新井康久氏(ホンダ)、突然のF1プロジェクト総責任者退任
新井康久(ホンダ)(C)Honda Racing
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昨シーズン、マクラーレン・チームとのパートナーシップのもとF1復帰を果たしたホンダでF1プロジェクト総責任者を務めてきた新井康久氏が今月末で退任することがわかった。
現在F1合同テストが行われているバルセロナ・サーキットで会見に応じた新井氏は、退任は定年が理由であると説明している。
「私は現在59歳。
60歳の定年を迎えるため退任することになったもの。
これはホンダでは決められたことで、ごく通常のケース。
ただ、今回のタイミングについては私の判断ではなく、会社が決めたものだ。
シーズンが始まる前の今は、(責任者交代に)ベストな時期なのではないか」と、語った。
ただこれについて他チームの関係者には首を傾げる向きも多いようだ。
公表された同氏の生年月日は1957年の2月で、現在59歳なのは確かだが、60歳になるのは来年2月のこと。
つまり同氏が定年を迎えるのは今シーズンが終了してからということになる。
またこの規則があるホンダでも、重要な役員に就いている場合には一時延長されるのが通例という。
疑問が深まるばかりの交代劇だが、後任にはかつてBARホンダのプロジェクトでF1ワークを経験した長谷川祐介氏が就くと発表された。
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