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2016/03/30

ウィリアムズ首脳、ハースF1の開発姿勢に疑問符

Pat Symonds (C)Williams F1
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今季開幕戦で2002年のトヨタ・チーム以来となる「新規参戦チームによる初戦入賞」という快挙を成し遂げたハースF1チームだが、早くもその活躍に他チームからのさや当てが始まっているようだ。
これは、同じくプライベートチームとしてF1に参戦するウィリアムズ・チームのパット・シモンズ/チーフ・テクニカル・オフィサーが明らかにしたもの。

それによればフェラーリ・チームとの密接な関係を有力な戦力基盤として戦うハースF1のやり方が、果たしてF1の精神に照らして健全なものか、という疑問の提起だ。
同氏はハースのパワーユニット関連が丸々フェラーリから供給されたもの、またダラーラ社製シャシーのマシンがやはりフェラーリの風洞設備を使って開発されていること、さらに自チームで設計もしていないコンポーネンツをフェラーリ・チームの実験台として先行投入していることなどを挙げた。

「F1は最高のドライバーを決めるドライバーズ・チャンピオンシップであると共に最高のマシンを決めるコンストラクターズ・チャンピオンシップでもある筈だ。
ハースのやり方が果たしてこのF1の精神に則ったものなのか、もう一度考え直す必要があると思っている」と、このベテラン英国人は指摘した。

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