの契約内容も複数年であったり単年契約であったり、また別途オブション契約があるなど契約形態はさまざま。
その他に個別のスポンサー収入もある。

これはあくまでも外部からの推定に過ぎず、メディアによってもかなり金額は異なるのが実情だ。
その上で上位10名とされたは以下の通り。

Rank Team Driver Dollers Yen
1 フェラーリ ベッテル 5,000万 55億5千万
2 マクラーレン アロンソ 4,000万 44億4千万
3 メルセデス ハミルトン 3,100万 34億4千万
4 フェラーリ ライコネン 2,800万 31億1千万
5 メルセデス ロズベルグ 1,550万 17億2千万
5 マクラーレン バトン 1,200万 13億3千万
7 ウィリアムズ マッサ 500万 5億6千万
8 F・インディア ヒュルケンバーグ 500万 5億6千万
9 ハース グロージャン 450万 5億0千万
10 レッドブル リカルド 229万 4億4千万

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ハミルトン、3年連続英国スポーツマン番付制す

Lewis Hamilton (C)AUTOSPORT
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ここ2年連続のF1チャンピオンで、今季もタイトル獲得を狙うメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(31歳:イギリス)が、収入面で先に3年連続制覇を遂げたとみられることがわかった。

これは、このほど発表された英『サンデータイムズ』紙による英国人スポーツ長者番付によるもの。
それによればハミルトンの推定資産は約1億1,000万ポンド(約176億円)とのこと。
これは昨年の約8,800万ポンド(当時約159億円)よりも大幅に増加したことになるが、主にメルセデスとの新たな契約によるものとみられる。

なおこれに続くのが同じくF1ドライバーであるマクラーレン・チームのジェンソン・バトン、そしてサッカー・イングランド代表のウェイン・ルーニー選手と伝えられている。

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2016/04/25

「レッドブル・キャノピー案」、ハローで急浮上

Redbull Canopy Image (C)RedBull Racing

インディカーなどで起きたシングルシーターカーでの重大事故を受け、F1でも2017年シーズンからの導入が検討されているいわゆる『ハロー』(頭部保護装置)について、レッドブル・レーシングが提案するキャノピー・システムが急速に支持を拡大しているようだ。

同装置について、これまではフェラーリとメルセデス両チームと共同で開発を行っているものが先行していたが、レッドブル・レーシングのシステムも実車テストにまでこぎ着けたということで、FIA(国際自動車連盟)のワーキンググループでは注目しているとのこと。

FIAのチャーリー・ホワイティング/レースディレクターは「当初はここまで急速に開発が進捗するとは考えていなかったが、各チームがいずれも真剣にこの問題に対峙していることがわかった。
今後のテスト次第で採用する案が絞られるのではないか」と、期待をみせている。

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「アルファロメオ」、ザウバー・チームの負債金額が障害か

Alfa Romeo182(#22) (C)Ferrari S.p.A
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これまで何度も噂に上がっては消えているイタリアの名門「アルファロメオ」によるF1参戦だが、いま買収候補とされているザウバー・チームについて、負債が想定以上に多額なことが障害になっていると伝えられた。

これまでアルファロメオのF1参戦に積極的な姿勢をみせていたフィアット/クライスラー・グループのセルジオ・マルキオンネ会長も、「アルファロメオがレースに復帰する道として、候補になるのはF1ばかりではない」と、これまでより後退した発言。
同グループとしてはアルファロメオのブランド力アップが経営面から必須とされている。

1950年というF1黎明期に登場したアルファロメオは、通算10勝を記録。
1985年の最終戦オーストラリアGPを最後にF1のフィールドから姿を消している。

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2016/04/24

フェラーリ・エンジン、ロシアGPでバージョンアップの噂

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今週末行われる今季第4戦ロシアGPで、フェラーリ・チームがバージョンアップした改良型エンジンを投入するとの噂が流れている。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』らが報じたもので、それによればフェラーリは3トークンを使用して信頼性を高めたものを準備しているとのこと。
フェラーリは先の中国GPでベッテルがすでに2基目のエンジン投入を余儀なくされている。

なおシーズン中に使える残りのトークンは、最多のルノーが25、ホンダが14、メルセデスが13なのに対し、フェラーリは9とされている。

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エクレストン氏、「女性のF1進出に尽力惜しまない」

Susie Wolff (C)Williams F1
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これまでの言動から、女性F1ドライバーの実現には否定的とみられるバーニー・エクレストン氏だが、このほど実現したスージー・ウォルフさん(32歳:イギリス)との会談でこれを全面否定して注目を集めている。

「これまでも私は女性F1ドライバーを否定したつもりはない。
報道というのはしばしばいくつかの言葉だけを採り上げて誤った方向に導こうとするものだからね。
私が女性を蔑視するというシチュエーションのほうが面白いんだろう。
女性が進出するのに何の問題もないさ。
いや、モーターレーシングというスポーツはそうあるべきものだよ。
だから私は彼女が推進するプログラムも積極的に応援していくつもりだがね」

これまでウィリアムズ・チームで開発ドライバーを務め、実際のグランプリでも金曜日のフリー走行セッションに出走した経験を持つスージーさんは『デア・トゥ・ビー・ディファレント』という女性支援のプログラムを立ち上げている。
なお、スージーさんの夫君はメルセデス・モータースポーツの実力者トト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターだ。

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ハミルトン(メルセデス)、「まだロズベルグは苦労してない」

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン開幕3連勝と、目下2位のハミルトンに倍近い得点でチャンピオンシップをリードするメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、「まだシーズンは始まったばかり」と、余裕の表情を崩していない。

これはアメリカのニュース専門放送局『CNN』に語ったもの。
その中でこの3回のチャンピオンは、「もちろん彼は素晴らしい仕事をした。
僕らがコンビを組んでから、この点差は最大のものだからね。
でもまだシーズンは始まったばかり。
それにこの3戦、彼はまだ僕と直接戦っていないじゃないか。
ここまで彼の勝利はいずれもライバルが遅れたりトラブルに遭ったりしたため楽に得たもの、苦労してないよ。
でもこれからはそうはいかない。
まだ18戦も残っているんだからね」

現在両者のポイント差は36あるが、これはわずか2戦、ハミルトンが1位か2位で、ロズベルグがリタイヤなら追い付いてしまうレベルのものだ。

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2016/04/23

マノー・レーシング、マルシアとの商標権訴訟で勝利

 Marussia F1 Logo (C)Marussia F1 Team

2015年マノー・マルシアとして参戦した現在のマノー・レーシングに対し、マルシアとしての商標権が侵害されたとして旧マルシアF1チームが起こしていた訴訟に結着がついたことがわかった。

2012年から2014年までマルシアF1チームとして参戦した同チームだが、2014年のラスト3戦は資金難から欠場。
その後マノー・レーシングが実質的に運営を引き取り、マノー・マルシアの名称で参戦を続けたもの。
裁判は商標権の侵害はないとしてマノー・レーシング側の勝訴になったとのことだ。

なおマルシアF1チームの前身は英国のリチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・レーシングだが、同氏はいまや宇宙旅行にその関心を移しているようだ。

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マグヌッセン父、「ルノーのほうが雰囲気いい」

McLaren 650S (C)McLaren Group
マクラーレン・チーム時代、1シーズンを戦っただけで新加入のアロンソにレースシートを奪われ、さらには結果的に放出の浮き目に遭ったケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)だが、現在のルノー・チームのほうが雰囲気がいいと父親のヤン氏が語っている。

「マクラーレンでの困難な時期、暗い彼の表情を見るのは辛かったよ。
しかしいまのルノー・チームに入って、すっかり雰囲気が変わったね。
ルノーでの彼は再び明るくなり、元の自分を取り戻せたようだ。
今はマシンとレースのためすべてのエネルギーを集中させている。
レーシングドライバーとして戦っていくためには、それが必要なんだ」

そのマグヌッセンはまた、マクラーレン・チームとの間で同社製の高級スポーツカー『650S』の供給を受ける契約が履行されていないとも主張し、両者の言い分が食い違っている。

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イタリアGP(モンツァ)を巡る正反対の見解

M.Schumacher/Monza (C)Ferrari S.p.A
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F1グランプリを代表するサーキットの一つモンツァ・サーキットで行われるイタリアGPだが、その開催契約の見通しを巡って正反対の見解が伝えられ話題を呼んでいる。

モンツァ・サーキットでの現在の契約は今年が最終年。
契約がまとまらなければ伝統の一戦が消滅することになるが、開催延長に楽観的なのがモンツァ市のロベルト・スカナガッティ市長や同GP主催者であるACI(Automibile Club d'Italie:イタリア自動車クラブ)のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長ら。
すでに7年間ともみられる長期の契約更新に自信をみせている。

一方、グランプリ契約のキーパーソンであるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表は、モンツァに対して「合意にはほど遠い」と断、すでにイモラやラスベガスなど新たな候補地を挙げるなど牽制している。

すでに年間21戦という満杯状態にあるF1開催を巡る交渉は、いまや心理戦の趣きも見せ始めているようだ。

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2016/04/22

クビアト(レッドブル)、3位表彰台も来季降格必至か

Daniil Kvyat (C)Redbull Racing
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中国GPではフェラーリ勢に割って入る3位入賞。
表彰台の一角を占める活躍でその存在感を示したレッドブル・レーシングのダニール・クビアト(21歳:ロシア)だが、それでも来シーズンの降格は必至のようだ。
これはグループ傘下のトロ・ロッソのドライバーであるマックス・フェルスタッペンとの契約に「2017年はレッドブル・レーシング昇格」を約束する条項があるとされるため。

フェルスタッペンは現在ランキング9位(13ポイント)とクビアトの7位(21ポイント)を下回っているが、それでも同グループのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは契約通りフェルスタッペンの昇格を示唆しているもの。
降格するドライバーが契約に明記されている訳ではないが、今や完全にエースとなったダニエル・リカルドの残留は揺るがないとみられている。

クビアトはF1初年度の2014年シーズンをトロ・ロッソで過ごしている。

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ハンガリーGP、2026年までの長期契約が合意に

Hungaroring (C)Mercedes Motorsports
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イギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じるところによれば、ハンガリーGPの主催者はFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との間で新たな5年間にも及ぶ長期契約を結ぶことで合意したということだ。

ハンガリーGPは首都ブダペスト郊外ハンガロリンクを舞台に1986年に当時の東欧圏最初のグランプリとして初開催、以来連続開催を続けており、現在の契約は2021年までとされていた。
ハンガリーのミクロス・セツタク国家開発大臣は「われわれはエクレストン氏が望む施設やコースの改修に積極的に応じてきた」としており、今回2016年まで延長された背景を説明した。

なおハンガリーGP最多勝利者はミハエル・シューマッハと並んでルイス・ハミルトンの4勝というもの。

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バトン(マクラーレン)、「F1ルール作成は第三者に」

R.Brawn & J.Button (C)Brawn GP F1 Team
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このところのF1人気低迷もあいまって、F1レギュレーションそのものに問題提起をする声が多いが、マクラーレン・チームのジェンソン・バトン(36歳:イギリス)がF1ルール作成について言及している。

これはアメリカのスポーツ専用チャンネル『ESPN』に語ったもので、その中でこの元F1チャンピオンは、「あくまでも個人としての立場だけれど、僕はスポーツのルールを作るには直接利害が絡むことのない第三者がふさわしいと思っている。
今のようにチームが口出しをしていたらまとまるものもまとまらないよね。
すべてのチームが一つになるのを待っていたら日が暮れてしまうさ。
ただもちろんルール作成には正確な知識と経験も必要になる。
そうしたことを考えた上で、僕はロス・ブラウンあたりが適任だと思うな。
彼にはF1で何度もタイトルを獲得した実績があるし、人間的にもみんなから信頼されているからね。
ただ問題は彼が関心を示してくれるかどうかだけど」と、語っている。

なお引退後のブラウン氏はモータースポーツの現場から離れ、各地を旅行しながら趣味の釣りに明け暮れていると伝えられている。

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2016/04/21

「遅くなったのはピレリのせい」と、グロージャン(ハース)

Pitstop Scene (C)Haas F1 Team
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今季開幕から6位-5位と、新規参戦チームながらみごとな連続入賞を遂げたハースF1チームのロマン・グロージャンだったが、ここに来て予選、レース共に精彩を欠き、ライバル・チームからは「ハースはもう勢いを失った」と、蔑まれた。

しかしこれについて当のグロージャンは反発、つぎのように激白している。

「僕らのマシンが突然戦闘力を失ったのはタイヤのせいだ。
僕らにマシンには全然合っていない。
正確に言えば、ピレリがFIA(国際自動車連盟)と共に指定したタイヤ内圧が馬鹿々々しいほど高すぎたことある。
彼らは万一のタイヤトラブルを防止するために決めたことなんだろうけど、あんな高い空気圧じゃF1マシンはグリップなんかしないよ。
実は彼らは自分たちのタイヤが良くないことに気が付いている筈だ。
でもだからといってピレリを責めるつもりはない。
彼らは一生懸命やっているけれど、こんな状況を招いたのはタイヤのテストを十分に行わせないFIAのルールが悪いんだ」と、前ロータス・チームのドライバーは断じた。

