ミカ・ハッキネン氏、グランプリ数の増加に疑問符
Mika Hakkinen (C)Mercedes Motorsport
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元マクラーレン等のF1ドライバーであるミカ・ハッキネン氏(47歳:フィンランド)が、全21戦となった今年のF1カレンダーについてあらためて苦言を呈した。
これはドイツの日刊紙『ターゲスシュピーゲル』の取材に答えたもの。
その中でこの元2回のF1チャンピオンは、「年間21戦もあるということは、畢竟一つ一つの重要性が軽くなるということだ。
とりあえず目の前のレースを完走し、着実にポイントを重ねていく作戦が優先されるがそれはモーターレーシングの最高峰としてどうなのかな。
それぞれのレースでドライバーが攻撃的に勝利を争うということがなくなってしまうんだろう。
リスクを避けて可能なポイントを積み重ねていくレースなんて、決して観客は喜ばないのではないか」と、疑問を投げ掛けた。
実際、今回ポールスタートながら2位に留まったハミルトン(メルセデス)も「長いシーズンを考えればこれで十分」と述懐している。
ちなみにハッキネン氏がタイトルを獲得した当時のF1は年間16戦程度だった。
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