メルセデス首脳、マノーの『Bチーム』化否定せず
Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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F1レギュレーションが大きく変更されてからのここ2年、圧倒的な強さを見せ続けてきたメルセデス・モータースポーツだが、迫り来る他陣営の圧力も感じ取っているようだ。
これはメルセデスでエクゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏が、次のようにドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』に語ったもの。
「今シーズン、新規参戦を果たすハースF1チームについて、フェラーリはとてもうまくやったと思っているよ。
彼らはフェラーリ製のパワーユニットだけでなく、様々なコンポーネンツの供給も受けるし、戦略的なアドバイスも受け取ると聞いている。
そしてそのアプローチは本家フェラーリとはまた異なったもので、あるいはこれが大化けするかも知れないと警戒しているんだ。
そうなれば、フェラーリはとても賢い選択をしたことになる」
その一方でメルセデスから技術供与を受けることになったマノーF1について、「われわれとマノーとの関係はそれとは異なるものだ。
エンジン以外では同じ風洞設備を使うというだけで、それ以上の交流はない」と、注釈したものの、「2017年にはまた規則変更があるし、将来的には彼らとの関係が変化することもあり得るだろう」と、全面否定はしなかった。
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