ドライコンディションの下、メルセデスがP Zeroホワイト・ミディアムでフロントロー独占 (ピレリ)
ニコ・ロズベルグ (C)Pirelli Motorsport
拡大します
2015 日本グランプリ 予選
・ハードとミディアム間の性能差は、ラップあたり約0.8秒
・決勝では、2ストップが主流になる見込み
2015年9月26日、鈴鹿
メルセデスのニコ・ロズベルグが、チームメイトのルイス・ハミルトンを0.076秒差で抑えてポールポジションを獲得しました。両ドライバーともに、P Zeroホワイト・ミディアムで自己ベストタイムを記録しました。Q3が残り36秒時点で赤旗のまま終了となったため、いずれのドライバーも2回目のランは完遂できず、1回目のランで最速タイムを記録したロズベルグのポールが確定しました。
メルセデスは、Q1で1分33秒台、Q2で1分32秒台を記録した唯一のチームとなり、予選全体を通して主導権を握っていました。Q1ではハミルトンが、Q2ではロズベルグが、それぞれセッション最速タイムを記録しました。
Q1では、メルセデス、フェラーリ、ウィリアムズの両ドライバー、レッドブルのダニエル・リカルドが、ハードタイヤのみでQ2へ進出しました。ハードタイヤ使用ドライバーがQ1のトップ4を占めました。Q2以降は、全ドライバーがミディアムタイヤを使用しました。18のチャレンジングなコーナーを有する鈴鹿で、ミディアムはハードよりもラップあたり約0.8秒速くなっています。
明日の決勝もドライコンディションであれば2ストップが主流になると予測されますが、雨の可能性もあります。
決勝開始時刻は、今日の予選開始時刻よりも1時間早い14時です。
ロズベルグは、午前中に行われた最終フリー走行(FP3)でもミディアムタイヤで最速タイムを記録しました。金曜日にドライ走行ができなかったことで、FP3は多忙なセッションとなり、多くのチームが重い燃料を搭載してロングランに集中していました。
ピレリジャパン・プレスリリース
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「ドライバーたちは、鈴鹿で両コンパウンドの性能を最大限に引き出すことに成功し、この魅力的なサーキットで、ミディアムタイヤのスピードのアドバンテージを活かしていました。可能性は低いですが、明日もドライが続けば、2ストップが主流になるでしょう。昨日の雨のせいで、午前中のFP3ではドライバーたちは大忙しでした。鈴鹿では、複数の戦略の選択肢を用意しておく必要があります。各チームは、決勝でのアドバンテージを得るタイヤ戦略を構築すべく、今晩入念にデータを分析することでしょう」
ピレリの戦略予測:
予選前のドライ走行がFP3のみに限定されたことから、金曜日がドライコンディションのレース週末と比較すると、各チームには戦略を計算するためのデータが不足しています。この点が決勝の全体像を把握する作業に影響を及ぼすかもしれません。53周で争われる日本グランプリの決勝では、2ストップが予想されます。
最速の2ストップ戦略:
ミディアムでスタート、16~18周でミディアムへ、33~35周でハードへ交換。
3ストップも可能ですが、スピードでは劣ります。雨の可能性もあるため、迅速に対応できるようにしておく必要があります。
| 固定リンク
最近のコメント