開幕2戦で躍進をみせたグロージャンだが中国GPでは19位に留まった。

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エリクソン(ザウバー)、「ナスルとシャシー交換したっていい」

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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資金難の噂もあり開幕から苦戦が続くザウバー・チームだが、その中でもマーカス・エリクソンに較べフェリッペ・ナスルのほうは明らかに予選、決勝レース共にチームメイトからも後れを取る状況が続いている。
これについてナスルは、「自分の不調はシャシー自体に問題があるためではないか」との疑問を地元ブラジルの通信社『UOL』に打ち明けた。

しかしこれを伝え聞いたエリクソンのほうはその見解に強く反発している。

「いまパフォーマンスに違いが出ているのは、ドライバー自身の経験の差、能力の差であって、それをシャシーのせいにするのはフェアじゃないな。
これは正直な結果。
昨年の段階ですでに僕のほうが彼よりレベルが高かったし、シーズン前にも(シミュレーター等で)十分な準備をしてきたんだから」と、スウェーデン人。
さらに「それでもクルマのせいだというなら、(次の)ロシアではシャシーを交換したっていいさ」と、宣言した。

今年2年目のナスルに対し、2014年に当時のケータハムでF1デビューを果たしたエリクソンはすでに3年目のシーズンとなる。

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フェラーリ会長、「レッドブル・デュオの活躍は脅威」

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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メルセデスAMGチームの一角、ハミルトンが最後尾スタートとなった中国GP、当然のことながらフェラーリ・チームは打倒ロズベルグ(メルセデス)のレースを意図していたことだろう。
しかし実際のレースではレッドブル・レーシングの2台(クビアト&リカルド)がフェラーリ勢に割って入る結果となった。

これについてフェラーリ陣営のセルジオ・マルキオンネ会長は、シーズン前のエンジン供給契約についてまで言及した。
「レッドブルのマシンがこれだけ高い戦闘力をみせるとは思わなかった。
(ルノー・エンジンの)彼らがこんなにスピードをみせるとはね。
これは脅威だ。
シーズン前に、われわれのエンジンを供給する契約を結ばなくて良かったよ」

今季「タグホイヤー」のバッジを付けるものの実態はルノー製パワーユニット。
同じエンジンを搭載する本家ルノー・チームは今回予選はQ1で敗退、レースでもいいところなくノーポイントに終わっている。

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2016/04/20

ピレリの要求でタイヤテスト日数拡大へ

Pirelli F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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F1はさらなるスピードアップ、そして魅力拡大に向け2017年シーズンから現在よりも幅広にしたワイドタイヤの導入を決めているが、これに備えたテスト日数について、ピレリが求めていた拡大が認められたことがわかった。

それによれば当初「12日間」とされたテスト日数について、ピレリは少なすぎて安全が担保できないと拡大を要求、これを受けた行われたF1ストラテジーグループがこれに同意、拡大となったもの。

新しいテスト計画では全体のテスト期間を「25日間」まで大幅に拡大。
選抜された5チームがテストに参加するが、タイヤのテストが目的であるためマシンは2015年仕様のものとし、当然のことながら新たなマシン・コンポーネンツ等の投入は認められない。

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ヒュルケンバーグ(F・インディア)に2ペナルティ・ポイント

Pitstop Scene (C)Sahara Force India F1
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中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)が、決勝レース中のピットインの際、必要以上にスロー走行したとしてフォース・インディア・チームのニコ・ヒュルケンバーグに対しペナルティ・ポイント2点を科したことがわかった。

これはレース序盤に行われたセーフティカー導入の際、チームメイトのピットストップと重なったため、ヒュルケンバーグがスロー走行することによって自身のタイミングを見出そうとしたものとみられる。
当時このためピットロード入口で「渋滞」が発生、ベッテル(フェラーリ)が2台まとめてオーバーテイクするシーンが国際映像で放映されていた。
スチュワードはこの減速が不必要に行われたものと判定したようだ。

なお同チームではまたセルジオ・ペレスについても、ピットアウトするサインツ(トロ・ロッソ)の安全確認が不十分だったとして、こちらは5千ユーロ(約62万円)の罰金が科されている。

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2016/04/19

2016 F1 第3戦 中国GP 決勝:波乱のレースで、入賞まであと一歩に迫る (ホンダ)

フェルナンド・アロンソ (C)Honda Motor Co Ltd.
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中国GP 決勝
上海インターナショナル・サーキット、4月17日(日)

「今日は他チームの速いマシンと競い合うことができて楽しかったです」

今週末を通してマシンに速さがあることを示し、両ドライバーともトップ10圏内で懸命にプッシュしました。しかし、我々はわずかの差で入賞を逃し、中国GPを12位(フェルナンド・アロンソ)および13位(ジェンソン・バトン)で完走しました。

レースが進むにつれて、MP4-31 にはトップ10圏内の他チームのマシンほどのペースを発揮できなくなっていきました。チームは完ぺきなピットストップを合わせて5回行い、各ドライバーにそれぞれ別の戦略を採用したにもかかわらず(アロンソは2ストップ、バトンは3ストップを実施)、両ドライバーは数秒差でフィニッシュ。これは、午後のレースで2人のドライバーがそれぞれ最大限のパフォーマンスをしたことを示すものです。

残念な気持ちはあるものの、今週末はいくつかポジティブな点が得られました。両マシンとも各セッションで完ぺきな走りをみせ、アロンソは今シーズン初めてレースディスタンスを走り切りました。また、チームはMP4-31の強みと弱みをさらに学ぶことができました。

ホンダモータースポーツリリース

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エリック・ブイユ代表(マクラーレン)、「ホンダとは姿勢が違う」

F.Alonso & E.Boullie (C)McLaren Group
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着実な進歩は伝えられながらも残念ながら今回の中国GPでも入賞が叶わず、初勝利への道がまだ遠いことを示したマクラーレン・ホンダだが、同チームのエリック・ブイユ代表はホンダとの間に勝利への考え方に違いがあることをスペインの代表紙『エル・パイス』で示唆した。

「明らかにわれわれとホンダとでは勝利に対する考え方に違いがある。
われわれは明日にも勝利したいと渇望しているが、彼らはそんなことはないようだ。
着実に技術進歩を果たし、そしてそれがいずれ勝利に結びつけばいいんだろう。
しかしわれわれはそれでは困るんだがね」

また同チームのフェルナンド・アロンソに引退説が伝えられたことについて、「彼はもちろん引退までに勝ちたいんだろうが、ホンダの初勝利はそれには間に合わない」とも述べた。

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ザウバー資金難で『アルファロメオ』の名前再浮上

 Alfa Romeo F1
中国GPこそ無事参加したものの、依然として絶えないのがザウバー・チームの深刻な資金難だ。
これにより、再び浮上しているのがイタリアの名門スポーツカー・メーカー『アルファロメオ』。

イタリアの専門誌『アウトスプリント』らが報じるところによれば、現在フィアット/クライスラー・グループを率いるセルジオ・マルキオンネ会長は、ザウバー・チームが持つ負債の詳細について自社の法人監査役に調査を指示しているとのこと。

ただアルファロメオのF1参戦が実現すれば、現在でもハースF1がフェラーリのジュニア・チームと目されるのに、さらに同系列のチームが増えることには批判的な見解を示す向きも多いとされ、先行きは不透明だ。

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ハミルトン(メルセデス)、「まだシーズン始まったばかり」

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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優勝こそできなかったものの開幕2戦はしっかりと上位フィニッシュ。
トップを走るチームメイトとの差は最低限のものに抑えられていたが、今回の中国GPでは7位に終わり、一気に19ポイントもの大きな差を拡大されることになったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、本人はまだまだ余裕の表情をみせている。

「まだシーズンは始まったばかりじゃないか。
これからの長いシーズン、何が起こるか誰にもわからない。
いまの(ロズベルグとの)点差なんて、わずか2戦で逆転できるものでしかないよ。
今回のレースは最後尾スタートだったので厳しいの最初からはわかっていた。
レース中、たくさんオーバーテイクができてとても楽しかったよ」

いまのところ二人のドライバーに緊張した関係はみられない。
言葉だけでなく、今年のハミルトンは人間的にも成長したというのが関係者の一致した見方のようだ。

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2016/04/18

長谷川祐介氏(ホンダ)、「まだ実力はこの程度」

McLaren Duo (C)McLaren Group
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スターティンググリッドは11-12番目。
今回こそレギュラードライバーによるポイント獲得が期待されたマクラーレン・ホンダ・チームだったが、結局アロンソ12位、バトンは13位、この中国GPでも初入賞はならなかった。

レースを終えたホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、次のように現在の戦力について語った。

「今回こそW入賞を期待していたので、このレース結果はとても残念なものだ。
しかし悔しいけれどこれが現在のわれわれの能力。
ポイント獲得にこそ繋がらなかったが、ドライバーだけでなくスタッフ全員が素晴らしい仕事をした。
われわれのパワーユニットも毎レース進化させているので、次回はもっと上の成績を目指したい」

皮肉なことながら、マクラーレン・ホンダの今季唯一のポイントはリザーブドライバーであるストッフェル・バンドーンがもたらせたもの。
マクラーレン・ホンダが擁する二人の元F1チャンピオンはいまだにノーポイントのままだ。

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ベッテル(フェラーリ)、クビアトへの怒り収まらず

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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中国GPオープニングラップ序盤、目の前に割り込んできたクビアト(レッドブル)のマシンを避けるため、なんとチームメイトであるライコネンとの接触を余儀なくされたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルだが、レース後クビアトにこれを諫めたものの思わぬ反撃に遭い、憤懣やるかたない様子だ。

「あの若者は『狂人』なんだろう。
さもなければこんな自殺的行動、とても信じられないよ。
まるで魚雷が襲撃してきたのかと思ったくらい。
それを避けるため仕方なかったとはいえ、同じ色のマシンどうし(チームメイト)がぶつかるなんて最悪さ。
こんなことは2度と起きて欲しくない。
クビアトには彼の将来のためにも反省してもらいたいね」

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クビアト(レッドブル)、「これからもリスク取る」

Daniil Kvyat (C)Redbull Racing
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中国GP決勝レースで3位入賞、昨年のハンガリーGP(2位)以来となる自身2度目の表彰台を獲得したレッドブル・レーシングのダニール・クビアト(21歳:ロシア)だが、オープニングラップの1コーナーではフェラーリ・デュオどうしの接触を引き起こす過激なドライビングをみせた。

これについて同じく表彰台に上がったベッテル(フェラーリ)らからは非難の声が聞かれたが、当人はどこ吹く風の体でこれを聞き流している。

「僕は幸い素晴らしいスタートが切れた。
好成績を収めるためには、これを活かさない手はないだろう。
多少のリスクはあっても、そうして戦うのがレースというものさ。
それで表彰台が得られるのなら上出来。
これからもそうしたリスクは取っていくよ」とうそぶき、先輩ドライバーたちを呆れさせた。

これについてクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)は、「ビデオを見れば、クビアトの取った行動はしかたない」と、若者を擁護した。
レッドブル・レーシングでは来季フェルスタッペン(トロ・ロッソ)の昇格が噂されていて、クビアトとしてもここは頑張る理由があるということか。

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2016/04/17

大半のドライバーが 3 ストップ戦略を採った中、2ストッパーのロズベルグが連勝を継続 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2016 中国グランプリ  決勝
シーズン中でも屈指の厳しいサーキットで、 広範囲に渡るタイヤ戦略が展開

2016 年 4 月 17 日、上海
メルセデスのニコ・ロズベルグが、シーズン中でも屈指のチャレンジングでアクション満載となった中国グランプ リを、ポール・トゥー・ウィンで制しました。3 ストップ戦略が主流となりましたが、その内容は多岐に渡りました。 ロズベルグは、ソフト – ソフト – ミディアムと繋ぐ 2 ストップ戦略で優勝しました。6 位に入賞したウィリアムズの フェリペ・マッサも同じ戦略を採りました。 メカニカルトラブルの影響で最後尾からスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンは、5 ストップという全く異な る戦略で 7 位を獲得しました。
合計 13 名のドライバーが、使用可能な 3 種類のコンパウンドを全て使用し、今シーズンのレギュレーションに よって戦略の幅が広がったことを印象付けました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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中国GPもロズベルグ(メルセデス)が制し、開幕3連勝飾る

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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17日(日)午後、F1第3戦中国GPの決勝レースが当地上海サーキットで行われた。
決勝レーススタート時の天候は晴れ、湿度36%でドライコンディション、気温は21度、路面温度は40度と報告されている。

スタートでトップに立ったのは2番手スタートのリカルド(レッドブル)でロズベルグ(メルセデス)は2番手に。
後方では接触が相次ぎ、ライコネン(フェラーリ)、グロージャン(ハース)、ナスル(ザウバー)、ハミルトン(メルセデス)らがオープニングラップでピットイン。

3周目にはトップのリカルドがデブリ(破片)を踏んだか突然左リヤタイヤをバーストさせて後退を余儀なくされた。
その後コース清掃のためセーフティカー導入に。
ピットストップ時に安全を欠いたとしてヒュルケンバーグ(フォース・インディア)には5秒加算のペナルティが科せられた。

