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2016年2月

2016/02/29

マクラーレン首脳、「エンジン小型化指示してない」

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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昨シーズンからマクラーレン・チームをパートナーにF1復帰を果たしたホンダだが、苦戦する原因の一つに『サイズゼロ』と呼ばれるパワーユニットの超小型化があるのでは、と指摘されている。
しかしこれについて同チームのエリック・ブイユ代表は「マクラーレン側からホンダにそうしたことを指示した事実はない」と、噂に対し釈明した。

「マシン全体のエアロダイナミックスを考えれば、パワーユニットが占めるサイズは小さい方が良い。
それはどのチームにおいても事実だろう。
われわれだって同様だ。
コンパクトなパワーユニットを用意してくれればエアロダイナミックスのデザインに自由度が増すが、逆に大きなものであればそれなりに苦労を強いられるからね。
しかしそれはホンダ自身の考えに左右されるものであって、われわれがサイズゼロというコンセプトを彼らに指示したことはない」

関係者によれば、パワーユニットの無理な小型化はオーバーヒートなどの副作用をもたらすとされる。
もちろんホンダ側がこうした経緯について言及することはなく真実は不明だが、いずれにせよ今シーズン結果を出すことが最良の回答ということになるだろう。

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アラン・プロスト氏、「今年も勢力図は予想通り」

Alain Prost (C)Williams F1
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シーズン前最初のテストを終え、早くも今年のF1勢力図が垣間見えた感のあるF1だが、これについて元4回のチャンピオンであるアラン・プロスト氏(61歳:フランス)が次のような見解を明らかにした。

「今回のテスト結果をみるならば、あまり勢力図は変わらない。
やはりメルセデスが最も良い仕事をしてきたということだろう。
しかしどこのチームだって最初のスタートは一緒。
そこからどれだけの仕事をしたか、で差は生じてくる。
F1というのはこれまでもいつだってそうだったんだよ。
新しいレギュレーションにいち早く適応したチームが抜きん出たからといって、不満や疑問を持ち始めていたら切りがない」と、ベテランらしく戒めた。

ただこれまでルノーとの関係が密接とされたプロスト氏にとって、今シーズンは同チームの活躍が最も気掛かりなものになることだろう。

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好調ハースF1、「次の課題はスポンサー探し」

Haas 『VF-16』(C)Haas F1 Team
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ゼロからのスタートにも関わらず、初お目見えとなったバルセロナ合同テストでは思いの外順調な滑り出しをみせたハースF1チームの『VF-16』に、他チームのスタッフやメディア関係者からはある意味驚きの声で迎えられた。

これについて同チームの創始者であるジーン・ハース氏は、「まずはきちんと走らなければね。
「われわれは何もない所からスタートするんだから、まずは周囲にちゃんと戦闘力があるところを示さなくてはならないんだ。
スポンサーだって、海の物とも山の物ともつかなければお金の出しようがないだろう。
もしもわれわれのマシンが散々だったなら、逆にマイナスイメージになってしまうだろうからね。
だからまず走ること。
次のスポンサー探しはこれからさ」と、説明している。

関係者によれば、バルセロナに現れた『VF-16』に表示されていたスポンサーは、グロージャン&グティエレスらドライバーが持ち込んだものが多かったとのことだ。

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2016/02/28

ジョリオン・パーマー、「メルセデスとルノー、大違い」

Jolyon Palmer (C)Renault F1 Team
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今季ルノー・チームからのF1参戦が決まり、今回のバルセロナ合同テストではさっそくそのルノー・パワーを体験したジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)が、昨年走らせたメルセデス・エンジンとの差をメディアに語った。

「二つのエンジンに確かに差はあるね。
パワーは明らかにメルセデスのほうがあると思う。
今の時点でタイムを争ったら、おそらくメルセデスには叶わないことだろう。
でもルノーのほうはその見返りなのか、むしろドライバビリティは良くてコントロールしやすい感じがした。
いろいろなことがあるレースでは、そうしたことも重要になる。
これから開幕まで、(ルノーの)スタッフと共にすべての面で改善を図っていくよ」と、意欲をみせた。

昨シーズン、パーマーはメルセデス製パワーユニットを搭載したロータス・チームから全19戦中13戦のフリー走行1回目に出走した。

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エクレストン氏、開幕からの新予選方式導入を否定

Bernie Ecclestone (C)RedBull Racing
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予選各セッションで、開始後一定時間経過時点から1分30秒ごとに最後尾の1台ずつが次々に除外されるというユニークな新予選方式だが、開幕戦からの導入については残念ながら否定的な状況になったようだ。

これはFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表がイギリスの『インディペンデント』紙に示したもの。
それによればこの新しい予選方式がF1の迫力を活性化させる魅力があるということは認めながらも、導入には時間が必要であると指摘した。

「私自身もこの予選方式の導入自体に反対している訳ではないんだ。
しかしこれだけ大掛かりにシステムを変更するには準備時間が必要。
これから開幕に間に合わせるというのは無理だ。
たぶんシステムの入れ替えが完了するのはヨーロッパ・ラウンドがスタートするスペインGP(5月15日)辺りになるのではないか」

その上でエクレストン氏は、「遅いドライバーが前のグリッドに着くなど考えられない」として、他のカテゴリーで採用されているようなリバースグリッド方式については全面否定した。

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FIA、ルール改訂で「2017年ラップタイム3秒短縮」

Image (C)Mercedes Motorsports
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FIA(国際自動車連盟)がF1マシンのラップタイム向上に向け、2017年シャシー面での新たな変更案を策定したことがわかった。
これはイギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じたもので、これが実現されれば1周あたりラップタイムが3秒短縮されるとFIA関係者は豪語しているという。

それによれば、まずグリップを増大させるタイヤ幅の拡大。
フロントは現行の245mmのものから305mmに、またリヤも325mmから405mmへと拡大される。
これに伴いマシン幅も1400mmから1600mmまで拡大され、ウィング幅や高さも変更されてよりエアロダイナミックスを進化させるというもの。

実際のレギュレーション変更に向けてはまだ各チームの承認など乗り越えるべきハードルがあるが、F1の魅力を取り戻すという理念ではみな一致していることからこうした方向で実現の可能性は高いとみられる。

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2016/02/27

トロ・ロッソのマシン巡り、「新旧論争」勃発

Toro Rosso Ferrari 『STR11』 (C)Scuderia Toro Rosso
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今回行われたバルセロナ合同テストで、トロ・ロッソのマシン『STR11』が高い信頼性をみせ、王者メルセデスAMGに次ぐ走行距離を走破した。
しかしこれについてドライバーと幹部との間で思わぬ「新旧論争」が勃発して関係者の注目を集めている。

テストで1日目と3日目を担当した同チームのカルロス・サインツは、「テストに使われたのは新しいパーツを組み込んだ旧型車。
つまり『STR11』もどきの『STR10』だよ」と、暴露。
それによればこのオフ、慌ただしい中でルノー・エンジンからフェラーリ・エンジンへの変更を余儀なくされた同チームでは、純粋な新型車の開発が間に合わなかったのだという。

しかしこれについて同チームのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターはサインツの言葉を全面否定。
「いくつかのパーツで昨年と同じものを使っているのは事実。
昨年成功した部分をあえて変更する必要はないからね。
しかしマシンそのものは新開発の『STR11』であることに間違いない。
ドライバーがそう感じないのはそれだけ移行がスムーズだということではないのかね」と、涼しい顔。

ただチーム側の事情として、スポンサー対策のため外観だけでも新型車とするのはあり得ることだ。

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バルセロナ合同テスト:チーム別周回数

Mercedes AMG (C)Mercedes Motorsports
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トータル4日間に渡ったバルセロナ合同テストは、目下最強と目されるメルセデスAMGチームが周回数でも圧倒、群を抜くトータル675ラップを周回して他を圧倒した。
一方これに続いたのがトロ・ロッソ、ザウバー、ウィリアムズといったプライベートチームだったのも印象的な結果となった。

Pos. Team Laps Mileage
1 メルセデスAMG 675 3,142km
2 トロ・ロッソ 447 2,081km
3 ザウバー 432 2,011km
4 ウィリアムズ 377 1,755km
5 レッドブル 369 1,718km
6 フェラーリ 353 1,643km
7 ルノー 343 1,597km
8 フォース・インディア 333 1,550km
9 ハースF1 281 1,308km
10 マクラーレン 257 1,196km
11 マノー 254 1,182km

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順調な新参者ハースF1に驚きと警戒感

Haas 『VF-16』(C)Haas F1 Team
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4日間に渡るシーズン前最初のテストを終え、関係者から驚きの声を持って語られているのが今年唯一の新規参戦チームであるハースF1だ。

今年2年目を迎えたいずれもF1名門であるどうしの組み合わせであるマクラーレン・ホンダが4日間で79ラップしか周回できなかったのに対し、ブランニューにもかかわらずハース・フェラーリは順調にトータル281ラップを走り切っている。

加えてエステバン・グティエレスは早くもロングランに挑んでレース・ディスタンスを走破。
さらにロマン・グロージャンのアタックラップでは3日目に全体の2番手という好タイムも記録してみせた。

もちろんいくつかのマシントラブルにも遭遇したものの、初テストで問題点が洗い出せたのはむしろ幸運なこと。
決して侮れないライバルが新たに現れたことで、パドックには驚きと警戒の念が広がったのは間違いないようだ。

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2016/02/26

F1予選システムの大幅変更を検討

Image (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)のF1委員会がスイスのジュネーブで行われ、現行の予選システムの改革案が承認されたと伝えられた。

それによれば……
・「Q1」は16分間で行われ、セッション開始7分後にその時点で最も遅い1台が除外。
以降、チェッカーフラッグまで1分30秒毎に1台ずつ、計7台が除外され、残った15台が「Q2」に進出する。
・「Q2」は14分間。
こちらは5分後に最初の1台、以降1分30秒毎に最も遅い1台ずつ、計7台が除外され、残った8台だけが「Q3」に進出する。
・「Q3」は14分間。
こちらも開始後5分から最も遅い1台ずつが除外され、最後の1分30秒は最速の2台だけが残るシステム。

なお各セッションでの最後の除外は、時間終了時ではなくチェッカーフラッグによるとされている。
実現すればよりスリリングな公式予選になりそうだが、導入にはこれから行われるWMSC(世界モータースポーツ評議会)での承認が必要。
早ければ今季開幕戦から導入したいとしている。

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アロンソ(マクラーレン)、「来週のテストに期待」

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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昨シーズンの不振から挽回を図るマクラーレン・ホンダ・チームにとって、シーズン前最初のテストはほろ苦いものとなった。

テスト3日目、ハイドロリック系のトラブルから火災を発生させた『MP4-31』はパワーユニットそのものを交換、最終日に備え万全を期した。
ところがインストレーションラップ開始後すぐに今度は冷却系からの水漏れが確認され、修復に取り掛かったものの結局この日の走行は打ち切られることとなった。

マシンを降りたアロンソは、「今回のテストはいい滑り出しだったので、余計に今日のトラブルにはガッカリしている。
トラブル自体は別に深刻なものではないので来週のテストには問題ないと思うけれど、できればもっと走り込みたかったけれど。
来週に期待だね」との感想。

また新たにホンダのF1プロジェクト総責任者に就く(3月1日付)長谷川祐介氏は、「冷却水の漏れた箇所が面倒な部分だったため修復に時間が掛かることがわかったので、残念ながらこの日のテストを打ち切ることとなった。
ただ4日間に渡ったテスト全体としては有意義なものになったと言える。
とりわけ(課題とした)ERS(エネルギー回生システム)が進化していることが確認できたのは心強い。
実戦のレースではこのようなトラブルが起きないよう、開幕までに熟成していかなくてはならない」と、締めくくった。

