Nico Rosberg (C)Mercedes Motorsports
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20日(日)午後4時(日本時間:午後2時)、スタートシグナルが2016年F1開幕戦オーストラリアGPの開始を告げた。
天候は晴れ、湿度41%で路面は完全なドライコンディション、スタート前の気温は23度、路面温度は37度、レース中に雨が降る可能性は10%以下と報告されている。
なおボタス(ウィリアムズ)は早くもギヤボックス交換により5番グリッド降格となっている。
また不評を買った新しい新予選方式はレース前のミーティングの結果、今回限りで廃止になったと伝えられた。
フォーメーションラップを終えたあと、クビアト(レッドブル)がマシントラブルでグリッド手前にストップ、スタートはやり直しとなった。
17周目、アロンソ(マクラーレン)がグティエレス(ハース)をオーバーテイクしようとして接触、共にクラッシュ。
宙を舞ったマクラーレンは原形を留めないほど大破、直ちにセーフティカーが導入、さらにデブリ(破片)回収等のためレースは赤旗中断とされた。
幸いドライバーはいずれも無事の模様だが、両者はレース後の審議対象とされた。
レース再開後の24周目、3位を走っていたライコネン(フェラーリ)がエンジントラブルで小火災を起こしながらリタイヤ。
終盤はタイヤの争いとなり、今季初体験のミディアムタイヤを活かしたメルセデスAMG勢が結局は1-2勝利。
ただし勝ったのは2番グリッドからスタートしたロズベルグのほうだった。
ロズベルグは昨年のメキシコからこれで4戦連続勝利、自身通算15勝目を記録した。
2位は7位からよく挽回したハミルトンでロズベルグとは8秒差だった。
3位は一時勝利を掌中にしたかとみられたベッテル(フェラーリ)で、赤旗中断に泣いた形となった。
4位は地元の熱い声援を受けたホームグランプリのリカルド(レッドブル)。
5位マッサ(ウィリアムズ)、6位はなんとこれが初レースになるハースF1のグロージャン。
同じくハースに移籍した小松礼雄エンジニアにとっても快挙となった。
7位ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8位ボタス(ウィリアムズ)、9位サインツ(トロ・ロッソ)、そして10位がフェルスタッペン(トロ・ロッソ)でここまでが入賞。
以下、11位初レースで健闘したパーマー(ルノー)、12位マグヌッセン(ルノー)、13位ペレス(フォース・インディア)、14位バトン(マクラーレン)、15位ナスル(ザウバー)、16位ウェーレイン(マノー)でここまでが完走。
リタイヤはエリクソン(ザウバー)、ライコネン(フェラーリ)、ハリアント(マノー)、グティエレス(ハース)、アロンソ(マクラーレン)、そしてクビアト(レッドブル)の6台となった。
オーストラリアGP決勝レースの結果はこちら。
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