2017年F1新ルール、実はほとんどのチームが反対の意向
Williams Mercedes FW38 (C)Williams F1
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エンジンのダウンサイズ化等により低下したF1の魅力を再びアツプさせるべく、FIA(国際自動車連盟)は2017年からの導入に向けテクニカル・レギュレーションの変更を検討しているが、残念ながら抵抗する向きが多いのだという。
これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、それによれば全11チーム中、なんと8チームが導入に反対しているとのことだ。
これまで伝えられたところによれば、新ルールは車体の幅やタイヤ幅を広げると共に、前後のウイングを拡大して、1周あたり5秒のラップタイム短縮を目指すというもの。
しかし単純にダウンフォースを増やしてもラップタイムの向上には繋がらないという意見も多いのが実情だ。
とはいえ上位チームではもう2017年の新規格に向けデザインをスタートさせているとみられ、レギュレーションが再び変転するということになればさらにF1は混乱しかねない。
ウィリアムズ・チームのクレア・ウィリアムズ副代表(37歳:イギリス)は、「理論上ではまだ可能ですが、実質的には各チーム共もう動き出していて止めることはできないでしょう」との観測を示している。
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