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マクラーレン・ホンダ、痛恨のマシントラブル

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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バルセロナ合同テストは25日(木)最終日を迎えたが、目下最強とされるメルセデスAMGチームが午前・午後に手分けした二人(ハミルトン&ロズベルグ)合わせて185ラップの多きを周回したのに対し、「最弱」とされるマクラーレン・ホンダは再びマイナーなマシントラブルによりわずか3ラップに留まり、有効な計測タイムすらない結果に終わった。

この日の担当はフェルナンド・アロンソ。
しかし午前のセッション早々にエンジンのクーラント(冷却水)漏れが見つかり、マシンはガレージに戻された。
メカニックが作業に取り掛かったものの、テスト終了までに修復することができず、マクラーレン・ホンダのシーズン前最初のテストはフラストレーションが溜まるものとなった。

連日のトラブルを目の当たりにした元マクラーレン・チームのペドロ・デ・ラ・ロサが「去年よりは良くなったかも知れないが、レースに勝利するなどというのは無理。
せいぜい予選でQ3に進出(10位以内)というのが現実的なところだろう」との辛口な感想を地元スペインの『マルカ』に語ったのが印象的だ。

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バルセロナ合同テスト4日目タイム(最終:2/25)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 K.ライコネン FIN Ferrari 1'23.477 80
2 D.クビアト RUS Redbull TAG Heuer 1'24.293 96
3 A.セリス MEX Force India Mercedes 1'24.840 75
4 K.マグヌッセン DEN Renault 1'25.263 111
5 M.フェルスタッペン HOL Toro Rosso Ferrari 1'25.393 110
6 F.ナスル BRA Sauber Ferrari 1'26.053 121
7 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'26.187 86
8 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'26.295 99
9 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'26.483 54
10 E.グティエレス MEX Haas Ferrari 1'27.802 89
11 R.ハリアント INA Manor Mercedes 1'28.266 51
12 F.アロンソ ESP McLaren Honda -------- 3

   * 2015 PP-Time:1'24.681 N.ロズベルグ/Mercedes (5/09)
   * 2016 TestTime : 1'22.810 S.ベッテル/Ferrari (2/23)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2016/02/25

八郷隆弘社長(ホンダ)、「まずは予選でシングルに」

八郷隆弘/社長 (C)Honda Racing
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昨年、本田技術研究所出身者でない人物として初めてホンダ本社(本田技研工業)の社長に就任した八郷隆弘氏が都内で会見、ホンダのF1参戦についても言及した。

「ホンダは創業以来、様々なレースにチャレンジし、自らの技術を世界の舞台で試し、磨き、証明することで世界中のお客様と楽しさ、喜び、感動を共有してきた。
その一環として、F1にはマクラーレン・チームへのパワーユニット・サプライヤーとして参戦している。
残念ながら昨年は大変厳しい結果となったが、今年は昨年学んだことを生かし、着実に前進することで成果に繋げていきたい」と、述べた。

また具体的には、「まずは各レース、予選で10位以内に入って決勝に臨むことが安定的にできるようにしていきたい」との目標を示した。

ちなみにマクラーレン・ホンダ昨年の予選最高位はUSA-GPでのアロンソ9位というものだが、実態は11位からの繰り上げだった。

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F1関係者会合で2017年からの改革案承認される

Image (C)Sahara Force India F1
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23日(火)、スイスのジュネーブで行われたF1関係者による検討会議で、2017年シーズンからの大幅なレギュレーション変更で基本合意に達したことがわかった。
ただその最終的な制定についてはその期限を4月30日(土)まで延長とし、依然として慎重な姿勢を崩していない。

新しいレギュレーションの目的は、現行よりもF1のラップタイムを1周当たり3秒短縮させようとするもので、マシンのメカニカルな部分やパワーユニット、さらにエアロダイナミックスやタイヤにまで及ぶ大掛かりなものと目されている。
さらにドライバーの安全性確保のため、引き続き新たな保護装置の検討も行われる。

その一方でコスト削減も重要なテーマとして挙げられていて、2018年にはカスタマー・チームへの供給価格を年間15億円というレベルまで引き下げることを目標としている。

ただワークスチーム主導による改革に、ウィリアムズなどプライベートチームからは「レギュレーションとして正式に記載されるまでは机上の空論に過ぎない」と、冷ややかな視線も浴びせられているのも事実だ。

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ホンダ・パワーユニット、まだ遠い道のり

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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バルセロナ合同テスト3日目を迎え、再びマクラーレン『MP4-31』のステアリングを握ったジェンソン・バトンだったが、この日はマシントラブルに見舞われて走行が阻害され、午前・午後合わせてもわずか51ラップという周回数に留まった。
これはこの日走行した全11チームの中で最も少ないもの。

3月1日付で新たにホンダのF1プロジェクト総責任者に就く長谷川祐介氏は、この日のトラブルを次のように説明した。
「ストップした原因はマシンに火が確認されたため。
火災が起きた原因は、ハイドロリック系から洩れたオイルが加熱されたためとみられる。
このようにまだいくつかの部分では信頼性に問題があり、緊急に改善が必要であることは認めざるを得ない。
ほんとうは少しでも多くの周回を重ねたいのだが……」

同氏によれば今シーズン用に開発された新しいパワーユニットはこれまで延べ4000キロにも達するベンチテストをダイナモで行ったということだが、それでもやはり実車に乗せるといろいろ想定外のトラブルが発生するのが常だ。

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バルセロナ合同テスト3日目タイム(2/24)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 N.ヒュルケンバーグ GER Force India Mercedes 1'23.110 99
2 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'25.874 82
3 K.ライコネン FIN Ferrari 1'25.977 78
4 K.マグヌッセン DEN Renault 1'26.014 111
5 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'12.899 74
6 C.サインツ ESP Toro Rosso Ferrari 1'26.239 161
7 F.ナスル BRA Sauber Ferrari 1'26.392 115
8 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'26.421 88
9 D.クビアト RUS Redbull TAG Heuer 1'26.497 74
10 F.マッサ BRA Williams Mercedes 1'26.712 109
11 J.バトン GBR McLaren Honda 1'26.919 51
12 R.ハリアント INA Manor Mercedes 1'28.249 78

   * 2015 PP-Time:1'24.681 N.ロズベルグ/Mercedes (5/09)
   * 2016 TestTime : 1'22.810 S.ベッテル/Ferrari (2/23)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2016/02/24

ホンダ、F1担当役員を新たに設置

Powered by Honda (C)Honda Racing
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今シーズン、F1フィールドでの挽回を期すホンダは、4月1日付けで新たにF1全般を統括・管理する「F1担当役員」を設置することを明らかにした。

新たにF1担当となるのは本田技術研究所の代表取締役社長で本田技研工業本社の専務取締役も兼務する松本宜之氏。
技術畑の松本氏は昨年常務から専務に昇格したばかりの大物だ。

なお別掲のようにホンダF1プロジェクト総責任者でも、新井康久氏に代えて長谷川祐介氏の就任が明らかとなっている。
(こちらは3月1日付)

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アロンソ(マクラーレン)もホンダP/Uの進化認める

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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テスト初日のバトンに続き、23日(火)のバルセロナ合同テストで初めて2016年仕様のホンダ製パワーユニットを体験したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソも、その進化を認めている。

「今日は朝からコンディションにも恵まれたので多くの周回を重ねることができた。
今の時期はとにかくたくさん走ることが重要だからね。
今年のパワーユニットはどうかと聞かれれば、もちろん大きく進化したと答えるよ。
でも他チームだってみんな去年よりさらにレベルを上げてきているんだから、それは当然のことだけどね。
ただ去年の同じ時期には僕らと他チームとではとてつもない大きな差があった。
それから痛みと共にいろいろなことをチームは学んだ筈。
とにかく今はまだまだ問題点を洗い出すことが重要だ」

まだ19歳の時にF1デビュー。
数々の史上最年少記録を塗り替えてきたアロンソももう34歳のベテランになった。

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A.ロッシ(前マノー・マルシア)、インディカー転向へ

Alexander Rossi (C)Ex.Caterham F1 Team
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昨シーズン、マノー・マルシア・チームから後半の5戦でF1参戦を果たしたアレクサンダー・ロッシ(24歳:アメリカ)が、今季はアメリカ・カナダを中心とするインディカー・シリーズに転向することを明らかにした。

当初はあくまでもF1参戦をプライオリティとしてマノーF1のシートを最後まで探っていたロッシだったが、結局リオ・ハリアントに敗れてその夢は叶わず、母国で人気の高いインディカーへの転向を決意したもの。
所属チームは名門「アンドレッティ・オートスポーツ」ということで、さっそく今週セブリングで行われる規定のルーキーテストに参加する予定。
(誇り高いインディカーでは例えF1チャンピオンであってもルーキーテストを要求する)

新天地での新たな戦いに当のロッシは、「インディカーでの夢はもちろんあのインディ500レースで優勝すること」と、その意欲を力強く語った。

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メルセデス『W07』フロアの空力に新アイデアか

Mercedes 『W07』 (C)Mercedes Motorsport
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22日(月)からスタートしたバルセロナ・サーキットでのシーズン前最初のテストで、まだトップタイムこそないものの連日200ラップ近い周回を重ねる余裕の王者メルセデスAMGチームに、他チームから引き続き警戒の念が高まっている。
そうした視線の中、同陣営のトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターが興味深いことを示唆した。

それによれば23日日に行われたテスト2日目、この日ステアリングを握ったロズベルグが、新たなエアロダイナミックスをテストしたというもの。
自ら「フロアW」と称したそれは、『W07』のフロア部分に空力効果を高めるために導入したもので、テスト後のデータの解析如何では今後正式に採用される可能性があるという。

ただ通常こうした件について自ら明かすのは不自然で、ウォルフ氏の言動はむしろ他の大きな部分から目をそらすためではないか、との穿った見方まで引き起こしている。
それもF1ではある。

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新井康久氏(ホンダ)、突然のF1プロジェクト総責任者退任

新井康久(ホンダ)(C)Honda Racing
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昨シーズン、マクラーレン・チームとのパートナーシップのもとF1復帰を果たしたホンダでF1プロジェクト総責任者を務めてきた新井康久氏が今月末で退任することがわかった。
現在F1合同テストが行われているバルセロナ・サーキットで会見に応じた新井氏は、退任は定年が理由であると説明している。

「私は現在59歳。
60歳の定年を迎えるため退任することになったもの。
これはホンダでは決められたことで、ごく通常のケース。
ただ、今回のタイミングについては私の判断ではなく、会社が決めたものだ。
シーズンが始まる前の今は、(責任者交代に)ベストな時期なのではないか」と、語った。

ただこれについて他チームの関係者には首を傾げる向きも多いようだ。
公表された同氏の生年月日は1957年の2月で、現在59歳なのは確かだが、60歳になるのは来年2月のこと。
つまり同氏が定年を迎えるのは今シーズンが終了してからということになる。
またこの規則があるホンダでも、重要な役員に就いている場合には一時延長されるのが通例という。

疑問が深まるばかりの交代劇だが、後任にはかつてBARホンダのプロジェクトでF1ワークを経験した長谷川祐介氏が就くと発表された。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム(2/23)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ベッテル GER Ferrari 1'22.810 126
2 D.リカルド AUS Redbull TAG Heuer 1'23.525 112
3 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'23.650 101
4 N.ロズベルグ GER Mercedes 1'24.867 172
5 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'25.237 108
6 E.グティエレス MEX Haas Ferrari 1'25.524 79
7 V.ボタス FIN Williams Mercedes 1'25.648 134
8 P.ウェーレイン GER Manor 1'25.925 71
9 F.アロンソ ESP McLaren Honda 1'26.082 119
10 J.パーマー GBR Renault 1'26.189 42
11 M.フェルスタッペン HOL Toro Rosso Ferrari 1'26.539 121

