フェラーリ、王者レッドブルへの供給も「余裕」
Maurizio Arrivabene (C)Ferrari S.p.A
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メルセデス社の取締役会がレッドブル・レーシングへのエンジン供給を否定したことで、ルノーと訣別した場合のレッドブル・レーシングの搭載エンジンはフェラーリ製が最有力とみられている。
しかし2010年から4年連続でタイトルを総なめにした強力なライバル・チームにエンジンを供給することについて、フェラーリ内部からも心配する声がない訳ではない。
これについて同チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、「確かにレッドブルにはエイドリアン・ニューイなど優れたデザイナーがいて、彼らが開発するマシンはいつも高い戦闘力を発揮してきた。
そんなライバルに自らのエンジンを供給するなんて馬鹿だ、と言う声は私の耳にも聞こえているよ。
しかしわれわれにも優れたエンジニアはたくさんいて、とりわけエアロダイナミックスでは決して他に負けていないと自負している。
そもそも正々堂々の勝負を避けるなんて、そんなのは跳ね馬チームの精神ではないよ」と、表向きは余裕の表情。
ただメルセデスもそうであるように、ワークスとカスタマーでは仕様が異なるのはこの世界では当然のこでもある。
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