結局優勝したのは終始安定した走りで他を圧倒したメルセデスAMGのニコ・ロズベルグ。
2位に37秒もの大差を付けるみごとなポールTOウィンで開幕から3連勝。
昨年からは第17戦メキシコGPから連続の6連勝、自身通算17勝目となった。

2位はベッテル(フェラーリ)、3-4位レッドブル・レーシングのクビアト&リカルド、5位ライコネン(フェラーリ)、6位マッサ(ウィリアムズ)、7位は最後尾から15台抜きの走りで追い上げたハミルトン(メルセデス)、8-9位トロ・ロッソのフェルスタッペン&サインツ、10位ボタス(ウィリアムズ)でここまでが入賞。

以下、ペレス(フォース・インディア)、アロンソ(マクラーレン)、バトン(マクラーレン)、グティエレス(ハース)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、エリクソン(ザウバー)、マグヌッセン(ルノー)、ウェーレイン(マノー)、グロージャン(ハース)、ナスル(ザウバー)、ハリアント(マノー)、そしてパーマー(ルノー)の順。
数多くの接触事故があったものの、終わってみればなんと22台の全車が完走するという珍しいレースになった。

中国GP決勝レースの結果はこちら
中国GPの画像はこちら

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中国GP修正スターティンググリッド

フォース・インディア・チームのニコ・ヒュルケンバーグが3グリッド降格のペナルティを受けたことにより、中国GPのレーススチュワード(競技委員)は下記のように決勝レースのスターティンググリッドを修正した。

1. ロズベルグ(メルセデス)
2. リカルド(レッドブル)
3. ライコネン(フェラーリ)
4. ベッテル(フェラーリ)
5. ボタス(ウィリアムズ)
6. クビアト(レッドブル)
7. ペレス(フォース・インディア)
8. サインツ(トロ・ロッソ)
9. フェルスタッペン(トロ・ロッソ)
10. マッサ(ウィリアムズ) *
11. アロンソ(マクラーレン) *
12. バトン(マクラーレン) *
13. ヒュルケンバーグ(フォース・インディア) *
14. グロージャン(ハース)
15. エリクソン(ザウバー)
16. ナスル(ザウバー)
17. マグヌッセン(ルノー)
18. グティエレス(ハース)
19. パーマー(ルノー)
20. ハリアント(マノー)
21. ウェーレイン(マノー)
22. ハミルトン(メルセデス)

* 印は変更のあったドライバー

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ウェーレイン(マノー)、ノータイムもレース出場許可

Pascal Wehrlein (C)Manor Racing
ハミルトン(メルセデス)と同じく公式予選でノータイムに終わったマノー・レーシングのパスカル・ウェーレインについて、中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は17日(日)に行われる決勝レースへの出場を許可することを関係者に通知した。

それによればウェーレインは予選までのフリー走行各セッションで、十分なタイムを記録していることが確認されたため、F1スポーティング・レギュレーション35条1に基づき許可されたもの。

これによりウェーレイン(マノー)は最後列21番グリッドからのスタートになる。

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アロンソ(マクラーレン)、体調OKも「消化不良の予選」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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グランプリウィーク前に加え、初回のフリー走行後にもFIA(国際自動車連盟)ドクターのメディカルチェックを受けるなどその体調に懸念の声が聞かれたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだったが、予選を終えた本人は「Q3進出できなかったのは無念」と、意気軒昂なところをみせた。

「体調に問題はないよ。
今日はもう痛み止めも飲んでいないし、昨夜は連続で10時間以上、まるで丸太のように眠ったのでエネルギーは満ち溢れていんだ。
これまでなら、やっとQ1を突破できればそれなりに充実感があったけれど、今回はQ3に進出できなかったのがとても悔しく思われるくらい。
今日の予選はほんとうに残念だ」と、元2回のチャンピオン。

チームによれば、実際アロンソはQ3進出を前提に十分な準備が出来ていたということだ。
それを考えるとアロンソのタイムアタック中に起きたフォース・インディアのタイヤ脱落事故が陣営としてほんとうに悔やまれる。

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ハミルトン(メルセデス)、パワーユニット全体を交換へ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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中国GP公式予選Q1でERS(エネルギー回生システム)のトラブルに見舞われたとされるルイス・ハミルトンのマシンについて、メルセデスAMGチームはパワーユニット全体を交換する方針を明らかにした。
パワーユニットは直ちにファクトリーに送り戻され、詳細なチェックを受けた後まだ問題なく使えるコンポーネンツを見極めるという。

なお今季はシーズン全体で5季までのパワーユニット使用が認められているため、まだこれが2基目のハミルトンがこの件でペナルティを受けることはない。
ただ別に6戦連続で使用しなければならないギヤボックスを交換しているため予選グリッド5番降格のペナルティ、さらに予選でノータイムだったため日曜日のレースでの最後尾スタートが決まっている。

 今年もチャンピオンシップをリードするメルセデスAMGチームだが、中国GPではポールポジションと最後尾という皮肉なスタートを迎えることになる。

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2016/04/16

ヒュルケンバーグ(F・インディア)に3グリッド降格のペナルティ

Nico Hulkenberg (C)Sahara Force India F1
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中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、フォース・インディア・チームのニコ・ヒュルケンバーグに対し、明日の決勝レースでスターティンググリッド3番降格のペナルティを科すことを明らかにした。

これは、今日行われた公式予選のQ2を走行中、10コーナーで左フロントタイヤを脱落させたことによる。
スチュワードはこれが安全を脅かす行為だったとして、F1スポーティング・レギュレーションに基づき上記のペナルティを科すことを決めたもの。

Q2セッションはこれにより赤旗中断となったが、残り時間が1分17秒程度だったため事実上これ以降のタイムアタックができない事態を招くこととなり、ちょうどアタック中だったアロンソ(マクラーレン)らが影響を受けたとみられる。

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中国GPポールはロズベルグ(メルセデス)が獲得

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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続いて12分間で行われたQ3では昨年同様残った10台で上位10位までのスターティンググリッドが決められた。

僚友ハミルトンは不在となったものの、ニコ・ロズベルグが王者メルセデスAMGチームの貫禄をみせるタイムアタックをみせ今季初となるポールポジションを獲得。
ロズベルグのポールは昨季最終戦のアブダビGP以来で、自身通算23回目の快挙となる。

そしてフロントロウに分け入ったのは予想されたフェラーリ勢ではなくなんとパワーで劣るとされるレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドだった。
同じエンジンを使うルノー勢が予選Q1敗退だったことを考えるとこれは驚異といえる。
これは昨年のシンガポールGP以来のグリッドでもちろん今季最高位。
なおこれにより昨年の日本GPから8戦連続だったメルセデスAMG勢によるフロントロウ独占はこれで途絶えることに。

3位に1回目のアタックでトップだったライコネン(フェラーリ)、4位は1アタックでタイムが伸びなかったベッテル(フェラーリ)。
5位ボタス(ウィリアムズ)、6位クビアト(レッドブル)、7位ペレス(フォース・インディア)、む8位サインツ(トロ・ロッソ)、9位フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、10位はQ3で走れなかったヒュルケンバーグ(フォース・インディア)となった。

前述のように最下位グリッドとなるハミルトン(メルセデス)が決勝レースでどこまで挽回できるか注目される。

中国GP公式予選の結果はこちら
中国GPの画像はこちら

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予選Q2、マクラーレン・ホンダ勢力尽く

続いて中国GPは予選Q2。
15分間のQ2でも同じく6台(同5台)が脱落、Q3に進出する10台が絞られる。

しかしここでも赤旗中断。
今度は終了間際ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)の左フロントタイヤが脱落したため。
再開後はタイムアタックする時間もなく終了。
トップタイムはライコネン(フェラーリ)、これにベッテル(フェラーリ)、ロズベルグ(メルセデス)、リカルド(レッドブル)、ボタス(ウィリアムズ)、クビアト(レッドブル)、ペレス(フォース・インディア)、サインツ(トロ・ロッソ)、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)と続いた。
ただしマシンを痛めたヒュルケンバーグはQ3を走れない見込み。

ここで脱落となったのはマッサ(ウィリアムズ)、アロンソ(マクラーレン)、バトン(マクラーレン)、グロージャン(ハース)、エリクソン(ザウバー)、そしてナスル(ザウバー)の6台。
最後のアタックを赤旗で邪魔されたアロンソは無念の表情だった。

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ドライの予選Q1、マクラーレン・ホンダ勢突破

16日(土)午後0時(日本時間:午後1時)、中国GPの公式予選がスタート。
路面は幸いわずかな部分を除きドライコンディションとなった。
セッション開始時の天候は曇りで湿度82%、気温22度、路面温度は24度と報告されている。
なお既報のようにこの中国GPから予選方式は昨年のものが復活。
このQ1では全車による18分間のタイムアタックの末、最下位タイムから6台(昨季は5台)が脱落することになる。

セッション開始わずか3分でスーパーソフトを履いたウェーレイン(マノー)がメインストレートで水に乗りスピン、ガードレールにヒットして直ちに赤旗中断となった。
再開後、各車アタックになる中、パワーユニットの不調を訴えたハミルトン(メルセデス)はノータイムでQ1敗退。
もともと予選グリッド5番降格のペナルティが決まっているので最下位スタートとなる。

トップはベッテル(フェラーリ)、これにライコネンが続き、3番手ボタス(ウィリアムズ)、4番手バトン(マクラーレン)、5番手サインツ(トロ・ロッソ)、6番手ロズベルグ(メルセデス)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手クビアト(レッドブル)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手ペレス(フォース・インディア)。

ここで脱落となったのはマグヌッセン(ルノー)、グティエレス(ハース)、パーマー(ルノー)、ハリアント(マノー)、そしてノータイムのウェーレイン(マノー)とハミルトン(メルセデス)という6台になった。

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中国GPフリー3回目、ついにウェット路面に

2010 Scene (C)Redbull Racing
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16日(土)午後0時(日本時間:午後1時)、中国GPはフリー走行3回目セッションを迎えたが、事前の予報通り最悪のウェットコンディションとなった。
セッション開始時の天候は湿度98%、気温は19度、路面温度は21度と大幅に低下と報告されている。

悪コンディションになかなかアタックする者がなく、60分のセッションも半ばを過ぎてやっとフェラーリのライコネンが約2分という最初のラップタイムを記録。
その後ウェットタイヤからインターミディエイトに変更されると次第にタイムが短縮された。

最終的にトップタイムをマークしたのはベッテル(フェラーリ)で1'57.351を記録。
2番手ボタス(ウィリアムズ)、3番手ペレス(フォース・インディア)、4番手サインツ(トロ・ロッソ)、5番手グティエレス(ハース)、6番手パーマー(ルノー)、7番手マグヌッセン(ルノー)、8番手ウェーレイン(マノー)、9番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、10番手がヒュルケンバーグ(フォース・インディア)だった。
有効なタイムを記録したのは14台だけ。
マクラーレン・ホンダの2台はコースには出たもののノータイムだった。
このあと行われる公式予選でもウェットコンディションが予想される。

中国GPフリー走行3回目の結果はこちら
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グティエレス(ハース)、「トラブルでなくミス」

Esteban Gutierrez (C)Haas F1 Team
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今季から新規参戦を果たしたハースF1チーム。
その中で開幕2戦を連続入賞という好成績が続く僚友グロージャンに対し、エステバン・グティエレスのほうはその2戦が連続リタイヤ、さらに今週迎えた中国GPでもフリー走行1回目では電気系、2回目ではブレーキの火災が発生するなどトラブルが続いている。

これについてグティエレスは「これはトラブルというべきじゃない、ミスだ」と、安定しないチームの作業に不満を示した。

「今のこの状況は、不運というものではなく人的なミスに起因しているもの。
午前のトラブルはギヤボックスに繋がる1本の電気ケーブルが外れたためだったし、午後のブレーキトラブルは冷却が不十分だったからだ。
一つ解決すれば今度は違う所で問題が起きる。
こうしたことが繰り返される状況はとてもフラストレーションが溜まるものだよ」

グティエレスは午前・午後合わせてもわずか6ラップして周回できておらず、他に大きく後れを取る状況になっている。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「ロングランで不安定」

Powered by Honda (C)McLaren Group
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中国GP初日のフリー走行を終え、ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は次のように振り返っている。

「ここはタイヤに厳しいサーキット。
チームが選択したタイヤが大きな影響を受け、そのため特にロングランでタイムが安定せず、目標としたタイムレベルに届かなかった。
全体的なパッケージの評価にも支障が出てしまっている。
明日の公式予選と日曜日の決勝レースでは雨の可能性もあり、そうなるとさらに難しい状況になることだろう。
明日の準備が重要になる筈だ」

フリー走行でのベストタイムはまずまずのもの(11-12番手)だったが、肝心のロングランが満足いかないものだったようだ。

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2016/04/15

ウィリアムズのタイヤバースト、ホイールに原因か

Williams Mercedes FW38 (C)Williams F1
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15日(金)午前行われた中国GPのフリー走行1回目では、マッサ(ウィリアムズ)、そしてマグヌッセン(ルノー)と同じ左リヤタイヤのバーストが相次いで関係者を心配させた。