   * 2015 PP-Time:1'24.681 N.ロズベルグ/Mercedes (5/09)
   * 2016 TestTime : 1'24.193 S.ベッテル/Ferrari (2/22)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2016/02/23

ベッテル(フェラーリ)、「マシンは大きな進歩」

Ferrari 『SF16-H』 (C)Ferrari S.p.A
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22日(月)スペインのバルセロナ・サーキットで行われた合同テスト初日、王者メルセデスAMGチームを0.407秒上廻る好タイムでタイミングモニターのトップに位置したフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルは、「マシンは大きな進歩を遂げた」と、自信をみせた。

「今日行われた初めての本格テストで、マシンから得られた第一印象はとても良いものだ。
間違いなく昨年より大きく進化したと感じられたね。
だから最初から自信を持って落ち着いて走れたんだ。
でもまだタイム争いをしている訳じゃない。
大切なのは、1か月後にこの位置にいられるかどうか、だから。
そのためには開幕に向けて、さらに小さなところまで熟成させていかなければならないよ」

昨季、メルセデスAMGチームが勝利を落としたのは3戦だけ。
そのすべてがベッテル(フェラーリ)によるものだった。

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ホンダ技術者、「開発の方向性確かめられた」

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
シーズン前最初であるバルセロナ合同テスト初日を終え、ホンダ陣営の担当チーフ・エンジニアである中村聡氏(ホンダR&D)は、「開発の方向性が間違っていなかったことが確かめられた」と、最初の感想を述べた。

「まずはテスト初日が着実なものだったことについて喜んでいる。
84ラップという周回で、パワーユニットの必要なすべてのシステムチェックを行うことができた。
とりわけわれわれが最も期待したERS(エネルギー回生システム)の改善について、バトンからとても良い手応えを聞くことができたので、昨年からの開発の方向が間違っていなかったものと確信できた。
午前中に小さなトラブルはあったものの、これはセンサーの些細なものだったのですぐに修復された。
明日はさらにもう一つステップアップを図りたい」

テスト2日目となる23日(火)はフェルナンド・アロンソを予定、ホンダとしてはこちらの感想がまた気掛かりなことだろう。

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バトン(マクラーレン)、「マシンはとても好感触」

McLaren 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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注目されたマクラーレン・ホンダ・チームの2016年マシン『MP4-31』テスト初日、ステアリングを握ったのはジェンソン・バトンだった。

この日トータル84周を周回したバトンは1'26.735というベストタイムを記録、これはこの日走行した全11台の中で6番手に位置するまずまずのものだが、まだ熟成のためのテストであること、そしてバトンがソフトタイヤだったのに対し、上位のうち4台はミディアムタイヤだったことを考えると喜んではいられないのが事実。
とはいえ、順調な滑り出しにチームスタッフの表情が明るかったのは大きな収穫だ。

走行を終えたバトンは、「久しぶりのF1が待ち遠しくてたまらなかったよ。
マシンにネガティブな部分は感じられないな。
純粋なペースがどうかはまだ誰にも分からない。
タイムだけを見れば上位との差はもの大きいけれど、今の時期はタイムが目標じゃない。
開発のために走行しているんだから。
テストプログラムは順調にこなすことができたし、去年とは比べものにならないね。
とにかくマシンのフィーリングはいいし、これからさらに良くなっていくだろう」と、相好を崩した。

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ハースF1、思わぬトラブルでほろ苦デビュー

Haas 『VF-16』(C)Haas F1 Team
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22日(月)、初めてコース上にその姿を表した新規参戦『ハースF1チーム』のマシン『VF-16』だったが、新車にはありがちな(?)マシントラブルでほろ苦いデビューとなった。

この日記念すべき最初のステアリングを握ったのは前年までロータス・チームのドライバーだったロマン・グロージャン(29歳:フランス)。
しかし午前のセッションで、しかもピットストレートを走行中になんとフロントノーズが脱落するというハプニング。

しかしもはやベテランとなったグロージャンは、「ブランニューの新車を走らせた時には良くあることだよ。
そこから必要な部分を改修していけばいい。
われわれはのそのためにテストをしているんだからね」と、余裕の表情。
しかし万一このトラブルが高速走行中に起きたとしたら、大惨事になりかねない深刻なものだったとは言える。

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バルセロナ合同テスト1日目タイム(2/22)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ベッテル GER Ferrari 1'24.939 69
2 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'25.409 156
3 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'26.044 87
4 V.ボタス FIN Williams Mercedes 1'26.091 80
5 A.セリス MEX Force India Mercedes 1'26.298 58
6 J.バトン GBR McLaren Honda 1'26.735 84
7 C.サインツ ESP Toro Rosso Ferrari 1'27.180 55
8 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'27.555 88
9 P.ウェーレイン GER Manor 1'28.292 54
10 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'28.399 31
11 J.パーマー GBR Renault 1'29.356 37

   * 2015 PP-Time:1'24.681 N.ロズベルグ/Mercedes (5/09)
   * 2015 TestTime : 1'22.792 N.ロズベルグ Mercedes(2/27)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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2016/02/22

ハースF1チーム、2016年新型車『VF-16』を発表

Haas Ferrari『VF-16』 (C)Haas F1 Team
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21日(日)、いよいよ今季からF1に新規参戦を果たすハースF1チームが自身の公式サイトで2016年シーズンを戦う新型車を正式発表した。

マシン名は『VF-16』というもので、公式サイトによるとVFは「Very First」、「16」は2016年を意味するものという。
カラーリングはシルバーをベースにハースのコーポレートカラーであるブラックとレッドが配されたものになっている。

なお同チームは前ロータス・チームのロマン・グロージャン、そして元ザウバーのエステバン・グティエレスというドライバー・ラインナップで臨むことが決まっている。

ハース・フェラーリ『VF-16』の画像はこちら

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松下信治(マクラーレン・ホンダ)のコメント

松下 信治 (C)Honda Racing
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■松下信治選手のコメント
「昨シーズンのGP2シリーズ参戦は初めての海外レースとなりましたが、日本で培った、Hondaのプロジェクトをはじめとした経験が活かされたと思っています。
今回、名門チームであるMcLaren‐Hondaの一員になることができ、とてもうれしいです。
幼い頃からずっと憧れていたF1の世界に足を踏み入れることは、私にとって大きな意味を持ちます。
テスト兼開発ドライバーは、シミュレーターなどを通じ、必要なデータを収集し、マシン開発やレースドライバーのマシンセットアップに活かす役割を担っているので、McLaren‐Hondaの戦力となるべく、全力を尽くします。
また、今シーズンのGP2での目標はタイトル獲得です。
F1ドライバーになる夢に向かって着実に前進し、将来は世界で活躍するトップドライバーになりたいです」

■松下 信治選手の経歴
生年月日:1993年10月13日
出身地:埼玉県

2009 全日本カート選手権KF1 7位
2010 全日本カート選手権Super‐KF 3位
2011 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)首席卒業、スカラーシップ獲得
2012 フォーミュラチャレンジ・ジャパン チャンピオン
2013 全日本F3選手権 5位(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
2014 全日本F3選手権 チャンピオン(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
2015 GP2 総合9位(1勝、2位:1回、3位:1回)

提供:ホンダ・レーシング

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バトン(マクラーレン)、司会業転向の噂認める

Top Gear/BBC
昨季限りでF1を引退することが濃厚と伝えられていたマクラーレン・チームのジェンソン・バトンが、実際に引退後の仕事について活動をスタートさせていたことを認めた。

これはイギリスの最も古いタブロイド紙である『デイリー・メール』が、「バトンは人気番組『トップギア』の司会者になることでBBC放送と合意していた」と報じていたもの。

これについてバトンは最近出演した番組の中でこれを認めた上で、「1年延びてしまったけれど今年はいつ頃になったらスケジュールがわかる?と聞かれている」と、冗談を飛ばしてかわした。

『トップギア』は1977年にスタートしたBBCの超長寿自動車情報番組で、市販車をイギリス軍のクルマと競争させるなどユニークな内容で高い人気を得ているという。

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ホンダ、合同テストに2016年仕様P/U投入を主張

Powered by Honda (C)Honda Racing
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マクラーレン・チームとのパートナーシップが2年目を迎えるホンダだが、ヨーロッパの一部メディアが報じた2016年仕様パワーユニットのトラブルについて言及、その内容を否定した。

これはスペインのスポーツ紙『マルカ』が先に、新開発された新しいターボチャージャーについて「オーバーヒートの症状があり、22日(月)から始まるシーズン前最初のテストへの投入をホンダが断念した」と報じたもの。

これについてホンダ、マクラーレンいずれのスポークスマンも、「報道は事実でなく、テストには予定通り今季仕様のパワーユニットで参加する」と、明言している。

マクラーレン・ホンダはバルセロナ・サーキットでスタートするシーズン前最初のテスト初日、ジェンソン・バトンの手により今シーズンを戦う『MP4-31』の初走行が始められる予定。

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マクラーレン・ホンダ、2016年新型車『MP4-31』を発表

McLaren Honda 『MP4-31』 (C)McLaren Group
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21日(日)、マクラーレン・ホンダ・チームは自身の公式サイトで2016年シーズンを戦う新型車を正式発表した。


それによれば今年のマシン名は『MP4-31』というもの。
注目のカラーリングは昨季同様のダークグレーのものが踏襲されている。

同チームは今年もフェルナンド・アロンソ&ジェンソン・バトンという元チャンピオンによる強力なドライバー・ラインナップで臨むことが決まっている。

マクラーレン・ホンダ『MP4-31』の画像はこちら

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2016/02/21

メルセデス、シルバーストーンでプライベートテスト

 Mercedes 『W07』(C)Mercedes Motorsport

連続タイトル獲得を狙うメルセデスAMGチームは、この週末にイギリスのシルバーストーン・サーキットを舞台にプライベート・テストを行ったことを明らかにした。

ただレギュレーションでテストは厳しく制限されているため、これは『フィルミングデー』と呼ばれるプロモーション用の簡易なもの。
マシンは『W07』ハイブリッドということで、完全な新型車かどうかは不明。
使用タイヤや走行距離(100km以内)などが制限される中、ルイス・ハミルトン&ニコ・ロズベルグいずれのレースドライバーもがステアリングを握ったという。

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2016年バルセロナ合同テスト予定

 Alfonso Celis

いよいよ22日(月)から始まる2016年シーズン前最初のテストの顔ぶれが明らかになった。
少ないテスト機会のため、ほとんどのチームが正ドライバーの参加を予定しているが、唯一フォース・インディアだけは開発ドライバーであるアルフォンソ・セリス(19歳:メキシコ)の起用を発表している。

【2016年バルセロナ合同テスト予定】(2月22日-25日)

チーム 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日
メルセデスAMG ハミルトン ロズベルグ ハミルトン ロズベルグ
フェラーリ ベッテル ベッテル ライコネン ライコネン
ウィリアムズ ボタス ボタス マッサ マッサ
レッドブル リカルド リカルド クビアト クビアト
フォース・インディア セリス ペレス ヒュルケンバーグ セリス
ルノー パーマー パーマー マグヌッセン マグヌッセン
トロ・ロッソ サインツ フェルスタッペン サインツ フェルスタッペン
ザウバー エリクソン エリクソン ナスル ナスル
マクラーレン バトン アロンソ バトン アロンソ
マノー ウェーレイン ウェーレイン ハリアント ハリアント
ハース グロージャン グティエレス グロージャン グティエレス

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松下信治、マクラーレン・ホンダのテストドライバーに

松下 信治 (C)McLaren Group
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F1フィールドに日本人ドライバーが不在となって久しいが、再びその期待が持てる新人が現れた。
これは、マクラーレン・ホンダ・チームが、翌日に控えた2016年新型車の発表を前に同チームのテストドライバーとして松下信治(まつしたのぶはる)を指名したからだ。

