ホンダ・パワーユニット、まだ遠い道のり
McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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バルセロナ合同テスト3日目を迎え、再びマクラーレン『MP4-31』のステアリングを握ったジェンソン・バトンだったが、この日はマシントラブルに見舞われて走行が阻害され、午前・午後合わせてもわずか51ラップという周回数に留まった。
これはこの日走行した全11チームの中で最も少ないもの。
3月1日付で新たにホンダのF1プロジェクト総責任者に就く長谷川祐介氏は、この日のトラブルを次のように説明した。
「ストップした原因はマシンに火が確認されたため。
火災が起きた原因は、ハイドロリック系から洩れたオイルが加熱されたためとみられる。
このようにまだいくつかの部分では信頼性に問題があり、緊急に改善が必要であることは認めざるを得ない。
ほんとうは少しでも多くの周回を重ねたいのだが……」
同氏によれば今シーズン用に開発された新しいパワーユニットはこれまで延べ4000キロにも達するベンチテストをダイナモで行ったということだが、それでもやはり実車に乗せるといろいろ想定外のトラブルが発生するのが常だ。
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