これについてFIA(国際自動車連盟)は続くフリー走行2回目までのわずかな時間にその原因究明を敢行、その理由がマッサのほうはボディワークとの接触もしくはホイールのリム、またマグヌッセンのほうはコース上のデブリ(破片)を踏んだため、と説明した。

いずれにせよ、タイヤ本体の問題でないことでは一致しているが、ウィリアムズの場合サスペンションのトラブルであればチーム自身、またホイールのリムであれば供給メーカーの責任ということになる。
同チームでは2015年の『FW37』よりそれまでの『レイズ』から現在の『APテック』(Advanced Pressure Technology:アメリカ)製のものに変更されている。

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中国GPフリー2回目、ライコネン(フェラーリ)が最速

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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15日(金)午後2時(日本時間:午後3時)、中国GPフリー走行2回目行われた。
セッション開始時の天候は湿度18%ドライコンディションで引き続き雨の心配はなし、気温は26度、路面温度は47度まで上昇と報告されている。
なおこのセッションに先駈け、アロンソ(マクラーレン)についてメディカルチェックが再度行われ、別掲のようにフリー2回目以降の参加が公式に許可された。

また午前のセッションで赤旗中断の原因になった都合3件の左リヤタイヤのバーストについて、マッサ(ウィリアムズ)は車体側のパーツと接触したため、またマグヌッセン(ルノー)のほうは路面のデブリ(破片)を踏んだため、と説明された。

今回は赤旗中断というようなこともなく90分間の走行が終了。
トップタイムはフェラーリ勢で、ライコネンが1'36.896のタイムでひさびさの1番手。
2番手はこれに0.109秒差でチームメイトのベッテルがつけた。
3-4番手にメルセデスAMGのロズベルグ&ハミルトン、5番手リカルド(レッドブル)、6番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、7番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8番手サインツ(トロ・ロッソ)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手にボタス(ウィリアムズ)。

マクラーレン・ホンダはアロンソ11番手、バトン12番手。
なお午前のタイヤバーストでマシンを痛めたマグヌッセン(ルノー)はマシン修復に時間が掛かり、走ることができずに終えた。

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アロンソ(マクラーレン)、2回目以降の参加認められる

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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中国GPのレーススチュワード(競技審査委員)は、マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソに関し、15日(金)午後のフリー走行2回目以降の参加について国際スポーツ法典に基づきこれを認めることを明らかにした。

開幕戦オーストラリアGPでの事故の影響で第2戦のバーレーンGP欠場を余儀なくされたアロンソについては、中国GP前のメディカルチェックでとりあえずフリー走行1回目だけの条件付き参加が認められ、それ以降のセッションについては1回目終了後に行う再検査の結果で判断するとしていたもの。

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中国GPフリー1回目、タイヤバーストで赤旗中断相次ぐ

Chinese GP (C)Ferrari S.p.A
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15日(金)午前10時(日本時間:午前11時)、F1第3戦中国GPのフリー走行1回目が上海サーキットを舞台にスタートした。
セッション開始前の天候は湿度47%でドライコンディション、気温は20度、路面温度は33度と報告されている。
なおこのセッションでドライバーの交代は申告されていない。

前戦のバーレーンでレースバトルに加わることができなかったベッテル(フェラーリ)がその鬱憤を晴らすかのように真っ先にコースインしたのが印象的。
開始約18分、マッサ(ウィリアムズ)が左リヤタイヤをバーストさせながらスピンアウト。
幸い大事には至らず自力でガレージに戻ったが、その後コース清掃のためいったんコースは赤旗中断となった。

なおマッサは同じトラブルをその後も再発、さらにマグヌッセン(ルノー)もやはり左リヤタイヤを損傷させ再びセッションはコース清掃のため赤旗中断が繰り返された。
残り約8分というところで再開、わずかな時間での最後のタイムアタックにコースは大混雑となった。

結局トップタイムを記録したのはロズベルグ(メルセデス)で、チームメイトであるハミルトンに0.146秒の差を付ける1'38.037をマークした。
2番手ハミルトン、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手クビアト(レッドブル)、7番手サインツ(トロ・ロッソ)、8番手バトン(マクラーレン)も9番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、10番手がフェルスタッペン(トロ・ロッソ)。
12番手タイムを記録したアロンソ(マクラーレン)はこのあとFIAのドクターによるメディカルチェックを再度受けることになっている。

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ハミルトン(メルセデス)、ギヤボックス交換でペナルティ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは、今週末の中国GPに際し同チームのルイス・ハミルトンのギヤボックスを交換することを明らかにした。

今年のF1レギュレーションではギヤボックスについて同一のものを連続で6戦続けて使用しなければならないことになっているので、ハミルトンは今回予選グリッド5番降格のペナルティを受けることになる。

これについてチームは、「損傷は深刻なものではないが、シーズン全体を考えた時、比較的オーバーテイクがしやすく予選グリッドが大きな要素にならないとみられる中国GPで交換することにした」と、その戦略を説明している。

これまでの2戦、いずれもポールポジションからスタートしたハミルトンだが、今回はさらにハンディを背負ってのレースとなる。

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中国GPのスチュワードはアラン・ジョーンズ氏

Alan Jones (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われる中国GPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に元F1チャンピオンであるアラン・ジョーンズ氏(69歳:オーストラリア)を指名した。

ジョーンズ氏がスチュワードを務めるのは昨年のスペインGP以来のことで、通算では8回目ということになる。

1975年のスペインGPにヘスケス・フォードでF1デビューを果たしたジョーンズ氏は、その後サーティーズやシャドーを経てウィリアムズに移籍。
自身通算12勝、ポール・ポジション6回を記録、1980年にはオーストラリア人としてジャック・ブラバム氏に続く二人目となる世界チャンピオンに輝いた。

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アロンソ(マクラーレン)、条件付きで出走許可

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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FIA(国際自動車連盟)は、前戦バーレーンGPに参加できなかったマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソについて、条件付きで中国GPへの出走を許可することを明らかにした。

アロンソは開幕戦オーストラリアGPでの事故の影響で、バーレーンGP前のメディカルチェックの結果ドクターストップが言い渡されていたもの。
今回も14日(木)に再びチェックを受けた結果、15日(金)のフリー走行1回目終了時にもう一度医師による検査を受け、それ以降の参加について決定されるという条件付きで許可された。

なお同チームではアロンソ欠場に備え、リザーブドライバーであるストッフェル・バンドーンが上海に帯同している。

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2016/04/14

ルノー・スポール、イルモアとの関係長期継続の姿勢

Bob Bell (C)Renault F1 Team
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今シーズン、再びワークス参戦となるルノー・チーム、そしてレッドブル・レーシングにF1エンジン供給するルノー・スポールでチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるボブ・ベル氏が、テクニカル・パートナーシップを組むイルモア・エンジニアリングについて言及した。

これはアメリカのスポーツ専用チャンネル『ESPN』に語ったもので、その中でこのイギリス人は、「イルモアが持つ経験と技術力、そして試験設備は間違いなくルノーのパワーユニットの進化に貢献している。
この2年間の戦いについてわれわれは彼らと密接な関係の元に分析し、そして改善策を施して来た。
問題は純粋に技術的なものと、そして組織的なものとがあったと理解されている。
そしてそのいずれもについて、われわれは迅速に解決策を見出しつつある」と、自信をみせた。

ルノー本家こそまだ今季無得点だが、同じパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングはメルセデス、フェラーリに次ぐランキング3位とここまで健闘している。

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クレア・ウィリアムズ、不公平なF1分配金に苦言呈す

Claire Williams (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームのクレア・ウィリアムズ副代表(37歳:イギリス)が現在の不公平なF1分配金に対して苦言を呈している。
こうしたF1の金銭にまつわる数字は通常表にされないが、先にイギリスの専門誌『オートスポーツ』がこれを暴露して話題になっていたもの。

それによれば昨年コンストラクターズ・ランキング2位(428ポイント)だったフェラーリは1億9千万ドル(約205億円)を手にしたとされるが、一方ランキング3位で257ポイントのウィリアムズは得点だけで計算すると少なくとも123億円という計算になるが、実際にはわずか94億円に留まっていると伝えられた。

「フェラーリが伝統と名声を持ったチームでF1では特別扱いされているのは理解できます。
でも現実にその金額を知って驚きましたけどね。
その金額は度を超えているのではと思えます」と、クレアさん。
しかしそれでも現行の契約が2020年までは有効とし、「どうにもならないことは心配しても仕方ありません」と、大人の対応(?)をしている。

そのウィリアムズでは、かつてトト・ウォルフ氏(現メルセデス)の持っていた株式を継承したブラッド・ホリンガー氏がウィリアムズ・グランプリ・ホールディングスの非常勤取締役に就任したことも報告された。

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ロズベルグ、来年のメルセデスAMG残留に前向き

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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まだ新しいシーズンが始まったばかりだが、メルセデスAMGチームとの契約について、ニコ・ロズベルグ(29歳:ドイツ)が延長に前向きの姿勢をみせている。

「いまシーズンが始まったばかりのこの時期に契約について聞かれるのは心外だな。
そういうことは今の自分にとって最重要なことじゃない。
何よりチームとはとてもうまくやっているし、実際に成績も付いてきているんだからね。
契約はまたその時期になったら考えるけれど、ただ継続するのに障害は何もないと言っておくよ」

ここまでの2戦でロズベルグは2連勝。
もちろんこれまでのF1キャリアで最高の滑り出しをみせている。
なおチームメイトであるハミルトンのほうは2018年末までの契約があるとされている。

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2016/04/13

中国GPの週末は雨になる可能性も

Wet Image (C)Renault F1 UK
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今週末行われる中国GPだが、地元気象台はこの週末の3日間いずれにも雨の可能性があると伝えている。

期 日 種 目 気 候 気 温 湿度
4月15日(金) フリー走行 曇り時々雨 13- 15度 89%
4月16日(土) 公式予選 曇り時々雨 14- 20度 92%
4月17日(日) 決勝レース 晴れ一時雨 13- 21度 81%

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アロンソ(マクラーレン)、「中国GP出場可否は五分五分」

F.Alonso & E.Boullie (C)McLaren Group
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前戦バーレーンGPを開幕戦オーストラリアGPでのアクシデント後遺症により欠場を余儀なくされたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだが、今週の中国GPについても慎重な姿勢を崩していない。
規定により出場の可否を事前のFIA(国際自動車連盟)によるメディカルチェックに委ねるアロンソは、その注目の検査を14日(木)に現地上海サーキットで受けることになっている。

これについてアロンソは、「バーレーンでドクターに駄目だと言われた時にはガッカリしたのが本音だけれど、医学的見地からの判断だから尊重しなければならない。
今週こそはレースに出たいと思っているけれどでもいまその可能性はわからない。
五分五分といったところかな。
もちろん出場を前提に準備しているよ」と、語っている。

なお今回は予めリザーブドライバーであるストッフェル・バンドーンがチームに帯同して万一の事態に備えている。

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バトン(マクラーレン)も2基目のエンジン投入へ

Jenson Button (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは今週行われる中国GPで、ジェンソン・バトンのICE(エンジン)を新しいものに交換することを明らかにした。
バトンは前戦バーレーンGP決勝レースで、10位走行中にエンジントラブルに見舞われ戦線離脱を余儀なくされた。

これについてホンダ陣営の長谷川祐介/F1プロジェクト総責任者は、「トラブルが起きたエンジンは完全に分解され原因の究明がなされた。
残念ながらバトンも2基目のエンジン投入ということになったが、トラブルの対策は今後使われるすべてのエンジンに施されるので再発はない」と、明言した。

これについてここまで2戦共にノーポイントに終わっているバトンは、「ホンダが昨年より大幅に進化しているのは間違いない。
しかし現実にレースを戦うには信頼性が不可欠だ。
レースを走りきらなくては何も始まらない」と、厳しい感想を口にしている。

それでも「毎レース、毎レース、ホンダは確実に進歩しているよ」と、擁護も忘れなかった。
なお復帰を目指すチームメイトのアロンソは今週再びFIA(国際自動車連盟)のメディカルチェックを受けることになっている。

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イモラ、再びグランプリ開催を模索

Imola Circuit (C)Ex.Jordan Grand Prix
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長くサンマリノGPの開催地として親しまれたイタリアのイモラ・サーキットが、再びF1グランプリを開催すべく動き出していることがわかった。
それによれば先に行われたバーレーンGPの際、同プロジェクトの責任者であるセルバティコ・エステンス氏がパドックを訪れ、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)の代表であるバーニー・エクレストン氏とこの件で話し合いをしたというもの。

1980年にイタリアGPの開催地としてスタートしたイモラは、翌年から名義上サンマリノGPの開催地として定着、2006年まで連続開催を続けていた。
その後もサーキットは改修が施され、FIA(国際自動車連盟)からF1開催に必要な『グレード1』の認定を受けているという。

現在イタリアGPの開催地であるモンツァ・サーキットはその動向が不明確になっていて、その後釜に急浮上ということもあるかも知れない。

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2016/04/12

2017年F1新ルール、実はほとんどのチームが反対の意向

Williams Mercedes FW38 (C)Williams F1
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エンジンのダウンサイズ化等により低下したF1の魅力を再びアツプさせるべく、FIA(国際自動車連盟)は2017年からの導入に向けテクニカル・レギュレーションの変更を検討しているが、残念ながら抵抗する向きが多いのだという。
これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、それによれば全11チーム中、なんと8チームが導入に反対しているとのことだ。