松下信治は現在22歳。
昨季はF1傘下のGP2シリーズにARTグランプリから参戦、優勝1回、シリーズ・ランキング9位となっている。
なお今シーズンも引き続き同シリーズへの参戦が決まっている。

今回の契約により、松下信治はやはりすでにテストドライバーとして契約されているストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)と共にシミュレーター等で開発の手助けをすることになる。

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マクラーレン『リシャール・ミル』とスポンサー契約

Richard Mille/Mclaren (C)McLaren Group
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マクラーレン・ホンダ・チームは、スイスに本拠を置く超高級腕時計メーカーである『リシャール・ミル』と、10年に渡る長期のスポンサー契約を結んだことを明らかにした。
詳細な契約内容は不明。

同社の精密な時計は「腕時計のF1」と勝されるほど高い評価を受けている。
またマクラーレン・チームは昨年、パートナーを組んでいたやはり高級時計メーカーである『タグホイヤー』をレッドブルに奪われ長年の関係に終止符を打ったが、このわずかな期間でそれを取り返した形で復活、図らずも意趣返し(?)を果たした感じとなった。

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2016/02/20

ウィリアムズ、2016年新型車『FW38』の画像公開

Williams Mercedes『FW38』 (C)Williams F1
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フェラーリ・チームと同日、ウィリアムズ・チームも2016年シーズンを戦うコンテンダー『FW38』の画像を公開した。

画像は2枚だけだが、昨シーズンと同じくメインスポンサーである『マルティーニ』コーポレイテッドカラーである白地に青/赤のストライプが特徴のカラーリングになっている。

同チームの創設者で代表のフランク・ウィリアムズ氏は、「各パワーユニットが熟成されてくる中、昨年までのようなランキング3位というのは難しいかも知れないが、なんとか上位に留まりたい」と、控え目なコメントを明らかにした。
同チームもドライバー・ラインナップは昨シーズンと変わらず、フェリッペ・マッサ&バルテリ・ボタスという顔ぶれになる。

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「外観だけじゃない」、フェラーリ技術陣の自信

Ferrari 『SF16-H』 (C)Ferrari S.p.A
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一部カラーリングと共に、マシン・デザインやサスペンションなど大きく変化したフェラーリ・チームの2016年新型車『SF16-H』だが、外観からは窺えないエンジン本体についても進化を遂げたと技術陣が胸を張っている。

そう語るのは同チームでルカ・マルモリーニ氏の後任としてエンジン部門のディレクターを務めるマッティア・ビノット氏。
それによれば2016年のフェラーリ製パワーユニットは、レイアウトを見直すと共にあらゆるサイズを縮小して大幅にコンパクト化、さらにターボチャージャーを一新したり燃焼室の変更など改善は枚挙に暇がないということだ。

もともと高出力エンジンがウリの跳ね馬チーム。
これらがほんとうに機能すれば最大のライバルであるメルセデスAMGチームもうかうかしていられないことになりそうだ。

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A.ニューイ氏、今後もレッドブルF1プロジェクトに関与

Adrian Newey & C.Horner (C)RedBull Racing
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かつてチーフ・デザイナーとしてセバスチャン・ベッテルと共にF1タイトルを欲しいままにしたレッドブル・レーシングのエイドリアン・ニューイ氏(55歳:イギリス)だが、今年もF1プロジェクトには関与を続けていくとのことだ。

これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)が明らかにしたもので、「レースの現場からは一線を置いたニューイだが、これまでもそうであったように大局的な立場からF1プロジェクト全体に目を配ることに変更はない。
細かい部分に直接携わることはもうないが、彼が目を配らすことで、若い者もまたうまく機能することができているんだ。
いま現在こうした状態でうまくいっているし、私はこれでいいのではないかと考えているね」と、余裕をみせている。

言うまでもないがF1でのニューイ氏の貢献は顕著なもので、レッドブル以前にもウィリアムズ(ビルニューブ)やマクラーレン(ハッキネン)で「チャンピオン請負人」の名前を欲しいままにしてきている。
なおニューイ氏の子息ハリソンはレーシングドライバーの道(昨季は「FIA F4」)を歩んでいる。

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フェラーリ、2016年新型車『SF16-H』を発表

Ferrari 『SF16-H』 (C)Ferrari S.p.A
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19日(金)、フェラーリ・チームは自身の公式サイトで2016年シーズンを戦う新型車を正式発表した。

それによれば今年のマシン名は『SF16-H』というもの。
「SF」はチームの正式名であるスクーデリア・フェラーリ、また「16」は2016年を表すものと理解されるが、最後の「H」はいまのところ不明。

新型車のカラーリングはすでに報道されたように、目立つ白のアクセントが加えられた。
機構的には全体的にシェイプアップ。
またショートノーズとフロントのプッシュロッド・サスペンションが特徴だ。
同チームは今年もベッテル&ライコネンという強力ドライバー・ラインナップで臨むことが決まっている。

フェラーリ『SF15-T』の画像はこちら

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2016/02/19

大丈夫か>ホンダ、開発に心配な報道

Honda V6 Power Unit(C)Honda Racing
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マクラーレン・ホンダという名門ブランドにはあり得ない大苦戦を強いられた2015年シーズンを踏まえ、今季は方針を一部変更して臨むとされたホンダだが、ここに来て心配なニュースが伝えられている。

これはスペインのスポーツ紙『マルカ』が報じたもの。
それによればホンダは『サイズ・ゼロ』と謳われた昨季の超コンパクトなパワーユニットが冷却などの障害から思うような出力を発揮できなかったことから、今季は全体にこれを見直しターボチャージャー等をこれまでより大型のものに変更したとされる。

ところが実車走行前のベンチテストでこうした部分の信頼性が低いことが判明、実戦投入する段階でないことがわかったというもの。
このため、いよいよ来週22日(月)からバルセロナ・サーキットで始められるシーズン前最初のテストには昨季仕様のパワーユニットで参加せざるを得ないのではないかと同紙は報じている。

日本のF1ファンにとっては誤りであって欲しい報道だが、嫌でもその真相は来週明確になるだろう。

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ベッテル(フェラーリ)、「煩雑なルールがF1人気阻害」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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近年F1人気の低迷が叫ばれているが、これについて4度のチャンピオンに輝くセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は「煩雑なレギュレーションがF1人気を阻害している」と、自身のサイトで指摘している。

「第1に、F1はスポーツなんだ。
モーターレーシングの最高峰として、世界でどのドライバーが一番速いのかを決める競技である筈なんだよ。
ただ以前から言われることだけど、この競技ではクルマという道具を使うのでその役割というのも当然のことながらある。
確かにF1マノシンのテクノロジーも大事なことかも知れないけれど、そのためF1というスポーツがあまりに複雑になってしまったのは逆にマイナスだと思うね。
だいたいF1の難しくて煩雑なルールが観客にどれだけ理解されているのかは疑問だよ。
もっとわかりやすい協議にしないと人気は下がるばかりだ」

どんなに速くて優れたドライバーでも、マシン次第では勝つことも出来ない。
良くも悪くもそれがモータースポーツではある。

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マノー、最後のシートはリオ・ハリアントに

Rio Haryanto (C)Campos Racing
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唯一今季のシートがまだ決まっていなかったマノー・レーシングだが、18日(木)リリースを発表、リオ・ハリアント(22歳:インドネシア)を起用することが確定、これで2016年のF1全シートが埋まることになった。

インドネシア政府の支援を受けるハリアントは同国初のF1ドライバー候補として期待されたが、マノー側の高額な提示額に加え、同選手のスポンサーである母国の国営石油会社『プルタミナ』の原油価格低下による経営不振もあって交渉は難航していると伝えられていたもの。

これについてハリアントは、「マノーF1は刺激的なビジョンと壮大な計画を持った野心的なチーム。
2016年のマノーは素晴らしいパッケージ(メルセデス・パワー)で、今からメルボルンのグリッドに着くのが待ち切れない」と、意欲をみせている。

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2016/02/18

マッサ(ウィリアムズ)、「昨季以上の成績は当然」

Felipe Massa (C)Williams F1
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昨季はドライバーズ・ランキング6位、プライベートながらチームにもコンストラクターズ・ランキング3位をもたらせたウィリアムズ・チームのフェリッペ・マッサ(34歳:ブラジル)だが、当然のことながら今シーズンはそれ以上の成績を目標にしていることを強調した。

これは地元ブラジル・テレビ局のインタビューで語ったもの。
その中でこのサンパウロ出身のベテランは、「昨シーズン好成績だったとはいえ、また同じ成績を挙げるために今年もやる訳じゃない。
確かに僕らの規模を考えればこの2年は健闘したと言えるかも知れないけれど、ウィリアムズは過去素晴らしい戦績を遂げてきた名門チームなんだ。
それを考えれば当然のこと、今年の目標は明らかだろう。
少なくともランキング2位、できれば再びチャンピオンシップを獲得することを目標に僕達は今シーズンを戦うよ」と、強気なコメントを語った。

もちろんそれなりに起伏はあったものの、ウィリアムズが過去コンストラクターズで9回、ドライバーズで7回のタイトル獲得を果たしているのは事実だ。

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マクラーレン、『ボルボ』とサプライヤー契約

Volvo/Mclaren (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは、スウェーデンに本拠を置く企業グループ『ボルボ』との間で、輸送及びトラック・サプライヤー契約を結んだことを明らかにした。
契約は4年間、契約金額等は不明。

これにより、同チームはボルボからトータル24台の『FHシリーズ』トラックの供給を受け、主のヨーロッパ・ラウンドでの移動等に活用される予定。

なお日本で印象深いボルボ・ブランドの乗用車部門とは現在別会社となっていて関係はない。(パートナーシップを組むホンダが了承する筈もない)

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ドイツでミハエル・シューマッハ激励展

M.Schumacher Event (C)Deutsche Vermogensberatung
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かねて療養中の元F1チャンピオン、ミハエル・シューマッハ氏を激励するための展覧会がドイツ国内で始められたことがわかった。

ドイツの『ビルト』紙によれば、これはかねてシューマッハ氏を支援してきたドイツの投資会社『ドイチェ・フェルメーゲンスベラトゥン』によって、同氏の家族、そしてパーソナル・マネージャーであるサビーネ・ケームさんらの了解のもと計画・開催されたもの。

展覧会にはシューマッハ氏が初のチャンピオンに輝いたベネトン時代からフェラーリ、そして現役最後のメルセデス・チームに至るまで、数多くの展示がされているという。
観覧は無料、期間は2年間を予定しているとのことだ。

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2016/02/17

ウェーレイン、引き続き今季メルセデスのリザーブも

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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今シーズン、新たにメルセデス製パワーユニット搭載して戦うマノー・レーシングのレースドライバーに決まったパスカル・ウェーレイン(21歳:ドイツ)だが、引き続きメルセデスAMGチームのリザーブドライバーも兼任することがわかった。

とはいえ、もしもシーズン中にメルセデスAMGチームで起用することになった場合、マノーでの職責が果たせないことになる訳だが、これについてメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは次のように解説している。

「当然のこと、われわれの事情でマノー側に迷惑を掛けることがあってはならない。
しかし万一ウェーレインを戻さざるを得なくなったとしたら、その時はエステバン・オコン(19歳:フランス)をその後任候補に推薦することになるだろう。
彼はF1でのキャリアこそないものの、すでにこれまでシミュレーターでは十分な経験を積んでいるからね」

そのオコンは今季ルノー・チームでリザーブドライバーを務めることが決まっているが、ウォルフ氏の説明によれば同時にメルセデスにも籍を残すことになるようだ。

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『カシオ』、トロ・ロッソとスポンサー契約

CASIO/Tororosso (C)Scuderia Toro Rosso
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カシオ計算機は、F1チーム「スクーデリア・トロ・ロッソ」との間でオフィシャル・パートナーシップ契約を結んだことを明らかにした。
契約は2017年末までの2年間、契約金額等は明らかにされていない。

