シート喪失マルドナド、「たった数時間で人生変わった」
Pastor Maldonado (C)Williams F1
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ロータス・チーム時代からの契約で2016年シーズンは新生ルノー・チームから出走する筈だったパストール・マルドナド(30歳:ベネズエラ)が、シート喪失の背景をイタリアの専門誌『アウトスプリント』に述懐した。
「すでに報じられているように、すべてはスポンサーの問題だった。
わずか数時間のうちにスポンサーである『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)を巡る状況が劇的に変化してしまい、僕は有力な後ろ盾を失う羽目になったんだ。
僕にはどうすることもできない問題だったし、彼らからのこれまでの支援に感謝することはあれ、恨む気持ちなんてこれっぱかりもないさ。
ただ、自分の悲運を受け入れるしかないものね」と、マルドナド。
母国のヒーローであるマルドナドのために年間5千万ドル(約60億円)もの支援を行ってきたとされるPDVSDAだが、世界を襲った原油価格の下落等により経営が急速に悪化、スポンサー資金が途絶えたとされる。
2011年にウィリアムズ・チームからF1デビュー、その後移籍したロータス・チームにも多額の資金貢献をしたとされるマルドナドだが、2012年のスペインGPではみごとポールTOウィンを果たすなど実力も兼ね備えていた。
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