これまで伝えられたところによれば、新ルールは車体の幅やタイヤ幅を広げると共に、前後のウイングを拡大して、1周あたり5秒のラップタイム短縮を目指すというもの。
しかし単純にダウンフォースを増やしてもラップタイムの向上には繋がらないという意見も多いのが実情だ。

とはいえ上位チームではもう2017年の新規格に向けデザインをスタートさせているとみられ、レギュレーションが再び変転するということになればさらにF1は混乱しかねない。
ウィリアムズ・チームのクレア・ウィリアムズ副代表(37歳:イギリス)は、「理論上ではまだ可能ですが、実質的には各チーム共もう動き出していて止めることはできないでしょう」との観測を示している。

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旧予選方式への復帰が正式決定

FIA
先にイギリスの『スカイスポーツ』らが報じた通り、混迷した予選方式について今週の中国GPから元のノックアウト方式に戻して行われることが正式に決まった。

これはWMSC(世界モータースポーツ評議会)が行った電子投票の結果結論が出たもので、FIA(国際自動車連盟)から「第3戦中国GPからの正式導入する」と、発表されたもの。

ただ昨季の全20台から今シーズンは全22台に増えているので、18分間のQ1では最下位タイムから6台(昨季は5台)、15分間のQ2でも同じく6台(同5台)が脱落、12分間で行われるQ3は昨年同様残った10台で上位10位までのスターティンググリッドが決められることになる。

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ハースF1、「NASCARの経験がF1でも活きた」

Australia GP Scene (C)Haas F1 Team
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まったくの新規参戦チームでありながら、ここまで2戦を終えて6位-5位と連続入賞を果たしているハースF1チームは、「前身であるハース・チーム時代のNASCAR経験が活きている」と、自負した。

これは同チームの設立者でもあるジーン・ハース代表がアメリカのスポーツ専用チャンネル『ESPN』に示したもの。
その中でこのアメリカ人は、「われわれはNASCARを戦った中で、どのような方法が効果的かの選択が重要であることを学んだ。
そうした経験がF1参戦するにおいても活きたと考えている」と、誇らしげに主張した。

そのハースF1はシャシー本体をレーシングカー専門コンストラクターであるダラーラ社に依頼、またパワーユニット関連をフェラーリから供給を受ける。
さらに制限が掛かる風洞実験によるエアロダイナミックスの開発においても同チームの協力を得ていて、いわばフェラーリBチームのような存在とも言える。
ただこうしたことから、同じくプライベートであるウィリアムズ・チーム等からの反発の声がない訳ではない。

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2016/04/11

「F1はエンジンの方針に問題」と、エクレストン氏

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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批判の声が絶えない現在のF1について、その一翼を担ったバーニー・エクレストン氏も「エンジン方針を誤った」と、現状に問題があることを認めていることがわかった。

それによればあまりに高度でまた高価になったF1のパワーユニットでは、マニュファクチャラー間の差が拡大し、スポーツとしての本来の魅力を損なったというもの。
メルセデスAMGはあまりに強力で、毎レース予選でフロントロウ独占、決勝で1-2フィニッシュというのでは観客は感動しないと嘆いている。

「他のどこかが追い付いてくれば、彼らはまた投資してさらに先に行こうとするだろう。
勝つために参加しているのだから、それは当然のことだがね。
しかし今の状況はゆっくりと、そして着実にこのスポーツを蝕んでいる」と、断じた。

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『ジャガー』がシルバーストーンの賃貸交渉

Jaguar Image (C)Ex.Jaguar Racing
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イギリスの名門自動車メーカーであるジャガー(ジャガー・ランドローバー)が、これまた同国を代表する名門サーキットであるシルバーストーン・サーキットの賃貸交渉に乗り出していることが伝えられた。

英『BBCスポーツ』が報じるところによれば、同サーキットを保有するBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)に対し、ジャガーは総額3,300万(約50億5千万円)という巨額を呈示、BRDCの幹部はこれに前向きであるという。

ただこの契約が成立したとしても、F1イギリスGPの開催権は引き続きBRDCが保有するとされている。
同サーキットで最初にF1が開催されたのは近代F1の初年度である1950年だ。
この時はアルファロメオを駆った初代F1チャンピオンのジュゼッペ・ファリーナ(イスタリア)がみごとポールTOウィンを記録している。

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ベッテル(フェラーリ)、「F1は方向性を間違っている」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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近年叫ばれるF1人気の低迷や、今シーズン新たに導入された新予選方式の混迷にフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルが英『スカイスポーツ』を通じ苦言を呈している。

「いまのF1はその方向性を誤っているんだと思う。
V型6気筒ターボに変更されたパワーユニットはとてつもなく高額な開発費が掛かっていて、巨大メーカーしか手当できなくなっている。
そのためプライベートチームはとても生き残っていけない状況になっているよ。
そんなのはスポーツとして間違っているんじゃないか。
ルールを変えることがこの状況を救う唯一の手段だと思うけれど、そのルールを変更するにもこのF1という世界は独特で困難な事業だしね」と、3回の元F1チャンピオン。

そのベッテルは個人的にはコストを考えて以前の自然吸気エンジンに戻すべきとしている。

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2016/04/10

エクレストン氏、今度は「土曜予選レース」の大胆案

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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再三の迷走の末、今季新たに導入した新予選方式が覆ったことで、F1をリードするバーニー・エクレストン氏の面目は失墜した様相だ。
これを受け、同氏は2017年に向けさらに土曜日の「予選レース」という大胆な改革案の呈示を示唆して関係者を驚かせている。

これは同氏がイギリスの『スカイスポーツ』に語ったもの。
その中でこのF1総帥は次のような新アイデアを披露している。

「このところF1人気の低迷が叫ばれているが、その中心の一つとなるのが土曜日の予選だろう。
今のF1フォーマットで、金曜日に2回、土曜日に1回のフリー走行があるが、観客にとっては退屈なものでしかない。
その上で予選が迫力に欠けるものだとしたら、この2日間にお金を払って見ようという観客がどれだけいるというのか。
そこで私が考えたのは土曜日の予選レースだ。
つまり土曜日に行われるレースで日曜日のスターティンググリッドを決める。
これなら土曜日も十分にエキサイティングなものになると思わないか」

そう語る今年85歳になるF1カリスマだが、それでもこの案の実現が容易なものでないとは理解しているようだ。

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ザウバー・チーム、深刻な資金難も中国GP参戦強調

Sauber Team (C)Sauber Motorsport AG
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このところ急速に資金難に陥ったことが伝えられるザウバー・チームについて、来週行われる中国GPへの参戦を危ぶむ記事がみられるようになっているが、同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOは噂を懸命に打ち消している。

「苦しい状況にあることは確かですが、欠場するということはあり得ません。
メカニックたちはいつも通りマシンの準備を行っていますし、まもなく予定通り(中国GPが行われる)上海サーキットに向けて出発するでしょう」と、参戦を強調。

スタッフへの給料遅配も伝えられた同チームだが、バーレーンGPを欠場した同CEOがスポンサーと掛け合い入金を前倒ししてもらい解決したとも言われている。
万一グランプリ欠場となれば、それはそれで制裁金を科せられることにもなり、さらに進退は極まることになる。

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ホーナー代表(レッドブル)、ドライバー選択でうれしい悩み

Christian Horner (C)RedBull Racing
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ここまで2戦を終えランキング上位を占めているのは当然のことメルセデスAMGチームの二人だが、これに続いているのはレッドブル・レーシングのリカルドだ。
一方のクビアトは10位だがこれは開幕戦でマシントラブルにより0周リタイヤだったため。
共に十分期待に応えていると言えるだろう。

こうした若手ドライバーで構成するドライバー体制は同陣営でレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士の主導とされるが、来季はさらに現トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペン昇格が確実とみられている。
というのも、同選手との契約には2017年にレッドブル昇格が謳われていて、できない場合にはチーム離脱が可能という条項があるとされているからだ。

このため頭を悩ませているのがレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表。
「ドライバー候補が十分にいるというのはうれしい悩みだ。
チーム内の健全な競争は全体を活性化させる効果がある」と自負するものの、正直に言えば悩みは深刻なものに違いない。

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2016/04/09

バルテリ・ボタス(ウィリアムズ)、「現状では優勝できない」

Valterri Bottas (C)Williams F1
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昨季、チームはメルセデス&フェラーリに次ぐランキング3位、自身もドライバーズ・ランキング5位とプライベートチームながら大活躍を演じたウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタス(26歳:フィンランド)だったが、今季ここまで2戦を終えた段階でチームは4位、さらにボタス自身は11位と期待を裏切るものとなっている。
これについて当のボタスは次のように母国フィンランドの『ツルン・サノマット』紙に現状を説明した。

「シーズンが開幕してまだ2レースを終えただけだけど、今年も勢力図に大きな変化がないことがわかったよ。
いや、今まで以上にメルセデスやフェラーリらワークス勢とプライベートとの戦力差が拡大していることを思い知らされた。
僕らもかなり前進したと自負していたけれど、他チームはそれ以上だったということ。
僕の目的ははっきりしているんだ。
それはF1で優勝すること。
でも現状では事件でも起きない限り、それは難しいだろうね。
自分自身の将来を考えた時、何かをしなければならないとは思っている」

昨シーズン、もしライコネンが現役引退をしていればボタスが今年赤いスーツを着ていた可能性が高い、というのがパドックの噂。
フェラーリとライコネンとの契約は再び1年限り。
1年遅れながら、ボタスにとって今シーズン末に再び同じシチュエーションが訪れるかも知れない。

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ベッテル(フェラーリ)、トラブルのエンジン交換へ

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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第3戦中国GPを前に、フェラーリ・チームは前戦バーレーンGPの際にトラブルを起こしたベッテルのエンジンを交換することを明らかにした。
前戦ベッテルはこのトラブルによりフォーメーションラップの段階で戦線離脱を余儀なくされている。

直接のトラブル原因はイグニッション系だったとしているがエンジンをコントロールするソフトウェアにも問題があるとして念のためICE(エンジン)そのものを新しいものに載せ換えることを決めたという。

今シーズンは全21戦が予定されているので年間使用できるエンジンは1台のマシンあたり5基まで。
ベッテルは3戦目にして早くも2基目の投入ということになる。

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マクラーレン・チーム、「中国GPにはバンドーン帯同」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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前戦バーレーンGPでは、直前にドクターストップが掛かったアロンソの代役に急きょ日本からリザーブドライバーであるストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)を呼び寄せたマクラーレン・チームだが、次戦中国GPには予め同選手をチームに帯同させ待機させることを明らかにした。

前回は慌ただしくマシンに乗り込んだバンドーンだったが、今回は事前にチームのF1シミュレーターで十分な準備をすると語っている。
「まだ僕がレースに出るとなった訳じゃない。
アロンソ自身ももう体調に心配ないと言っているしね。
だから万一に備えているところだけれど、仮に中国で出られなかったとしてもこうした経験は僕にとって今後の役に立つ筈さ」と、バンドーン。

この新人はバーレーン予選でいきなりバトンを上回り、決勝レースでもチームにとっての今季初得点を自ら記録してみせた。
なお同選手が参戦予定である日本のスーパー・フォーミュラは中国GPの翌週(4月23日:鈴鹿サーキット)が今季開幕戦となっている。

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2016/04/08

FIA、フェラーリのサインボード調査もお咎めなし

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、ピット・ギャントリーからドライバーへの指示に厳しい制限が課せられているが、フェラーリ・チームがオーストラリアGPの際にベッテルに出したサインボードの内容について疑義があるとしてFIA(国際自動車連盟)が調査を行ったことが伝えられた。

ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』によれば、サインボードには『3.2 LFS6 P1』等の表記があったとされるが、これらについて暗号化されたメッセージの意味が含まれているのでは、との疑惑が他チームから呈示されたという。

しかし調査の結果、当時レースは赤旗中断等で混乱しており、パワーユニットを保護するための緊急措置だったことが認められ、特に処分はなしに。
ただ「通常であれば認められない」と、チャーリー・ホワイティング/レースディレクターは念を押している。

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F1分配金は今年もフェラーリ・チームが段トツ

FIA Prize Giving 2014 (C)FIA
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イギリスの専門誌『オートスポーツ』が今年のF1各チームに対するFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からの分配金の金額を暴露した。
それによれば昨シーズン戦った全10チームには、チャンピオンシップの成績に応じた賞金、ボーナス、そして長期に渡った視野に基づく特別ボーナス等が分配金に含まれるという。

その結果、今年も最も多くの報酬を手にするのはフェラーリ・チームで、1億9千万ドル(約205億円)、昨年の王者であるメルセデスAMGチームがこれに次ぐ1億7,100万ドル(約185億円)ということだ。
これにはWタイトル獲得分のボーナスを含むが、それでも無冠のフェラーリには及ばないことになる。