これによりカシオは高機能ウオッチ『EDIFICE』(エディフィス)のプロモーションを推進する。
なおカシオは昨シーズンまで同じグループのレッドブル・レーシングとスポンサー契約を結んでいた。

これについて同社の中村寛/副社長執行役員は、「若い期待の星を抱えるスクーデリア・トロ・ロッソとのパートナーシップは、若者に向けた躍動感あふれる“EDIFICE”のプロモーションに直結すると考えている」と、コメントしている。

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ライコネン(フェラーリ)、新型車でシート合わせ

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
フェラーリ・チームは今シーズンを戦う新型車について、すでに19日(金)にオンラインで発表することを明らかにしているが、それに先駈け同チームのキミ・ライコネン(35歳:フィンランド)がシート合わせを行った様子を公開した。

当然のことながら新型車そのものの画像は省かれているが、ライコネンのレーシングスーツはこれまでの真紅一色から肩の部分などに白が配されていてマシン・カラーリングの変更を推測させる。
またライコネンやシート合わせに立ち会ったスタッフの面々の表情は明るく、新たなシーズンへの好感触が感じ取られるものだ。

2007年にはフェラーリ・チームでみごとタイトル獲得(6勝)を果たしたライコネンだが、昨季は2位が最高で未勝利に終わっている。

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2016/02/16

マノー、二つ目のレースシートは3人でシェアも

Rio Haryanto (C)Campos Racing
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2016年のF1も残るはマノー・レーシング二つ目のレースシートだけとなったが、引く手あまたとなったこの『プラチナシート』について、同チームは効果的な運用のアイデアを見出したようだ。

これはフィンランドの『イルタ・サノマット』紙が伝えたもの。
それによればマノー・レーシングは、現在その有力候補とされるリオ・ハリアント(22歳:インドネシア)、アレクサンダー・ロッシ(22歳:アメリカ)、そしてウィル・スティーブンス(23歳:イギリス)の3人について、いずれも契約する方針という。
その種明かしは、この一つのシートを今シーズン3人でシェアするというものだ。

現在のF1規則では「1チーム最大4人のドライバーまで」認められていて、適切とは言えないもののレギュレーション上合法ではある。
今シーズン、マノーは目下最強とされるメルセデス製パワーユニットを搭載、技術的な面ではウィリアムズ・チームから支援を受けるとみられ、これまでの最下位から躍進する可能性もある。

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フェラーリ、19日(金)に2016年新型車発表

2015 Scene (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは2016年シーズンを戦う新型車を、今週の19日(金)にオンラインで発表することを自身のツイッターで明らかにした。
それによればマシンはインターネットの専用サイトで現地時間14時(日本時間:22時)に公開したあと、シーズン前最初のテストであるバルセロナ合同テストの前日である21日(日)に現車の撮影会を行うとしている。

開発コード『667』と名付けられた新型車には、伝統の紅をベースに白いアクセントが入るとメディアから予想されている。
2015年のコンテンダーは『SF15-T』と名付けられたが、2016年の名称はまだ明らかにされていない。
機構的にはショートノーズの採用やフロント・サスペンションのプッシュロッド式への回帰、V6パワーユニットのレイアウト変更など大幅な変更が施されるとみられる。

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フォース・インディア、「Bスペックで前半勝負」

Nico Hulkenberg (C)Sahara Force India F1
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2015年、シーズン後半から『Bスペックマシン』を投入するという異例の体制で功を奏したフォース・インディア・チームが、今年も同じ作戦でいくようだ。
これについて、同チームで今季4年目のシーズンを迎えるニコ・ヒュルケンバーグ(28歳:ドイツ)は次のように語っている。

「新しいシーズンはいつでも出だしが重要なんだ。
今年も他のチームはいろいろと変更を加えて開幕戦に臨んで来るだろう。
しかしそこには様々な不安が付きものだ。
その点われわれは、いわば半シーズンずれているからね。
昨年後半に使ってもう十分に熟成されたBスペックのマシンで走るから競争力はあるし信頼性にも自信がある。
シーズン序盤にできるだけポイントを稼ぎたいと思っているよ」

完走わずか11台に留まった昨季の開幕戦でフォース・インディアは思惑通り2台共完走、ヒュルケンバーグ自身は7位入賞(ペレスは10位)を果たしている。

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2016/02/15

メルセデス首脳、マノーの『Bチーム』化否定せず

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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F1レギュレーションが大きく変更されてからのここ2年、圧倒的な強さを見せ続けてきたメルセデス・モータースポーツだが、迫り来る他陣営の圧力も感じ取っているようだ。
これはメルセデスでエクゼクティブ・ディレクターを務めるトト・ウォルフ氏が、次のようにドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』に語ったもの。

「今シーズン、新規参戦を果たすハースF1チームについて、フェラーリはとてもうまくやったと思っているよ。
彼らはフェラーリ製のパワーユニットだけでなく、様々なコンポーネンツの供給も受けるし、戦略的なアドバイスも受け取ると聞いている。
そしてそのアプローチは本家フェラーリとはまた異なったもので、あるいはこれが大化けするかも知れないと警戒しているんだ。
そうなれば、フェラーリはとても賢い選択をしたことになる」

その一方でメルセデスから技術供与を受けることになったマノーF1について、「われわれとマノーとの関係はそれとは異なるものだ。
エンジン以外では同じ風洞設備を使うというだけで、それ以上の交流はない」と、注釈したものの、「2017年にはまた規則変更があるし、将来的には彼らとの関係が変化することもあり得るだろう」と、全面否定はしなかった。

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伊紙、フェラーリ新型車のカラーリング報じる

(C)La Repubblica

フェラーリ・チームの2016年新型車は、これまでのフェラーリ・レッドを貴重としながらも、再び白いストライプが配されると伝えられていたが、イタリアの『ラ・リパブリカ』紙がその予想図を掲載した。

エンジンカウル部が白くされたカラーリングの印象は、1970年代に4度タイトルを獲得した『312T』シリーズを彷彿とされるもので、今年の新型車に託された期待度が窺われる。

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2016年最大の注目はマグヌッセン(ルノー)

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
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F1関係者の中で、2016年最大の注目株はケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)ではないかという見解を述べる向きが増えているようだ。

やはりF1ドライバーだった父親(ヤン氏)も所属したマクラーレン・チームで育てられたケビンだったが、念願を叶えたF1はわずか1シーズンで終了。
その後マグヌッセンに活躍の場を与えたいとするチーム側の配慮でフリーになったともされるが、本人にはチームから縁を切られたという無念の思いが強かった筈。
その思いが、ルノー・チームで大きな花を咲かせる原動力になるとの見方が強まっているものだ。

ちなみにマグヌッセンは2013年の『ワールドシリーズbyルノー』のシリーズ・チャンピオンでもある。

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2016/02/14

フィアット会長、アルファロメオF1復帰なお諦めず

Alfa Romeo182(#22) (C)Ferrari S.p.A
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フィアット/クライスラー・グループ総帥で昨年からフェラーリの会長も兼任しているセルジオ・マルキオンネ/CEO(最高経営責任者)は、なお『アルファロメオ』ブランドのF1復帰を諦めていないようだ。

アルファロメオは同グループにとって重要なスポーツカー部門。
しかしモーターレーシング、とりわけF1の世界でその存在感はフェラーリとは比べものにならない。
これを跳ね馬に匹敵する一流ブランドに育て上げようというのがマルキオンネ氏の思惑のようだ。

以前は他チームで搭載するエンジンにバッジを付ける形を模索していたようだが、思惑とされたレッドブルらとの話は破談。
そこで今度はアルファロメオ自身がコンストラクターとなって自らF1参戦するという野望を考えているとされる。
そこには当然のことながらフェラーリとの密接なパートナーシップが予想されるが、前途は決して容易なものではないだろう。

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ハリアント、マノー最後のシート確保に懸命

Rio Haryanto (C)Campos Racing
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先にマノー・レーシングがメルセデス・モータースポーツのパスカル・ウェーレイン(21歳:ドイツ)の起用を決めたことにより、2016年のF1レースシートはやはり同チームの一つが残るだけとなった。

その候補とされているのが、共に昨シーズン同チームから出走経験があるアレクサンダー・ロッシ(22歳:アメリカ)とウィル・スティーブンス(23歳:イギリス)、そしてインドネシアの新人リオ・ハリアント(22歳)ら3人。

この中でも有力とされたハリアントだったが、チームが要求するだけの金額を期日までに揃えられなかったとされる。
ハリアントを支援するのも母国の国営石油会社である『プルタミナ』で、ベネズエラのマルドナド(ルノー・チーム)同様、近年の原油価格低下で経営不振に陥ったと報じられている。

ハリアントは「支払が遅れているのは事実だけれど、チームもまだ待つと言ってくれている。
もうあと1週間で、なんとか目途を付けたい」と、悲願に向け必死の様子だ。

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レッドブル首脳、「F1ドライバー報酬高すぎる」

2015 F1 Drivers (C)Sahara Force India F1
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レッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士が、現代のF1ドライバーの報酬について言及、金額が高すぎると苦言を呈していることがわかった。

これはドイツの専門誌『スポルト・ビルト』が伝えたもので、それによれば長年モーターレーシングを見てきた同博士は次のように指摘したという。

「F1ドライバーがエル報酬が高いのは、基本的に事故のリスク、命の危険性があるからだろう。
しかし現代のF1はとても安全性が高く、そうした懸念は著しく低下した。
それではF1マシンのドライビングはとても難しいものなのか、体力が必要なのか、経験が必要なのか。
いやわれわれのチーム(トロ・ロッソ)ではまだ17歳だったフェルスタッペンが何の問題もなくF1レースを走り切ったがね。
それほどF1が安全で容易なものになったのなら、F1ドライバーの報酬はもっと下げられるべきだと思うがね」

イタリアのメディアはアロンソ(マクラーレン)の昨年の推定年棒は約48億円であったと伝えている。
ただこの乱暴な意見には異論も多そうだ。

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2016/02/13

シート喪失マルドナド、「たった数時間で人生変わった」

Pastor Maldonado (C)Williams F1
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ロータス・チーム時代からの契約で2016年シーズンは新生ルノー・チームから出走する筈だったパストール・マルドナド(30歳:ベネズエラ)が、シート喪失の背景をイタリアの専門誌『アウトスプリント』に述懐した。

「すでに報じられているように、すべてはスポンサーの問題だった。
わずか数時間のうちにスポンサーである『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)を巡る状況が劇的に変化してしまい、僕は有力な後ろ盾を失う羽目になったんだ。
僕にはどうすることもできない問題だったし、彼らからのこれまでの支援に感謝することはあれ、恨む気持ちなんてこれっぱかりもないさ。
ただ、自分の悲運を受け入れるしかないものね」と、マルドナド。

母国のヒーローであるマルドナドのために年間5千万ドル(約60億円)もの支援を行ってきたとされるPDVSDAだが、世界を襲った原油価格の下落等により経営が急速に悪化、スポンサー資金が途絶えたとされる。

2011年にウィリアムズ・チームからF1デビュー、その後移籍したロータス・チームにも多額の資金貢献をしたとされるマルドナドだが、2012年のスペインGPではみごとポールTOウィンを果たすなど実力も兼ね備えていた。

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エクレストン氏お手上げ、モンツァ再び暗礁

Monza/Bank Image (C)Williams F1
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財政問題から苦境に陥っていたモンツァ・サーキットでのF1イタリアGPは、その後新たな開催契約がほぼ合意に達したと伝えられたが、ここに来て再び暗礁に乗り上げたようだ。

