アラン・プロスト氏、開幕から予選方式変更は拙速
Alain Prost (C)Williams F1
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慌ただしく開幕戦からの導入が決まった『新予選方式』だが、ドライバーからだけでなく元チャンピオンからも異論が伝えられている。
否定的見解を示したのは4回のタイトルに輝くアラン・プロスト氏(61歳)。
かつて自身のチームを率いた経験もあるこのフランス人は、オランダの『スポーツウィーク』誌に対し次のように持論を展開した。
「開幕戦からの導入は間に合わないと思う。
いや、間に合わないで欲しいと思っているんだ。
F1の再構築が叫ばれているが、やるべきことは全体像を見据えた改革。
こんな一部分だけの小手先の変更なら、むしろやるべきでない。
誰が思いついたのか知らないが、新しい予選方式についてほとんどのドライバーが理解していないではないか。
誰かがリーダーシップを取って力強く推し進めることが必要な時もあるが、いまこれをやるのは適当ではない」
いったんはソフトウェアなどシステム構築が間に合わないとされた変更だが、一転して開幕戦からの導入がFIA(国際自動車連盟)から明らかにされている。
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