3位のレッドブル・レーシング(成績は4位)になると1億4,400万ドル(約156億円)となるが、これは昨季ランキング3位だったウィリアムズの8,700万ドル(約94億円)よりもかなり高額だ。
さらに昨季ランキング9位と低迷したマクラーレン・チームはそれでも全体の5位に相当する8,200万ドル(約89億円)もの分配金を受ける。
その他では6位にフォース・インディア(同5位)が6,700万ドル(約72億円)、7位ルノー(前ロータス:6位)6,400万ドル(約69億円)、8位トロ・ロッソ(7位)5,700万ドル(約62億円)、9位ザウバー(8位)5,400万ドル(約58億円)、昨季ノーポイントだったマノー(10位)にも4,700万ドル(約51億円)が分配される。

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予選方式、中国GPから2015年スタイル復活へ

FIA
イギリスの『スカイスポーツ』らが、渦中の予選方式について次戦中国GPから元のノックアウト方式に戻すことになったと報じた。

それによれば今年導入された新予選方式には種々の問題があり、これを2015年のスタイルに戻すことでF1全チームが合意、その意思をFIA(国際自動車連盟)とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)にそれぞれ伝えたところ、これが了承されたというもの。

これまでレッドブルら一部チームとジャン・トッドFIA会長やバーニー・エクレストンFOM代表が旧スタイルに戻すことに反対とされていたが、結局時間もないことから譲歩した形だ。

ただ今回の予選方式を巡る迷走ぶりは、チーム側が指摘するように競技の基本であるF1のルール作りの体制が不安定で脆弱であることを世界に露呈する結果となった。

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フェラーリ、トラブルの原因解消に自信

Maurizio Arrivabene (C)Ferrari S.p.A
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開幕戦オーストラリアGPではライコネンが、続くバーレーンGPではベッテルが、それぞれエンジン関連のマシントラブルによりリタイヤを余儀なくされたフェラーリ・チームだが、トラブルの原因解消には自信をみせている。

同チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、「いずれのトラブルについてもすでに原因は解明され、対策についても手当が講じられている。
エンジンは昨年より確実にレベルアップしている上に、攻めているから生じるトラブルというものもある。
いずれも些細なトラブルで、われわれのパワーユニットが問題を抱えているという一部の指摘は当たらない。
今後さらにパワーアップを図りメルセデスAMG勢を追い詰めていきたい」と、意欲をみせている。

ここまでの2戦、フェラーリの2台は着実に2列目グリッドを確保しているが、さらに決勝レースでメルセデス勢を追い詰めなければF1は盛り上がらない。

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2016/04/07

マクラーレン、アロンソ復帰に意欲もFIAは慎重姿勢

F.Alonso & E.Boullie (C)McLaren Group
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開幕戦オーストラリアGPでのアクシデントによる影響で、続く第2戦バーレーンGP欠場を余儀なくされたマクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソ(34歳:スペイン)だが、チームでは来週行われる中国GPでのレース復帰に強い意欲をみせている。

これは同チームのエリック・ブイユ代表が語ったもの。
「アロンソは大事を取ってバーレーンではピット・ギャントリーからレースを見守ったが、これはこれで彼自身にとって貴重な経験になったことだろう。
しかし次の中国では自分が走るつもりでいるし、身体面でももう心配はないとわれわれは確信している」

しかしアロンソは再び中国GP前にFIA(国際自動車連盟)によるスキャン等の健康チェックを受ける必要があり、近年の慎重姿勢を考えるとまだ安心できない様相だ。
それを聞かれたブイユ代表は、「万一アロンソ欠場であれば、再びバンドーンが起用されることになる。
チームの将来を考えるなら、彼がさらに成長するというのはわれわれにとっても大きな財産になるものだ」と、余裕をみせた。

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F1予選、「タイム合算方式」が提案される

FIA
各方面から異論が出て混乱が続く気今シーズンの新たなF1予選方式だが、改革案の一つに「タイム合算方式」が提案されていることがわかった。

それによれば今回の新方式のように次々と脱落者を決めているのではなく、昨年までのようにそれぞれのセッションでは時間いっぱい各車に走行が許される。
Q1からQ3に掛けての進行も同様だが、較べるタイムはこれまでのようなベストタイムの一つではなく、各車ベスト2回のタイムを合算して較べ、それによりそれぞれの順位を決めるというもの。

この方式であれば現在のようにまで残り時間があるにもかかわらず走行するマシンがいない、という異常な状況は改善されることだろう。
ただこの案に限らず予選システムを変更するにはFIAやFOM、ピレリタイヤだけでなくF1全チームの合意が必要となっていて、依然予断を許さない状況だ。
この件に対する各方面による検討会議は7日(木)、電話会談で行われる予定だ。

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ジャン・トッドFIA会長、「2020年まで体制変更なし」

B.Ecclestone & J.Todt (C)Ferrari S.p.A
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現在のF1の人気低迷や混乱について、各方面からあからさまな不満の声が聞かれるようになっているが、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッドFIA会長は「少なくとも2020年までは体制に変更はない」としてこれを牽制した。

これは今年シーズン開幕前に急きょ導入された新方式による予選システムが再三迷走するなどしたことを受け、ドライバーやチーム等から統治体制にに問題があると批判されていたもの。
しかしこれについて、かつてF1でフェラーリ・チームを率いたこのフランス人は、「様々な声があることは承知している。
しかしFIAが各チームとの間で結んでいる現在のコンコルド協定や商業面の契約は2020年まで有効だ。
こうしたシステムはわれわれもFOMもまたチームもみな合意したものであり、実際に強力で安定したシステムではないか。
われわれ(FIA)はF1の監視者として、これからも役目を果たしていくだけだ」と、強調。

一方、さらに強硬なバーニー・エクレストンFOM代表は、「そもそも不満がある者には『F1に参戦しない権利』がある」と、抵抗意見を切り捨てている。

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2016/04/06

「完ぺきで落ち着いたパフォーマンス」 (ホンダ)

ストフェル・バンドーン (C)Honda Motor Co Ltd.
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バーレーンGP 決勝 レポート
バーレーン・インターナショナル・サーキット、4月3日(日)

ストフェル・バンドーンは、本日のグランプリデビューで10位入賞となる完ぺきな走りをみせ、McLaren-Hondaにとって今季初のワールドチャンピオンシップポイントを獲得しました。

今週末にフェルナンド・アロンソの代役として出場した若手ベルギー人ドライバーは、12番グリッドからスタートしました。1コーナーへの進入時に複数のマシンが接触する中、バンドーンはオープニングラップでのトラブルをなんとか回避。それ以降も、4つのすべてのスティントにおいてトラブルに巻き込まれることなく、自信に満ちたオーバーテイクを何度か行い、チェッカーフラッグを受けるまで問題なく走りきりました。

一方、ジェンソン・バトンのレースは、早い段階で終了してしまいました。トップ10圏内を力強く走行していた際に、突然パワーユニットの不具合に見舞われ、避難エリアにマシンを止めて、7周目でリタイアせざるを得なくなりました。

ホンダモータースポーツリリース

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再び分かれる次戦のタイヤ選択

Pitstop Scene (C)Ferrari S.p.A
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メルセデスAMGとフェラーリとの間で繰り広げられているバトルだが、これに大きく影響するタイヤ戦略が、次戦の中国GPでも分かれることがわかった。

今シーズン、タイヤに関するレギュレーションが変更され、各グランプリで指定された3種類のコンパウンドの中からそれぞれドライバーが自由に組み合わせを選ぶことができるようになっている。

F1タイヤを独占供給するピレリタイヤによれば、フェラーリはメルセデスよりもスーパーソフトタイヤを1セット多く選択。
またメルセデスの中でもハミルトンのほうがロズベルグよりミディアムタイヤが多くなっているという。

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『バナマ文書』にロズベルグ(メルセデス)の名前

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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タックスヘイブン(租税回避)問題を採り上げたいわゆる『バナマ文書』が世界中に震撼を与えているが、その中に現在今シーズンのF1をリードするニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の名前があると伝えられ、F1関係者の間でも急速に注目を集めている。

それによればロズベルグのメルセデスとの契約はロズベルグ本人とではなくイギリス領ヴァージン諸島に本社を置く『アンビシャス・グループ』というコンサルタント会社との間で交わされているとのこと。
真相は明らかでないが、この件についてメルセデス・モータースポーツ、そしてロズベルグのパーソナル弁護士共にコメントを拒否しているという。

サーキット外での騒動がドライバーの本分たるドライビングに影響が出ないことをファンは願っている筈だ。

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ザウバー欠場とアルファロメオの噂

Alfa Romeo F1
昨年から資金難が伝えられたザウバー・チームだが、今年に入ってさらに問題が深刻化、場合によっては次戦中国GPの遠征費用が繰り出せないのでは、との噂が流れている。

モニシャ・カルテンボーン/CEOは金策のためバーレーンGPを欠場したとみられ、このためFIA(国際自動車連盟)は声明で公式記者会見を欠席した同氏を非難したものの、具体的なペナルティを科すことは避けた。

そんな折り、長く同チームと友好関係を結ぶフェラーリが、ザウバー救済に一役買うとの噂が伝えられたもの。
それによればかねてF1参戦に名前が挙がっていたアルファロメオとの橋渡しをフェラーリが担うことになるという。
まとまればレッドブルがエンジンにタグホイヤーのバッジを付けるのと同様、ザウバーにもまずアルファロメオの名前が冠されるかも知れない。

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2016/04/05

「アロンソvsハーバート」、新たなバトル勃発

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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元F1ドライバーで優勝3回の記録を持つジョニー・ハーバート氏(51歳:イギリス)と、現在マクラーレン・チームのエースであるフェルナンド・アロンソとの間に新たなバトルが勃発したようだ。

これはイギリスでF1放送を担当する『スカイ・スポーツ』の中でハーバート氏が今回欠場したアロンソについて言及、「アロンソにはもうモチベーションが感じられず、この負傷を機に引退すべき」と語ったという。

これを伝え聞いたアロンソは同局の生放送に「乱入」、「引退の意思などまったくない」と抗議。
さらに「世界チャンピオンになれなかったドライバー(ハーバート)に自分の気持ちなどわからない」と、侮蔑したとのこと。

今回代役としてコクピットに収まったバンドーンの予想以上の活躍は、果たしてアロンソにとってプラスになったのか。

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連続入賞グロージャン(ハース)、「アメリカンドリームだ」

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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開幕戦の初レース6位入賞に続き、今回のバーレーンGPではさらに上位の5位で連続入賞を果たした新規参戦のハースF1チームでは、まさに「アメリカンドリームだ」と沸き立った。
連続入賞の立役者となった同チームのロマン・グロージャンは次のようにその喜びを語っている。

「メルボルンで6位フィニッシュした時はみんなに『あまり期待しすぎちゃいけない』って言ったんだけど、どうやら違うようだ。
今回は十分に戦い続けて得たリザルトだったからね。
ゴールした時、みんなが喜ぶ顔が浮かんだよ。
なぜなら彼らが今日のレースのため莫大な量の仕事を続けてきたのを知っていたからね。
それに対するご褒美がもらえたんだと思っている。
まさにアメリカンドリームさ。
クルマの感触は前のレースの時よりさらに良くなってきたけれど、それでもまだまだ改善すべき部分はたくさんあるから気を抜かずに頑張らなくては」と、引き締めた。

まだ2戦ながら、昨季11位だったグロージャンのランキングは目下5位だ。

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F1予選方式の変更で7日に検討会議

 FIA
F1当事者だけでなく観客からも改善の必要が叫ばれる新方式による公式予選システムだったが、結局今回もそのまま継続された。

これは変更に必要な全チームの同意が得られなかったため。
それでもこのままではマズイとの認識は共通のようで第3戦中国GP(4月17日決勝)での改革に備え、7日(木)に再びチーム代表による検討会議を開くことで合意したという。

果たして昨年までの『ノックアウト方式』に戻すのか、それともQ1、Q2までは開幕戦で使われた『最後尾から1台ずつ除外する方式』を踏襲、最後のQ3だけ昨年と同じタイムアタックを行おうとする案が検討されているとのことだ。

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2016/04/04

長谷川祐介(ホンダ)、「トラブル原因究明が課題」

バーレーンGPの決勝結果を受け、ホンダ陣営の長谷川祐介/F1プロジェクト総責任者は「トラブル原因の究明が喫緊の課題」と、締めくくった。

「バンドーンの、初レース初ポイント獲得というすばらしい結果を喜んでいる。
一方で、バトンがパワーユニット系のトラブルにより、早いタイミングでのリタイヤとなってしまい、昨年から課題として取り組んできた信頼性の問題が出てしまったことを残念に思う。
週末を通して、マシンのパフォーマンスは安定して中団を走行できており、レースもポイント圏内を狙える位置で両ドライバーが走行したことは前向きに評価したいと思う。
バトンのパワーユニットに関しては、これからマシンが戻ってきたところで確認し、次戦に対する対策を検討したい」

またマクラーレン・チームのエリック・ブイユ代表は、「今夜、ここバーレーンの砂漠でフラッドライトが点灯する中、このすばらしいサーキットで、バンドーンは見事な、そして注目に値することを成し遂げた。
F1のデビュー戦でポイントを獲得したのだからね。
ポイントを獲得したのが今日がグランプリデビューとなったドライバーだという事実はシャンパンを開ける理由になる筈だ。
一方、バトンはトラブルに見舞われた昨日の予選を経て、今日はすばらしいスタートを切った。
その後も懸命にいい走りをみせてくれていたが、本人のせいではない原因によってレースを終えることになってしまった」と、語った。

