FIA世界モータースポーツ評議会、 2016年Formula One用の新タイヤレギュレーションを承認 (ピレリ)
2016Pirelli Ultra Soft Tyre (C)Pirelli Motorsport
2016 新タイヤレギュレーション
・各グランプリで3種類のコンパウンドが使用可能に
・グランプリ週末用のタイヤ選択、準備、使用方法の詳細を発表
2015年12月3日、ミラノ
昨日(12月2日)、FIA世界モータースポーツ評議会は、2016年Formula One用の新タイヤレギュレーションを正式に承認しました。
新レギュレーション
・新レギュレーションはスリックタイヤのみに適用される。インターミディエイトおよびウェットタイヤに関するルールの変更は無い。
・紫のマーキングが施されたウルトラソフトコンパウンドの導入により、スリックコンパウンドは全5種類から構成される。
レース週末前のタイヤ選択と準備
・FIAと協議の上、ピレリは各グランプリ用に3種類のコンパウンドを選択し、各チームに伝える。
・フリー走行、予選、決勝で使用可能なタイヤセットの合計は、現行の13セットのまま。・ピレリは、決勝用のタイヤ2セットを選択する。また、最も軟らかいコンパウンド1セットは、予選Q3のみで使用するように温存しておかなければならない。
・ピレリが選択する決勝用のタイヤ2セットは、レース週末用に選択された3種類のコンパウンド中の2種類のコンパウンドから構成される。この2セットは、全チーム共通となる。
・残りの10セットは、レース週末用に選択された3種類のコンパウンドから各チームが自由に選択することができる。
・各チームは、ピレリが定める期限までにタイヤを選択する必要がある。各チームによる選択は、FIAを通じてピレリに報告され、レース週末用に製造するタイヤ種類が決定する。各マシンが選択したタイヤは、決勝の2週間前まで公開されない。各チームが期限までにタイヤを選択しなかった場合、タイヤ選択はFIAによって行われる。
・各マシン用のタイヤ選択決定後、FIAは現行通り、バーコードによるランダムなタイヤの割り当てを行う。
・各チームは、マシンごとにタイヤを選択できる。したがって、チーム内のドライバー間で異なるタイヤのアロケーションとなる可能性がある。
・各タイヤは、現行通り、サイドウォール上のカラーマーキングで識別される。
レース週末中
・各チームは、下記のスケジュールに従ってタイヤを返却する必要があるが、返却するタイヤの種類はチームによって決定可能。
FP1開始40分後に1セット
FP1終了後に1セット
FP2終了後に2セット
FP3終了後に2セット
・ピレリが選択した決勝用のタイヤ2セットをフリー走行時に返却することはできず、決勝で少なくともそのうちの1セットを使用しなければならない。使用するセットの決定は各チームに委ねられる。
予選終了後、現行通り、Q3まで残ったトップ10ドライバーは、Q3用に選択された最も軟らかいコンパウンドを返却しなければならず、Q2での自己ベストタイム計測時に使用していたタイヤを決勝のスタート時に装着しなければなりません。トップ10以外のドライバーは、Q3での使用を指定されたタイヤを決勝で使用することができます。
ピレリジャパン・プレスリリース
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