これは英『ロイター』が報じたもの。
その中でFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表の言葉として、「モンツァがどうなるかはまったく不明、いかにもイタリアらしい状況じゃないか。
もう私にはどうすることもできない。
これを解決できるのはイタリアの当事者だけだ。
彼らが好きなだけ時間をかければいい」と、サジを投げているという。

1980年にただ一度だけイモラ・サーキットに譲ったことはあるが、それ以外は1950年から今まで伝統のイタリアGPの開催地としてモンツァ・サーキットは定着している。

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S.バンドーン、国内スーパー・フォーミュラ参戦

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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2015年、マクラーレン・ホンダ・チームでリザーブドライバーを務めながら、F1直下のGP2シリーズでシリーズ・チャンピオンを獲得したストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)の国内トップカテゴリーであるスーパー・フォーミュラへの参戦が決定した。

これは12日(金)行われたホンダの2016年モータースポーツ体制発表会で明らかにされたもの。
所属チームは『ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング』(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、マシンは当然のことながらホンダ・エンジンを搭載したものになる。
バンドーンについてはルノー・チームからも高い評価を受けていた。
なおチームメイトは残留となる野尻智紀(26歳:茨城県)になる。

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2016/02/12

エステバン・オコン、メルセデスからDTM参戦へ

Esteban Ocon (C)Mercedes Motorsport
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今月初めに行われたルノー・チームの体制発表会で2016年同チームのリザーブドライバーとして発表されたばかりのエステバン・オコン(19歳:フランス)が、同時にメルセデスからDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦することがわかった。

同じく昨季メルセデスからDTMに参戦したパスカル・ウェーレイン(21歳:ドイツ)はみごと史上最年少でシリーズ・チャンピオンに輝いてF1ドライバーに昇格しており、同じ道をオコンも目指すことになったようだ。
オコンは昨季すでに最終戦ホッケンハイムでダニエル・ジュンカデラに代わって同チームからスポット参戦した経験を持っている。

なおツーリングカーとはいえDTMはハイテクの高レベル・レースで、これまでもハッキネンやアレジ、フレンツェンやクルサード、ラルフ・シューマッハなど元F1ドライバーが数多く参戦してきたことで知られる。

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ウェーレイン起用で実利を獲ったか、マノー

Wind Tunnel Image (C)Mercedes Motorsport
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マノー・レーシングが来季メルセデス製パワーユニットにスイッチが決まったのに伴い、早い段階からメルセデス・ドライバーだったパスカル・ウェーレイン起用の噂があったが、マノー側が同選手起用になんと1千万ドル(約12億円)を要求したと報じられ、一時は立ち消えになったものとみられていた。

最終的に起用は決まったものの、メルセデス側がこの要求を呑んだとは考えにくく、マノー側が金銭よりもむしろ実利を獲ったとの見方が強まっている。
イギリスの専門誌『オートスポーツ』が報じるところによれば、今回の契約でマノー・チームはメルセデスの持つ風洞設備を開発に使用できることになったと伝えている。
こうしたメリットを金銭に換算すれば、少なくとも数億円規模に見合うものという。

2015年は最後尾が定番だったマノーだが、パワーユニットがメルセデス製、シャシー側も進化を遂げることになれば一転侮れない存在に大化けするかも知れない。

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メルセデス王者の余裕、「P/U開発の余地残すべき」

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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2014年シーズンから大幅に変更されたF1パワーユニットに関わるレギュレーションだが、ここ2年続けてメルセデスAMGチームが王者に君臨、他の追随を許さない状況が続いている。
当然のことながら、他陣営からは「開発を制限する規則を改善すべき」との指摘が絶えない。

しかしこれについて当のメルセデス陣営のアンディ・カウエル/マネージング・ディレクターは、王者の余裕か「開発をもっと進める方向にいくのは大賛成」と、これを受け入れる姿勢をみせている。

「われわれはレギュレーションに従ってスポーツを戦っている訳で、それがどんなものであっても勝利に向けて全力を尽くす。
だからその規則が変更されるなら、それを受け入れるだけ。
自分たちが有利になるよう、開発に規制を加えようなど、考えたこともない。
F1では常に最高レベルの開発があるべきだよ」

メルセデスとそれ以外のパワーユニットとの差は依然相当大きいとみられている。

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2016/02/11

ルノー技術陣、「イルモアは過大評価されている」

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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これまでF1のみならずインディカーや2輪のモトGPまで各分野で大きな実績を残してきた『イルモア・エンジニアリング』だが、その力量について「過大評価されている」との水を差す発言が話題を呼んでいる。

これは今季からパートナーを組むとされるルノー・スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターの言葉。
同氏は、「彼らがモーターレーシングの分野で素晴らしい実績を残し、今も大きな存在感を示しているのは事実だが、しかしいまメディアからは必要以上に注目を集めていると私は思っている。
現代のF1エンジンでは、一人の技術者が功績を挙げることもないし、一つの部門だけでF1の世界を席巻することもない。
エンジン出力だけでF1は勝てないし、必要なのは総合力。
今年成功したとしても、全体からみれば彼らはその一つの歯車に過ぎないよ」と、突き放した発言。

わざわざこうした発言をする裏には、仮に今シーズン、ルノー・エンジンが大きな成功を収めた場合にその功績をイルモアに持って行かれたくない、というルノー技術陣のプライドがあるのかも知れない。

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マノー・チーム、パスカル・ウェーレインと契約

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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まだ2016年のシートが決まっていない唯一のチーム、マノーF1は、2016年のレースドライバーとして前メルセデスAMGチームのテストドライバーであるパスカル・ウェーレイン(21歳:ドイツ)と契約したことを明らかにした。

昨年までフェラーリ・エンジンを搭載してきた同チームだが、今年からメルセデス製のパワーユニットにスイッチが決まっていて、早い時期からウェーレインの名前が上がっていた。
しかしマノー側が高額のシート料をメルセデスに要求したと報じられ、交渉は難航していたとされる。

ウェーレインはメルセデス・モータースポーツの育成ドライバーの一人で,2015年は同チームから参戦したDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でみごと史上最年少でタイトルを獲得している。

なおこれでまだ確定していない2016年のレースシートはやはりマノーの一つだけになった。
候補にはアレクサンダー・ロッシやウィル・スティーブンスらの名前が浮上している。

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新規参戦ハースF1チーム、マシン準備は順調

 Haas F1 Logo (C)Haas F1 Team
グロージャン&グティエレスというドライバー・ラインナップで戦うことが決まっている新規参戦のハースF1チームだが、マシンの準備は順調に進んでいるようだ。

同チームではフェラーリからのパワーユニット供給を受ける一方、シャシーについてはイタリアに本拠を置くレーシングカー専門のコンストラクターであるダラーラ社が主体になって開発しているとみられている。

フランスのスポーツ紙『レキップ』が報じるところによれば、来週の15日(月)には『火入れ』と呼ばれる最初のエンジン始動が行われる見通し。
そしてシーズン前最初のテストとなる22日(月)にはその雄姿がバルセロナ・サーキットに現れる筈だ。

すでにダラーラが用意したF1シミュレーターを体験したというロマン・グロージャンは、「素晴らしいフィーリング」と、その感触に手応えを感じ取った様子。
ひさびさの新規参戦、そしてアメリカに本拠を置くという注目のチームがまもなく始動する。

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2016/02/10

マクラーレンもFIAクラッシュテスト合格の報

 McLaren Robot
ザウバー・チームに続き、今度はマクラーレン・チームの新型車『MP4-31』(仮称)がFIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストに合格したことが伝えられた。
これはチームの公式ツイッター・サイトで謎のロボット君が明らかにしたもの。

昨季、大不振に喘いだ同チームとしては、F1名門のマクラーレン自身だけでなく、かつてF1を席巻したホンダ・パワー、そしてアロンソ&バトンというF1チャンピオン・コンビという強力なドライバー・ラインナップの、どれを取っても2年続けての低迷は許されない状況。

新型車は他チームの多くに先駈け、シーズン前最初のテストであるバルセロナ合同テスト(2月22日-25日)の前日、21日(日)にオンラインでの発表が予定されている。

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フジテレビ、今年もCSでのF1全戦放映を発表

Fuji-TV Next
日(火)、フジテレビは2016年シーズンのF1テレビ放映権を獲得したことを明らかにした。
これにより今年もF1全21戦を、金曜日のフリー走行から日曜日の決勝レースまで完全放映されることが確実となった。

放映されるのはCS放送の『フジテレビNEXT・ライブ・プレミアム』で、有料の契約となる。

フジテレビは初めて鈴鹿サーキットで日本GPが開催された1987年からF1放映をスタート。
放映当初は地上波における録画中継が中心だったが、その後はCS放送による生中継となっている。
なお今年はフジテレビにとってF1中継30年の節目、開幕戦のオーストラリアGPは『F1放映通500戦目』の記念すべきグランプリということになる。

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メルヒ(前マノー)、狙いはルノーのテストドライバー

Roberto Merhi (C)Manor Marussia F1 Team
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昨シーズン、マノー・マルシア・チームからF1参戦を果たしたロベルト・メルヒ(24歳)だが、地元スペインの『マルカ』紙が伝えるところによれば、今季は新生ルノー・チームのテストドライバーのポジションを窺っているようだ。

2015年は開幕戦に間に合わず第2戦のマレーシアGPから参戦した同チームだが、その中でもメルヒは途中5戦を欠場、シートをアレクサンダー・ロッシに譲る場面がみられた。
これについてチームの関係者はメルヒの持ち込み資金が途絶えたため、と説明していた。

そうしたこともあり、今シーズン同チームのドライバー・リストからはすでに外れている模様で、メルヒ自身も他チームに活路を求めているとみられている。
ただ今後の飛躍が期待されるルノー・チームには同様の売り込みが多く、メルヒにとっても予断を許さない状況のようだ。

なおメルヒの最高位は第9戦イギリスGPの12位というもので入賞はない。

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2016/02/09

ロバート・クビサ、フォーミュラE転向も視野に

Robert Kubica (C)Ex.BMW Sauber F1
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元BMW等のF1ドライバーであるロバート・クビサ(31歳:ポーランド)が、次の活躍の場として『フォーミュラE』を視野に置いていることがわかった。

2011年シーズン前、トレーニングの一環として参加したラリーでクラッシュ、生死も危ぶまれる重傷を負ったクビサだったが、その後奇跡的な回復をみせWRC(世界ラリー選手権)にフル参戦するまでになった。
しかしこの数年思うような戦績を挙げられず、結局資金難から今季開幕戦であるモンテカルロラリーが最後になったとみられているもの。

クビサ自身はF1復帰が究極の目標であるとしているが、タイトなコクピットでの仕事が強いられるF1は事実上不可能。
それでもシングルシーター・レースへの復帰を望むクビサの選択は、比較的(身体的に)楽なフォーミュラE参戦に傾いているとされる。

そのフォーミュラEには同じくBMW・チームで活躍したニック・ハイドフェルドも参戦、下健在のランキング上位にはセバスチャン・ブエミやルーカス・ディ・グラッシら元F1ドライバーの列挙に暇がない。

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ザウバーの新型車、FIAクラッシュテスト合格

Wind Tunnel Image (C)Sauber Motorsport AG
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ザウバー・チームの新型車『C35』(仮称)が、レギュレーションで定められたFIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストに合格したことがわかった。

他の多くのチームがシーズン前最初のテストである2月末を目途にしているのに対し、ザウバー・チームでは2度目のテストになる3月を新型車登場のスケジュールにしているため、時間的には十分な進捗状況と言えそうだ。

このため最初のテストには現行マシンである『C34』の改良型に新しいカラーリングを施して走らせる予定。
なお同チームのレースドライバーは引き続きマーカス・エリクソン&フェリッペ・ナスルというラインナップが明らかにされている。

