アロンソ(マクラーレン)、1周タイヤは「儀式」
Fernando Alonso (C)McLaren Group
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パワーユニット本体を始め、多くの関連コンポーネンツを交換、実にグリッド25番降格という大きなペナルティを覚悟で臨んだメキシコGP決勝レースだったが、マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソはいきなりオープニングラップでレースを終えた。
これについてアロンソは「レース前からトラブルはわかっていた」と、その背景を明らかにした。
「昨日のうちにエンジンに問題があることがわかり、それが今朝には特定されたんだ。
MGU-Hがちゃんと機能していないことがね。
でももうレースまでに交換する時間がなかったので、リタイヤを覚悟でグリッドに着くしかなかったんだ。
おそらく1周しかできないことは覚悟でね。
これは熱心に駆け付けてくれたメキシコのファンへの敬意だよ」と、語る。
MGU-HはMGU(Motor Generator Unit:電動機/発電ユニット)の熱エネルギー回生システムを指す。
なお無粋なことを付け加えるならば、決勝レースに出走しなかった場合とたとえ1周でも実際に走ってリタイヤした場合とではFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)からの賞金に大きな差がある。
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