デ・ラ・ロサ、「マクラーレン・ホンダ2016年復活」に懐疑的
Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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かつて1980年代から90年代に掛けてF1で無敵の黄金時代を築いたマクラーレン&ホンダのコンビだが、23年ぶりの復活を遂げた2015年シーズンの戦績は期待外れの苦いものに終わった。
両者はその戦闘力を改善すべく全力で開発に当たっているとみられるが、かつてマクラーレン・チームでレースドライバーやテストドライバーを務めたペドロ・デ・ラ・ロサ(44歳:スペイン)は、その成果にいささか悲観的な分析をしているようだ。
「正直、マクラーレンほどのチームがこれだけ苦戦するとは予想していなかった。
しかし考えてみればこの日進月歩の厳しいF1の世界で、長くF1から離れた東洋の果てのメーカーにすべてを託したのには無理があったんだ。
せめてホンダが最新の技術を導入するため他に救いの手を求めれば良かったが、彼らは自身の哲学によりそれもしなかったからね。
今はもちろん2016年に向けて戦力アップを図っていると思うが、(現在のレギュレーションでは)いきなり浮上するのは不可能だろう。
彼らはいま2017年に向けて開発を進めるべき。
さもないと再び手遅れになりかねないよ」
また「今年も同じことが繰り返されれば、(タイトル獲得に必須な)アロンソを失うことにもなりかねない」、と警告した。
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