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ランス・ストロール、「フェラーリよりウィリアムズ現実的」

Lance Stroll (C)Ferrari S.p.A
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カナダの富豪として知られるローレンス・ストロール氏の子息で、FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の一員だったランス・ストロール(17歳:カナダ)が、ウィリアムズ・チームの開発ドライバーを務めることになった。

2010年、まだ11歳という若さでフェラーリのFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のメンバーに抜擢されたランス・ストロールだが、改定されたスーパーライセンス発給規定では満18歳になる2017年までF1ドライバーになる夢は延期を余儀なくされている。

先頃はザウバー・チーム入りの噂も流れたストロールだが、イタリアの専門誌『アウトスプリント』が報じるところによればより戦闘力の高いウィリアムズ・チームでのF1デビューを窺っているという。
いずれにせよ、天下の跳ね馬ドライバーよりは現実味がある計画だろう。

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2016/02/08

シリル・アビテブール氏(ルノー)、F1規則改革に言及

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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ルノー・チームでマネージング・ディレクターを務めることになったシリル・アビテブール氏が饒舌だ。
F1で常に論議の的になるレギュレーションについて、この元ケータハムF1代表は次のように見解を述べている。

「F1は2017年に大幅なレギュレーション改訂を予定しているが、そのためのタイムリミットは3月1日。
もうわずかな日数しか残されていない。
ところがオーバーテイクの機会が減るとか、タイヤの準備が間に合わないとか、聞かれるのはマイナスな意見ばかりだ。
期限を過ぎてしまえば、今度は改定には全チームの一致が必要となり、事実上改革は妨げられることになる。
残念ながら、われわれルノーはF1ストラテジーグループのメンバーではないので主体的に改革を動かす立場にない。
逆に、そのメンバーである6チームの責任は格段に重い筈だ」と、指摘。

F1ストラテジーグループとは、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、ウィリアムズ、マクラーレン、そしてフォース・インディアの6チーム。
こうしたメンバーになったいきさつには、バーニー・エクレストン代表によるところが大きいとみられている。

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カルロス・ゴーン/CEO(ルノー)、「2016年は準備の年」

Carlos Ghosn (C)Renault F1 UK
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2011年以来、5年ぶりのワークス参戦となるルノー・チームだが、初年度となる今シーズンの目標について、グループ総帥であるカルロス・ゴーン/CEOは次のように語っている。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』に語ったもの。、
その中でこの実業家は、「復帰初年度となる今シーズンはまず準備の年。
できるだけ多くの距離を走り、飛躍のために必要なデータを収集し人材を育成する。
そしてレギュレーションが大きく変更となる2017年にはトップコンテンダーの仲間入りをして、さらに3年目となる2018年には表彰台に上がりたいと思っている。
目標が低いのでは、と言われるかも知れないが、レッドブルだってメルセデスだって優勝するまでにいったい何年掛かったと思う?
私は現実主義者なんだ」と、意外な一面をみせている。

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ボタス(ウィリアムズ)、「フェラーリ移籍話に惑わされた」

Valterri Bottas (C)Williams F1
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昨季はベッテル&ライコネンらに続くランキング5位と、フェラーリ勢に肉薄してみせたウィリアムズ・チームのバルテリ・ボタス(26歳:フィンランド)だが、シーズン途中で一部メディアが伝えたそのフェラーリ・チームへの移籍話に惑わされたと、イギリスの専門誌『オートスポーツ』に語っている。

これはフェラーリ・チームのキミ・ライコネンについてなかなか2016年の契約が決まらなかったため、一部メディアからその後任にボタスの名前が挙げられたもの。
これについてボタスは、「なるべく気にしないように、とは思ったけれど、やはりメディアの影響力は大きい。
繰り返しそのことを聞かれて、残念ながら集中力が削がれてしまったんだ。
当然のこと、それがリザルトにも現れてしまったよ。
でもなんとか立て直すことができたけど」と、述懐している。

2013年にF1デビューを果たしたボタスは2014年の2位が最高。
今季はそのウィリアムズ・チームで4年目のシーズンを迎える。

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2016/02/07

ルノー・チーム、ダイヤー氏(元フェラーリ)を獲得

Chris Dyer (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、2011年以来となるワークス参戦が決まったルノー・チームでは、着々とその準備態勢を整えているようだ。

イタリアのスポーツ専門紙である『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じるところによれば、かつてフェラーリ・チームで活躍したクリス・ダイヤー氏(47歳:オーストラリア)を新たな戦力として獲得したことがわかった。

V8スーパーシリーズでキャリアをスタートさせたダイヤー氏はその後F1に転身、フェラーリ・チームではミハエル・シューマッハやキミ・ライコネンの担当エンジニアとして実績を残した。
しかし21010年シーズンの最終戦でタイトル獲得のチャンスを逸したためチームを追われ、その後はBMW・チームでDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を担当していた。

新天地ルノーでは今季コンテンダー『RS16』のパフォーマンス責任者に就くと報じられている。

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ルノー、レッドブルにも最新型P/U提供を明言

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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結局今シーズンも引き続きレッドブル・レーシングへパワーユニットを供給することになったルノー・スポールだが、ワークス/カスタマーの区別なく今季も同チームに最新スペックのものを供給することを明言した。

これは同スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターがイタリアの専門誌『アウトスプリント』に語ったもの。
その中でこの元ケータハムF1代表は、「形の上ではレッドブル・レーシングはカスタマー・チームだが、これまでもそうであったようにわれわれとしてはワークスと同じく最新スペックのパワーユニットを供給するワークス待遇と考えている。
それは今後シーズンが進んで開発が加えられたものについても同様だ。
したがって彼らは常にわれわれと同じものを使用することができるだろう」と、説明している。

なおレッドブル・レーシング搭載のものは今季主要スポンサーとなった『タグホイヤー』のバッジが付けられることになっている。

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マクラーレン、「マグヌッセンの契約に関与していない」

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
昨季までマクラーレン・チームに在籍したケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)は、奇跡的な展開で今季ルノー・チームのレースシートを獲得することとなった。
しかしこの契約に、マクラーレン・チームは関与していないことを明らかにした。

これはマクラーレン・グループの総帥であるロン・デニス/CEOが語ったもの。
「われわれは今シーズンもマグヌッセンにレースシートを与えることができなかったので、昨年末の時点で彼との契約を解除した。
それは彼が自由に新たなステージで活躍できるようにするためだ。
そのためにはわれわれもできる限りのサポートをしたいと思っていたのは事実。
しかし結果的に今回のルノーとの契約にわれわれは何も関与していない。
彼自身が自分の力で見出したものだよ」

これにはマグヌッセン自身も同意しているが、とはいえマクラーレン・チームでの長年の経験がルノーに評価されたことは間違いない。
マグヌッセンは2014年から2015年に掛けてマクラーレン・チームからF1参戦。
最高位はデビュー戦となった2014年オーストラリアGPの2位というものだ。

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2016/02/06

ルノー・チーム首脳、バンドーン起用に未練

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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2015年シーズン、F1傘下のGP2シリーズで『ARTグランプリ』に所属、みごとシリーズ・チャンピオンに輝いたストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)だが、いまのところ今季の去就は明確にされていない。
そのバンドーンについて、昨季までそのARTグランプリを率い、今季はルノー・チームのレーシング・マネージャーに就いたフレデリック・バッサー氏が次のように言及した。

「私はできればルノー・チームのドライバーにバンドーンを起用したかった。
しかし彼にはマクラーレン・チームとの契約があり、ウチに引っ張ってくる訳にはいかなかったんだ」と、未練。

そのバンドーンはマクラーレン・チームのリザーブドライバーを務めると共にホンダ系チームから日本のスーパー・フォーミュラへの参戦も噂に上がっている。
ちなみに2014年のGP2チャンピオンがジョリオン・パーマーでバンドーンの起用が決まれば新旧GP2チャンピオンどうしのチームメイトということになった。

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トークン・システム、2017年には廃止へ

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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現在のF1レギュレーションではシーズン中の開発が厳しく制限されていて、唯一トークン(開発プログラムの単位)システムによってわずかな変更が許されているが、このわかりにくいシステムが2016年で終了となる方向であることがわかった。

これはルノー・スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターが明らかにしたもの。
コスト削減のため設けられたトークンだが、これによりメルセデス・エンジンの1強という状況が一向に改善されないとして不満が高まっていたもの。
FIA(国際自動車連盟)もこれを理解し、カスタマー向けエンジンの価格引き下げを条件にシーズン中の開発を自由にしようということになったという。

なお今年のレギュレーションではエンジン・メーカーに与えられたトークンは32まで。
2017年には25トークンに制限されることになっていた。

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モンテツェモロ氏、シューマッハの容態に悲観的見解

M.Schumacher & L.Montezemolo (C)Ferrari S.p.A
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かつて黄金時代のフェラーリ・チームでミハエル・シューマッハと栄光を共にしたルカ・モンテツェモロ前社長だが、最新の同氏の容態について悲観的な見解を明らかにしたという。

これは英『ロイター』が伝えたもの。
その中でモンテツェモロ氏は家族から得た情報として、「残念ながらそれらは友人である私を喜ばすようなものではなかった」と、語ったという。

通算7回のタイトル獲得という元チャンピオンのミハエル・シューマッハ氏がフランス・グルノーブルのメリベル・リゾートで起きたスキー事故により重体となったのは2013年の12月29日のこと。
それからすでに丸2年以上が経過したが、なかなか朗報が聞かれてはいない。

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2016/02/05

カルロス・ゴーン/ルノーCEO、アロンソに「秋波」

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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2011年以来、5年ぶりのワークス参戦を表明したルノー・チームは3日(水)パリで今季の体制発表会を開催したが、そこで注目されたのがルノー陣営を率いるカルロス・ゴーン/CEOが特定のドライバーに触れたことだ。

同チームではすでにマグヌッセン&パーマーというドライバー・ラインナップを発表しているが、いずれもF1ではほぼ新人といっていいレベルの経験しかない。
そこでゴーン氏が名前を挙げたのが現在マクラーレン・ホンダで苦境に陥っている元F1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソ(34歳:スペイン)だ。

アロンソがタイトル獲得を果たしたのは2005年・2006年いずれもルノー・ワークスチームでのもの。
ゴーン氏は「言うまでもなくアロンソは最高レベルのF1ドライバー。
私個人の希望を言うならば当然のこと彼をルノーで走らせたいと思っているよ。
でもそれは私の仕事ではないからね」と、わきまえた発言。
ただそれでも十分現場には大きなプレッシャーになったことだろう。

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パーマー(ルノー)ら、シート喪失のマルドナドに配慮

Jolyon Palmer (C)Renault Sport F1
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2016年シーズン、ワークス参戦復帰となったルノー・チームの体制発表会に晴れやかな姿をみせたジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)だったが、その一方で土壇場でシートを失うこととなったパストール・マルドナドに配慮をみせた。

「F1の世界は厳しいものだというのを最初から見せつけられた感じだ。
マルドナドの事情には同情するけれど、しかしここでは誰もが自分を守るのが第1だからね。
彼は早くから残留が決まっていたから、おそらく契約は旧ロータスとのものだったと思う。
だからこういう事態を招いたんだろう。
その意味では僕はルノー・チームとの契約だったから……。
新しいチームメイトのマグヌッセンは間違いなく速いドライバーだから、僕も頑張らなくては」

そのマグヌッセンも「自分自身ではどうにもならない事情でシートを失ったという意味では僕も同じ。
厳しい状況だけど、彼の次の挑戦はきっと成功できる筈」と、エールを贈った。

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小林可夢偉、トヨタからWEC(世界耐久選手権)フル参戦

小林 可夢偉 (C)Toyota Gazoo Racing
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元ザウバー等のF1ドライバー小林可夢偉(29歳)が、今シーズンは古巣トヨタ・チームからWEC(世界耐久選手権)にフル参戦することが明らかにされた。
小林は昨季すでにリザーブドライバーとして同チームのテストにも参加した経験がある。

