メルセデスAMG勢、順位逆転は相手のミス待ち
Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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結果だけみればフロントロウからスタートしたメルセデスAMG勢が終始レースをコントロールして1-2フィニッシュという危なげのない今季17戦中の14勝目という最高のリザルトになったが、当のドライバーにとっては1位でフィニッシュするか2位でのフィニッシュになるかは大違い。
しかしほぼ同じレース戦略を採る同チームにおいてはレース中の逆転は相当困難なことのようだ。
首位のロズベルグを終始数秒差で追い続けたハミルトンは、「近づくとダウンフォースが失われるので容易にオーバーテイクするまで近寄れなかった」と、その背景を説明した。
さらに今回のロドリゲス・サーキットは高い路面温度(スタート時すでに56度)もあり、ブレーキの冷却にも気を遣わなければならない状況。
オーバーテイクのチャンスだったリスタートもロズベルグが無難に制し、タイヤの選択や交換時期も同じだったことから、チャンスは相手のドライビングミスに絞られたが、ロズベルグがコースオフした直後にハミルトンも同様にコースから外れる、というハミルトンにとっては残念な結果に終わった。
ただ今季これまでロズベルグの4勝に対しハミルトンは10勝と圧倒している。
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