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ニコ・ロズベルグ、3ストップ戦略で昨シーズンから続く5連勝を達成し、チャンピオンシップのリードを拡大 (ピレリ)

ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
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2016 バーレーングランプリ 決勝
・上位10名が9種類の異なる戦略を実行
・フェリペ・マッサ、2ストッパー中最上位の8位を獲得

2016年4月3日、サヒール
メルセデスのニコ・ロズベルグが、3ストップ戦略でバーレーングランプリを制し、2016年シーズン開幕からの2連勝を達成しました。ロズベルグの戦略は、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフトを使用したもので、2位を獲得したフェラーリのキミ・ライコネンも同じ戦略を使用しました。スタート直後に他車との接触アクシデントに見舞われたルイス・ハミルトンは、第2スティントにミディアムタイヤを使用する戦略で3位を獲得しました。2ストップ戦略を採ったウィリアムズのフェリペ・マッサを含め、上位10名が9種類の異なる戦略を実行しました。

ピレリジャパン・プレスリリース

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初得点のバンドーン(マクラーレン)、「予想通りの結果」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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直前にレースドライバー(アロンソ)の代役として緊急招集されたにもかかわらず、みごと『結果』を出したマクラーレン・チームのストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)だが、本人は「予想通りの結果」と大物ぶりをみせた。

「10位入賞というのはほぼ事前に予想していた通りの結果だよ。
レースのスタートはとてもマシンが密集していて難しかった。
コース上には他車のアクシデントでデブリ(破片)が散乱していたし、もしもまずい踏み方をしていたら、その時点でレースは終わっていただろうからね。
今回は与えられたチャンスを活かし、自分の能力をみせられたので満足している。
今後どうなるかはチームが決めることだけど、もしもチャンスが再び与えられるならばそれに応えたい」と、意欲をみせた。

アロンソ&バトンといういずれも元チャンピオンを擁しながら、マクラーレン・ホンダ・チームにとっての今年初得点はこれがF1初レースの新人によるものとなった。

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ベッテル(フェラーリ)、「連続エンジントラブルとは」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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トップとは僅差の2列目からスタート、あわよくばメルセデスAMG勢に一泡、と期待させたセバスチャン・ベッテルだったが、今回はマシントラブルによりスタートすらできないまま戦列を去った。

コクピットを降りたベッテルは次のように語っている。
「こんなに短いレースになるとはね。
まだ一滴の汗もかかずにレースを終えるなんて、ほんとうに残念だ。
自分のマシンからものすごい煙の上がるのがミラーに映るのを見た時、ガッカリしたよ。
まさかレースをしないうちに終わるなんて、僕もチームもまさにビックリポン。
これから原因を突き止めて、次は絶対にこんなことがないようにしないと話にならない。
ただライコネンが頑張ってくれたのはうれしいね。
レース中は僕のスタッフも含め、全員でサポートしたよ」と、振り返った。

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ボタス(ウィリアムズ)に2ペナルティ・ポイント

Valterri Bottas (C)Williams F1
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バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)は決勝レース中に起きたハミルトン(メルセデス)とボタス(ウィリアムズ)とのアクシデントについて、ボタスの側に非があるとして処分を科したと発表した。

これについてはレース中、すでにボタスにドライブスルーのペナルティーを科しているが、スポーティング・レギュレーション38条第1項によりさらに2点のペナルティ・ポイントを科すことを明らかにしたもの。

ペナルティ・ポイントは通算12か月のうち累計4点になると1戦の出場停止になる。

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バーレーンGPもロズベルグ(メルセデス)優勝

Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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3日(日)午後6時(日本時間:4日午前0時)、F1第2戦バーレーンGPが当地で行われた。
決勝レース開始前の天候は湿度29%でドライコンディション、気温は22度、路面温度は28度と報告されている。

フォーメーションラップ中、ベッテル(フェラーリ)が白煙を上げてストップ、スタートすらできずに戦列を去った。
さらにパーマー(ルノー)がピットへ戻ってそのままリタイヤ。
スタート直後の1コーナー、ポールから2番手に落ちたハミルトンにボタス(ウィリアムズ)が接触、これによりハミルトンは7位まで大きく順位を落とす結果となった。
さらにサインツ(トロ・ロッソ)ら接触事故が複数起きている。。

7ラップ目、10位を走っていたバトン(マクラーレン)が早くもストップ。
これでバンドーン(マクラーレン)が10位にアップ。
ハミルトンに接触したボタスにはドライブスルー・ペナルティーが通告された。
11周目、グティエレス(ハース)がガレージに戻ってそのままリタイヤ。
チームメイトのグロージャンは今回も上位を快走している。
31周目、サインツ(トロ・ロッソ)がピットレーンに戻ってリタイヤ。

結局57周のレースを制したのはロズベルグ(メルセデス)。
これで昨年のメキシコGPから5戦連続勝利、自身通算16勝目を記録した。
2位はライコネン(フェラーリ)、3位追い上げたハミルトン(メルセデス)、4位リカルド(レッドブル)、5位グロージャン(ハース)、6位フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、7位クビアト(レッドブル)、8位マッサ(ウィリアムズ)、9位ボタス(ウィリアムズ)、そして10位にバンドーン(マクラーレン)が入り、ここまでがポイント獲得。
前戦6位のグロージャンは新規参戦ハースにさらなる連続ポイントをもたらせた。
またアロンソ(マクラーレン)の代役バンドーンは初レースで初入賞の快挙。

以下、マグヌッセン(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、ウェーレイン(マノー)、ナスル(ザウバー)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、ペレス(フォース・インディア)、ハリアント(マノー)の順。
リタイヤはサインツ(トロ・ロッソ)、グティエレス(ハース)、バトン(マクラーレン)、ベッテル(フェラーリ)、そしてパーマー(ルノー)の5台だった。

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2016/04/03

「フルパッケージのポテンシャルはまだある」 (ホンダ)

ジェンソン・バトン (C)Honda Motor Co Ltd.
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バーレーンGP 予選
サヒール・インターナショナル・サーキット、4月2日(土)

本日のバーレーンGP予選は、2週間前に行われたオーストラリアでのパフォーマンスとほぼ同じ結果となりました。

Q1では両ドライバーともオプションタイヤを装着して2回走行し、余裕を持ってQ2に進出しました。2回目のセッションでは、2セット目のタイヤがなかったため、上位陣のマシンに戦いを挑むことができず、各ドライバーは1回だけ走行。その結果、メルボルンと同様に、トップ10周辺の順位にとどまりました。

ストフェル・バンドーンは自身初のグランプリを12番手からスタートします。一方、ジェンソン・バトンは、Q2のアタック中にマシンのバランスに不満を抱えていたため、明日の決勝はバンドーンの真後ろのグリッドとなる14番手からスタートします。

ホンダモータースポーツリリース

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ハミルトン(メルセデス)、ピットレーンバックで戒告注意

バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンと同チームに対し戒告処分を通知したことを明らかにした。

それによればハミルトンのマシンは、2日(土)行われた公式予選のセッション終了間際、ピットレーンでバックしたというもの。
レギュレーションでピットレーンでのバックは禁止されていて、スチュワードはこれを確認した上で両者に戒告処分をくだした。

チームによれば、アタック終了後に適切な駐車場所の指示がなかったためだったと説明している。

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E.ブイユ代表(マクラーレン)、「バンドーンには脱帽」

E.Boullie & S.Vandorne (C)McLaren Group
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大先輩のバトン(14位)を差し置いて、初レースで予選12位というグリッドを獲得した新人のストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)について、マクラーレン・チームのエリック・ブイユ代表は「バンドーンには脱帽だ」と、その適応力を称賛した。

「彼はこれまでフォーミュラ・ルノー、GP2いずれでもタイトルを獲得してきたし、F1テストでも高いパフォーマンスを持っていることを証明してきた。
だからその能力について心配はしていなかったが、しかし突然起用されたこの条件の中でこれだけやるとはね、脱帽さ。
現代のこの複雑なF1操作でも、彼は一度のミスも犯すことはなかったよ。
またチームのみんなも彼を迎え入れるため最大の努力をしてくれた。
これはまさにチーム一丸となって初めてできたこと。
それを活かすためにも明日はポイントを獲得して欲しいものだ」

アロンソに思わぬドクターストップが掛かったことで一時は頭を抱えていた首脳陣だが、今は新人への期待に盛り上がっているという。

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長谷川祐介氏(ホンダ)、「温度変化が特性に影響か」

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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期待されたバーレーンGP公式予選だったが、結局Q2敗退のバンドーン12位&バトン14位という結果にホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は終了後次のように解析した。

「正直言って今日のわれわれの予選結果は全体として期待を裏切る者だったと言わざるを得ない。
昨日は2台共堅実な走りをみせてくれていたからね。
もう少し上位の予選結果を期待していたというのは本音だ。
原因についてはいま分析を行っているが、昨日よりも気温や路面温度が高かったこと。
そして時間と共に急速に変化するコンディションにセットアップが対応できなかったことがあるかも知れない。
明日の決勝レースではこうしたことも踏まえて対応したい」

それでもリザーブドライバーであるストッフェル・バンドーンがみごとな走りをみせたことについては「今回の最大の収穫」と、歓迎をみせた。
バンドーンには今年日本のスーパー・フォーミュラにホンダ陣営から参戦させるなど、ホンダにとっても重要な掌中の珠であるのは明らかだ。

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バトン(マクラーレン)、「クルマの特性変わってしまった」

Jenson Button (C)McLaren Group
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金曜日に行われたフリー走行2回目ではメルセデスAMG勢に続く3番手タイムを叩き出し、本人も予選で8位相当になる「Q3進出」を口にして意欲をみせたジェンソン・バトン(マクラーレン)。
しかし土曜日の予選では結局Q2で敗退、順位も14番手と期待外れな結果に終わった。

これについてバトンは予選後次のように説明した。
「土曜日の予選に向けてはみんなが進歩を遂げてくるからまたあんな順位がまた出せるとは考えていなかった。
それでも正直もっとQ3に近いところには行けると思ってたんだ。
ところがQ1では良かったマシンのバランスが、なぜかQ3の頃には違ったものになってしまった。
せっかくそれまでいい感じだったのにね。
原因がマシンの側にあったのか、それとも気温やコースの側にあったのかはわからない」と、首を傾げた。

とはいえ、前日に慌ただしく参戦が決まった新人(バンドーン)にいきなり予選で後れを取ったという事実は否めない。
これが後々自身の立場に影響を及ぼすことにもなりかねない予選となった。

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バーレーンPPもハミルトン(メルセデス)の手に

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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引き続き14分間で戦われる予選Q3が行われた。
ここでは開始後5分から最も遅い1台ずつが除外され、最後の1分30秒は最速の2台だけが残るシステムとなっている。

最初のアタックではロズベルグ(メルセデス)がただ一人1分30秒を切る1'29.897のベストタイムを記録してトップ。
以下、ベッテル(フェラーリ)、ライコネン(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)の順となった。

8台中、グリッドが8位となる最初の除外者はヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、続いてマッサ(ウィリアムズ)、ボタス(ウィリアムズ)、リカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、そしてベッテル(フェラーリ)の順。

結局2016年第2戦バーレーンGPのポールポジションを獲得したのは2度目のアタックで大逆転を果たしたハミルトン(メルセデス)の手に。
ポールタイムは1'29.493。
開幕戦オーストラリアGPに続く今季2度目、自身通算51回目のポールとなった。
またメルセデスAMG勢によるフロントロウ独占は昨年の日本GPから8戦連続となった。

2位に僚友ロズベルグ(メルセデス)でハミルトンとは0.077の差。
3-4位にベッテル&ライコネンのフェラーリ勢で開幕戦と同じ。
以下、5位リカルド(レッドブル)、6位ボタス(ウィリアムズ)、7位マッサ(ウィリアムズ)、8位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、9位グロージャン(ハース)、10位フェルスタッペン(トロ・ロッソ)の順。
マクラーレンはバンドーン12位、バトン14位。

バーレーンGP公式予選の結果はこちら
バーレーンGPの画像はこちら

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予選Q2、マクラーレン・ホンダ勢ここで力尽く

続いて行われた予選Q2は15分間。
こちらは6分後に最初の1台が脱落、以降1分30秒毎に最も遅い1台ずつ、計7台が除外され、残った8台だけが「Q3」に進出することになる。

6分経過して最初に脱落となったのはクビアト(レッドブル)、続いてバトン(マクラーレン)、グティエレス(ハース)、バンドーン(マクラーレン)、サインツ(トロ・ロッソ)、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、そしてグロージャン(ハース)という7台になった。

脱落したがマクラーレン・ホンダの新人バンドーンはいきなり予選で元チャンピオンであるバトンを上回ってみせた。

Q3進出を果たしたのは1'30.039でトップのハミルトン(メルセデス)、続いてベッテル(フェラーリ)、ロズベルグ(メルセデス)、ライコネン(フェラーリ)、ボタス(ウィリアムズ)、リカルド(レッドブル)、マッサ(ウィリアムズ)、最後にタイムアップを果たしたヒュルケンバーグ(フォース・インディア)までの8台に決まった。