トヨタ・チームは今年も2台のマシンで戦うが、同じく元F1ドライバーである中嶋一貴とは別のマシンで、チームメイトはステファン・サラザンとマイク・コンウェイで、事実上アレクサンドル・ブルツの後任となる。
なお小林はチーム・ルマンから引き続き国内最高峰スーパー・フォーミュラにも参戦予定となっている。

小林は「WECのLMP1マシンはかなりのハイテク装備。
ある意味F1より進化していると言えるかも知れない。
市販車へのフィードバックという意味でもトヨタのために貢献したい」と意欲をみせた。
ちなみに小林のF1デビューは2009年、トヨタ・チームからだった。

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2016/02/04

ルノー・チーム、2016年の参戦体制を発表

Renault Taem (C)Renault Sport
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2011年以来、5年ぶりのワークス参戦となる新生ルノー・チームが、3日(水)フランス・パリのテクノセンターでF1体制発表会を開催した。

それによれば正式チーム名は『ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム』。
マシン名はこれまでの命名を踏襲した『RS16』になるという。
また2016年のレースドライバーには既報のようにケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)とジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)の二人を起用。
またリザーブドライバーにはフランス期待の若手エステバン・オコン(18歳:フランス)が指名された。
なお旧ロータス・チームの大株主だったジェニイ・キャピタルは今後も小株主としてチームの運営に参画していくとのこと。

同グループを率いるカルロス・ゴーン/CEOは「モータースポーツの魅力は、今でも愛好者と一般ドライバーを引きつけて止まないものだ。
われわれはそうしたことを踏まえ、多岐にわたるモータースポーツ活動をひとつの形にした。
言うまでもなくその核となるのがF1になる。
われわれはこのF1で得られた最新技術を市販車に活かして行きたいと考えている」と、述べた。

ルノー『RS16』の画像はこちら

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マグヌッセン、晴れてルノー正ドライバーに

Kevin Magnussen (C)Renault Sport
3日(水)、パリで2016年の体制発表会を行った新生ルノー・チームは、今季レースドライバーとしてケビン・マグヌッセン(前マクラーレン)とジョリオン・パーマー(前ロータス)、またリザーブドライバーにエステバン・オコン(18歳:フランス)の起用を正式発表した。

マクラーレン・チーム離脱後、一時はF1でのポジションを失っていたマグヌッセンだったが、すでに同チームドライバーに内定していたパストール・マルドナドが母国ベネズエラのスポンサー問題から契約解除となったため急浮上、ルノー・チームに救われた形となった。

マグヌッセンは2014年から2015年に掛けてマクラーレン・チームからF1参戦。
最高位はデビュー戦となった2014年オーストラリアGPの2位。
なお父親も元マクラーレン&スチュワートのF1ドライバー、ヤン氏だ。

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伊メディア、ウェーレインのマノー入り報じる

Pascal Wehrlein (C)Mercedes Motorsports
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まだ2016年のレースシートが確定していない唯一のチームであるマノー・チームに、ドイツの新鋭パスカル・ウェーレイン(21歳)が加入すると報じられた。

これはイタリアのモータースポーツ・サイト『オムニ・コルセ』が伝えたもので、報道の通りであれば事実上2016年の残りシートは同じくマノーのただ一つということになる。

メルセデスAMGチームに所属するウェーレインは昨季DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦、20歳の若さでみごと史上最年少タイトルを獲得している。

2016年シーズン、これまでのフェラーリから目下最強メルセデス・エンジンにスイッチが決まっているマノー・チームだが、エンジン・サプライヤーからの「ドライバー手配」に対し、マノー側はメルセデスに1千万ドル(約12億1千万円)を要求したと報じられていた。

なお残りのシートにはリオ・ハリアント(22歳:インドネシア)の名前が候補として上がっている。

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2016/02/03

ホンダ、12日に国内モータースポーツ体制発表へ

Powered by Honda (C)Honda Racing
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ホンダ(本田技研工業)は、2016年シーズンのモータースポーツ体制発表会を来たる12日(金)に行うことを明らかにした。

ただ今回の発表は国内が対象ということだが、国内4輪でホンダはトップカテゴリーであるスーパー・フォーミュラを始め、人気のスーパーGTに参戦する。
注目はF1直下のGP2シリーズで昨季チャンピオンを獲得したストッフェル・バンドーン(23歳:ベルギー)のスーパー・フォーミュラ参戦だ。
バンドーンはマクラーレン・ホンダに在籍した期待の若手ドライバーである。

なお海外では、F1には引き続きマクラーレンとのパートナーシップでアロンソ&バトンの手により参戦が決定。
また北米を中心とするインディカー・シリーズには佐藤琢磨(38歳)のフル参戦が確実になっている。

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ウィリアムズはゲイリー・パフェットを開発ドライバーに

Gary Paffett (C)McLaren Group
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ウィリアムズ・チームは2016年同チームの開発ドライバー(シミュレーター・テスト)として元マクラーレンのゲイリー・パフェット(34歳:イギリス)を起用することを明らかにした。

長くマクラーレン・チームでテストドライバーを務めたパフェットはそのパートナーだったメルセデスとの関係が深く、2005年には同チームから参戦したDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のチャンピオンにもなっている。
2014年、マクラーレン・チームがホンダと契約、メルセデスとの訣別を決めたことによりパフェットも長年在籍した同チームを離脱していた。

一方ウィリアムズ・チームはメルセデス・エンジンを搭載していて、両者の関係は良好だ。

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F・インディア、16歳の新人を開発ドライバーに

Nikita Mazepin (C)Force India F1 フォース・インディア・チームは、2016年の開発ドライバーとしてロシア出身のニキータ・マゼピンを指名したことを明らかにしている。

 

F1チームにおける開発ドライバーの役目を額面通りに判断すれば、豊富な経験が求められるのが当然だがマゼピンはまだ16歳。
これまでの参戦は2014年にCIK-FIA カートで2位、昨季フォーミュラ・ルノー2.0 NECでランキング12に留まり、F3の経験すらない。
またF1ドライバーは最低満18歳とレギュレーションに定められていることから、当然ことながら今年1年キャリアを積んでもまだ来年のF1デビューは見込めないことになる。

 

長期的視野に立った育成というよりは、今後拡大が見込まれるロシア市場の青田買いという意味合いが高そうだ。

 

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2016/02/02

新生ルノー、そのチーム名にも関心

Infiniti (C)Redbull Racing
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昨季までのロータス・チームを買収、事実上2011年以来のワークス参戦となるルノー・チームでは、明日3日(水)に2016年シーズンの体制発表会を行うことになっている。

注目のドライバー・ラインナップについて、これまで不安が伝えられていたパストール・マルドナド(前ロータス)の離脱が確実になったことにより、後任にはケビン・マグヌッセン(前マクラーレン)の就任が確実になった。

これにより、新たに焦点となっているのが登録チーム名。
前回はルノーの名前そのもので参戦していたが、今回は資金的なこともありタイトル・スポンサーが付くのではないかとみられているからだ。

すでにその候補には前レッドブル・レーシングのタイトル・スポンサーだった『インフィニティ』、またルノー系列で現在はケータハムが大株主であるスポーツカーブランド『アルピーヌ』の名前も挙げられているという。

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マルドナド(前ロータス)が白旗、今季シート喪失へ

Pastor Maldonado (C)Lotus F1 Team
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スポンサー問題のこじれから、今季ルノー・チームとの契約が危ういのでは、と伝えられた前ロータス・チームのパストール・マルドナド(30歳)だが、ルノー・チームの体制発表会を前に交渉を断念したことを自ら明らかにした。

ベネズエラ出身のマルドナドには『PDVSA』(国営ベネズエラ石油)という大きなスポンサーが付いていたが、近年続く原油安等の経営難から支援が途絶え苦境に陥っていると伝えられていたもの。

ルノー・チームは明日3日(水)に2016年のドライバー・ラインナップを発表する予定となっているが、これにより前マクラーレンのケビン・マグヌッセン(23歳:デンマーク)がジョリオン・パーマー(24歳:イギリス)と並ぶシートを獲得するのが確実とみられる。

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アゼルバイジャンGPもトワイライトレース

Baku Circuit Image
今年6月に初開催となるアゼルバイジャンGP(名称はヨーロッパGP)だが、これまた最近のレースの例に違わず夕方からスタートとなるいわゆるトワイライトレースになることがわかった。

FIA(国際自動車連盟)が公開したデータによれば、金曜日のフリー走行1回目は午後2時から、同じくフリー走行2回目は午後6時から。
また土曜日はフリー走行3回目が午後3時から、公式予選は午後6時から。
そして日曜日の決勝レースも公式予選と同じく午後6時からとなっている。

コースは首都バクーを舞台とする狭い市街地特設コースだが、特段追加の照明設備の予定はないという。
最大2時間のレース時間を考えるとレース終了は午後8時になるが、当地はこの時期午後9時過ぎまで明るいのでレースに問題はないとしている。

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2016/02/01

US-GP、エクレストン氏が開催にお墨付き

2015 USA-GP (C)Lotus F1 Team
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2012年、それまでのインディアナポリスから舞台を移しオースティンで行われているアメリカGP(US-GP)だが、地元テキサス州からの補助金が減額されることが決まり、2016年シーズンの開催が危ぶまれている。

報道では、地元自治体はこれまでよりグランプリへの助成金を20%カットすると通知したとされる。
加えて昨年のイベントでは折りからの暴風雨により観客収入が大幅にダウンしていて、主催者は窮地に追い込まれていたもの。

しかしこれについてF1開催に大きな影響力を持つFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン代表が「今年の開催に疑問を持っていない」と語ったことにより、関係者は一様に安堵の表情を浮かべているようだ。
ただ公式カレンダーでは同グランプリはまだ暫定扱いになっている。

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ジョリオン・パーマーのカーナンバーは『30』に

Jolyon Palmer (C)Lotus F1 Team
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今シーズン、ルノー・チームのレースドライバーに昇格が決まっているジョリオン・パーマーが、今季正式にカーナンバー『30』の登録が認められたことがわかった。

パーマーは昨季すでにフリー走行に参加した際にこの番号を使っていたが、FIA(国際自動車連盟)による昨年末の暫定エントリーリストにはまだ『TBC』(To be confirmed :未確認)であったことを考えれば本人にとってこの意味は大きい。

なおチームメイトについてはすでにパストール・マルドナドの名前が登録されているが不確実とする報道もあり、2月3日(水)に行われるとされる同チームの2016年体制発表会に注目が集まっている。

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アロンソ(マクラーレン)、0勝でも最高年棒

誰もが気に掛かるF1ドライバーの年収だが、イタリアのモータースポーツ・サイト『オムニ・コルセ』が昨年のF1ドライバーについて推定年棒を発表している。
それによる上位10名は以下の通り。

ただその契約形態はさまざまで、またこの他に個別のスポンサー収入もある。
あくまでもこれは外部からの推定で、メディアによってもかなり金額は異なることが必至だ。

Rank Team Driver Pound Yen
1 マクラーレン アロンソ 2,788万 48億0千万
2 メルセデス ハミルトン 2,177万 37億4千万
3 フェラーリ ベッテル 2,100万 36億1千万
4 メルセデス ロズベルグ 1,283万 22億1千万
5 マクラーレン バトン 810万 13億9千万
6 フェラーリ ライコネン 520万 8億9千万
7 レッドブル リカルド 382万 6億6千万
8 ウィリアムズ マッサ 305万 5億2千万
9 F・インディア ヒュルケンバーグ 275万 4億7千万
10 ウィリアムズ ボタス 229万 3億9千万

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