大波乱のロシアGPはハミルトン(メルセデス)優勝
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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11日(日)午後、ロシアGPの決勝レースが行われた。
天候は晴れ、路面はドライコンディション、スタート直前の気温は18度、路面温度は27度と報告されている。
なお前日のフリー走行でクラッシュしたサインツ(トロ・ロッソ)は決勝レース出走を許可されている。
スタート直後、スピンしたヒュルケンバーグ(フォース・インディア)にエリクソン(ザウバー)が接触して共に大破。
いずれもマシンはコース上にストップしたためオープニングラップからセーフティカー導入となった。
再開後、トップを走るロズベルグ(メルセデス)がスロットルの異常を訴え、結局ピットガレージに戻り痛恨のリタイヤとなった。
さらに11周目、7位を走っていたグロージャン(ロータス)が3コーナーでクラッシュして再びセーフティカー導入となった。
45周目にはサインツ(トロ・ロッソ)がブレーキトラブルからクラッシュ、リタイヤした。
続いてリカルド(レッドブル)もトラブルかマシンを止めた。
ラスト1周前には3位のペレス(フォース・インディア)をボタス(ウィリアムズ)とライコネン(フェラーリ)が相次いでオーバーテイクしたものの最終ラップにこの両者が接触、再び順位を落とすこととなった。
53ラップのレースを終え、トップでチェッカーフラッグを受けたのはハミルトン(メルセデス)。
前戦日本GPに続く勝利で今季9勝目、自身通算42勝目を飾った。
5.9秒差で2位にベッテル(フェラーリ)、3位は順位を取り戻したペレス(フォース・インディア)で今季最高位、今年初開催となるメキシコGPへ弾みをつけた。
4位マッサ(ウィリアムズ)、5位ライコネン(フェラーリ)、6位クビアト(レッドブル)、7位ナスル(ザウバー)、8位マルドナド(ロータス)、9位バトン(マクラーレン)、10位アロンソ(マクラーレン)で辛くもマクラーレン・ホンダはW入賞となった。
以下、11位フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、12位ボタス(ウィリアムズ)、13位メルヒ(マノー)、14位スティーブンス&メルヒ、15位リカルド(レッドブル)でここまでが完走扱い。
リタイヤはサインツ(トロ・ロッソ)、グロージャン(ロータス)、ロズベルグ(メルセデス)、ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、そしてエリクソン(ザウバー)の5台だった。
なおファイナルラップでのライコネンとボタスの接触事故は審議対象となっていて、このためコンストラクターズ・タイトルの結着はまだ不明だ。
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