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再び新方式の予選Q1、マクラーレン・ホンダ勢突破

バーレーンGPの公式予選がスタート。
今回も開幕戦オーストラリアGPと同じく、新方式の予選システムで行われる。
予選Q1は16分間で行われ、セッション開始7分後にその時点で最も遅い1台が除外。
以降、チェッカーフラッグまで1分30秒毎に1台ずつ、計7台が除外され、残った15台がQ2に進出することになる。
セッション開始時の湿度は29%でドライコンディション、気温は22度、路面温度は28度まで低下したと報告されている。

今回も全車スーパーソフトでのスタート、最初から全車ともタイムアタックに挑んだ。
最初に脱落となったのはナスル(ザウバー)、続いてハリアント(マノー)、パーマー(ルノー)、マグヌッセン(ルノー)、ペレス(フォース・インディア)、エリクソン(ザウバー)、そしてウェーレイン(マノー)の7台がQ1脱落となった。

なおマグヌッセンは既報のように初日のフリー走行で車重計測を怠ったため明日の決勝レースではピットレーンスタートが決まっている。

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2016/04/02

フリー3回目、フェラーリ勢が最速タイム記録

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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2日(土)午後、バーレーンGPはフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は晴れ、湿度24%で路面はドライコンディション、気温は25度、路面温度は36度と報告されている。

60分間のセッション最後にパーマー(ルノー)のマシンが左リヤタイヤをパンクさせるシーンがあった。
今回最上位となったのはフェラーリ勢でベッテルが1'31.683でトップ、これに僚友ライコネンが0.040秒の僅差で続いた。
これにメルセデスAMG勢のロズベルグ&ハミルトンが続き、5番手はボタス(ウィリアムズ)、6番手グロージャン(ハース)、7番手クビアト(レッドブル)、8番手グティエレス(ハース)、9番手マッサ(ウィリアムズ)、10番手がリカルド(レッドブル)となった。

今回マクラーレン勢はバトンが13番手、バンドーンが14番手。
この後現地時間16時(日本時間:深夜0時)から注目の公式予選が開幕戦に続き新方式で行われる。

バーレーンGPフリー走行3回目の結果はこちら
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ウェーレイン(マノー)に罰金5万円

バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、マノー・レーシングのパスカル・ウェーレインに対し、400ユーロ(約5万1千円)の罰金を科したことを明らかにした。

これは1日(金)行われたフリー走行1回目セッション中、ピットレーンの速度制限をわずかにオーバー、時速約83.1キロで走行したことによるもの。

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マグヌッセン(ルノー)、ピットレーンスタートに

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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バーレーンGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、ルノー・チームのケビン・マグヌッセンに対し、日曜日の決勝レースでピットレーンからスタートすることを命じた。

これは1日(金)行われたフリー走行2回目セッション中、マグヌッセンがオフィシャルの指示した車重検査に応じなかったとしてスポーティングレギュレーション第29条1項に基づきペナルティが科せられたもの。
スチュワードは「マグヌッセンは指示された車重検査に応じることなく通過し、定められたFIAのエリアに戻らなかった」と、説明した。

検査対象となる車両はアトランダムに選ばれていて予測できないため、これまでもしばしば応じずに通過したケースが見られている。

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バーレーンGPのスチュワードはD.ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末のバーレーンGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(61歳:イギリス)をあてたことを明らかにした。

元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏のスチュワード就任は2010年のスペインGP以来、最近では昨年のアブダビGPに続くもので通算12回目となる。

F1では1981年サンマリノGPで当時のトールマンからデビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利した。
また現在はシルバーストーン・サーキットの保有者でもあるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表を務めていることでも知られる。

なお開幕戦オーストラリアGPのスチュワードはマーティン・ドネリー氏だった。

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長谷川祐介(ホンダF1責任者)、「一貫性ある走行できた」

長谷川 祐介 (C)McLaren Group
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バーレーンGP初日を終え、長谷川祐介/ホンダF1プロジェクト総責任者は「一貫性のある走行ができた」と、フリー走行を振り返った。

「まず最初にわれわれはアロンソが一日も早く回復してくれることを心から願っている。
また今回バンドーンという若いドライバーを迎え、とても楽しみにしている。
(GP2で)コースには経験があるとはいえ、初めてのグランプリウィークを迎える彼について、全力でサポートしていきたい。

ここではこれまでオーバーヒートに悩まされることが多かったが、今日のバーレーンは事前に予想したよりも気温が低かった。
このため懸念があったエンジンの冷却という面では幸い何も心配が要らなかった。
今日のタイムを較べることに何も意味はないが、明日の公式予選、そして日曜日の決勝レースに向けて一貫性のある走行ができたことは準備をする上でとても良かった」

まだフリー走行、タイム較べに意味がないというのは事実だが、それでもメルセデスAMG勢に次ぐ3番手というのは今のマクラーレン・ホンダにとって実に意味深いものだ。

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3番手タイムのバトン(マクラーレン)、「Q3が見えてきた」

Jenson Button (C)McLaren Group
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バーレーンGP初日、メルセデスAMG勢が順当に両セッション共トップタイムを記録したことには誰も違和感を抱かなかったが、2回目のセッションでマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンがこれに次ぐ3番手につけたことにはパドックでも驚きをもって迎えられた。

バトンのタイムはしかしメルセデスAMG勢からは1秒以上の遅れ、しかも全車が同じ条件で走った訳でもないが、昨季の絶不調、そして今回もエースのアロンソをドクターストップで欠くという難しい状況の中でチームを奮い立たせるには十分なものだった。

セッションを終えたバトンは、「FP2(フリー走行2回目)で3番手タイム、それが異常なコンディションという訳でもなかったのなら当然のこと予選でQ3進出を狙うべきことだろう。
いや、Q3を目指さないでどうするの、ということだよ。
僕らは(タイムを出すため)特別なことをした訳じゃないからね。
もちろん予選になれば僕たちより上位に入ってくるクルマは何台もいるだろうけれど、それでも今のこのポジションはチームにとって励みになるものだ。
明日のフリー走行ではさらにマシンを熟成して、そして肝心な公式予選に臨みたいね」と、意欲をみせた。

昨季のバトン予選最上位は10位というもの。
当然のことながら今回はそれより上位を狙うことになる。

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フリー2回目、バトン(マクラーレン)が3番手に

Bahrain Circuit (C)Mercedes Motorsports
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1日(金)午後6時(日本時間:深夜0時)から、帳の降りつつあるバーレーンでフリー走行2回目が行われた。
天候は晴れ、湿度44%で路面はドライコンディション、気温は20度、路面温度も22度まで低下している。

最初の計測ですでにメルセデスAMG勢がタイミングモニターの上位に立ったが、ライバルと目されるベッテル(フェラーリ)はガレージで作業を続けていた。
さらに各車とも予選で使われるであろう今回最も柔らかいスーパーソフトを履いてさらにタイム短縮を図った。

その後レース・ディスタンスを意識したロングランが行われたが、残り約15分の時点でベッテル(フェラーリ)がストップ。
原因は跳ね馬チームらしからぬタイヤの装着ミスというものだった。
さらにグロージャン(ハース)が縁石でフロントウィングを破損、いずれもセッションはVSC(バーチャル・セーフティカー)になった。

最後のタイムアタックの結果、ここでもロズベルグ(メルセデス)がベストタイムである1'31.001、これにハミルトン(メルセデス)が0.241秒差で21番手。
周囲を驚かせたのはロズベルグとは1.280秒の差があるもののバトン(マクラーレン)が3番手に食い込んだこと。
以下4番手フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手ベッテル(フェラーリ)、7番手クビアト(レッドブル)、8番手ボタス(ウィリアムズ)、9番手リカルド(レッドブル)、10番手がマッサ(ウィリアムズ)だった。
なおバンドーン(マクラーレン)も11番手と好走してみせた。

バーレーンGPフリー走行2回目の結果はこちら
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2016/04/01

バーレーンGPフリー1回目、メルセデスAMG勢1-2

Bahrain Circuit (C)Mercedes Motorsports
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1日(金)午後2時(日本時間:午後8時)、2016年F1第2戦バーレーンGPのフリー走行1回目がスタートした。
天候は晴れ、湿度43%で路面は完全なドライコンディション、セッション開始前の気温は22度、路面温度は32度と報告されている。
なお既報のようにマクラーレン・ホンダ・チームのアロンソはドクターストップにより欠場、代役にリザーブドライバーで昨年のGP2チャンピオンであるストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)が日本から急きょ呼び寄せられている。
またこのフリー1回目のみフォース・インディアではペレスのマシンをアルフォンソ・セリス(19歳:メキシコ)に与えている。

特にアクシデント等もなく90分間のセッションが終了。
ここでもメルセデスAMG勢が他を圧倒するタイムで1-2。
トップタイムは開幕戦優勝のロズベルグ(メルセデス)がマークした1'32.294、これに僚友ハミルトンが0.505秒差で続いた。
3番手はライコネン(フェラーリ)、4-5番手にリカルド&クビアトのレッドブル勢、6番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、7-8番手サインツ&フェルスタッペンのトロ・ロッソ勢、9番手グロージャン(ハース)、10番手マッサ(ウィリアムズ)の順。
マクラーレンはバトンが14番手、緊急招集されたバンドーンは18番手だった。

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期待のバンドーン(マクラーレン)、機上の人に

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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すでに3年も前からマクラーレン・チームのジュニア育成ドライバーにノミネート、翌年には正式にF1リザーブドライバーに指名されるなど早くからそのドライビング能力が高く評価されていたストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)に、ついに大舞台の場が巡ってきた。

これまでカートやF4、そしてGP2など参戦したほとんどのシリーズでチャンピオンを獲得。
とりわけF1登竜門とされるGP2では同じくマクラーレン・チームの同僚テストドライバーである松下信治やランキング2位となったアレクサンダー・ロッシに大差を付ける実力をみせてきた。

今回はスーパー・フォーミュラ合同テストのため日本の岡山国際サーキットにいる時にF1レースドライバー起用の報告を受けたが、自身のツイッターに「バーレーンでF1マシンに乗り込むことになった。
予想よりデビューは少し早かったけれど、全力でチームのために尽くす」と書き込むと、現地に向け直ちに機上の人となった。

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肋骨骨折していたアロンソ(マクラーレン)

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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バーレーンGP前に行われた健康チェックでFIA(国際自動車連盟)により出場を認められなかったマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだが、本人によればオーストラリアGP後に肋骨骨折していることがわかっていたのだという。

「実を言うとアクシデントのダメージは確実にあった。
事故直後にはとにかく身体全体に痛みを感じた。
とりわけ感じたのは膝の痛み。
でもこれは打撲によるものなのですぐに解消した。
その後スペインに戻ってからも胸に異常を感じたため、病院でCTスキャンによる検査を受けたところ、肋骨を一部骨折していることがわかったんだ。
足や腕の骨折なら痛みへの対処があるけれど、肋骨の場合にはとにかく安静にするしかないと言われたよ。
残念だけど、いまはとにかく時間が解決してくれるのを待つしかないね」

とりあえずバーレーンGPではピットの中からバンドーンに対してアドバイスを送りたいとしている。
ただF1レースでのドライバーに掛かるGは半端なものではなく、果たして2週間後の中国GPで出場許可が得られるのかまだ予断を許さない状況だ。

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アロンソ(マクラーレン)、バーレーンGP出場認められず

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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マクラーレン・ホンダ・チームのフェルナンド・アロンソ(34歳:スペイン)についてバーレーンGPレースウィークに先駈けて行われた健康検査で、FIA(国際自動車連盟)は体調が不十分であるとして出場を認めないことを明らかにした。

アロンソは先の開幕戦オーストラリアGPで大きなクラッシュに見舞われ、その後の体調が心配されていたもの。
これにより次戦中国GP(4月15日-17日)前にも、再びFIAの検査を受ける必要があることになった。
なおアロンソは2015年の開幕戦でもシーズン前テストのクラッシュにより欠場を余儀なくされた。

同チームは今回の代役にリザーブドライバーであるGP2チャンピオンのストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)を起用することになるが、同選手はスーパー・フォーミュラ合同テストのため日本に滞在中のため、急きょバーレーンに向かうことになる。

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ボタス(ウィリアムズ)、期待のノーズもマッサだけ

Valterri Bottas (C)Williams F1
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開幕戦オーストラリアGPではギヤボックスの交換により、予選16番手からのスタートという思わぬ苦戦を強いられたウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタスだったが、決勝レースでは健闘良く8位入賞までこぎ着けてみせた。

「メルボルンの予選は散々だったよ。
タイムアタックの際にうまくクリアラップが得られなかっただけでなく、終わってみればさらにグリッド5番降格のペナルティだものね。
幸い決勝レースでは混乱もあってなんとか入賞まで順位を上げられたけれど、もう少しペースアップしないとライバルとのバトルには生き残れない。
幸いチームは次のバーレーンにウルトラ・ショートタイプの新しいフロントノーズを採り入れるというので期待しているんだ」と、意欲をみせた。

しかし皮肉にもチームは、その新開発フロントノーズは1基だけで、マッサのマシンに取り付けられる見通しであることを明らかにしている。

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