トロ・ロッソのマシン巡り、「新旧論争」勃発
Toro Rosso Ferrari 『STR11』 (C)Scuderia Toro Rosso
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今回行われたバルセロナ合同テストで、トロ・ロッソのマシン『STR11』が高い信頼性をみせ、王者メルセデスAMGに次ぐ走行距離を走破した。
しかしこれについてドライバーと幹部との間で思わぬ「新旧論争」が勃発して関係者の注目を集めている。
テストで1日目と3日目を担当した同チームのカルロス・サインツは、「テストに使われたのは新しいパーツを組み込んだ旧型車。
つまり『STR11』もどきの『STR10』だよ」と、暴露。
それによればこのオフ、慌ただしい中でルノー・エンジンからフェラーリ・エンジンへの変更を余儀なくされた同チームでは、純粋な新型車の開発が間に合わなかったのだという。
しかしこれについて同チームのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターはサインツの言葉を全面否定。
「いくつかのパーツで昨年と同じものを使っているのは事実。
昨年成功した部分をあえて変更する必要はないからね。
しかしマシンそのものは新開発の『STR11』であることに間違いない。
ドライバーがそう感じないのはそれだけ移行がスムーズだということではないのかね」と、涼しい顔。
ただチーム側の事情として、スポンサー対策のため外観だけでも新型車とするのはあり得ることだ。
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