F1エンジン・メーカー、価格引き下げで合意へ
Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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かねてその高騰した価格が問題視されてきたF1パワーユニットだが、カスタマー用のエンジン価格についてこれまでより低価格で供給する方向で合意がまとまったことが伝えられた。
これについてまだFIA(国際自動車連盟)から正式発表はないものの、関係者の説明によれば現在F1にパワーユニットを供給する4つのメーカー(メルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダ)は、いずれもカスタマーチームに対し1シーズンあたり1200万ユーロ(約15億4000万円)の価格で揃えることが合意されたとのこと。
(唯一ホンダは単独チームへのサプライヤー)
これはFIAのジャン・トッド会長、そしてFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏らの強い主導のもと行われたものだが、これまでこの倍近い金額で供給してきたとされるサプライヤー側にとって(いずれも大規模な自動車メーカーとはいえ)大きな負担増になりそうだ。
なおこれにより、独立系エンジンの供給というアイデアは消滅することが確実となった。
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